JP3426324B2 - かび取り剤組成物 - Google Patents
かび取り剤組成物Info
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Description
な、刺激臭がなく、漂白力及びその持続性に優れた酸素
系かび取り剤組成物に関する。より詳しくは、浴室の垂
直面である壁や天井等の頑固で落としにくいかび汚れを
対象にしたかび取り剤組成物に関する。
天井、タイル目地、プラスチックの壁や台所の三角コー
ナー等の黒ズミ汚れはCladosporium属等のかびの生産す
る色素が原因であり、クレンザーや界面活性剤だけでは
落とすことができないため、現在は次亜塩素酸塩等の塩
素系漂白剤を使用したスプレー状のかび取り剤が上市さ
れている。この次亜塩素酸塩を使用したかび取り剤は、
漂白性能は優れているが、目や皮膚に対する危険性が大
きく、特にスプレー状のものは天井等のかびには不向き
である。更に、特有の塩素系の臭いが強く、狭い浴室等
で使用するには抵抗がある上、誤って酸性の洗剤と併用
したりすると有毒ガスを発生するという問題がある。
が検討されている。例えば、特開昭62−4794号公
報には、過酸化水素又は過炭酸ソーダと漂白活性化剤と
ペルオキシ二硫酸塩を併用したかび取り剤組成物が開示
されている。また、特開昭61−81498号公報、特
開昭61−81499号公報では、下記一般式(VIII)で
表される化合物を、洗濯等の漂白剤に使用できる有機過
酸前駆体として開示している。
は化合物は何れも、例えば浴室のタイル目地を汚染して
いるCladosporium属等の頑固なかび汚れに対しては、未
だに充分な洗浄性能を有しておらず、特に垂直面の壁や
下向きになる天井では、付着性が充分でないため、不充
分な洗浄性能しか得られていない。
成物が提案されている。例えば、特開平3−22029
8号公報には、過酸化水素水、漂白活性化剤及び水溶性
溶剤を含有することにより、漂白力に優れ、使い勝手の
よい酸素系の硬表面用漂白剤組成物が開示され、特開平
2−238098号公報には、アルキルグリコシドと酸
素系漂白剤とを組み合わせることにより、汚れ除去効果
を更に高めた汚れ除去用組成物が開示されている。しか
しながら、これらの公報に記載の組成物でも前述の垂直
面の壁や天井のかび汚れを完全に落とすことは難しい状
況である。
且つ、垂直面の壁や天井等に発生した頑固なかび汚れに
対して、漂白力に優れ、しかも漂白力の持続性に優れた
酸素系かび取り剤組成物を提供することにある。
ナトリウム46〜98重量% (b)漂白活性化剤0.1〜50重量% (c)N−アシルサルコシネート、N−アシル−N−ア
ルキルアラネート、N−アシルグルタミネートから選ば
れるN−アシルアミノ酸型活性剤0.1〜10重量% を含有する、水に溶解して使用する粉末状又は固体状の
かび取り剤組成物を提供することにより、上記目的を達
成したものである。
炭酸ナトリウムと反応して有機過酸又は漂白活性種を生
成する化合物をいう。
詳述する。
ナトリウムである。
物中、46〜98重量%である。上記成分(a)の配合
量が46重量%未満では、充分な漂白性能を発揮するこ
とができず、また、98重量%超では、相対的に漂白活
性化剤(成分(b))の比率が小さくなり、該漂白活性
化剤の添加効果を充分に発揮できない。
化剤としては、特に制限されるものではないが、下記
(1)〜(7)の化合物からなる群から選ばれる1種以
上の漂白活性化剤が好ましく、中でも下記(1)〜
(4)の化合物からなる群から選ばれる1種以上の漂白
活性化剤が特に好ましい。
物。
物。
物。
の酸無水物、並びに該一般式(IV)で表される化合物と
エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、ペンタエリスリトール及びグルコース等の脂肪族多
価アルコールとのエステル。
ロピオン酸、無水フタル酸、無水トリメリト酸、無水コ
ハク酸、無水マレイン酸及び無水グルタル酸等の有機酸
の無水物。
テトラアセチルグリコールウリル、グルコースペンタア
セテート、テトラアセチルペンタエリスリトール、トリ
アセチン、ジアセトキシエタン及びアセチルコリン等の
酢酸エステル。
ウム等の無機過酸化物。
は、2−フェノキシエトキシ酢酸、2−ベンジルオキシ
エトキシ酢酸、フェノキシポリオキシエチレン酢酸、ベ
ンジルオキシポリオキシエチレン酢酸、ノニルフェノキ
シポリオキシエチレン酢酸、フェノキシポリオキシエチ
レンプロピオン酸、ベンジルオキシポリオキシエチレン
プロピオン酸、ノニルフェノキシポリオキシエチレンプ
ロピオン酸等の有機酸と、2−ヒドロキシエタンスルホ
ン酸(イセチオン酸)、2−ヒドロキシプロパン−1−
スルホン酸、1−ヒドロキシプロパン−2−スルホン
酸、1−ヒドロキシブタン−2−スルホン酸、2−ヒド
ロキシペンタン−1−スルホン酸等のヒドロキシアルカ
ンスルホン酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、アンモニウム塩、メチルアンモニウム塩、ジエチル
アンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩等のエ
ステルを挙げることができる。
は、安息香酸、フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン
酸、4−フェニル酪酸、6−フェニルカプロン酸、アセ
チル安息香酸、プロピオニル安息香酸、ブチリル安息香
酸、ヘキサノイル安息香酸、メトキシ安息香酸、エトキ
シ安息香酸、プロポキシ安息香酸、ブトキシ安息香酸、
フェノキシ酢酸、2−フェノキシプロピオン酸、3−フ
ェノキシプロピオン酸、4−フェノキシ酪酸、6−フェ
ノキシカプロン酸、ベンジルオキシ酢酸、3−ベンジル
オキシプロピオン酸、4−ベンジルオキシ酢酸及びこれ
らの化合物のフェニル基にメチル、エチル、t−ブチル
等の置換基を有するものと、2−ヒドロキシエタンスル
ホン酸、2−ヒドロキシプロパン−1−スルホン酸、1
−ヒドロキシプロパン−2−スルホン酸、3−ヒドロキ
シプロパンスルホン酸、1−ヒドロキシブタン−2−ス
ルホン酸、4−ヒドロキシブタンスルホン酸、ヒドロキ
シポリオキシエチレンエチルスルホン酸のナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、メチ
ルアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩等の
エステルを挙げることができる。
は、メトキシ酢酸、2−メトキシプロピオン酸、p−メ
トキシ安息香酸、エトキシ酢酸、2−エトキシプロピオ
ン酸、p−エトキシ安息香酸、プロポキシ酢酸、2−プ
ロポキシプロピオン酸、p−プロポキシ安息香酸、ブト
キシ酢酸、2−ブトキシプロピオン酸、p−ブトキシ安
息香酸、2−メトキシエトキシ酢酸、2−メトキシ−1
−メチルエトキシ酢酸、2−メトキシ−2−メチルエト
キシ酢酸、2−エトキシエトキシ酢酸、2−(2−エト
キシエトキシ)プロピオン酸、p−(2−エトキシエト
キシ)安息香酸、2−エトキシ−1−メチルエトキシ酢
酸、2−エトキシ−2−メチルエトキシ酢酸、2−プロ
ポキシエトキシ酢酸、2−プロポキシ−1−メチルエト
キシ酢酸、2−プロポキシ−2−メチルエトキシ酢酸、
2−ブトキシエトキシ酢酸、2−ブトキシ−1−メチル
エトキシ酢酸、2−ブトキシ−2−メチルエトキシ酢
酸、2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ酢酸、2−
(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)エトキシ酢酸、
2−(2−メトキシ−2−メチルエトキシ)エトキシ酢
酸、2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ酢酸等の有
機酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸(イセチオン
酸)、2−ヒドロキシプロパン−1−スルホン酸、1−
ヒドロキシプロパン−2−スルホン酸、1−ヒドロキシ
ブタン−2−スルホン酸、2−ヒドロキシペンタン−1
−スルホン酸、4−ヒドロキシフェニルスルホン酸、2
−メチル−4−ヒドロキシフェニルスルホン酸、2−エ
チル−4−ヒドロキシフェニルスルホン酸、2−プロピ
ル−4−ヒドロキシフェニルスルホン酸、2−ブチル−
4−ヒドロキシフェニルスルホン酸、2−(1−メチル
エチル)−4−ヒドロキシフェニルスルホン酸、2−
(2−メチルプロピル)−4−ヒドロキシフェニルスル
ホン酸、2−(2−メチルブチル)−4−ヒドロキシフ
ェニルスルホン酸等のヒドロキシアルカンスルホン酸の
ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウ
ム塩、メチルアンモニウム塩、ジエチルアンモニウム
塩、トリエタノールアンモニウム塩のエステルを挙げる
ことができる。
は、メトキシ酢酸、2−メトキシプロピオン酸、p−メ
トキシ安息香酸、エトキシ酢酸、2−エトキシプロピオ
ン酸、p−エトキシ安息香酸、プロポキシ酢酸、2−プ
ロポキシプロピオン酸、p−プロポキシ安息香酸、ブト
シ酢酸、2−ブトキシプロピオン酸、p−ブトキシ安息
香酸、2−メトキシエトキシ酢酸、2−メトキシ−1−
メチルエトキシ酢酸、2−メトキシ−2−メチルエトキ
シ酢酸、2−エトキシエトキシ酢酸、2−(2−エトキ
シエトキシ)プロピオン酸、p−(2−エトキシエトキ
シ)安息香酸、2−エトキシ−1−メチルエトキシ酢
酸、2−エトキシ−2−メチルエトキシ酢酸、2−プロ
ポキシエトキシ酢酸、2−プロポキシ−1−メチルエト
キシ酢酸、2−プロポキシ−2−メチルエトキシ酢酸、
2−ブトキシエトキシ酢酸、2−ブトキシ−1−メチル
エトキシ酢酸、2−ブトキシ−2−メチルエトキシ酢
酸、2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ酢酸、2−
(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)エトキシ酢酸、
2−(2−メトキシ−2−メチルエトキシ)エトキシ酢
酸、2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ酢酸等の有
機酸とエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、ペンタエリスリトール、グルコース等の脂肪
族多価アルコール等のエステル又は部分エステルを挙げ
ることができる。
(6)及び(7)の群の化合物を用いた場合は、それぞ
れ単独で使用してもよいが、上記(1)、(2)、
(3)及び(4)の群の化合物と併用するのが好まし
い。特に、上記(6)の酢酸エステル類は、刺激臭が強
いため、上記(1)、(2)、(3)及び(4)の群の
化合物の1/10以下の量を添加するのが好ましい。
(2)の群から選ばれる1種以上の化合物、又は該化合
物と上記(5)及び(6)の群の化合物との併用が好ま
しい。
物中、0.1〜50重量%である。上記配合量が0.1
重量%未満では、漂白活性化剤の添加効果が発揮でき
ず、また、50重量%超では、添加効果が飽和し経済的
でない。
及び上記成分(b)の漂白活性化剤は、漂白力向上の点
から、その重量比(a)/(b)が、50/1〜1/1
0、特に20/1〜1/5となる範囲で配合するのが好
ましい。上記重量比が1/10未満では過剰の未反応漂
白活性化剤(有機過酸前駆体)が系中に残るため経済的
に不利となり、また、50/1を超えて用いても、過酸
化水素に対して発生する有機過酸濃度が相対的に低くな
るため、漂白力向上効果が低下する場合もある。
時の有効酸素濃度が0.01〜5重量%となるように配
合するのが好ましい。上記有効酸素濃度が0.01重量
%未満では、漂白力が低下し、また、5重量%を超えて
もそれ以上の効果は得られず、経済的にも不利となる傾
向にある。
ルアミノ酸型活性剤としては、N−アシルサルコシネー
ト、N−アシル−N−アルキルアラネート及びN−アシ
ルグルタミネートを挙げることができる。これらの好ま
しい例示としては、下記の一般式(V)〜 (VII)で表さ
れるN−アシルサルコシネート、N−アシル−N−メチ
ル−β−アラネート及びN−アシル−L−グルタミネー
ト等を挙げることができ、具体例としては、ヤシ油脂肪
酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリ
ウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム、N−ラ
ウロイル−L−グルタミン酸モノナトリウム及びN−ヤ
シ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ジナトリウム等を
挙げることができる。これらのN−アシルアミノ酸型活
性剤は、1種又は2種以上を混合して用いることができ
る。
性剤は、汚れに対するかび取り剤の浸透作用を高めると
同時に、よく泡立つ為、汚れに対する付着性があり、結
果として漂白力を大幅に向上させることができる。
物中、0.1〜10重量%である。上記配合量が0.1
重量%未満では上述の効果を充分に発揮し難く、また、
10重量%を超えると経済的に不利となる。
力の向上の点から、成分(d)として水溶性高分子を配
合することが好ましい。該水溶性高分子は、特に制限さ
れるものではないが、好ましい例示としては、下記
(i)〜(x)の水溶性高分子等が挙げられ、これらの
水溶性高分子を1種又は2種以上を混合して用いること
ができる。
カラギーナン、アルギン酸、アラビアガム及びペクチン
等の植物由来の天然高分子。 (ii)キサンタンガム等の微生物由来の天然高分子。 (iii) セルロース、澱粉及びセルロース澱粉を酸化、メ
チル化、カルボキシメチル化、ヒドロキシエチル化、ヒ
ドロキシプロピル化、カチオン化等の処理で加工した澱
粉誘導体及びセルロース誘導体。 (iv)ポリアクリル酸ホモポリマー又はアクリル酸と共
重合可能なモノマーとのコポリマーであるポリアクリル
酸誘導体及び該ポリアクリル酸ホモポリマー又は該ポリ
アクリル酸誘導体を架橋したもの。 (v)ゼラチン、カゼイン、アルブミン及びシェラック
等の動物由来の天然高分子。 (vi)グアーガム、ローストビーンガムを酸化、メチル
化、カルボキシメチル化、ヒドロキシエチル化、ヒドロ
キシプロピル化、カチオン化等の処理で加工したグアー
ガム誘導体及びローストビーンガム誘導体。 (vii) アルギン酸アンモニウム及びアルギン酸プロピレ
ングリコールエステル等のアルギン酸誘導体。 (viii)酢酸ビニルホモポリマー若しくは酢酸ビニルと他
のモノマーとのコポリマーの完全又は不完全鹸化物、又
はこれらを例えば、アルデヒド等により化工した、ポリ
ビニルアルコール若しくはポリビニルアルコール誘導
体。 (ix)ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシ
ド、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリ
マー等のポリアルキレングリコール。 (x)ポリジメチルアミノエチルメタクリレート及びそ
の4級化物又はジメチルアミノエチルメタクリレートと
共重合可能なモノマーとのコポリマー及びその4級化
物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドの閉環重
合物、並びにポリ(N−ビニル−2,3ジメチルイミダ
ゾリニウムクロライド)等の合成カチオン性ポリマー。
(i)〜(iv)の群から選ばれる1種以上の水溶性高分
子が好ましい。これらの水溶性高分子は、汚れに対する
かび取り剤の付着効果を高め、結果として洗浄力を飛躍
的に高めることができる。
物中、好ましくは0.001〜10重量%、更に好まし
くは0.01〜5重量%である。
ことができ、かかる界面活性剤としては、アルキルグリ
コシド、ポリオキシエチオレンアルキルエーテル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー(ブ
ルロニック)、脂肪酸モノグリセライド、及びアミンオ
キサイド等の非イオン界面活性剤;石鹸、アルキル硫酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキル硫酸エステル塩、スルホコハク酸ジエステル
塩等の陰イオン界面活性剤;モノ又はジアルキルアミン
及びそのポリオキシエチレン付加物、モノ又はジ長鎖ア
ルキル第4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤;
カルボベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベ
タイン等の両性界面活性剤等が挙げられる。これらの中
でも、洗浄力という点から、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、石鹸等の陰イオン界面活性剤が特に優れている。
上記界面活性剤の配合量は、本発明の組成物中、好まし
くは0.01〜70重量%、更に好ましくは0.1〜2
0重量%である。
調整する緩衝剤を配合すれば、効果をより高めることが
できる。本発明の組成物原液のpHは、5〜13、好ま
しくは9〜11が適当である。上記pHが5未満である
と、上記成分(a)と上記成分(b)との反応性が低下
するため、有効成分である有機過酸の生成率が低下し、
また、上記pHが13を超えると、生成された有機過酸
の安定性が低下してしまう。
水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化ア
ンモニウム、あるいはモノ、ジ、トリエタノールアミン
等のアミン誘導体、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属の炭酸塩、炭酸アンモニウム等の炭酸塩、
珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等のアルカリ金属の珪酸
塩、珪酸アンモニウム等の珪酸塩等を、本発明の組成物
中0.01〜30重量%配合することができる。更に、
必要により、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸リチ
ウム等のアルカリ金属硫酸塩、硫酸アンモニウム塩、重
炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸リチウム等の
アルカリ金属重炭酸塩、重炭酸アンモニウム等を、本発
明の組成物中0.01〜30重量%配合することができ
る。
合するのが好ましい。一般に酸素系漂白剤は、微量の金
属によって自己分解することが知られており、上記キレ
ート剤を配合すると微量金属による漂白性能のダウンを
防ぎ、保存安定性を向上させることができる。上記キレ
ート剤としては、トリポリリン酸、ピロリン酸、オルソ
リン酸、ヘキサメタリン酸等のアルカリ金属塩、エチレ
ンジアミン4酢酸、ヒドロキシイミノ2酢酸、ジヒドロ
キシエチルグリシン、ニトリロ3酢酸、ヒドロキシエチ
レンジアミン3酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、ト
リエチレンテトラミン6酢酸、及びこれらのアルカリ金
属塩、アミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシ
エチリデン1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテ
トラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタ
−メチレンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸
のN−オキサイド、及びこれらのアルカリ金属塩等が挙
げられる。上記キレート剤の配合量は、本発明の組成物
中、好ましくは0.0001〜10重量%、更に好まし
くは0.001〜3重量%である。
−トルエンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸
ナトリウム、アルケニルコハク酸ナトリウム、尿素等の
可溶化剤、浸透剤、粘土等の懸濁化剤、研磨剤、キレー
ト剤、顔料、染料、香料等の任意成分を配合することが
できる。
分の組成物中の好ましい組成の一例は、次の通りであ
る。 ・成分(d);0.001〜10重量% ・界面活性剤;0.01〜70重量% ・緩衝剤;0.01〜30重量% ・可溶化剤;0.01〜10重量% ・研磨剤;0.01〜20重量% ・キレート剤;0.0001〜10重量% ・顔料、染料、香料等;適量
場合には、上記必須成分及び上記任意成分に、水を加え
て調製される。尚、水の配合量は限定されない。
ては、上記必須成分(a)、(b)及び(c)並びに上
記成分(d)等の任意成分を全て含む1剤型、上記必須
成分(a)と、上記必須成分(b)及び(c)並びに上
記成分(d)等の任意成分とを別々に分包した2剤型、
上記必須成分(a)と、上記必須成分(b)と、上記必
須成分(c)及び上記成分(d)等の任意成分とを別々
に分包した3剤型等、いずれの形態でも使用することが
でき、使用時の簡便性の点から、1剤型とするのが好ま
しい。本発明のかび取り剤組成物を1剤型とする場合
は、水は実質的に0重量%の形態となる。即ち、1剤型
のかび取り剤組成物は、粉末状又は固体状であり、使用
に際して、使用前に水で溶解した後、対象面に散布又は
噴霧して漂白処理を行うものである。また、本発明のか
び取り剤組成物を上記1剤型以外の形態(2剤型、3剤
型等)とする場合は、それぞれの分包中には上記任意成
分や水を配合することができる。上記2剤型又は3剤型
のかび取り剤組成物は、使用に際して、使用直前に各分
包を混合し(必要により水を添加し)、溶液、スラリー
又はペースト状にして、直ちに対象面に散布又は噴霧し
て漂白処理を行うものである。
に詳細に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実
施例により何ら制限されるものではない。
量%)からなる粉末状の1剤型のかび取り剤組成物を調
製し、この組成物20重量部を水100重量部に溶解
し、漂白水溶液を得た。この水溶液を使用し、下記の
〔かび漂白力試験〕及び〔匂いの試験〕を実施した。そ
れらの結果を下記〔表1〕及び〔表2〕に示す。
m) を接種し、30℃、14日間培養したプラスチック
板(ABS樹脂製)をモデルかびプレートとし、これを
垂直に置き、トリガー式スプレー容器に入れた上記漂白
水溶液を2mlスプレーし、30分放置後、水洗、風乾
した後、日本電気工業株式会社製測色計1001DPを
用いて明度(L値)を測定した。尚、プラスチック板の
L値は92.4、モデルかびプレートのL値は65〜7
5であった。数値が高い程かびに対する漂白力が優れて
いることを示す。
準で官能評価した。 ○:刺激臭又は悪臭がしない ×:刺激臭又は悪臭がする
ついての詳細は、下記の通りである。
ウム塩 ・化合物2;2−スルホエチルフェノキシ酢酸エステル
ナトリウム塩 ・化合物3;2−スルホエチル4−t−ブチルフェノキ
シ酢酸エステルナトリウム塩 ・化合物4;2−スルホエチルフェノキシエトキシエト
キシ酢酸エステルナトリウム塩 ・化合物5;3−スルホプロピルフェノキシ酢酸エステ
ルアンモニウム塩
(川研ファインケミカル製) ・アミソフトLS−11;N−ラウロイルL−グルタミ
ン酸モノナトリウム(味の素製) ・アミソフトCS−21;N−ヤシ油脂肪酸アシルL−
グルタミン酸ジナトリウム(味の素製)
drich社(米国)製〕
ン1,1ジホスホン酸3ナトリウム塩(モンサント社
製) ・メタキシレススルホン酸ナトリウム;和光純薬工業製 ・炭酸カリウム;和光純薬工業製
ことが判る。本発明品1〜12は、垂直面での漂白効果
が高い。これらの中でもL値90以上である本発明品1
〜10の漂白力が優れる。また、匂いも考慮すると、特
に本発明品1〜5及び7〜9が優れる。また、比較品1
は前記成分(c)のN−アシルアミノ酸型活性剤を配合
しなかった場合であり、比較品2及び3は前記成分
(c)及び(d)の両方を配合しなかった場合である
が、いずれの場合も漂白性能が良くない。また、比較品
3は匂いも良くないものである。
なく、且つ、垂直面の壁や天井等に発生した頑固なかび
汚れに対して、漂白力に優れ、しかも漂白力の持続性に
優れた酸素系かび取り剤組成物である(請求項1)。ま
た、本発明のかび取り剤組成物は、前記成分(b)を特
定の漂白活性化剤、前記成分(c)を特定のN−アシル
アミノ酸型活性剤とすることにより、更に上記効果を向
上させる(請求項2)。また、本発明のかび取り剤組成
物は、前記成分(a)、(b)及び(c)の配合量を特
定の範囲内にすることにより、更に上記効果を向上させ
る(請求項1)。また、本発明のかび取り剤組成物は、
前記成分(d)を配合することにより、汚れに対するか
び取り剤の付着効果を高め、結果として洗浄力を飛躍的
に高めることができる(請求項3)。従って、本発明の
かび取り剤組成物は、かび取り剤として有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)過炭酸ナトリウム46〜98重量
% (b)漂白活性化剤0.1〜50重量% (c)N−アシルサルコシネート、N−アシル−N−ア
ルキルアラネート、N−アシルグルタミネートから選ば
れるN−アシルアミノ酸型活性剤0.1〜10重量% を含有する、水に溶解して使用する粉末状又は固体状の
かび取り剤組成物。 - 【請求項2】 成分(c)が、下記一般式(V) 〜(VI
I) で表されるN−アシルサルコシネート、N−アシル
−N−メチル−β−アラネート及びN−アシル−L−グ
ルタミネートからなる群から選ばれる1種以上のN−ア
シルアミノ酸型活性剤である請求項1記載の粉末状又は
固体状のかび取り剤組成物。 【化1】 - 【請求項3】 更に、成分(d)として、水溶性高分子
を含有する請求項1記載の粉末状又は固体状のかび取り
剤組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載の粉末状又は固体状の
かび取り剤組成物を水に溶解した漂白水溶液を、トリガ
ー式スプレー容器を用いてかび汚れにスプレーするかび
取り方法。
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