JPH0767309A - 直流ブラシレスモータ及び駆動装置 - Google Patents

直流ブラシレスモータ及び駆動装置

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JPH0767309A
JPH0767309A JP5207974A JP20797493A JPH0767309A JP H0767309 A JPH0767309 A JP H0767309A JP 5207974 A JP5207974 A JP 5207974A JP 20797493 A JP20797493 A JP 20797493A JP H0767309 A JPH0767309 A JP H0767309A
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JP
Japan
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drive
coil
circuit
driving
rotor
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Application number
JP5207974A
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English (en)
Inventor
Yoshikiyo Futagawa
良清 二川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動用と発電用の永久磁石を異なる面で同極
数着磁し一体となし、電機子コイルの通電タイミンング
を制御する位置検出器を不要とすること。 【構成】 内面と軸方向外面に同極数着磁したロ−タを
構成する永久磁石と、ステ−タに設けた所定のコイル数
を有するモ−タ部31と、発電コイルパタ−ンを配した
回路基板と、発電コイルの発電電圧より駆動相信号を生
成する駆動相形成回路23と、駆動相信号を電力増幅す
る電力増幅部27と、発電コイルの周波数より速度制御
信号を生成して電力増幅部27に与える速度制御回路3
3とより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の応用分野】本発明はDCブラシレスモ−タに
係り、特にフロッピーディスクドライブのスピンドルモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクドライブ等の
磁気記録装置の小型化が進み、これに用いられるDCブ
ラシレスモ−タは、偏平、且つ安価で高精度な回転速度
制御が要求されている。
【0003】このDCブラシレスモータには、ロータの
回転位置を検出し、電機子コイルの通電タイミングを決
める為のホール素子が電機子極数分必要であり、小型化
を図る上で問題になっていた。
【0004】この複数のホール素子を廃する技術とし
て、特公平5−27358号公報では、ロータ磁石の極
数の整数倍のスリットを設けたエンコーダで、回転速度
に比例した周波数パルスを得て、この周波数パルスを計
数することで電機子コイルの通電タイミングを制御する
ことが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンコーダか
らの周波数パルスは、ロータ磁石の極数の整数倍である
ことから、起動時に励磁相に一定時間電流を流してロー
タの静止位置を確実に決めた後でなければ回転を開始で
きない。この静止位置がずれ、電機子コイルの通電タイ
ミング位置が変わってしまうと、出力トルクの低下を来
したりして、適切な駆動ができないという問題があっ
た。また、静止位置決めの為の時間が必要であることか
ら、設定回転速度を得るまでに時間を要してしまうと云
った問題があった。
【0006】本発明はこの様な問題に鑑みてなされたも
のであつて、その目的とするところは、ホ−ル素子等の
位置検出素子が不要で、かつ起動時の静止位置決めを必
要としない、フロッピーデスクドライブのスピンドルモ
ータの提供とその制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明の直流ブラシレスモ
ータは、回転軸と対向する内側面及び直行する外平面に
N,S交互に少なくとも12極以上同時着磁した円筒状
の永久磁石を有するロータと、前記内側面に対向し巻回
した駆動コイルを前記着磁数及び駆動相数に応じた数量
設けたステータと、前記外平面に対向し印刷パターンで
形成された発電機用コイルとよりなることを特徴とす
る。
【0008】また、上記直流ブラシレスモータの駆動装
置であって、前記発電用コイルの出力を整形する手段
と、該整形手段の出力信号より所定の相数分の駆動相信
号を形成する手段と、該駆動相形成手段の出力信号を電
力増幅して前記駆動コイルに印加する電力増幅手段と、
前記整形手段の出力信号から回転速度制御信号を得て、
前記電力増幅手段を変調する手段を有することを特徴と
する。
【0009】
【実施例】図1は本発名の直流ブラシレスモ−タの具体
的な構成例を示すものあり、(a)が側断面図、(b)
が上面断面図を示している。
【0010】符号1はベ−ス基材で、軸受3がベ−ス基
材1に固着されている。この軸受3にはヨ−ク8、スペ
−サ9、磁石(永久)10よりなるロータ7の中心軸上
に設けられたロータ軸2が挿入され、このロータ軸2を
中心にロータ7が回転自在に取り付けられている。
【0011】符号5は継鉄からなるステ−タで軸受3に
固着してあり、このステータには駆動コイル6が巻回さ
れ、磁石10の内面と対向している。磁石10の磁極数
と駆動コイル総数との関係は、3相駆動では4対3、4
相駆動では3対2に設定する必要があり、定速回転型で
は3相駆動方式が一般的であることから、本発明の実施
例では3相駆動をとっている。
【0012】本実施例では図1(b)に示すように、点
画帯で示した磁石10の外面幅の内側に1相当り3個、
計9個の駆動コイル6を設け、この駆動コイル6に対向
する磁石10の内面には、具体的に図示していないが1
2極の着磁がなされている。また、符号4はベ−ス基材
1に固着した回路基板で、磁石10の投影面上、つまり
ラジアル方向にジグザグパターンが印刷されており、こ
のパターンがロータ7の回転に応じた周波数の正弦波信
号を出力する発電コイル11となっている。発電コイル
11は単線パタ−ンで示したが、積層パタ−ン又は複線
パタ−ンにすることもできる。この方が発電電圧をより
大きくでき、以降に説明する零クロス増幅・整形を正確
に行うためには望ましい。又、駆動コイルに流れる電流
による磁束の乱れから発電コイル11の発電電圧の位相
ずれを避けるには、外面磁石幅を充分とることが望まし
い。
【0013】この発電コイル11に対向する磁石10の
外面には上記駆動コイル6に対する着磁数と同数の12
極の着磁がされている。
【0014】この同数の着磁によりロータ7の1単位角
度回転に対し1周期の正弦波出力が得られるから、以降
に説明する駆動コイル6の通電タイミングを簡単に制御
可能になるわけである。また、この着磁数を同数とする
ことで、上記駆動コイル6に対向する内面の着磁と同時
着磁が可能となり、製造上のコスト低減も図れる付加効
果を生じせしめる。以上がモータ部の基本構成である。
【0015】次に上記説明したモータの駆動制御装置に
ついて説明する。
【0016】図2は本発明の実施例のモータ駆動制御装
置の回路構成を示す図である。同図において、モ−タ部
31はスター結線された3つの駆動コイル6と発電コイ
ル11で疑似的に示している。符号20は、整形回路
で、ロータ7の回転に応じた周波数で発電コイル11か
ら信号線32に出力される数mV〜数10mV程度の正
弦波信号を零クロス増幅・整形するものであり、オペ・
アンプ21(又はコンパレ−タ)で構成されている。こ
の整形回路20からの信号は信号線22に出力され、駆
動相形成回路23に入力される。そして、駆動相形成回
路23は位相の異なる3相の駆動信号を信号線26に出
力する。
【0017】上記駆動相形成回路23は、整形回路20
から信号線22に出力される整形後の矩形波信号の前縁
及び後縁を検出する微分回路24と、この微分回路24
の出力を受けて所定時間幅の駆動信号を出力するタイマ
ー回路25で構成されている。
【0018】図3はこの駆動相形成回路23の動作を説
明するためのタイミング図であって、(a)がロータ7
が設定速度で回転している場合の発電コイル11から信
号線32に出力される正弦波信号を、(b)が整形回路
20で整形され信号線22に出力される矩形波信号を示
している。
【0019】微分回路24では、(b)で示される矩形
波信号の前縁及び後縁を検出し、(c)及び(e)で示
す微分パルスを出力する。タイマ回路25では、この微
分パルスを受けて、(g)の前縁パルスでは、それと同
期して設定周期tの1/3の時間幅の駆動信号(d)
を、また、(e)の後縁パルスでは、タイマー回路22
に内蔵された図示せぬ遅延回路によりτ時間タイマーの
起動をおくらせて、設定周期tの1/3の時間幅の駆動
信号(f)を発生する。ここで、τは、τ=t/6 な
る値であり、また、もう1つの駆動信号(g)は、駆動
信号(d)及び(f)から論理回路により容易に得るこ
とができる。これら(d)、(f)、(g)の位相の異
なる駆動信号は信号線26から電力増幅部27に出力さ
れる。尚、前縁パルス(g)あるいは後縁パルス(e)
どちらか一方を基準にして、駆動信号を形成しても構わ
ないが、負荷変動による速度変動を考慮し、適切な駆動
信号を得るには、2個の微分信号の使用が望ましい。
【0020】ところで、発電コイル11からの正弦波信
号の出力電圧値は、ロータ7の回転速度に比例し、起動
当初の低速回転時には非常に小さい値である。そのため
整形回路20が動作せず、駆動相形成回路23からは駆
動信号が出力しない。そこで本実施例では、起動時にだ
け補償駆動信号を発生する起動回路28を設け、起動時
の補償を行っている。起動回路28は図4の(a)、
(b)、(c)に示す様に自起動周波数以下の周波数から定
速回転周波数に向かって徐々に上げて、発電コイル11
の発電電圧が上昇して駆動相形成回路23が動作するま
で又は定速回転する近傍まで動作して停止するもであ
る。
【0021】この起動回路28からの補償駆動信号と駆
動相形成回路23からの駆動信号は電力増幅部27に設
けたORゲート29により論理和がとられ、増幅器30
で増幅され、駆動コイル6をバイポーラ(双方向)駆動
する。
【0022】速度制御回路33は、整形回路20からロ
ータ7の回転速度に比例する周波数の矩形波信号1サイ
クル又は半サイクルの時間幅を計測して、定速回転時間
幅との誤差を求め速度制御信号とするもので、増幅器3
0に作用させる。その方式は、公知の増幅器30の供給
電圧を変調する方式や各駆動信号の時間幅変調する方式
等で行う。本実施の装置は磁気記録装置に用いることか
ら、電磁放射の高調波成分を小さく抑える供給電圧変調
方式を採用した。尚、電磁放射の装置への影響をさほど
考慮する必要がなければ、時間幅変調方式でもよいこと
は云うまでもない。
【0023】ここで、磁石10の着磁数を12とした訳
を説明する。本実施例は、フロッピディスクのスピンド
ルモ−タへの利用を考えており、このスピンドルモータ
は回転速度が6rpsと決められている。この場合発電
コイル11の電気周波数は6×6=36Hz、つまり1周
期27.7mSとなりロ−タ7の慣性との関係もあるが円
滑な速度制御ができる限界になるからである。
【0024】次に、本発明の別の実施例を図5、図6、
図7を用いて説明する。
【0025】図5は、共通端40dで結線された3つの
発電コイル40a、40b、40cを所定ピッチづつず
らして設け配置した例で、軸心側を図の上方として水平
展開した図を示している。この様に配置した発電コイル
40a、40b、40cからは、ロータ7の回転により
図6に示す(a)、(b)、(c)の発電出力が得られ
る。(b)と(c)の波形で零ラインが存在するのは発
電コイル40b、40cのコイルパターン上への磁石1
0の投影、つまり図5に示す磁石幅が完全にコイル幅と
重ならず、発電コイル40b、40cと磁束が鎖交しな
い部分が存在するからである。
【0026】これらを零クロス増幅・整形した後の矩形
波信号が図6の(d)、(e)、(f)に示す波形であ
る。(d)、(e)、(f)の波形をA、B、Cとし、
BとCの論理積をとると3相駆動信号図6の(g)、
(h)、(i)が得られる。論理積をとるのは3相間に
オ−バラップ部が無い様にするためである。
【0027】図7は、この3個の発電コイル40a、4
0b、40cを設けたモータ駆動制御装置の回路構成を
示す図である。
【0028】符号50は整形回路で、3つの発電コイル
40a、40b、40cを整形する3個のオペアンプ5
1より成り、図6のA、B、C波形を生成し、駆動相形
成回路60に出力する。この駆動相形成回路60は、2
個のインバ−タと3個のANDゲ−トよりなり、B、C
波形から3相の駆動信号を生成し、電力増幅部27に出
力する。以下図2の回路と同様の動作でモ−タは安定し
た定速回転をする。尚、速度制御回路に波形Aを用いて
いるのは、半サイクルでも正確な速度計測が得られるこ
とに依る。
【0029】回転速度が所定以上(例えば、ハ−ドディ
スクのドライブの様に20〜60rps)の場合は、B
又はC波形からの1周期の速度計測でも充分な速度制御
特性が得られ、この場合コイル40aは必ずしも必要と
しない。
【0030】以上が本発明の実施例であるが、細部にわ
たっては種々変形が考えられるのは無論である。尚、以
上で、系に使用する基準クロック等のクロック系を説明
しなかったが、当然クロック発生器を用いてクロック系
を使用している。また、3相の駆動信号は、本発明のハ
ードウエアによらずとも、マイクロコンピュータを使用
すれば、ソフト的にも生成可能であることは云うまでも
ない。
【0031】
【発明の効果】以上述べた本発明の構成によれば、ロ−
タの位置検出素子を使用しなくても、駆動用と発電用の
磁石を一体となし、且つ磁極数を同数にすることにより
発電コイルの出力から、正確なロ−タ回転位置がわか
り、電機子コイルの電流切り替えタイミングを適切に制
御できる。また、駆動用と発電用の磁石が一体であるか
らコスト低減も図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のモ−タの側断面図と上面断
面図。
【図2】 本発明の実施例のモータ駆動制御回路図。
【図3】 モ−タの定速回転時の動作を説明する図。
【図4】 モ−タの起動時の動作を説明する図。
【図5】 本発明のモータの別の発電コイルパタ−ンを
示す図。
【図6】 図5に示す発電コイルの出力波形と、生成す
る3相駆動信号を示す図。
【図7】 本発明の別の実施例のモータ駆動制御回路
図。
【符号の説明】
1…ベ−ス基材 4…回路基板 5…ステ−タ 6…駆動コイル 7…ロ−タ 10…永久磁石 11、40…発電コイル 20、50…整形回路 27…電力増幅部 23、60…駆動相形成回路 31…モ−タ部 33…速度制御回路 21、51…オペアンプ 24…微分回路 25…タイマ回路 28…起動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と対向する内側面及び直行する外
    平面にN,S交互に少なくとも12極以上同時着磁した
    円筒状の永久磁石を有するロータと、 前記内側面に対向し巻回した駆動コイルを前記着磁数及
    び駆動相数に応じた数量設けたステータと、 前記外平面に対向し印刷パターンで形成された発電機用
    コイルとよりなることを特徴とする直流ブラシレスモー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直流ブラシレスモータの
    駆動装置であって、 前記発電用コイルの出力を整形する手段と、 該整形手段の出力信号より所定の相数分の駆動相信号を
    形成する手段と、 該駆動相形成手段の出力信号を電力増幅して前記駆動コ
    イルに印加する電力増幅手段と、 前記整形手段の出力信号周期から回転速度制御信号を得
    て、前記電力増幅手段を変調する手段を有することを特
    徴とする直流ブラシレスモータの駆動装置。
JP5207974A 1993-08-23 1993-08-23 直流ブラシレスモータ及び駆動装置 Pending JPH0767309A (ja)

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