JP3433394B2 - コルゲートフィン成形装置のテンション装置 - Google Patents

コルゲートフィン成形装置のテンション装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、フィン材を成形してコ
ルゲートフィンを製造するコルゲートフィン成形装置の
テンション装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、ラジエータ等の熱交換器に使用
されるコルゲートフィンは、例えば特開平3−2432
22号公報に開示されるコルゲートフィン成形装置で製
造されている。 【0003】図4はこの種のコルゲートフィン成形装置
を示し、従来のコルゲートフィン成形装置は、アルミニ
ウム製のフィン材1を巻き付けたロールからフィン材1
を引き出し、これを上切断リング3aと下切断リング3
bからなるスリットロール3で2枚に切断した後、上下
一対の歯車状コルゲートカッター5に供給してここでフ
ィン材1を波型凹凸状のコルゲートフィン7に成形し、
その後、歯車状送出しロール9でコルゲートフィン7を
圧縮してフィンピッチを出し、そして、コルゲートフィ
ン切断装置でコルゲートフィン7を所定の寸法に切断し
て同一形状のコルゲートフィン7を一度に2枚宛製造し
ている。 【0004】又、上記スリットロール3の上流側には、
フィン材1をその移動と直交する方向に押圧することに
よりフィン材1の摩擦抵抗を高めて、コルゲートフィン
7の成形高さを調整するテンション装置11が備えられ
ている。 【0005】従来、上記テンション装置11は、内側に
フェルト材13を取り付けた2枚の上下プレート15,
17と、上プレート15に連結した油圧シリンダ19と
で構成されており、両プレート15,17間にフィン材
1を挟みつけ、そして、圧力計21で一定の押圧力を維
持し乍ら、油圧シリンダ19で上プレート15を下プレ
ート17に押圧してコルゲートフィン7の高さを制御し
ている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】然し、上記テンション
装置11は、長期に亘る使用によってフェルト材13が
劣化し、その結果、フィン材1に対する摩擦抵抗が変化
してコルゲートフィン7の成形高さが変わってしまう欠
点があった。 【0007】そのため、従来では、コルゲートフィン7
の成形高さを一定に保つため、フェルト材13を定期的
に交換する必要があったが、交換後、圧力計21を確認
し乍ら再び同じ押圧力をフィン材1にかけても、フェル
ト材13の特性から必ずしも初期の摩擦抵抗と同じ状態
に復元できず、交換後のテンションの調整は専ら作業者
の勘任せであった。 【0008】従って、斯かるテンション装置によると、
コルゲートフィンの成形高さの精度が必ずしも充分なも
のとはいえなかった。本発明は斯かる実情に鑑み案出さ
れたもので、従来の如きフェルト材の交換作業や作業者
の勘によるテンションの調整をなくして、コルゲートフ
ィンの成形高さの精度を向上させることのできるコルゲ
ートフィン成形装置のテンション装置を提供することを
目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、フィン材の通路に装着した
上下一対の歯車状のコルゲートカッターの上流側に、フ
ィン材を挾持する一対のロールを配置すると共に、当該
ロールのいずれか一方の回転軸に電磁ブレーキを連結し
たコルゲートフィン成形装置のテンション装置に於て、
上下一対の上記ロールは、フィン材を複数に切断する一
対の上切断リングと下切断リングとからなる金属製のス
リットロールであって、上切断リングと下切断リング
は、夫々、大径部と、外周にウレタンリングが装着され
た小径部とで構成され、上切断リング側に装着されたウ
レタンリングが下切断リングの大径部に対向し、下切断
リング側に装着されたウレタンリングが上切断リングの
大径部に対向して配置され、上切断リングと下切断リン
グの間にフィン材が供給されると、ウレタンリングが夫
々圧縮されることを特徴とする。 【0010】 【0011】 【作用】請求項1に係るテンション装置によれば、電磁
ブレーキに電流を供給し乍ら、上切断リングと下切断リ
ングの間にフィン材を供給すると、ウレタンリングが夫
々圧縮されてフィン材にテンションがかかり、また、ウ
レタンリングが夫々圧縮されて切断位置に段差が発生す
るため、フィン材が変形することなく複数に切断され
こととなる。 【0012】 【0013】 【実施例】以下、本発明を図4の如き所謂多列コルゲー
トフィン成形装置に適用した実施例を図面に基づき詳細
に説明する。尚、図4に示す従来例と同一のものは同一
符号を付してそれらの説明は省略する。 【0014】図1は請求項1の一実施例に係るテンショ
ン装置を装着したコルゲートフィン成形装置の要部平面
図、図2はテンション装置の部分断面図を示し、図中、
23はコルゲートカッター5の上流側に装着されたスリ
ットロールで、当該スリットロール23は、図2に示す
ように互いに当接する上下一対の金属製の上切断リング
25と下切断リング27とで構成されている。 【0015】上切断リング25と下切断リング27は、
夫々、大径部25a,27aと小径部25b,27bと
から構成されており、両小径部25b,27bの外周に
は、ウレタンリング29,31が装着されている。そし
て、上切断リング25側に装着されたウレタンリング2
9は、下切断リング27の大径部27aの外周に当接
し、又、下切断リング27b側に装着されたウレタンリ
ング31は、上切断リング25の大径部25aの外周に
当接した構造となっている。 【0016】そして、下切断リング27の回転軸33の
一端は、ヒステリシスブレーキ(商品名)からなる電磁
ブレーキ35のロータに連結されている。周知のよう
に、電磁ブレーキ35としてのヒステリシスブレーキ
は、図3の如く電流が一定であればスリップ速度に関係
なく一定の定トルク性を示す性質を有する。 【0017】そこで、本実施例は、下切断リング27の
回転軸33に上記電磁ブレーキ35を連結することによ
り、搬送されるフィン材1に対しスリットロール23で
ブレーキ抵抗をかけて従来のテンション装置と同様の働
きをさせたもので、電磁ブレーキ35への供給電流値を
変えることにより、フィン材1に対するブレーキ抵抗を
変化させることが可能である。そして、図2に示すよう
に電磁ブレーキ35に電流を供給し乍ら、上切断リング
25と下切断リング27の間にフィン材1を供給する
と、両ウレタンリング29,31が夫々圧縮されてフィ
ン材1にテンションがかかり、また、両ウレタンリング
29,31が夫々フィン材1の肉厚分だけ圧縮するた
め、切断位置Pに段差が発生してフィン材1が切断され
るようになっている。 【0018】本実施例はこのように構成されているか
ら、ロールから引き出されたフィン材1はスリットロー
ル23で2枚に切断された後、コルゲートカッター5で
波型凹凸状のコルゲートフィン7に成形されて送出しロ
ール9でフィンピッチが出されるが、コルゲートカッタ
ー5へ搬送されるフィン材1に上記スリットロール23
がブレーキ抵抗をかけて、従来のテンション装置と同様
の働きを行い、その結果、一定の成形高さを有するコル
ゲートフィン7が成形されることとなる。 【0019】そして、電磁ブレーキ35に対する供給電
流を例えば600mmAから400mmAに落とせば、フィ
ン材1に対するスリットロール23のブレーキ抵抗が変
わり、成形高さの異なるコルゲートフィン7が成形され
ることとなる。そして、再度、供給電流を600mmAに
戻せば、フィン材1に対するスリットロール23のブレ
ーキ抵抗が変化して、当初600mmAの供給電流をかけ
ていたときと同じ成形高さのコルゲートフィン7が成形
されることとなる。 【0020】このように、本実施例は、図4の如きフェ
ルト材13を用いた従来のテンション装置11に代え
て、スリットロール23の下切断リング27の回転軸3
3に電磁ブレーキ35を連結することにより、当該スリ
ットロール23でフィン材1にテンションをかけるよう
にしたので、電磁ブレーキ35の特性から夫々の成形高
さに合うブレーキ抵抗の選択が可能であると共に、その
抵抗値を長時間に亘り維持できるので、従来の如くフェ
ルト材の交換や作業者の勘による調整作業が不要とな
り、又、フィン材1に対する摩擦抵抗が変化してコルゲ
ートフィン7の成形高さが変わってしまうこともない。 【0021】そして、本実施例によれば、電磁ブレーキ
35に対する供給電流値が同一であれば、成形されるコ
ルゲートフィン7の成形高さが常に同一となるため、従
来に比し成形高さの精度を向上させることができる利点
を有する。 【0022】更に又、上述したように本実施例は、スリ
ットロール23の上切断リング25と下切断リング27
の各小径部25b,27bの外周にウレタンリング2
9,31を装着することにより、上切断リング25と下
切断リング27の間にフィン材1を供給したとき、両ウ
レタンリング29,31が夫々フィン材1の肉厚分だけ
圧縮されるように構成したので、フィン材1にテンショ
ンを確実にかけることができると共に、斯様にウレタン
リング29,31が夫々フィン材1の肉厚分だけ圧縮す
ることで、切断位置Pに段差が発生してフィン材1の切
断箇所が波状に変形することなく良好に切断でき、コル
ゲートフィン7を確実に成形できる利点を有する。 【0023】 【0024】 【0025】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るテン
ション装置によれば、従来の如くフェルト材の交換や作
業者の勘によるテンションの調整作業が省略できると共
に、コルゲートフィンの成形高さの精度を向上させるこ
とができる利点を有する。 【0026】
【図面の簡単な説明】 【図1】請求項1の一実施例に係るテンション装置を装
着したコルゲートフィン成形装置の要部平面図である。 【図2】テンション装置の部分断面図である。 【図3】電磁ブレーキのスリップ特性とトルク特性との
関係を示すグラフである。 【図4】従来のテンション装置を装着したコルゲートフ
ィン成形装置の側面図及び当該側面図に対応するコルゲ
ートフィン成形装置の平面図である。 【符号の説明】 1 フィン材 5 コルゲートカッター 7 コルゲートフィン 9 送出しロール 23 スリットロール 25 上切断リング 27 下切断リング 29,31 ウレタンリング 33 回転軸 35 電磁ブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 13/04 B21D 53/04 B23D 19/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フィン材(1)の通路に装着した上下一
    対の歯車状のコルゲートカッター(5)の上流側に、フ
    ィン材(1)を挾持する一対のロールを配置すると共
    に、当該ロールのいずれか一方の回転軸(33)に電磁
    ブレーキ(35)を連結したコルゲートフィン成形装置
    のテンション装置に於て、 上下一対の上記ロールは、フィン材(1)を複数に切断
    する一対の上切断リング(25)と下切断リング(2
    7)とからなる金属製のスリットロール(23)であっ
    て、上切断リング(25)と下切断リング(27)は、
    夫々、大径部(25a,27a)と、外周にウレタンリ
    ング(29,31)が装着された小径部(25b,27
    b)とで構成され、上切断リング(25)側に装着され
    たウレタンリング(29)が下切断リング(27)の大
    径部(27a)に対向し、下切断リング(27)側に装
    着されたウレタンリング(31)が上切断リング(2
    5)の大径部(25a)に対向して配置され、上切断リ
    ング(25)と下切断リング(27)の間にフィン材
    (1)が供給されると、ウレタンリング(29,31)
    が夫々圧縮されることを特徴とするコルゲートフィン成
    形装置のテンション装置。
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