JP3423660B2 - 車軸ジョイント部の保護構造、及びこれを備える不整地走行車両 - Google Patents
車軸ジョイント部の保護構造、及びこれを備える不整地走行車両Info
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- JP3423660B2 JP3423660B2 JP2000049279A JP2000049279A JP3423660B2 JP 3423660 B2 JP3423660 B2 JP 3423660B2 JP 2000049279 A JP2000049279 A JP 2000049279A JP 2000049279 A JP2000049279 A JP 2000049279A JP 3423660 B2 JP3423660 B2 JP 3423660B2
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- B62D7/18—Steering knuckles; King pins
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/22—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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- B60K17/30—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles the ultimate propulsive elements, e.g. ground wheels, being steerable
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60Y2200/10—Road Vehicles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は、例えば自動車
の車軸(アクスル)に採用されるジョイント軸のジョイ
ント部、特に該ジョイント部に装着されたブーツを保護
するための保護構造、及び該保護構造を備える不整地走
行車両に関するものである。
の車軸(アクスル)に採用されるジョイント軸のジョイ
ント部、特に該ジョイント部に装着されたブーツを保護
するための保護構造、及び該保護構造を備える不整地走
行車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、騎乗型四輪不整地走行車両のフ
ロントアクスルの要部を車体前方から見た一部断面正面
図である。一般に四輪自動車のフロントアクスルは、ス
テアリング機構に連結されており、四輪駆動車において
も同様である。フロントアクスルには等速ジョイント軸
1が採用されている。等速ジョイント軸1は、主軸2と
従軸3とを有し、これらがジョイント部(等速ジョイン
ト部)4で連結されている。従軸3にはハブ5が取り付
けられており、このハブ5に車輪のディスクホイール
(図示せず)が取り付けられるようになっている。図5
における符号6は、ハブ5を固定するためのハブナット
を被うキャップである。
ロントアクスルの要部を車体前方から見た一部断面正面
図である。一般に四輪自動車のフロントアクスルは、ス
テアリング機構に連結されており、四輪駆動車において
も同様である。フロントアクスルには等速ジョイント軸
1が採用されている。等速ジョイント軸1は、主軸2と
従軸3とを有し、これらがジョイント部(等速ジョイン
ト部)4で連結されている。従軸3にはハブ5が取り付
けられており、このハブ5に車輪のディスクホイール
(図示せず)が取り付けられるようになっている。図5
における符号6は、ハブ5を固定するためのハブナット
を被うキャップである。
【0003】図5に示すアクスルの構造において、等速
ジョイント軸1は、ナックルアーム7により支持されて
いる。ナックルアーム7の下端部は、所定の連結構造8
を介してロアアーム(「サスペンションアーム」ともい
う。)9と連結されている。一方、ナックルアーム7の
上端部には、図示しないストラットが取り付けられてい
る。図5における符号10は、取り付けられるべきスト
ラットの中心軸線を示している。
ジョイント軸1は、ナックルアーム7により支持されて
いる。ナックルアーム7の下端部は、所定の連結構造8
を介してロアアーム(「サスペンションアーム」ともい
う。)9と連結されている。一方、ナックルアーム7の
上端部には、図示しないストラットが取り付けられてい
る。図5における符号10は、取り付けられるべきスト
ラットの中心軸線を示している。
【0004】ところで、等速ジョイント軸1には、ジョ
イント部4を保護するためにゴム製の被覆部材11が装
着されている。この被覆部材11は一般にブーツと呼ば
れる。このブーツ11は外部に露出しており、走行中に
小石等が衝突して損傷する場合がある。このため、ブー
ツ11を保護するための保護板12(二点鎖線で示す)
が装着されることが多い。この保護板12は、たとえば
平板を折り曲げる等して構成されており、ロアアーム9
に固定されている。
イント部4を保護するためにゴム製の被覆部材11が装
着されている。この被覆部材11は一般にブーツと呼ば
れる。このブーツ11は外部に露出しており、走行中に
小石等が衝突して損傷する場合がある。このため、ブー
ツ11を保護するための保護板12(二点鎖線で示す)
が装着されることが多い。この保護板12は、たとえば
平板を折り曲げる等して構成されており、ロアアーム9
に固定されている。
【0005】なお、フロントアクスルを含む車体前部を
示す関連技術として特開平10−16850号公報に示
されたものがある。
示す関連技術として特開平10−16850号公報に示
されたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな保護板12による保護構造では、次のような問題点
がある。
うな保護板12による保護構造では、次のような問題点
がある。
【0007】通常、ロアアーム9は等速ジョイント軸1
よりも車体前方側、すなわち図5において紙面手前側に
配置されている。またロアアーム9は、図5に示すよう
に、等速ジョイント軸1よりも下方に位置している。
よりも車体前方側、すなわち図5において紙面手前側に
配置されている。またロアアーム9は、図5に示すよう
に、等速ジョイント軸1よりも下方に位置している。
【0008】このため、ロアアーム9に保護板12を固
定する保護構造だと、保護板12とジョイント部4との
距離、または、保護板12とブーツ11との距離が大き
くなる。加えて、保護板12の形状が平板状であるた
め、ブーツ11は部分的に被われるにすぎない。
定する保護構造だと、保護板12とジョイント部4との
距離、または、保護板12とブーツ11との距離が大き
くなる。加えて、保護板12の形状が平板状であるた
め、ブーツ11は部分的に被われるにすぎない。
【0009】したがって、十分にジョイント部4やブー
ツ11を保護することができない場合もあった。
ツ11を保護することができない場合もあった。
【0010】一方、サスペンションの設計上、等速ジョ
イント軸1に近接させた位置にロアアーム9を配置する
ことは困難である。よって、保護板12を等速ジョイン
ト軸1に近接させてジョイント部4やブーツ11を保護
するという構造も、設計上は困難である。
イント軸1に近接させた位置にロアアーム9を配置する
ことは困難である。よって、保護板12を等速ジョイン
ト軸1に近接させてジョイント部4やブーツ11を保護
するという構造も、設計上は困難である。
【0011】また、ナックルアーム7は所要の剛性を必
要とするので、通常は鋳鉄などによって製造され、その
肉厚は有る程度以上の大きさに設計される。このような
重いナックルアーム7のために、車両全体の重量が増加
し、特にいわゆるバネ下重量が増加して走行性能に悪影
響を及ぼす。
要とするので、通常は鋳鉄などによって製造され、その
肉厚は有る程度以上の大きさに設計される。このような
重いナックルアーム7のために、車両全体の重量が増加
し、特にいわゆるバネ下重量が増加して走行性能に悪影
響を及ぼす。
【0012】本願発明は、車軸ジョイント部を有効に保
護することができるような車軸ジョイント部の保護構造
を提供することを目的とする。また、特に、ナックル部
材の軽量化に寄与することができるような、車軸ジョイ
ント部の保護構造を提供することを目的とする。更に、
このような車軸ジョイント部の保護構造を備える不整地
走行車両を提供することを目的とする。
護することができるような車軸ジョイント部の保護構造
を提供することを目的とする。また、特に、ナックル部
材の軽量化に寄与することができるような、車軸ジョイ
ント部の保護構造を提供することを目的とする。更に、
このような車軸ジョイント部の保護構造を備える不整地
走行車両を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明に係る車軸ジョイント部の保護構造は、ナ
ックル部材と、該ナックル部材の上部に接続されたスト
ラットと、前記ナックル部材の下部に接続されたロアア
ームとを有し、前記ナックル部材にて等速ジョイント軸
の従軸を支持するマクファーソンストラット式のサスペ
ンションを備え、前記等速ジョイント軸のジョイント部
を保護するブーツが該ジョイント部を取り囲んで設けら
れた車軸ジョイント部の保護構造であって、前記ナック
ル部材は、前記従軸を支持する従軸支持部、前記ストラ
ットを支持するストラット支持部、前記ロアアームと連
結するロアアーム連結部、前記従軸支持部及び前記スト
ラット支持部の間に設けられた剛性向上のためのリブ、
並びに、前記ジョイント部を保護するカバー部を有し、
該カバー部は、該カバー部に対して上方の前記ストラッ
ト支持部と側方の前記従軸支持部と下方の前記ロアアー
ム連結部と前記リブと共に、アルミニウム合金によって
連続的に一体成型され、外形が車体中心側へ大きく開口
した切頭錐状を成し、内側に前記ジョイント部及び前記
ブーツが収容されている(請求項1)。この構造によれ
ば、カバー部によってジョイント部及び該ジョイント部
に設けられたブーツが取り囲まれ、したがって、ジョイ
ント部及びブーツを確実に保護することができる。しか
も、ナックル部材にジョイント部とブーツとを保護する
カバー部を設けても、ナックル部材を上述したような構
成とすることにより、必要な剛性を確保した上で軽量化
ができるため、車両の運転性能を劣化させない構成とな
る。また、一体成型によって、製造作業工程を簡略化す
ることができる。
め、本願発明に係る車軸ジョイント部の保護構造は、ナ
ックル部材と、該ナックル部材の上部に接続されたスト
ラットと、前記ナックル部材の下部に接続されたロアア
ームとを有し、前記ナックル部材にて等速ジョイント軸
の従軸を支持するマクファーソンストラット式のサスペ
ンションを備え、前記等速ジョイント軸のジョイント部
を保護するブーツが該ジョイント部を取り囲んで設けら
れた車軸ジョイント部の保護構造であって、前記ナック
ル部材は、前記従軸を支持する従軸支持部、前記ストラ
ットを支持するストラット支持部、前記ロアアームと連
結するロアアーム連結部、前記従軸支持部及び前記スト
ラット支持部の間に設けられた剛性向上のためのリブ、
並びに、前記ジョイント部を保護するカバー部を有し、
該カバー部は、該カバー部に対して上方の前記ストラッ
ト支持部と側方の前記従軸支持部と下方の前記ロアアー
ム連結部と前記リブと共に、アルミニウム合金によって
連続的に一体成型され、外形が車体中心側へ大きく開口
した切頭錐状を成し、内側に前記ジョイント部及び前記
ブーツが収容されている(請求項1)。この構造によれ
ば、カバー部によってジョイント部及び該ジョイント部
に設けられたブーツが取り囲まれ、したがって、ジョイ
ント部及びブーツを確実に保護することができる。しか
も、ナックル部材にジョイント部とブーツとを保護する
カバー部を設けても、ナックル部材を上述したような構
成とすることにより、必要な剛性を確保した上で軽量化
ができるため、車両の運転性能を劣化させない構成とな
る。また、一体成型によって、製造作業工程を簡略化す
ることができる。
【0014】上記車軸ジョイント部の保護構造におい
て、前記カバー部は、外形が切頭四角錐形状を成し、切
頭四角錐の稜線に相当する部分に丸み付けが施されてい
てもよい(請求項2)。また、不整地走行車両は一般
に、砂地、凹凸のある土地や岩山、泥水等の水溜りのあ
る不整地を走行することが多い。従って、このような不
整地走行車両に対して上述した車軸ジョイント部の保護
構造を適用した場合には(請求項3)、上述したような
効果がより有効に発揮される。
て、前記カバー部は、外形が切頭四角錐形状を成し、切
頭四角錐の稜線に相当する部分に丸み付けが施されてい
てもよい(請求項2)。また、不整地走行車両は一般
に、砂地、凹凸のある土地や岩山、泥水等の水溜りのあ
る不整地を走行することが多い。従って、このような不
整地走行車両に対して上述した車軸ジョイント部の保護
構造を適用した場合には(請求項3)、上述したような
効果がより有効に発揮される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0016】図1は、本願発明の一実施形態たる車軸ジ
ョイント部の保護構造を採用した騎乗型四輪不整地走行
車両(以下、単に「車両」という)Fの図であり、
(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
ョイント部の保護構造を採用した騎乗型四輪不整地走行
車両(以下、単に「車両」という)Fの図であり、
(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【0017】車両Fは、砂地、凹凸のある土地や岩山、
または泥水等の水溜まりのある不整地を走行することが
可能である。図1の車両Fは四輪駆動型の車両であり、
車体フレームに、エンジンE等の駆動系、前輪W1、後
輪W2、燃料タンクT、シートSなどが取着あるいは搭
載され、前輪W1がフロントフェンダーD1に、後輪W
2がリヤフェンダーD2にそれぞれ覆われており、各フ
ェンダーD1、D2の上方に荷物の搭載などの目的のた
めにキャリアC1、C2が配設されている。
または泥水等の水溜まりのある不整地を走行することが
可能である。図1の車両Fは四輪駆動型の車両であり、
車体フレームに、エンジンE等の駆動系、前輪W1、後
輪W2、燃料タンクT、シートSなどが取着あるいは搭
載され、前輪W1がフロントフェンダーD1に、後輪W
2がリヤフェンダーD2にそれぞれ覆われており、各フ
ェンダーD1、D2の上方に荷物の搭載などの目的のた
めにキャリアC1、C2が配設されている。
【0018】車両Fの車体フレームにはステアリングシ
ャフトGが回転可能に設けられている。運転者がステア
リングシャフトGの上端部に取り付けられたハンドルH
を操作してステアリングシャフトGを回転させると、ナ
ックル部材24の方向が変更され、ナックル部材に対し
て回転可能に取り付けられた前輪W1の方向が変更され
る。これにより運転者は車両Fを操舵することができ
る。
ャフトGが回転可能に設けられている。運転者がステア
リングシャフトGの上端部に取り付けられたハンドルH
を操作してステアリングシャフトGを回転させると、ナ
ックル部材24の方向が変更され、ナックル部材に対し
て回転可能に取り付けられた前輪W1の方向が変更され
る。これにより運転者は車両Fを操舵することができ
る。
【0019】前輪W1用の車軸、すなわちフロントアク
スルは、ジョイント軸22によって構成されている。こ
のジョイント軸22は等速ジョイント軸である。等速ジ
ョイント軸22は、サスペンションにより車体フレーム
に支持されている。車両Fの懸架機構は、いわゆるマク
ファーソンストラットタイプのものである。この懸架機
構は、等速ジョイント軸22を支持するナックル部材2
4、ナックル部材24に連結されたロアアーム、ナック
ル部材24の上端部に連結されたストラットVなどから
構成されている。ナックル部材24にはカバー部が形成
されており、このカバー部によって等速ジョイント軸2
2のジョイント部が保護されている。
スルは、ジョイント軸22によって構成されている。こ
のジョイント軸22は等速ジョイント軸である。等速ジ
ョイント軸22は、サスペンションにより車体フレーム
に支持されている。車両Fの懸架機構は、いわゆるマク
ファーソンストラットタイプのものである。この懸架機
構は、等速ジョイント軸22を支持するナックル部材2
4、ナックル部材24に連結されたロアアーム、ナック
ル部材24の上端部に連結されたストラットVなどから
構成されている。ナックル部材24にはカバー部が形成
されており、このカバー部によって等速ジョイント軸2
2のジョイント部が保護されている。
【0020】図2は、車両Fの右側の前輪W1に関する
等速ジョイント軸22、ナックル部材24、およびその
周辺部材を、車両Fの車体前方から見た正面図である。
図3は、図2におけるIII−III線矢視断面図である。図
4は、図2におけるIV矢視図である。これらの図を参照
して、等速ジョイント軸22、ナックル部材24、およ
びその周辺部材の形状や配置関係等を説明する。
等速ジョイント軸22、ナックル部材24、およびその
周辺部材を、車両Fの車体前方から見た正面図である。
図3は、図2におけるIII−III線矢視断面図である。図
4は、図2におけるIV矢視図である。これらの図を参照
して、等速ジョイント軸22、ナックル部材24、およ
びその周辺部材の形状や配置関係等を説明する。
【0021】前述したように、等速ジョイント軸22は
ナックル部材24に支持されている。より詳細に説明す
ると、等速ジョイント軸22は主軸29と従軸30とこ
れらの間に介在するジョイント部23とを有している。
主軸29は、車体フレーム側に配置された駆動軸(たと
えばプロペラシャフト)に連結されている。従軸30
は、ジョイント部23を介して主軸29に連結されてお
り、車体側方に突出するように配置されている。この従
軸30がナックル部材24の従軸支持部33にベアリン
グ40を介して回転自在に取り付けられている。
ナックル部材24に支持されている。より詳細に説明す
ると、等速ジョイント軸22は主軸29と従軸30とこ
れらの間に介在するジョイント部23とを有している。
主軸29は、車体フレーム側に配置された駆動軸(たと
えばプロペラシャフト)に連結されている。従軸30
は、ジョイント部23を介して主軸29に連結されてお
り、車体側方に突出するように配置されている。この従
軸30がナックル部材24の従軸支持部33にベアリン
グ40を介して回転自在に取り付けられている。
【0022】車両Fのフロントアクスルとして等速ジョ
イント軸22を採用しているのは、次のような理由によ
る。すなわち、フロントアクスルの従軸は前輪W1を操
舵するためのステアリング機構に連結されているので、
主軸に対する従軸の角度は操舵によって変更される。一
方、車両Fは四輪駆動車であり、前輪W1も駆動輪とな
る。よって、フロントアクスルの主軸と従軸との間に回
転角度の位相差ができないようにすることが望ましい。
等速ジョイント軸22は、主軸29と従軸30とのなす
角が任意の角度になっても、両者(主軸29と従軸3
0)の間に介在するジョイント部23によって、主軸2
9の回転角度を位相差なしに従軸30に伝達することが
できる。よって、等速ジョイント軸22は車両Fのフロ
ントアクスルとして望ましいのである。
イント軸22を採用しているのは、次のような理由によ
る。すなわち、フロントアクスルの従軸は前輪W1を操
舵するためのステアリング機構に連結されているので、
主軸に対する従軸の角度は操舵によって変更される。一
方、車両Fは四輪駆動車であり、前輪W1も駆動輪とな
る。よって、フロントアクスルの主軸と従軸との間に回
転角度の位相差ができないようにすることが望ましい。
等速ジョイント軸22は、主軸29と従軸30とのなす
角が任意の角度になっても、両者(主軸29と従軸3
0)の間に介在するジョイント部23によって、主軸2
9の回転角度を位相差なしに従軸30に伝達することが
できる。よって、等速ジョイント軸22は車両Fのフロ
ントアクスルとして望ましいのである。
【0023】従軸30には前輪W1が取り付けられる。
具体的には、従軸30にはハブ31が固定されており、
このハブ31に前輪W1のディスクホイール(図示せ
ず)が取り付けられる。なお、ハブ31には、ハブ31
を固定するためのハブナットを被うキャップ32が取り
付けられている。
具体的には、従軸30にはハブ31が固定されており、
このハブ31に前輪W1のディスクホイール(図示せ
ず)が取り付けられる。なお、ハブ31には、ハブ31
を固定するためのハブナットを被うキャップ32が取り
付けられている。
【0024】等速ジョイント軸22のジョイント部23
には、ゴム製のブーツ27が設けられており、これによ
りジョイント部23が泥や埃などから保護される。
には、ゴム製のブーツ27が設けられており、これによ
りジョイント部23が泥や埃などから保護される。
【0025】ナックル部材24は、前述したように、等
速ジョイント軸22を支持して、サスペンションの一部
を構成する部材である。ここで言うナックル部材とは、
少なくとも、ジョイント軸の従軸を支持する従軸支持部
と、ストラットを支持するストラット支持部とを備えた
部材を意味するのであるが、車両Fのナックル部材24
は、等速ジョイント軸22の従軸30を支持する従軸支
持部33と、ロアアーム25を連結するロアアーム連結
部34と、ストラットを支持するストラット支持部35
と、等速ジョイント軸22のジョイント部23を保護す
るためのカバー部28とを備えている。従軸支持部33
と、ロアアーム連結部34と、ストラット支持部35
と、カバー部28とは、アルミニウム合金によって一体
的に成型されている。すなわち、車両Fのナックル部材
24は、一のアルミニウム合金部品として構成されてい
る。カバー部28は構造的に強固な筒状であり、このカ
バー部28の上方にカバー部28と連続してストラット
支持部35が形成されており、カバー部28の側方にカ
バー部28と連続して従軸支持部33が形成されてお
り、カバー部28の下方にカバー部28と連続してロア
アーム連結部34が形成されている。つまり、ストラッ
ト支持部35と従軸支持部33とが、筒状のカバー部2
8を介して連結されている。また、従軸支持部33とロ
アアーム連結部34とが、筒状のカバー部28を介して
連結されている。このように一体成型されているため、
ナックル部材24は構造体に強固なものとなる。よっ
て、その肉厚を小さくしても、または、その材質がアル
ミニウム合金であっても、所要の剛性を確保することが
できる。材質を軽量なもの(即ち、アルミニウム合金)
としたことと、肉厚を薄くできることとが相まって、ナ
ックル部材24の軽量化を大きく進めることができる。
速ジョイント軸22を支持して、サスペンションの一部
を構成する部材である。ここで言うナックル部材とは、
少なくとも、ジョイント軸の従軸を支持する従軸支持部
と、ストラットを支持するストラット支持部とを備えた
部材を意味するのであるが、車両Fのナックル部材24
は、等速ジョイント軸22の従軸30を支持する従軸支
持部33と、ロアアーム25を連結するロアアーム連結
部34と、ストラットを支持するストラット支持部35
と、等速ジョイント軸22のジョイント部23を保護す
るためのカバー部28とを備えている。従軸支持部33
と、ロアアーム連結部34と、ストラット支持部35
と、カバー部28とは、アルミニウム合金によって一体
的に成型されている。すなわち、車両Fのナックル部材
24は、一のアルミニウム合金部品として構成されてい
る。カバー部28は構造的に強固な筒状であり、このカ
バー部28の上方にカバー部28と連続してストラット
支持部35が形成されており、カバー部28の側方にカ
バー部28と連続して従軸支持部33が形成されてお
り、カバー部28の下方にカバー部28と連続してロア
アーム連結部34が形成されている。つまり、ストラッ
ト支持部35と従軸支持部33とが、筒状のカバー部2
8を介して連結されている。また、従軸支持部33とロ
アアーム連結部34とが、筒状のカバー部28を介して
連結されている。このように一体成型されているため、
ナックル部材24は構造体に強固なものとなる。よっ
て、その肉厚を小さくしても、または、その材質がアル
ミニウム合金であっても、所要の剛性を確保することが
できる。材質を軽量なもの(即ち、アルミニウム合金)
としたことと、肉厚を薄くできることとが相まって、ナ
ックル部材24の軽量化を大きく進めることができる。
【0026】従軸支持部33は、円形の中央孔を有して
おり、ベアリング40(図3参照)を介して従軸30を
支持している。ベアリング40は従軸支持部33の中央
孔にはめ込まれている。
おり、ベアリング40(図3参照)を介して従軸30を
支持している。ベアリング40は従軸支持部33の中央
孔にはめ込まれている。
【0027】ロアアーム連結部34は、従軸支持部33
よりも低い位置に設けられており、ロアアーム25の端
部を支持する。
よりも低い位置に設けられており、ロアアーム25の端
部を支持する。
【0028】ストラット支持部35は、従軸支持部33
よりも高い位置に設けられており、ストラットの下端部
を支持する。ストラット支持部35は円筒状に形成され
ている。ストラットは、その下端部をストラット支持部
35の内部に挿入させた状態で、ストラット支持部35
に支持される。
よりも高い位置に設けられており、ストラットの下端部
を支持する。ストラット支持部35は円筒状に形成され
ている。ストラットは、その下端部をストラット支持部
35の内部に挿入させた状態で、ストラット支持部35
に支持される。
【0029】なお、従軸支持部33とストラット支持部
35との間には、ナックル部材24全体の剛性を向上さ
せるためにリブ36が形成されている。
35との間には、ナックル部材24全体の剛性を向上さ
せるためにリブ36が形成されている。
【0030】カバー部28は、従軸支持部33の車体中
心(車体の左右方向における中心)側であって、ストラ
ット支持部35とロアアーム連結部34との間の高さ位
置において形成されている。カバー部28は、一端側
(車体中心側)に開口部37を、他端側(車体の左右端
側)に貫通孔41(図4参照)を有しており、全体とし
て筒状(もしくはいわゆるラッパ状)の構造である。カ
バー部28の開口部37は、カバー部28の端面全体を
開放するように大きく開口している。カバー部28の貫
通孔41は、従軸支持部33の中央孔と連通しており、
かつ、連続している。
心(車体の左右方向における中心)側であって、ストラ
ット支持部35とロアアーム連結部34との間の高さ位
置において形成されている。カバー部28は、一端側
(車体中心側)に開口部37を、他端側(車体の左右端
側)に貫通孔41(図4参照)を有しており、全体とし
て筒状(もしくはいわゆるラッパ状)の構造である。カ
バー部28の開口部37は、カバー部28の端面全体を
開放するように大きく開口している。カバー部28の貫
通孔41は、従軸支持部33の中央孔と連通しており、
かつ、連続している。
【0031】カバー部28の外径形状は、概略的に切頭
四角錐体状である。ただし、切頭四角錐体の稜線に相当
する部分には、いわゆる丸み付け(アール)が施されて
いる。カバー部28の内側には空洞部38が形成されて
いる。この空洞部38に、等速ジョイント軸22のジョ
イント部23が収容される。
四角錐体状である。ただし、切頭四角錐体の稜線に相当
する部分には、いわゆる丸み付け(アール)が施されて
いる。カバー部28の内側には空洞部38が形成されて
いる。この空洞部38に、等速ジョイント軸22のジョ
イント部23が収容される。
【0032】カバー部28に等速ジョイント軸22を取
り付けるときは、開口部37から等速ジョイント軸22
の従軸30を挿入して行き、従軸30が貫通孔41を貫
通するようにする。従軸30がカバー部28の貫通孔4
1を貫通するまで、等速ジョイント軸22をカバー部2
8の空洞部38に挿入すると、等速ジョイント軸22の
ジョイント部23が、ナックル部材24のカバー部28
の内側の空洞部38に収容される。
り付けるときは、開口部37から等速ジョイント軸22
の従軸30を挿入して行き、従軸30が貫通孔41を貫
通するようにする。従軸30がカバー部28の貫通孔4
1を貫通するまで、等速ジョイント軸22をカバー部2
8の空洞部38に挿入すると、等速ジョイント軸22の
ジョイント部23が、ナックル部材24のカバー部28
の内側の空洞部38に収容される。
【0033】このように、ジョイント部23がカバー部
28内側の空洞部38に入り込んだ状態で、等速ジョイ
ント軸22がナックル部材24に支持されると、ジョイ
ント部23がカバー部28によって囲繞される。よっ
て、ジョイント部23をカバー部28によって確実に保
護することができる。例えば、車両Fの走行中に前輪W
1によって路面の小石が跳ね上げられたとしても、カバ
ー部28によって小石を跳ね返すことができ、ジョイン
ト部23に小石が衝突することを防止できる。特に、ブ
ーツ27はゴム製であることが多いが、損傷しやすいゴ
ム製のブーツ27を、カバー部28によって有効に保護
することができる。
28内側の空洞部38に入り込んだ状態で、等速ジョイ
ント軸22がナックル部材24に支持されると、ジョイ
ント部23がカバー部28によって囲繞される。よっ
て、ジョイント部23をカバー部28によって確実に保
護することができる。例えば、車両Fの走行中に前輪W
1によって路面の小石が跳ね上げられたとしても、カバ
ー部28によって小石を跳ね返すことができ、ジョイン
ト部23に小石が衝突することを防止できる。特に、ブ
ーツ27はゴム製であることが多いが、損傷しやすいゴ
ム製のブーツ27を、カバー部28によって有効に保護
することができる。
【0034】また、カバー部28は、従軸支持部33や
ストラット支持部35とともに一体的に形成され、これ
ら(従軸支持部33とストラット支持部35)とともに
ナックル部材24を構成している。
ストラット支持部35とともに一体的に形成され、これ
ら(従軸支持部33とストラット支持部35)とともに
ナックル部材24を構成している。
【0035】なお、従軸支持部とストラット支持部とを
有する部材に、これとは別個に形成されたカバー部材を
取り付けることによってナックル部材を構成することも
できる。しかし、このように複数の部材を組み合わせて
ナックル部材を構成するよりも、カバー部28と、従軸
支持部33と、ストラット支持部35とを、一体的に形
成してナックル部材を構成する方が、ナックル部材24
全体の剛性をより高めることができるし、製造作業工程
を簡略化することもできる。
有する部材に、これとは別個に形成されたカバー部材を
取り付けることによってナックル部材を構成することも
できる。しかし、このように複数の部材を組み合わせて
ナックル部材を構成するよりも、カバー部28と、従軸
支持部33と、ストラット支持部35とを、一体的に形
成してナックル部材を構成する方が、ナックル部材24
全体の剛性をより高めることができるし、製造作業工程
を簡略化することもできる。
【0036】以上、図1〜4を参照して、本願発明に係
る車軸ジョイント部の保護構造の一実施形態を説明し
た。
る車軸ジョイント部の保護構造の一実施形態を説明し
た。
【0037】なお、上記実施形態で説明したような形状
以外の形状に、ナックル部材24を形成することもでき
る。例えば、サスペンション形式、サスペンションロッ
ドの数や配置、ジオメトリーの設定に応じて、適宜、従
軸支持部、ロアアーム連結部、カバー部等の位置関係を
決定すればよい。
以外の形状に、ナックル部材24を形成することもでき
る。例えば、サスペンション形式、サスペンションロッ
ドの数や配置、ジオメトリーの設定に応じて、適宜、従
軸支持部、ロアアーム連結部、カバー部等の位置関係を
決定すればよい。
【0038】また、上記実施形態では、ジョイント部2
3を保護するために筒状のカバー部28を採用したが、
カバー部28の形状はこれに限定されることはなく、ジ
ョイント部23を囲繞することができる形状であれば他
の形状にしてもよい。
3を保護するために筒状のカバー部28を採用したが、
カバー部28の形状はこれに限定されることはなく、ジ
ョイント部23を囲繞することができる形状であれば他
の形状にしてもよい。
【0039】また、上記実施形態では、従来から採用さ
れている保護板(図5の参照符号12で示す部材)を取
り付けていないが、ナックル部材をカバー部を有する構
造とした上で、さらに、保護板をロアアーム25に取り
付けるようにしてもよい。これにより、ジョイント部2
3、特にブーツ27を一層確実に保護できる。
れている保護板(図5の参照符号12で示す部材)を取
り付けていないが、ナックル部材をカバー部を有する構
造とした上で、さらに、保護板をロアアーム25に取り
付けるようにしてもよい。これにより、ジョイント部2
3、特にブーツ27を一層確実に保護できる。
【0040】また、上記実施形態では、従軸支持部3
3、ストラット支持部35およびカバー部28は、アル
ミニウム合金により一体的に成型されている。しかし、
これらを一体的に成型するのではなく別々に形成し、既
知の固着手段または締結手段等により固着または締結す
ることによって、ナックル部材を構成するようにしても
よい。
3、ストラット支持部35およびカバー部28は、アル
ミニウム合金により一体的に成型されている。しかし、
これらを一体的に成型するのではなく別々に形成し、既
知の固着手段または締結手段等により固着または締結す
ることによって、ナックル部材を構成するようにしても
よい。
【0041】また、上記実施形態では、車両Fの前輪W
1の車軸ジョイント部に、本願発明の車軸ジョイント部
の保護構造を適用したが、後輪の車軸がジョイント軸で
構成されるような場合には、後輪の車軸ジョイント部に
本願発明の車軸ジョイント部の保護構造を適用すること
もできる。
1の車軸ジョイント部に、本願発明の車軸ジョイント部
の保護構造を適用したが、後輪の車軸がジョイント軸で
構成されるような場合には、後輪の車軸ジョイント部に
本願発明の車軸ジョイント部の保護構造を適用すること
もできる。
【0042】また、上記実施形態では、車軸が等速ジョ
イント軸で構成されており、この等速ジョイント軸のジ
ョイント部に、本願発明の車軸ジョイント部の保護構造
を適用した。しかし、本願発明の車軸ジョイント部の保
護構造は、等速ジョイント軸に限らず、車軸を構成する
ことのできるあらゆる種類のジョイント軸に適用可能で
ある。
イント軸で構成されており、この等速ジョイント軸のジ
ョイント部に、本願発明の車軸ジョイント部の保護構造
を適用した。しかし、本願発明の車軸ジョイント部の保
護構造は、等速ジョイント軸に限らず、車軸を構成する
ことのできるあらゆる種類のジョイント軸に適用可能で
ある。
【0043】
【発明の効果】本願発明は、以上に説明したような形態
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)カバー部によってジョイント部及びブーツが共に
取り囲まれ、したがって、ジョイント部及びブーツを確
実に保護することができる。 (2)カバー部が従軸支持部およびストラット支持部と
ともにアルミニウム合金で一体的に成型されてナックル
部材が構成されるようにし、該ナックル部材の従軸支持
部とストラット支持部との間に剛性を向上させるリブを
形成すれば、ナックル部材の剛性を確保したまま、ナッ
クル部材の軽量化を図ることができる。また、製造作業
工程を簡略化することができる。(3)上述したブーツ保護構造は不整地走行車両に適用
され、上記(1)〜(2)に記載した効果をより有効に
発揮する。
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)カバー部によってジョイント部及びブーツが共に
取り囲まれ、したがって、ジョイント部及びブーツを確
実に保護することができる。 (2)カバー部が従軸支持部およびストラット支持部と
ともにアルミニウム合金で一体的に成型されてナックル
部材が構成されるようにし、該ナックル部材の従軸支持
部とストラット支持部との間に剛性を向上させるリブを
形成すれば、ナックル部材の剛性を確保したまま、ナッ
クル部材の軽量化を図ることができる。また、製造作業
工程を簡略化することができる。(3)上述したブーツ保護構造は不整地走行車両に適用
され、上記(1)〜(2)に記載した効果をより有効に
発揮する。
【図1】騎乗型四輪不整地走行車両の図であり、(a)
はその正面図、(b)はその側面図である。
はその正面図、(b)はその側面図である。
【図2】図1の車両の右側の前輪に関する等速ジョイン
ト軸、ナックル部材、およびその周辺部材を、該車両の
車体前方から見た正面図である。
ト軸、ナックル部材、およびその周辺部材を、該車両の
車体前方から見た正面図である。
【図3】図2におけるIII−III線矢視断面図である。
【図4】図2におけるIV矢視図である。
【図5】従来の四輪駆動自動車のフロントアクスルの要
部を車体前方から見た一部断面正面図である。
部を車体前方から見た一部断面正面図である。
F 騎乗型四輪不整地走行車両
22 等速ジョイント軸
23 ジョイント部
24 ナックル部材
25 ロアアーム
26 上端部
27 ブーツ
28 カバー部
29 主軸
30 従軸
31 ハブ
32 キャップ
33 従軸支持部
34 ロアアーム連結部
35 ストラット支持部
36 リブ
37 開口部
38 空洞部
40 ベアリング
41 貫通孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−171545(JP,A)
特開 平10−129225(JP,A)
実開 昭59−109574(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60B 35/16
B60G 7/00
B62D 7/18
F16D 3/84
Claims (3)
- 【請求項1】 ナックル部材と、該ナックル部材の上部
に接続されたストラットと、前記ナックル部材の下部に
接続されたロアアームとを有し、前記ナックル部材にて
等速ジョイント軸の従軸を支持するマクファーソンスト
ラット式のサスペンションを備え、前記等速ジョイント
軸のジョイント部を保護するブーツが該ジョイント部を
取り囲んで設けられた車軸ジョイント部の保護構造であ
って、前記ナックル部材は、前記従軸を支持する従軸支持部、
前記ストラットを支持するストラット支持部、前記ロア
アームと連結するロアアーム連結部、前記従軸支持部及
び前記ストラット支持部の間に設けられた剛性向上のた
めのリブ、並びに、前記ジョイント部を保護するカバー
部を有し、 該カバー部は、該カバー部に対して上方の前記ストラッ
ト支持部と側方の前記従軸支持部と下方の前記ロアアー
ム連結部と前記リブと共に、アルミニウム合金によって
連続的に一体成型され、外形が車体中心側へ大きく開口
した切頭錐状を成し、内側に前記ジョイント部及び前記
ブーツが収容されている、 車軸ジョイント部の保護構
造。 - 【請求項2】 前記カバー部は、外形が切頭四角錐形状
を成し、切頭四角錐の稜線に相当する部分に丸み付けが
施されている、請求項1に記載の車軸ジョイント部の保
護構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車軸ジョイント
部の保護構造を備える不整地走行車両。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000049279A JP3423660B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 車軸ジョイント部の保護構造、及びこれを備える不整地走行車両 |
US09/612,311 US6568497B1 (en) | 2000-02-25 | 2000-07-07 | Protective structure for axle joints |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000049279A JP3423660B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 車軸ジョイント部の保護構造、及びこれを備える不整地走行車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001233007A JP2001233007A (ja) | 2001-08-28 |
JP3423660B2 true JP3423660B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=18571246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000049279A Expired - Fee Related JP3423660B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 車軸ジョイント部の保護構造、及びこれを備える不整地走行車両 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6568497B1 (ja) |
JP (1) | JP3423660B2 (ja) |
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JP4627404B2 (ja) * | 2004-01-30 | 2011-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型不整地走行車両用保護具 |
JP2005214395A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-11 | Ntn Corp | ステアリング装置用等速自在継手およびステアリング装置 |
US20080265661A1 (en) * | 2007-04-30 | 2008-10-30 | Yamaha Motor Manufacturing Corporation Of America | Driveshaft boot protector |
JP6301141B2 (ja) * | 2014-01-30 | 2018-03-28 | 本田技研工業株式会社 | 不整地走行車両の懸架構造 |
FR3052719B1 (fr) * | 2016-06-21 | 2019-03-29 | Renault S.A.S. | "train roulant de vehicule automobile equipe d'un bouclier de protection d'un joint homocinetique" |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2631865A (en) * | 1949-04-22 | 1953-03-17 | Roscoe C Hoffman | Steering knuckle construction |
US2775307A (en) * | 1952-01-25 | 1956-12-25 | Ferguson Res Ltd Harry | Front wheel suspension for motor vehicles |
BE625764A (ja) * | 1961-12-07 | |||
US3428140A (en) * | 1967-05-25 | 1969-02-18 | Ford Motor Co | Automotive front wheel drive arrangement |
JPS59109574A (ja) | 1982-12-15 | 1984-06-25 | Asahi Glass Co Ltd | 防汚加工剤組成物 |
JPS59230871A (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-25 | Honda Motor Co Ltd | 跨乗型六輪走行車両 |
JPS61271179A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-12-01 | 本田技研工業株式会社 | 荒地走行用車両 |
DE3763298D1 (de) * | 1986-01-30 | 1990-07-26 | Isuzu Motors Ltd | Gelenkkonstruktion fuer achsgehaeuse mit kugelende. |
US5366233A (en) | 1992-05-18 | 1994-11-22 | The Budd Company | Wire form steering arm link |
JP2941219B2 (ja) | 1996-06-27 | 1999-08-25 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型四輪不整地走行車の車体前部構造 |
DE29718557U1 (de) * | 1997-10-18 | 1997-12-04 | Benteler Ag, 33104 Paderborn | Achsschenkel |
US6179308B1 (en) * | 2000-02-07 | 2001-01-30 | General Motors Corporation | Wheel end assembly for four wheel steer vehicle |
-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000049279A patent/JP3423660B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-07-07 US US09/612,311 patent/US6568497B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
US6568497B1 (en) | 2003-05-27 |
JP2001233007A (ja) | 2001-08-28 |
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Legal Events
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