JP3254944B2 - 鞍乗型車両の後輪懸架リンク取付構造 - Google Patents
鞍乗型車両の後輪懸架リンク取付構造Info
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Description
ンク取付構造に関する。
車両であり、例えば操舵可能な前輪と左右一対の後輪と
によって支持され、ライダが車体フレーム上部に配置さ
れた鞍乗型運転シートに跨がって操舵ハンドルによって
前輪を操舵し、車体フレームに搭載したエンジンを駆動
して走行するようになっている。
撃を和らげ、乗り心地を良くすると共に、コーナリング
時のタイヤの接地性を確保し、車輪を正しい方向に保持
させるために懸架装置を備えている。
ラシャフトを介して後輪に伝達する形式の車両の後輪懸
架装置としては、アクスルハウジングによって後輪軸が
一本化されたリジッドアクスル型を採用したものがあ
る。
架リンクによって車重を支え、懸架リンクの車体への取
付け部を支点として上下動できるようにしている。
構造は、図5および図6に示すように、フレーム部材F
m同士の接続部に例えばコの字状に成形したピボット部
Pvを設け、このピボット部Pvに懸架リンクLの前端
部Lfをピボット軸Psで軸着していた。
つの4リンク式の懸架装置を用いる場合、片側のピボッ
ト部に二本のリンク前端部を軸着しなければならない。
しかしながら、各リンクの前端部を上下に設置するとピ
ボット部が二ヶ所必要となり、部品点数や重量が増えて
しまう。また、各リンクの前端部を左右に並設する場合
も従来のピボット部形状では強度的に不安がある。
シャフトを介して後輪に伝達する形式の車両の場合、プ
ロペラシャフトの自在継手中心とピボット軸心とを一致
させることが望ましいが、フレーム部材が干渉してピボ
ット軸心が自在継手中心とずれてしまうこともある。
もので、プロペラシャフトの自在継手中心とピボット軸
心とを一致でき、かつ部品点数や重量を増やすことなく
二本のリンク前端部を一ヶ所に軸着可能な鞍乗型車両の
後輪懸架リンク取付構造を提供することを目的とする。
の後輪懸架リンク取付構造は、上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載したように、左右二本づつの懸
架リンクの後端に後輪軸を軸支した鞍乗型車両におい
て、車体フレームを構成するアッパーパイプ後端部とロ
アーパイプとの接続部にピボット部を配置し、このピボ
ット部はリンク取付部と、このリンク取付部の外周に設
けられたリブとから構成されて略T字状断面形状に形成
される一方、上記リンク取付部の左右に上記各懸架リン
クの前端部を揺動自在に軸着したものである。
本づつの懸架リンクの後端に後輪軸を軸支した鞍乗型車
両の車体フレームを構成するアッパーパイプ後端部とロ
アーパイプとの接続部にピボット部を配置し、このピボ
ット部はリンク取付部と、このリンク取付部の外周に設
けられたリブとから構成されて略T字状断面形状に形成
される一方、上記リンク取付部の左右に上記各懸架リン
クの前端部を揺動自在に軸着したため、仮に上記車体フ
レームの一部が干渉してもプロペラシャフトの自在継手
中心とピボット軸心とを一致させることができると共
に、部品点数や重量を増やすことなく上記二本の懸架リ
ンク前端部を一ヶ所に軸着可能となる。
する。
一例を示す左側面図である。
えば鋼管製の車体フレーム2を有する。図2は、この車
体フレーム2の左側面図である。図1および図2に示す
ように、車体フレーム2は、アッパーメンバであるアッ
パーパイプ3と、ロアーメンバであるロアーパイプ4
と、シートパイプ5とからなる左右一対のサイドフレー
ムを互いに連結することにより構成され、それぞれのサ
イドフレームの要部には複数の補強メンバ7a…7aが
架設される。
は一体または別体の車体カバー8で覆われており、車体
カバー8の前部にはフロントフェンダ9F、そして後部
にはリヤフェンダ9Rがそれぞれ形成される。車体カバ
ー8の上部前寄りは図示しない燃料タンクを覆うタンク
カバー8aであり、その後方に鞍乗型の運転シート10
が設けられる。また、車体フレーム2の中央下部にはエ
ンジン11が搭載される。なお、符号12は操舵ハンド
ルである。
イヤ付前輪13が配置され、これらの前輪13は車体フ
レーム2にフロントショックアブソーバ14等から構成
される前輪懸架装置15により上下方向に揺動自在に支
持される。また、前輪13は、操舵ハンドル12により
図示しないステアリング機構を介して左右に操舵され
る。
低圧タイヤ付後輪16が配置され、これらの後輪16は
車体フレーム2に後輪懸架装置17により上下方向に揺
動自在に支持される。
左右一対のアッパーリンク18および左右一対のロアー
リンク19と、左右の後輪16を結合する後輪軸20を
保持するアクスルハウジング21と、リヤショックアブ
ソーバ22とから構成された4リンク式リジッドアクス
ル型のものである。そして、サイドフレームのアッパー
パイプ後端部3aとロアーパイプ4との接続部に各リン
ク18,19の前端部18F,19Fを支持するピボッ
ト部23が配置される。
であり、図4はピボット部23の斜視図である。図3お
よび図4に示すように、ピボット部23はリンク取付部
24と、このリンク取付部24の外周に設けられたリブ
25とから構成され、その形状は略T字状断面に形成さ
れる。
26が設けられ、このパイプ取付ボス26にアッパーパ
イプ後端部3aが嵌着される。また、ピボット部23下
面にはピボットブラケット27が設けられ、このピボッ
トブラケット27がロアーパイプ4に固着される。そし
て、ピボット部23と、パイプ取付ボス26と、ピボッ
トブラケット27とは鍛造、鋳造またはロストワックス
等の製法で一体に形成される。
ート28が設けられ、このピボットプレート28はリブ
25に固着される。また、リンク取付部24とピボット
プレート28とには軸穴29が形成される。
部24とピボットプレート28との間の空間にアッパー
リンク18の前端部18Fおよびロアーリンク19の前
端部19Fが挿入され、ピボット軸30により揺動自在
に軸着される。また、各リンク18,19の前端部18
F,19Rは、ゴム等の弾性体からなるリングブッシュ
31を介してピボット部23に軸着される。
ら斜め上方に向かって延設され、その後端部18Rはア
クスルハウジング21に設けられたアッパーリンク取付
ブラケット32に軸着される。また、ロアーリンク19
は、ピボット部23から斜め下方に向かって延設され、
その後端部19Rはアクスルハウジング21に設けられ
たロアーリンク取付ブラケット33に軸着される。
は、リヤショックアブソーバ取付部34が一体的に形成
され、この取付部34にリヤショックアブソーバ22の
下端部が軸着される。また、リヤショックアブソーバ2
2の上端部は、図1および図2に示すように、車体フレ
ーム2に設けられたリヤショックアブソーバ取付ブラケ
ット35に軸着される。
4との接続部にピボット部23を配置し、このピボット
部23のリンク取付部24に各リンク18,19の前端
部18F,19Fをピボット軸30により軸着すること
により、一ヶ所のピボット部23で二本のリンク18,
19を軸支でき、部品点数や重量が減る。また、強度も
充分にある。
ーパイプ4との接続部にピボット部23を配置したこと
により、図示しないプロペラシャフトの自在継手中心と
ピボット軸30心とが車体フレーム2の一部により干渉
されるようなこともない。
型車両の後輪懸架リンク取付構造によれば、左右二本づ
つの懸架リンクの後端に後輪軸を軸支した鞍乗型車両に
おいて、車体フレームを構成するアッパーパイプ後端部
とロアーパイプとの接続部にピボット部を配置し、この
ピボット部はリンク取付部と、このリンク取付部の外周
に設けられたリブとから構成されて略T字状断面形状に
形成される一方、上記リンク取付部の左右に上記各懸架
リンクの前端部を揺動自在に軸着したため、仮に上記車
体フレームの一部が干渉してもプロペラシャフトの自在
継手中心とピボット軸心とを一致させることができると
共に、部品点数や重量を増やすことなく上記二本の懸架
リンク前端部を一ヶ所に軸着可能となる。
構造の一実施例を示す鞍乗型車両の左側面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 左右二本づつの懸架リンクの後端に後輪
軸を軸支した鞍乗型車両において、車体フレームを構成
するアッパーパイプ後端部とロアーパイプとの接続部に
ピボット部を配置し、このピボット部はリンク取付部
と、このリンク取付部の外周に設けられたリブとから構
成されて略T字状断面形状に形成される一方、上記リン
ク取付部の左右に上記各懸架リンクの前端部を揺動自在
に軸着したことを特徴とする鞍乗型車両の後輪懸架リン
ク取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32338494A JP3254944B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 鞍乗型車両の後輪懸架リンク取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32338494A JP3254944B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 鞍乗型車両の後輪懸架リンク取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08175451A JPH08175451A (ja) | 1996-07-09 |
JP3254944B2 true JP3254944B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18154150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32338494A Expired - Fee Related JP3254944B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 鞍乗型車両の後輪懸架リンク取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3254944B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP32338494A patent/JP3254944B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08175451A (ja) | 1996-07-09 |
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