JP3420593B2 - 着磁方法及び着磁装置 - Google Patents

着磁方法及び着磁装置

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JP3420593B2
JP3420593B2 JP08848992A JP8848992A JP3420593B2 JP 3420593 B2 JP3420593 B2 JP 3420593B2 JP 08848992 A JP08848992 A JP 08848992A JP 8848992 A JP8848992 A JP 8848992A JP 3420593 B2 JP3420593 B2 JP 3420593B2
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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着磁方法及び着磁装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、円環状の
着磁用鉄心に着磁用コイルを巻装したものを、被着磁体
の着磁面と一定のギャップを介して配置し、着磁用コイ
ルにパルス電流を流して被着磁体に所定のピッチパター
ンでN極S極を着磁するようにしたものが一般的であっ
た。
【0003】以下、上述したような従来の周波数発電機
用回転着磁装置について図7を参照しながら説明する。
図中1はモータであり、このモータ1の下方には回転速
度検出用のエンコーダ2が配置されている。このエンコ
ーダ2は、モータ1の回転軸1aに嵌合され磁気バイア
スされた外歯ギア3と、この外歯ギア3の凹凸を検知す
るように配置されたピックアップコイル4とにより構成
されている。一方、モータ1の上方には、フライホイー
ル6が回転軸1aに嵌合されており、さらに上方には、
上部に磁性体5aを有する取付盤5が同様に回転軸1a
に嵌合されている。取付盤5の上方には、円盤状のロー
タ22が配置されており、このロータ22の下面側に固
定されたマグネット24により、取付盤5の有する磁性
体に吸着してモータの回転駆動を得ている。ロータ22
には、被着磁体23が接着等により固定されており、ロ
ータ22と共に回転駆動するよう構成されている。
【0004】被着磁体23の近傍位置には、所定のギャ
ップを介して被着磁体23に着磁を行うための着磁用磁
気ヘッド20が配置されている。この着磁用磁気ヘッド
20は、図中21で示すように、位置調整機構であるリ
ニア・ステップモータにより、回転軸1aの径方向に移
動可能になっている。また、着磁用磁気ヘッド20に
は、着磁用コイル17が巻装されており、後述する通電
制御部14から所定のパルス電流が通電されるように構
成されている。
【0005】7は、モータ1の回転及び被着磁体23の
着磁極数の基準となる基準周波数で基準パルスを発生す
る基準パルス発生回路である。また、8はモータ制御分
であり、このモータ制御部8は、モータ用分周回路9,
位相同期化制御回路10,及びモータ駆動回路11とに
より構成されている。基準パルス発生回路7から発せら
れた基準パルスは、モータ用分周回路9に入力され、こ
こでモータ1の定速回転制御のための基準周波数とすべ
く、所定の周波数に変換してモータ基準パルスとして位
相同期化制御回路10に送られる。位相同期化制御回路
10では、このモータ基準パルスと、上記した回転検出
用のエンコーダ2からの検出パルスとを受け、これら2
つのパルス信号の同期誤差を検出し、同期誤差信号とし
てモータ駆動回路11へ送る。そして、このモータ駆動
回路11では、この同期誤差信号を基にモータ1の定速
回転を制御している。
【0006】また、14は通電制御部であり、この通電
制御部14は、着磁用分周回路15及び着磁回路16と
により構成されている。基準パルス発生回路7から発せ
られた基準パルスは、モータ用分周回路9に送られると
共に、この着磁用分周回路15にも送られている。基準
パルスを受けた着磁用分周回路15は、この基準パルス
を所定の着磁極数にあった周波数に変換して、着磁基準
パルスとして着磁回路16に送られる。着磁基準パルス
を受けた着磁回路16は、着磁基準パルスに対応するパ
ルス電流を、着磁用磁気ヘッド20の着磁用コイル17
に通電する。このようにして、従来は被着磁体23への
着磁を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の周波数発電機用回転着磁装置では、被着磁体材料
の密度のバラツキや、被着磁体の着磁面の機械精度的な
バラツキ(偏心)などがあると、被着磁体に着磁される
各磁極の着磁レベルは極ごとにばらついてしまう。従っ
て、このような状態で着磁され他被着磁体を周波数発電
機用のマグネットとして利用して得た信号は、精度的に
も問題があり、高精度を必要とする精密モータに適用す
ることは困難であった。 [発明の構成]
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したよう
な技術的課題を解決するためになされたものであり、被
着磁体を有するロータを回転駆動させるモータと、この
被着磁体の着磁面と所定のギャップを介して配置された
着磁用磁気ヘッドとを備えた着磁部と、前記モータの回
転を制御するモータ制御部と、前記被着磁体の着磁バラ
ツキを検知してバラツキを補正するための補正信号を生
成する補正信号生成部と、この補正信号生成部からの補
正信号を基に前記着磁用磁気ヘッドに通電するパルス電
流を制御する通電制御部とを備えたことを特徴とする着
磁装置を提供するものである。また、被着磁体を有する
ロータを回転駆動させるモータと、この被着磁体の着磁
面と所定のギャップを介して配置された着磁用磁気ヘッ
ドとを備えた着磁部と、前記モータの回転を制御するモ
ータ制御部と、前記着磁用磁気ヘッドに通電するパルス
電流を制御する通電制御部と、前記被着磁体の着磁バラ
ツキを検知してバラツキを被制するための補正信号を生
成する補正信号生成部と、この補正信号生成部からの補
正信号を基に前記着磁用磁気ヘッドを移動させて前記ギ
ャップを調整する磁気ヘッド制御部と、を備えたことを
特徴とする着磁装置を提供するものである。
【0009】
【作用】本発明の着磁装置は上記したような構成によ
り、被着磁体の着磁バラツキを検知して、その着磁バラ
ツキを補正して均一になるように着磁していくので、極
毎の着磁状態が均一になり、よって精密モータに適用し
ても信頼性の高い出力を得ることができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例として、周波数
発電機用回転着磁装置に適用したものについて図1及び
図2を参照しながら説明する。
【0011】図中1はモータであり、このモータ1の下
方には回転速度検出用のエンコーダ2が配置されてい
る。このエンコーダ2は、モータ1の回転軸に嵌合され
磁気バイアスされた外歯ギア3と、この外歯ギア3の凹
凸及び歯数を検知するように配置されたピックアップコ
イル4とにより構成されている。一方、モータ1の上方
には、フライホイール6が回転軸1aに嵌合されてお
り、さらに上方には、上部に例えば円環状をなす磁性体
5aを有する取付盤5が、フライホイール6と同様に回
転軸1aに嵌合されている。取付盤5の上方には、円盤
状のロータ22が配置されており、このロータ22の下
面には円環状のマグネット24は固定されている。そし
て、このマグネット24と磁性体5aの吸着により、モ
ータ1の回転駆動をロータ22に伝達するように構成し
ている。また、マグネット24の外周側でかつロータ2
2の下面には、着磁されるべき被着磁体23が固定され
ており、ロータ22と共に回転駆動をするようになって
いる。
【0012】被着磁体23の近傍位置には、着磁面と所
定のギャップを介して被着磁体に着磁を行うための着磁
用磁気ヘッド20が配置されている。この着磁用磁気ヘ
ッド20には、図中21で示すように、位置調整機構で
ある例えばリニア・ステップモータが設けられている。
位置調整機構21は、回転軸1aの径方向の移動を行い
得るように構成されている。また、着磁用磁気ヘッド2
0には、着磁用コイル17が巻装されており、後述する
通電制御部14から所定のパルス電流が供給されるよう
になっている。上記した構成により、着磁部を構成して
いる。
【0013】7は、モータ1の回転及び被着磁体23の
着磁極数の基準となる基準周波数で基準パルスを発生す
る基準パルス発生回路である。また、8はモータ制御部
であり、このモータ制御部8は、モータ用分周回路9,
位相同期化制御回路10,及びモータ駆動回路11とに
より構成されている。モータ用分周回路9は基準パルス
発生回路7からの基準パルスを受け、モータ1の定速回
転を行うための回転基準パルスに変換する。この回転基
準パルスは、上記モータ1の回転速度検出用のエンコー
ダ2からの検出パルスと同時に、位相同期化制御回路1
0に入力される。そして、これら回転基準パルス及び検
出パルスを比較して、位相差に応じた速度信号をモータ
駆動回路11に与え、モータ1をその速度信号に応じ
て、両入力パルスの位相が一致するように定速回転制御
を行っている。
【0014】また、14は通電制御部であり、この通電
制御部14は、着磁用分周回路15及び着磁回路18と
により構成されている。この着磁回路18は、入力信号
のレベルを可変する増幅器(AMP)18aを内蔵して
おり、その増幅率は可変抵抗18bにより調節できるよ
うに構成されている。さらに、増幅器18aは図2に示
すように、タイミング発生ロジック回路18c及び電力
増幅部18dとにより構成されている。基準パルス発生
回路7から発せられた基準パルスは、モータ用分周回路
9に送られると共に、この着磁用分周回路15にも送ら
れている。基準パルスを受けた着磁用分周回路15は、
この基準パルスを所定の着磁極数にあった周波数に変換
して、着磁基準パルスとして着磁回路18の増幅器18
aを構成するタイミング発生ロジック回路18cに送ら
れる。着磁基準パルスを受けたタイミング発生ロジック
回路18cは、電力増幅部18dを構成している例えば
トランジスタやFETなどのスイッチング素子18eを
動作させ、増幅器18aの機能を持たせている。そし
て、この着磁回路18により、着磁基準パルスに対応す
るパルス電流を着磁用磁気ヘッド20の着磁コイル17
に通電して、被着磁体23への着磁を行う。
【0015】被着磁体23の着磁面近傍位置には、着磁
用磁気ヘッド20により着磁された被着磁体23の着磁
バラツキを検出する検出ヘッド19が設置されている。
12は補正信号生成部であり、この補正信号生成部12
は、波形記憶回路13a,基準波形生成回路13b,及
び信号比較回路13cとにより構成されている。検出ヘ
ッド19により検出された着磁バラツキの出力波形は、
波形記憶回路13aに入力され、被着磁体23の仮着磁
状態の着磁バラツキの波形として記憶される。波形記憶
回路13aに記憶された被着磁体23の仮着磁波形は、
基準波形生成回路13bに入力されると共に、信号比較
回路13cへも入力されている。基準波形生成回路13
bでは、波形記憶回路13aに記憶された被着磁体23
の仮着磁波形のうち、最大レベルの波形を検知して、そ
のレベルで基準波形を生成して信号比較回路13cに送
信する。信号比較回路13cには、波形記憶回路13a
からの出力と共に、基準波形生成回路13bからの基準
波形も送られてくる。そして、信号比較回路13cでは
これらの出力波形を比較し、レベル差を検出して着磁回
路18の構成要素である可変抵抗18bに送信する。
【0016】磁気回路18は、信号比較回路13cから
の出力波形により、可変抵抗18bの抵抗値を変化さ
せ、着磁用磁気ヘッド20の着磁用コイル17に通電す
るパルス電流を調整して、被着磁体23の補正着磁を行
うようにしている。
【0017】以下、上記構成の第1の実施例の動作及び
作用を説明する。モータ駆動回路11によりモータ1が
回転駆動を開始すると、回転速度検出用のエンコーダ2
において、外歯ギア3の凹凸及び歯数を検知して、ピッ
クアップコイル4に検知した凹凸及び歯数に応じた誘起
電圧を発生し、この誘起電圧に応じた検出パルスを出力
して位相同期化制御回路10に送信する。一方、基準パ
ルス発生回路7から出力された基準パルスは、モータ1
の定速回転制御のための基準周波数とすべく、モータ用
分周回路9を介して所定の回転基準パルスに変換され、
位相同期化制御回路10に入力される。この位相同期化
制御回路10では、回転速度検出用のエンコーダ2から
出力された検出パルスと、モータ用分周回路9からの回
転基準パルスを受け、これら両パルスを比較して同期誤
差を検出し、同期誤差信号としてモータ駆動回路11に
入力する。モータ駆動回路11では、この同期誤差信号
を受け、モータ1の定速回転のための所定回転数に制御
するようにしている。
【0018】また、基準パルス発生回路7から出力され
た基準パルスは、モータ用分周回路9に送られると共に
着磁用分周回路15にも送られ、この着磁用分周回路1
5において、被着磁体23の着磁極数に対応する所定の
着磁基準パルスに変換して着磁回路18に与えられる。
この着磁回路18では、着磁基準パルスを構成要素の1
つであるタイミング発生ロジック回路18cに入力し、
電力増幅部18dを介して着磁のための所定のパルス電
流を、着磁用磁気ヘッド20の着磁用コイル17に供給
して、被着磁体23の着磁面への着磁を行う。
【0019】ここで、初期(例えば1回転目)の着磁で
は、着磁用コイル17へ通電するパルス電流の通電レベ
ルを抑制し、被着磁体23の磁気飽和レベルまでの着磁
を行わない被飽和領域での仮着磁としている。そして、
この被着磁体23の仮着磁レベルでの着磁バラツキを検
出ヘッド19により検出し、補正信号生成部12に入力
される。この補正信号生成部12は、波形記憶回路13
a,基準波形生成回路13b,及び信号比較回路13c
とにより構成されている。補正信号生成部12に入力さ
れた被着磁体23の仮着磁の着磁波形は、波形記憶回路
13aにおいて記憶させる。この仮着磁波形は基準波形
生成回路13bに送信され、ここで1周期中の最大レベ
ルを検出し、その最大レベルを基にモータ1の回転時の
基準波形を生成し、信号比較回路13cへ入力するよう
になっている。この信号比較回路13cには、基準波形
生成回路13bから出力された基準波形のほかに、仮着
磁の着磁バラツキを表す仮着磁波形が波形記憶回路13
aから与えられている。そして、基準波形と仮着磁波形
の各周期ごとのレベル差を検出し、そのレベル差を着磁
回路18の可変抵抗18bの設定用の値としている。こ
の場合、仮着磁波形のレベルが基準波形のレベルより小
さければ、増幅器18aの増幅率を増すことで被着磁体
23の着磁レベルを揃えるようにし、電力増幅部18d
のスイッチング素子18eを作動させている。
【0020】上記のようにして、順次2回転目以降も同
様の動作を繰り返し行うことによって、被着磁体23の
周波数発電機用としての着磁レベルを高精度に均一化す
ることができる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例として、図3
を参照しながら説明する。尚、上記第1の実施例と同様
の構成である部分については、詳細な説明は省略して同
一符号を付している。
【0022】1はエンコーダ2を備え、被着磁体23を
有するロータ22を回転させるモータである。被着磁体
23の近傍位置には、着磁面と所定のギャップを介して
被着磁体23に着磁を行うための着磁用磁気ヘッド20
が配置されている。この着磁用磁気ヘッド20には、図
中21a及び21bで示しているように、位置調整機構
である例えばリニア・ステップモータが設けられてい
る。位置調整機構21aは、着磁用磁気ヘッド20を回
転軸1aの径方向に移動させるものであり、位置調整機
構21bは、着磁用磁気ヘッド20を回転軸1aの軸方
向に移動させるものである。また、着磁用磁気ヘッド2
0には、着磁用コイル17が巻装されており、後述する
通電制御部14から所定のパルス電流が供給されるよう
になっている。本実施例では、このような構成により着
磁部を構成している。
【0023】基準パルス発生回路7から発せられた基準
パルスは、モータ制御部8の構成要素の1つであるモー
タ用分周回路9に入力される。モータ用分周回路9で
は、基準パルスをモータ1の定速回転を行うための回転
基準パルスに変換している。この回転基準パルスは、位
相同期化制御回路10に入力される。そして、モータ1
の回転速度検出用のエンコーダ2より得られる検出パル
スと比較され、位相差に応じた速度信号を形成してモー
タ駆動回路11に与え、モータ1をその速度信号に応じ
て両入力パルスの位相が一致するように定速回転制御を
行っている。
【0024】また、14は通電制御部であり、この通電
制御部14は、着磁用分周回路15及び着磁回路16と
により構成されている。基準パルス発生回路7から発せ
られた基準パルスは、着磁用分周回路15に入力され
る。そして、基準パルスを受けた着磁用分周回路15
は、この基準パルスを所定の着磁極数にあった周波数に
変換して、着磁基準パルスとして着磁回路16に送られ
る。着磁基準パルスを受けた着磁回路16は、着磁基準
パルスに対応するパルス電流を、着磁用磁気ヘッド20
の着磁コイル17に通電して被着磁体23の着磁を行
う。
【0025】被着磁体23の着磁面近傍位置には、着磁
用磁気ヘッド20により着磁された被着磁体23の着磁
バラツキを検出する検出ヘッド19が設置されている。
この検出ヘッド19により検出された着磁バラツキの出
力波形は、補正信号生成部12の構成要素の1つである
波形記憶回路13aに入力され、被着磁体23の仮着磁
状態の着磁バラツキの波形として記憶される。波形記憶
回路13aに記憶された仮着磁波形は、基準波形生成回
路13b及び信号比較回路13cに入力される。基準波
形生成回路13bでは、被着磁体23の仮着磁波形のう
ち、最大レベルの波形を検知してそのレベルで基準波形
を形成して、信号比較回路13cに送信している。信号
比較回路13cでは仮着磁波形と基準波形の両波形を比
較し、レベル差を検出して磁気ヘッド駆動回路25に送
信する。磁気ヘッド駆動回路25では、この信号比較回
路13cからの出力を基にして着磁用磁気ヘッド20を
位置調整機構21bにより回転軸1aの軸方向の調節を
して、ギャップの広さの微小調節を行ってい、最適なギ
ャップを得るようにしている。以下、上記構成の第2の
実施例の動作及び作用を説明を、上記第1の実施例とこ
となる部分についてのみ説明する。
【0026】通電制御部14では、基準パルス発生回路
7から発せられた基準パルスを着磁用分周回路15にお
いて受け、この着磁用分周回路15で被着磁体23の着
磁極数に対応する所定の着磁基準パルスに変換される。
この着磁基準パルスは着磁回路16に入力され、着磁の
ための所定のパルス電流を着磁用磁気ヘッド20の着磁
用コイル17に供給する。そして、被着磁体23の着磁
を行っている。
【0027】また、補正信号生成回路12では、信号比
較かいろ13cにおいて補正信号を生成し、この補正信
号を位置調整機構21bの位置決め設定用の信号として
磁気ヘッド駆動回路25に入力している。つまり、仮着
磁波形のレベルが基準波形のレベルより小さければ、ギ
ャップを狭くするように位置調整機構21bで調整する
ことで、被着磁体23の着磁レベルを高めるようにして
いる。このな補正着磁を順次繰り返して行うことによ
り、各磁極の着磁レベルを均一に揃えるように調整して
いる。
【0028】本実施例においては、位置調整機構21a
及び21bにリニア・ステップモータを適用したものに
ついて説明しているが、他のリニア型アクチュエータ
や、回転型アクチュエータとスパイラルスピンドルの組
合せなど、他の機構を適用して実施することも可能であ
る。
【0029】上記第1及び第2の実施例においては、基
準パルス発生回路7から出力される基準パルスは、モー
タ用分周回路9を介して位相同期化制御回路10に供給
し、または、着磁用分周回路15を介して着磁回路16
或いは18に供給しているが、第3及び第4の実施例と
して図4或いは図5に示すように、直接位相同期化制御
回路10や着磁回路16或いは18に供給するように構
成することもでき、また、図示しないが、モータ用分周
回路9及び着磁用分周回路15を、逓倍器に置き換えて
適用することも可能である。
【0030】さらに、上記実施例における図では、被着
磁体23の着磁面を平面側として図示説明しているが、
第5の実施例として図6に示すように、着磁用磁気ヘッ
ド20を横向きに配置することにより外周側の曲面部を
着磁面とすることもできる。第2の実施例においてこの
ような構成とするときは、磁気ヘッド駆動回路25から
の位置調整用の信号を、位置調整機構21bではなく、
位置調整機構21aに供給するように構成し直すことで
実施できる。
【0031】尚、上記実施例では周波数発電機用回転着
磁装置に適用したものについてのみ説明しているが、こ
の着磁装置に限られるものではなく、他の着磁装置に適
用することも可能である。
【0032】
【発明の効果】上記したような本発明の着磁方法及び着
磁装置によれば、被着磁体材料の密度バラツキや、被着
磁体の着磁面に偏心などがあっても、着磁バラツキを検
知して、その着磁バラツキを補正するように補正着磁す
るので、各磁極の着磁レベルを高精度に均一化でき、よ
って、高精度を要求する精密モータに使用しても、信頼
性のある出力を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示す図
【図2】図1の一部の詳細説明図
【図3】第2の実施例の構成を示す図
【図4】第3の実施例の構成を示す図
【図5】第4の実施例の構成を示す図
【図6】第5の実施例の構成を示す一部拡大図
【図7】従来例の構成を示す図
【符号の説明】
1 モータ 8 モータ制御部 12 補正信号生成部 14 通電制御部 20 着磁用磁気ヘッド 22 ロータ 23 被着磁体 25 磁気ヘッド駆動回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着磁体を回転させる工程と、 この被着磁体の近傍に配設される着磁ヘッドを用いて、
    回転している前記被着磁体を所定のピッチで着磁する仮
    着磁工程と、 この被着磁体の近傍に配設される検出ヘッドを用いて、
    回転している前記被着磁体の着磁バラツキを検出する検
    出工程と、 前記着磁ヘッドを用いて、前記検出工程における結果に
    基いた補正着磁を行う工程とを備えることを特徴とする
    着磁方法。
  2. 【請求項2】 被着磁体を回転させる回転手段と、 この被着磁体を着磁するための着磁ヘッドと、 この被着磁体の着磁バラツキを検出するための検出ヘッ
    ドと、 この検出ヘッドにより検出された結果に基いて前記着磁
    ヘッドを移動させる移動手段とを備えるとともに、 前記着磁ヘッドを用いて前記被着磁体を仮着磁した後
    に、前記検出ヘッドにより検出された結果に基いて前記
    移動手段により前記着磁ヘッドを移動させながら前記被
    着磁体を補正着磁するように制御されることを特徴とす
    る着磁装置。
  3. 【請求項3】 被着磁体を回転させる手段と、 この被着磁体を着磁するための着磁用コイルを備える着
    磁ヘッドと、 この被着磁体の着磁バラツキを検出する検出ヘッドと、 この検出ヘッドにより検出された結果に基いて前記着磁
    用コイルへの電流量を調整する調整手段とを備えるとと
    もに、 前記着磁ヘッドを用いて前記被着磁体を仮着磁した後
    に、前記検出ヘッドにより検出された結果に基いて前記
    調整手段により前記着磁用コイルへの電流量を調整させ
    ながら前記被着磁体を補正着磁するように制御されるこ
    とを特徴とする着磁装置。
JP08848992A 1992-04-09 1992-04-09 着磁方法及び着磁装置 Expired - Fee Related JP3420593B2 (ja)

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