JP3429977B2 - スキュー低減回路及び半導体装置 - Google Patents

スキュー低減回路及び半導体装置

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JP3429977B2 JP12758597A JP12758597A JP3429977B2 JP 3429977 B2 JP3429977 B2 JP 3429977B2 JP 12758597 A JP12758597 A JP 12758597A JP 12758597 A JP12758597 A JP 12758597A JP 3429977 B2 JP3429977 B2 JP 3429977B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置に
関し、詳しくは半導体装置の入出力インターフェースに
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に於ては、高い周波数の信号
を用いてデータを入出力することで、高速な動作を実現
することが望まれる。しかしながら、より高速な動作を
目指してデータ入出力信号の周波数をより高くしようす
ると、信号周波数を律速する要因が顕在化してくるため
に、これらの要因を排除していく必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】データ入出力信号の周
波数を律速する大きな要因として、信号のスキュー即ち
信号のタイミングのずれが挙げられる。例えば同期用の
入力クロック信号と他の信号との間にスキューが存在す
ると、クロック信号のタイミングを用いて他の信号を取
り込む際に、タイミングのずれにより誤った信号の取り
込みが行われる可能性がある。この可能性は信号周波数
が高くなるほど大きくなるので、信号間にスキューが存
在する場合には、データ入出力信号の周波数を高くして
動作速度を上げることが困難になる。
【0004】このような信号間のスキューの原因として
は、信号配線の経路の違いにより生じる信号間のタイミ
ングのずれが挙げられる。即ち各信号線の長さが異なる
と、あるチップから別のチップに複数の信号を伝送した
場合に、受信側のチップに到達するタイミングは各信号
間でずれることになる。また仮に信号線の長さが同一で
あっても経路が異なれば、配線容量や配線インダクタン
ス等の負荷条件が異なることになり、信号伝達の速度が
異なってしまう。従って受信側で受信した信号はスキュ
ーを含むことになる。
【0005】このような信号間のスキューは、従来のD
RAMで使用されていた信号周波数程度では、入力デー
タを取り込むタイミングに十分な余裕があるので、それ
程問題にはならなかった。しかし信号周波数が高くなり
200MHzを越える辺りから、入力データを取り込む
タイミングに比較して信号間のスキューが無視できなく
なり、動作速度を上げることが困難になる。
【0006】従って本発明は、信号間のスキューを低減
可能な回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のスキュ
ー低減のための回路は、クロック信号を受け取り、第1
のモードでは該クロック信号を出力し、第2のモードで
は該クロック信号を遅延させた遅延クロック信号を出力
するクロック切り替えユニットと、入力信号を受け取
り、該第1のモードでは該クロック切り替えユニットか
らの該クロック信号に基づいて該入力信号の位相を調整
し、該第2のモードでは位相の調整された該入力信号を
該クロック切り替えユニットからの該遅延クロック信号
に基づいてラッチするスキュー低減ユニットを含むこと
を特徴とする。
【0008】請求項2の発明に於ては、請求項1記載の
回路に於て、前記スキュー低減ユニットは、前記第1の
モードに於て前記クロック信号に基づいて前記入力信号
の位相を調整する位相調整ユニットと、前記第2のモー
ドに於て位相の調整された該入力信号を前記遅延クロッ
ク信号を同期信号としてラッチするラッチを含むことを
特徴とする。
【0009】請求項3の発明に於ては、請求項2記載の
回路に於て、前記クロック切り替えユニットは、前記第
2のモードに於て前記ラッチのセットアップ時間分だけ
前記クロック信号を遅延させて前記遅延クロック信号を
出力することを特徴とする。請求項4の発明に於ては、
請求項1記載の回路に於て、前記クロック信号の周波数
に関する情報を格納するレジスタを更に含み、前記クロ
ック切り替えユニットは、前記第2のモードに於て該ク
ロック信号を遅延させる遅延量を該情報に基づいて設定
することを特徴とする。
【0010】請求項5の発明に於ては、請求項2記載の
回路に於て、前記位相調整ユニットは、遅延素子列によ
り前記入力信号を遅延させて遅延入力信号を生成するデ
ィレイラインと、該遅延入力信号と前記クロック信号と
の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器の位相比
較結果に応じて該ディレイラインの遅延量を調整する制
御回路を含むことを特徴とする。
【0011】請求項6の発明に於ては、請求項5記載の
回路に於て、前記位相調整ユニットは、前記第1のモー
ドに於て、前記入力信号として複数のキャリブレーショ
ン・パターンを受け取り、該複数のキャリブレーション
・パターンの平均的なパターンと前記クロック信号との
位相が合うように該入力信号の位相を調整することを特
徴とする。
【0012】請求項7の発明に於ては、請求項6記載の
回路に於て、前記位相調整ユニットは、少なくとも前記
ディレイラインの前記遅延素子列の段数に等しい数だけ
前記複数のキャリブレーション・パターンを受け取るこ
とを特徴とする。請求項8の発明に於ては、請求項6記
載の回路に於て、前記クロック切り替えユニットは、前
記第2のモードに於て前記クロック信号を略1/4サイ
クル遅延させて前記遅延クロック信号を出力することを
特徴とする。
【0013】請求項9の発明に於ては、請求項5記載の
回路に於て、前記制御回路は前記ディレイラインの遅延
量を減らす方向にのみ該遅延量を調整可能であり、前記
遅延入力信号の位相が前記クロック信号の位相より遅れ
ていることを前記位相比較器が検出する場合に、前記デ
ィレイラインに初期状態として設定された最大の遅延量
から遅延量を減らしていくことを特徴とする。
【0014】請求項10の発明に於ては、請求項9記載
の回路に於て、前記位相調整ユニットは、前記第1のモ
ードに於て、前記入力信号として複数のキャリブレーシ
ョン・パターンを受け取り、該複数のキャリブレーショ
ン・パターンのうちで最もタイミングの遅いパターンと
前記クロック信号との位相が合うように該入力信号の位
相を調整することを特徴とする。
【0015】請求項11の発明に於ては、請求項10記
載の回路に於て、前記位相調整ユニットは、少なくとも
前記ディレイラインの前記遅延素子列の段数に等しい数
だけ前記複数のキャリブレーション・パターンを受け取
ることを特徴とする。請求項12の発明に於ては、請求
項2記載の回路に於て、前記位相調整ユニットは、遅延
素子列により前記入力信号を遅延させるディレイライン
と、前記クロック信号と該入力信号との位相差を測定し
て該位相差に対応する遅延量を該ディレイラインに設定
する制御回路を含むことを特徴とする。
【0016】請求項13の発明に於ては、請求項2記載
の回路に於て、前記位相調整ユニットは、前記クロック
信号に基づいて前記入力信号の位相を調整するために該
入力信号を遅延させるディレイラインを含み、該ディレ
イラインは、論理素子の組み合わせにより構成される遅
延素子を含むことを特徴とする。請求項14の発明に於
ては、請求項2記載の回路に於て、前記位相調整ユニッ
トは、前記クロック信号に基づいて前記入力信号の位相
を調整するために該入力信号を遅延させるディレイライ
ンを含み、該ディレイラインは、容量及び抵抗の組み合
わせにより構成される遅延素子を含むことを特徴とす
る。
【0017】請求項15の発明に於ては、請求項13記
載の回路に於て、前記ディレイラインは前記抵抗の変化
で遅延量を調整することを特徴とする。請求項16の発
明に於ては、請求項13記載の回路に於て、前記ディレ
イラインは前記容量の変化で遅延量を調整することを特
徴とする。請求項17の発明に於ては、請求項13記載
の回路に於て、前記ディレイラインは前記容量及び前記
抵抗の変化で遅延量を調整することを特徴とする。
【0018】請求項18の発明に於ては、請求項1記載
の回路に於て、前記スキュー低減ユニットは、前記クロ
ック信号を分周する分周器を含み、分周された該クロッ
ク信号に基づいて前記入力信号の位相を調整することを
特徴とする。請求項19の発明に於ては、請求項2記載
の回路に於て、前記位相調整ユニットは、前記クロック
信号に基づいて前記入力信号の位相を調整するために該
入力信号を遅延させるディレイラインを含み、該ディレ
イラインは階層化されていることを特徴とする。
【0019】請求項20の発明に於ては、半導体記憶装
置は、クロック信号を受け取り、第1のモードでは該ク
ロック信号を出力し、第2のモードでは該クロック信号
を遅延させた遅延クロック信号を出力するクロック切り
替えユニットと、入力信号を受け取り、該第1のモード
では該クロック切り替えユニットからの該クロック信号
に基づいて該入力信号の位相を調整し、該第2のモード
では位相の調整された該入力信号を該クロック切り替え
ユニットからの該遅延クロック信号に基づいてラッチす
るスキュー低減ユニットと、該第2のモードに於て該ス
キュー低減ユニットによってラッチされた該入力信号を
受け取る内部回路を含むことを特徴とする。
【0020】請求項21の発明に於ては、請求項20記
載の半導体記憶装置に於て、前記第1のモードは、電源
投入直後に設定されることを特徴とする。請求項22の
発明に於ては、請求項20記載の半導体記憶装置に於
て、前記第1のモードは、所定の時間間隔で定期的に設
定されることを特徴とする。請求項23の発明に於て
は、請求項20記載の半導体記憶装置に於て、前記第1
のモードは、セルフリフレッシュ時に設定されることを
特徴とする。
【0021】請求項24の発明に於ては、請求項20記
載の半導体記憶装置に於て、前記第1のモードは、パワ
ーダウン・モードから回復した直後に設定されることを
特徴とする。請求項1乃至19の発明に於ては、キャリ
ブレーション・モードである第1のモードに於てクロッ
ク信号と入力信号との位相を合わせ、通常動作モードで
ある第2のモードに於ては適切なセットアップ分だけ遅
延したクロック信号を用いて入力信号をラッチに読み込
むことが出来る。
【0022】この際、キャリブレーション・パターンの
うちで最もタイミングの遅いキャリブレーション・パタ
ーンに合わせて入力信号の位相を調整する場合には、通
常動作モード時にタイミングの遅い信号が入力されても
問題なくデータ読み込みを行うことが出来る。またキャ
リブレーション・パターンのうちで平均的なタイミング
のキャリブレーション・パターンに合わせて入力信号の
位相を調整する場合には、通常動作モード時に1/4サ
イクルのセットアップ時間を設けることで、データ切り
替わりの中心でデータ読み込みを行うことが出来る。
【0023】またクロック信号と入力信号との位相差を
測定してその位相差に対応する遅延量をディレイライン
に設定する構成とすれば、キャリブレーション・パター
ンを一回だけ入力すれば十分である。これによりクロッ
ク信号と入力信号間のスキューを低減して、信頼性のあ
る入力信号読み込みを行うことが出来る。
【0024】請求項20乃至24の発明に於ては、半導
体記憶装置に於て、適切なタイミングでキャリブレーシ
ョンを実行することにより、クロック信号と入力信号間
のスキューを低減して、信頼性のある入力信号読み込み
を行うことが出来る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を添付の図
面を用いて説明する。図1は、本発明によるスキュー低
減回路10の第1の実施例を示す。図1のスキュー低減
回路10は、クロック切り替えユニット11とスキュー
低減ユニット12を含む。図1のスキュー低減回路10
は、半導体装置の入力部に用いられるものである。図1
に於て、スキュー低減ユニット12はデータ信号DQ入
力用の一つのピンに対してのみ示されているが、複数の
スキュー低減ユニット12が複数の信号入力ピンに対し
て設けられていてよい。
【0026】クロック切り替えユニット11は、バッフ
ァ13と遅延切り替えユニット14を含み、遅延切り替
えユニット14は、スイッチ18及び19と遅延ユニッ
ト20を含む。スキュー低減のためのキャリブレーショ
ン・モードに於ては、バッファ13に入力されたデータ
信号同期用のクロック信号DCLKを、スイッチ18を
介してスキュー低減ユニット12に供給する。通常動作
モードに於ては、バッファ13に入力されたクロック信
号DCLKは、遅延ユニット20で所定時間遅延され、
スイッチ19を介してスキュー低減ユニット12に供給
される。キャリブレーション・モードと通常動作モード
との間のモード切り替えは、遅延切り替えユニット14
に供給される制御信号CTによって、スイッチ18及び
19の開閉を制御することで行う。即ち、キャリブレー
ション・モードに於ては、スイッチ18及び19はオン
及びオフとなり、通常動作モードに於ては、スイッチ1
8及び19はオフ及びオンとなる。
【0027】スキュー低減ユニット12は、バッファ1
5、位相調整ユニット16、及びラッチ17を含む。位
相調整ユニット16は、シフトレジスタ21、位相比較
器22、及びディレイライン23を含む。キャリブレー
ション・モードに於ては、スキュー低減ユニット12
は、クロック切り替えユニット11からクロック信号D
CLKを受け取り、更にデータ信号DQを外部から受け
取る。スキュー低減ユニット12の位相調整ユニット1
6は、クロック信号DCLKとデータ信号DQとの位相
を比較して、両信号の位相が等しくなるように、データ
信号DQの位相を調整する。この際データ信号DQとし
ては、複数のキャリブレーション・パターンを与え、最
もタイミングの遅いデータ信号DQとクロック信号DC
LKとの位相が合うように、データ信号DQの位相を調
整する。
【0028】即ち、P1乃至Pnの異なるキャリブレー
ション・パターンをデータ信号DQとして与える。この
複数のキャリブレーション・パターンP1乃至Pnのう
ちで最もタイミングの遅いパターンをPmとする。位相
調整ユニット16に於て、ディレイライン23はキャリ
ブレーション・パターンP1乃至Pnを遅延させ、位相
比較器22がキャリブレーション・パターンP1乃至P
nとクロック信号DCLKとの位相を比較する。シフト
レジスタ21はディレイライン23の遅延量を調整する
ための回路であり、位相比較器22による位相比較結果
に応じて、ディレイライン23の遅延量を調整する。こ
の調整によって、キャリブレーション・パターンPmと
クロック信号DCLKとの位相が合うように、ディレイ
ライン23の遅延量が決定される。
【0029】図2は、位相調整ユニット16による位相
調整を説明するためのタイミングチャートである。キャ
リブレーション・パターンP1乃至P3が示され、この
うちでキャリブレーション・パターンP2が最もタイミ
ングが遅れている。位相調整ユニット16による位相調
整に於ては、図2の点線で示されるように、最もタイミ
ングの遅れているキャリブレーション・パターンP2に
クロック信号DCLKの位相が合うように、ディレイラ
イン23の遅延量が調整される。
【0030】なおここで複数のキャリブレーション・パ
ターンP1乃至Pnは、異なった信号パターンであり、
信号パターンが異なると、隣接する信号入力ピン間の容
量結合の影響や信号出力側の信号駆動能力等の影響で、
受信した信号の切り替わりのタイミングが信号毎に若干
異なることになる。第1の実施例に於ては、キャリブレ
ーション・モードに於て最もタイミングの遅いキャリブ
レーション・パターンPmに位相を合わせることで、通
常動作モード時にタイミングの遅い信号が入力されて
も、クロック信号DCLKで問題なくデータ読み込みが
出来る。
【0031】図1を参照して、通常動作モードでは、ス
キュー低減ユニット12は、遅延されたクロック信号D
CLKをクロック切り替えユニット11から受け取る。
スキュー低減ユニット12のラッチ17は、バッファ1
5及びディレイライン23を介して供給されるデータ信
号DQを、セットアップ分だけ遅延されたクロック信号
DCLKを同期信号として用いてラッチする。ここでデ
ィレイライン23から供給されるデータ信号DQは、遅
延の無いクロック信号DCLKと位相が合うようにキャ
リブレーション・モードで調整されている。従って、セ
ットアップ分の遅延を有するクロック信号DCLKの例
えば立ち上がりエッジをデータ読み込みタイミングとし
て用いることで、通常動作モードに於てデータ信号DQ
の読み込みを行うことが出来る。ラッチ17に読み込ま
れたデータは、内部回路へ供給される。
【0032】上述のように、図1の第1の実施例のスキ
ュー低減回路10を用いれば、キャリブレーション・モ
ードに於てクロック信号DCLKとデータ信号DQとの
位相を合わせ、通常動作モードに於てはセットアップ分
だけ遅延したクロック信号DCLKを用いてデータ信号
DQを読み込むことが出来る。この際、キャリブレーシ
ョン・パターンのうちで最もタイミングの遅いキャリブ
レーション・パターンに合わせてデータ信号DQの位相
を調整するので、通常動作モード時にタイミングの遅い
信号が入力されても問題なくデータ読み込みを行うこと
が出来る。なお図1のスキュー低減回路10は、例えば
半導体記憶装置に於て、データ信号だけでなくアドレス
信号等の他の信号のスキュー低減に用いてよいことは明
らかである。
【0033】図1の位相調整ユニット16は、半導体装
置でクロック信号の位相調整に用いられるDLL回路と
同様の構成である。このようなDLL回路に於ては、D
LL回路内のディレイラインの遅延量を、進む方向と遅
らせる方向との両方向に調節可能である。それに対して
図1の位相調整ユニット16は、遅延を初期状態の遅延
量から小さくしていく機能のみを有している。
【0034】図3は、図1の位相調整ユニット16のシ
フトレジスタ21の回路構成を示す回路図である。シフ
トレジスタ21は、NOR回路31−0乃至31−n、
インバータ32−1乃至32−n、NAND回路33−
1乃至33−n、及びNMOSトランジスタ34−1乃
至34−nを含む。リセット信号RTがLOWにされる
と、シフトレジスタ21はリセットされる。即ち、リセ
ット信号RTがLOWになると、NAND回路33−1
乃至33−nの出力がHIGHになり、インバータ32
−1乃至32−nの出力がLOWになる。NAND回路
33−1乃至33−nとインバータ32−1乃至32−
nとの各ペアは、互いの出力を互いの入力とすることで
ラッチを形成する。従って、上記リセット信号RTで設
定された初期状態は、リセット信号RTがHIGHに戻
っても保持される。
【0035】この初期状態では、図3に示されるよう
に、NOR回路31−nの出力QnはHIGHであり、
NOR回路31−0乃至31−n−1の出力Q0乃至Q
n−1はLOWである。即ち出力Q0だけがHIGHで
ある。遅延量を小さくする必要がある場合には、信号線
A及びBに交互にHIGHパルスを供給する。まず信号
線AにHIGHパルスが供給されると、NMOSトラン
ジスタ34−nがオンになる。NAND回路33−nの
出力がグランドに接続されて、強制的にHIGHからL
OWに変化させられる。従ってインバータ32−nの出
力はHIGHになり、この状態がNAND回路33−n
とインバータ32−nからなるラッチに保持される。ま
たこの時出力QnはHIGHからLOWに変化し、出力
Qn−1はLOWからHIGHに変化する。従ってこの
状態では、出力Qn−1のみがHIGHになる。
【0036】次に信号線BにHIGHパルスが供給され
ると、NMOSトランジスタ34−n−1がオンにな
る。NAND回路33−n−1の出力がグランドに接続
されて、強制的にHIGHからLOWに変化させられ
る。従ってインバータ32−n−1の出力はHIGHに
なり、この状態がNAND回路33−n−1とインバー
タ32−n−1からなるラッチに保持される。またこの
時出力Qn−1はHIGHからLOWに変化し、出力Q
n−2はLOWからHIGHに変化する。従ってこの状
態では、出力Qn−2だけがHIGHになる。
【0037】このように信号線A及びBに交互にHIG
Hパルスを供給することで、出力Q0乃至Qnのうちで
一つだけHIGHである出力Qxを一つずつ左にずらし
ていくことが出来る。これらの出力信号Q1乃至Qnを
ディレイライン23に供給することで、信号の遅延量を
調整する。なお信号線A及びBに交互にHIGHパルス
を供給するのは位相比較器22である。位相比較器22
は、クロック信号DCLKとディレイライン23の出力
とを比較して、クロック信号DCLKの方が位相が進ん
でいると判断する場合に、ディレイライン23に於ける
遅延量を小さくするように信号線A及びBに交互にパル
スを供給する。以下に、位相比較器22の構成について
説明する。
【0038】図4は、図1の位相調整ユニット16の位
相比較器22の回路構成を示す回路図である。位相比較
器22は、NAND回路41乃至45と、インバータ4
6乃至49と、NAND回路50及び51と、インバー
タ52及び53と、バイナリカウンタ54を含む。NA
ND回路44及び45はラッチを構成し、図4に示され
るように初期状態では2つの入力がLOWであり、2つ
の出力はHIGHである。クロック信号DCLKの立ち
上がりエッジが、ディレイライン23からのデータ信号
DQの立ち上がりエッジより早い場合、NAND回路4
3の出力の方がNAND回路42の出力よりも先にHI
GHになる。従って、NAND回路45の出力がLOW
になり、NAND回路44の出力はHIGHのままであ
る。この状態はラッチされるので、その後データ信号D
Qの立ち上がりエッジによってNAND回路42の出力
がHIGHになっても状態は変化しない。従って、クロ
ック信号DCLKの方が位相が進んでいる場合には、イ
ンバータ49の出力はHIGHになる。逆にデータ信号
DQの方が位相が進んでいる場合には、インバータ49
の出力はLOWのままである。
【0039】ここでインバータ48からの信号は、適切
なタイミングでNAND回路42及び43の出力を同時
にLOWにすることで、ラッチの状態を初期状態に戻す
役目を果たす。このような構成にしないと、データ信号
DQの方が位相が進んでいる場合に、NAND回路42
の出力がHIGHになり続いてNAND回路43の出力
がHIGHになった後、データ信号DQがクロック信号
DCLKより先にLOWに戻ることでラッチの状態が逆
転され、NAND回路45の出力がLOWになってしま
う。これを避けるために、NAND回路42及び43の
出力を同時にLOWにすることが行われる。
【0040】インバータ48の出力信号は、バイナリカ
ウンタ54に供給される。バイナリカウンタ54の2つ
の出力は、クロック信号DCLKの1サイクル毎に交互
にHIGHになる信号である。バイナリカウンタ54
は、NAND回路61乃至68と、インバータ69乃至
71を含む。その動作は従来技術の範囲内であるので、
説明を省略する。バイナリカウンタ54の2つの出力
は、NAND回路50及び51の一方の入力に供給され
る。
【0041】NAND回路50及び51のもう一方の入
力には、インバータ49からの出力が供給される。従っ
て、クロック信号DCLKの方がデータ信号DQより位
相が進んでいる場合には、NAND回路50及び51の
出力を反転するインバータ52及び53からは、HIG
Hパルスが交互に出力されることになる。逆にデータ信
号DQの方が位相が進んでいる場合には、インバータ5
2及び53の出力は常にLOWである。
【0042】インバータ52及び53からの出力が、図
3のシフトレジスタ21の信号線A及びBに供給され
て、出力Q1乃至Qnのうちで一つだけHIGHである
出力Qxを一つずつ左にずらしていく。これらの出力信
号Q1乃至Qnをディレイライン23に供給すること
で、信号の遅延量を調整する。図5は、ディレイライン
23の回路構成を示す回路図である。
【0043】ディレイライン23は、インバータ80、
NAND回路81−1乃至81−n、NAND回路82
−1乃至82−n、及びインバータ83−1乃至83−
nを含む。ここでNAND回路82−1乃至82−n及
びインバータ83−1乃至83−nが、遅延素子列を構
成する。NAND回路81−1乃至81−nの一方の入
力には、データ信号DQの反転信号がインバータ80か
ら供給され、もう一方の入力には信号Q1乃至Qnが供
給される。信号Q1乃至Qnのうちで、一つだけHIG
Hである信号をQxとする。
【0044】NAND回路81−1乃至81−nうちで
NAND回路81−x以外のものは、一方の入力がLO
Wであるから、出力はHIGHレベルになる。このHI
GHレベルを一方の入力に受け取るNAND回路82−
1乃至82−nのうちでNAND回路82−x以外のも
のは、他方の入力に対するインバータとして機能する。
【0045】従って、NAND回路82−nからインバ
−タ83−x+1までの遅延素子列は、NAND回路8
2−nの一方の入力に与えられる固定のHIGHレベル
を伝達する。従って、NAND回路82−xの一方の入
力はHIGHである。NAND回路82−xのもう一方
の入力には、インバータ80及びNAND回路81−x
を介して、データ信号DQが供給される。従って、NA
ND回路82−xからインバータ83−1までの遅延素
子列は、データ信号DQを遅延させながら伝播させ、遅
延された信号が出力信号として得られる。この場合の出
力信号は、入力信号に対して、遅延素子x段分の遅延時
間だけ遅れることになる。
【0046】図3のシフトレジスタ21の説明で述べた
ように、信号Q1乃至Qnのうちで唯一HIGHである
信号Qxは、1≦x≦nの間で位置をシフトすることが
出来る。従って、図5のディレイライン23を用いれ
ば、データ信号DQの遅延時間を調整することが出来
る。以上説明されたシフトレジスタ21、位相比較器2
2、及びディレイライン23を用いれば、図1のスキュ
ー低減回路10に於て、キャリブレーション・パターン
P1乃至Pnが入力されたときに、ディレイライン23
の遅延量を最大遅延量から順次小さくしていくことによ
って、最もタイミングの遅いキャリブレーション・パタ
ーンPmに対して、クロック信号DCLKの位相を合わ
せることが出来る。なおこの際、最もタイミングの遅い
キャリブレーション・パターンPmに対してクロック信
号DCLKの位相が合っていることを確実にするために
は、キャリブレーション・パターンP1乃至Pnを繰り
返して何回も入力する必要がある。例えば、適切な遅延
量が図5の遅延素子段の一段分の遅延量に等しいとする
と、キャリブレーション・パターンを最低でも遅延素子
の段数に等しい回数だけ供給して、信号Q1乃至Qnの
うちで唯一HIGHである信号を、初期状態に於ける信
号Qnから信号Q1まで順次シフトさせる必要がある。
【0047】図6は、本発明によるスキュー低減回路の
第2の実施例を示す構成図である。図6に於て、図1と
同一の構成要素は同一の番号で参照され、その説明は省
略する。図6のスキュー低減回路10Aは、クロック切
り替えユニット11Aとスキュー低減ユニット12を含
む。
【0048】クロック切り替えユニット11Aは、バッ
ファ13と遅延切り替えユニット14Aを含み、遅延切
り替えユニット14Aは、スイッチ18及び19と遅延
ユニット20に加えて、遅延ユニット24、26、及び
28と、スイッチ25、27、及び29を含む。スキュ
ー低減のためのキャリブレーション・モードに於ては、
バッファ13に入力されたデータ信号同期用のクロック
信号DCLKを、スイッチ18を介してスキュー低減ユ
ニット12に供給する。通常動作モードに於ては、バッ
ファ13に入力されたクロック信号DCLKは、遅延ユ
ニット20、24、26、及び28の何れか一つ選択さ
れた遅延ユニットで所定時間遅延され、スイッチ19、
25、27、及び29の対応するスイッチを介してスキ
ュー低減ユニット12に供給される。キャリブレーショ
ン・モードと通常動作モードとの間のモード切り替え、
及び通常動作モードでの遅延ユニット及びスイッチ選択
は、遅延切り替えユニット14Aに供給される制御信号
CTによって行う。
【0049】図6のスキュー低減回路10Aに於ては、
通常動作モードで用いるクロック信号DCLKの遅延量
であるセットアップ量を、複数の遅延ユニット20、2
4、26、及び28の何れか一つを選択して設定でき
る。従って、入力されるクロック信号DCLK及びデー
タ信号DQの周波数等の条件に応じて、適切なセットア
ップ量を選択して用いることが出来る。
【0050】図7は、本発明によるスキュー低減回路の
第3の実施例を示す。図7に於て図1と同一の構成要素
は同一の番号で参照され、その説明は省略する。図7の
スキュー低減回路10Bは、クロック切り替えユニット
11Bとスキュー低減ユニット12Bを含む。クロック
切り替えユニット11Bは、バッファ13と遅延切り替
えユニット14Bを含み、遅延切り替えユニット14B
は、スイッチ18及び19と1/4DLLユニット10
1を含む。スキュー低減のためのキャリブレーション・
モードに於ては、バッファ13に入力されたデータ信号
同期用のクロック信号DCLKを、スイッチ18を介し
てスキュー低減ユニット12に供給する。通常動作モー
ドに於ては、バッファ13に入力されたクロック信号D
CLKは、1/4DLLユニット90で1/4サイクル
(位相にして90度)分だけ遅延され、スイッチ19を
介してスキュー低減ユニット12に供給される。キャリ
ブレーション・モードと通常動作モードとの間のモード
切り替えは、遅延切り替えユニット14に供給される制
御信号CTによって、スイッチ18及び19の開閉を制
御することで行う。
【0051】スキュー低減ユニット12は、バッファ1
5、位相調整ユニット16B、及びラッチ17を含む。
位相調整ユニット16Bは、シフトレジスタ21B、位
相比較器22B、及びディレイライン23を含む。位相
調整ユニット16Bは、後程説明するように、ディレイ
ライン23の遅延量を進む方向と遅らせる方向との両方
向に調節可能なDLL回路である。
【0052】キャリブレーション・モードに於ては、ス
キュー低減ユニット12の位相調整ユニット16Bは、
クロック信号DCLKとデータ信号DQとの位相を比較
して、両信号の位相が等しくなるように、データ信号D
Qの位相を調整する。この際データ信号DQとしては、
複数のキャリブレーション・パターンを与え、平均的な
タイミングのデータ信号DQとクロック信号DCLKと
の位相が合うように、データ信号DQの位相を調整す
る。
【0053】即ち、P1乃至Pnの異なるキャリブレー
ション・パターンをデータ信号DQとして与える。この
複数のキャリブレーション・パターンP1乃至Pnのう
ちで平均的なタイミングのパターンをPaとする。位相
調整ユニット16Bに於て、ディレイライン23はキャ
リブレーション・パターンP1乃至Pnを遅延させ、位
相比較器22Bがキャリブレーション・パターンP1乃
至Pnとクロック信号DCLKとの位相を比較する。シ
フトレジスタ21Bは、位相比較器22Bによる位相比
較結果に応じて、ディレイライン23の遅延量を調整す
る。この調整によって、平均的なタイミングのキャリブ
レーション・パターンPaとクロック信号DCLKとの
位相が合うように、ディレイライン23の遅延量を決定
する。
【0054】位相調整ユニット16Bは、位相が進む方
向と遅れる方向との両方向にディレイライン23の遅延
量を調整可能である。従って複数のキャリブレーション
・パターンP1乃至Pnを与えて各キャリブレーション
・パターンに対して遅延量調整を行えば、調整が終了し
た時には、ディレイライン23の遅延量は、複数のキャ
リブレーション・パターンP1乃至Pnに対する遅延量
の平均に近い量となっているはずである。従って、複数
のキャリブレーション・パターンP1乃至Pnを用いた
調整が終了した時点で、平均的なタイミングのキャリブ
レーション・パターンPaに対して、クロック信号DC
LKの位相がある程度合っている確率が高い。
【0055】平均的なタイミングのキャリブレーション
・パターンPaに対してクロック信号DCLKの位相が
合っている確率を高めるためには、複数のキャリブレー
ション・パターンP1乃至Pnをランダムな順序で供給
する必要がある。また例えば、適切な遅延量がディレイ
ライン23の遅延素子段の一段分の遅延量に等しいとす
ると、キャリブレーション・パターンを最低でも遅延素
子の段数に等しい回数だけ供給して、初期状態に於ける
全段遅延から一段遅延まで順次遅延量を少なくする必要
がある。
【0056】図7を参照して、通常動作モードでは、ス
キュー低減ユニット12Bは、1/4サイクル遅延され
たクロック信号DCLKをクロック切り替えユニット1
1Bから受け取る。スキュー低減ユニット12Bのラッ
チ17は、バッファ15及びディレイライン23を介し
て供給されるデータ信号DQを、1/4サイクルのセッ
トアップ分だけ遅延されたクロック信号DCLKを同期
信号として用いてラッチする。
【0057】ここで1/4サイクルの遅延は、ディレイ
ライン23から供給されるデータ信号DQの平均的なタ
イミングと遅延の無いクロック信号DCLKとで位相が
合うように調整されている条件の基では、適切なセット
アップ時間を提供する。特にクロック信号DCLKの立
ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの両方のエッジで
同期のタイミングを取るシステムに於ては、1/4サイ
クル分の遅延は、データ切り替わりの中心にデータ読み
込みのタイミングを位置させることになり、都合がよ
い。
【0058】上述のように、図7の第3の実施例のスキ
ュー低減回路10Bを用いれば、キャリブレーション・
モードに於てクロック信号DCLKとデータ信号DQと
の位相を合わせ、通常動作モードに於ては1/4サイク
ルのセットアップ分だけ遅延したクロック信号DCLK
を用いてデータ信号DQを読み込むことが出来る。この
際、キャリブレーション・パターンのうちで平均的なタ
イミングのキャリブレーション・パターンに合わせてデ
ータ信号DQの位相を調整するので、通常動作モード時
に1/4サイクルのセットアップ時間を設けることで、
適切なデータ読み込みを行うことが出来る。
【0059】図8は、図7のクロック切り替えユニット
11Bの1/4DLLユニット90の構成を示す構成図
である。図8の1/4DLLユニット90は、分周器9
1、位相比較器92、シフトレジスタ93、及び同一の
ディレイライン94乃至98を含む。クロック信号DC
LKは、分周器91に入力され分周される。分周された
信号は、位相比較器92に直接供給されると共に、ディ
レイライン95乃至98を介して位相比較器92に供給
される。ディレイライン95乃至98の各々は同一の遅
延時間Tの遅延を与え、合計の遅延時間は4Tとなる。
位相比較器92は、遅延時間4Tの分周信号と無遅延の
分周信号とを位相比較して、両信号の位相が等しくなる
ようにシフトレジスタ93を制御する。位相調整が完了
した状態では、遅延時間4Tの分周信号は、無遅延の分
周信号と360度位相がずれていることになる。
【0060】クロック信号DCLKは、シフトレジスタ
93によってディレイライン95乃至98と同一の遅延
量を持つように制御されるディレイライン94に供給さ
れる。ディレイライン94の遅延時間はTであり、遅延
時間4Tが360度に対応するので、ディレイライン9
4を通過したクロック信号DCLKは、90度即ち1/
4サイクル分だけ位相が遅れることになる。
【0061】図9は、図7のシフトレジスタ21Bの回
路図を示す。図9のシフトレジスタ21Bは、NOR回
路101−0乃至101−n、インバータ102−1乃
至102−n、NAND回路103−1乃至103−
n、NMOSトランジスタ104−1乃至104−n、
NMOSトランジスタ105−1乃至105−n、NM
OSトランジスタ106−1乃至106−n、及びNM
OSトランジスタ107−1乃至107−nを含む。リ
セット信号RTがLOWにされると、シフトレジスタ2
1Bはリセットされる。即ち、リセット信号RTがLO
Wになると、NAND回路103−1乃至103−nの
出力がHIGHになり、インバータ102−1乃至10
2−nの出力がLOWになる。NAND回路103−1
乃至103−nとインバータ102−1乃至102−n
との各ペアは、互いの出力を互いの入力とすることでラ
ッチを形成する。従って、上記リセット信号RTで設定
された初期状態は、リセット信号RTがHIGHに戻っ
ても保持される。
【0062】この初期状態では、図9に示されるよう
に、NOR回路101−nの出力QnはHIGHであ
り、NOR回路101−0乃至101−n−1の出力Q
0乃至Qn−1はLOWである。即ち出力QnだけがH
IGHである。遅延量を小さくする必要がある場合に
は、信号線A及びBに交互にHIGHパルスを供給す
る。まず信号線BにHIGHパルスが供給されると、N
MOSトランジスタ105−nがオンになる。このとき
NMOSトランジスタ107−nがオンであるので、N
AND回路103−nの出力がグランドに接続されて、
強制的にHIGHからLOWに変化させられる。従って
インバータ102−nの出力はHIGHになり、この状
態がNAND回路103−nとインバータ102−nか
らなるラッチに保持される。またこの時出力QnはHI
GHからLOWに変化し、出力Qn−1はLOWからH
IGHに変化する。従ってこの状態では、出力Qn−1
のみがHIGHになる。
【0063】次に信号線AにHIGHパルスが供給され
ると、NMOSトランジスタ105−n−1がオンにな
る。このときNMOSトランジスタ107−n−1がオ
ンになっているので、NAND回路103−n−1の出
力がグランドに接続されて、強制的にHIGHからLO
Wに変化させられる。従ってインバータ102−n−1
の出力はHIGHになり、この状態がNAND回路10
3−n−1とインバータ102−n−1からなるラッチ
に保持される。またこの時出力Qn−1はHIGHから
LOWに変化し、出力Qn−2はLOWからHIGHに
変化する。従ってこの状態では、出力Qn−2だけがH
IGHになる。
【0064】このように信号線A及びBに交互にHIG
Hパルスを供給することで、出力Q0乃至Qnのうちで
一つだけHIGHである出力Qxを一つずつ左にずらし
ていくことが出来る。遅延量を大きくする必要がある場
合には、信号線C及びDに交互にHIGHパルスを供給
する。この場合の動作は、上述の動作と逆であるので、
詳細な説明は省略する。
【0065】これらの出力信号Q1乃至Qnを図5に示
したディレイライン23に供給することで、信号の遅延
量を大きくする方向及び小さくする方向に自由に調整す
ることが出来る。なお信号線A乃至DにHIGHパルス
を供給するのは位相比較器22Bである。位相比較器2
2Bは、クロック信号DCLKとディレイライン23の
出力とを比較して、クロック信号DCLKの方が位相が
進んでいると判断する場合に、ディレイライン23に於
ける遅延量を小さくするように信号線A及びBに交互に
パルスを供給する。逆にクロック信号DCLKの方が位
相が遅れていると判断する場合には、ディレイライン2
3に於ける遅延量を大きくするように信号線C及びDに
交互にパルスを供給する。以下に、位相比較器22Bの
構成について説明する。
【0066】図10は、位相比較器22Bの回路構成を
示す回路図である。図10に於て図4と同一の構成要素
は同一の番号で参照され、その説明は省略する。位相比
較器22Bは、図4の位相比較器22に加えて、インバ
ータ55、NAND回路56及び57、及びインバータ
58及び59を含む。図4の場合と同様に、クロック信
号DCLKの方がデータ信号DQより位相が進んでいる
場合には、インバータ52及び53からHIGHパルス
が交互に出力される。逆にデータ信号DQの方が位相が
進んでいる場合には、インバータ58及び59からHI
GHパルスが交互に出力されることになる。
【0067】インバータ52及び53からの出力が、図
9のシフトレジスタ21Bの信号線A及びBに供給され
て、出力Q1乃至Qnのうちで一つだけHIGHである
出力Qxを一つずつ左にずらしていく。またインバータ
58及び59からの出力が、信号線C及びDに供給され
て、出力Q1乃至Qnのうちで一つだけHIGHである
出力Qxを一つずつ右にずらしていく。これらの出力信
号Q1乃至Qnをディレイライン23に供給すること
で、信号の遅延量を調整する。
【0068】以上説明されたシフトレジスタ21B、位
相比較器22B、及びディレイライン23を用いれば、
図7のスキュー低減回路10Bに於て、キャリブレーシ
ョン・パターンP1乃至Pnが入力されたときに、平均
的なタイミングのキャリブレーション・パターンPaに
対して、クロック信号DCLKの位相を合わせることが
出来る。
【0069】図11は、本発明によるスキュー低減回路
の第4の実施例を示す構成図である。図11に於て、図
6と同一の構成要素は同一の番号で参照され、その説明
は省略する。図11のスキュー低減回路10Cは、クロ
ック切り替えユニット11Aとスキュー低減ユニット1
2Cを含む。クロック切り替えユニット11Aは、図6
の第2の実施例のクロック切り替えユニット11Aと同
一である。スキュー低減ユニット12Cは、第1及び第
2の実施例のスキュー低減ユニット12と、位相調整ユ
ニット16Cのみが異なる。
【0070】位相調整ユニット16Cは、シフトレジス
タ21Cとディレイライン23Cを含む。シフトレジス
タ21Cは、キャリブレーション・モードに於て、クロ
ック切り替えユニット11Aから供給されるクロック信
号DCLKとバッファ15から供給されるデータ信号D
Qとを比較して、ディレイライン23Cの遅延量を決定
する。この際、入力するキャリブレーション・パターン
は一種類であり、しかも図6の位相調整ユニット16の
ようにフィードバックループによる制御で位相調節する
のではなく、一回の位相比較によってディレイライン2
3Cの遅延量を決定する。
【0071】図12は、図11のシフトレジスタ21C
の回路構成を示す回路図である。図12のシフトレジス
タ21Cは、NOR回路110−0乃至110−n、N
AND回路111−1乃至111−n、NAND回路1
12−1乃至112−n、複数のNAND回路113、
NAND回路114−1乃至114−n、NAND回路
115−1乃至115−n、NAND回路116−1乃
至116−n、インバータ117−1乃至117−n−
1、NAND回路118、NOR回路119、及びイン
バータ120乃至122を含む。
【0072】クロック信号DCLKは、信号線S1を伝
播する。データ信号DQは、信号線S2を、NAND回
路116−1乃至116−nとインバータ117−1乃
至117−n−1が構成する遅延素子列により遅延され
ながら伝播する。クロック信号DCLKの方が位相が遅
れているので、NAND回路114−1及び115−1
が構成するラッチは、データ信号DQの立ち上がりをラ
ッチして、NAND回路113へ図12に示すようにL
OW及びHIGHを供給する。データ信号DQの立ち上
がりをラッチするNAND回路114−x及び115−
xは全て、同様のデータをNAND回路113へ供給す
る。
【0073】データ信号DQは、信号線S2を遅延素子
列により遅延されながら伝播する。従って、NAND回
路114−x及び115−xが構成するラッチは、デー
タ信号DQとクロック信号DCLKとの時間差に対応す
る段より大きいxに対しては、クロック信号DCLKの
立ち上がりエッジをラッチする。図12に於ては、NA
ND回路114−n−1及び115−n−1が構成する
ラッチと、NAND回路114−n及び115−nが構
成するラッチとが、クロック信号DCLKの立ち上がり
をラッチして、NAND回路113へ図12に示すよう
にHIGH及びLOWを供給する。
【0074】NAND回路118、NOR回路119、
及びインバータ120乃至122からなる回路部分は、
クロック信号DCLKとデータ信号DQとが両方ともH
IGHになると、所定の時間後にHIGHパルスを生成
する。このHIGHパルスがゲートとして働く複数のN
AND回路113へ供給されて、NAND回路114−
1乃至114−nとNAND回路115−1乃至115
−nとが構成するラッチ列のデータを、NAND回路1
11−1乃至111−n及びNAND回路112−1乃
至112−nが構成するラッチ列に供給する。
【0075】この結果、NOR回路110−n−2の出
力信号Qn−2のみがHIGHとなり、その他の出力信
号Q0乃至Qn−3、Qn−1、及びQnは全てLOW
となる。データ信号DQとクロック信号DCLKとの時
間差に応じて、NAND回路114−1乃至114−n
とNAND回路115−1乃至115−nとが構成する
ラッチ列に於て、保持するデータの切り替わり点は変化
する。切り替わり点は、この時間差が小さいほど左に位
置され、時間差が大きいほど右に位置される。従って、
データ信号DQとクロック信号DCLKとの時間差に応
じて、出力信号Q0乃至Qnに於て唯一HIGHである
信号の位置が変化する。
【0076】この信号Q1乃至Qnを、ディレイライン
23Cに供給してディレイライン23Cの遅延量を設定
する。図13は、ディレイライン23Cの回路図であ
る。図13のディレイライン23Cは、インバータ13
0、NAND回路131−1乃至131−n、インバー
タ132−1乃至132−n、NAND回路133−1
乃至133−n、及びインバータ134−1乃至134
−n−1を含む。ここでインバータ134−1乃至13
4−n−1以外は、図5のディレイライン23と同一の
構成であるので、その動作の詳細については説明を省略
する。
【0077】図13のディレイライン23Cに於ては、
入力される信号Q1乃至Qnのうちで一つだけHIGH
であり、このHIGHである信号の位置に応じて、ディ
レイライン23を通過するデータ信号DQの遅延量が決
定される。ここでインバータ134−1乃至134−n
−1は、図13のディレイライン23Cの遅延素子列
を、図12のシフトレジスタ21Cの遅延素子列と同一
の特性にするためのダミー素子である。このダミー素子
によって、図12の遅延素子列で測定されたクロック信
号DCLKとデータ信号DQとの時間差に等しい遅延時
間を、図13の遅延素子列で実現することが出来る。
【0078】上述のシフトレジスタ21Cとディレイラ
イン23Cとを用いることで、シフトレジスタ21Cに
よりクロック信号DCLKとデータ信号DQとの時間差
を測定し、この時間差に等しい遅延時間をディレイライ
ン23Cに設定することが出来る。これによって、ディ
レイライン23Cを通過した後のデータ信号DQが、遅
延のないクロック信号DCLKと位相が合うように、デ
ータ信号DQの位相を調整することが出来る。
【0079】図14は、本発明によるスキュー低減回路
の第5の実施例を示す構成図である。図14に於て、図
1と同一の構成要素は同一の番号で参照され、その説明
は省略する。図14のスキュー低減回路10Dは、クロ
ック切り替えユニット11Dとスキュー低減ユニット1
2Dを含む。
【0080】クロック切り替えユニット11Dは、バッ
ファ13と遅延切り替えユニット14Dを含み、遅延切
り替えユニット14Dは、スイッチ18及び19と可変
遅延ユニット20Dを含む。スキュー低減のためのキャ
リブレーション・モードに於ては、バッファ13に入力
されたデータ信号同期用のクロック信号DCLKを、ス
イッチ18を介してスキュー低減ユニット12Dに供給
する。通常動作モードに於ては、バッファ13に入力さ
れたクロック信号DCLKは、可変遅延ユニット20D
で可変設定可能な時間だけ遅延され、スイッチ19を介
してスキュー低減ユニット12Dに供給される。キャリ
ブレーション・モードと通常動作モードとの間のモード
切り替え、及び通常動作モード時の遅延ユニット20D
の遅延量は、制御信号CTによって制御される。
【0081】可変遅延ユニット20Dの働きは、図6の
第2の実施例に於ける複数の遅延ユニット20、24、
26、及び28と同一であり、クロック信号DCLKの
周波数等の条件に応じて適切なセットアップ時間を設定
する。スキュー低減ユニット12Dは、バッファ15、
位相調整ユニット16D、及びラッチ17を含む。位相
調整ユニット16Dは、シフトレジスタ21、位相比較
器22D、ディレイライン23、及びFDAユニット1
40を含む。図14の第5の実施例に於ては、ディレイ
ライン23より更に高い精度で遅延時間を制御可能な高
精度遅延調整回路(fine delay adjustor )であるFD
Aユニット140を用いる。
【0082】上述の実施例のスキュー低減回路の精度
は、ディレイラインの遅延素子一段当りの遅延量とな
り、約200ps である。デバイスの動作周波数が速くなる
と、更に高い精度が必要となってくるので、遅延時間の
異なる素子を使ってより高い精度で遅延時間を制御する
必要がある。第5の実施例に於ては、FDAユニット1
40を用いることによって約100ps の調整を行う。
【0083】図15は、図14の位相比較器22D及び
FDAユニット140の回路構成を示す回路図である。
図15の位相比較器22Dは、図4の位相比較器22の
出力部分にNOR回路75を付加した以外は、図4の位
相比較器22と同一であるのでその説明は省略する。F
DAユニット140は、高精度ディレイライン141と
高精度位相比較部142を含む。
【0084】高精度ディレイライン141は、遅延素子
145及び146、インバータ151乃至153、NO
R回路154、及びNAND回路155乃至159を含
む。遅延素子145は、NAND回路160及びインバ
ータ161を含み、遅延素子146は、NAND回路1
62及び163を含む。高精度位相比較部142からの
信号a及びbの何れかがHIGHで他方がLOWとなる
ことによって、データ信号DQは遅延素子145或いは
146を通り、その経路によって約100ps の遅延を調整
することが出来る。
【0085】高精度位相比較部142は、NAND回路
170、位相比較部143、ラッチ144、及び遅延素
子147及び148を含む。位相比較部143は、NA
ND回路171乃至175、及びインバータ176を含
む。ラッチ144は、NAND回路177及び178を
含む。遅延素子147は、NAND回路179及び18
0を含み、遅延素子148は、インバータ181とNA
ND回路182を含む。
【0086】入力データ信号DQ側に遅延素子146と
同一の素子で同一の遅延時間の遅延素子147を設け、
クロック信号DCLK側に遅延素子145と同一の素子
で同一の遅延時間の遅延素子148を設ける。これらの
遅延素子147及び148からの出力を位相比較部14
3で位相比較して、位相比較結果を信号cとしてラッチ
144に供給する。このラッチ144は、シフトレジス
タ21を介してディレイライン23を制御するために位
相比較器22DがHIGHパルスを出力すると、信号d
によってリセットされる。
【0087】ラッチ144は、上述のように、一方がH
IGHであり他方がLOWである信号a及びbを高精度
ディレイライン141に供給して、約100ps の高精度な
遅延量調整を行う。以上の動作によって、ディレイライ
ン23よりも高精度な遅延量調整を行うことが出来る。
また本実施例は高精度遅延調整回路を2段にしたが、同
様の原理で遅延素子145及び146の差を少なくし
て、段数を増やすことによって更に高い精度を実現する
ことも可能である。
【0088】図16は、本発明によるスキュー低減回路
を半導体記憶装置に適用した場合の概略構成を示す構成
図である。図16の半導体記憶装置200は、コマンド
バッファ/デコーダ201、モードレジスタ202、ク
ロックバッファ203、アドレスバッファ204、デー
タバッファ205、ワードデコーダ206、コラムデコ
ーダ207、及びメモリコア回路208を含む。
【0089】コマンド信号を受け取るコマンドバッファ
/デコーダ201は、コマンドをデコードして、デコー
ド結果に応じて半導体記憶装置200内の各要素を制御
する。アドレスバッファ204に入力されるアドレス
は、ワードデコーダ206及びコラムデコーダ207で
デコードされ、メモリコア回路208の指定されたアド
レスがアクセスされる。アクセスされたアドレスに対し
て、データバッファ205を介してデータ入出力が行わ
れる。
【0090】モードレジスタ202は、モード書き込み
コマンドに対応して、アドレスバッファ204からの信
号をモード指定データとして格納する。モードレジスタ
202が格納するデータに応じて、例えば、メモリコア
回路208のセルフリフレッシュ動作を行うセルフリフ
レッシュ・モード、各要素がパワーダウン状態にあるパ
ワーダウン・モード等を指定してよい。
【0091】クロックバッファ203は、本発明による
スキュー低減回路10のクロック切り替えユニット11
を含む。クロックバッファ203は、モードレジスタ2
02がキャリブレーション動作を指定するときには、コ
マンドバッファ/デコーダ201、アドレスバッファ2
04、及びデータバッファ205にクロック信号CLK
を供給する。モードレジスタ202が通常動作を指定す
るときには、クロックバッファ203は、セットアップ
分だけ遅延されたクロック信号CLKを、コマンドバッ
ファ/デコーダ201、アドレスバッファ204、及び
データバッファ205に供給する。またモードレジスタ
202に格納される動作周波数の情報に基づいて、セッ
トアップ分の遅延量を設定するようにしてもよい。
【0092】コマンドバッファ/デコーダ201、アド
レスバッファ204、及びデータバッファ205は、本
発明によるスキュー低減回路10のスキュー低減ユニッ
ト12を含む。キャリブレーション動作時には、供給さ
れたクロック信号CLKと位相が合うように、入力信号
の位相を調整する。通常動作時には、調整された位相の
入力信号を、セットアップ分だけ遅延されたクロック信
号CLKを同期信号として読み込む。
【0093】ここでキャリブレーション動作は、キャリ
ブレーション・モードを設定して行ってもよい。ここで
キャリブレーション・モードは、例えば、所定の期間毎
に定期的に設定するように構成してよい。或いは、キャ
リブレーション動作は、電源投入直後に行ってもよい。
或いは、セルフリフレッシュ・モード時に行ってもよ
い。或いは、パワーダウン・モードから回復した直後に
行うように設定してもよい。当たり前であるが、キャリ
ブレーション動作のタイミングは設計時に於ける設計者
の選択事項或いは使用時に於ける使用者の選択事項であ
って、半導体記憶装置の他の動作との関連を考慮して自
由に設定すればよい。
【0094】以上、本発明は実施例に基づいて説明され
たが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載の範囲内で変形可能なものであ
る。
【0095】
【発明の効果】請求項1乃至19の発明に於ては、キャ
リブレーション・モードである第1のモードに於てクロ
ック信号と入力信号との位相を合わせ、通常動作モード
である第2のモードに於ては適切なセットアップ分だけ
遅延したクロック信号を用いて入力信号をラッチに読み
込むことが出来る。
【0096】この際、キャリブレーション・パターンの
うちで最もタイミングの遅いキャリブレーション・パタ
ーンに合わせて入力信号の位相を調整する場合には、通
常動作モード時にタイミングの遅い信号が入力されても
問題なくデータ読み込みを行うことが出来る。またキャ
リブレーション・パターンのうちで平均的なタイミング
のキャリブレーション・パターンに合わせて入力信号の
位相を調整する場合には、通常動作モード時に1/4サ
イクルのセットアップ時間を設けることで、データ切り
替わりの中心でデータ読み込みを行うことが出来る。
【0097】またクロック信号と入力信号との位相差を
測定してその位相差に対応する遅延量をディレイライン
に設定する構成とすれば、キャリブレーション・パター
ンを一回だけ入力すれば十分である。これによりクロッ
ク信号と入力信号間のスキューを低減して、信頼性のあ
る入力信号読み込みを行うことが出来る。
【0098】請求項20乃至24の発明に於ては、半導
体記憶装置に於て、適切なタイミングでキャリブレーシ
ョンを実行することにより、クロック信号と入力信号間
のスキューを低減して、信頼性のある入力信号読み込み
を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスキュー低減回路の第1の実施例
の構成図である。
【図2】図1の位相調整ユニットによる位相調整を説明
するためのタイミングチャートである。
【図3】図1の位相調整ユニットのシフトレジスタの回
路構成を示す回路図である。
【図4】図1の位相調整ユニットの位相比較器の回路構
成を示す回路図である。
【図5】図1の位相調整ユニットのディレイラインの回
路構成を示す回路図である。
【図6】本発明によるスキュー低減回路の第2の実施例
の構成図である。
【図7】本発明によるスキュー低減回路の第3の実施例
の構成図である。
【図8】図7のクロック切り替えユニットの1/4DL
Lユニットの構成を示す構成図である。
【図9】図7のシフトレジスタの回路図である。
【図10】図7の位相比較器の回路構成を示す回路図で
ある。
【図11】本発明によるスキュー低減回路の第4の実施
例の構成図である。
【図12】図11のシフトレジスタの回路構成を示す回
路図である。
【図13】図11のディレイラインの回路図である。
【図14】本発明によるスキュー低減回路の第5の実施
例の構成図である。
【図15】図14の位相比較器及びFDAユニットの回
路構成を示す回路図である。
【図16】本発明によるスキュー低減回路を半導体記憶
装置に適用した場合の概略構成を示す構成図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C、10D スキュー低減
回路 11、11A、11B、11D クロック切り替えユニ
ット 12、12B、12C、12D スキュー低減ユニット 13 バッファ 14、14A、14D 遅延切り替えユニット 15 バッファ 16、16B、16C、16D 位相調整ユニット 17 ラッチ 18、19、25、27、29 スイッチ 20、20D、24、26、28 遅延ユニット 21、21B、21C シフトレジスタ 22、22B、22D 位相比較器 23、23C ディレイライン 90 1/4DLLユニット 91 分周器 92 位相比較器 93 シフトレジスタ 94、95、96、97、98 ディレイライン 140 FDAユニット 141 高精度ディレイライン 142 高精度位相比較部 200 半導体記憶装置 201 コマンドバッファ/デコーダ 202 モードレジスタ 203 クロックバッファ 204 アドレスバッファ 205 データバッファ 206 ワードデコーダ 207 コラムデコーダ 208 メモリコア回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/10 H03K 5/13 H03K 19/0175 H04L 7/00

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号を受け取り、第1のモードで
    は該クロック信号を出力し、第2のモードでは該クロッ
    ク信号を遅延させた遅延クロック信号を出力するクロッ
    ク切り替えユニットと、 入力信号を受け取り、該第1のモードでは該クロック切
    り替えユニットからの該クロック信号に基づいて該入力
    信号の位相を調整し、該第2のモードでは位相の調整さ
    れた該入力信号を該クロック切り替えユニットからの該
    遅延クロック信号に基づいてラッチするスキュー低減ユ
    ニットを含むことを特徴とするスキュー低減のための回
    路。
  2. 【請求項2】前記スキュー低減ユニットは、 前記第1のモードに於て前記クロック信号に基づいて前
    記入力信号の位相を調整する位相調整ユニットと、 前記第2のモードに於て位相の調整された該入力信号を
    前記遅延クロック信号を同期信号としてラッチするラッ
    チを含むことを特徴とする請求項1記載の回路。
  3. 【請求項3】前記クロック切り替えユニットは、前記第
    2のモードに於て前記ラッチのセットアップ時間分だけ
    前記クロック信号を遅延させて前記遅延クロック信号を
    出力することを特徴とする請求項2記載の回路。
  4. 【請求項4】前記クロック信号の周波数に関する情報を
    格納するレジスタを更に含み、前記クロック切り替えユ
    ニットは、前記第2のモードに於て該クロック信号を遅
    延させる遅延量を該情報に基づいて設定することを特徴
    とする請求項1記載の回路。
  5. 【請求項5】前記位相調整ユニットは、 遅延素子列により前記入力信号を遅延させて遅延入力信
    号を生成するディレイラインと、 該遅延入力信号と前記クロック信号との位相を比較する
    位相比較器と、 該位相比較器の位相比較結果に応じて該ディレイライン
    の遅延量を調整する制御回路を含むことを特徴とする請
    求項2記載の回路。
  6. 【請求項6】前記位相調整ユニットは、前記第1のモー
    ドに於て、前記入力信号として複数のキャリブレーショ
    ン・パターンを受け取り、該複数のキャリブレーション
    ・パターンの平均的なパターンと前記クロック信号との
    位相が合うように該入力信号の位相を調整することを特
    徴とする請求項5記載の回路。
  7. 【請求項7】前記位相調整ユニットは、少なくとも前記
    ディレイラインの前記遅延素子列の段数に等しい数だけ
    前記複数のキャリブレーション・パターンを受け取るこ
    とを特徴とする請求項6記載の回路。
  8. 【請求項8】前記クロック切り替えユニットは、前記第
    2のモードに於て前記クロック信号を略1/4サイクル
    遅延させて前記遅延クロック信号を出力することを特徴
    とする請求項6記載の回路。
  9. 【請求項9】前記制御回路は前記ディレイラインの遅延
    量を減らす方向にのみ該遅延量を調整可能であり、前記
    遅延入力信号の位相が前記クロック信号の位相より遅れ
    ていることを前記位相比較器が検出する場合に、前記デ
    ィレイラインに初期状態として設定された最大の遅延量
    から遅延量を減らしていくことを特徴とする請求項5記
    載の回路。
  10. 【請求項10】前記位相調整ユニットは、前記第1のモ
    ードに於て、前記入力信号として複数のキャリブレーシ
    ョン・パターンを受け取り、該複数のキャリブレーショ
    ン・パターンのうちで最もタイミングの遅いパターンと
    前記クロック信号との位相が合うように該入力信号の位
    相を調整することを特徴とする請求項9記載の回路。
  11. 【請求項11】前記位相調整ユニットは、少なくとも前
    記ディレイラインの前記遅延素子列の段数に等しい数だ
    け前記複数のキャリブレーション・パターンを受け取る
    ことを特徴とする請求項10記載の回路。
  12. 【請求項12】前記位相調整ユニットは、 遅延素子列により前記入力信号を遅延させるディレイラ
    インと、 前記クロック信号と該入力信号との位相差を測定して該
    位相差に対応する遅延量を該ディレイラインに設定する
    制御回路を含むことを特徴とする請求項2記載の回路。
  13. 【請求項13】前記位相調整ユニットは、前記クロック
    信号に基づいて前記入力信号の位相を調整するために該
    入力信号を遅延させるディレイラインを含み、該ディレ
    イラインは、論理素子の組み合わせにより構成される遅
    延素子を含むことを特徴とする請求項2記載の回路。
  14. 【請求項14】前記位相調整ユニットは、前記クロック
    信号に基づいて前記入力信号の位相を調整するために該
    入力信号を遅延させるディレイラインを含み、該ディレ
    イラインは、容量及び抵抗の組み合わせにより構成され
    る遅延素子を含むことを特徴とする請求項2記載の回
    路。
  15. 【請求項15】前記ディレイラインは前記抵抗の変化で
    遅延量を調整することを特徴とする請求項13記載の回
    路。
  16. 【請求項16】前記ディレイラインは前記容量の変化で
    遅延量を調整することを特徴とする請求項13記載の回
    路。
  17. 【請求項17】前記ディレイラインは前記容量及び前記
    抵抗の変化で遅延量を調整することを特徴とする請求項
    13記載の回路。
  18. 【請求項18】前記スキュー低減ユニットは、前記クロ
    ック信号を分周する分周器を含み、分周された該クロッ
    ク信号に基づいて前記入力信号の位相を調整することを
    特徴とする請求項1記載の回路。
  19. 【請求項19】前記位相調整ユニットは、前記クロック
    信号に基づいて前記入力信号の位相を調整するために該
    入力信号を遅延させるディレイラインを含み、該ディレ
    イラインは階層化されていることを特徴とする請求項2
    記載の回路。
  20. 【請求項20】クロック信号を受け取り、第1のモード
    では該クロック信号を出力し、第2のモードでは該クロ
    ック信号を遅延させた遅延クロック信号を出力するクロ
    ック切り替えユニットと、入力信号を受け取り、該第1
    のモードでは該クロック切り替えユニットからの該クロ
    ック信号に基づいて該入力信号の位相を調整し、該第2
    のモードでは位相の調整された該入力信号を該クロック
    切り替えユニットからの該遅延クロック信号に基づいて
    ラッチするスキュー低減ユニットと、 該第2のモードに於て該スキュー低減ユニットによって
    ラッチされた該入力信号を受け取る内部回路を含むこと
    を特徴とする入力信号のスキューを低減した半導体記憶
    装置。
  21. 【請求項21】前記第1のモードは、電源投入直後に設
    定されることを特徴とする請求項20記載の半導体記憶
    装置。
  22. 【請求項22】前記第1のモードは、所定の時間間隔で
    定期的に設定されることを特徴とする請求項20記載の
    半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】前記第1のモードは、セルフリフレッシ
    ュ時に設定されることを特徴とする請求項20記載の半
    導体記憶装置。
  24. 【請求項24】前記第1のモードは、パワーダウン・モ
    ードから回復した直後に設定されることを特徴とする請
    求項20記載の半導体記憶装置。
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