JPH09168823A - アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法 - Google Patents

アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法

Info

Publication number
JPH09168823A
JPH09168823A JP34984495A JP34984495A JPH09168823A JP H09168823 A JPH09168823 A JP H09168823A JP 34984495 A JP34984495 A JP 34984495A JP 34984495 A JP34984495 A JP 34984495A JP H09168823 A JPH09168823 A JP H09168823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
metal strip
winding
roll
peripheral speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34984495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2933518B2 (ja
Inventor
Takashi Hamamoto
孝 濱本
Kazumitsu Nakamura
和光 中村
Katsutoshi Wada
克利 和田
Yoichi Takahashi
洋一 高橋
Naosuke Yanagi
修介 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP7349844A priority Critical patent/JP2933518B2/ja
Publication of JPH09168823A publication Critical patent/JPH09168823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2933518B2 publication Critical patent/JP2933518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質材料や板厚の厚い材料の金属帯板板のコ
イル形成後の巻き緩みを抑制することができるアップコ
イラーによる金属帯板の巻き取り方法を提供する。 【解決手段】 金属帯板1を送るピンチロール5と、金
属帯板1を所定の曲率に曲げながら上方に送るべンディ
ングロール6と、前記ベンディングロール6の上方に位
置し、前記ベンディングロールで6曲げられた金属帯板
1によって形成されるコイル2を支持するクレードルロ
ール7とを有するアップコイラーを用い、前記金属帯板
1に圧縮力が働かない範囲内で、クレードルロール周速
υcrをピンチロール周速υp より遅くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アップコイラーに
よる金属帯板の巻き取り方法に関し、特にコイルの巻き
緩みを少なくできるアップコイラーによる金属帯板の巻
き取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アップコイラーは圧延後の金属帯板1を
コイルに形成する設備で、圧延工場に数多く設置されい
る。アップコイラーはリールを用いずにコイル形成を行
うため、コイルの取り出しが容易であり、設備も簡便で
安価である。
【0003】図4に示すように、アツプコイラーは、ピ
ンチロール5、ベンディングロール6及びクレードルロ
ール7から構成される。アップコイラーは図に示さない
圧延機の出口側に配置される。圧延機により所定の形状
に圧延された長尺の金属帯板1は、ピンチロール5を通
過した後、ベンディングロール6により所定の曲率で曲
げられる。曲げを与えられた前記金属帯板1は、クレー
ドルロール7により保持され、コイル状に巻き取られ、
コイル2となる。
【0004】従来、ピンチロール5で供給される金属帯
板1の速度はクレードルロール7によって回転するコイ
ル2の周速と等しいか、数%速い状態で操業される。金
属帯板1をスム−ズに巻き取る目的で、クレードルロー
ル周速υcrをピンチロール周速υp より数%速くし、コ
イル2の周速を金属帯板1の速度より数%速くして操業
される場合が多い。
【0005】巻き取りの金属帯板1の状態は図5に示す
ように、ベンディングロール6通過時に金属帯板1に与
えられる曲率半径をρ0 、コイル外半径をρ1 とする
と、ρ 0 の曲率中心C0 とコイル中心C1 とは、ずれて
いる。前記金属帯板1をコイル2に巻き付かせるために
必要な曲率半径ρ2 はコイル外半径ρ1 よりも大きくな
らざるを得ない。この曲率半径ρ2 は、おおよそ、ピン
チロールパスライン位置3からのクレードルロール軸心
高さをhとして、 ρ2 =ρ1 +h/2 (2) と見積もられる。
【0006】しかし、金属帯板をコイルに巻き付かせる
ために金属帯板の曲率半径をρ2 を、コイル外半径をρ
1 より大きくする必要があるため、曲げモ−モメントに
よる曲げ戻しが生じ、金属帯板に大きな巻き緩みが生ず
る問題があった。特に、軟質材料や板厚の厚い材料をタ
イトなコイルに巻くことが困難であった。
【0007】このため、軟質材料や板厚の厚い材料をタ
イトなコイルに巻き取る方法が提案されている。例え
ば、イ)特公昭55−19689公報では、コイルの上
方に押さえロールを設け、適切な圧力でコイルを押さえ
つけることにより、べンディングロール通過後に金属帯
板の受ける曲げ戻しを最小に抑える方法である。また、
ロ)特開平7−185655公報では、金属帯板を巻き
取るに従ってクレードルロール周速を減速し、やはり、
ベンディングロール通過後に板の受ける曲げ戻しを抑え
る方法である。これらの方法は、曲げモ−メントの解放
による板と板との間にできるすき間の形成を抑制し、金
属帯板をタイトに巻く方法である。
【0008】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は板と板との間にできるすき間(図6:(a))の
形成を抑え、金属帯板をタイトなコイルに巻くことがで
きるが、コイルを吊り上げたとき、金属帯板の巻き緩み
(図6:(b))が生じる問題があった。特に、表面スケ
ールを取り除くために面削を行った金属帯板は、表面粗
さが細かく摩擦力が小さいので、巻き取り後のコイルの
巻き緩みが大きくなる傾向があった。巻き緩みが大きく
なると、板どうしがこすれ合い、表面にすり傷のはいる
問題もあった。このすり傷は後工程の圧延によって完全
に取り去ることが難しく、良好な表面品質の板を得るこ
とができなかった。さらに、このように表面粗さが細か
く摩擦力が小さい材料を、タイトなコイルに巻くことが
困難であった。
【0009】そこで、本発明は、軟質材料や板厚の厚い
材料の金属帯板のコイル形成後の巻き緩みを抑制するこ
とができるアップコイラーによる金属帯板の巻き取り方
法を提供することを目的としたものである。特に面削を
行った金属帯板の巻き取り方法を提供することを目的と
したものである。コイル形成後の巻き緩みを抑制するこ
とにより、すり傷の発生を防止し、金属帯板の表面品質
の低下を避けることを目的としたものである。特に、面
削により表面粗さが細かくなり、巻き緩みが生じやい材
料に適用するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、金属帯
板1を送るピンチロール5と、金属帯板1を所定の曲率
に曲げながら上方に送るべンディングロール6と、前記
ベンディングロール6の上方に位置し、前記ベンディン
グロールで6曲げられた金属帯板1によって形成される
コイル2を支持するクレードルロール7とを有するアッ
プコイラーを用い、前記金属帯板1に圧縮力が働かない
範囲内で、クレードルロール周速υcrをピンチロール周
速υp より遅くすることを特徴としたものである。ピン
チロール周速υp とクレードルロール周速υcrの差によ
り発生する引張力を抑制することにより、金属帯板1の
コイル形成後の巻き緩みを抑制するとともに、タイトな
金属帯板のコイルを形成できる。
【0011】また請求項2記載の発明は、コイル形成開
始時に、ピンチロール周速υp に対するクレードルロー
ル周速υcrの比を、巻き取られる金属帯板1の板厚t、
コイル内半径rおよびピンチロールパスライン位置3に
対するクレードルロール軸心の高さhによって決められ
る関係式により初期値を設定し、巻き取りに伴うコイル
外半径の増加とともに、前記関係式のコイル内半径rを
巻き取り時のコイル外半径に置き換え、前記関係式によ
り、随時設定することを特徴としたものである。
【0012】また請求項3記載の発明は、前記関係式、
ピンチロール周速υp に対するクレードルロール周速υ
crの比と、巻き取られる金属帯板1の板厚t、コイル内
半径又は巻き取りに伴うコイル外半径rおよびピンチロ
ールパスライン位置3に対するクレードルロール軸心の
高さhとの関係が
【0013】 υcr/υp =1−t/(r+h/4)+C (1) であり、Cが0から0.02の範囲であることを特徴と
したものである。
【0014】また請求項4記載の発明は、請求項3に記
載の(1) 式において、rを巻き終わりのコイル外半径に
設定し、得られたピンチロール周速に対するクレードル
ロール周速比を固定することを特徴としたものである。
【0015】また請求項5記載の発明は、巻き終わりの
コイル外半径がピンチロールパスライン位置に対するク
レードルロール軸心の高さの2倍以上であることを特徴
としたものである。
【0016】発明者らは上記解決手段を導き出すために
鋭意研究を行った。コイルを吊り上げ時に、コイルが巻
き緩むという巻き付け不良の要因について説明する。コ
イルの巻き緩みの要因として、図7に示すように、
(a)金属帯板の曲げモーメントの解放による巻き緩み
と(b)金属帯板の巻き締まりの解放による巻き緩み、
の2つがある。(a)の曲げモーメントの解放による巻
き緩みは、コイルに巻き取り時に生じた曲げモーメント
が、コイルの吊り上げにより解放され、コイルにすき間
が生じ、巻き緩みが生じるものである。一方、(b)の
巻き締まりの解放による巻き緩みは、コイルに巻き取り
時に生じた引張力が、コイルの吊り上げによって拘束が
取り除かれ、弾性エネルギーが解放されることにより、
巻き緩みが生じるものである。
【0017】(a)の曲げモーメントの解放による巻き
緩みの抑制について検討する。コイル自身の自重によ
り、金属帯板はクレードルロールとコイルの間にはさま
れており、コイル中の金属帯板は曲げモーメントの解放
が抑えらた状態にある。このコイルを吊り上げると、コ
イルの拘束状態が変化し、曲げモーメントが解放されコ
イルに巻き緩みが生じるものである。
【0018】従来技術で説明したように、図1に示され
る金属帯板1がコイル2に巻き付くために必要な曲率半
径ρ2 は(2) 式 ρ2 =ρ1 +h/2 で見積もられ
る。ここで、ρ1 はコイル外半径、hはピンチロールパ
スライン位置3からのクレードルロール軸心高さであ
る。コイルの巻き取りが進行するとともに、コイル外半
径ρ1 が大きくなり、(2) 式における、h/2が相対的
に小さくなり、コイル外半径ρ1 とコイル2に巻き付く
ために必要な曲率半径ρ2 との差が小さくなる。この結
果、コイルに巻き取り時に生じる金属帯板の曲げモーメ
ントは小さくなることがわかる。
【0019】また、アップコイラーで巻き取られたコイ
ルの観察と、操業のデ−タの解析により、コイルの外周
部にすき間なく金属帯板が巻き取られている部分が十分
にあれば、曲げモーメントの解放による内周部の径の増
加を拘束することが可能であることを見出した。すなわ
ち、すき間なく金属帯板の巻き付けられている部分をコ
イルの外周部で厚くすることにより、曲げモーメントの
解放による巻き緩みの抑制が可能となるものである。
【0020】しかしながら、コイル外周部にすき間なく
金属帯板を巻き付ける部分を厚くし、金属帯板1をコイ
ル2に巻き付けるために必要な曲率半径ρ2 とコイル外
半径ρ1 にほぼ等しく金属帯板の曲げモ−メントを小さ
くした状態で巻き取りを終了させても、コイルに巻き緩
みが生じる。
【0021】この原因は、図7に示す(b)の巻き締ま
りの解放による巻き緩みである。巻き取り時に発生する
金属帯板の引張力はコイルに拘束され、渦巻バネのよう
な形で、コイル内に弾性エネルギーが蓄えられる。この
コイルを吊り上げることにより、前記コイルの拘束が解
放され、巻き緩みが生じるものである。この引張力は巻
き取り時のピンチロール周速とクレードルロール周速の
アンバランスにより発生するものと考えられる。
【0022】発明者らは、巻き取り時に発生する金属帯
板の引張力をくわしく解析し、この引張力の発生の抑制
方法を検討した。図1に巻き取り時の金属帯板1の軌跡
を示す。金属帯板とロールとの間に滑りがないと仮定す
ると、時間Δτの間にピンチロール5を通過する金属帯
板1の長さΔLp は、 ΔLp =υp Δτ (3) と示される。一方、クレードルロール7により送られる
金属帯板1の長さΔLcrは、 ΔLcr=υcrΔτ (4) と示される。ここで、υp 、υcrは、それぞれピンチロ
ール周速、クレードルロール周速である。
【0023】図1に示すように、金属帯板1はべンディ
ングロール6により曲げ加工が行われ、コイルの最上部
bでコイルに巻き付けられる。前記べンディングロール
6による前記金属帯板1の曲げ加工開始部aからコイル
の最上部bまでに金属帯板1が描く弧長abと、コイル
の最上部bからコイルの最下部をcまでのコイル最外周
で描く弧長bcの和Lは、
【0024】 L =半円弧ab+半円弧bc=π(r+h/2)+πr (5) と表される。ここで、rはコイル外半径、hはピンチロ
ールのパスライン位置3に対するクレードルロール軸心
の高さである。板厚tの金属帯板1のコイルが1周巻き
取りられるとコイル外半径はr+tとなる。1周巻き取
り後のコイルの最上部をb’、コイルの最下部をc’と
すると、べンディングロール7による金属帯板1の曲げ
加工開始部aからコイルの最上部b’までに金属帯板1
が描く弧長ab’と、コイル最外周で描く弧長b’c’
の和L’は、
【0025】 L’=半円弧ab’+半円弧b’c’ =π[(r+t)+h/2)+π(r+t) (6) と表される。
【0026】コイルが1周巻き取りごとに、軌跡の長さ
は両者の差分ΔLだけ増えることになる。ΔLは、 ΔL=L’−L=2πt (7) と表される。コイル外半径がrのとき、1周巻き取るの
に要する時間τは、(5) 式より、
【0027】 τ=L/υp =π×(2r+h/2)/υp (8) と表される。
【0028】時間τの間にピンチロール5を通過する金
属帯板1の長さが、クレードルロール7により送られる
金属帯板1 の長さと、1周巻き取る際の弧長(ab+b
c)の増分ΔLの和に等しければ、ピンチロール5とク
レードルロール7による金属帯板1の送り量が釣合い、
金属帯板1に応力は発生しない。すなわち、金属帯板1
への引張力、あるいは圧縮力の発生を防止できる。
【0029】したがって、υp τ=υcrτ+ΔL、とす
ることにより、(7)式と(8)式より、次式を得る。
【0030】 υcr/υp =1−t/(r+h/4) (1') ここで、クレードルロール周速υcrとピンチロール周速
υp との比が、(1')式により決められる比よりも大きい
場合には金属帯板に引張力が発生し、逆に小さい場合に
は圧縮力が発生することとなる。
【0031】(1')式の結果は、クレードルロール周速υ
crをピンチロール周速υp より遅くすることにより、金
属帯板1に発生する引張力を低下させることを意味す
る。前述したように、従来のアップコイラーによる金属
帯板1のコイルに形成は、クレードルロール周速υcr
ピンチロール周速υp を同等又は数%速くする操業が行
われている。一方、本発明はクレードルロール周速υcr
をピンチロール周速υpより遅くすることを特徴とする
ものである。
【0032】巻き取り中に金属帯板1に圧縮力が発生す
ると、コイル2内にスムーズに金属帯板1を送ることが
できなくなり、前記金属帯板1を巻き取ることができな
くなる。このため、本発明は前記金属帯板に圧縮力が働
かない範囲内で、クレードルロール周速をピンチロール
周速より遅くすることが必要である。
【0033】さらに、すき間なく金属帯板の巻き付けら
れている部分をコイルの外周部に設けることにより、曲
げモーメントの解放による巻き緩みを抑制させる。この
ために、コイルの巻き取りは金属帯板に圧縮力が発生し
ないように、好ましくは金属帯板に引張力を発生させコ
イルをタイトに巻く必要がある。また、コイルの巻き取
りの後半段階ではコイル外半径ρ1 とコイル2に巻き付
くために必要な曲率半径ρ2 との差を小さくし、コイル
に巻き取り時に生じる金属帯板の曲げモーメントを小さ
くすることが好ましい。このために、巻き終わりのコイ
ル外半径がピンチロールパスライン位置に対するクレー
ドルロール軸心の高さの2倍以上であることが好まし
い。
【0034】しかし、金属帯板への過度の引張力は、コ
イルの吊り取り時に、金属帯板の引張の弾性エネルギー
が解放され、コイルの巻き緩みが大きくなる。このた
め、過度の引張力が金属帯板へ働かないようにし、コイ
ルの巻き取りに必要な引張力を与えるために補正項Cを
(1')式に加えた。この結果を次式に示す。
【0035】 υcr/υp =1−t/(r+h/4)+C (1) 補正項Cは金属帯板の材質に係る定数であり、Cは0か
ら0.02の範囲にある。Cが0.02を越えると、金
属帯板の引張の弾性エネルギーの解放によるコイルの巻
き緩みが大きくなる。
【0036】巻き緩みが問題となる面削したコイルの通
常寸法は板厚が15〜19mm、コイル外径は最大16
00mm程度である。ピンチロールパスライン位置に対
するクレードルロール軸心の高さhを300mmとする
と、最外周におけるクレードルロールの最適減速率α
は、(1')式より、最適減速率αは1.71から2.17
%の範囲となる。このため、補正項Cの最大値を最適減
速率αのほぼ中央値に相当する、0.02を設定した。
また、補正項Cの最大値を0.017以下にして、Cが
0から0.017の範囲で、アップコイラーによる金属
帯板の巻き取りを行うことは好ましい。金属帯板の引張
の弾性エネルギーの解放によるコイルの巻き緩みを減少
できる。
【0037】本発明の方法は、コイル形成開始時に、前
記関係式(1) により、ピンチロール周速υp に対するク
レードルロール周速υcrの比を、巻き取られる金属帯板
1の板厚t、コイル内半径rおよびピンチロールパスラ
イン位置3に対するクレードルロール軸心の高さh、補
正項Cを0から0.02の範囲に初期値を設定する。次
に、巻き取りに伴うコイル外半径の増加とともに、前記
関係式(1) のrをコイル内半径から巻き取り時のコイル
外半径に置き換え、前記関係式(1) により、随時設定し
金属帯板1をコイル巻き取る方法である。この結果、ピ
ンチロール周速υp とクレードルロール周速υcrの差に
より発生する引張力を抑制することにより、金属帯板1
のコイル形成後の巻き緩みを抑制するとともに、タイト
な金属帯板のコイルを形成できる。
【0038】rを巻き終わりのコイル外半径に設定し、
得られたピンチロール周速に対するクレードルロール周
速比を固定することも好ましい。コイルの巻き取りの前
半段階では、金属帯板1への引張力が過度になっても、
コイル外周部の金属帯板1により拘束されるので、金属
帯板の引張の弾性エネルギーが解放は抑制される。
【0039】さらに、予め、ピンチロール周速υp に対
するクレードルロール周速υcrの比を、巻き取られる金
属帯板の板厚t、コイル内半径rおよびピンチロールパ
スライン位置3に対するクレードルロール軸心の高さh
によって決められる関係式をコンピュタ−の記憶手段に
記憶し、巻き取りに伴うコイル外半径の増加を入力手段
により、コンピュタ−に入力する。これら入力されたデ
−タをコンピュタ−の演算手段によりピンチロール周速
に対するクレードルロール周速の比を計算し、ピンチロ
ール周速とクレードルロール周速を制御手段により、制
御することは好ましい。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明のー実施例を説明する。純
銅(板厚:15mm)、7/3黄銅(板厚:15mmと
19mm)の金属帯板(板幅:650mm、長さ:70
m)を用い、アップコイラーにより、内径600mm、
外径1500mmのコイルへの巻き取りを行った。この
ときのピンチロールパスライン位置に対するクレードル
ロール軸心の高さは300mmである。図8に、巻き取
り開始時、途中、終了時の純銅および、7/3黄銅の金
属帯板の曲率と曲げモ−メントとの関係を計算した結果
を示す。計算に使用した材料定数は以下のとおりであ
る。 ・7/3黄銅 ヤング率:11200kgf /mm2 耐力 : 11kgf /mm2 ・純銅 ヤング率:12800kgf /mm2 耐力 : 6kgf /mm2
【0041】代表例として、7/3黄銅の金属帯板(板
厚:19mm)で説明する。巻き取り開始時、ベンディ
ングロールにより前記金属帯板は曲率半径ρ0(S)に曲げ
加工される。前記黄銅帯板をコイルに巻き付かせるため
に必要な曲率半径ρ2(S)に曲げ戻され、コイル外半径ρ
1(S)よりも大きくなる。次に前記金属帯板はコイルに巻
き取られ、曲率半径ρ1(S)’となる。巻き取り開始時の
前記金属帯板コイルの板と板とのすき間d(S) は、板厚
をtとすると、 d(S) =ρ1(S)’−(ρ1(S)+t) (9) で表される。
【0042】同様に、巻き取り途中および終了時の前記
金属帯板コイルの板と板のすき間:d(M) およびd(E)
は d(M) =ρ1(M)’−(ρ1(M)+t) (10) d(E) =ρ1(E)’−(ρ1(E)+t) (11) となる。コイルの巻き取り開始時から終了時までのコイ
ルの板と板とのすき間を比較すると、コイルの巻き取り
終了時になる程、板と板とのすき間が少なくなっている
のは図8より明らかである。すなわち、巻き終わりのコ
イル外半径がピンチロールパスライン位置に対するクレ
ードルロール軸心の高さの2倍以上であれば、コイルの
外周部にすき間なく金属帯板の巻き付けることができる
ことを示している。
【0043】なお、ベンディングロールによる金属帯板
の曲げ加工の曲率ρ0 は巻き取りに伴うコイル外半径の
増加に合わせて増加させられる。また、図8より、同じ
外半径のコイルに金属帯板を巻き付ける場合、金属帯板
の曲率半径とコイル外半径の差ρ1 ’−ρ1 は、硬質の
7/3黄銅より軟質の純銅の方が大きい。薄肉材(t=
15)より厚肉材(t=19)の方が金属帯板の曲率半
径とコイル外半径の差ρ1 ’−ρ1 は大きいことを示し
ている。
【0044】次に、(1')式をもとに、コイル外半径r
と、ピンチロール周速υp に対するクレードルロール周
速υcrの減速率α(α=−(υcr−υp )/υp )の関
係を求めた結果を図2に示す。図より、例えば、内径6
00mm、外径1500mmのコイル形成を行うには、
板厚が15mmの場合はクレードルロールの減速率αを
巻はじめは4.0%に設定し、巻き取りに伴うコイル外
半径の増加とともに、前記減速率αを随時小さくし、巻
き終わりには前記減速率αを1.8%に設定することに
より、金属帯板への応力発生はなく、コイルの巻き緩み
を抑制できる。一方、板厚が19mmの場合、前記減速
率αを巻はじめは5.1%、巻き終わりには2.3%に
設定することにより、金属帯板への応力発生はなく、コ
イルの巻き緩みを抑制できる。
【0045】(1) 式の補正項Cを0.015とし、ピン
チロール周速υp に対するクレードルロール周速υcr
減速率αを1.5%少なくする。板厚が15mmの場合
はクレードルロールの減速率αを巻はじめは2.5%に
設定し、巻き取りに伴うコイル外半径の増加とともに、
前記減速率αを随時小さくし、巻き終わりには前記減速
率αを0.3%に設定することにより、金属帯板への適
正な引張力により、コイルをタイトに巻くことができ、
コイルの巻き緩みも抑制できる。
【0046】板厚が19mmの場合、最初から巻き終わ
りのコイル外半径に設定したクレードルロールの減速率
αを2.3%又は補正項Cを0.015として前記減速
率αを0.8%に設定する。この金属帯板をコイルに巻
き取る場合も、金属帯板の全長にわたって安全に巻き取
りができ、コイルの巻き緩みも抑制できる。
【0047】以上の実験結果から、特公昭55−196
80公報の方法を用いても、原理的に、弾性エネルギー
の解放による巻き緩みの抑制はできない。また、特開平
7−185655にあるように、コイル径の増加に従っ
てクレードルロール周速を減速させるのでは、コイル内
周から外周にわたって、効果的に張力発生を抑えること
ができないということが明らかである。
【0048】
【実施例】本発明の効果を確かめるために、実設備を用
いて試験を行った。下記に試験条件を示す。 材 料 :純銅(ヤング率12800kgf/mm2、耐力6kgf/mm2) 板寸法 :板厚18mm、板幅650mm、長さ70m コイル寸法 :内径650mm、外径1600mm クレ-ト゛ルロ-ル軸心の高さ:300mm クレ-ト゛ルロ-ルの減速率α:0.0 %、0.5 %、1.0 %、2.0 %、3.0 %
【0049】本試験では、コイルの巻き初めから巻き終
わりまでクレードルロールの減速率αをー定として試験
を行った。それぞれ異なる上記減速率αで純銅の金属帯
板をコイルに巻き取った。その後、板と板との間にでき
るすき間の半径方向の合計と、コイル吊り上げに伴う巻
き緩み量を測定した。
【0050】図3に測定した試験結果のクレードルロー
ル減速率とすき間および巻き緩み量との関係を示す。従
来法のクレードルロール減速率αが0の場合と比べて、
減速率αが0.5〜2.0%の間では、すき間は従来法
と同等か、むしろ減少している。本発明の範囲のクレー
ドルロール減速率αではコイルをタイトに巻くことは可
能であることを示している。
【0051】一方、コイルの巻き緩み量はクレードルロ
ール周速υcrをピンチロール周速υp より遅くすること
により低減できる。クレードルロール減速率αが0.5
〜2.0%の間では、従来法に比べて、巻き緩み量を1
/3から1/2減少することができる。クレードルロー
ルの減速により、巻き取り時に金属帯板に作用する引張
力を抑えることができ、吊り上げ伴うコイルの巻き緩み
量が低減されるものである。。なお、巻き緩みを完全に
なくすことができないのは、曲げモーメントの解放に伴
うコイル径の増加に起因する部分が残るためである。
【0052】本試験の条件では、金属帯板への応力の発
生を防止するために求められるクレードルロールの減速
率αは、(1')式より巻き初めは4.5%で、巻き取りに
従って徐々に小さくなり、巻き終わりでは2.1%とな
る。巻き終わりのコイル外半径により設定したクレード
ルロール減速率αで、最初から最後まで金属帯板をコイ
ルに巻き取る本試験において、本発明での操業条件は、
(1) 式の補正項Cが0から0.02の範囲であるので、
前記減速率αは0.1から2.1%の範囲となる。この
範囲では、従来法に比べて、コイルの板と板とのすき間
を変化させず、コイルの巻き緩み量を大幅に低減できる
ことが判明した。なお、前記減速率αが2.1%を越え
る3%のクレードルロールの減速率αでの試験ではコイ
ル巻き取り途中で、金属帯板をコイル内に送り込むこと
ができなくなった。これはコイル巻き取り途中で、金属
帯板に圧縮力が働いたことによるものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明は、ピンチロー
ル周速とクレードルロール周速のアンバランスにより発
性する張力を抑制するものである。この結果、コイル形
成後の巻き緩みを抑制することができ、すり傷の発生を
防止し、金属帯板の表面品質の低下を避けることでき
る。特に、面削により表面粗さが細かくなり、巻き緩み
が生じやい材料に適用にできるものである。
【0054】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の発明の効果に加えて、ピンチロール周速に対するクレ
ードルロール周速比を巻き終わりのコイル外半径により
設定した値に固定することにより、コイル巻き取り中に
操業条件を変える必要がない。また、コイルの巻き取り
の前半段階では、金属帯板1への引張力が過度になって
も、コイル外周部の金属帯板1により拘束されるので、
金属帯板の引張の弾性エネルギーの解放は抑制され、コ
イルをタイトに巻くことができるものである。
【0055】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
の発明の効果に加えて、巻き終わりのコイル外半径がピ
ンチロールパスライン位置に対するクレードルロール軸
心の高さの2倍以上にすることにより、すき間なく金属
帯板の巻き付けられている部分をコイルの外周部に設け
ることができ、曲げモーメントの解放による巻き緩みを
抑制させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアップコイラ−のー実施例を示す
説明図である。
【図2】コイル外径とクレードルロール減速率との関係
の図である。
【図3】クレードルロール減速率とすき間及び巻き緩み
量との関係の図である。
【図4】従来のアップコイラ−のコイル巻き取りを示す
説明図である。
【図5】従来のアップコイラ−におけるコイル巻き取り
時の状態を示す説明図である。
【図6】従来のアップコイラ−における巻き付け不良を
示す説明図である。
【図7】従来のアップコイラ−における巻き緩みの要因
を示す説明図である。
【図8】金属帯板の曲率と曲げモ−メントとの関係を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 板 2 コイル 3 ピンチロールパスライン位置 4 クレードルロール軸心の高さ位置 5 ピンチロール 6 べンディングロール 7 グレ−ドルロール a べンディングロールによる金属帯板の曲げ加工開始
部 b コイルの最上部 b’ 1周巻き取り後のコイルの最上部 c コイルの最下部 c’ 1周巻き取り後のコイルの最下部 υp ピンチロール周速 υcr クレードルロール周速 t 巻き取られる金属帯板の板厚 r コイル内半径又は巻き取りに伴うコイル外半径 h ピンチロールパスライン位置に対するクレードルロ
ール軸心の高さ ρ0 ベンディングロールにより金属帯板に与えられる
曲率半径 ρ1 コイル外半径 ρ2 金属帯板をコイルに巻き付かせるために必要な曲
率半径
フロントページの続き (72)発明者 高橋 洋一 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 柳 修介 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯板を送るピンチロールと、前記金
    属帯板を所定の曲率に曲げながら上方に送るべンディン
    グロールと、前記ベンディングロールの上方に位置し、
    前記ベンディングロールで曲げられた前記金属帯板によ
    って形成されるコイルを支持するクレードルロールとを
    有するアップコイラーを用い、 前記金属帯板に圧縮力が働かない範囲内で、クレードル
    ロール周速をピンチロール周速より遅くすることを特徴
    とするアップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法。
  2. 【請求項2】 コイル形成開始時に、ピンチロール周速
    に対するクレードルロール周速の比を、巻き取られる金
    属帯板の板厚、コイル内半径およびピンチロールパスラ
    イン位置に対するクレードルロール軸心の高さによって
    決められる関係式により初期値を設定し、巻き取りに伴
    うコイル外半径の増加とともに、前記関係式の前記コイ
    ル内半径を前記巻き取り時のコイル外半径で置き換え、
    前記関係式により、随時設定することを特徴とする請求
    項1記載のアップコイラーによる金属帯板の巻き取り方
    法。
  3. 【請求項3】 前記関係式、ピンチロール周速υp に対
    するクレードルロール周速υcrの比と、巻き取られる金
    属帯板の板厚t、コイル内半径又は巻き取りに伴うコイ
    ル外半径rおよびピンチロールパスライン位置に対する
    クレードルロール軸心の高さhとの関係が υcr/υp =1−t/(r+h/4)+C (1) であり、Cが0から0.02の範囲にあることを特徴と
    する請求項2記載のアップコイラーによる金属帯板の巻
    き取り方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の(1) 式において、rを
    巻き終わりのコイル外半径に設定し、得られたピンチロ
    ール周速に対するクレードルロール周速比を固定するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のアップコイラーによる
    金属帯板の巻き取り方法。
  5. 【請求項5】 巻き終わりのコイル外半径がピンチロー
    ルパスライン位置に対するクレードルロール軸心の高さ
    の2倍以上であることを特徴とする請求項1乃至のいず
    れかに4記載のアップコイラーによる金属帯板の巻き取
    り方法。
JP7349844A 1995-12-20 1995-12-20 アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法 Expired - Lifetime JP2933518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7349844A JP2933518B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7349844A JP2933518B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09168823A true JPH09168823A (ja) 1997-06-30
JP2933518B2 JP2933518B2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=18406503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7349844A Expired - Lifetime JP2933518B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2933518B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103230963A (zh) * 2013-04-16 2013-08-07 无锡亚新通用机械有限公司 液压无芯打卷机
CN104815869A (zh) * 2015-04-15 2015-08-05 广西柳州银海铝业股份有限公司 带材卷取过程中压尾辊的控制方法
CN111185581A (zh) * 2020-01-16 2020-05-22 涿神有色金属加工专用设备有限公司 一种分体式辊式助卷器
CN115319181A (zh) * 2022-06-30 2022-11-11 江苏甬金金属科技有限公司 一种附带划伤阻挡功能的钢板分切卷绕装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103230963A (zh) * 2013-04-16 2013-08-07 无锡亚新通用机械有限公司 液压无芯打卷机
CN104815869A (zh) * 2015-04-15 2015-08-05 广西柳州银海铝业股份有限公司 带材卷取过程中压尾辊的控制方法
CN111185581A (zh) * 2020-01-16 2020-05-22 涿神有色金属加工专用设备有限公司 一种分体式辊式助卷器
CN115319181A (zh) * 2022-06-30 2022-11-11 江苏甬金金属科技有限公司 一种附带划伤阻挡功能的钢板分切卷绕装置
CN115319181B (zh) * 2022-06-30 2024-02-02 江苏甬金金属科技有限公司 一种附带划伤阻挡功能的钢板分切卷绕装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2933518B2 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5226989A (en) Method for reducing thickness of a titanium foil or thin strip element
CN113042540B (zh) 一种极薄钢带卷取张力控制方法
JP5509665B2 (ja) 高強度厚肉熱延鋼板の巻き取り装置および巻き取り方法
JPH09168823A (ja) アップコイラーによる金属帯板の巻き取り方法
WO2010073965A1 (ja) 鋼板ストリップの圧延方法及び鋼板の製造方法
GB1597389A (en) Production method of titanium hot coil by continuous hot rolling system
JP6287911B2 (ja) 鋼帯の冷間圧延設備および製造方法
JP2006247670A (ja) 鋼帯の圧延方法
JP5383141B2 (ja) 熱延巻き取り後のコイル冷却方法
JP3396083B2 (ja) タンデム式冷間圧延設備
JP6564209B2 (ja) 鋼帯の冷間圧延設備および製造方法
JPH0671337A (ja) 鋼板の巻取り方法
JP3403272B2 (ja) 鋼帯の巻き取り方法
JP2005193256A (ja) 鋼帯の製造方法
JP3264725B2 (ja) 冷延コイルの巻き戻し方法
JP5353258B2 (ja) 高強度厚肉熱延鋼板の巻き取り方法および巻き取り装置
WO2022123911A1 (ja) 冷間圧延方法及び冷延鋼板の製造方法
JP5779948B2 (ja) 方向性電磁鋼板の製造方法
JPH11179422A (ja) 薄鋼帯の形状制御方法
JP2002346606A (ja) 調質冷間圧延設備および調質冷間圧延方法
JP3139726B2 (ja) 金属帯板のコイル巻取り方法
JP3705226B2 (ja) 冷延鋼板の製造方法
JPS58184003A (ja) タンデム圧延方法
JP3113801B2 (ja) 鋼帯の巻き取り方法
JP3359566B2 (ja) コイル巻きずれ防止方法および帯状体ならびに鋼帯

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term