JP3436355B2 - 半田ボール搭載装置 - Google Patents

半田ボール搭載装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップに形成され
る電極に半田ボールを搭載する半田ボール搭載装置の技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、BGA(ボール・グリッド・ア
レイ)タイプのチップは、少なくとも、チップに複数形
成される電極にソルダペーストもしくはフラックスを印
刷する印刷工程と、ソルダペーストもしくはフラックス
が印刷された電極に半田ボールを搭載する半田ボール搭
載工程とを経た後、リフロー半田付け装置を用いて基板
に実装されるようになっている。そして、前記半田ボー
ル搭載工程は、半田ボール搭載装置を用いて行われる
が、既存の半田ボール搭載装置は、吸着ヘッドで半田ボ
ールを吸着して電極上に移載するタイプと、複数の貫通
孔が形成されるボール整列マスクを用いて半田ボールを
電極上に落下させるタイプとに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者のタイ
プでは、吸着ヘッドの吸着力で半田ボールが変形する可
能性がある許りでなく、吸着ヘッドと半田ボールとの分
離性に劣り、そのため搭載不良が生じて歩留りを低下さ
せる不都合があった。一方、後者のタイプでは、半田ボ
ールに無理な力を作用させないため、半田ボールの変形
や搭載不良が生じ難いという利点があるが、ボール整列
マスク上に多数の半田ボールを供給する作業ステップ、
筆等を用いてボール整列マスクの全ての貫通孔に半田ボ
ールを落下させる作業ステップ、余った半田ボールをボ
ール整列マスクの排出口から排出する作業ステップ等の
多くの作業ステップが要求されるため、効率の良い搭載
作業を行い難いのが実状であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、チップに複数形成される電極に、
半田ボールを搭載する半田ボール搭載装置であって、該
半田ボール搭載装置に、電極が上を向く姿勢でチップを
位置決め保持するチップセット部と、チップの電極位置
に対応する複数の貫通孔が形成され、且つ貫通孔に落下
した半田ボールを電極上で保持する半田ボール整列部
と、半田ボール整列時に半田ボールを各貫通孔に落下さ
せるべく、チップセット部および半田ボール整列部の一
体的な揺動を許容する揺動支持手段と、チップセット時
およびチップ取出時に半田ボール整列部の一端部に半田
ボールを貯溜すべく、半田ボール整列部を傾斜姿勢に保
持する傾斜保持手段とを設けると共に、前記チップセッ
ト部は、単数もしくは複数のチップを位置決め保持可能
なチップトレイと、該チップトレイを前後もしくは左右
からスライド状にセット可能なトレイ載置テーブルと、
該トレイ載置テーブルを昇降させるテーブル昇降機構と
を備えていることを特徴とするものである。つまり、ボ
ール整列マスク上に半田ボールを供給する回数を大幅に
減らすことができる許りでなく、余った半田ボールを排
出口から排出する作業や、筆を用いたボール整列作業が
不要になり、その結果、効率の良い半田ボール搭載作業
を行うことが可能になる。また、チップセット時やチッ
プ取出時にチップに触る必要がないため、搭載した半田
ボールを位置ずれさせる等の不都合を回避でき、しか
も、半田ボール整列部を動かすことなくチップトレイを
出し入れすることができるため、半田ボール整列部の一
端部に貯溜した半田ボールを静止状態に保って貫通孔か
らの落下を防止することができる。また、チップトレイ
は、チップの電極にソルダペーストもしくはフラックス
を印刷する印刷装置のチップトレイに兼用されることを
特徴とするものである。つまり、印刷装置でソルダペー
ストもしくはフラックスを印刷したチップを、チップト
レイに載置したままの状態で半田ボール搭載装置にセッ
トすることができるため、両装置間のチップの受渡しを
容易且つ迅速に行うことができる。また、テーブル昇降
機構は、昇降自在に支持されるトレイ載置テーブルをカ
ムを介して昇降操作レバーに連結し、該昇降操作レバー
の左右回動操作に応じてトレイ載置テーブルを昇降させ
ることを特徴とするものである。つまり、テーブル昇降
機構にカムを用いるため、構造の簡略化およびコストダ
ウンを図ることができ、しかも、昇降操作レバーの左右
回動操作でトレイ載置テーブルを昇降させるため、レバ
ー操作ストロークを長くして昇降位置の微調整や昇降速
度のコントロールを容易にすることができる。また、半
田ボール整列部は、複数の貫通孔が形成されるボール整
列マスクと、該ボール整列マスクの周縁部で半田ボール
の落下を規制し、且つ一端部に半田ボールを貯溜可能な
ボールガイド枠とを備えていることを特徴とするもので
ある。つまり、マスク揺動時やマスク傾斜時にマスク周
縁部から半田ボールが落下する不都合を回避することが
できる。また、ボールガイド枠に、半田ボールを貯溜す
るボール貯溜部を形成したことを特徴とするものであ
る。つまり、ボール貯溜量の確認を容易にして半田ボー
ルの補給タイミングを適正化することができる。また、
ボール整列マスクの下面部に、ボール整列マスクとチッ
プとの間に所定の間隔を確保する間隔保持マスクを設け
たことを特徴とするものである。つまり、チップを間隔
保持マスクに密着させるだけで必要な間隔が確保される
ため、間隔調整を不要にして作業効率を向上させること
ができる。また、揺動支持手段は、チップセット部およ
び半田ボール整列部が組み込まれる装置本体をボール継
手を支点として揺動自在に支持することを特徴とするも
のである。つまり、揺動支持手段をボール継手で構成し
ているため、構造の簡略化およびコストダウンを図るこ
とができる。また、傾斜保持手段は、チップセット部お
よび半田ボール整列部が組み込まれる装置本体の揺動を
所定の傾斜角で接当規制するストッパ部材で構成されて
いることを特徴とするものである。つまり、傾斜保持手
段をストッパ部材で構成しているため、構造の簡略化お
よびコストダウンを図ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はチップ
2の下面に複数形成される電極3に半田ボール4を搭載
する半田ボール搭載装置であって、該半田ボール搭載装
置1は、弾性を有する脚部材5aが四隅に取り付けられ
た基台5、該基台5の後端部中央位置に立設されるボー
ル継手6、該ボール継手6を支点として揺動自在に支持
される揺動テーブル7、該揺動テーブル7に立設される
複数のガイドポスト8、該ガイドポスト8に昇降自在に
ガイドされるトレイ載置テーブル9、該トレイ載置テー
ブル9を受止支持し、且つ揺動テーブル7に立設される
レバー軸10を支点として左右方向に回動自在な昇降操
作レバー11、前記トレイ載置テーブル9の左右に並設
されるトレイガイド12に沿って手前側からスライド状
にセットされるチップトレイ13、前記ガイドポスト8
の上端に位置決め状に保持されるボール整列マスク1
4、該ボール整列マスク14の周縁部に上方から重合す
るボールガイド枠15、該ボールガイド枠15およびボ
ール整列マスク14を固定する固定枠16等を備えてい
る。
【0006】17は前記基台5の前側左右位置に立設さ
れる左右一対のストッパ部材であって、該ストッパ部材
17は、揺動自在な揺動テーブル7を前傾姿勢(初期姿
勢)に接当保持すべく設けられている。
【0007】18は前記トレイ載置テーブル9の底面部
に固着されるカムであって、該カム18は、昇降操作レ
バー11の基端部に装着されるベアリング19に接当し
ているが、該接当面部18aは、右下がり状の傾斜面に
形成されており、そのため昇降操作レバー11の右方向
操作に伴ってトレイ載置テーブル9が上昇する一方、昇
降操作レバー11の左方向操作に伴ってトレイ載置テー
ブル9が下降するようになっている。
【0008】前記チップトレイ13には、チップ2を電
極3が上を向く姿勢で位置決め状に保持可能な凹部13
aが複数形成されているが、本実施形態のチップトレイ
13は、後述する印刷装置20のチップトレイにも兼用
すべく、凹部13aの下側にチップ吸着固定用の開口部
13bが形成されている。
【0009】一方、ボール整列マスク14は、チップト
レイ13に保持されたチップ2の電極位置に対応する複
数の貫通孔14aを有している。そして、前記トレイ載
置テーブル9を上昇させてチップ2をボール整列マスク
14の下面に近接させた状態においては、ボール整列マ
スク14上に供給された半田ボール4を各貫通孔14a
に落下させると共に、落下した半田ボール4を電極上に
保持するが、ボール整列マスク14の下面部には、ボー
ル整列マスク14とチップ2との間に所定の間隔Kを確
保する間隔保持マスク21が重合状に取り付けられてい
るため、電極3に予め印刷されたソルダペースト22
(もしくはフラックス)と、ボール整列マスク14との
接触を回避しつつ、電極上に半田ボール4を搭載するこ
とができるようになっている。
【0010】また、前記ボールガイド枠15は、ボール
整列マスク14の周縁部で半田ボール4の落下を規制す
ると共に、ボール整列マスク14が前記揺動テーブル7
と一体的に前傾した初期姿勢においては、ボール整列マ
スク14の手前側に半田ボール4が貯溜することを許容
すべく、所定の立上り寸法を有する枠形状に形成されて
いる。
【0011】さらに、15aは前記ボールガイド枠15
の手前側に形成されるボール貯溜溝であって、該ボール
貯溜溝15aは、前記初期姿勢においてボール整列マス
ク14の手前側に貯溜する半田ボール4を収容するもの
であるが、その収容量を予め把握していれば、ボール残
量の確認が容易になるため、半田ボール4の補給タイミ
ングを的確に判断することができるようになっている。
【0012】次に、前記半田ボール搭載装置1を用いた
ボール搭載作業の作業手順(1)〜(6)を説明する。
但し、チップトレイ13に載置されるチップ2の電極3
には予めソルダペースト22が印刷されており、また、
ボールガイド枠15のボール貯溜溝15aには所定量の
半田ボール4が貯溜されているものとする。
【0013】(1)装置本体1a(揺動テーブル7と一
体的に揺動する部分)が前傾し、且つトレイ載置テーブ
ル9が下降している状態で、トレイ載置テーブル9にチ
ップトレイ13を手前側からスライド状にセットする。 (2)昇降操作レバー11を右方向に回動操作してトレ
イ載置テーブル9を上昇させ、チップ2の周縁部を間隔
保持マスク21に接当させる。 (3)装置本体1aを手で揺動させて、ボール整列マス
ク14の各貫通孔14aに半田ボール4を落下させる。 (4)全ての貫通孔14aに半田ボール4が落下したこ
とを確認した後、装置本体1aを前傾させて余分な半田
ボール4をボールガイド枠15のボール貯溜溝15aに
収容する。 (5)ボール整列マスク14上に余分な半田ボール4が
残留していないことを確認した後、スタンパー23で半
田ボール4をチップ2に押えつける。 (6)昇降操作レバー11を左方向に回動操作してトレ
イ載置テーブル9を下降させた後、チップトレイ13を
手前側に引き出す。
【0014】ところで、前記印刷装置20は、弾性を有
する脚部材25aが四隅に取り付けられた基台25、該
基台25に立設される複数のガイドポスト26、該ガイ
ドポスト26に昇降自在にガイドされるトレイ載置テー
ブル27、該トレイ載置テーブル27を受止支持し、且
つ基台25に立設されるレバー軸28を支点として左右
方向に回動自在な昇降操作レバー29、前記基台25の
左右に立設されるトレイ仮保持スタンド30上に手前側
からスライド状にセットされるチップトレイ13、前記
ガイドポスト26の上端に位置決め状に保持されるペー
スト印刷マスク31、該ペースト印刷マスク31を固定
する固定枠32等を備えている。尚、33はトレイ載置
テーブル27の底面部に固着されるカム、34は昇降操
作レバー29の基端部に装着されるベアリングであり、
これらの部品33、34、35は半田ボール搭載装置1
の対応部品と略同様に形成されている。
【0015】36は前記トレイ載置テーブル27の左右
に立設されるトレイガイドであって、該トレイガイド3
6は、トレイ載置テーブル27の上昇過程でトレイ仮保
持スタンド30上のチップトレイ13を受け取ってペー
スト印刷マスク31の下面側に近接させる一方、トレイ
載置テーブル27の下降過程でトレイ仮保持スタンド3
0にチップトレイ13を受け渡すようになっている。
【0016】37は前記トレイ載置テーブル27に立設
される吸着ノズルであって、該吸着ノズル37は、トレ
イ載置テーブル27の上昇過程でチップトレイ13の各
開口部13bに下方から進入すると共に、前記トレイガ
イド36がチップトレイ13を受け取るタイミングに合
わせてチップ2の表面に接当するように設けられてい
る。
【0017】前記ペースト印刷マスク31は、チップト
レイ13に保持されたチップ2の電極位置に対応する複
数の貫通孔(図示せず)を有している。そして、前記ト
レイ載置テーブル27を上昇させてチップ2をペースト
印刷マスク31の下面に密着させた状態においては、ペ
ースト印刷マスク31上に供給したソルダペースト22
を、スキージ(図示せず)を用いて各貫通孔に押込むこ
とにより、チップ2の電極上に適量のソルダペースト2
2を印刷することができるようになっている。
【0018】次に、前記印刷装置20を用いたソルダペ
ースト印刷作業の作業手順(1)〜(6)を説明する。
但し、チップトレイ13には、予め複数のチップ2が位
置決め状にセットされているものとする。
【0019】(1)トレイ載置テーブル27が下降して
いる状態で、トレイ仮保持スタンド30上にチップトレ
イ13を手前側からスライド状にセットする。 (2)昇降操作レバー29を右方向に回動操作してトレ
イ載置テーブル27を上昇させ、チップ2をペースト印
刷マスク31の下面に密着させる。 (3)吸着スイッチ(図示せず)をONにし、吸着ノズ
ル37でチップ2を吸着固定する。 (4)スキージを用いてペースト印刷マスク31の各貫
通孔にソルダペースト22を押込む。 (5)昇降操作レバー29を少し左方向に回動操作して
チップ2をペースト印刷マスク31から分離させた後、
吸着スイッチをOFFにする。 (6)昇降操作レバー29をさらに左方向に回動操作し
てトレイ載置テーブル27を下降させた後、チップトレ
イ13を手前側に引き出す。
【0020】叙述の如く構成されたものにおいて、チッ
プ2に複数形成される電極3に、半田ボール4を搭載す
る半田ボール搭載装置1は、電極3が上を向く姿勢でチ
ップ2を位置決め保持するチップセット部(トレイ載置
テーブル9、チップトレイ13等)と、チップ2の電極
位置に対応する複数の貫通孔14aが形成され、且つ貫
通孔14aに落下した半田ボール4を電極上で保持する
半田ボール整列部(ボール整列マスク14、ボールガイ
ド枠15等)と、半田ボール整列時に半田ボール4を各
貫通孔14aに落下させるべく、チップセット部および
半田ボール整列部の一体的な揺動を許容する揺動支持手
段(ボール継手6等)と、チップセット時およびチップ
取出時に半田ボール整列部の一端部に半田ボール4を貯
溜すべく、半田ボール整列部を傾斜姿勢に保持する傾斜
保持手段(ストッパ部材17等)とを備えているため、
ボール整列マスク14上に半田ボール4を供給する回数
を大幅に減らすことができる許りでなく、余った半田ボ
ール4を排出口から排出する作業や、筆を用いたボール
整列作業が不要になり、その結果、効率の良い半田ボー
ル搭載作業を行うことが可能になる。
【0021】また、チップセット部は、単数もしくは複
数のチップ2を位置決め保持可能なチップトレイ13
と、該チップトレイ13を手前からスライド状にセット
可能なトレイ載置テーブル9と、該トレイ載置テーブル
9を昇降させるテーブル昇降機構(昇降操作レバー1
1、カム18等)とを備えているため、チップセット時
やチップ取出時にチップ2に触れて搭載した半田ボール
4を位置ずれさせる等の不都合を回避でき、しかも、半
田ボール整列マスク14を動かすことなくチップトレイ
13を出し入れすることができるため、半田ボール整列
マスク14の一端部に貯溜した半田ボール4を静止状態
に保って貫通孔14aからの落下を防止することができ
る。
【0022】また、チップトレイ13は、チップ2の電
極3にソルダペースト22(もしくはフラックス)を印
刷する印刷装置20のチップトレイに兼用されるため、
印刷装置20でソルダペースト22を印刷したチップ2
を、チップトレイ13に載置したままの状態で半田ボー
ル搭載装置1にセットすることができ、その結果、両装
置1、20間のチップ2の受渡しを容易且つ迅速に行う
ことができる。
【0023】また、テーブル昇降機構は、昇降自在に支
持されるトレイ載置テーブル9をカム18を介して昇降
操作レバー11に連結し、該昇降操作レバー11の左右
回動操作に応じてトレイ載置テーブル9を昇降させるよ
うに構成されるため、構造の簡略化およびコストダウン
を図ることができ、しかも、昇降操作レバー11の左右
回動操作でトレイ載置テーブル9を昇降させるため、レ
バー操作ストロークを長くして昇降位置の微調整や昇降
速度のコントロールを容易にすることができる。
【0024】また、半田ボール整列部は、複数の貫通孔
14aが形成されるボール整列マスク14と、該ボール
整列マスク14の周縁部で半田ボール4の落下を規制
し、且つ一端部に半田ボール4を貯溜可能なボールガイ
ド枠15とを備えているため、マスク揺動時やマスク傾
斜時にマスク周縁部から半田ボール4が落下する不都合
を回避することができる。
【0025】また、ボールガイド枠15に、半田ボール
4を貯溜するボール貯溜溝15aを形成したため、ボー
ル貯溜量の確認を容易にして半田ボール4の補給タイミ
ングを適正化することができる。
【0026】また、ボール整列マスク14の下面部に、
ボール整列マスク14とチップ2との間に所定の間隔を
確保する間隔保持マスク21を設けたため、チップ2を
間隔保持マスク21に密着させるだけで必要な間隔を確
保でき、その結果、間隔調整を不要にして作業効率を向
上させることができる。
【0027】また、揺動支持手段は、装置本体1aをボ
ール継手6を支点として揺動自在に支持するものである
ため、構造の簡略化およびコストダウンを図ることがで
きる。
【0028】また、傾斜保持手段は、装置本体1aの揺
動を所定の傾斜角で接当規制するストッパ部材17で構
成されているため、構造の簡略化およびコストダウンを
図ることができる。
【0029】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いことは勿論であって、例えば前記実施形態の半田ボー
ル搭載装置は、ボール供給作業、トレイセット作業、テ
ーブル上昇作業、本体揺動作業、本体初期姿勢復帰作
業、テーブル下降作業、トレイ取外作業等を手動で行う
ように構成されているが、何れかの作業もしくは全ての
作業をアクチュエータを用いて自動的に行うように構成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動操作状態を示す半田ボール搭載装置の一部
省略正面断面図である。
【図2】(A)は揺動操作状態を示す同上側面断面図、
(B)は傾斜保持状態(初期姿勢)を示す同上側面断面
図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】半田ボール搭載装置の作用説明図である。
【図5】印刷装置の一部省略正面断面図である。
【図6】同上側面断面図である。
【図7】同上要部拡大図である。
【符号の説明】
1 半田ボール搭載装置 2 チップ 3 電極 4 半田ボール 5 基台 6 ボール継手 7 揺動テーブル 9 トレイ載置テーブル 11 昇降操作レバー 13 チップトレイ 14 ボール整列マスク 14a 貫通孔 15 ボールガイド枠 15a ボール貯溜溝 17 ストッパ部材 18 カム 20 印刷装置 21 間隔保持マスク 22 ソルダペースト

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップに複数形成される電極に、半田ボ
    ールを搭載する半田ボール搭載装置であって、該半田ボ
    ール搭載装置に、電極が上を向く姿勢でチップを位置決
    め保持するチップセット部と、チップの電極位置に対応
    する複数の貫通孔が形成され、且つ貫通孔に落下した半
    田ボールを電極上で保持する半田ボール整列部と、半田
    ボール整列時に半田ボールを各貫通孔に落下させるべ
    く、チップセット部および半田ボール整列部の一体的な
    揺動を許容する揺動支持手段と、チップセット時および
    チップ取出時に半田ボール整列部の一端部に半田ボール
    を貯溜すべく、半田ボール整列部を傾斜姿勢に保持する
    傾斜保持手段とを設けると共に、前記チップセット部
    は、単数もしくは複数のチップを位置決め保持可能なチ
    ップトレイと、該チップトレイを前後もしくは左右から
    スライド状にセット可能なトレイ載置テーブルと、該ト
    レイ載置テーブルを昇降させるテーブル昇降機構とを備
    えていることを特徴とする半田ボール搭載装置。
  2. 【請求項2】 請求項において、チップトレイは、チ
    ップの電極にソルダペーストもしくはフラックスを印刷
    する印刷装置のチップトレイに兼用されることを特徴と
    する半田ボール搭載装置。
  3. 【請求項3】 請求項において、テーブル昇降機構
    は、昇降自在に支持されるトレイ載置テーブルをカムを
    介して昇降操作レバーに連結し、該昇降操作レバーの左
    右回動操作に応じてトレイ載置テーブルを昇降させるこ
    とを特徴とする半田ボール搭載装置。
  4. 【請求項4】 請求項において、半田ボール整列部
    は、複数の貫通孔が形成されるボール整列マスクと、該
    ボール整列マスクの周縁部で半田ボールの落下を規制
    し、且つ一端部に半田ボールを貯溜可能なボールガイド
    枠とを備えていることを特徴とする半田ボール搭載装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項において、ボールガイド枠に、
    半田ボールを貯溜するボール貯溜部を形成したことを特
    徴とする半田ボール搭載装置。
  6. 【請求項6】 請求項において、ボール整列マスクの
    下面部に、ボール整列マスクとチップとの間に所定の間
    隔を確保する間隔保持マスクを設けたことを特徴とする
    半田ボール搭載装置。
  7. 【請求項7】 請求項において、揺動支持手段は、チ
    ップセット部および半田ボール整列部が組み込まれる装
    置本体をボール継手を支点として揺動自在に支持するこ
    とを特徴とする半田ボール搭載装置。
  8. 【請求項8】 請求項において、傾斜保持手段は、チ
    ップセット部および半田ボール整列部が組み込まれる装
    置本体の揺動を所定の傾斜角で接当規制するストッパ部
    材で構成されていることを特徴とする半田ボール搭載装
    置。
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