JP3443884B2 - 軸線曲げ加工方法およびその装置 - Google Patents

軸線曲げ加工方法およびその装置

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JP3443884B2 JP19415393A JP19415393A JP3443884B2 JP 3443884 B2 JP3443884 B2 JP 3443884B2 JP 19415393 A JP19415393 A JP 19415393A JP 19415393 A JP19415393 A JP 19415393A JP 3443884 B2 JP3443884 B2 JP 3443884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺な被加工材を支持
する支持装置から突出した部分の曲げ加工を行う軸線曲
げ加工方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軸線曲げ加工方法およびその装置
としては、たとえば、図22に示されているようなもの
がある。この図22における(a)は側面図、(b)は
正面図、(c)は平面図である。図において、軸線曲げ
加工装置は、長尺な被加工材Wを長手方向へ送る送り装
置101と、上記被加工材Wの長手方向への移動を許容
して被加工材Wを支持する支持装置102と、支持装置
102から突出した部分の被加工材Wの曲げ加工を行う
曲げ装置110とを備える。
【0003】この曲げ装置110は、上記支持装置10
2に支持された曲げ加工前の直線状の被加工材Wの軸線
とほぼ平行な第1の軸心を中心として、ベース103に
回動自在に支持された第1の回動部材120と、上記第
1の軸心と直交する方向の第2の軸心を中心として、回
動自在に設けられた第2の回動部材130と、上記第
1、第2の軸心に対して直交する方向の第3の軸心を中
心として、回動自在に設けられた第3の回動部材140
と、この第3の回動部材140に設けられ、被加工材W
と適宜に係合する係合部を備えた曲げ型150とより構
成されている。さらに、第1、第2、第3の回動部材1
20、130、140をそれぞれ単独にまたは同時に回
動させるための複数の駆動装置121、122、13
1、132、133、141、142と、その作動を制
御するための制御装置104とが設けられている。
【0004】上述の軸線曲げ加工装置においては、送り
装置101により被加工材Wを軸方向に移動させなが
ら、上記第1、第2、第3の回動部材120、130、
140をそれぞれ単独または複数同時に回動させること
により、被加工材Wの支持装置102より突出した部分
をこれに適宜係合する係合部を備えた曲げ型150によ
り順次連続的に曲げ、または、ねじり、およびこれらの
複合的な曲げ加工を行うものである。これにより、上記
の軸線曲げ加工装置は他の曲げ工法、たとえばドローベ
ンダ、プレス曲げ、あるいはストレッチベンダなどでは
できない自由曲線曲げを順次連続的に行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、曲げ加工さ
れる被加工材としては、たとえばアルミ合金押出し材の
ように比較的機械的性質のばらつきが大きい長尺な材料
を被加工材に用いた場合、一定の加工条件、たとえば一
定の曲げ角度で曲げ加工を行っても、それぞれの被加工
材によってスプリングバック量がスチール材の場合に比
べて大きく異なってくる。
【0006】尚、上記の従来の軸線曲げ加工装置におい
ては、被加工材の特性値のバラツキに対応して、曲げ加
工を制御することは行なわれていない。したがって本発
明は、上記従来の問題点に鑑み、被加工材の特性値のバ
ラツキがあっても曲げ加工後のバラツキが少ない方法と
その装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明軸線
曲げ加工方法は、長尺な被加工材の長手方向への移動を
許容して被加工材を支持し、その支持部分から突出した
部分の被加工材を、該被加工材と係合した曲げ型と該曲
げ型を支持した適数の回動部材とを備える軸線曲げ加工
装置により曲げ加工を行う軸線曲げ方法において、曲げ
加工前に被加工材の機械的性質を予め適数個毎に測定
し、当該被加工材の機械的性質の測定は前記軸線曲げ加
工装置上の工程として行い、その機械的性質に応じて予
め設定された複数の加工条件の中から、測定した被加工
材の機械的性質に対応した、要求精度を確保できる最適
加工条件を選択して呼び出し、その呼び出した加工条件
で被加工材の曲げ加工を実行する軸線曲げ加工方法であ
って、被加工材の機械的性質として、硬度を測定する
のとした。また、被加工材の前記機械的性質としては、
曲げ加工時に作用する被加工材の反力を測定するものと
することもできる。
【0008】本発明軸線曲げ加工装置は、長尺な被加
工材の長手方向への移動を許容して被加工材を支持する
支持装置と、この支持装置から突出した部分の被加工材
と係合した曲げ型と、その曲げ型を支持した適数の回動
部材と、支持装置に付設され、被加工材の機械的性質を
測定する機械的性質測定手段と、被加工材の機械的性質
に応じて予め設定された複数の加工条件が登録された加
工条件データファイルを有し、機械的性質測定手段から
の信号により前記加工条件データファイルから測定され
た被加工材の機械的性質に対応した最適な加工条件を選
択して呼び出し、曲げ加工を実行する制御装置とを備え
てなり、機械的性質測定手段が硬度を測定する硬度測定
装置であるものとした。また、機械的性質測定手段とし
ては、曲げ加工時に作用する反力を測定する反力測定装
置とすることもできる。
【0009】
【作用】発明の作用を軸線曲げ加工装置に基づいて説明
すると、長尺な被加工材は送り装置による支持装置上を
移動され、適宜な長さを突出せしめられると共に、被加
工材の上記突出した部分は曲げ型に係合される。これか
ら加工されようとする個別の被加工材のたとえば硬度な
どが支持装置に付設された機械的性質測定手段で測定さ
れ、そのデータが制御装置に送られる。制御装置では上
記データに基づき予め設定された複数の加工条件が入っ
たデータファイルから最適な加工条件が選択されて呼び
出される。そして回動部材はその最適加工条件による指
令を制御装置から受けて作動し、被加工材は所定の公差
範囲内の曲げ形状精度で曲げられる。機械的性質測定手
段で測定される機械的性質としては、被加工材の硬度の
ほか、曲げ加工時の反力が用いられる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示す軸線曲
げ加工装置の説明図である。軸線曲げ加工ユニットBに
は、供給された被加工材Wを軸方向に移動させる送り装
置1が設けられ、この被加工材Wと適宜に係合し被加工
材Wの軸方向のみへの移動を許容して支持する支持装置
2がベース3に設けられるとともに、被加工材Wの支持
装置2から突出した部分の曲げ加工を行う曲げ装置10
が装備されている。
【0011】曲げ装置10は、支持装置2に支持された
曲げ加工前の直線状の被加工材Wの軸線とほぼ平行な図
示しない第1の軸心を中心として、ベース3に回動自在
に支承された第1の回動部材20と、上記第1の軸心と
直交する方向の第2の軸心29を中心として、回動自在
に設けられた第2の回動部材30と、第3の軸心39を
中心として、回動自在に設けられた第3の回動部材40
と、この第3の回動部材40に設けられ、被加工材Wと
適宜に係合する係合部50aを備えた曲げ型50により
構成される。
【0012】さらに、第1、第2、第3の回動部材2
0、30、40をそれぞれ単独にまたは同時に回動させ
るための駆動装置21、31、41と、その作動を制御
するための制御装置6とが設けられている。なお、上記
駆動装置21、31、41はそれぞれタイミングベルト
および歯車による伝導装置22、32、42と、駆動モ
ータ23、33、43とから構成されている。軸線曲げ
加工ユニットBには、図1に示すように供給された被加
工材Wの機械的性質測定手段としての硬度測定装置60
が支持装置2に設けられている。
【0013】上記硬度測定装置60は、本実施例では一
例として圧子を所定の荷重で被加工材Wに押圧し、被加
工材Wにくぼみを形成する硬度試験装置61と、硬度試
験装置61により被加工材Wに形成されたくぼみの大き
さや深さを測定し、測定データを電気信号に変換してN
Cによる制御装置6に送る硬度読取装置62とから構成
されている。図2は、図1の硬度測定装置60の部分拡
大図である。硬度読取装置62にはレーザ変位計が用い
られ、レーザ発光部63が硬度試験装置61の圧子と平
行軸上に設置されている。
【0014】さて、図1において、制御装置6には予め
各被加工材Wの機械的性質に応じて、曲げ加工後の形状
精度が所定の寸法精度内に入るような複数の加工条件が
登録されたデータファイル5が接続されている。制御装
置6にはまた、回転部材20、30、40を駆動する駆
動装置21、31、41の、駆動モータ23、33、4
3が接続されている。
【0015】次に、被加工材Wの機械的性質である素材
硬度と曲げ加工後の製品精度との関係について述べる。
発明者は、たとえば特定のアルミ合金押出し材を被加工
材Wとして、前述の図22における従来の軸線曲げ加工
装置を用いて曲げ加工実験を行い、被加工材Wの硬度と
曲げ加工後の成形品形状精度、とくにスプリングバック
による曲げ形状精度のばらつきとの関係を種々研究し図
3のような結果を得た。
【0016】図3によると、アルミ合金押出材の場合
は、被加工材W毎の素材硬度がたとえばビッカース硬度
Hvで約100〜122の広範囲に分布しているため、
一定の加工条件で曲げ加工を行っても成形品の形状精度
がたとえば約−2から約+2mmの範囲に大きく変化
し、製品を所定の曲げ形状精度、たとえば±0.5mm
に維持するのが困難となる。
【0017】しかし、図3から、素材硬度と成形品形状
精度との間には、直線的な相関が認められる。したがっ
て図4のように、一般的な手法で製造された被加工材W
の硬度のばらつき範囲をカバーする複数の加工条件、こ
こではプログラム1からプログラム5の5条件、をあら
かじめ用意しておくことにより、製品の曲げ形状精度を
特定の公差範囲、ここでは一例として±0.5mm、に
維持できることが明らかになった。たとえば図におい
て、硬度測定データが105〜110Hvであればプロ
グラム2の加工条件が適応するし、また硬度が116〜
121Hvであればプログラム4の加工条件で曲げ加工
を行えば、形状精度を±0.5mm以内におさえられ
る。
【0018】以下に第1実施例の作用を図1、図2に基
づいて説明する。所定の長さに切断された被加工材W
が、軸線曲げ加工ユニットBに供給されると、送り装置
1により所定の位置まで軸方向に移動された後、まず硬
度試験装置61の圧子が被加工材Wに押圧されて、くぼ
みが形成させる。その後、さらに送り装置1により被加
工材Wを移動させながら硬度読み取り装置62により上
記くぼみの大きさ、深さを測って硬度が測定される。
【0019】測定された硬度データは、制御装置6に送
られる。制御装置6では、送られて来た硬度データか
ら、その被加工材Wに最適な加工条件を予め登録された
データファイル5の中から選び出し、回動部材20、3
0、40の駆動装置21、31、41に曲げ加工の実行
を指令する。これにより、回動部材20、30、40は
指令された加工条件に従い、所定の角度で回動しなが
ら、被加工材Wが送り装置1により連続的、または継続
的に移動して、支持装置2から突出した部分の被加工材
Wの曲げ加工が行われる。
【0020】そして、上述の曲げ加工は、各々の被加工
材Wに対して、その素材硬度からスプリングバック量お
よびその他のばらつき要因を見込んだ最適条件で加工さ
れるため、所定の成形品形状精度範囲内に維持された曲
げ加工を行うことができる。なお、硬度試験装置61の
圧子により被加工材Wにくぼみが形成されるが、このく
ぼみの形成位置は最終的な製品形状になる前に除去され
る位置、たとえば被加工材端末部のスクラップ部や、曲
げ加工後に穴明け加工されて除去される部分等に設ける
ことにより、最終製品の外観上や機能上の問題が発生す
ることを防止することができる。
【0021】なお、この第1実施例では硬度測定装置6
0を固定して硬度試験装置61によりくぼみが加工され
た被加工材Wを曲げ加工に入る前の素材送り動作を利用
して軸方向に移動させることにより、硬度読取り装置6
2により硬度を測定する方式を一例としてあげたが、こ
の方式に限定する必要はなく、たとえばくぼみが加工さ
れた被加工材Wが静止しているときに、少なくとも硬度
読取り装置62側を被加工材Wの軸方向または軸直角方
向およびこの2軸同時方向に駆動させることにより硬度
測定を行っても差し支えないものである。
【0022】さらに、上述の実施例の説明では、硬度測
定を被加工材W1個毎に行って、最適条件を選定する方
法をとったが、これに限定する必要はなく、使用する材
料、製品の要求精度に応じて硬度のばらつき傾向を把握
することにより、複数個毎に硬度測定を行い、加工条件
を補正していくという方法をとることも可能である。
【0023】次に図5には本発明の軸線曲げ加工装置の
第2の実施例が示される。 この実施例は、硬度測定装
置60を軸線曲げ加工ユニットB’と分離して、曲げ加
工工程の前工程において専用の硬度測定ステージ66を
設けたものである。この硬度測定ステージ66は、所定
長さに切断された被加工材W1、W2、…を所定数だけ
プールして順次軸線曲げ加工ユニットB’に供給するた
めの素材供給装置67に設けられている。
【0024】そしてこの素材供給装置67部において、
前実施例と同様に、硬度試験装置61と硬度読取装置6
2からなる硬度測定装置60と、この硬度測定装置60
を被加工材W1に対して相対的に移動動作を与える駆動
装置68が設けられている。軸線曲げ加工ユニットB’
のその他の構成は前実施例の軸線曲げ加工ユニットBと
同様で、同一符号を付けることにより説明は省略する。
【0025】この第2の実施例では、軸線曲げ加工ユニ
ットBにおいて被加工材Wの曲げ加工を行っている間
に、硬度測定ステージ66で次に加工される被加工材W
1の素材硬度を測定し、制御装置6ではその被加工材W
1の機械的性質から最適な加工条件を加工条件のデータ
ファイル5から呼び出し、予め次に加工される被加工材
W1の加工条件を準備しておき、その被加工材W1が軸
線曲げ加工ユニットB’に供給された際に、予め準備さ
れた最適加工条件で曲げ加工が実行される。したがっ
て、本実施例では、第1の実施例に比較して生産タクト
タイムの短縮や、制御装置6のコンピュータ処理速度の
制約が少なくなる等の利点がある。
【0026】なお、上記各実施例では、硬度測定装置6
0に圧子により被加工材Wにくぼみを形成して硬度を測
定するビッカース硬度計タイプのものを用いたが、この
ほかたとえばショァ硬度計のように一定の高さから落下
させたハンマのはね上り高さなどで硬度を測定するな
ど、他の硬度測定装置も採用可能である。
【0027】図6は、本発明の軸線曲げ加工装置の第3
の実施例を示す。 この実施例は、第1、第2の実施例
に比べて、機械的性質測定手段として、硬度測定装置の
かわりに曲げ反力測定装置70が設けられている点が異
なっている。この反力測定装置70は、被加工材Wに特
定の角度に曲げ加工を施した瞬間に、反力を常に一定条
件でかつ精度よく測定するため、図7に示したように、
曲げ型50内に、圧力受け板71と、圧力受け板71か
らの圧力を測定しその測定データを電気信号に変換して
制御装置6に送るロードセル72とから構成されてい
る。本実施例における軸線曲げ加工ユニットB”のその
他の構成は、第1実施例における軸線曲げ加工ユニット
Bと同様であるので、同一作動目的の同一部品は同一符
号を付して説明を省略する。
【0028】前述のように、たとえばアルミ合金押出し
材を被加工材Wとして同一加工条件で曲げ加工を行う
と、素材の機械的性質のばらつきが大きいことから成形
品形状精度、主にスプリングバックによる曲げ形状精度
のばらつきも大きくなる。図8は発明者が素材の機械的
性質としての耐力を予め測定しておき、種々の耐力に対
する成形品形状精度のばらつきを実験的に求めたグラフ
である。このグラフによると、耐力が約170〜260
MPaに対して成形品形状精度が約−4〜+2mmの範
囲にばらついていることが分かる。
【0029】しかしまた、耐力と成形品形状精度との間
にはたとえば直線的関係のような相関が認められる。そ
こで、被加工材Wの耐力を容易にかつ正確に推定するこ
とを目的として、曲げ加工時に曲げ型50に作用する反
力に着目して実験研究を行ったところ、図9に示したよ
うに、耐力と反力との間にも直線的な相関が認められ
た。さらに、反力と成形品形状精度との関係を実験的に
求めると、図10に示すようにやはり直線的な相関が認
められた。しかも、反力が約17.5〜25MPaの範
囲にばらついていると、成形品形状精度も約−1.5〜
+2mmの範囲にばらつき、このままでは成形品許容精
度±0.5mmには入らないことが明らかである。
【0030】そこで、図11のように、一般的な手法で
製造された被加工材Wの機械的性質としての反力がばら
ついていても、複数の加工条件、図においてはプログラ
ム1、…、5を予め用意しておくことにより、曲げの成
形品形状精度を特定の公差範囲内、図においては±0.
5mm、に常に維持できることが分かる。この第3の実
施例は上記図11の結果を反映させるものである。
【0031】図6に戻ると、所定の長さに切断された被
加工材Wが軸線曲げ加工ユニットB”に供給されると、
送り装置1によりこれを連続的に軸方向に送り出し、曲
げ装置10’において曲げ加工を施すが、特定の曲げ加
工の後、または曲げ加工の途中で、反力測定装置70に
おいて反力が測定される。測定された反力データは制御
装置6’に送られる。制御装置6’では、送られて来た
反力データからその被加工材Wに最適な加工条件が予め
登録されたデータファイル5’の中から呼び出されて実
行が指令される。
【0032】これにより、回動部材20、30、40は
指令された最適加工条件に従い、所定の角度で回動しな
がら、被加工材Wが送り装置1により連続的、または断
続的に移動して支持装置2’から突出した部分の被加工
材Wの曲げ加工が行われる。そして、この曲げ加工は各
々の被加工材Wに対して最適条件で加工されるため、所
定の成形品形状精度範囲、たとえば±0.5mm、内に
維持された曲げ加工を行うことができる。
【0033】次に、本発明における第3実施例の作用を
ドアーサッシュの例をあげてより具体的に説明する。
図12のように、まず反力を測定するためにハッチング
部で試し曲げが行われる。そしてその被加工材Wに見合
った最適加工条件がデータファイル5’から呼び出さ
れ、図中に付した番号の順に要求される成形品形状に順
次曲げ加工が行われる。最後に試し曲げ部80が切り落
とされて所定の成形品形状が得られる。
【0034】また図13の(a)のように、被加工材W
の第1曲げ部81において、まず所定の曲げ形状に成形
する前、またはその過程で、破線で示すように、反力を
測定できるところまである加工条件で曲げ加工が行わ
れ、反力が測定される。そして、その時の加工条件が最
適かどうか制御装置6’が判断し、そのまま加工を実行
するか、若しくはデータファイル5’から呼び出した最
適加工条件に変更した後、所定の最終曲げ角度まで曲げ
加工が行われる。そして、第2曲げ部以降は順次第1曲
げ部81で用いた最適加工条件を用いて同図の(b)の
図示番号の順に曲げ加工が行われるようにしてもよい。
【0035】図14は、第4の実施例として、曲げ型に
組込まれた反力測定装置の他の実施例を示す。 この機
械的性質測定手段としての反力測定装置75は、圧力ピ
ックアップ78を備える。同図の(a)に示したよう
に、被加工材Wの断面形状と整合する曲げ型50の周囲
には、被加工材Wの送りを良好にするためにローラ76
a〜76dが設けられており、圧力ピックアップ78が
それぞれのローラ軸77a〜77dに圧力受け79を介
して取り付けられた構成となっている。これにより曲げ
加工を実行した時、ローラ76に作用する反力がそれぞ
れのローラ軸77に取り付けた圧力ピックアップ78に
よって測定されるようになっている。この実施例も第3
の実施例と同様に作動し、同じ効果が得られる。
【0036】なお、上記第3及び第4の実施例におい
て、その反力測定装置70あるいは75にはロードセル
や圧力ピックアップを用いたが、それぞれこれらのほ
か、反力を測定するための同様の機能を有するものであ
れば、たとえば歪ゲージなども含めたなかから適宜のも
のを選択して用いることができる。また、反力測定装置
70、75が曲げ型50内に組み込まれたものを示した
が、これに限らず、被加工材Wの曲げ加工時に作用する
反力を測定可能な部位であれば任意に場所は選択でき
る。
【0037】図15は本発明の第5の実施例を示す説明
図である。 この実施例では、機械的性質測定手段とし
て、スプリングバック量を測定する形状測定装置90が
軸線曲げ加工ユニットB”’に設けられている点が上述
の各実施例と異なっている。この形状測定装置90は、
被加工材Wに曲げ加工を施した曲げ部のスプリングバッ
ク量を、常に一定条件でかつ精度よく測定し、測定デー
タを電気信号に変換してNCによる制御装置6”に送る
レーザ変位計91で構成されている。その他の構成は第
1の実施例と同様である。
【0038】ここで、図16は発明者が素材の機械的性
質としての耐力に対する曲げ加工後のスプリングバック
量を調べたグラフである。このグラフによると素材の耐
力が約170〜260MPaであるのに対してスプリン
グバック量が約−4〜+2mmと拡範囲にばらついてい
るのが分かる。しかし、耐力とスプリングバック量との
間には直線的な相関が認められる。
【0039】そこで図17のように、一般的手法で製造
された被加工材Wの機械的性質の一つである耐力のばら
つき範囲をカバーする複数の加工条件、図においてはプ
ログラム1、…、5を、予め用意しておくことにより、
成形品形状精度を所定の公差範囲、たとえば±0.5m
m、内に維持できることに着目した。なお、図17にお
ける耐力のばらつき許容範囲や耐力の細分化範囲、ここ
ではA、…、Eは、図16のグラフから被加工材Wを曲
げ加工した後のスプリングバック量を測定することによ
り知ることができる。
【0040】本実施例では、所定の長さに切断された被
加工材Wが、軸線曲げ加工ユニットB”’に供給され、
送り装置1により連続的に送り出される。そして、曲げ
装置10において曲げ加工が施されるが、特定部位の曲
げ加工後、形状測定装置90においてスプリングバック
量が測定され、さらに、この測定データが制御装置
6””に送られる。制御装置では、送られて来たスプリ
ングバック量データから、その被加工材Wに最適な加工
条件が、予め登録されたデータファイル5”から呼び出
されて実行指令が出される。
【0041】これにより、回動部材20、30、40は
指令された最適加工条件に従い、所定の角度で回動しつ
つ、被加工材Wが送り装置1より連続的、または断続的
に移動して支持装置2’から突出した部分の被加工材W
の曲げ加工が行われる。そして、これらの曲げ加工は、
各々の被加工材Wに対して、図17に示すようにその素
材耐力からスプリングバック量およびその他のばらつき
を見込んだ最適加工条件で加工されるために、所定の成
形品形状精度範囲内に維持された曲げ加工を行うことが
できる。
【0042】次に、本実施例の適用例をドアーサッシュ
の例をあげてより具体的に説明する。 ここでは第3の
実施例とは逆方向に、図18に示されるように、ドアー
サッシュが曲げ部a、b、cの順で曲げ加工が施される
ものとする。このとき、曲げ部aの角度αaの精度は厳
しく要求されておらず、曲げ部b、cの角度αb、αc
については精度が厳しく要求されているものとする。本
実施例では、曲げ部aで曲げ加工が施された後、そのス
プリングバック量が形状測定装置90で測定されること
により、その被加工材Wの耐力が判明する。そして、精
度が厳しく要求される曲げ部b、cにおいては、その被
加工材Wの耐力値から図17に示すように要求精度範
囲、たとえば±0.5mm、内に入る最適加工条件が、
予め数種類のプログラムが登録されたデータファイル
5”から呼び出されて曲げ加工が実行される。
【0043】あるいはまた、図19のように、製品の曲
げ部を成形する前に、曲げ部dにおいて試し曲げを行
い、この曲げ部dのスプリングバック量を形状測定装置
90によって測定し、その測定値から図16によりそれ
ぞれの被加工材Wの耐力値を求め、さらに図17により
製品の曲げ部が成形品形状精度範囲内に入る最適加工条
件がデータファイル5”から選定されて呼び出され、成
形品の曲げ加工が実行される。そして最後に上記の試し
曲げ部dは後工程において切断除去される。これによ
り、アルミ合金押出し材のように機械的性質のばらつき
を有する長尺素材の被加工材Wの曲げ加工に、高い成形
品形状精度が得られる。
【0044】図20は、第6の実施例として前実施例に
用いられた形状測定装置の他の例を示す。 この実施例
では、軸線曲げ加工ユニットB””に前実施例における
レーザ変位計のかわりに、ストロークセンサ96を備え
たものである。ストロークセンサ96を備える形状測定
装置95とデータファイル5”’のほかは、第5の実施
例と同様である。
【0045】この第6実施例の適用例として、図21に
サイドメンバの曲げ加工を示す。このサイドメンバの場
合は、曲げ角度の精度については厳しくないが、部品の
取り付け面となる軸線間距離Hの精度が厳しく要求され
る。このような部材は、まず曲げ部eを成形して、次に
曲げ部fを成形する。このときの理想形状はg点で角度
θの曲げ加工を行い、g点から距離sの位置h点でも角
度θの曲げを行った形状である。しかし、スプリングバ
ック量を考慮しない曲げ加工条件で成形すると、曲げ部
eのスプリングバック量Δθの影響を受け、g点から
(θ+Δθ)の角度で長さsの位置h’点で曲げ加工が
行われる。したがって、図21のように精度が要求され
る軸線間距離HがΔHだけばらつく結果となる。
【0046】本実施例では、上記軸線間距離のばらつき
ΔHを要求精度範囲内に入れるため、g、h’間距離は
g、h”間距離に修正される。つまり、曲げ部eのスプ
リングバック量Δθの影響によるh’h”間距離Δsが
修正されればよい。それには先ず、曲げ部eに曲げ加工
が施された後、ストロークセンサ96で曲げ部eのスプ
リングバック量Δθが測定される。このデータが制御装
置6”’に送られると、軸線間距離Hが要求精度範囲、
たとえば±0.5mm、内に入るように、曲げ部間距離
g、h”で成形できる最適加工条件が、予め登録してお
いたデータファイル5”’から選定されて呼び出され、
h”点で曲げ部fの曲げ加工が行われる。
【0047】また先の図16のように、スプリングバッ
ク量と被加工材Wの耐力とは相関していることから、一
本の被加工材Wから成形されるこの部材の曲げ部fのス
プリングバック量は、曲げ部eのスプリングバック量と
同様にΔθとなり、h”点で曲げ加工が行われても、軸
線間が平行に保たれ、要求精度を満たすことが可能とな
る。
【0048】なお、上記各実施例には、スプリングバッ
ク量の測定するための形状測定装置に、レーザ変位計9
1やストロークセンサ96を用いたものを示したが、こ
れに限定されず、たとえばテレビカメラを用いて、その
画像処理によって形状を測定してもよい。
【0049】さらにまた本発明は、上述の実施例に限定
されるものではなく、適宜な変更を行うことにより、他
の態様でも実施することができる。たとえば、各実施例
では4軸形の軸線曲げ加工ユニットを用いて説明した
が、2軸または多軸形の同様な機能を有する軸線曲げ加
工ユニットによる場合にも適用できるものである。
【0050】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、これか
ら加工しようとする被加工材Wの機械的性質として硬度
あるいは反力を軸線曲げ加工装置上で個別に1個毎に、
または複数個毎に予め測定し、その機械的性質に応じて
予め用意された複数の加工条件の中から製品の要求精度
を確保できる最適条件をデータファイルから呼び出し、
その加工条件で当該測定した被加工材の曲げ加工を実行
する軸線曲げ加工方法およびその装置としたため、素材
の機械的性質が大きくばらついても、製品の曲げ形状精
度を所定の許容範囲内に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】硬度測定装置を示す部分拡大図である。
【図3】被加工材の素材硬度と成形品形状精度との関係
図である。
【図4】被加工材の硬度とそれに対する最適加工条件を
示す関係図である。
【図5】第2の実施例を示す図である。
【図6】第3の実施例を示す軸線曲げ加工ユニットの説
明図である。
【図7】反力測定装置を示す図である。
【図8】被加工材の耐力と成形品形状精度との関係図で
ある。
【図9】被加工材の耐力と曲げ加工時の反力との関係図
である。
【図10】曲げ加工時の反力と成形品形状精度との関係
図である。
【図11】複数の加工条件による反力と成形品形状精度
との関係図である。
【図12】ドアーサッシュの曲げ加工における反力測定
のための試し曲げ部の説明図である。
【図13】ドアーサッシュの曲げ加工における第1曲げ
部で反力の測定をする場合の説明図である。
【図14】第4の実施例を示す反力測定装置の説明図で
ある。
【図15】第5の実施例を示す図である。
【図16】被加工材の耐力とスプリングバック量との関
係図である。
【図17】被加工材の耐力とそれに対する最適加工条件
を示す関係図である。
【図18】ドアーサッシュの精度要求箇所の説明図であ
る。
【図19】ドアーサッシュの曲げ加工における被加工材
の耐力を求めるための試し曲げ部の説明図である。
【図20】第6の実施例を示す図である。
【図21】サイドメンバの精度要求箇所の説明図であ
る。
【図22】従来の軸線曲げ加工装置の説明図である。
【符号の説明】
1 送り装置 2、2’ 支持装置 3 ベース 5、5’、5”、5”’ データファイル 6、6’、6”、6”’ 制御装置 10 曲げ装置 20、30、40 回動部材 21、31、41 駆動装置 23、33、43 駆動モータ 50 曲げ型 50a 係合部 60 硬度測定装置(機械的性質測定手段) 61 硬度試験装置 62 硬度読取装置 63 レーザ発光部 66 硬度測定ステージ 67 素材供給装置 70、75 反力測定装置(機械的性質測定手段) 72 ロードセル 76a〜76d ローラ 78 圧力ピックアップ 90、95 形状測定装置(機械的性質測定手段) 91 レーザ変位計 96 ストロークセンサ B、B’、B”、B”’、B”” 軸線曲げ加工ユ
ニット W 被加工材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 成幸 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 金森 謙二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−299722(JP,A) 特開 昭59−92120(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 7/00 - 7/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な被加工材の長手方向への移動を許
    容して被加工材を支持し、その支持部分から突出した部
    分の被加工材を、該被加工材と係合した曲げ型と該曲げ
    型を支持した適数の回動部材とを備える軸線曲げ加工装
    置により曲げ加工を行う軸線曲げ方法において、 曲げ加工前に被加工材の機械的性質を予め適数個毎に測
    定し、 当該被加工材の機械的性質の測定は前記軸線曲げ加工装
    置上の工程として行い、その機械的性質に応じて予め設
    定された複数の加工条件の中から、前記測定した被加工
    材の機械的性質に対応した、要求精度を確保できる最適
    加工条件を選択して呼び出し、 その呼び出した加工条件で前記被加工材の曲げ加工を実
    行する軸線曲げ加工方法であって、 被加工材の前記機械的性質として、硬度を測定する こと
    を特徴とする軸線曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記硬度の測定を被加工材の曲げ加工工
    程の前工程において行なうことを特徴とする請求項1記
    載の軸線曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 長尺な被加工材の長手方向への移動を許
    容して被加工材を支持し、その支持部分から突出した部
    分の被加工材を、該被加工材と係合した曲げ型と該曲げ
    型を支持した適数の回動部材とを備える軸線曲げ加工装
    置により曲げ加工を行う軸線曲げ方法において、 曲げ加工前に被加工材の機械的性質を予め適数個毎に測
    定し、 当該被加工材の機械的性質の測定は前記軸線曲げ加工装
    置上の工程として行い、その機械的性質に応じて予め設
    定された複数の加工条件の中から、前記測定した被加工
    材の機械的性質に対応した、要求精度を確保できる最適
    加工条件を選択して呼び出し、 その呼び出した加工条件で前記被加工材の曲げ加工を実
    行する軸線曲げ加工方法であって、 被加工材の前記機械的性質として、曲げ加工時に作用す
    る被加工材の反力を測定することを特徴とする 軸線曲げ
    加工方法。
  4. 【請求項4】 長尺な被加工材の長手方向への移動を許
    容して被加工材を支持する支持装置と、 この支持装置から突出した部分の被加工材と係合した曲
    げ型と、 該曲げ型を支持した適数の回動部材と、 前記支持装置に付設され、被加工材の機械的性質を測定
    する機械的性質測定手段と、 被加工材の機械的性質に応じて予め設定された複数の加
    工条件が登録された加工条件データファイルを有し、前
    記機械的性質測定手段からの信号により前記加工条件デ
    ータファイルから測定された被加工材の機械的性質に対
    応した最適な加工条件を選択して呼び出し、曲げ加工を
    実行する制御装置とを備えてなる軸線曲げ加工装置であ
    って、 前記機械的性質測定手段が硬度を測定する硬度測定装置
    であることを特徴とする軸線曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記硬度測定装置を設けたステージと、 硬度測定後に被加工材を前記支持装置に供給する素材供
    給装置を備えることを特徴とする請求項4記載の 軸線曲
    げ加工装置。
  6. 【請求項6】 長尺な被加工材の長手方向への移動を許
    容して被加工材を支持する支持装置と、 この支持装置から突出した部分の被加工材と係合した曲
    げ型と、 該曲げ型を支持した適数の回動部材と、 前記支持装置に付設され、被加工材の機械的性質を測定
    する機械的性質測定手段と、 被加工材の機械的性質に応じて予め設定された複数の加
    工条件が登録された加工条件データファイルを有し、前
    記機械的性質測定手段からの信号により前記加工条件デ
    ータファイルから測定された被加工材の機械的性質に対
    応した最適な加工条件を選択して呼び出し、曲げ加工を
    実行する制御装置とを備えてなる軸線曲げ加工装置であ
    って、 前記機械的性質測定手段が曲げ加工時に作用する反力を
    測定する反力測定装置であることを特徴とする 軸線曲げ
    加工装置。
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