JP3438881B2 - ニューマチックケーソンのアンカーハッチおよびピアケーソン - Google Patents

ニューマチックケーソンのアンカーハッチおよびピアケーソン

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JP3438881B2
JP3438881B2 JP2001227012A JP2001227012A JP3438881B2 JP 3438881 B2 JP3438881 B2 JP 3438881B2 JP 2001227012 A JP2001227012 A JP 2001227012A JP 2001227012 A JP2001227012 A JP 2001227012A JP 3438881 B2 JP3438881 B2 JP 3438881B2
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哲也 杉江
博 保坂
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大豊建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニューマチックケ
ーソンのアンカーハッチおよびピアケーソンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術をニューマチックケーソンの1
工法であるピアケーソン工法について説明する。
【0003】このピアケーソン工法は、ケーソン構築時
に橋脚躯体も同時に構築し、ケーソンと一体に沈設する
工法である。このため、止水壁が不要となり、ケーソン
の最小寸法が小さくなる。
【0004】図6はピアケーソン工法でのマテリアルシ
ャフトの従来技術を示す縦断面図である。
【0005】この図6に示すピアケーソン工法におい
て、ケーソン本体1は躯体側壁2と、これの下端部に形
成された作業室3と、この作業室3を確保するために構
築された天井スラブ4と、躯体側壁2の上部に設けられ
た頂板5と、この頂板5の上部に形成された橋脚躯体6
とを有している。前記橋脚躯体6は、躯体側壁2よりも
断面積が小さく形成されている。
【0006】このピアケーソン工法では掘削土砂の搬出
および資材の搬出・搬入用のマテリアルシャフト8と、
作業員昇降用のマンシャフト(図示せず)とを備えてい
る。
【0007】前記マテリアルシャフト8は、マテリアル
ロック9と、シャフト組み立て体と、アンカーリング1
8と、ボトムドア19とを有している。
【0008】前記マテリアルロック9は、ハッチ11を
有する上ロック10と、送気バルブおよび排気バルブ
(いずれも図示せず)を有する短シャフト12と、ハッ
チ14を有する下ロック13とを備えて構成されてい
る。
【0009】前記シャフト組み立て体は、複数のシャフ
ト15を、シャフトフランジ16の個所においてボルト
等で結合することにより多段に接続して構成されてい
る。また、シャフト組み立て体は前記橋脚躯体6と頂板
5にわたって貫設されたシャフト穴7に挿通されてい
る。そして、このシャフト組み立て体はマテリアルロッ
ク9の下部に連結されている。なお、符号D1はシャフ
ト穴径を示す。
【0010】前記アンカーリング18は、天井スラブ4
に設けられている。このアンカーリング18は、前記シ
ャフト組み立て体の下端部に、アンカーフランジ17の
個所でボルト等で結合することにより連結されている。
【0011】前記ボトムドア19は、2分割等に分割さ
れている。そして、このボトムドア19はシャフト15
を継ぎ足して延長する艤装時に、クレーン等のワイヤ2
0で吊り下げて作業室3内に搬入され、分割片の接合面
をボルト等で一体に組み立てられる。この組み立てられ
たボトムドア19は、クレーン等のワイヤ20で吊り上
げられ、アンカーリング18の下端部に当接され、固定
金物(図示せず)で固定されている。
【0012】次に、前記従来のピアケーソン工法でのボ
トムドア19の艤装方法を説明する。
【0013】まず、上ロック10のハッチ11を閉め、
作業室3とシャフト組み立て体とマテリアルロック9の
内部を大気圧よりも高圧に加圧する。
【0014】ついで、下ロック13のハッチ14を閉
め、短シャフト12内に設けられた排気バルブを開放
し、短シャフト12の内部を大気圧まで減圧する。
【0015】そして、上ロック10のハッチ11を開放
し、2分割等に分割されたボトムドア19の分割片を、
地上等に設置されたクレーン等にワイヤ20で吊り下
げ、短シャフト12内に降ろす。
【0016】次に、上ロック10のハッチ11を閉め、
短シャフト12内に設けられた送気バルブを開放し、短
シャフト12の内部を、シャフト組み立て体と作業室3
の内部と同気圧になるまで加圧する。
【0017】ついで、下ロック13のハッチ14を開
き、分割されたボトムドア19の分割片をクレーンのワ
イヤ20で吊り下げ、作業室3内に搬入する。
【0018】続いて、作業室3内に搬入されたボトムド
ア19の分割片を接合面で突き合わせ、その接合面をボ
ルト等で結合し、1つのボトムドア19に組み立てる。
【0019】そして、一体化されたボトムドア19を、
クレーン等のワイヤ20で吊り上げ、天井スラブ4に設
けられているアンカーリング18の下端部に当接させ、
固定金物(図示せず)で固定し、ワイヤ20を外しても
落下しないようにする。
【0020】この状態で、マテリアルシャフト8の内部
を短シャフト12内に設けられた排気バルブで大気圧ま
で減圧する。これにより、作業室3内とマテリアルシャ
フト8内の圧力差の作用で、ボトムドア19がアンカー
リング18に密着し、固定される。
【0021】次に、上ロック10のハッチ11と、下ロ
ック13のハッチ14を開く。また、ボトムドア19を
吊り上げているワイヤ20をボトムドア19から外し、
ワイヤ20を地上へ引き上げる。
【0022】ついで、シャフト15と下ロック13を接
続しているシャフトフランジ16のボルトを外し、シャ
フト組み立て体とマテリアルロック9とを切り離す。そ
して、シャフト組み立て体から切り離したマテリアルロ
ック9を、クレーン等で地上に仮置きする。
【0023】次に、新たに継ぎ足すべきシャフトを、シ
ャフト組み立て体の上部のシャフト15上に載置し、シ
ャフトフランジ16の個所でボルトにより結合し、シャ
フト組み立て体を延長する。ついで、延長したシャフト
組み立て体の上部のシャフト15に、地上に仮置きして
いたマテリアルロック9を載置し、再びシャフトフラン
ジ16の個所でボルトにより結合する。
【0024】続いて、クレーン等のワイヤ20をボトム
ドア19の位置まで降ろし、ワイヤ20でボトムドア1
9を懸吊し、ボトムドア19の固定金物を外す。
【0025】そして、上ロック10のハッチ11を閉
め、短シャフト12に設けられた送気バルブを開放し、
マテリアルロック9とシャフト組み立て体の内部を、作
業室3の内部と同気圧になるまで加圧する。
【0026】次に、アンカーリング18からボトムドア
19を外す。ついで、ワイヤ20でボトムドア19を吊
り下げ、作業室3内に仮置きし、そのボトムドア19を
分割する。その後、ボトムドア19の分割片をクレーン
等によりワイヤ20で地上等まで吊り上げ、地上等に設
置して艤装を終了する。
【0027】そして、橋脚躯体6の上部に、コンクリー
ト打設用型枠(図示せず)を組み立て、生コンクリート
を打設する。
【0028】以下、同様に開閉体であるボトムドア19
の開閉作業を含むマテリアルシャフト8の艤装作業を繰
り返し、かつ作業室3の地盤Gを掘削し、ケーソンを沈
下させて行く。
【0029】ケーソンの沈下完了後、作業室3内に生コ
ンクリートを打設し、コンクリート硬化後、ケーソン内
を大気圧と同圧とする。アンカーフランジ17のボルト
をはずし、マテリアルシャフト8とマテリアルロック9
をシャフト穴7から地上に引き出し、艤装を終了する。
【0030】なお、作業室3の天井高さは工事の制約
上、2.0〜2.3m程である。また、掘削土砂を搬出
する土砂バケットには、通常高さ1.3m、外径約φ
1.1mのものを使用する。
【0031】一方、土砂バケットを通過させるためのマ
テリアルシャフト8のシャフト15の外径D1は、ケー
ソンの構造上の問題等によりφ1.8mとなっている。
【0032】他方、ボトムドア19の代わりに従来のロ
ックをアンカーリング18とマテリアルシャフト8の間
に挿入すると、従来ロックの外径は約φ2.2mであ
り、前記シャフト15の外径D1は1.8mであるた
め、工事完了後、従来のロックをシャフト穴7から引き
抜くことは不可能である。このため、コストアップを招
いていた。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来の
ピアケーソン工法ではボトムドア19の設置について、
作業工数が多く、しかも作業が複雑で、長時間を要する
問題があった。
【0034】また、ケーソンの寸法や工事の制約上、マ
ンシャフトとマテリアルシャフトを1本のシャフトで兼
用するマン・マテ共用シャフトを設置する場合がある。
【0035】しかし、従来のピアケーソン工法における
マン・マテ共用シャフトの艤装のごとくボトムドアを設
置する技術では、作業室3内での有害ガス発生時やケー
ソンの過沈下時等、非常時における緊急避難が阻害され
るおそれがあった。
【0036】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、作業工数が少なく、かつ
作業が簡単で工期を短縮でき、さらには安全に艤装作業
を行い得るニューマチックケーソンのアンカーハッチを
提供することにある。
【0037】また、本発明の他の目的は、作業室内での
有害ガス発生時やケーソンの過沈下時等の非常時に容易
に緊急避難を行い得るニューマチックケーソンのアンカ
ーハッチを提供することにある。
【0038】さらに、本発明の他の目的は、前記機能を
持ったアンカーハッチを備えたニューマチックケーソン
のピアケーソンを提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、ニューマチックケーソンの作業室
部に設置するアンカーハッチ31,62であって、この
アンカーハッチ31,62の内部に1枚の平面から見て
略円形をなし、上部がゆるやかに湾曲した形状のハッチ
35,66を設け、ハッチ35,66を開閉するジャッ
キをアンカーハッチ31,62内壁面に縦方向に沿って
略平行に配置し、アンカーハッチ31,62の中心とハ
ッチ35,66の中心を偏心させて配置し、かつ前記ジ
ャッキのピストンロッド40,71の先端にはクランク
41,72が設けられ、このクランク41,72にクラ
ンク軸42,73が設けられ、このクランク軸42,7
3にクランクアーム43,74の一端が設けられ、この
クランクアーム43,74の他端は前記ハッチ31,6
6の下面中心部に連接部48,79とピン49,80を
介し取り付けられ、かつ前記クランクアーム43、74
には前記ハッチ35,66)の稼働範囲調節用のアジャ
スタ50,81が設けられ、前記ジャッキのピストンロ
ッド40,71の伸縮により前記クランク41,72、
クランク軸42,73を回転させ、前記クランクアーム
43,74を介し前記ハッチ35,66を開閉させる
成としている。
【0040】また、前記目的を達成するため、本発明で
はニューマチックケーソンの作業室上部に設置するア
ンカーハッチ31,62であって、このアンカーハッチ
31,62のハッチ35,66ないしは内壁に作業員昇
降設備ないしはバケットガイド85を配置している。
【0041】さらに、前記目的を達成するため、本発明
ピアケーソンは前述のごとく構成したアンカーハッチ
1,62を備えて構成している。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0043】図1〜図3は本発明の実施例1を示すもの
で、図1はピアケーソン工法でのマテリアルシャフトの
縦断正面図、図2は図1に示すマテリアルシャフトの要
部の拡大縦断正面図、図3は図2のX−X線横断面図で
ある。
【0044】これら図1〜図3に示す実施例1におい
て、ケーソン本体1は従来のものと同様、躯体側壁2
と、これの下部に形成された作業室3と、この作業室3
の天井スラブ4と、躯体側壁2の上部に設けられた頂板
5と、この頂板5の上部に形成された橋脚躯体6とを備
えている。
【0045】前記橋脚躯体6から頂板5に貫通させて、
シャフト穴21が設けられている。このシャフト穴21
の穴径D2は、後述のアンカーハッチ31の外径D3よ
りもやや大径に形成されている。また、シャフト穴21
とアンカーハッチ31とは、同一中心線O1−O1上に
設けられている。
【0046】ところで、この実施例1ではケーソン本体
1にマンシャフト(図示せず)と、マテリアルシャフト
22とが立設されている。前記マンシャフトは、従来の
ものと同様につき、説明を省略する。
【0047】前記マテリアルシャフト22は、マテリア
ルロック23と、シャフト組み立て体と、ハッチ35を
有するアンカーハッチ31と、ハッチ35の開閉装置3
8と、アンカーリング53等を備えて構成されている。
【0048】前記マテリアルロック23は、ハッチ25
を有する上ロック24と、送気バルブおよび排気バルブ
(いずれも図示せず)を有する短シャフト26と、ハッ
チ28を有する下ロック27とを備えている。
【0049】前記シャフト組み立て体は、複数のシャフ
ト29をシャフトフランジ30の個所でボルトで結合す
ることにより、多段に接続して構成されている。また、
シャフト組み立て体は前記橋脚躯体6と頂板5にわたっ
て貫設されたシャフト穴21に挿通され、前記マテリア
ルロック23の下部に連結されている。
【0050】前記アンカーハッチ31は、天井スラブ4
の上部に設置されている。このアンカーハッチ31は、
前記シャフト穴21の穴径D2よりもやや小さい外径D
3に形成されていて、シャフト穴21を通過し得るよう
に形成されている。また、このアンカーハッチ31はシ
ャフト組み立て体の最下部のシャフト29に設けられて
いるシャフトフランジ30に、アンカーハッチ31に設
けられたアンカーハッチフランジ32を当接させ、ボル
ト33で結合した結合構造により、シャフト組み立て体
に連結されている。さらに、このアンカーハッチ31の
内部における上部には、略円形に形成されたハッチ受け
リング34が固定されており、このハッチ受けリング3
4の下面にはパッキン受け36が設けられている。そし
て、アンカーハッチ31の外周の一部にはハッチの開閉
装置取り付け用のスペースが確保されている。このた
め、前記ハッチ受けリング34はシャフト穴21とアン
カーハッチ31の中心線O1−O1とはハッチの開閉装
置取り付け用のスペースの反対側寄りに偏心した中心線
O2−O2上に設けられている。
【0051】前記ハッチ35は、閉じた状態で前記ハッ
チ受けリング34の下部に重なる平面から見て略円形に
形成されている。また、図1、図2に示すように、上部
はゆるやかに湾曲した形状になっている。このハッチ3
5には、閉じた状態における上面にパッキン37が設け
られている。このパッキン37は、ハッチ35が閉じた
状態で、ハッチ受けリング34に設けられているパッキ
ン受け36に密接に当接するようになっている。また、
ハッチ35の中心部には開閉装置38との連接部48が
設けられている。そして、このハッチ35は閉じた状態
において、シャフト穴21とアンカーハッチ31の中心
線O1−O1に対して偏心した中心線O2−O2上に位
置するように設けられている。
【0052】前記ハッチ35の開閉装置38は、操作盤
(図示せず)と、油圧ユニット(これも図示せず)と、
ジャッキとしての油圧シリンダ39と、これに嵌挿され
たピストンロッド40と、クランク41およびクランク
軸42ならびにクランクアーム43の組と、アジャスタ
50等を備えている。
【0053】前記操作盤は、地上またはシャフト内に設
置されており、油圧ユニットに指令を送り、油圧シリン
ダ39におけるピストンロッド40の伸長側ポートと、
収縮側ポートとに選択的に圧油を供給するようにしてお
り、油圧シリンダ39を遠隔操作する。
【0054】前記油圧シリンダ39は、アンカーハッチ
31の壁面と略平行に配置され、かつ下ブラケット44
にピン45を介して揺動可能に支持されている。この油
圧シリンダ39は、油圧ユニットに接続され、かつアン
カーハッチ31に形成されたハッチの開閉装置取り付け
用のスペースの上部に固定されたホース引き出し口51
から引き出された油圧ホース52を通じて供給される圧
油により、ピストンロッド40を伸縮動作させる。
【0055】前記クランク41は、ピン46を介してピ
ストンロッド40に結合され、このピストンロッド40
により回動動作される。
【0056】前記クランク軸42は、上ブラケット47
に回動自在に支持されている。
【0057】前記クランクアーム43は、ハッチ35に
設けられた連接部48とピン49を介して連接されてい
る。
【0058】前記アジャスタ50は、クランクアーム4
3にねじ作用を介して調節可能に設けられている。そし
て、このアジャスタ50はハッチ受けリング34に対す
るハッチ35の密着性を適正に保持するため、ハッチ3
5の稼働範囲を調節し得るようになっている。
【0059】前記アンカーリング53は、ハッチ受けリ
ング34と、閉じた状態でのハッチ35の中心線O2−
O2上に配置され、かつ天井スラブ4に貫通させて設置
されている。そして、このアンカーリング53は前記ア
ンカーハッチ31の下部に、内フランジ方式のアンカー
フランジ54と、長ボルト55とを介して着脱自在に結
合されている。
【0060】前記各シャフト29と、アンカーハッチ3
1と、アンカーリング53の内部には、それぞれ土砂バ
ケット56のバケットガイド57が設けられている。
【0061】前述のごとく構成されたマテリアルシャフ
ト22は、次のように操作され、作用する。
【0062】まず、作業室3の地盤Gを掘削し、ケーソ
ンを沈下させる作業時には、アンカーハッチ31内に設
けられたハッチ35を開いた状態にセットする。
【0063】前記ハッチ35を図2に実線で示す閉じた
状態から開操作するときは、ハッチ35の開閉装置38
を次のように操作する。
【0064】つまり、操作盤から油圧ユニット(いずれ
も図示せず)に指令を送り、油圧ホース52を通じて油
圧シリンダ39におけるピストンロッド40の伸長側ポ
ートに圧油を送り、油圧シリンダ39によりピストンロ
ッド40を伸長させる。
【0065】前記ピストンロッド40を伸長させると、
クランク41およびクランク軸42ならびにクランクア
ーム43の組が図2において反時計方向に回動し、クラ
ンクアーム43に連接部48を介して連接されたハッチ
35を同じく反時計方向に略90°回動させ、図2に仮
想線で示すように開いた状態にセットする。
【0066】前述のごとく、アンカーハッチ31内のハ
ッチ35を開いた状態で、作業室3の地盤Gの掘削土砂
を土砂バケット56に入れ、その土砂バケット56をア
ンカーリング53、アンカーハッチ31、シャフト組み
立て体およびマテリアルロック9を通じて地上に引き上
げ、排土する。
【0067】作業室3の地盤Gの掘削作業が進んでケー
ソンを沈下させた後、シャフト29を継ぎ足すときは、
次のようにして行う。
【0068】まず、アンカーハッチ31内のハッチ35
を閉じる。ハッチ35を図2に仮想線で示す開いた状態
から閉じるときは、油圧ユニットから油圧ホース52を
通じて油圧シリンダ39におけるピストンロッド40の
収縮側ポートに圧油を供給し、ピストンロッド40を収
縮させる。
【0069】前述のごとく、ピストンロッド40を収縮
させると、クランク41およびクランク軸42ならびに
クランクアーム43の組が図2において時計方向に回動
し、これによりハッチ35がハッチ受けリング34の下
部に向かって回動し、やがてハッチ受けリング34に設
けられたパッキン受け36に、ハッチ35に設けられた
パッキン37が密着した状態で、ハッチ35が図2に実
線で示すように閉じられる。
【0070】なお、前記クランクアーム43に設けられ
たアジャスタ50により、あらかじめハッチ受けリング
34に対するハッチ35の密着性を適正に調節してお
く。
【0071】ついで、マテリアルロック23の短シャフ
ト26に設けられている排気バルブ(図示せず)を開放
し、シャフト組み立て体と、マテリアルロック23の内
部を大気圧まで減圧する。
【0072】その後、シャフト組み立て体の最上部のシ
ャフト29と、マテリアルロック23の下ロック27と
を連結しているシャフトフランジ30のボルトをはず
し、シャフト組み立て体とマテリアルロック23とを切
り離す。そして、切り離したマテリアルロック23をク
レーン等で地上に仮置きする。
【0073】次に、新たに継ぎ足すシャフト29をシャ
フト組み立て体の最上部に設置し、シャフトフランジ3
0の個所でボルトにより結合する。
【0074】ついで、継ぎ足されたシャフト29の上部
に、前記仮置きされたマテリアルロック23をクレーン
等で載置し、マテリアルロック23の下ロック27と、
新たに継ぎ足されたシャフト29とをシャフトフランジ
30の個所でボルトにより結合する。
【0075】続いて、上ロック24のハッチ25を閉
め、短シャフト26に設けられた送気バルブ(図示せ
ず)を開放し、マテリアルロック23とシャフト組み立
て体の内部を、作業室3内と同気圧になるまで加圧す
る。
【0076】そして、作業室3の地盤Gの掘削、ケーソ
ンの沈下作業を再開するときは、ハッチ35の開閉装置
38を前述したところと同様に動作させ、ハッチ35を
開いた状態にセットし、マテリアルシャフト22の艤装
を終了する。
【0077】次に、橋脚躯体6の上部にコンクリート打
設用型枠(図示せず)を組み立て、生コンクリートを打
設する。
【0078】以下、前述のアンカーハッチ31内のハッ
チ35の開閉操作およびシャフト組み立て体の延長作業
を含むマテリアルシャフト22の艤装手順を繰り返すこ
とにより、作業室3の地盤Gの掘削、ケーソンの沈下作
業を行う。
【0079】前述の作業室3の地盤Gの掘削、ケーソン
の沈下作業を繰り返し、ケーソンを所定の深度まで沈下
させ、作業室3の地盤Gの掘削を完了する。
【0080】作業室3の地盤Gの掘削完了後、作業室3
内に生コンクリートを打設する。
【0081】その後、マテリアルシャフト22内を大気
圧まで減圧し、アンカーハッチ31内に作業員が入り、
このアンカーハッチ31とアンカーリング53とを結合
している内フランジ方式のアンカーフランジ54の個所
で、長ボルト55を緩め、アンカーハッチ31とアンカ
ーリング53を分離する。
【0082】そして、クレーン等でアンカーハッチ31
と、シャフト組み立て体と、マテリアルロック23を地
上に引き上げ、艤装を完了する。
【0083】以上説明したところからも分かるように、
この実施例1によれば、作業室3の地盤掘削・ケーソン
の沈下作業の進行に伴うシャフト組み立て体の延長作業
時、シャフト組み立て体の延長後、作業室3の地盤掘削
・ケーソンの沈下作業の再開時、作業室3内に生コンク
リートを打設後、アンカーハッチ31とアンカーリング
53との分離作業時共、ハッチ35の開閉装置38を遠
隔操作し、アンカーハッチ31内のハッチ35を開閉操
作することによって目的とする作業を行うことができる
ので、従来技術に比較して、作業工数を大幅に削減で
き、かつ作業を簡単に行うことができ、さらには艤装作
業を安全に行うことができる。
【0084】また、この実施例1ではハッチ35の開閉
装置38を構成しているクランクアーム43にねじ作用
を利用したアジャスタ50により、アンカーハッチ31
に設けられたハッチ受けリング34に対するハッチ35
の密着性を適正に調節することができる。
【0085】次に、図4および図5は本発明の実施例2
を示すもので、図4はピアケーソン工法でのマン・マテ
共用シャフトの要部の拡大縦断正面図、図5は図4のY
−Y線縦断側面図である。
【0086】これら図4および図5に示す実施例2で
は、工事の制約からマンシャフトとマテリアルシャフト
とを1本のシャフトにまとめたマン・マテ共用シャフト
59を立設している。
【0087】前記マン・マテ共用シャフト59は、マン
・マテ共用ロック(図示せず)と、シャフト組み立て体
と、ハッチ66を有するマン・マテ共用アンカーハッチ
62と、ハッチ66の開閉装置69と、マン・マテ共用
アンカーリング82等を備えて構成されている。
【0088】前記マン・マテ共用ロックは、図1に示す
実施例1のマテリアルロック23と同様につき、説明を
省略する。
【0089】前記シャフト組み立て体は、複数のシャフ
ト60をシャフトフランジ61の個所でボルトにより結
合し、多段に接続して構成されているが、図面では最下
部のシャフト60のみ示されている。また、シャフト組
み立て体は橋脚躯体と頂板にわたって貫設されたシャフ
ト穴58に挿通され、前記マン・マテ共用ロックの下部
に連結されている。そして、シャフト組み立て体は図4
に示すマン・マテ共用シャフト59とシャフト穴58の
中心線O3−O3上に設置されている。
【0090】前記マン・マテ共用アンカーハッチ62
は、アンカーハッチフランジ63と、ハッチ受けリング
65と、ハッチ66等を備えている。このマン・マテ共
用アンカーハッチ62の外径D5は、前記シャフト穴5
8の穴径D4よりもやや小径に形成されていて、マン・
マテ共用アンカーハッチ62はシャフト穴58を通過し
得るようになっている。また、マン・マテ共用アンカー
ハッチ62のハッチ受けリング65と、閉じた状態での
ハッチ66とは、マン・マテ共用シャフト59とシャフ
ト穴58の中心線O3−O3からハッチ66の開閉装置
69の取り付け位置とは反対側に偏心した中心線O4−
O4上に形成されていて、マン・マテ共用アンカーハッ
チ62の外周の一部にハッチ66の開閉装置69の取り
付け用のスペースが確保されている。そして、マン・マ
テ共用アンカーハッチ62は天井スラブ4の上部に設置
され、かつ前記マン・マテ共用シャフト59とシャフト
穴58の中心線O3−O3上に配置され、シャフト組み
立て体の最下部のシャフト60の下部に、シャフトフラ
ンジ61とアンカーハッチフランジ63を重ねてボルト
64で結合した結合構造を介してシャフト組み立て体の
下部に連結されている。
【0091】前記ハッチ受けリング65は、略円形に形
成されている。このハッチ受けリング65の下面には、
パッキン受け67が設けられている。
【0092】前記ハッチ66は、閉じた状態で前記ハッ
チ受けリング65の下部に重なる略円形に形成されてい
る。このハッチ66には、閉じた状態における上面にパ
ッキン68が設けられている。このパッキン68は、ハ
ッチ66が閉じた状態で、ハッチ受けリング65に設け
られているパッキン受け67に密接に当接するようにな
っている。また、ハッチ66の中心部には開閉装置69
と連接するための連接部79が設けられている。
【0093】前記ハッチ66の開閉装置69は、前記図
1に示す実施例1と同様、操作盤(図示せず)と、油圧
ユニット(これも図示せず)と、ジャッキとしての油圧
シリンダ70と、これに嵌挿されたピストンロッド71
と、クランク72およびクランク軸73ならびにクラン
クアーム74の組と、アジャスタ81等を備えている。
【0094】前記操作盤は、地上またはシャフト内に設
置されている。この操作盤は、油圧ユニットに指令を送
り、油圧シリンダ70におけるピストンロッド71の伸
長側ポートと、収縮側ポートとに選択的に圧油を供給す
るようにし、油圧シリンダ70を遠隔操作する。
【0095】前記油圧シリンダ70は、マン・マテ共用
アンカーハッチ62の壁面と略平行に配置され、かつ下
ブラケット75にピン76を介して揺動可能に支持され
ている。この油圧シリンダ70は、油圧ホース(図示せ
ず)を通じて油圧ユニットに接続され、この油圧ユニッ
トから供給される圧油により、ピストンロッド71を伸
縮動作させる。
【0096】前記クランク72は、ピン77を介してピ
ストンロッド71に結合され、このピストンロッド71
により回動操作される。
【0097】前記クランク軸73は、上ブラケット78
に回動自在に支持されている。
【0098】前記クランクアーム74は、ハッチ66に
設けられた連接部79とピン80を介して連接されてい
る。
【0099】前記アジャスタ81は、クランクアーム7
4に調節自在に設けられている。このアジャスタ81
は、ねじ作用を利用してハッチ受けリング65に対する
ハッチ66の密着性を適正に調節し得るようになってい
る。
【0100】前記マン・マテ共用アンカーリング82
は、ハッチ受けリング65と、閉じた状態でのハッチ6
6の中心線O4−O4上に配置され、かつ天井スラブ4
に貫通させて設置されている。しかして、このマン・マ
テ共用アンカーリング82は前記マン・マテ共用アンカ
ーハッチ62の下部に、内フランジ方式のアンカーフラ
ンジ83と、長ボルト84とを介して着脱自在に結合さ
れている。
【0101】前記各シャフト60の内部には、バケット
ガイド85と、作業員用の昇降設備としての梯子86と
が付設されている。また、前記マン・マテ共用アンカー
ハッチ62の内部には、複数本のリングバー88を多段
に掛け渡したバケットガイド87と、作業員用の昇降設
備であるステップ89とが付設されている。さらに、前
記マン・マテ共用アンカーリング82の内部には、バケ
ットガイド85と、梯子86とが付設されている。
【0102】なお、土砂バケット56を図4中に仮想線
で示す。
【0103】前述のごとく構成されたマン・マテ共用シ
ャフト59では、マン・マテ共用ロック(図示せず)と
作業室3間を作業員が昇降するとき、または作業室3の
地盤掘削・ケーソンの沈下作業時等に際して、マン・マ
テ共用アンカーハッチ62内に設けられたハッチ66を
図4,図5に実線で示すように開いた状態にセットす
る。
【0104】そして、作業室3の地盤掘削・ケーソンの
沈下後、シャフト組み立て体に新たにシャフト60を継
ぎ足す等の作業時には、前記ハッチ66を図4に仮想線
で示すように閉じる。
【0105】前記ハッチ66を図4,図5に実線で示す
開いた状態から、図4に仮想線で示す閉じた状態にセッ
トするときは、ハッチ66の開閉装置69を次のように
操作する。
【0106】すなわち、前記開閉装置69の油圧シリン
ダ70におけるピストンロッド71の収縮側ポートに圧
油を供給し、ピストンロッド71を収縮させる。このよ
うに、ピストンロッド71を収縮させると、クランク7
2およびクランク軸73ならびにクランクアーム74の
組が図4において時計方向に回動し、これによりハッチ
66がハッチ受けリング65の下部に向かって回動し、
やがてハッチ受けリング65に設けられたパッキン受け
67に、ハッチ66に設けられたパッキン68が密着
し、ハッチ66が閉じられる。
【0107】所要の作業終了後、再びハッチ66を開け
るときは、前記開閉装置69の油圧シリンダ70におけ
るピストンロッド71の伸長側ポートに圧油を供給す
る。ピストンロッド71の伸長側ポートに圧油を供給す
るに伴い、ピストンロッド71が伸長し、クランク72
およびクランク軸73ならびにクランクアーム74の組
が図4において反時計方向に回動し、ハッチ66が図4
に仮想線で示す閉じた状態から略90°回動操作され、
図4に実線で示す開いた状態にセットされる。
【0108】そして、作業室3内での有害ガス発生時
や、ケーソンの過沈下時等の非常事態が発生したとき
は、作業員が作業室3から梯子86やステップ89等の
昇降設備を利用することによって、マン・マテ共用シャ
フト59内に移動したことを確認のうえ、マン・マテ共
用アンカーハッチ62の開閉装置69を速やかに作動さ
せ、ハッチ66を閉じ、ケーソンから容易に脱出し、緊
急避難することができる。
【0109】この実施例2における他の作用について
は、前記実施例1と同様である。
【0110】なお、実施例1および実施例2共、ハッチ
の開閉装置には油圧を利用するものに限らず、他の流体
圧を利用してもよく、または電動でもよく、要は地上ま
たはシャフト内に設置された操作盤からの遠隔操作によ
り、ハッチを確実に開閉操作できるものであればよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではニュー
マチックケーソンの作業室上部に設置するアンカーハッ
チであって、このアンカーハッチの内部に1枚の略円形
のハッチを設け、ハッチを開閉するジャッキをアンカー
ハッチ内壁面に略平行に配置し、アンカーハッチの中心
とハッチの中心を偏心させて配置しており、作業室の地
盤掘削・ケーソンの沈下作業の進行に伴うシャフト組み
立て体の延長作業時、シャフト組み立て体の延長後、作
業室の地盤掘削・ケーソンの沈下作業の再開時、作業室
内に生コンクリートを打設後、アンカーハッチとアンカ
ーリングとの分離作業時に際して、ハッチの開閉装置を
遠隔操作し、アンカーハッチ内のハッチを開閉操作する
ことによって目的とする作業を行うことができるので、
作業工数を大幅に削減でき、かつ作業を簡単に遂行で
き、工期を短縮することができ、したがってコストダウ
ンを図り得る効果があり、さらには艤装作業を安全に行
い得る効果がある。また、ハッチの形状は上部がゆるや
かに湾曲した簡易形状であり、かつハッチを開閉させる
クランクアームにはアジャスタが設けられているため、
ハッチの稼働範囲を微調整でき、ハッチの密着性を適正
に調整することができる。
【0112】また、本発明ではニューマチックケーソン
の作業室上部に設置するアンカーハッチであって、この
アンカーハッチのハッチないしは内壁に作業員昇降設備
ないしはバケットガイドを配置しており、作業室内での
有害ガス発生時や、ケーソンの過沈下時等の非常事態が
発生したときは、作業員が作業室からシャフト内に移動
したことを確認のうえ、ハッチの開閉装置を作動させ、
ハッチを閉じ、昇降設備を利用して作業員がケーソンか
ら容易に脱出できるので、非常時に容易に緊急避難し得
る効果がある。
【0113】さらに、本発明では前記アンカーハッチを
備えて構成しているので、前記アンカーハッチの機能を
活かしたピアケーソンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示すもので、ピアケーソン
工法でのマテリアルシャフトの縦断正面図である。
【図2】同マテリアルシャフトの要部の拡大縦断正面図
である。
【図3】図2のX−X線横断面図である。
【図4】本発明の実施例2を示すもので、ピアケーソン
工法でのマン・マテ共用シャフトの要部の拡大縦断正面
図である。
【図5】図4のY−Y線縦断側面図である。
【図6】ピアケーソン工法での従来のマテリアルシャフ
トを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーソン本体 2 躯体側壁 3 作業室 4 天井スラブ 5 頂板 6 橋脚躯体 21 シャフト穴 22 マテリアルシャフト 23 マテリアルロック 29 シャフト 31 アンカーハッチ 34 ハッチ受けリング 35 ハッチ 38 ハッチの開閉装置 39 ジャッキとしての油圧シリンダ 53 アンカーリング 57 バケットガイド 58 シャフト穴 59 マン・マテ共用シャフト 60 シャフト 62 マン・マテ共用アンカーハッチ 65 ハッチ受けリング 66 ハッチ 69 ハッチの開閉装置 70 ジャッキとしての油圧シリンダ 82 マン・マテ共用アンカーリング 85 バケットガイド 86 作業員の昇降設備としての梯子 87 バケットガイド 89 作業員の昇降設備としてのステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−107369(JP,A) 特開2001−152460(JP,A) 特公 平4−5096(JP,B2) 特公 昭54−14405(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 23/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニューマチックケーソンの作業室(3)
    上部に設置するアンカーハッチ(31,62)であっ
    て、このアンカーハッチ(31,62)の内部に1枚の
    平面から見て略円形をなし、上部がゆるやかに湾曲した
    形状のハッチ(35,66)を設け、ハッチ(35,6
    6)を開閉するジャッキをアンカーハッチ(31,6
    2)内壁面に縦方向に沿って略平行に配置し、アンカー
    ハッチ(31,62)の中心とハッチ(35,66)
    中心を偏心させて配置し、かつ前記ジャッキのピストンロッド(40,71)の先
    端にはクランク(41,72)が設けられ、このクラン
    ク(41,72)にクランク軸(42,73)が設けら
    れ、このクランク軸(42,73)にクランクアーム
    (43,74)の一端が設けられ、このクランクアーム
    (43,74)の他端は前記ハッチ(31,66)の下
    面中心部に連接部(48,79)とピン(49,80)
    を介し取り付けられ、かつ前記クランクアーム(43、
    74)には前記ハッチ(35,66)の稼働範囲調節用
    のアジャスタ(50,81)が設けられ、前記ジャッキ
    のピストンロッド(40,71)の伸縮により前記クラ
    ンク(41,72)、クランク軸(42,73)を回転
    させ、前記クランクアーム(43,74)を介し前記ハ
    ッチ(35,66)を開閉させることを 特徴とするニュ
    ーマチックケーソンのアンカーハッチ。
  2. 【請求項2】 ニューマチックケーソンの作業室上部に
    設置するアンカーハッチであって、このアンカーハッチ
    のハッチないしは内壁に作業員昇降設備ないしはバケッ
    トガイドを配置したことを特徴とする請求項1記載のニ
    ューマチックケーソンのアンカーハッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のニューマチック
    ケーソンのアンカーハッチを備えたことを特徴とするニ
    ューマチックケーソンのピアケーソン。
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