JP3428416B2 - 真空遮断器及びそれに用いる真空バルブと電気接点並びに製造方法 - Google Patents
真空遮断器及びそれに用いる真空バルブと電気接点並びに製造方法Info
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Description
とそれに用いる真空バルブ、更にそれに用いられる電気
接点並びに製造方法に関する。
電極及び可動電極からなっている。上記固定及び可動電
極の構造は、アーク電極と該アーク電極を支持するアー
ク支持部材と、該アーク支持部材に連なるコイル電極材
とコイル電極端部には電極棒の4部品から構成されてい
る。
を開閉遮断するために直接アークにさらされる、アーク
電極に要求される満足すべき特性は、遮断容量が大きい
こと、耐電圧値が高いこと、接触抵抗値が小さいこと
(電気伝導に優れていること)、耐溶着性に優れているこ
と、接点消耗量が少ないこと及び裁断電流値が小さいこ
と、等基本的な要件が挙げられる。しかし、これらの特
性を全て満足させることは困難であって一般には用途に
応じて特に重要な特性を重視し、他の特性はある程度犠
牲にした材料が使用されている。大電流,高電圧遮断用
アーク電極材料としては、特開昭63−96204 号公報には
Cr又はCr−CuスケルトンにCuを溶浸させる方法
が開示されている。また、同様の製法は特公昭50−2167
0 号公報にも開示されている。
ム材が用いられている。銅粉末とクロム粉末とをクロム
粉末が5〜50重量%となるように配合し、不活性ガス
雰囲気中でメカニカルアロイングし、得られたメカニカ
ルアロイング粉末を冷間成形し、成形体を水素ガス中又
は真空中において500℃以上で焼結し、焼結材を10
0℃以下で冷間鍛造し、次に、鍛造材を500℃以上で
再焼結し真密度比96%の銅−クロム系複合材の製造が
記載されている。また、メカニカルアンイグによる接点
材料の製造法とし特開平3−266319 号がある。
法によって焼結体として形成されたり、多孔質のクロム
仮焼結体に銅に溶浸させて溶浸材として成形されたもの
や溶解法によって溶製材として成形されたものが使用さ
れている。しかし、これらの手法で作製した多孔質の混
合金属成形体の金属粒子間の結合力が弱いため、成形体
のハンドリング等の取り扱いに問題がある。また、この
成形体に高導電性金属である銅を溶融含浸した複合体中
の耐孤性金属である結合力の脆弱なクロム粒子は軽いた
め、遊離浮上し、電極支持部(銅)中に溶け込み複合材
の脱クロム現象がみられる。また、アーク電極部(複合
部材)と電極支持部との界面に凹凸の食われ現象が著し
い。更に、成形体の減肉あるいは組成の不均一性が生じ
真空遮断器用電極部材としての性能を劣化させる恐れが
ある。
れる銅合金において、一般的に、耐溶着性,耐電圧性を
向上させるためにクロムなど添加されている。しかし、
大きいクロム粉末粒子を用いて金型成形した成形体は脆
弱である。また溶浸した電極材料はアーク電極材と電極
支持材との界面に凹凸の食われ現象が生じるとともに減
肉される恐れがある。
極部材を構成する銅基地中の微細クロム粒子等の均一分
散性を向上させ、真空遮断器の遮断性能及び耐電圧性能
のばらつきを低減でき、真空遮断器の信預性を向上させ
る真空遮断器それに用いる真空バルブと電気接点並びに
製造方法を提供することを目的とする。
粉末等をボールミルを用いたメカニカルグラインディン
グ法により微細化にし、さらに放電焼結法で成形体を作
製することにより、複合部材(アーク電極)と銅(アー
ク電極支持部材)との界面の浸食がない、また、溶浸に
際し、成形体の減肉も少なく、従来銅合金よりも優れた
電気特性が得られる。
した銅微粒子,クロム微粒子を分散してなる金属粉末を
用いて、加圧放電焼結法(PAS)で作製した成形体を
用いて焼結又は銅を溶浸させるのが好ましい。
と、Cr,W,Mo、及びTa等の耐火金属粉末の1種
又はそれ以上で構成される合金粉末において、高導電性
金属の粉末に比べてCr,W,Mo、及びTa等の耐火
性金属粉末の粒径を5〜60μmのものを70重量%以
上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重
量%以上としたものである。
W,Mo、及びTaの1種又は2種以上の耐火性金属の
合計が20〜80重量%とCu等の高導電性金属を20
〜80重量%とするのが望ましい。
b,Biの少なくとも1種以上の金属の合計が10重量
%以下、Tiを10重量%以下添加することができる。
HIPあるいは放電焼結法のいずれかを用い焼結する
か、又は高導電性金属を耐火金属成形体に溶浸すること
によって得られる。
側電極とを備えた真空バルブと、該真空バルブ内の前記
固定側電極と可動側電極との各々に前記真空バルブ外に
接続された導体端子と、前記可動側電極に接続された絶
縁ロッドを介して前記可動側電極を駆動する開閉手段と
を備えた真空遮断器において、前記固定側電極及び可動
側電極は耐火性金属と高導電性金属との前述の合金から
なるアーク電極を有することを特徴とする真空遮断器に
ある。
た高導電性金属との複合合金からなり、前者にはCr,
W,Mo,Ta等の約1800℃以上の高融点の耐火性
金属が用いられ、Cuに対して固溶量として3%以下の
小さいものが好ましい。
〜75重量%とCu25〜45重量%を含む合金である
ことが望ましい。耐火性金属としては特に、Crに対し
て1〜10重量%のNb,V,Fe,Coの1種以上を
含むのが好ましい。
の1種又は2種以上の混合物と、Cu,Ag及びAuの
1種からなる高導電性金属又はこれらを主にした高導電
性合金と、Pb,Bi,Te及びSbの1種又は2種以
上との合金からなり、前記電極支持部は前記高導電性金
属又は合金からなるのが好ましい。
部はCr,Ag,W,V,Nb,Mo,Ta,Zr,S
i,Be,Ti,Co,Feの1種又は2種以上の合計
量が2.5 重量%以下とCu,Ag又はAuとの合金か
らなるものが好ましい。
属中に含浸した高導電性金属との複合合金よりなり、前
記アーク電極と電極支持部,裏導体及び外部導体接続部
とは好ましくは前記高導電金属の溶融によって一体に形
成されているのが好ましい。本発明における電極支持部
は0.2%耐力が10kg/mm2以上で、比抵抗が2.8μΩc
m以下のものが好ましい。
互いに接触するアーク電極部中央に真円の凹部が設けら
れているものである。
外部導体接続部は前記高導電性金属の溶融凝固又は粉末
冶金による固相接合によって一体に形成することが好ま
しい。
好ましくは3〜6本のスパイラル状のスリット溝、又は
直線状のスリット溝が設けられているのが好ましい。
延びた外周端側より電極側面に達する前述の複数のスリ
ット溝は、各スリット溝間に形成した複数のアーク走行
面と、上記スリット溝外周側とアーク走行面外周端との
間のスリット溝を跨いで両アーク走行面と一体に連絡
し、且つ両アーク走行面から流れる電流の通路が一方側
アーク走行面の方が他方側アーク走行面より長くした両
アーク走行面と同抵抗値を有する連絡部とを備え、上記
連絡部の断面積を調整して両アーク走行面から上記連絡
部に流れる電流を制御するように形成するのが好まし
い。
上記連絡部の外径寸法D1 と内径寸法D2 とのD2 /D
1 の関係が0.9 を超え、1を下回る幅寸法にすること
が好ましい。
上記連絡部の厚さ寸法を0.5(mm)〜5(mm)の範囲に
設定することが好ましい。
端に形成したR面を0.5(mm)〜1.5R(mm)の範囲に
設定することが好ましい。
5(mm)〜1.5R(mm)の範囲に設けるのが好ましい。
0.5(mm)〜5(mm)の範囲に、上記アーク走行面の外
周端に形成したR面を0.5(mm)〜1.5R(mm)の範囲
に、それぞれに設定することが好ましい。
側電極とを備えた真空バルブと、該空気バルブ内の前記
固定側電極と可動側電極との各々に前記真空バルブ外に
接続された導体端子と、前記可動側電極に接続された絶
縁ロッドを介して前記可動側電極を駆動する開閉手段と
を備えた真空遮断器において、前記固定側電極及び可動
側電極は前述の耐火性金属粒子と高導電性金属とを有す
る合金からなるアーク電極と、該アーク電極を支持する
高導電性金属からなる電極支持部とを有し、前記アーク
電極と電極支持部とは前記高導電性金属によって一体に
形成され、前記絶縁容器は円筒であり、定格電圧(k
V)と遮断電流実効値(kA)とを乗算した値(y)が
前記絶縁容器外径x(mm)より以下の(1)式及び
(2)式によって求められる値の範囲内にあることを特
徴とする。
(kV)と遮断電流実効値(kA)とを乗算した値x
(kVA×103 )より以下の(3)及び(4)式によ
って求められる値の範囲内であることを特徴とする。
径y(mm)は前記アーク電極の直径x(mm)より以下の
(5)及び(6)式によって求められる値の範囲内にあ
ることを特徴とする。
空バルブを横に並べて樹脂の絶縁筒によって一体に組込
んだものが好ましい。
器内に固定側電極と可動側電極とを備えた真空バルブに
おいて、前記両電極は前述の耐火性金属粒子と高導電性
金属と、更に好ましくは低融点金属とを含む複合部材よ
りなるアーク電極と、該アーク電極を支持する高導電性
金属からなる電極支持部と、該電極支持部より細径であ
る裏導体及び該裏導体より大径である外部導体接続部を
有し、前記アーク電極と電極支持部,裏導体及び外部導
体接続部とは前記高導電性金属によって一体に形成され
ていることを特徴とする。
前述と同様である。
性金属と好ましくは低融点金属とを有する合金からなる
アーク電極と、該アーク電極を支持する高導電性金属か
らなる電極支持部と、該電極支持部より細径である裏導
体及び該裏導体より大径である外部導体接続部を有し、
前記アーク電極と電極支持部,裏導体及び外部導体接続
部とは前記高導電性金属の溶融又は固相拡散接合によっ
て一体に形成されていることを特徴とする電気接点にあ
る。
ーク電極は前述の粒径を有する耐火性金属を有する多孔
質焼結体上に前記高導電性金属を載置し、該高導電性金
属を溶融又は固相拡散接合して前記多孔質体中に溶浸又
は拡散接合させることにより形成し、前記電極支持部以
降は前記溶浸後に残留する前記高導電性金属の厚さ又は
高導電性金属部分を前記電極支持部以降として必要な厚
さに設定することによって形成することが好ましい。特
に、本発明の溶浸においては前述の多孔質体の焼結時に
低融点金属の融点付近の固相状態で十分な時間加熱する
ことによりその金属を耐火性金属粒子及び高導電性金属
粒子に拡散接合させて、溶浸での低融点金属の脱落を防
止するものである。その加熱温度としては融点より30
〜100℃低い温度で加熱するのが好ましい。
ク電極及び電極支持部を前記高導電性金属に溶浸させて
凝固させて形成後、所望の温度に保持させて前記高導電
性金属中に過飽和に固溶した金属又は金属間化合物を析
出させる熱処理工程を有することが好ましい。
は可動側電極に用いることができる。
ーク電極支持部材,裏導体及び外部導体接続部からな
り、アーク電極は前述の粒径を有する耐火金属と導電性
金属との複合合金からなり、前者にはCr,W,Mo,
Ta等の約1800℃以上の高融点の金属が用いられ、
高導電性金属としてのCu,Ag,Auに対して固溶量
として3%以下の小さいものが好ましい。アーク電極支
持部材以降には特に純Cuが好ましいが、強度が小さい
ことからこれら各部材の変形防止対策として鉄系材料の
純Fe,ステンレス鋼で補強し電極の変形防止に努めて
いる。
くは35〜65重量%とCu,Ag及びAuの1種又は
これらを主にした合金20〜80重量%、好ましくは3
5〜65重量%と、Pb等を1重量%以下、好ましくは
0.1〜0.6重量%とを含む合金で、特に前者の多孔質
焼結体又は若干の10重量%以下の高導電性金属を含む
多孔質焼結体中に高導電性金属を溶融含浸させた複合材
とするのが好ましい。また、アーク電極と電極支持部以
降の2層構造とし、電極支持部以降はアーク電極を補強
支持するもので、その半分以上の厚さとするのが好まし
く、特にそれと同等以上の厚さとすることが好ましい。
多孔質焼結体は空隙率を50〜70%とすることが好ま
しい。耐火金属としては特に、耐電圧特性を高めるため
にCrに対して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
2重量%のNb,V,Fe,Ti,Zrの1種又は2種
以上を含むことができる。
〜60%,Nb0.5〜5.0%好ましくは0.5〜3.0
%及びPb0.1〜0.5%を含むCu溶浸合金からなる
のが好ましい。
材以降の部材とは金相学的に連続した一体構造で構成と
するものである。この結果、前述のスリット溝をアーク
電極支持部まで形成でき、遮断時のアーク発生による発
熱による従来のろう付けによる問題が生じないのでより
小型化が可能となるとともに高い電流の遮断が可能にな
った。
ーク電極材,アーク電極支持部材及び外部導体接続部コ
イル電極材は、金相学的に連続した一体構造で構成され
ると同時に一体構造の電極製造と同一工程内で形成され
るアーク電極支持部材以降の高導電性金属には、0.0
1〜2.5重量%のCr,Ag,W,V,Zr,Si,
Mo,Ta,Be,Nb,Tiの1種又は2種以上をA
u,Ag,Cu中に含有せしめたものを用いることがで
きる。したがって、アーク電極支持部材以降の材料の電
気導伝性をあまり低下させずに機械的強度、特に耐力を
大幅に高めることができる。その結果、電極間の接触圧
力の増大,電極開閉時の衝撃力にも充分対応でき、経時
的な変形も解決できる。
持部材以降とは非接合であるとともに金相学的に連続し
た一体化構造にしたことと、上記核部材の高強度化の組
み合わせにより従来の電極構造に比べて悪影響を除去し
たより信頼性及び安全性の高い真空遮断器を提供でき
る。
W,Mo,Ta粉末とPb,Bi,Te,Sb粉末とC
u,Ag,Au粉末あるいは他の任意の金属粒子とを所
定組成に混合し、その混合粉を所定の空隙含有率になる
ように成形後、焼結し多孔質焼結体を形成する。その
後、純Cu,Ag,Au又はこれらの合金からなるブロ
ックを前記焼結体上に載置し、溶融させて多孔質焼結体
の空隙に純Cu又はCu合金等の金属を溶浸させる。そ
の時、溶融溶浸材中への焼結体組成元素の液相拡散を積
極的に利用し、溶融溶浸材を前述の含有量となるように
合金化する。溶浸完了後の鋳塊を所定形状の電極に加工
する。
と保持時間によって高導電性金属への多孔質体金属の溶
解量をコントロールでき、特に電極支持部以降に対する
比抵抗と強度とを考慮して温度及び時間が設定される。
勿論高導電性金属に対して予め合金元素を加えた合金を
用いることもできるので、両者を考慮して決定される。
その結果、前述の強度が高く、比抵抗の低いものが得ら
れることから高い性能のものが得られる。
状で溶浸と鋳造技術との組み合わせによって求めるもの
を作ることができるが、前述した最終形状として切削加
工によって得られる。
ホットプレス,HIPあるいは圧粉成形のいずれかを用
い成形することを特徴とする。
来の圧粉成形法で作製した高多孔質な混合金属成形体は
粒子間の結合力が非常に脆弱であり、取り扱いに苦慮す
る。またこの前記成形体に高導電性成分である銅系,銀
系金属を溶融含浸した複合部材は、成形体のクロムが銅
中に溶け込む脱クロムによる組成の不均一、あるいは溶
浸部界面の浸食による減肉等の現象が生じ好ましくな
い。
の問題は解決される。
導電成分である銅,金,銀の1種または2種,耐孤成分
としてのクロム,タングステン,モリブデン,鉄の1種
または2種,耐電圧性に有効な粒子であるニオブ,バナ
ジウム,チタン,タンタル,ジルコニウム,硅素の1種
以上からなる金属粉末。更に高導電成分である銅,金,
銀の1種または2種,耐孤成分としてのクロム,タング
ステン,モリブデン,鉄の1種または2種,耐電圧性に
有効な粒子であルニオブ,バナジウム,チタン,タンタ
ル,ジルコニウム,硅素の1種以上,耐溶着成分,低融
点材の鉛,ビスマス,アンチモン,テルルの1種または
2種以上の金属粉末からなるのが好ましい。該金属粉末
を鉄製ボールとともに収納し、該鉄製容器を長時間回転
させることによって前記鉄製ボールの遠心力による前記
金属粉末を塑性変形させるに十分な押し圧力を与え、前
記金属粉末を微細に粉砕させ、かつ均一に分散,混合さ
せるに十分な押し圧力を与え、前記金属粉末を微細に粉
砕させ、かつ均一に分散,混合させることを特徴とする
真空遮断器用電極部材用金属粉末の製造法にある。粉砕
粒子としては、微細粒子になるほど耐電圧性,耐溶着
性,遮断特性など十分な効果が得られる。しかし、生産
性及び経済性を考慮すると、耐孤成分である粒子は53
μm以下が好ましい。その含有量は高導電性成分に対し
て、耐孤成分が20〜60重量%、耐電圧性成分は1〜
10重量%、耐溶着性成分は0.1〜1重量%が好まし
い。
に粉砕した前記金属粉末を放電焼結法で高多孔質で結合
力の強い成形体を製造することを特徴とする真空遮断器
用電極部材の製造法にある。前記成形体は従来の圧粉成
形体と異なり、該微細金属粉子間の結合力が強いのでハ
ンドリングなどの取り扱いが容易である。PAS法で作
製した高多孔質成形体の密度は、通電電流,成形圧力,
焼結時間などを変化させることにより任意に選択でき、
空隙率は40〜70%が好ましい。成形体の製造時間も
短時間である。
導電性成分である金属を溶融含浸した複合部材には、ク
ロム粒子が遊離し浮上することなく銅(電極支持部)中
への溶け込み、あるいは溶浸部との界面の浸食等による
減肉等の現象を顕著に防止でき、高導電性金属中に微細
な高孤性金属が均一に分散した健全な真空遮断器用電極
部材を提供できる。
モリブデン,タンタル粉末と鉛,ビスマス,テルル,ア
ンチモン粉末と銅,銀,金合金粉末あるいは他の任意の
金属粒子とを所定組成に混合し、その混合粉を所定の空
隙率になるように多孔質成形体を作製する。その後、
銅,銀,金又はこれらの合金からなるブロックを前記成
形体に載置し、溶融させて多孔質成形体の空隙に銅又は
銅合金等の金属を溶浸させる。その時、溶融溶浸材中へ
の成形体組成元素の液相拡散を積極的に利用し、溶融溶
浸材を前述の含有量となるように合金化する。溶浸完了
後の鋳塊を所定形状の電極に加工する。
と保持時間によって高導電性金属への多孔質成形体の溶
解量をコントロールでき、特に電極支持部,コイル電極
に対する比抵抗と強度とを考慮して温度及び時間が設定
される。勿論高導電性金属に対して予め合金元素を加え
た合金を用いることもできるので、両者を考慮して決定
される。その結果、前述の強度が高く、比抵抗の低いも
のが得られることから高い性能のものが得られる。
下,純度99.99% のクロム粉末40.0 重量%,粒
径75〜45μm,純度99.9% のニオブ粉末2.0
重量%との混合粉末を高エネルギーSUS304ボールミルに
より微細に粉砕し分散,混合させるものである。ボール
ミルによる粉砕は、混合粉末及びSUS304鉄製のボールを
納めたSUS304鉄製のボールミル容器を100〜200℃
の温度域に保持し、同時に容器内を10-2〜10-3Torr
脱ガス処理し、次いで、純度99.9% 以上のアルゴン
ガス又は窒素ガス置換を行い、その後、室温付近での回
転数150〜200rpm で10〜120時間の機械的粉砕
混合処理を行った。この混合した粉末をふるいによって
分級し53μmアンダーのものを用いた。
細粉砕混合粉末に粒径150μm以下,純度99.99
% の電解銅粉末を加えて同様にボールミルによって混
合し、黒鉛製ダイに充填し電極を兼ねた上下パンチに挟
んだ後、容器内を5×10-2Torrに排気し、粉末等に吸
着しているガス等を除去し、粉体を8000kg/cm2の
成形圧力で加圧する。続いて、パルス電流印加により、
粉体表面の酸化物を除去し、活性化したあと、直流電流
2600Aを印加し、微細粉砕混合粉末を焼結する。成
形体の形状は直径40mm,厚さ9mmである。成形体の空
隙率は10時間混合処理したもの70%、30時間のも
の65%、50時間のもの60%、80時間のもの55
%、100時間のもの50%、110時間のもの45
%、120時間のもの40%であった。
造した粒径53μm以下の微細粉末の収率を示すもので
ある。粒径53μm以下の微細粉末の収率は、MG時間
とともに増加し、100時間で78%の収率である。し
かし、100時間以上になると造粒形態となり、微細粒
子の収率が悪くなる。MG時間としては、50〜100時
間が好ましい。特に、粒径53μm以下の微細粉末の収
率の高い100時間がより好ましい。
μmのものが約95重量%以上を有し、粒径5μm未満
のものはわずか5重量%以下である。また、粒径22〜
53μmのものは60〜90重量%であり、更に、分級
して22μmアンダーのものを得ることができ、粒径5
〜22μmのものを90重量%以上、それ以下の粒径の
ものを10重量%以下とするより微細なものとすること
が遮断特性を高める上でより好ましいものである。
純度99.99% の電解銅粉末を加えて同様に機械的粉
砕混合処理を行うことによっても同様の粉末及び成形体
を得ることが出来る。
体構造電極の製造方法を示す断面図である。図中、黒鉛
製鋳型に微細粉砕混合金属成形体を下部に置き、その上
に、溶浸用の銅を載置したものである。微細粉砕混合金
属粉末は、直径80mmの金型を用いて、成形圧力2.0
トン/cm2で直径48mm,厚さ9mmの成形体を作製し
た。その成形体の空隙率は約70%で、10-5Torr以下
の真空中で焼結温度1050℃×120分間で焼結を行っ
た。1050℃までの加熱に当たっては鉛の融点近傍の
固相下で長時間保持した後に所定の温度に加熱した。こ
の時の空隙率は65%である。内径90mm,外径100
mm,高さ100mmの黒鉛鋳型の低面中央に上記多孔質焼
結体を置き、純銅からなる直径80mm,長さ100mmの
溶浸用銅を載置した。溶浸用銅には、直径28mm,長さ
25mmの溶浸材と押湯部を形成する銅からなる部材を設
けた。黒鉛容器と純銅からなる2種の部材の側面及び溶
浸材及び押湯部となる部材上部にはAl2O3粉末を充填
する。溶浸条件は1×10-5Torrの真空中で焼結温度1
150×60分間保持し、銅溶融するとともに溶浸材が
多孔質混合金属成形体のスケルトン中に均一にしみ込ま
せた後、真空中で放冷凝固させた。図3は、凝固後に黒
鉛製容器から取り出した鋳塊の断面外観である。
ク電極支持部2,外部導体接続部3及び裏導体4を示
す。切削加工後のアーク電極1とアーク電極支持部2と
の両者の界面部の断面の顕微鏡組織写真により観察した
結果、本発明の組織は、銅のマトリックス中に微細なク
ロム粒子が均一に分布し、平滑な界面状態を示し、また
放電焼結せずに単に圧粉成形したものの組織は、大きな
クロム粒子が分布し、凹凸のうねりが大きい界面形態と
なっていた。
1とアーク電極支持部2,外部導体接続部3及び裏導体
4とが一体構造で構成される。アーク電極1とアーク電
極支持部2とは同等の厚さであり、両者の間にはこれら
より径の小さい細径を有する裏導体4が設けられる。ま
た、アーク電極材とアーク電極支持部材との界面は金相
学的に完全に連続一体化がなされており、ろう付け等に
よる接合が不必要であることがわかる。また、アーク電
極1の断面のPbを分析した結果、Pbが均一に分散さ
れていた。
のものを製造することができる。3個に限らず、所望の
個数を一度に製造することができる。
ーク電極支持部2と、アーク電極1との境界層は合金を
形成しており、ろう材例えば銀ろうより融点が高く、溶
融しにくく、耐アークに強く電流遮断容量の向上に上述
と共に寄与することができる。
減肉量を示す。本発明部材の減肉量は1.5m に対し
て、従来部材は3.0mm と大きく減肉している。このこ
とから、本発明部材は溶浸によっても複合部材(アーク
電極)の浸食がない良好な部材である。
ク電極を用いた真空バルブの断面図である。絶縁材で形
成された絶縁筒体8の上・下開口部に上・下一体をなす
シールリング27を設けて真空室を形成する真空容器を
構成し、上記シールリングの中程に固定電極21の一部
を形成する固定側の電極棒24を垂設し、この固定側の
電極棒24の直下に位置する上記シールリングの中程に
可動電極23の一部を形成する可動側の電極棒を昇降自
在に設け、上記固定電極21のアーク電極2に対して上
記可動電極23のアーク電極に接離するようにし、上記
可動側の電極棒24の周りに位置する上記シールリング
の内側に金属製のベローズ26を伸縮するようにして被
冠して設け、さらに、上記両アーク電極の周りに円筒状
をなす金属板のシール部材25を絶縁筒体28の真空容
器によって設置し、このシール部材25は上記絶縁筒体
28の真空容器の絶縁性を損なわないようにして構成し
たものである。
試料L〜Oは比較例である。
に組み込み、遮断試験部を真空排気しながら300℃で
2時間のベーキングを行う。その後、ギャップ2.5mm
の電極間に最大60kV交流電圧を印加しながら放電し
易い低耐電圧部分を除去するコンデーショニングを2回
行う。300Aの小電流遮断後のインパルス耐圧試験
は、AC100V,300Aでアーク点弧10回を行っ
た後、電極ギャップ2.5mmにおける最小の放電電圧を測
定する。この点弧10回と耐電圧測定を10回繰り返し
て小電流遮断後の耐電圧特性とした。裁断電流測定で
は、遮断時の電流波形をデジタルメモリーに記憶させた
後シンクロスコープに再現させて裁断電流値を読み取
り、これを50回繰り返して最大値と平均値を求めた。
遮断試験では、LC共振回路設備を用い、回路定数の関
係から遮断電流の周波数58Hz、過渡回復電圧の周波
数は約11Hzとし、遮断電流が500〜1000Aス
テップで増加するように試験電圧1〜5.6kV の範囲
で順次増加させて遮断不能となるまで試験を続行した。
試験途中で遮断不能が起きた場合は、遮断電流を一旦下
げて遮断試験を行い電極表面をクリーングした後、遮断
電流を上昇しこれ以上の遮断が困難と思われる遮断電流
の限界値をもって遮断性能とした。大電流遮断後のイン
パルス耐電圧測定では、試験後に電極ギャップ2.5mm
における最小インパルス耐電圧を測定し、大電流遮断後
の耐電圧特性とした。大電流小電流遮断あとの耐電圧試
験を行った。測定では、電極面にAC100V,300
Aでアーク点孤し、電極ギャップ2.5mm における最小
インパルス耐電圧を測定する。この小電流10回遮断と
耐電圧測定を10回繰り返し大電流小電流遮断後の耐電
圧特性とした。
性は、試料Aの特性基準値(1.0とする)として示
す。試料H,I,J,Kは試料Aの1.5 倍の遮断およ
び耐電圧性が得られる。この結果から、銅粉末,クロム
粉末,ニオブ粉末の粒径はいずれも53〜32μm,3
2〜22μm及び22μm以下が好ましい。しかし、粒
径22μm以下になると成形性,生産性,コストの点で
問題があるので、53〜22μmが特に好ましい。
V,Nb又はW粉末との混合粉末を実施例1と同様に粉
砕処理し、これを22μmアンダーに分級したものを用
いて前述と同様に溶浸によって最終的に図4の形状にし
たもので、更に本実施例におけるスパイラル型電極の平
面図及び図8はその断面図である。電極はこれらの図に
示すように更に切削加工によって電極中央部の真円の凹
部5Aと互いの接触面を兼ねるようにその外側にアーク
走行面5B,5C,5Dを一体に設け、各アーク走行面
5B,5C,5D間には凹部5Aからアーク走行面5
B,5C,5Dの外周端5Eの手前までに3本のスリッ
ト溝13A〜13Cを螺旋状にアーク電極1とアーク電
極支持部に切られている。このスパイラル構造の溝は3
本であるが4本でも5本でもよく、曲線又は直線でもよ
い。真円の凹部5Aは裏導体4の直径とほぼ同じ径とす
るのが好ましい。
なっているアーク走行面5Aからスリット溝の外周側先
端部13Eより電極側面に達している。各スリット溝間
に複数のアーク走行面5A〜5Cを形成している。連絡
部14は外周側先端部13Eと電極外周端のアーク走行
面5Eとの間のスリット溝13A〜13Cを跨いでい
る。つまり橋の役割をしてい。連絡部14は両アーク走
行面5B〜5Dと一体に形成すると共に、両アーク走行
面5A〜5Cと同じ抵抗値を有している。
絡部14とを流れる時の発生熱が少なく、電極の電流容
量を向上することができる。連絡部14は両アーク走行
面5B〜5Dと一体に形成することは、連絡部14と両
アーク走行面5B〜5Dとの表面を等しい高さにできる
ので、軸方向を図8に比べて縮小できるばかりか、また
電界集中がなく、電界を緩和することができるので、更
に遮断電流容量を向上することができる。
流i1 の電流通路の方が他方側アーク走行面5Dを流れ
る分流電流i2 の電流通路より長く形成されている時
に、一方側アーク走行面5Bから他方側アーク走行面5
Dに電流i1 が流れるように上記連絡部14を調整して
電流を制御する。例えば連絡部14の外径と内径との間
の幅Lを設定する。具体的には、連絡部14の外径寸法
D1 と内径寸法D2 とのD2 /D1 の関係が0.9 を超
え、1を下回る幅L寸法に設定する。又連絡部14は一
方側アーク走行面例えば5Bを流れる電流i1 の電流通
路の方が他方側アーク走行面5Dを流れる分流電流i2
の電流通路より長くなるように設けられていることにな
る。
び図9のように対応配置すれば、電極内を流れる電流i
1 の経路を制御して、ほぼ円周方向に往復の電路を構成
することができる。この電路に電流i1 が流れる時に発
生する磁界Hにより、電極間に発生したアークAは電極
の円周方向に駆動され、アーク走行面上を移動する。例
えばアーク走行面5B上を移動し、アーク走行面5Dと
の境界に来た時、アークAは連絡部14を通過して、ア
ーク走行面5Dに移行するはずであるが、アーク走行面
5Dの電流i1 はスリット溝13Aを介して分流する所
謂分流電流i2 が流れる。分流電流i2 はアーク走行面
5Bの電流i1 がアーク走行面5Dに流れるのを阻止す
る働きをし、アーク21が連絡部14付近で停滞し、電
極の局部加熱,局部溶融になり、遮断不能を生じること
があることに本発明者達は気付いた。
積例えば幅,厚み等を調整して、電流i1 ,分流電流i
2 が連絡部14に流れるのを制御することで、上述の課
題を解決した。即ち、連絡部14の外径寸法D1 と内径
寸法D2 とのD2 /D1 の関係が0.9 を超え、1を下
回る幅L寸法に設定した。この結果、アークAは電極の
円周方向に駆動され、アーク走行面上を磁気駆動して、
著しく遮断電流容量を増加することができるようになっ
た。例えば連絡部10の幅Lを調整しない従来技術の電
極の遮断電流容量を1とすれば、本発明の電極の遮断電
流容量を2にすることができるようになった。この分、
本発明の電極は従来技術の電極に比べて小型化及び軽量
化を図ることができるようになった。
9 以下になると、幅寸法が広くなり、分流電流i2 が
電流i1 より多く流れ、電流i1 が連絡部14付近で停
滞して、遮断不能を生じる。連絡部14の幅寸法が1以
上になると、上述とは逆に連絡部14の幅寸法が狭くな
り、連絡部14を電流i1 が流れ過ぎて、磁界Hが強く
なり、アークAが電磁力Fにより電極より外部に飛び出
してシールド10に衝突し、遮断器として使用できな
い。従って、外径寸法D1 と内径寸法D2 とのD2/D
1 の関係が0.9 を超え、1を下回る幅L寸法に設定す
ると、電流i1 と分流電流i2 が連絡部14に流れるの
を適宜に制御することができる。この場合、分流電流i
2 を制御する方が、電流i1 に比べて連絡部14の幅を
狭くできるので、電極の重量を軽くできる利点がある。
この結果、上述の効果を達成することができる。このこ
とは、幅Lを調整するだけで遮断電流容量の増減,遮断
電流容量の増減に応じた電極寸法及び重量を任意設計で
きる。連絡部14の調整は幅Lと下記厚みとを調整すれ
ばより好ましい。連絡部14の幅Lを調整する場合に
は、作業者が連絡部14の幅Lを見ながら微調整ができ
るので、調整作業がやりやすく、作業能率が良い。
−47.5Cu−2Nb−0.5Pb,No.2:50Cr
−47Cu−2Nb−1Pb及びNo.3:50Cr−4
6.5Cu−2Nb−1.5Pb である。
加量1%及び1.5 %材ではアーク電極材のPb分布は
勾配を持ち安定したアーク電極材を供給することができ
ない。一方、Pb添加量0.5% 材はアーク電極材にほ
ぼ均一に分布していた。
0.5% 材はアーク電極材にほぼ均一に分布することが
でき、安定したアーク電極材を供給することができる。
の方法で検討した結果、Pbの分布結果と同様であっ
た。
めには、鋳塊の冷却速度のコントロールが重要である。
鋳塊側面からの冷却速度より鋳塊上部の冷却速度を大き
くする必要がある。本発明を達成する第2条件として、
鋳塊上部の冷却速度を大きくする保温剤としてアルミナ
(Al2O3)等の比熱が大きく、Cu溶湯と反応しない
セラミックス粒子が適当である。この時のセラミックス
粒径が大き過ぎたり,小さ過ぎたりすると溶湯はセラミ
ックス粒子間を通して流れ出てしまい鋳型の役目をなさ
ない。最適粒径は20メッシュから325メッシュであ
る。また、保温のためのセラミックス粒子の必要量は、
目的の鋳塊直径寸法の2/3以上の厚さが必要である。
おいて溶浸温度を種々に変えた場合の鋳塊中のCr量を
分析した結果と、多孔質焼結体及びアーク電極支持部材
のそれぞれの組成を変化させた場合の鋳塊中のそれぞれ
の組成元素を分析した結果を示したものである。なお、
溶湯用Cu供給及び押湯8は同じ組成である。
r−5Cu材に純Cuを溶浸する時の溶浸温度を変え、
120分保持した場合の鋳塊中のCr量である。溶浸温
度1250℃の場合の鋳塊組成は1.65% Crを含有
するCu合金になることがわかる。
孔質焼結体の組成をCr−5Cu一定とし、溶浸材の組
成をそれぞれCu−Ag,Cu−Zr,Cu−Si,C
u−Be合金を用いた場合の鋳塊中の元素分析結果であ
る。各鋳塊ともCrを約0.6%程度を含む3元Cu合金
になることが分かる。
一定とし多孔質焼結体の組成をそれぞれCr−5Cuに
V,Nb,V,Nb,Wを添加した場合の鋳塊中の元素
分析結果である。各鋳塊ともV,Nb,Wの含有量は
0.02% 以下であり、鋳塊組成は1.0% 程度のCr
を含むCu合金であることが分かる。
度を、電気抵抗測定は4点式抵抗測定法で、強度測定は
アームスラ引張試験機を用いて実施した。
22〜12kg/mm2 とばらつきが大きく、強度12kg/
mm2 の試験片にはろう付け不良部が確認された。また、
界面部を含む電気抵抗値は4.82μΩ・cm と純銅材
(比較例2)に比べ約3〜4倍の高い抵抗値である。そ
れに対しNo.11の界面強度は24〜25kg/mm2 と安
定した強度を示し、試験片の欠陥は観察されなかった。
また、本発明の実施例では界面を含む電気抵抗値は測定
できないものである。No.1の相手材にはCrが約0.
62% 含むCu合金であるにもかかわらず、界面がな
いので、比抵抗は1.95μΩ・cm と低い値である。こ
れは従来技術のろう付け接合部界面の抵抗値が非常に大
きいことが分かる。
/mm2 に対し0.2% 耐力は4〜5kg/mm2 と非常に軟
弱であり、アーク電極支持部材あるいはその他の部材に
使用した場合には衝撃的な荷重に耐えきれず経時的に変
形してしまうが、CrあるいはAg,V,Nb,Zr,
Si,W,Beをそれぞれ含有したCu合金からなるN
o.2〜13の電気抵抗値は、焼鈍純Cuに比較すれば約
1.5〜2.0倍の抵抗値を示したが、従来技術のろう付
け接合界面抵抗値と比較すると約半分以下であり充分に
実機真空遮断器用電極材に使用可能である。またこれら
の強度は、いずれも最大強度22〜25kg/mm2 と純C
uとあまり変っていないが0.2% 耐力値において10
〜14kg/mm2 と2倍に強度向上が図られている。
5%,1200℃では0.9〜1.0%,1250℃では
1.6〜1.7%とCrの固溶量が増加する。
g,V,Nb,Zr,Si,W及び、Beをそれぞれ含
有するCu合金製アーク電極支持部材,裏導体及び外部
導体接続部は、電極開閉時の衝撃的荷重の繰り返しによ
る変形が生じないため変形に伴う溶着障害を防止して信
頼性及び安全性の向上が図られる。
力との関係を検討すると、Cr0.6%の含有により9k
g/mm2の耐力が得られ、1.6%で11.5kg/mm2と直
線的に増加する。そして、Crの他に他の合金元素を含
有することによってその量の増大によって強化される。
各元素の含有量としてAg0.1%,Zr0.1%,Si
0.1%,Be0.05%,Nb,V,Wは各々0.01
% 以上とすることにより10kg/mm2 以上の耐力が得
られる。
と、Cu中への全固溶量の増大によって強度の向上とと
もに比抵抗も増すので、比抵抗の増加を少なくして強度
の向上を図るにはCr単独よりも他の元素を加えること
によって得られることが分かる。特に、Si以外は比抵
抗が小さくて高強度が得られる。特に、0.2% 耐力を
10kg/mm2以上、比抵抗1.9〜2.8μΩ・cmが好ま
しい。
及びW量と比抵抗との関係を検討すると、比抵抗は合金
元素をCr+3.4Si+3.5Be+1.2Zr+0.6
Ag+15(Nb+V+W)の比率で加えることによっ
てその含有量を0.57 倍して1.61 加えた値に添っ
て増加するが、電極支持部及びその他の比抵抗はできる
だけ小さくすることによって通電中の電極温度を低く抑
えることができること及び遮断時のアーク発生に伴うア
ーク熱を電極棒を通して冷却する必要があり、その熱伝
導を高くする必要があることから熱伝導率を高く維持す
ることができる。本実施例においては所望の比抵抗を図
によっておおよその値のものを求めることができる。C
rをアーク電極として用いる場合にはCrの溶浸量を考
慮し、各元素の含有量をSi0.5%,Be0.5%,Z
r1.5%,Ag2.5%,Nb,V,Wは各々0.1%
を上限として含有させることが好ましい。比抵抗として
3.0μΩcm 以下とするのが好ましい。
u粉末と、98重量%以上が粒径5〜22μmであるC
r粉末、粒径125〜149μmのPb粉末を用い、5
0重量%Cu−50重量%Cr,49.5 重量%Cu−
50重量%Cr−0.5 重量%Pb,48重量%Cu−
50重量%Cr−2重量%Pb,45重量%Cu−50
重量%Cr−5重量%Pbの4種類の組成の粉末を、そ
れぞれ混合後ボールミル中に装荷し1×10-4Torrに脱
気後Ar置換し、Ar雰囲気中で200時間撹拌混合し
た。
10-2Torrに脱気後、80kg/cm2の圧力を加え380
0Aで5分間通電し、焼結を行った。
u粉末40重量%と、98重量%以上が粒径5〜22μ
mであるCr粉末60重量%を混合後、ボールミル中に
装荷し1×10-4Torrに脱気後Ar置換し、Ar雰囲気
中で200時間撹拌混合した。得られた混合粉末をを金
型につめ、油圧プレスを用いて、約3ton/cm2の加圧力
で成形し、60mmφ,厚さ10mmの成形体とした。この
時の成形体の気孔率は、かさ密度の測定から23〜28
%である。一方、粒径44μm〜150μmのCu粉末
のみを約2.5ton/cm2 の加圧力でプレス成形し、60
mmφ,厚さ50mmの成形体とした。この時の成形体の気
孔率は22〜27%である。このようにして成形した合
金粉末成形体とCu粉成形体を密着させて軟鋼カプセル
に入れ、真空封止後熱間静水圧焼結(HIP)処理を行
った。なお、軟鋼カプセル,真空封止施工及びHIP処
理等の条件は以下の通りである。肉圧3mmの軟鋼製カプ
セルを用いて、約500〜600℃に加熱し、真空排気
脱ガスを施しながら真空度5×10-5Torr以下になるま
で脱気後、真空封止した。昇温速度は約10℃/min ,
焼結圧力2000kg/cm2 ,焼結温度1000℃で2時
間保持し焼結を行った。HIP処理後の電極材料の真密
度は、99%であった。
バルブの諸元を示すものである。本実施例における電極
は実施例1〜5に示す組成及び構造と同様である。
10はNo.4の真空バルブの断面図である。
開口部に上・下一体をなすシールリング38a,38b
を設けて真空室を形成する真空容器を構成し、上記シー
ルリング38aの中程に固定電極30aを垂設し、この
固定電極30aの直下に位置する上記シールリング38
bの中程に可動電極30bの一部を形成する可動側の電
極棒34を昇降自在に設け、上記固定電極30aのアー
ク電極31aに対して上記可動電極30bのアーク電極
31bを接離するようにし、上記可動側の電極棒34の
周りに位置する上記シールリング38bの内側に金属製
のベローズ37を伸縮するようにして被冠して設け、さ
らに、上記両アーク電極の周りに円筒状をなす金属板の
シール部材36を絶縁筒体35の真空容器によって設置
し、このシール部材36は上記絶縁筒体35の真空容器
の絶縁性を損なわないようにして構成したものである。
前述の溶浸によって得られたアーク電極支持部32a,
32bに一体固着され、更に外部導体接続部33a,3
3b及び裏導体39a,39bによって構成されてい
る。絶縁筒体35からなる真空容器にはガラス,セラミ
ックス焼結体が用いられる。絶縁筒体35からなる真空
容器はシールリング38a,38bにコバール等のガラ
ス,セラミックスの熱膨張係数に近い合金板を介してろ
う付けされ、10-6mmHg以下の高真空に保たれる。
はネジ45a,45bが設けられ、外部端子に接続さ
れ、電流の通路となる。排気管(図示なし)はシールリ
ング38aに設けられ、排気のとき真空ポンプに接続さ
れる。ゲッタは真空容器内部に微量のガスが発生した場
合に吸収して真空を保つ働きとして設けられる。シール
部材36はアークによって発生した主電極表面の金属蒸
気を付着させ、冷却させる働きを有し、また付着した金
属はゲッタ作用を有する真空度保持の働きを有する。
その長さ、41が電極裏導体直径、40が電極本体の直
径、42が電極の厚さである。46はガイド、47はボ
タンである。ボタン47は所望の深さを有する真円から
なる凹部で、図5に示す凹部5Aと同じものである。
ブは定格の遮断容量の違いによって絶縁筒の外径,長
さ,裏導体の直径,電極本体の直径,厚さ,凹部径,凹
部深さ,スパイラル溝本数及びスパイラルが異なるもの
である。
筒外径(x)との関係を示す線図である。遮断電圧電流
実効値は遮断電圧(kV)と遮断電流実効値(kA)と
を乗算したものである。図11に示すように遮断電圧電
流実効値(y)は11.25x−525と5.35x−2
41.5とで求められる値の間に入るように遮断電圧電
流実効値に対して絶縁筒外径とするのが好ましい。
電流実効値(×103kVA)との関係を示す線図であ
る。遮断電圧電流実効値(x)に対してアーク電極直径
(y)は、0.15x+22と0.077x+20とで求
められる値の間に設定することが好ましい。
径(x)との関係を示す線図である。絶縁筒外径(y)
は1.26x+10と1.26x+30とで求められる値
の間に設定することが好ましい。本実施例においてはy
=1.26x+19.6によって求められる値にほぼ設定
されている。
(x)又は電極裏導体直径(x)との関係を示す線図で
ある。アーク電極直径(y)は2.4x+6.4と2.32
x−3.0 とで求められる値の間に設定するのが好まし
い。
一体型構造のものを製造し性能試験(電極直径20mmの
要素試験)を行ったものである。本性能試験における電
極構造は図4に対して電極中心部にボタンを形成して行
ったものである。耐電圧特性はCr量が低いと低下する
が、遮断性能としての遮断電流実効値は高いものが得ら
れる。そして、Nbを入れることによって、また更にP
bを含有させることによって両者とも高いものが得られ
ることが明らかである。従って、本発明の如く、更にス
パイラル溝を設けることによりより一層高い性能が得ら
れることは明らかである。スパイラル溝は等間隔で規則
正しく設けられる。
の操作機とを示す真空遮断器の構成図である。
ルブを支持する3相一括型の3組の耐トラッキング性を
有するエポキシレジン筒60を配置した小型,軽量な構
造である。
持板で水平に支持された水平引き出し形である。真空バ
ルブは、絶縁操作ロッド61を介して、操作機構によっ
て開閉される。
な電磁操作式の機械的引外し自由機構である。開閉スト
ロークが少なく、可動部の質量が小さいために衝撃は僅
少である。本体前面には、手動連結式の二次端子のほ
か、開閉表示器,動作回数計,手動引外しボタン,手動
投入装置,引出装置およびインターロックレバーなどが
配置されている。
30,集電子63,下部端子64を流れる。主電極間の
接触力は、絶縁操作ロッド61に装着された接触ばね6
5によって保たれている。
電流による電磁力は、支えレバー66およびプロップ6
7で保持されている。投入コイルを励磁すると開路状態
からプランジャ68がノッキングロッド69を介してロ
ーラ70を押し上げ、主レバー71を回して接触子を閉
じたあと、支えレバー66で保持している。
動両主電極が開離した瞬間からアークが発生する。アー
クは、真空中の高い絶縁耐力と激しい拡散作用によって
短時間に消弧される。
レバー73がプロップ67の係合を外し、主レバー71
は早切ばねの力で回って主電極が開かれる。この動作
は、閉路動作の有無には全く関係なく行われる機械的引
外し自由方式である。
クが復帰し、同時にプロップ67が係合する。この状態
で投入コイル75を励磁すると(a)の閉路状態にな
る。76は排気筒である。
空の持っている高い絶縁耐力と、アークの高速拡散作用
により優れた遮断性能を有しているが、反面無負荷のモ
ートル,変圧器を開閉する場合電流が零点に達する以前
に遮断してしまい、いわゆるさい断電流を生じ、この電
流とサージインピーダンスの積に比例する開閉サージ電
圧を発生する場合がある。このため3kV変圧器や3k
V,6kV回転機などを真空遮断器で直接開閉するとき
は、サージアブソーバを回路に接続してサージ電圧を抑
制し、機器を保護する必要がある。サージアブソーバと
しては、コンデンサを標準としますが、負荷の衝撃波耐
電圧値によって、ZnO非直線抵抗体を使用することも
できる。
断速度0.93m/秒で、7.2kV,31.5kAの遮
断が可能となる。
ッチギアの内部構造を示すものである。91は上段遮断
器コンパートメント、92はメタルクラッドフレームコ
ンパートメント、93は下段遮断器コンパートメント、
94は母線コンパートメント、95は変流器、96は接
続導体、97はケーブルコンパートメント、98は制御
引込ケーブル部、99はサージアブソーバである。真空
遮断器は電源が3相であるので一電源に対して紙面に対
して奥行きに3個有する。
バルブを用いて直流回路を遮断する主回路構成を示す図
である。80は直流電源、81は直流負荷、82は真空
バルブ、83はショートリング、84は電磁反発コイ
ル、85は転流コンデンサ、86は転流リアクトル、8
7はトリガギャップ、88は静止型過電流引外し装置、
89はZnO非直線抵抗体である。
る。
で、騒音を発生せず、防災効果が大きい。
値を上まわる突進率の事故電流の遮断が可能で、限流値
を小さく抑えることができる。
デンサ放電電流の遮断が可能で、アーク時間が極めて短
く(約0.5ms)接点消耗が少なくできる。
電流目盛を精度良く設定でき、経年変化がない。
り、操作電流が大幅に低減するとともに保持電流が不要
となる。
ペースの縮小が可能となる。
電極を支持する支持部材と該支持部材に連なるコイル電
極とを有する固定側電極及び可動側電極を兼ね備えた真
空遮断器において、結晶粒径が53μm以下になるよう
に機械的に粉砕混合したことを特徴とする微細金属混合
粉末を放電焼結,ホットプレス,HIPのいずれかを用
い焼結を行うことで、高導電性金属,耐孤性金属,耐電
圧性金属及び耐溶着性金属ともに結晶粒が微細になり、
初期性能の良い高性能電極部材が得られ、さらに、前記
アーク電極と上記アーク電極支持部材,コイル電極材、
好ましくは導電棒とは非接合からなる焼結又は摩擦圧力
接合処理による金相学的に一体の構造を有し、前記支持
部材及びコイル電極のろう付けが不要となるので、アー
ク電極支持部材及びコイル電極材の強度向上により電極
変形に伴う溶着障害を防止できることからより信頼性,
安全性の高い真空遮断器が得られる。
極を支持する支持部材以降とを有する固定側電極及び可
動側電極を備えた真空遮断器において、前記アーク電極
と上記アーク電極支持部材以降の高導電性金属とは非接
合からなる溶融又は固相拡散接合によって一体の構造を
有する。また、好ましくは前記支持部材以降として溶融
によって一体にするものでは、0.01〜2.5重量%の
Cr,Ag,V,Nb,Zr,Si,W及びBe等を含
有したCu合金から構成されるのが好ましく、ろう付け
接合に伴う各部材の機械加工工程及び組立工程の低減と
ろう付け接合不良による電極材の破壊や脱落を防止する
とともに強度向上にも役だち、電極変形に伴う溶着障害
を防止できる。更に、アーク電極内にPb等の低融点金
属を多く含有でき溶着を防止できることからより小型
で、信頼性及び安全性の高い真空遮断器とそれに用いる
真空バルブ及び電気接点が得られる。
53μm以下)の収率を示すグラフ。
す断面図。
図。
示す線図。
係を示す線図。
線図。
径との関係を示す線図。
部、3,33a,33b…外部導体接続部、4,39a,
39b…裏導体、5A,5B,5C,5D,5E…アー
ク走行面、13A,13B,13C…スリット溝、14
…連絡部、L…幅、21,30a…固定電極、23,3
0b…可動電極、24,34…電極棒、28,35…絶
縁筒体、36…シール部材、26,37…ベローズ、2
7,38a,38b…シールリング、60…エポキシレ
ジン筒、61…絶縁操作ロッド、62…上部端子、63
…集電子、64…下部端子、65…接触ばね、66…支
えレバー、68…プランジャ、71…主レバー、72…
引外しコイル、75…投入コイル、76…排気筒、80
…直流電源、81…直流負荷、82…真空バルブ、83
…ショートリング、84…電磁反発コイル、85…転流
コンデンサ、86…転流リアクトル、87…トリガギャ
ップ、88…静止型過電流引外し装置、89…ZnO非
直線抵抗体。
Claims (3)
- 【請求項1】絶縁容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブと、上記真空バルブ内の上記固定側電
極と可動側電極との各々に接続された外部導体端子と、
上記可動側電極に接続された絶縁ロッドを介して上記可
動側電極を駆動する開閉手段とを備えた真空遮断器にお
いて、上記固定側電極及び可動側電極は粒径5〜60μ
mのものが70重量%以上である耐火性金属粒子と高導
電性金属とを有する合金からなるアーク電極と、上記ア
ーク電極を支持する高導電性金属からなる電極支持部
と、上記電極支持部より細径である裏導体及び上記裏導
体より大径である外部導体接続部を有し、上記アーク電
極と電極支持部,裏導体及び外部導体接続部とは上記高
導電性金属によって一体に形成されていることを特徴と
する真空遮断器。 - 【請求項2】高真空に保たれた絶縁容器内に固定側電極
と可動側電極とを備えた真空バルブにおいて、上記両電
極は粒径5〜60μmのものが70重量%以上である耐
火性金属粒子と高導電性金属とを有する複合部材よりな
るアーク電極と、上記アーク電極を支持する高導電性金
属からなる電極支持部と、上記電極支持部より細径であ
る裏導体及び上記裏導体より大径である外部導体接続部
を有し、上記アーク電極と電極支持部,裏導体及び外部
導体接続部とは上記高導電性金属によって一体に形成さ
れていることを特徴とする真空バルブ。 - 【請求項3】粒径5〜60μmのものが70重量%以上
である耐火性金属と高導電性金属との低融点金属とを有
する合金からなるアーク電極と、上記アーク電極を支持
する高導電性金属からなる電極支持部と、上記電極支持
部より細径である裏導体及び上記裏導体より大径である
外部導体接続部を有し、上記アーク電極と電極支持部,
裏導体及び外部導体接続部とは上記高導電性金属によっ
て一体に形成されていることを特徴とする電気接点。
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