JP3435475B2 - 1,2−プロパンジオールの製法 - Google Patents

1,2−プロパンジオールの製法

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JP3435475B2 JP55022198A JP55022198A JP3435475B2 JP 3435475 B2 JP3435475 B2 JP 3435475B2 JP 55022198 A JP55022198 A JP 55022198A JP 55022198 A JP55022198 A JP 55022198A JP 3435475 B2 JP3435475 B2 JP 3435475B2
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幸生 猪飼
直孝 亀山
喜朗 古川
雅史 三上
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/58Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by elimination of halogen, e.g. by hydrogenolysis, splitting-off
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/07Optical isomers

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は医薬および農薬等の合成中間体として有用な
化合物である1,2−プロパンジオール、特にその光学活
性体の製法に関する。
背景技術 1,2−プロパンジオールは、産業上有用な化合物とし
て公知の物質である。同化合物の従来の製法としては、
1)水酸化カリウム−メタノール溶液中で3−クロロ−
1,2−プロパンジオールをグリシドールとした後、これ
を接触水素添加することにより得る方法(M.Ochiai,Bio
chem.Z.,293(1935))が報告されている。
また、1,2−プロパンジオールの光学活性体の製法と
しては、2)天然型乳酸エチルエステルの還元による方
法(J.Amer.Chem.Soc.,107,5210(1985))や、3)ヒ
ドロキシアセトンのキラル触媒存在下での還元(J.Ame
r.Chem.Soc.,110,629(1988))、4)ヒドロキシアセ
トンの酵母による不斉還元(特開平7−059592)、更に
は5)酵素によるラセミ体の分割(特開平6−030790)
等が知られている。
しかし、上記従来法の場合、1)の方法では、出発化
合物に対し塩基を1.2当量用いるため、ポリマーや3−
メトキシ−1,2−プロパンジオールといった副生成物が
生成し、これが目的物から分離困難であるため、目的物
の収率が低い(72%)。実際、1)の反応を大スケール
で行ったところ、収率はさらに低く、47%であった(後
述の比較例2参照)。2)の方法では、原料が天然の光
学活性体であるため、両方の光学活性1,2−プロパンジ
オールを任意に得ることはできず、また、還元剤として
工業的に操作しにくく且つ高価な水素化リチウムアルミ
ニウムを用いなければならないという難点がある。ま
た、3)の方法では、得られた目的物の光学純度は92%
eeと低く、 高い光学純度を有する目的物を得るには、誘導体への変
換後、再結晶により、光学純度を上げるという繁雑な工
程が必要である。4)、5)の方法では、いずれか一方
の光学活性体しか得られない。
本発明の課題は、上記諸問題に鑑み、原料として容易
に入手しうる化合物を用い、目的物1,2−プロパンジオ
ールまたはその光学活性体を高収率で且つ安価に得るこ
とができる方法を提供することにある。
発明の開示 本発明者らは、上記の課題を解決すべく研究を重ねた
結果、3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオールを出発化
合物とし、目的とする1,2−プロパンジオール、特にそ
の光学活性体を有利に製造する方法を見出し、本発明を
完成した。
即ち、本発明は、下記一般式[I]で表される3−ハ
ロゲノ−1,2−プロパンジオールを、炭素数2以上のア
ルコール系溶媒中で、3−ハロゲノ−1,2−プロパンジ
オール1モルに対して0.9〜1モルの塩基の存在下に、
接触水素添加して下記式[II]で表される1,2−プロパ
ンジオールを得ることを特徴とする1,2−プロパンジオ
ールの製法である。一般式[I]中、Xはハロゲン原子
を意味する。
3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール[I]は、ど
のような方法によって得られたものでもよい。光学活性
3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオールは特公平4−739
98号公報及び特公平4−73999号公報記載の方法に従っ
て容易に調製することができる。
3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール[I]のハロ
ゲン原子Xとしては、塩素原子もしくは臭素原子が好ま
しい。したがって、好適な原料3−ハロゲノ−1,2−プ
ロパンジオールは3−クロロ−1,2−プロパンジオール
または3−ブロモ−1,2−プロパンジオールである。
本明細書において「アルコール系溶媒」とは、炭素数
2以上のアルコールから本質的に構成されている溶媒を
意味する。すなわち、炭素数2以上のアルコール以外の
成分が、本発明の基本的かつ新規な特徴に実質的に影響
を及ぼさない限り、炭素数2以上のアルコールにこの成
分が含まれていてもよい。例えば、アルコール系溶媒は
大部分の炭素数2以上のアルコールと、小部分の、アル
コールと相溶性のその他の溶媒とからなるものであって
もよい。ただし、その他の溶媒の割合が増せば増すほど
副反応が生じ易く、その結果、目的物の収率が低下する
傾向があるので、その他の溶媒の割合は目的物の収率が
所望の値を下回らない範囲になされる。
アルコールの炭化水素基は直鎖状でも分枝状でも環状
でもよく、また置換基を有していてもよい。
アルコールは水酸基の個数により1価または複数価の
ものであってよく、水酸基の位置によりn−アルコー
ル、sec−アルコール、tert−アルコールのいずれであ
ってもよい。
アルコール系溶媒は好ましくは炭素数2〜4の1価ア
ルコールから本質的に構成され、特に好ましいアルコー
ル系溶媒はプロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノール、sec−ブタノールおよびtert
−ブタノールより成る群から選ばれたアルコールまたは
これらの2以上の組合わせから本質的に構成されてい
る。溶媒としてメタノールを使用すると、反応過程で生
成するグリシドールとメタノールが反応して副生成物を
生じ、これが目的物の収率を低下させる。
本発明方法に用いられる塩基は、塩基性(ルイス塩基
を含む)を示す物質であればよく、例えば、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属あるいは
アルカリ土類金属の水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム等のアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の炭酸
塩;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム等のアルカリ金属の炭酸水素塩;水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等の水素化
物;ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カ
リウムメチラート、カリウムエチラート、カリウムt−
ブトキサイド等のアルカリアルコキサイド;トリエチル
アミン、ピリジン、2,6−ルチジン、ジメチルアニリ
ン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロノネン
等のアミン類が例示される。これらは単独で用いても、
2以上の組合わせで用いてもよい。中でもアルカリ金属
の水酸化物が好ましく、特に水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムが好ましい。
用いられる塩基の量は、原料3−ハロゲノ−1,2−プ
ロパンジオール[I]1モルに対して0.9〜1モル、好
ましくは0.95〜1モルである。塩基の量が原料1モルに
対して1モルより多いと副生成物が生成するため好まし
くない。また、塩基の量が0.9モル未満であると、原料
3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール[I]が残存
し、収率が低下するため好ましくない。
本発明方法において接触水素添加の際使用される触媒
は接触水素添加用触媒として汎用されているものであっ
てよいが、例えばパラジウム炭素、ラネーニッケル、酸
化プラチナ等が例示される。このうち、パラジウム炭素
が好ましい。
触媒の使用量は、原料3−ハロゲノ−1,2−プロパン
ジオール[I]1モルに対して1〜100gが適当である。
触媒の使用量が原料1モルに対して1gより少ないと反応
の進行が遅く実用的な稼働ができない場合があり、また
100gより多いとコスト増を招く。
触媒水素添加の水素ガスは通常の水素源から供給され
てよい。水素源としては、ボンベ詰めの水素ガス、蟻酸
アンモニウム等が使用できるが、後者の場合、反応後過
剰の蟻酸アンモニウムの除去が繁雑な工程を要するた
め、水素ガスを用いる方が好ましい。水素ガスの供給量
は、理論的には原料3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオ
ール[I]1モルに対して1モルであるが、通常は理論
量より過剰、好ましくは理論量の1〜3倍である。水素
ガス供給量は反応の進行状況に応じて調節することが好
ましい。水素源として蟻酸アンモニウムを用いる場合、
これは固形物であるため、原料1モルに対して10モル程
度加えるのが好ましい。
塩基の添加と接触水素添加の順序については、塩基の
添加が終了した後に、、接触水素添加を行う方法と、接
触水素添加を行うと同時に塩基を添加する方法があり、
いずれも良好な結果が得られる。
接触水素添加は常圧下で行うことができ、また加圧
下、例えば水素圧10Kgf/cm2(ゲージ圧)以下で行うこ
ともできる。
反応温度は好ましくは−20〜80℃、より好ましくは0
〜50℃である。反応温度が−20℃より低いと反応の進行
が遅く、反応液の粘度が上昇する嫌いがあり、80℃より
高いと原料の二量体等が副生し収率が低下しがちであ
る。
反応終了後は常法にしたがって目的物を取得する。例
えば、触媒等の不溶物を濾去し、過剰の溶媒を減圧下に
留去し、得られた残渣を蒸留等の通常の処理に付すこと
により、目的とする1,2−プロパンジオールが得られ
る。原料として光学活性体の3−ハロゲノ−1,2−プロ
パンジオールを用いて上記反応を行うことにより、光学
純度がほとんど低下することなく、所望の光学活性1,2
−プロパンジオールが得られる。
なお、本発明方法の反応機構は確定的ではないが、3
−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール[I]が塩基によ
りグリシドールへ変換され、次いで触媒水素添加により
1,2−プロパンジオール[II]が生成する逐次反応が起
きていると考えられる。
発明を実施するための最良の形態 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、比較例1は溶媒としてメタノールを用いた例、比較
例2は溶媒としてメタノールを用い、原料に対し塩基を
過剰に用いた例、比較例3は溶媒としてイソプロパノー
ルを用い、原料に対し塩基を過剰に用いた例である。
実施例1 a)200mlのフラスコ内にてイソプロパノール50mlに3
−クロロ−1,2−プロパンジオール10g(90.5mmol)を溶
かし、この溶液に氷浴中48%NaOH水溶液7.2g(86.4mmo
l)を30分かけて滴下した。混合液を25℃にて30分撹拌
した後、ここへ10%パラジウム炭素(50%ウエット品)
1gを加えた。フラスコ内を水素置換し、40℃にて更に3
時間撹拌を続けた。
b)その後、反応液を濾過して不溶物を除き、濾液を減
圧下に濃縮し、残渣を蒸留により精製して1,2−プロパ
ンジオール6.0g(収率87.2%)を得た。
実施例2 1000mlのオートクレーブ内にてイソプロパノール250m
lに(S)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール50g
(0.45モル、光学純度99.6%ee)を溶かし、この溶液に
氷浴中48%NaOH水溶液35.8g(0.43モル)を30分かけて
滴下した。混合液を25℃にて30分撹拌した後、ここへ10
%パラジウム炭素(50%ウエット品)5gを加えた。次い
で、オートクレーブ内に水素ガスを、常に水素圧を5Kgf
/cm2に保つように供給し、混合物を25℃にて更に2時間
撹拌を続けた。
その後、実施例1の工程b)と同様の操作を行い、
(R)−1,2−プロパンジオール31.8g(収率92.4%、光
学純度99.3%ee)を得た。
実施例3 5リットルのフラスコ内にてイソプロパノール2240ml
に(R)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール500g
(4.52モル、光学純度98.2%ee)を溶かし、この溶液に
氷浴中48%NaOH水溶液360g(4.32モル)を1時間かけて
滴下した。混合液を25℃にて30分撹拌した後、ここへ10
%パラジウム炭素(50%ウエット品)49gを加え、フラ
スコ内を水素置換し、同液を撹拌した。40℃にて更に7
時間撹拌を続けた。
その後、実施例1の工程b)と同様の操作を行い、
(S)−1,2−プロパンジオール313g(収率91.0%、光
学純度98.0%ee)を得た。
実施例4 5リットルのフラスコ内にてイソプロパノール2240ml
に(S)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール500g
(4.52モル、光学純度99.6%ee)を溶かし、この溶液に
10%パラジウム炭素(50%ウエット品)49gを加え、フ
ラスコ内を水素置換し、撹拌下に反応液中に40℃にて48
%NaOH水溶液360g(4.32モル)を10時間かけて滴下し、
更に1時間撹拌を続けた。
その後、実施例1の工程b)と同様の操作を行い、
(R)−1,2−プロパンジオール310g(収率90.0%、光
学純度99.2%ee)を得た。
比較例1 30リットルのフラスコ内にてメタノール14リットルに
(S)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール3.75kg(3
3.9モル、光学純度99.6%ee)を溶かし、この溶液に氷
浴中48%NaOH水溶液2.70kg(32.4モル)を2時間かけて
滴下した。混合液を25℃にて1時間撹拌した後、ここへ
10%パラジウム炭素(50%ウエット品)375gを加え、フ
ラスコ内を水素置換し、40℃にて更に11時間撹拌を続け
た。
その後、実施例1の工程b)と同様の操作を行い、
(R)−1,2−プロパンジオール1.62kg(収率62.8%、
光学純度99.0%ee)を得た。
比較例2 10リットルのフラスコ内にてメタノール2.5リットル
に(S)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール500g
(4.52モル、光学純度99.6%ee)を溶かし、この溶液に
氷浴中20%KOHメタノール溶液1.5リットル(5.36モル)
を1時間かけて滴下した。混合液を25℃にて30分攪拌し
た後、10%パラジウム炭素(50%ウエット品)50gを加
え、フラスコ内を水素置換し、40℃にて更に8時間攪拌
を続けた。
その後、実施例1の工程b)と同様の操作を行い、
(R)−1,2−プロパンジオール162g(収率47.1%、光
学純度98.8%ee)を得た。
比較例3 1000mlのフラスコ内にてイソプロパノール250mlに
(S)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール50g(0.45
モル、光学純度99.6%ee)を溶かし、この溶液に氷浴中
48%NaOH水溶液45g(0.54モル)を30分かけて滴下し
た。混合液を25℃にて30分攪拌した後、ここへ10%パラ
ジウム炭素(50%ウエット品)5gを加え、フラスコ内を
水素置換し、40℃にて更に4時間撹拌を続けた。
その後、実施例1の工程b)と同様の操作を行い、
(R)−1,2−プロパンジオール22.4g(収率66.4%、光
学純度99.6%ee)を得た。
産業上の利用可能性 本発明は、医薬および農薬等の合成中間体として有用
な化合物である1,2−プロパンジオールを有利に取得す
る方法を提供するものである。
本発明により、1,2−プロパンジオールを従来法に比
べて高収率で安価に得ることができ、特に光学活性体を
純度を低下させることなく得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 三上 雅史 兵庫県尼崎市大高州町9番地 ダイソー 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−146835(JP,A) 特開 平8−208541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 29/58 C07C 31/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I]で表される3−ハロゲノ−1,
    2−プロパンジオールを、炭素数2以上のアルコール系
    溶媒中で、3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール1モ
    ルに対して0.9〜1モルの塩基の存在下に、接触水素添
    加して、式[II]で表される1,2−プロパンジオールを
    得ることを特徴とする1,2−プロパンジオールの製法。 (上記一般式[I]においてXはハロゲン原子を意味す
    る。)
  2. 【請求項2】3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール
    [I]が3−クロロ−1,2−プロパンジオールまたは3
    −ブロモ−1,2−プロパンジオールである請求項1記載
    の1,2−プロパンジオールの製法。
  3. 【請求項3】アルコール系溶媒が炭素数2〜4のアルコ
    ールから構成されている請求項1または2記載の1,2−
    プロパンジオールの製法。
  4. 【請求項4】アルコール系溶媒がプロパノール、イソプ
    ロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−
    ブタノールおよびtert−ブタノールより成る群から選ば
    れたアルコールまたはこれらの2以上の組合わせから本
    質的に構成されている請求項3記載の1,2−プロパンジ
    オールの製法。
  5. 【請求項5】塩基がアルカリ金属の水酸化物である請求
    項1〜4のいずれかに記載の1,2−プロパンジオールの
    製法。
  6. 【請求項6】アルカリ金属の水酸化物が水酸化ナトリウ
    ムまたは水酸化カリウムである請求項5記載の1,2−プ
    ロパンジオールの製法。
  7. 【請求項7】塩基の量が3−ハロゲノ−1,2−プロパン
    ジオール[I]1モルに対して1〜0.95モルである請求
    項1〜6のいずれかに記載の1,2−プロパンジオールの
    製法。
  8. 【請求項8】接触水素添加を塩基の添加終了後に行う請
    求項1〜7のいずれかに記載の1,2−プロパンジオール
    の製法。
  9. 【請求項9】接触水素添加を塩基の添加と同時に行う請
    求項1〜7のいずれかに記載の1,2−プロパンジオール
    の製法。
  10. 【請求項10】3−ハロゲノ−1,2−プロパンジオール
    [I]および1,2−プロパンジオール[II]がいずれも
    光学活性体である請求項1〜9のいずれかに記載の1,2
    −プロパンジオールの製法。
JP55022198A 1997-05-19 1998-05-18 1,2−プロパンジオールの製法 Expired - Fee Related JP3435475B2 (ja)

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