JP3425187B2 - ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー - Google Patents

ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー

Info

Publication number
JP3425187B2
JP3425187B2 JP15730093A JP15730093A JP3425187B2 JP 3425187 B2 JP3425187 B2 JP 3425187B2 JP 15730093 A JP15730093 A JP 15730093A JP 15730093 A JP15730093 A JP 15730093A JP 3425187 B2 JP3425187 B2 JP 3425187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
work
bending
bender
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15730093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH079037A (ja
Inventor
政雄 横山
泰 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko KK
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP15730093A priority Critical patent/JP3425187B2/ja
Publication of JPH079037A publication Critical patent/JPH079037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3425187B2 publication Critical patent/JP3425187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロールベンダーを用
いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークに曲げ加工を施す方法として、図
4に示されるような複数個のロール(51)(52)(53)
を用いたロールベンダーによるロール曲げ方法は、よく
知られている。このロールベンダーは、位置固定状態に
保持されたセンターロール(53)と、一方向、即ち一次
元的にのみ変位動しうるように保持された曲げロール
(51)(52)とを備え、曲げロール(51)(52)をセン
ターロール(53)に対して所定の位置に位置設定し、そ
の状態で、センターロール(53)と曲げロール(51)
(52)との間にワーク(W)を送っていくことにより、
該ワーク(W)を所望の曲率半径の曲がり形状に曲げ加
工していくものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
の曲げにおいては、加工しようとする曲がり品の種類に
応じて、これを、上記のようなロールベンダーにてロー
ル曲げすればよい場合もあれば、その他の曲げ加工法に
よって曲げ加工する必要のある場合もある。従って、後
者のような場合は、そのような曲げ加工を行う専用の曲
げ加工装置を別途用意して曲げ加工を行わなければなら
なかった。
【0004】この発明は、このような不便に鑑み、ロー
ル曲げを行うロールベンダーを用いて、ロール曲げ以外
の曲げ加工を実現しえて、ロールベンダーの汎用性を向
上することができる、ロールベンダーを用いたワークの
曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダーを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明の一つは、2個の第1ロールが、1個の第2ロール
の軸線と直交する面内で、該第2ロールに対して、接近
・離反方向の移動成分と周方向への移動成分とを重ね合
わせ合成した移動をなすことによって二次元的に相対変
位動しうるようになされたロールベンダーを用い、ワー
クにロール曲げ加工を施す場合は、前記第1ロールを前
記第2ロールに対して所定の間隔距離を保持した配置関
係に位置設定しつつワークを第1ロールと第2ロールと
の間に送って、これらロールを通過させ、 ワークに圧縮
曲げ加工を施す場合は、ワークを第1ロールと第2ロー
ルとの間に通した状態で、第1ロールを第2ロールの外
周面に圧するようにして第2ロールの外周面に沿って相
対変位動せしめ、ワークを第2ロールの外周形状に沿う
曲がり形状に曲げ加工することを特徴とするロールベン
ダーを用いたワークの曲げ加工方法を要旨とする。
【0006】また、この発明の他の一つは、2個の第1
ロールが、1個の第2ロールの軸線と直交する面内で、
該第2ロールに対して、接近・離反方向の移動成分と周
方向への移動成分とを重ね合わせ合成した移動をなすこ
とによって二次元的に相対変位動しうるようになされた
ロールベンダーであって、ワークにロール曲げ加工を施
す場合は、前記第1ロールを前記第2ロールに対して所
定の間隔距離を保持した配置関係に位置設定しつつワー
クを第1ロールと第2ロールとの間に送って、これらロ
ールを通過させ、ワークに圧縮曲げ加工を施す場合は、
ワークを第1ロールと第2ロールとの間に通した状態
で、第1ロールを第2ロールの外周面に圧するようにし
て第2ロールの外周面に沿って相対変位動せしめ、ワー
クを第2ロールの外周形状に沿う曲がり形状に曲げ加工
するものとなされていることを特徴とするワークの曲げ
加工用ロールベンダーを要旨とする。
【0007】この場合、2個の第1ロールの移動の制御
が、コンピュータを用いた数値制御により行われるもの
であっても良い。
【0008】
【作用】上記方法では、ロールベンダーを構成上、第1
ロールが、第2ロールの軸線と直交する面内で、該第2
ロールに対して二次元的に相対変位動しうるようになさ
れたものとなして、このようなロールベンダーを用い、
ワークを第1ロールと第2ロールとの間に通した状態
で、第1ロールを第2ロールの外周面に沿って相対変位
動せしめ、ワークを第2ロールの外周形状に沿う曲がり
形状に曲げ加工するものであることにより、ワークにい
わゆる圧縮曲げが施される。このように、ロール曲げを
行うロールベンダーにて圧縮曲げをも実現し得て、ロー
ルベンダーの汎用性が向上される。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0010】使用するロールベンダーは、図1に示され
るように、第2ロールとしての1個のセンターロール
(3)と、第1ロールとしての2個の曲げロール(1)
(2)とを備えている。
【0011】センターロール(3)は、所定の位置に固
定状態に保持された円形ロールによる。
【0012】曲げロール(1)(2)は、センターロー
ル(3)の軸線と直交する面内でセンターロール(3)
に対して2次元的に変位動しうるように保持された同じ
く円形ロールによる。この二次元的な変位動は、同図矢
印にて示されるように、該曲げロール(1)(2)が、
センターロール(3)に対する接近・離反方向の移動成
分(r)と、センターロール(3)の周方向への移動成
分(p)とを重ね合わせ合成した移動をなすことによっ
て遂行される。曲げロール(1)(2)のこのような移
動の制御は、例えば、コンピューターを用いた数値制
御、即ちNC制御などにより遂行される。
【0013】ワーク(W)にロール曲げ加工を施す場合
は、上記のロールベンダーを用い、図2(イ)に示され
るように、曲げロール(1)(2)をセンターロール
(3)に対して所定の間隔距離を保持した配置関係に位
置設定しつつワーク(W)を曲げロール(1)(2)と
センターロール(3)との間に送っていきこれらロール
(1)(2)(3)を通過させていく。これにより、ワ
ーク(W)にロール曲げが施される。
【0014】そして、ワーク(W)に圧縮曲げ加工を施
す場合は、同じく上記のロールベンダーを用い、図2
(ロ)に示されるように、曲げロール(1)(2)とセ
ンターロール(3)との間にワーク(W)を通した状態
で、曲げロール(1)(2)を、ワーク(W)を介し
て、センターロール(3)の外周面に圧するようにし
て、該センターロール(3)の外周面に沿って二次元的
に移動させていく。これにより、ワーク(W)に圧縮曲
げが施される。
【0015】このように、ロールベンダーとして、曲げ
ロール(1)(2)が、センターロール(3)の軸線と
直交する面内で、該センターロール(3)に対して二次
元的に相対変位動しうるようになされたロールベンダー
を用い、ワーク(W)を曲げロール(1)(2)とセン
ターロール(3)との間に通した状態で、曲げロール
(1)(2)をセンターロール(3)の外周面に沿って
変位動せしめ、ワーク(W)をセンターロール(3)の
外周形状に沿う曲がり形状に曲げ加工するという方法の
採用により、ロールベンダーをロール曲げの他、圧縮曲
げにも使用することができ、曲げ加工におけるロールベ
ンダーの汎用性を向上することができる。
【0016】また、センターロール(3)を交換し、上
記のような円形のセンターロール(3)に代え、図3に
示されるような楕円形のセンターロール(4)など各種
の外周形状を備えたセンターロールを使用することによ
り、ワーク(W)を各種の曲がり形状に圧縮曲げするこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の、ロールベン
ダーを用いたワークの曲げ加工方法は、2個の第1ロー
ルが、1個の第2ロールの軸線と直交する面内で、該第
2ロールに対して、接近・離反方向の移動成分と周方向
への移動成分とを重ね合わせ合成した移動をなすことに
よって二次元的に相対変位動しうるようになされたロー
ルベンダーを用い、ワークにロール曲げ加工を施す場合
は、前記第1ロールを前記第2ロールに対して所定の間
隔距離を保持した配置関係に位置設定しつつワークを第
1ロールと第2ロールとの間に送って、これらロールを
通過させ、ワークに圧縮曲げ加工を施す場合は、ワーク
を第1ロールと第2ロールとの間に通した状態で、第1
ロールを第2ロールの外周面に圧するようにして第2ロ
ールの外周面に沿って相対変位動せしめ、ワークを第2
ロールの外周形状に沿う曲がり形状に曲げ加工すること
を特徴とするものであるから、ワークにいわゆる圧縮曲
げが施される。このように、ロール曲げを行うロールベ
ンダーにて圧縮曲げをも実現し得て、ロールベンダーの
汎用性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法に使用するロールベンダーの側面図
である。
【図2】図(イ)はロール曲げ中の同ロールベンダーの
側面図、また図(ロ)は圧縮曲げ中の同ロールベンダー
の側面図である。
【図3】センターロールを楕円ロールにした場合の圧縮
曲げ中のロールベンダーの側面図である。
【図4】ロール曲げ中の従来のロールベンダーの側面図
である。
【符号の説明】
1…曲げロール(第1ロール) 2…曲げロール(第1ロール) 3…センターロール(第2ロール) 4…センターロール(第2ロール) W…ワーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−304664(JP,A) 特開 昭60−24225(JP,A) 特開 平2−268925(JP,A) 特開 平6−339729(JP,A) 特開 昭63−168228(JP,A) 実開 平2−11618(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 5/14 B21D 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の第1ロールが、1個の第2ロール
    の軸線と直交する面内で、該第2ロールに対して、接近
    ・離反方向の移動成分と周方向への移動成分とを重ね合
    わせ合成した移動をなすことによって二次元的に相対変
    位動しうるようになされたロールベンダーを用い、ワークにロール曲げ加工を施す場合は、前記第1ロール
    を前記第2ロールに対して所定の間隔距離を保持した配
    置関係に位置設定しつつワークを第1ロールと第2ロー
    ルとの間に送って、これらロールを通過させ、 ワークに圧縮曲げ加工を施す場合は、 ワークを第1ロー
    ルと第2ロールとの間に通した状態で、第1ロールを第
    2ロールの外周面に圧するようにして第2ロールの外周
    面に沿って相対変位動せしめ、ワークを第2ロールの外
    周形状に沿う曲がり形状に曲げ加工することを特徴とす
    るロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 2個の第1ロールが、1個の第2ロール
    の軸線と直交する面内で、該第2ロールに対して、接近
    ・離反方向の移動成分と周方向への移動成分とを重ね合
    わせ合成した移動をなすことによって二次元的に相対変
    位動しうるようになされたロールベンダーであって、 ワークにロール曲げ加工を施す場合は、前記第1ロール
    を前記第2ロールに対して所定の間隔距離を保持した配
    置関係に位置設定しつつワークを第1ロールと第2ロー
    ルとの間に送って、これらロールを通過させ、 ワークに圧縮曲げ加工を施す場合は、ワークを第1ロー
    ルと第2ロールとの間に通した状態で、第1ロールを第
    2ロールの外周面に圧するようにして第2ロールの外周
    面に沿って相対変位動せしめ、ワークを第2ロールの外
    周形状に沿う曲がり形状に曲げ加工するものとなされて
    いることを特徴とするワークの曲げ加工用ロールベンダ
  3. 【請求項3】 2個の第1ロールの移動の制御が、コン
    ピュータを用いた数 値制御により行われる請求項2に記
    載のワークの曲げ加工用ロールベンダー
JP15730093A 1993-06-28 1993-06-28 ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー Expired - Fee Related JP3425187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15730093A JP3425187B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15730093A JP3425187B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079037A JPH079037A (ja) 1995-01-13
JP3425187B2 true JP3425187B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=15646652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15730093A Expired - Fee Related JP3425187B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3425187B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH079037A (ja) 1995-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6477879B1 (en) Method and apparatus for roller type processing
US6532786B1 (en) Numerically controlled forming method
EP1568421B1 (en) Method of processing of a formed product and metal upper mold used for the method
US6855284B2 (en) Process for bending a workpiece
JP3425187B2 (ja) ロールベンダーを用いたワークの曲げ加工方法及び曲げ加工用ロールベンダー
JPH07290158A (ja) ローラーヘミング装置
JP3443884B2 (ja) 軸線曲げ加工方法およびその装置
JP3157258B2 (ja) 金属薄板の曲げ加工装置
JP3267663B2 (ja) へミング加工装置
JPH10277655A (ja) ヘミング成形装置及び方法
JP3452165B2 (ja) 板金ワークのヘミング加工方法
SU1574316A1 (ru) Способ формообразовани листовых заготовок дво кой кривизны
JP2013154385A (ja) ローラヘミング加工方法およびその装置
JPH10291039A (ja) 複合加工ラインにおける板材加工方法および複合加工機
KR102255046B1 (ko) 자동차용 머플러 파이프의 3단 벤딩 공법
JPH07148532A (ja) カーリング加工方法
US6955071B2 (en) Mechanical bending apparatus
JPS61159225A (ja) 板材の曲げ加工方法
CN114126778B (zh) 用于加工板状的工件、尤其是板材的工具和方法
JPH02217119A (ja) 位置決め孔の加工方法
JPS63273519A (ja) 板材の曲げ加工方法
JPS5939423A (ja) 引張曲げ加工方法
SU567527A1 (ru) Способ гибки заготовок
JP3800682B2 (ja) 精密機器用シャーシの製造方法
JPH10305321A (ja) 縁曲げ成形方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees