JP3436987B2 - シールド工法における二次覆工方法 - Google Patents
シールド工法における二次覆工方法Info
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Description
形成されたトンネル内をセグメントによって一次覆工し
た後に、セグメント内周面を螺旋管によって二次覆工す
るシールド工法における二次覆工方法に関する。
ネルの内周面を、セグメントによって覆って管路を形成
する方法である。このようなシールド工法では、コンク
リート製、あるいは鋼製の円弧状に湾曲した平板状のセ
グメントによる一次覆工の後に、セグメントによって一
次覆工されたトンネルの内周面を、さらに、コンクリー
トにて覆う二次覆工が行われていた。しかし、コンクリ
ートによる二次覆工では、一次覆工されたトンネル内を
厚いコンクリートを打設する必要があり、しかも、一次
覆工されたトンネルの全周を全長にわたってコンクリー
トを打設しなければならず、作業性が悪いという問題が
ある。
をガラス繊維強化プラスチック管によって二次覆工する
方法が開発されている(例えば、実公平6−13919
号公報参照)。
覆工は、通常、セグメントの管路の一方の端部近傍に配
置された立坑から、適当な長さのガラス繊維強化プラス
チック管を水平状態で吊り下ろして、セグメントにて一
次覆工されたトンネル内に水平状態で挿入するようにな
っている。一次覆工されたトンネル内には、ガラス繊維
強化プラスチック管が順次、挿入され、挿入されたガラ
ス繊維強化プラスチック管同士が、相互に接合されるこ
とによって一体化される。このようにして、一次覆工さ
れたトンネル内の全長にわたってガラス繊維強化プラス
チック管が挿通した状態になると、ガラス繊維強化プラ
スチック管とトンネル内周面との間に、エアーモルタル
等の裏込め材がセグメントの全長にわたって充填され
る。
維強化プラスチック管によって、セグメントにて一次覆
工されたトンネル内を二次覆工する場合には、適当な長
さのガラス繊維強化プラスチック管を水平状態で吊り下
ろすことができる大きな内径の立坑を形成する必要があ
る。内径の大きな立坑を形成するためには、大型の掘削
機等を必要とする。しかも、立坑を形成する際、およ
び、立坑内にガラス繊維強化プラスチック管を吊り下ろ
す際には、立坑の周囲の地上部分を広範囲にわたって専
有しなければならず、地上の交通の障害になる。
ネルが湾曲した状態になっていると、その湾曲部に対応
した湾曲状態のガラス繊維強化プラスチック管をトンネ
ル内に挿入しなければならない。しかし、トンネル内を
挿通できるガラス繊維強化プラスチック管の曲率半径に
は限りがあり、トンネルにおける湾曲部の曲率半径が大
きい場合には、トンネル内を移動し得る適当な長さの複
数の湾曲管を準備しなければならない。
湾曲部に追従して湾曲するように、弾性を有するガラス
繊維強化プラスチック管を使用することも可能である
が、この場合には、ガラス繊維強化プラスチック管を高
強度とすることができず、トンネル内周面とガラス繊維
強化プラスチック管との間に裏込め材を充填した際に、
ガラス繊維強化プラスチック管が座屈して破壊するおそ
れがある。
であり、その目的は、立坑の内径が小さくても、セグメ
ントにて一次覆工されたトンネル内を確実に二次覆工す
ることができる方法を提供することにある。本発明の他
の目的は、セグメントにて一次覆工されたトンネル内が
湾曲した状態であっても、その湾曲部分に容易に追従す
ることができ、また、トンネル内に充填される裏込め材
によって、悪影響を受けることなく確実に二次覆工でき
る方法を提供することにある。
おける二次覆工方法は、シールド工法によって形成され
たトンネル内をセグメントによって一次覆工する工程
と、セグメントによって一次覆工されたトンネルの一方
の端部に隣接する立坑に製管機を設置して、その製管機
に帯板状のプロファイルを供給する供給工程と、製管機
に供給されるプロファイルを、帯状の補強材によって順
次補強した状態で、前記製管機によって、螺旋管に製造
し、製造された螺旋管を直接、一次覆工されたトンネル
内に推進させる推進工程と、セグメントによって一次覆
工されたトンネルのほぼ全長にわたって螺旋管を推進し
た後に螺旋管を製管機の近傍にて切断する切断工程と、
一次覆工されたトンネル内の螺旋管をそのトンネルに対
して固定する固定工程と、一次覆工されたトンネルと螺
旋管との間に、螺旋管のほぼ全長にわたって裏込め材を
充填する充填工程と、を包含することを特徴とするもの
であり、そのことにより上記目的が達成される。
覆工方法は、シールド工法によって形成されたトンネル
内をセグメントによって一次覆工する工程と、セグメン
トによって一次覆工されたトンネルの一方の端部に隣接
する立坑に製管機を設置して、その製管機に帯板状のプ
ロファイルを供給する供給工程と、製管機に供給される
プロファイルを帯状の補強材によって順次補強した状態
で、前記製管機によって、螺旋管に製造し、製造された
螺旋管を直接、一次覆工されたトンネル内に推進させる
推進工程と、セグメントによって一次覆工されたトンネ
ル内に適当な長さにわたって製造された螺旋管を製管機
の近傍にて切断して、そのトンネル内を移動させる移動
工程と、前記供給工程、推進工程、および移動工程を繰
り返す繰り返し工程と、一次覆工されたトンネル内にて
隣接する螺旋管同士を相互に接合する接合工程と、一次
覆工されたトンネル内にて接合されて一体化された螺旋
管を、そのトンネルに対して固定する固定工程と、一次
覆工されたトンネルと螺旋管との間に、螺旋管のほぼ全
長にわたって裏込め材を充填する充填工程と、を包含す
ることを特徴とするものであり、そのことにより上記目
的が達成される。
は、トンネル内をセグメントによって一次覆工した後
に、立坑内に配置された製管機に、立坑を通してプロフ
ァイルおよび補強材を供給する。補強材によって補強さ
れたプロファイルは、製管機によって螺旋管とされて、
セグメントにて一次覆工されたトンネル内を推進され
る。製管機によって製造される螺旋管が、一次覆工され
たトンネルのほぼ全長にわたって推進すると、螺旋管
は、製管機の近傍にて切断されて、一次覆工されたトン
ネルに対して固定される。このような状態で、螺旋管と
一次覆工されたトンネルとの間に裏込め材が充填され
る。
トンネル内を適当な長さにわたって螺旋管が製造される
と、螺旋管は、製管機の近傍にて切断される。そして、
切断された螺旋管は、一次覆工されたトンネル内を製管
機から離れる方向に移動される。そして、製管機が配置
された立坑とは反対側の立坑に近接したトンネルの端部
にまで螺旋管が移動される。その後、製管機によって螺
旋管が適当な長さにわたって一次覆工されたトンネル内
に製造されると、製管機の近傍にて螺旋管が切断されて
トンネル内を移動され、これらの工程が繰り返される。
トンネル内を移動された螺旋管同士は、相互に接合され
て一体化され、これにより、トンネルの全長にわたって
一体化された螺旋管が挿通される。このような状態にな
ると、螺旋管が一次覆工されたトンネルに対して固定さ
れて、螺旋管と一次覆工されたトンネルとの間に裏込め
材が充填される。
細に説明する。
ける二次覆工方法の一工程を示す縦断面図、図1(b)
はその横断面図である。図1に示すように、シールド工
法によって、立坑12間に形成されたトンネルの内周面
が、コンクリート製あるいは鋼製の円弧状に湾曲した平
板状の多数のセグメント11によって一次覆工される
と、セグメント11にて一次覆工されたトンネル内の底
部に一対のレール13が配置される。なお、一対のレー
ル13に替えて台車を使用してもよい。また、セグメン
ト11にて一次覆工されたトンネル内には、裏込め材を
充填するための可撓性を有する注入管14が、セグメン
ト11内周面に沿って配置される。
すように、一方の立坑12内に、セグメント11にて一
次覆工されたトンネルの開口部に対向して製管機15が
設置される。この製管機15には、地上に配置されたプ
ロファイルドラム30から繰り出される可撓性を有する
プロファイル20が、順次供給されるようになってい
る。プロファイル20は、合成樹脂によって所定の断面
形状に成形されており、製管機15はプロファイル20
を螺旋状に巻回して螺旋管を製造するようになってい
る。
イル20の横断面図である。このプロファイル20は、
帯板状の基板本体21を有している。この基板本体21
の一方の側縁部近傍には、基板本体21の長手方向に沿
って延びる嵌合突条22が設けられている。この嵌合突
条22は、基板本体21の一方の表面から直交する方向
に立ち上がった支柱部22aと、支柱部22aの先端部
に設けられた断面半円状の挿入部22bとを有してい
る。
した側縁部とは反対側の側縁部には、嵌合突条22およ
びその周辺の基板本体21の側縁部が嵌合し得る断面形
状になった空間部23aを有する嵌合部23が、基板本
体21に連続して設けられている。この嵌合部23は、
嵌合突条22の突出方向と同方向に断面半円環状に突出
しており、その半円環状に突出した部分の先端部に、基
板本体21に平行になったフランジ部23bが設けられ
ている。嵌合部23の基板本体21とは反対側の側縁部
には、嵌合部23から離れるにつれて順次嵌合部23の
突出方向と同方向に延出するように傾斜した傾斜リブ2
4が、嵌合部23に連続して設けられている。
に突出する一対の補強リブ25および26が、嵌合突条
22と嵌合部23との間に、所定の間隔をあけて設けら
れている。各補強リブ25および26は、基板本体21
の長手方向に連続して設けられている。嵌合突条22に
近接して配置された補強リブ25の先端部には、嵌合突
条22側の側方に延出したフランジ部25aが設けられ
るとともに、反対側の側方に若干量だけ突出した係止部
25bが設けられている。また、嵌合部23に近接して
配置された補強リブ26の先端部には、両側方に若干量
だけ突出した係止部26aがそれぞれ設けられている。
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ
ーボネート、ポリエステル、等の合成樹脂を、押出成形
することによって一体成形されている。帯板状の基板本
体21の幅寸法は、例えば、79mmになっている。
5によって螺旋状に巻回されて、基板本体21が軸方向
に並んだ状態とされ、基板本体21の嵌合突条22が、
隣接する基板本体21に連続した嵌合部23の空間部2
3a内に嵌合される。そして、傾斜リブ24の先端部
が、嵌合突条22に近接して配置された補強リブ25の
フランジ部25aに係止される。
ブ25との間にて、嵌合突条22が嵌合部23の空間部
23a内に嵌合された際に、嵌合部23と基板本体21
との間に挟み込まれるシール材27が取り付けられてい
る。このシール材27は、嵌合突条22に沿って、基板
本体21の長手方向に連続している。
5によって螺旋状に巻回される際に、補強リブ25およ
び26の間に、帯状に延びる補強材40が、連続的に嵌
合されるようになっている。図4はこの補強材40の横
断面図である。補強材40は、断面W状をしており、V
字状の各側縁部が、補強リブ25の係止部25bと補強
リブ26の一方の係止部26aとに、それぞれ係止する
ようになっている。
て必要とされる強度に成形されるが、特に、腐食しにく
い材質が好ましい。
補強材ドラム41に巻回された状態で、立坑12に近接
した地上に配置されて、その補強材ドラム41から順
次、繰り出されるようになっている。補強材ドラム41
から繰り出された補強材40は、製管機15によってプ
ロファイル20が螺旋状に巻回される際に、そのプロフ
ァイル20の補強リブ25および26間に嵌合される。
から繰り出されて、補強材40が補強リブ25および2
6の間に嵌合されたプロファイル20は、立坑12内に
設置された製管機15に供給されて、各補強リブ25お
よび26等が配置された面が外周面になるように螺旋状
に巻回される。製管機15は、所定の螺旋角を有して円
筒周面上に配置された複数の製管ローラーによって、プ
ロファイル20を強制的に螺旋状に巻回し、プロファイ
ル20の各側縁部の嵌合突条22と嵌合部23とが嵌合
される。これにより、製管機15は、図2(a)に示す
ように、軸方向が水平状態になった螺旋管10を、セグ
メント11にて一次覆工されたトンネルの内径よりも小
さな口径で形成する。
板本体21との間にシール材27が挟まれた状態になっ
ており、このシール材27によって螺旋管10を構成す
るプロファイル20の各側縁部同士が相互にシールされ
た状態になる。また、螺旋管10を構成するプロファイ
ル20の補強リブ25および26の間には、プロファイ
ル20の幅方向(螺旋管10の管軸方向)に伸縮性を有
する補強材40が嵌合しているために、螺旋管10はそ
の補強材40によって、管軸方向に伸縮性を有した状態
になっており、また、螺旋管10を直径方向に補強した
状態になっているために、大口径の螺旋管10も支障な
く製造される。
方向に回転させつつ、直接、セグメント11にて一次覆
工されたトンネル内に導入する。セグメント11にて一
次覆工されたトンネル内に導入された螺旋管10は、図
2(b)に示すように、そのトンネル11内に配置され
た一対のレール13上に載置された状態で、周方向に回
転しつつ、セグメント11内を軸方向に推進する。螺旋
管10は、各レール13によって摩擦抵抗が小さくなっ
た状態になっており、セグメント11内を円滑に推進さ
れる。
ネル内に推進させる際に、螺旋管10の周方向の回転を
容易にするために、螺旋管10の先端部にトンネル内の
セグメント11内周面を転接するローラー等を装着する
ようにしてもよい。また。トンネル内に設置されたレー
ル上に台車を設置して、その台車とともに、製造される
螺旋管10を推進させるようにしてもよい。
管軸方向に弾性を有した状態になっており、従って、セ
グメント11にて一次覆工されたトンネルが湾曲した状
態になっていても、その湾曲状態に追従して容易に湾曲
される。
に、螺旋管10が立坑12間のセグメント11にて一次
覆工されたトンネルのほぼ全長にわたって推進される
と、図5(b)に示すように、螺旋管10の外周面の上
部には、複数のベルト状の浮上防止具16が、軸方向に
適当な間隔をあけて巻き付けられる。各浮上防止具16
のそれぞれの端部は、セグメント11内周面に固定され
る。これにより、螺旋管10は、セグメント11にて一
次覆工されたトンネルに対して固定された状態になる。
接した螺旋管10の端部が切断されるとともに、図6に
示すように、製管機15が立坑12から撤去される。そ
の後、螺旋管10とセグメント11にて一次覆工された
トンネルとの間に位置している注入管14の先端から、
エアーモルタル等の裏込め材が吐出されて、図7に示す
ように、セグメント11内周面と螺旋管10との間に裏
込め材50が充填される。注入管14は、セグメント1
1にて一次覆工されたトンネルのほぼ全長にわたって挿
通した状態になっており、裏込め材50の充填にともな
って注入管14の先端が、トンネル内を軸方向に引き抜
かれる。これにより、セグメント11にて一次覆工され
たトンネルのほぼ全長にわたって、螺旋管10との間に
裏込め材50が充填される。
次覆工されたトンネル内に、注入口の位置を、トンネル
の軸方向にずらせて設置された複数の注入管を使用する
ことにより、注入管を引き抜かないようにしてもよい。
また、1本の注入管の周面に、軸方向に適当な間隔をあ
けて貫通孔を形成することにより、注入管を引き抜くこ
となく裏込め材50を充填するようにしてもよい。
れたプロファイル20によって製造されているために、
セグメント11にて一次覆工されたトンネルとの間に裏
込め材が充填されても、裏込め材の圧力によって破壊さ
れるおそれがない。螺旋管10は、セグメント11にて
一次覆工されたトンネルとの間に裏込め材50が充填さ
れることによって浮上しようとするが、螺旋管10は、
浮上防止具16によってセグメント11に固定されてお
り、セグメント11内にて浮上するおそれがない。
向の強度が補強された状態になっているために、セグメ
ント11にて一次覆工されたトンネルとの間に裏込め材
が充填されても、座屈破壊するおそれがない。
て、裏込め材50が硬化すると、螺旋管10は、セグメ
ント11にて一次覆工されたトンネル内の所定の位置に
固定された状態になり、セグメント11にて一次覆工さ
れたトンネル内が二次覆工される。
の実施例を示す縦断面模式図である。本実施例では、立
坑12間の距離が長く、従って、セグメント11によっ
て長い距離にわたって一次覆工されたトンネルに好適に
実施される。本実施例では、セグメント11にて一次覆
工されたトンネルの底部には、一対のレール13が配置
されており、この一対のレール13上に台車19が設置
されている。
ール13上をそれぞれ転接する2組の車輪19bにて支
持された台車本体部19aを有している。この台車本体
部19aの上部には、各レール13の長手方向に沿って
延びる一対のローラー19cが回転可能に設けられてい
る。各ローラー19cの上部は、台車本体部19aの上
面から上方に突出している。
に、複数個が各レール13上に設置されており、立坑1
2内に設置された製管機15によって製造された螺旋管
10が、セグメント11によって一次覆工されたトンネ
ル内に挿入されると、螺旋管10は、各台車19上に乗
せられる。そして、各台車19上の一対のローラー19
cによって周方向に円滑に回転されながら適当な長さに
わたって螺旋管10が製造される。このようにして、例
えば、一対の台車19上にて螺旋管10が所定の長さに
製造されると、螺旋管10は、製管機15の近傍にて切
断される。切断された螺旋管10は、一対の台車19上
に載せられた螺旋管10は、各台車19によって各レー
ル13上を製管機15から離れる方向に搬送されて、製
管機15が設置された立坑12とは反対側の立坑12に
近接したトンネルトンネルの端部まで移動される。
グメント11にて一次覆工されたトンネルの端部にまで
移動されると、製管機15によって、再度、螺旋管10
が、一対の台車19上で製造される。そして、適当な長
さにわたって螺旋管10が製造されると、図9に示すよ
うに、製管機15の近傍にて螺旋管10が切断されて、
セグメント11内の各台車19によってレール13上を
搬送されて、先行する螺旋管10に当接される。そし
て、先行する螺旋管10と後続の螺旋管10とが接合さ
れる。螺旋管10同士の接合は、溶接や遅延硬化型の接
着剤を使用して螺旋管10同士を直接、接合してもよ
く、また、各螺旋管10の端部内に挿入される円筒状の
継手部材等を利用して接合してもよい。
って、セグメント11にて一次覆工されたトンネル内の
ほぼ全長にわたって、一体的に接合された1本の螺旋管
10が挿通した状態になる。その後は、前記実施例と同
様に、螺旋管10が、浮上防止具16によって固定され
た状態で、注入管14によって、螺旋管10とセグメン
ト11にて一次覆工されたトンネルとの間に裏込め材が
充填される。そして、裏込め材が硬化することによっ
て、螺旋管10が、セグメント11にて一次覆工された
トンネル内がほぼ全長にわたって二次覆工される。
短い長さを、セグメント11にて一次覆工されたトンネ
ル内で製造するようになっているために、螺旋管10を
推進させる際に加わる摩擦抵抗が小さくなる。そして、
適当な長さに切断された螺旋管10がセグメント11に
て一次覆工されたトンネル内を、例えば、台車19を使
用して軸方向に搬送されるために、螺旋管10は円滑に
セグメント11にて一次覆工されたトンネル内を移動す
ることができる。
方法は、このように、シールド工法のセグメントによっ
て一次覆工されたトンネル内を、補強材によって補強さ
れた帯状のプロファイルを螺旋状に巻回して製造される
螺旋管によって二次覆工するようになっているために、
長いガラス繊維強化プラスチック管等を立坑内に吊り下
ろす必要がなく、立坑内は製管機によって螺旋管を製造
するスペースが確保されればよく、立坑の内径を著しく
小さくすることができる。従って、地上の交通に対する
影響は非常に小さくなる。
よって製造される螺旋管は、管軸方向に伸縮性を有して
おり、セグメントが湾曲した状態になっていても容易に
追従して湾曲することができる。しかも、補強材は、螺
旋管の直径方向に補強しているために、セグメントとの
間に充填される裏込め材によって座屈破壊するおそれが
ない。螺旋管を一次覆工されたトンネルのほぼ全長にわ
たって推進させる場合には、管同士を接続するための継
手等が不要になり、経済的である。
進された螺旋管を切断してセグメント内を移動させるこ
とにより、セグメント内を推進および移動に際しての抵
抗が小さくなり、セグメントの全長にわたって螺旋管を
円滑に挿通することが可能になる。
施例における一つの工程を示す縦断面模式図、(b)は
その横断面模式図である。
断面模式図、(b)はその横断面模式図である。
ルの横断面図である。
断面図である。
示す縦断面模式図、(b)はその横断面模式図である。
面模式図である。
面模式図である。
における一つの工程を示す縦断面模式図である。
る。
式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シールド工法によって形成されたトンネ
ル内をセグメントによって一次覆工する工程と、 セグメントによって一次覆工されたトンネルの一方の端
部に隣接する立坑に製管機を設置して、その製管機に帯
板状のプロファイルを供給する供給工程と、 製管機に供給されるプロファイルを、帯状の補強材によ
って順次補強した状態で、前記製管機によって、螺旋管
に製造し、製造された螺旋管を直接、一次覆工されたト
ンネル内に推進させる推進工程と、 セグメントによって一次覆工されたトンネルのほぼ全長
にわたって螺旋管を推進した後に螺旋管を製管機の近傍
にて切断する切断工程と、 一次覆工されたトンネル内の螺旋管をそのトンネルに対
して固定する固定工程と、 一次覆工されたトンネルと螺旋管との間に、螺旋管のほ
ぼ全長にわたって裏込め材を充填する充填工程と、 を包含することを特徴とするシールド工法における二次
覆工方法。 - 【請求項2】 シールド工法によって形成されたトンネ
ル内をセグメントによって一次覆工する工程と、 セグメントによって一次覆工されたトンネルの一方の端
部に隣接する立坑に製管機を設置して、その製管機に帯
板状のプロファイルを供給する供給工程と、 製管機に供給されるプロファイルを帯状の補強材によっ
て順次補強した状態で、前記製管機によって、螺旋管に
製造し、製造された螺旋管を直接、一次覆工されたトン
ネル内に推進させる推進工程と、 セグメントによって一次覆工されたトンネル内に適当な
長さにわたって製造された螺旋管を製管機の近傍にて切
断して、そのトンネル内を移動させる移動工程と、 前記供給工程、推進工程、および移動工程を繰り返す繰
り返し工程と、 一次覆工されたトンネル内にて隣接する螺旋管同士を相
互に接合する接合工程と、 一次覆工されたトンネル内にて接合されて一体化された
螺旋管を、そのトンネルに対して固定する固定工程と、 一次覆工されたトンネルと螺旋管との間に、螺旋管のほ
ぼ全長にわたって裏込め材を充填する充填工程と、 を包含することを特徴とするシールド工法における二次
覆工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25200594A JP3436987B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | シールド工法における二次覆工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25200594A JP3436987B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | シールド工法における二次覆工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08114094A JPH08114094A (ja) | 1996-05-07 |
JP3436987B2 true JP3436987B2 (ja) | 2003-08-18 |
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ID=17231246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25200594A Expired - Lifetime JP3436987B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | シールド工法における二次覆工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3436987B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011102626A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 更生管の施工方法 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25200594A patent/JP3436987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08114094A (ja) | 1996-05-07 |
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