JP3438393B2 - 圧延材の巻取り制御方法 - Google Patents

圧延材の巻取り制御方法

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JP3438393B2
JP3438393B2 JP06779995A JP6779995A JP3438393B2 JP 3438393 B2 JP3438393 B2 JP 3438393B2 JP 06779995 A JP06779995 A JP 06779995A JP 6779995 A JP6779995 A JP 6779995A JP 3438393 B2 JP3438393 B2 JP 3438393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機からの圧延材を
ピンチロールを介して巻取り機へ巻き取る際に、巻き取
られた圧延材の送り速度Vfに比べて前記ピンチロール
の周速Vrを抑えることで、前記ピンチロールと巻取り
機との間にある圧延材を緊張させ、圧延材を前記巻取り
機に巻き付けるための張力を得るようにした圧延材の巻
取り制御方法に係り、特に、ピンチロールを作用させな
がら圧延材を巻取り機に好ましく巻き上げると共に、同
時に、ピンチロールの接触部で発生してしまう擦り疵、
又、ピンチロールの異常摩耗低減を図ることができる圧
延材の巻取り制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来から用いられる圧延材の巻
取り装置の構成を示すブロック図である。
【0003】この図6において、圧延材1は、図中左方
から右方へと送られ、最終段の仕上圧延スタンドSTを
通過した後、ピンチロールPRを作用させながら巻取り
機MDへと巻き取られる。該巻取り機MDと、前記ピン
チロールPRとは、それぞれ、電動機M1及び速度発電
機TG1、電動機M2及び速度発電機TG2が取り付け
られている。前記電動機M1及びM2は、前記巻取り機
MDあるいは前記ピンチロールPRを駆動する動力源で
ある。又、前記速度発電機TG1及びTG2は、前記巻
取り機MDや前記ピンチロールPRの回転速度を検出す
るためのセンサとして用いられる。
【0004】このような巻取り装置に取り付けられ、制
御する巻取り制御装置は、演算装置OP1、OP3、O
P4と、リミッタ装置LMTと、速度制御装置ASR2
及びASR3と、電動機電流制御装置ACRと、アナロ
グ加算器A11〜A15とにより構成されている。
【0005】又、このような巻取り制御装置に対して、
速度指令信号SPと、張力指令信号Tと、圧延状態信号
MLとが入力されている。まず、前記速度指令信号SP
は、最終的に前記巻取り機MDへ巻き取られる前記圧延
材1の送り速度Vfを設定する。前記張力指令信号T
は、前記ピンチロールPRと前記巻取り機MDとの間に
ある前記圧延材1の張力であり、従って前記巻取り機M
Dへ巻き付けられる前記圧延材1の後方張力を設定す
る。前記圧延状態信号MLは、前記圧延材1の尾端が最
終段の前記仕上圧延スタンドSTを通過する以前である
か以後であるかに応じた信号である。前記圧延材1の尾
端が前記仕上圧延スタンドSTを通過する以前には、該
圧延状態信号MLは、前記アナログ加算器A15にあっ
て、前記演算装置OP3を経て入力される前記張力指令
信号Tを打ち消すような値であり、該圧延状態信号ML
によって前記アナログ加算器A15の出力は減小され
る。一方、前記圧延材1の尾端が前記仕上圧延スタンド
STを通過した後には、該圧延状態信号MLの大きさは
調整され、これによって、通過以前に比べて前記アナロ
グ加算器A15の出力は大きくなる。
【0006】又、このような巻取り制御装置における前
記巻取り機MD及び前記ピンチロールPRの速度制御
は、次のようになされる。
【0007】即ち、まず前記巻取り機MDの速度制御
は、外部から入力される前記速度指令信号SPに従っ
て、前記演算装置OP1と、前記速度制御装置ASR3
と、前記電動機電流制御装置ACRと、前記アナログ加
算器A11及びA12とを用いたフィードバック制御と
なる。ここで、前記演算装置OP1は、前記圧延材1が
前記巻取り機MDへ巻き取られるに連れ増加する当該巻
取り機MDの直径の増加をも加味して、前記速度発電機
TG1の出力に応じた該巻取り機MDの周速Vmを求め
る。該周速Vmは、前記圧延材1の送り速度Vfと考え
ることができる。前記アナログ加算器A12は、前記速
度指令信号SPと前記周速Vmとの偏差を求める。前記
速度制御装置ASR3及び前記電動機電流制御装置AC
Rによって、該偏差に応じて前記電動機M1が制御さ
れ、前記巻取り機MDの周速が前記速度指令信号SPに
一致するようフィードバック制御される。
【0008】次に、前記ピンチロールPRの速度制御
は、前記速度指令信号SPに従って、前記アナログ加算
器A13及びA14と、前記速度制御装置ASR2とを
用いたフィードバック制御となる。特に、前記アナログ
加算器A14は、前記アナログ加算器A13を経て入力
される前記速度指令信号SPと、前記速度発電機TG2
で検出されるピンチロールPRaの周速Vrとの偏差を
求める。又、該偏差に応じて前記速度制御装置ASR2
は前記電動機M2を駆動するため、このようにして前記
ピンチロールPRaの回転速度のフィードバック制御が
なされる。
【0009】一方、このような巻取り制御装置における
張力制御は次のようにしてなされる。
【0010】まず、前記ピンチロールPRと前記巻取り
機MDとの間における前記圧延材1の張力は、前記巻取
り機MDへ巻き取られる前記圧延材1の送り速度Vf
(=Vm)に比べて前記ピンチロールPRの周速Vrを
抑えることで発生される。又、このような張力によっ
て、前記圧延材1は前記巻取り機MDへと巻き付けられ
る。なお、このような張力を、以降、巻き付け張力と称
する。
【0011】ここで、このように該張力が発生されるこ
とを前提として、外部から入力される前記張力指令信号
Tは、前記巻取り機MDの速度制御にあって、前記アナ
ログ加算器A11によって前記周速Vmが増加するよう
加味される。一方、前記ピンチロールPRの速度制御に
あっては、前記アナログ加算器A13によって、該張力
指令信号Tは前記周速Vrを減小させるよう加味され
る。このように該張力指令信号Tを前記巻取り機MDの
速度制御及び前記ピンチロールPRの速度制御に加味す
ることで、該張力指令信号Tの大きさに応じた、前記巻
き付け張力、即ち、巻き取られる前記圧延材1の後方張
力が得られる。ここで、前記リミッタ装置LMTは、前
記巻き付け張力が異常に大きな張力やあるいは不都合が
生じるほど小さな張力となってしまうことを防止するた
めに設けられている。
【0012】ここで、このような巻取り制御装置にあっ
て、前記圧延状態信号MLに応じて、前記圧延材1の尾
端が前記仕上圧延スタンドSTを通過する以前であるか
否かに応じて、張力の大きさが制御される。
【0013】即ち、まず前記圧延材1が前記仕上圧延ス
タンドSTに噛み込まれている間には、前記アナログ加
算器A15において、比較的大きな値の前記圧延状態信
号MLが、前記演算装置OP3を経て入力される前記張
力指令信号T2から減算されるため、前記演算装置OP
4以降への張力指令の大きさは抑えられる。従って、前
記ピンチロールPRは無張力制御(ゼロ電流制御)とな
る。この間にあっては、前記圧延材1を噛み込んでいる
前記仕上圧延スタンドSTと、該圧延材1を巻き取って
いる前記巻取り機MDとによって、該圧延材1を該巻取
り機MDへ巻き付けるための張力が得られている。
【0014】次に前記圧延材1の尾端が前記仕上圧延ス
タンドSTを通過すると、該圧延材1は仕上圧延スタン
ドSTに噛み込まれていない状態となる。すると、該仕
上圧延スタンドSTにて、前記圧延材1を前記巻取り機
MDへ巻き付けるための張力を得ることはできない。こ
の後にあっては、前記圧延状態信号MLの大きさは小さ
くされるため、前記巻取り機MDへ巻き取られる前記圧
延材1の前記送り速度Vfに比べて、前記ピンチロール
PRの前記周速Vrが抑えられる。これによって、前記
ピンチロールPRと前記巻取り機MDとの間にある前記
圧延材1が緊張され、該圧延材1を前記巻取り機MDに
巻き付けるための張力が得られる。
【0015】図7は、このような従来の巻取り制御装置
における電動機電流のタイムチャートである。
【0016】この図7にあっては、前記図6に示した前
記巻取り機MDを駆動する前記電動機M1の動力電流の
タイムチャートが示されている。
【0017】該タイムチャートのまず時刻t1にあっ
て、前記圧延材1の先端が前記巻取り機MDに巻き付け
られる。すると、該圧延材1の巻取りが開始され、この
ための電動機電流が発生する。該時刻t1直後のピーク
電流を無視すれば、該圧延材1巻き上げ開始時の電動機
電流は約1820アンペアとなっている。この後、前記
圧延材1が前記巻取り機MDへ巻き付けられ、これに伴
って該巻取り機MDの直径が増加するに連れ、前記電動
機M1の電動機電流は漸次増加する。
【0018】ここで、時刻t2にあって、前記圧延材1
の尾端が前記仕上圧延スタンドSTを通過する。する
と、前記巻取り機MDの電動機電流は漸次減小する。特
に、前記圧延材1が完全に巻き取られてしまう時刻t3
とt4との間では、該巻取り機MDの電動機電流は非常
に低下している。
【0019】
【発明が達成しようとする課題】ここで、前記圧延材1
の尾端が前記仕上圧延スタンドSTを通過した後、該圧
延材1を前記巻取り機MDへ巻き付けるための張力の大
きさは、次のような要因に依存している。まず、前述し
たように、該巻き付け張力は、巻き取られる前記圧延材
1の前記送り速度Vfに比べて、前記ピンチロールPR
の前記周速Vrが小さくなるほど増大する。又、該巻き
付け張力は、前記圧延材1を挟み込んでいる前記ピンチ
ロールPRa及びPRbによる押付力が大きくなるほど
増大する。
【0020】このため、例えば、前記ピンチロールPR
a及びPRbによる押付力が増大すると、前記圧延材1
の断面形状や、前記ピンチロールPRa及びPRbの摩
耗クラウン形状によって、前記圧延材1の走行が蛇行し
て、前記巻取り機MDに巻き取られたコイルが、例えば
筍状となってしまう。あるいは、逆に、前記ピンチロー
ルPRa及びPRbの押付力が小さくなると、前記巻き
付け張力が低下してしまうため、いわゆる巻き緩みが生
じてしまう。
【0021】又、何等かの原因で前記ピンチロールPR
a及びPRb間の押付力が低下してしまうと、前記巻き
付け張力が低下してしまう。このような張力低下に対し
て、前記図6の巻取り制御装置は、前記巻取り機MDの
周速Vmをより上昇させ、一方、前記ピンチロールPR
の前記周速Vrをより低下させる。この際、前記巻取り
機MDの回転速度には上限が設けられているため、該巻
取り機MDの回転速度が暴走してしまうことはない。し
かしながら、このように張力を得るために前記巻取り機
MDの前記周速Vmが上昇され、従って前記圧延材1の
前記送り速度Vfも上昇され、一方、前記ピンチロール
PRの前記周速Vrがより低下されてしまうと、前記圧
延材1に対する前記ピンチロールPRの接触部分にて、
スリップによる擦り疵が増大してしまう。
【0022】図7は、前述の従来の巻取り制御装置のス
リップ率のタイムチャートである。
【0023】この図7にあっては、前記送り速度Vf及
び前記周速Vrにあって、次式で定義されるスリップ率
Rのタイムチャートが示されている。
【0024】R=(Vf−Vr)/Vf …(1)
【0025】ここで、該図7のt1、t2及びt4は、
それぞれ、前記図8の同符号に対応する。該図7にあっ
て、特に時刻t1〜t2の間では、前記圧延材1を前記
巻取り機MDに巻き付けるための張力は、前記仕上圧延
スタンドSTと前記巻取り機MDとの回転速度差(厳密
には周速差)によって得られるため、前記ピンチロール
PRはほぼ前記圧延材1の送り速度Vfと同一の前記周
速Vrで回転している。従って、この時刻t1〜t2の
間、前記スリップ率Rはほぼゼロとなっている。
【0026】この後、時刻t2にあって、前記圧延材1
の尾端が前記仕上圧延スタンドSTを通過すると、前記
巻き付け張力は前記周速Vrと前記送り速度Vfとの較
差によって前記ピンチロールPRで発生する必要があ
る。このため、該時刻t2以降、前記スリップ率Rが発
生している。
【0027】特に、最終的に前記圧延材1が全て前記巻
取り機MDへ巻き付けられる時刻t4付近では、前記ス
リップ率Rが30%程度まで上昇してしまっている。こ
の結果、前記巻取り機MDに巻き取られた前記圧延材1
の表面には多くの擦り疵が発生してしまい、品質や歩留
りが低下してしまう。又、このように前記スリップ率R
が上昇してしまうと、単に前記圧延材1の表面の擦り疵
の問題だけでなく、前記ピンチロールPRの異常摩耗を
発生させてしまい、突発的に該ピンチロールPRを交換
しなければならなくなり、設備操業上問題となってしま
う。
【0028】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、ピンチロールを作用させながら圧延
材を巻取り機に好ましく巻き上げると共に、同時に、ピ
ンチロールの接触部で発生してしまう擦り疵、又、ピン
チロールの異常摩耗の低減を図ることができる圧延材の
巻取り制御方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を達成するための手段】本発明は、圧延機からの
圧延材をピンチロールを介して巻取り機へ巻き取る際
に、巻き取られる圧延材の送り速度Vfに比べて前記ピ
ンチロールの周速Vrを抑えることで、前記ピンチロー
ルと巻取り機との間にある圧延材を緊張させ、圧延材を
前記巻取り機に巻き付けるための張力を得るようにした
圧延材の巻取り制御方法において、圧延材に対する前記
ピンチロールの接触部での、前記送り速度Vfと前記周
速Vrとの較差により生じるスリップの増加に応じて、
該スリップにより生じる圧延材表面の疵発生量が非線形
に立ち上がる特性を予め把握しておき、又、前記スリッ
プの増減に応じた、前記接触部での摩擦係数の変化の特
性を予め把握しておき、これらの特性に基づいて、前記
疵発生量が非線形に立ち上がらない範囲で、且つ、要求
される強度の前記張力を得るための前記摩擦係数を保つ
ことのできる範囲で、前記スリップの大きさを制御する
ことで、前記課題を達成したものである。
【0030】又、前記圧延材の巻取り制御方法におい
て、前記送り速度Vf及び前記周速Vrを用いて、スリ
ップ率Rを{R=(Vf−Vr)/Vf}で定義し、圧
延材がフェライト系ステンレス材の場合に、前記スリッ
プ率Rが3%以上6%以下となるように制御すること
で、特に擦り疵が発生し易く、又、みがき鋼板として用
いることが多く、このため発生した擦り疵がより問題と
なり易いフェライト系ステンレス材の圧延材にあって、
特に前記課題を達成したものである。
【0031】
【作用】図1は、フェライト系ステンレス材におけるス
リップ率と擦り疵不良発生率との関係を示すグラフであ
る。
【0032】この図1にあっては、圧延機からの圧延材
をピンチロールを介して巻取り機へ巻き取る際の、圧延
材に対する前記ピンチロールの接触部での、前記(1)
式で定義した前記スリップ率Rと、スリップにより生じ
る圧延材表面の擦り疵不良発生率との関係を示した、特
に圧延材がフェライト系ステンレス材の場合のグラフで
ある。該擦り疵不良発生率は、圧延材表面の疵発生量を
示すものであり、次式で定義される。
【0033】 (擦り疵不良発生率)=(疵発生数)/(圧延本数) …(2)
【0034】但し、上記(2)式では、0.15mm以
上の大きさの疵が発生しているコイルを疵発生コイルと
してカウントしている。従って、上記(2)式中の「疵
発生数」は、ある「圧延本数」(コイル数)にあって、
この様な疵発生コイルの本数である。
【0035】ここで、前記図1のグラフから見ると、符
号P1の如く、前記スリップ率Rがほぼ6%までは、擦
り疵不良発生率はほぼゼロである。又、スリップ率Rが
この6%から更に増加すると、これに伴って擦り疵不良
発生率も増加する。特に、符号P2で示す如く、前記ス
リップ率Rが10%を越えると、擦り疵不良発生率の増
加傾向はより激しくなる。
【0036】この様な特性となるのは、圧延材の熱間性
状が柔らかいためである。この様なものを熱間にピン
チロールを介して巻き取ると、この様な特性となる。本
発明はこのような点に着目してなされている。
【0037】又、本発明にあっては、前記スリップ率R
の増加に応じて、スリップにより生じる圧延材表面の疵
発生量が非線形に立ち上がる特性を予め把握しておく。
例えば、前記図1の符号P1やP2の位置を把握してお
く。又、圧延材を巻取り機に巻き付ける際には、実際の
前記スリップ率Rが前述のように疵発生量が立ち上がる
範囲以下となるようにしながら、ピンチロールを作用さ
せる。このようにすれば、ピンチロールの摩擦力を効果
的に作用させながら、圧延材を巻取り機に好ましく巻き
上げると共に、同時に、ピンチロールの接触部で発生し
てしまう擦り疵、又、ピンチロールの異常摩耗の低減を
図ることができる。
【0038】更に、本発明にあっては、図2に示すよう
な前記スリップ率Rと摩擦係数との関係に着目してなさ
れている。
【0039】この図2も、フェライト系ステンレス材の
圧延材に対してピンチロールを作用させた場合の、圧延
材に対するピンチロールの接触部での前記スリップ率R
と摩擦係数との関係を示したものである。この図2に示
す如く、前記スリップ率Rの増加に伴って、摩擦係数は
一時的に増加するものの、符号P4の箇所を頂点とし、
これ以上スリップ率Rが増加すると、逆に摩擦係数は減
小してしまう。例えば符号P3ではスリップ3%であ
り、符号P5ではスリップ率が6%であり、符号P3〜
P5のこの付近でピンチロールを作用させれば、より効
果的に前記巻き付け張力を発生させることができる。
【0040】従って、本発明にあっては、このような点
に着目し、まず、圧延材に対するピンチロールの接触部
におけるスリップの増減に応じて、該接触部での摩擦係
数の変化の特性を予め把握しておく。例えば、前記図2
のグラフのような特性プロフィールや、符号P3〜P5
のような特徴を把握しておく。又、実際にピンチロール
を用いて巻き付け張力を発生して圧延材を巻取り機に巻
き付ける場合には、予め把握されたこのような特性を考
慮し、必要な前記巻き付け張力を得ることができる摩擦
係数を保つことができる範囲で、前記スリップの大き
さ、即ち前記スリップ率Rを制御する。
【0041】従って、本発明によれば、ピンチロールを
作用させながら圧延材を巻取り機に好ましく巻き上げる
と共に、同時に、ピンチロールの接触部で発生してしま
う擦り疵、又、ピンチロールの異常摩耗の低減を図るこ
とが可能である。
【0042】なお、本発明において、スリップの大きさ
の数量的な把握方法を限定するものではなく、例えば、
前記(1)式で定義される前記スリップ率Rを用いるこ
とに限定されるものではない。これはあくまで表現上の
問題であり、例えば前記(1)式で定義される前記スリ
ップ率Rが例えば10%とされる場合、同等のスリップ
の大きさであれば、他の定義でスリップの大きさを表わ
しても良いことは言うまでもない。
【0043】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0044】図3は、本発明が適用された圧延材の巻取
り制御方法に基づく巻取り制御装置の実施例の構成を示
すブロック図である。
【0045】この図3にあって、仕上圧延スタンドST
を通過した圧延材1は、ピンチロールPRを経て巻取り
機MDへ巻き付けられる。まず、前記巻取り機MDは、
電動機M1で駆動され、その周速Vmは後述するように
演算装置OP1を用いながら前記速度発電機TG1で検
出される。又、前記ピンチロールPRは、PRa及びP
Rbで構成される。まず、前記ピンチロールPRaは、
電動機M2で駆動され、その周速Vraは速度発電機T
G2によって検出される。又、前記ピンチロールPR
は、電動機M3で駆動され、その周速Vrは速度発電
機TG3にて検出される。
【0046】このように前記ピンチロールPR及び前記
巻取り機MDで構成される巻取り装置を制御する巻取り
制御装置は、演算装置OP1及びOP2と、速度制御装
置ASR1〜ASR3と、微積分演算装置PIと、アナ
ログ加算器A1〜A4とにより構成されている。
【0047】又、このような巻取り制御装置に対して、
外部から、速度指令信号SPと、目標スリップ率信号S
Lとが入力されている。前記速度指令信号SPは、前記
巻取り機MDへ巻き付けられる前記圧延材1の送り速度
Vfを外部から設定する。又、前記目標スリップ率信号
SLは、前記圧延材1に対して接触する前記ピンチロー
ルPRの接触部での、前記(1)式で定義されるスリッ
プ率Rを外部から設定する。なお、該目標スリップ率信
号SLからは、前記圧延材1の尾端が前記仕上圧延スタ
ンドSTを通過する以前の、該圧延材1が仕上圧延スタ
ンドSTに噛み込まれている間、ほぼゼロの値が入力さ
れる。一方、前記圧延材1の尾端が前記仕上圧延スタン
ドSTを通過した後には、該目標スリップ率信号SLか
らは、3〜6%程度の前記スリップ率Rが設定される。
【0048】実施例にあって前記巻取り機MDの速度
制御は、前記速度指令信号SPを指令値とする比較的単
純なフィードバック制御である。
【0049】即ち、まず、前記速度発電機TG1で検出
された値に応じて、前記演算機OP1は前記巻取り機M
Dの周速Vmを検出する。この際、該演算装置OP1
は、前記圧延材1が前記巻取り機MDに巻き付けられる
に連れ増加する、該巻取り機MDの直径の増加をも考慮
しながら、該巻取り機MDの周速Vmを検出する。又、
前記アナログ加算器A1は、外部から入力される前記速
度指令信号SPと、前記演算装置OP1で求められた前
記周速Vmとの偏差を求める。又、前記速度制御装置A
SR1は、該偏差に応じて前記電動機M1の動力電力を
制御する。このようにして、前記速度指令信号SPを指
令値とし、又前記速度発電機TG1から得られる信号を
フィードバック値とする、前記周速Vmのフィードバッ
ク制御がなされる。なお、該周速Vmは、前記圧延材1
の送り速度Vfと等しい。
【0050】一方、前記ピンチロールPRでは、前記目
標スリップ率信号SLを指令値とする、スリップ率Rの
フィードバック制御がなされる。
【0051】まず、前記演算装置OP2は、前記演算装
置OP1で得られた前記周速Vm(=Vf)と、前記速
度発電機TG3で検出される前記ピンチロールPRbの
周速Vrとに基づいて、前記(1)式を用いて実際の前
記スリップ率Rを求める。前記アナログ加算器A4は、
前記目標スリップ率信号SLと、実際の前記スリップ率
Rとの偏差を求める。前記微積分演算装置PIは、該偏
差のフィードバック制御を行う際の、微積分演算を行
う。このような微積分演算によって、前記スリップ率R
のフィードバック制御の応答性又安定度の向上が図られ
る。該微積分演算装置PIからは、実際の前記スリップ
率Rが前記目標スリップ率信号SLに一致するような、
前記ピンチロールPRa及びPRbの回転速度が出力さ
れる。
【0052】従って、前記ピンチロールPRa及び前記
ピンチロールPRbでは、それぞれ、このように前記微
積分演算装置PIで求められた目標となる周速Vrと実
際の周速が一致するよう、フィードバック制御を行う。
具体的には、まず前記ピンチロールPRaにあって、前
記アナログ加算器A2は前記周速Vrの目標値と実際の
値との偏差を求め、前記速度制御装置ASR2は該偏差
に応じ前記電動機M2を制御する。一方、前記ピンチロ
ールPRbにあっては、前記アナログ加算機A3は前記
周速Vrの目標値と実際の値との偏差を求め、前記速度
制御装置ASR3は該偏差に従って前記電動機M3を制
御する。
【0053】図4は、本実施例の巻取り機の電動機電流
のタイムチャートである。この図4又後述する図5にお
いて、時刻t1〜t4は、前述した前記図7又前記図8
の同符号のものに対応する。
【0054】まず、時刻t1で前記圧延材1の先端が前
記巻取り機MDに巻き付けられると、該巻取り機MDの
前記電動機M1の電動機電流は1820アンペア弱まで
上昇する。この後、前記巻取り機MDへ前記圧延材1が
巻き付けられるに連れ、又これに伴なって該巻取り機M
Dの直径が増大するに連れ、前記電動機M1の電動機電
流は漸次増大する。
【0055】この後、時刻t2では、前記圧延材1の尾
端が前記仕上圧延スタンドSTを通過する。従って、該
時刻t2以降、前記圧延材1は前記仕上圧延スタンドS
Tには挟み込まれていない。この時刻t2以降では、前
記巻き付け張力は前記ピンチロールPRを作用させるこ
とで得られる。なお、該時刻t2以前では、前記巻き付
け張力は前記仕上圧延スタンドSTと前記巻取り機MD
との間で発生されていた。又、該時刻t2以降では、前
記電動機M1の電動機電流は漸次減小する。更に、時刻
t4で全ての前記圧延材1が前記巻取り機MDへ巻き取
られると、前記電動機M1の電動機電流はゼロとなる。
【0056】図5は、本実施例におけるピンチロールの
接触部でのスリップ率のタイムチャートである。この図
5は前記図4に対応して、又、前記図7や前記図8に対
応して描かれている。この図5に示される如く、本実施
例にあっては時刻t1からt2までの期間、前記ピンチ
ロールPRと前記圧延材1との間の、前記(1)式で定
義される前記スリップ率Rはほぼゼロとなっている。
又、時刻t2にて前記圧延材1の尾端が前記仕上圧延ス
タンドSTを通過すると、本実施例では前記スリップ率
Rを一定値、このグラフではほぼ5%に一定に制御さ
れ、特に6%以下となるよう制御されている。又、時刻
t4で前記圧延材1全てが前記巻取り機MDへ巻き取ら
れると、当然ながら前記スリップ率Rは再びゼロとな
る。
【0057】ここで、本実施例にあって、前述したよう
に前記図4及び前記図5のタイムチャートは、一例とし
て前記圧延材1がフェライト系ステンレス材のものであ
り、前記図1や前記図2のグラフに示す特性となってい
る。従って、このような特性に基づき、前記目標スリッ
プ率信号SLの設定がなされ、前記図5のような前記ス
リップ率Rの制御がなされている。このため、本実施例
にあっては、ピンチロールの接触部で発生してしまう擦
り疵を低減することができる。
【0058】例えば、前記目標スリップ率信号SLを前
記スリップ率Rが0〜6%の範囲で設定すればほとんど
擦り疵は発生せず、又0〜10%の範囲で設定すれば擦
り疵は実用上ほとんど問題のない程度となる。
【0059】又、ピンチロールを作用させながら前記圧
延材1を巻取り機MDに好ましく巻き上げるためには、
安定した前記巻き付け張力を得る必要がある。このため
には、前記図2の符号P3及びP5で示される如く、前
記スリップ率Rを3〜6%とすれば、より良好な摩擦係
数を得ることができ、前記ピンチロールPRにおける押
付力によって効果的に前記巻き付け張力を得ることがで
きる。
【0060】又、前記図4のタイムチャートの如く、本
実施例では前記スリップ率Rを6%以下に抑えているも
のの、前記図5のタイムチャートに示される如く、時刻
t3〜t4間の前記巻取り機MDの電動機電流を前記図
7の同時刻間に比べて比較的高めに維持できている。こ
れは、実際に前記巻き付け張力が確保されていることを
示す。比較して、従来では、前記図8の如く、時刻t4
近傍で前記スリップ率が30%等、非常に増大している
にも拘らず、前記図7の時刻t3〜t4で示される如
く、電流値が非常に落ち込んでおり、十分な前記巻き付
け張力が得られていない。
【0061】以上説明したとおり、本実施例によれば、
ピンチロールを作用させながら圧延材を巻取り機に好ま
しく巻き上げると共に、同時に、ピンチロールの接触部
で発生してしまう擦り疵の低減を図ることができるとい
う優れた効果を得ることができる。
【0062】又、本実施例にあっては、前述のように前
記スリップ率Rをより低く抑えることができるため、前
記ピンチロールPRの異常摩耗も低減することができ
る。従って、このような異常摩耗によって前記ピンチロ
ールPRの突発的交換が生じることがないため、操業上
極めて好ましい。
【0063】フェライト系ステンレス材は、一般的特性
として熱間では非常に軟らかく、一方冷却すると硬くな
る。このため、熱間に巻取り機により巻き取ると、こ
の際に前記巻き付け張力を得るためのピンチロールの接
触部で擦り疵が生じ易い。例えばオーステナイト系ステ
ンレス材は熱間でも硬く、このようなものに比べフェラ
イト系ステンレス材は擦り疵が発生し易い。又、ステン
レス材は一般にみがき鋼板として用いられる場合があ
り、擦り疵が問題となり易い。しかしながら、本実施例
によれば、このように擦り疵が生じ易いフェライト系ス
テンレス材についても、ピンチロールで前記巻き付け張
力を発生する際にも擦り疵発生を抑えることができ、製
品品質上好ましく、又歩留り低下を防止することがで
きる。
【0064】なお、前記図1及び前記図2に示した特性
は、SUS430(16%Cr含有)の材料成分のフェ
ライト系ステンレス材である。本実施例によれば、前述
したようにこのように安定した摩擦係数が得られるた
め、いかなるピンチロール押付力においても、最大の前
記巻き付け張力を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ピンチロールを作用させながら圧延材を巻取り機に好ま
しく巻き上げると共に、同時に、ピンチロールの接触部
で発生してしまう擦り疵、又、ピンチロールの異常摩耗
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すスリップ率と擦り疵不良発
生率との関係を示すグラフ
【図2】本発明の要旨を示すスリップ率と摩擦係数との
関係を示すグラフ
【図3】本発明が適用された巻取り制御装置の実施例の
構成を示すブロック図
【図4】前記実施例における巻取り機の電動機電流のタ
イムチャート
【図5】前記実施例におけるピンチロールのスリップ率
のタイムチャート
【図6】従来巻取り制御装置の構成を示すブロック図
【図7】前記従来の巻取り制御装置における巻取り機の
電動機電流のタイムチャート
【図8】前記従来の巻取り制御装置におけるピンチロー
ルのスリップ率のタイムチャート
【符号の説明】
1…圧延材 ST…仕上圧延スタンド PR…ピンチロール PRa…下ピンチロール PRb…上ピンチロール MD…巻取り機 M1〜M3…電動機 TG1〜TG3…速度発電機 ASR1〜ASR3…速度制御装置 ACR…電動機電流制御装置 OP1〜OP4…演算装置 PI…微積分演算装置 LMT…リミッタ装置 A1〜A4、A11〜A15…アナログ加算器 SP…速度指令信号 SL…目標スリップ率信号 T…張力指令信号 ML…圧延状態信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−47465(JP,A) 特開 昭58−100916(JP,A) 特開 昭53−135859(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/02 B21C 47/00 B65H 23/198

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機からの圧延材をピンチロールを介し
    て巻取り機へ巻き取る際に、巻き取られる圧延材の送り
    速度Vfに比べて前記ピンチロールの周速Vrを抑える
    ことで、前記ピンチロールと巻取り機との間にある圧延
    材を緊張させ、圧延材を前記巻取り機に巻き付けるため
    の張力を得るようにした圧延材の巻取り制御方法におい
    て、 圧延材に対する前記ピンチロールの接触部での、前記送
    り速度Vfと前記周速Vrとの較差により生じるスリッ
    プの増加に応じて、該スリップにより生じる圧延材表面
    の疵発生量が非線形に立ち上がる特性を予め把握してお
    き、 又、前記スリップの増減に応じた、前記接触部での摩擦
    係数の変化の特性を予め把握しておき、 これらの特性に基づいて、前記疵発生量が非線形に立ち
    上がらない範囲で、且つ、要求される強度の前記張力を
    得るための前記摩擦係数を保つことのできる範囲で、前
    記スリップの大きさを制御するようにしたことを特徴と
    する圧延材の巻取り制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記送り速度Vf及び前記周速Vrを用いて、スリップ
    率Rを{R=(Vf−Vr)/Vf}で定義し、 圧延材がフェライト系ステンレス材の場合に、前記スリ
    ップ率Rが3%以上6%以下となるように制御すること
    を特徴とする圧延材の巻取り制御方法。
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