JPH05130800A - ステツピングモータのdc駆動制御方式 - Google Patents

ステツピングモータのdc駆動制御方式

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JPH05130800A
JPH05130800A JP31388891A JP31388891A JPH05130800A JP H05130800 A JPH05130800 A JP H05130800A JP 31388891 A JP31388891 A JP 31388891A JP 31388891 A JP31388891 A JP 31388891A JP H05130800 A JPH05130800 A JP H05130800A
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JP
Japan
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stepping motor
rotor
drive
coils
energizing
Prior art date
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Application number
JP31388891A
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English (en)
Inventor
Tetsuomi Uchiyama
哲臣 内山
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速域で脱調現象を起こしたり、回転トルク
が減少することなく、制御範囲の広いステッピングモー
タのDC駆動制御方式を提供すること。 【構成】 ロータRと複数の駆動コイルL1,L2とを
具備するステッピングモータ1と、該駆動コイルL1,
L2に通電する駆動回路2とを具備し、駆動コイルL
1,L2に所定のタイミングで通電することにより、ロ
ータRの回転を制御させるステッピングモータの駆動制
御方式であって、駆動コイルL1,L2に発生する逆起
電圧によりロータRの位置を検出するロータ位置検出回
路4と、ロータ位置検出回路4の出力により、駆動コイ
ルL1,L2に通電するタイミングを生成する通電タイ
ミング生成回路5とを設け、通電タイミング生成回路5
の出力を駆動回路2に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータのD
C駆動制御方式に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に外部パルスで駆動されるステッピン
グモータは、総回転角が入力パルスの総数に比例し、そ
の速度がパルスレートに比例するという開ループ制御に
より駆動されている。その駆動回路を図2に示す。この
駆動回路は図示するように、パワートランジスタTr1
〜Tr4からなる第1ブリッジ回路Br1、パワートラ
ンジスタTr5〜Tr8からなる第2ブリッジ回路Br
2を具備し、この第1ブリッジ回路Br1を構成するパ
ワートランジスタTr1〜Tr4及び第2ブリッジ回路
Br2を構成するパワートランジスタTr5〜Tr8を
決められたシーケンスによって、オンオフ制御すること
により、ステッピングモータSPMの駆動コイルL1,
L2に所定のタイミング通電しロータRを回転させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の駆動回路に
おいて、ステッピングモータSPMの回転速度を上げよ
うとする場合、制御入力のパルスレートを上げれば良い
が高速域で脱調現象を起こしたり、回転トルク減少す
る。これはステッピングモータの制御系が開ループ制御
の為、高速域において、通電タイミングが回転トルクの
減少の方向にずれる為である。また、このように高速域
において、回転トルクの減少が起きる為電力効率が落ち
ることになる。更に、このように入力周波数(パルスレ
ート)に対して、出力回転速度が高回転域において非線
形性を持っているために制御範囲が狭いという問題もあ
る。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ステッピングモータのロータの位置を逆起電圧によ
り検出し、このロータ位置により該ステッピングモータ
の駆動コイルに通電するタイミングを制御する閉ループ
制御系とすることにより、上記従来の問題点、即ち高速
域で脱調現象を起こしたり、回転トルクが減少したりす
ることがなく、制御入力としてパルスで無く、DC電圧
にて制御する。即ち、ステッピングモータをDCモータ
として扱える制御範囲の広いステッピングモータの駆動
制御方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、ロータと複数の駆動コイルとを具備するステ
ッピングモータと、該駆動コイルに通電する駆動回路と
を具備し、駆動コイルに所定のタイミングで通電するこ
とにより、ロータの回転を制御させるステッピングモー
タの駆動制御方式において、駆動コイルに発生する逆起
電圧によりロータ位置を検出するロータ位置検出手段
と、ロータ位置検出手段の出力により、駆動コイルに通
電するタイミングを生成する通電タイミング生成手段と
を設け、通電タイミング生成手段の出力を駆動回路に出
力し、該通電タイミングで駆動コイルに通電することを
特徴とする。
【0006】
【作用】ステッピングモータの駆動制御方式を上記のよ
うに構成することにより、ロータ位置検出手段が検出し
たロータ位置により、通電タイミング生成手段が駆動コ
イルのタイミングを生成し、駆動回路に出力する構成、
即ち制御系を閉ループ構成とするので、脱調現象を起こ
すことなく、電力効率及び回転トルクの向上、更にはモ
ータ特性の線形性が保たれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の駆動制御方式を適用するステッ
ピングモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1はステッピングモータ、2はステ
ッピングモータ1の駆動コイルL1,L2(図2の駆動
コイルL1,L2と同じ)にDC電圧から通電するドラ
イバー回路である。3はステッピングモータ1の駆動コ
イルに発生する逆起電圧検出回路、4は前記逆起電圧検
出回路3で検出した逆起電圧からステッピングモータ1
のロータRの回転位置を検出するロータ位置検出回路、
5は該ロータ位置検出回路で検出したロータ位置からス
テッピングモータ1の駆動コイルL1,L2に通電する
通電タイミングパルスを生成する通電タイミング生成回
路である。なお、6はステッピングモータ起動時の通電
タイミングを生成するパルス発生回路である。
【0008】上記構成のステッピングモータ駆動制御装
置の動作を図3に基づいて説明する。なお、図3は2相
ステッピングモータの駆動コイルL1,L2に通電する
電流及び発生する逆起電圧の波形と各パワートランジス
タTr1〜Tr8のオンオフ波形を示す図である。ステ
ッピングモータ1が回転しているとき、その駆動コイル
L1,L2に図3の(c),(d)示す電流を通電する
と、該駆動コイルL1,L2に図3の(a),(b)に
示すような逆起電圧が発生する。
【0009】図3の(a),(b)に示す逆起電圧に
は、ステッピングモータ1のロータ位置情報が含まれて
いる。駆動コイルL1に発生する逆起電圧と駆動コイル
L2に発生する逆起電圧とでは90°の位相差がある。
この逆起電圧を逆起電圧検出回路3で検出し、ロータ位
置検出回路4でロータRの位置を検出し、図3の(d)
に示すロータ位置検出信を通電タイミング生成回路5に
出力する。該通電タイミング生成回路5は図3の(f)
に示すような駆動回路2を構成するパワートランジスタ
Tr1〜Tr8をオンオフするタイミング信号を生成
し、駆動回路2に出力する。これによりステッピングモ
ータ1の駆動コイルL1,L2に図3の(c),(d)
に示すようにトルク角90°となる最大効率点で通電す
る。これによりステッピングモータ1は、ロータ位置が
フィードバックされたDCモータとして駆動されること
になる。従って制御入力としてDC電圧VINを可変に
することにより、ステッピングモータ1の回転速度を自
由に可変できる。
【0010】図4は本発明の駆動制御方式で駆動制御さ
れるステッピングモータの構造を示す図である。図示す
るようにステッピングモータはロータ(回転子)10と
ステータ(固定子)20とを具備し、ロータ10は上部
が閉じた円筒状の回転体11を有し、該回転体11の内
部中央には支柱12が一体に設けられ、内周部には支持
部材13を介在させてロータマグネット14が固定され
た構造である。また、ステータ20は台部材30に中央
に設けた円筒状の支持部材31の外周にA相側ステータ
21とB相側ステータ22を上下2段重ねに配置し固定
した構造である。ロータ10の支柱12は軸受32,3
3を介して支持部材31の内部に回転自在に支持されて
いる。
【0011】図5はコイル25,26に電流をながした
場合、A相側ステータ21の上側ヨーク21aと下側ヨ
ーク21bに発生する磁界の極性及びB相側ステータ2
2の上側ヨーク22aと下側ヨーク22bに発生する磁
界の極性を示す展開図である。図5に示すように、A相
側ステータ21はクローポール型の円環状の上側ヨーク
21aと下側ヨーク21bとからなり、内部にコイル固
定部材23を介在させてコイル25が巻回されている。
また、B相側ステータ22は図5に示すように上側ヨー
ク22aと下側ヨーク22bとからなり、内部にコイル
固定部材24を介在させてコイル26が巻回されてい
る。
【0012】図6は上記構造のステッピングモータのロ
ータ10のロータマグネット14の磁極とステータ20
のA相側ステータ21及びB相側ステータ22の磁極の
関係を示す展開図である。図6に示すようにA相側発生
磁界(A相側ステータ21のコイル25から発生する磁
界)の磁極とB相側発生磁界(B相側ステータ22のコ
イル26から発生する磁界)の磁極は90°位相をずら
して発生するように、上下側ヨーク21a,21bと上
下側ヨーク22a,22bを配置している。上記のよう
にステータ20を構成しその外側にロータマグネット1
4を配置しているが、このロータマグネット14の磁極
は図6にのようにN,S,N,S・・・・・のようにA相側
発生磁界及びB相側発生磁の磁極ピッチと同じピッチで
着磁されている。
【0013】ここで図3に示すA相側ステータ21のコ
イル25は第1図のステッピングモータ1の駆動コイル
L1に相当し、B相側ステータ22のコイル26は駆動
コイルL2に相当する。従って、該コイル25,26に
発生する逆起電圧を逆起電圧検出回路3で検出し、ロー
タ位置検出回路で該逆起電圧からロータ10のロータマ
グネット14の位置を検出し、通電タイミング生成回路
5でコイル25,26で通電するタイミング信号を生成
し、駆動回路2に出力することで、ロータマグネット1
4はA相側発生磁界とB相側発生磁界に引かれて回転す
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ータ位置検出手段が検出したロータ位置により、通電タ
イミング生成手段が駆動コイルのタイミングを生成し、
駆動回路に出力する構成、即ち制御系を閉ループ構成と
するので、脱調現象を起こすことなく、電力効率及び回
転トルクの向上、更にはモータ特性の線形性が保たれる
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動制御方式を適用するステッピング
モータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ステッピングモータの駆動回路の構成を示す図
である。
【図3】2相ステッピングモータの駆動コイルの通電電
流、逆起電圧及びパワートランジスタオンオフ信号等の
各波形を示す図である。
【図4】本発明の駆動制御方式で駆動制御されるステッ
ピングモータの構造例を示す図である。
【図5】図4のステッピングモータのA相側ステータの
上側ヨークと下側ヨークに発生する磁界の極性とB相側
ステータの上側ヨークと下側ヨークに発生する磁界の極
性を示す展開図である。
【図6】図4のステッピングモータのロータマグネット
の磁極とA相側ステータ及びB相側ステータの磁極の関
係を示す展開図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 駆動回路 3 逆起電圧検出回路 4 ロータ位置検出回路 5 通電タイミング生成回路 6 パルス発生回路 10 ロータ 11 回転体 12 支柱 13 支持部材 14 ロータマグネット 20 ステータ 21 A相側ステータ 22 B相側ステータ 23 コイル固定部材 24 コイル固定部材 25 コイル 26 コイル 30 台部材 31 支持部材 32 軸受 33 軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータと複数の駆動コイルとを具備する
    ステッピングモータと、該駆動コイルに通電する駆動回
    路とを具備し、前記駆動コイルに所定のタイミングで通
    電することにより、ロータの回転速度を制御するステッ
    ピングモータの駆動制御方式において、 前記駆動コイルに発生する逆起電圧によりロータ位置を
    検出するロータ位置検出手段と、 該ロータ位置検出手段の出力により、前記駆動コイルに
    通電するタイミングを生成する通電タイミング生成手段
    とを設け、 該通電タイミング生成手段の出力を前記駆動回路に出力
    し、該通電タイミングで前記駆動コイルに通電すること
    を特徴とするステッピングモータのDC駆動制御方式。
JP31388891A 1991-10-31 1991-10-31 ステツピングモータのdc駆動制御方式 Pending JPH05130800A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997038487A1 (fr) * 1996-04-11 1997-10-16 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'actionnement de moteur electrique
JP2014158358A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Canon Inc モータ駆動装置、モータ駆動方法、および制御プログラム

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