JP3419621B2 - 堆積場におけるシート破損の検出方法 - Google Patents

堆積場におけるシート破損の検出方法

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JP3419621B2 JP04931596A JP4931596A JP3419621B2 JP 3419621 B2 JP3419621 B2 JP 3419621B2 JP 04931596 A JP04931596 A JP 04931596A JP 4931596 A JP4931596 A JP 4931596A JP 3419621 B2 JP3419621 B2 JP 3419621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面電極を遮水シー
トに組合わせて、堆積場の遮水シートの破損を精度よく
簡便に検知する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物を堆積する堆積場の建造の際に
は、堆積場周辺の住民への健康面に与える影響や環境保
全の点から、汚水漏れを防ぐ目的で、地表面を凹状に掘
削して得られる堆積場の上に遮水シートを設置し、堆積
場より汚水が外部にもれないようにする処置を施し、遮
水シートの破損及び破損位置を検知する方法を導入して
いる。従来より実施されている方法としては、次に示す
方法が実施されている。
【0003】第一の方法として、遮水機能診断システム
がある。図10ないし図11,図12は、このシステム
をあらわしたものであり、各図において地表面を凹状に
掘削して成る堆積場5に投棄された廃棄物S中には内部
電流電極21が差しこまれ、この内部電流電極21と堆
積場外に設置された外部電流電極22との間に電流計2
2aを介して電源23より電圧を印加すると地表面1の
内側に敷設された遮水シート3に破損がなければ電流は
流れないが、遮水シート3に破損穴77が存在すると、
遮水シート3は、電気的に絶縁性を有するため破損穴7
7を通して漏洩電流26が流れる。漏洩電流26が流れ
ると、この電流26を中心として図12に示すように電
位分布の歪み27が生じる。従って、遮水シート3上に
メッシュ状に設置した複数本の電位測定電極28,28
……の設置点での電位を検出し、等電位地点を線で結ぶ
ことにより図11,図12に示すように電位分布のコン
ター図を作成し、破損位置を確定する。なお、24は遮
水シート3の表面に位置される基準電極、25は電圧
計、25aは上記各電位測定電極28に接続されたスキ
ャナーであり、このスキャナー25aを切換えることに
より、各位置に設置された電位測定電極28を電圧計2
5に接続することにより、各電位測定電極28が検知す
る電位を判定できる。図11,12は、等電位を有する
地点をプロットすることにより得られたコンター図であ
る。図11から明らかなように、破損穴77が存在しな
い場合は、内部電流電極21を設置している地点の電位
が最も高く、漏洩電流26が存在しないため、コンター
31が、内部電流電極21を設置している地点を中心と
して電位を下げながら外側へ広がっている。図12から
明らかなように、破損穴77が存在する場合には、コン
ター31が破損穴77付近で密な状況で歪んでいるため
破損穴77が近くに存在することが特定され、付近のコ
ンター31に電位の最も高い地点Mを見いだす事で、破
損穴77の存在する場所を特定できるのである。
【0004】第2の方法として、漏洩電流式漏水探査シ
ステムがある。図13は、このシステム中の破損位置検
知方法を利用した堆積場の断面模式図と平面模式図を対
応させてあらわしたものである。堆積場5に敷設された
遮水シート3を介して廃棄物S中に設置した電極C1と
堆積場外に設けた電極C2間を通電し、遮水シート3に
破損があれば破損穴77を介して廃棄物Sと堆積場外R
との間の導通が起こる。導通によって形成される電界の
分布を堆積場内に敷設した遮水シート3上に格子状に位
置され複数の電極Pyxで測定する。Pの添字は、電極の
設置位置を表わしており、Pyxで表現している。ここで
y,xはPooを原点としてy軸方向、x軸方向の何番目
の電極位置であるかを表わしている。次にグリッドの4
隅に設置されている電極を用いて、グリッド内部の比抵
抗を測定する。求められた電界分布と堆積場内の比抵抗
をもとにして次式(1)を用いて遮水シートに垂直な方
向の漏洩電流Tの強度を求め、破損位置を解析特定する
ものである。 Vj=Vσ×E+σVE……(1) j:電流密度,σ:比抵抗の逆数,E:電界を表わす。
【0005】第3の方法として2重シート真空管理シス
テムがある。図14,図15は、このシステムが堆積場
に適用されている状況を示す模式図である。このシステ
ムにとり入れられている破損位置の検知方法は、遮水シ
ート3と通気性マット53及び検知用シート54で構成
された密閉状の袋状構造体58の内部を減圧状態に保持
しておき、シートの破損時には、破損穴77より水や空
気が流入し、袋状構造体の内部が負圧から大気圧にな
る。この減圧されているという状況が取付ブロック57
に配管された管理ホース55を経て集中管理装置56で
検知されるのである。図15は袋状構造体58の構造を
断面図で示したもので、遮水シート3と検知用シート5
4及び通気性マット53で構成されており、通常は通気
性マット53が減圧状態にさらされている。
【0006】従来の第4の方法としてELL(Elec
tric Leakpoint Location)シ
ステムを提示する。図16は、このシステムを堆積場に
適用した一例を模式図として表わしたものであり、この
図を参照しながらシスムテ中の破損位置検知方法を説明
してゆくことにする。堆積場5内は、遮水シート3を介
して線電極G1,G2が設置されており、検知操作時に
は、堆積場外に設置されたSWセレクタ61でG1,G
2の組み合わせ選択を行ない、堆積場に印加する電圧の
周波数を発振回路63で行ない、電力増強回路64で信
号波形を増強し、電波検出回路65で堆積場内電流を検
出し、位相波検波回路62で破損部の電流を検出し、こ
れらの得られた信号をA/D変換器66でアナログ処理
を行ない、コンピュータ67で管理するものである。
【0007】図16中の測定電極として用いられている
線電極G1,G2は遮水シート3の上下で等間隔になる
状態で設置され、かつ線電極G1,G2の配列方向が互
いに交差した状態となっている。この状態で遮水シート
3の上,下に交流電圧を印加すると遮水シート3を介し
て流れる電流と破損部に流れる電流の位相が図18の
(b),(c)で示す如く異なっている。なお図18に
おいて、(a)は印加電圧の位相、(b)は漏水部の位
相、(c)は遮水シート3を介して流れる電流の位相、
(d)は堆積場全体に流れる電流の位相であり、この4
つの位相の相関関係をみるために表わしたものである。
これによるとシートを介して流れる電流(c)の位相と
漏水部を流れる電流(b)の位相がWで示すように90
°ずれているのが確認される。このことを利用して、漏
水部の位相電流(b)が存在するか否かを位相波検波回
路62で確認することにより破損部の有無を検知する。
なお遮水シート3の上下に位置する線電極G1(上
部),G2(下部)は、図17に示すように等間隔に並
べられており、かつシート3の上下にて線電極G1,G
2の配列方向が交差する状態で設置されているため、シ
ート3の上下での電気伝導度に異方性を生じる。このた
めシート3の上面の±X方向の電気伝導度は低く±Y方
向では高くなり、シート3の下面では、±X方向での電
気伝導度は高く、±Y方向では低くなる。このため破損
部は、電極の組合わせと電極間電流値の大きさから探知
されるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10,図11,図1
2の第一の従来例の場合、電位測定電極28を予め遮水
シート3上にメッシュ状に多数設置せねばならず、堆積
場施工の際、電位測定電極28や電極のコードが工事中
の建設機械等により破壊される可能性がある。
【0009】図13の第二の従来例の場合、測定電極P
を予め遮水シート3上に格子状に多数設置せねばなら
ず、施工時の測定電極や電極コードの健全性、耐久性に
問題が残る。また、漏洩電流強度を求める際に電界分布
や堆積場内の比抵抗分布を求める等の処理を行なう必要
があり解析に時間がかかる。
【0010】図14,図15の第三の従来例の場合、遮
水シート3と通気性マット53,検知用シート54より
構成される袋状構造体58のシートを200〜500平
方メートルの区割りをせねばならず区画割りをするシー
トの接合を完全に行なうのが困難であり、また従来の遮
水シート3と検知用シート54の2重構造をとっている
のでコスト高となり、検知用シート54が破損しても遮
水シート3の破損として検知されるため遮水シート3の
破損位置の特定ができなくなる可能性があり、堆積場の
品質管理上の問題となる。
【0011】図16,図17,図18の第四の従来例の
場合は予め遮水シート3の上下に等間隔の多数の線電極
G1,G2を設置せねばならず、設置に手間がかかり、
堆積場施工時の電極,コードの耐久性にも問題があり、
また電極は錫メッキ銅線を用いているので腐食によって
断線しやすいし測定及び解析も複雑である。
【0012】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、遮水シートの破損位置を探知する精度
を向上させ、迅速に測定結果をだし、シート下部に敷い
た電極が一部破損しても測定が可能である様にし、電極
コードを少なくして施工時の妨げをなくし、電極コード
の腐食、断線による測定不能をさけ、複雑な解析機器を
用いずに簡易に低コストで破損検知を行なう目的で成さ
れたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、土表面を
凹状に掘って、その上に遮水シートを被せて成る堆積場
において、上記遮水シートの下に面電極を設けて、この
遮水シートの上に砂を敷きつめ、上記面電極とこの面電
極に対して砂を介して対向する複数の地点との間の通電
測定して遮水シートの破損位置特定するようにした
ものである。第2の発明は、遮水シートの破損の検出
は、自然電位の測定、又は交流電流値の測定又は交流抵
抗値の測定又は直流電流値の測定が用いられるようにし
た。 第3の発明は、遮水シートと面電極との2重層に対
して保護マットを被着したものである。 第4の発明は、
面電極を、ブロック化し、これを互に離間して設け、測
定に際し自然電位の測定にもとづきブロック状面電極毎
に通電して、この面電極ごとに遮水シートに破損部が有
るか否かを検出し、破損部が有ると判定されたときは、
この判定されたブロック状面電極と上記複数の地点との
間に通電して、自然電位の測定、又は交流電流値の測定
又は交流抵抗値の測定又は直流電流値の測定を行って、
このブロック化された面電極に対し、破損位置の特定を
行うようにしたものである。 第5の発明は、遮水シート
と面電極との2重層A,Bを、排水層Cを介して複数設
けたものである。 第6の発明は、電気伝導度の高い箔状
或いはメッシュ状材料とか、土質材料等を面電極とした
ものである。 第7の発明は、土表面を凹状に掘って、そ
の上に遮水シートを被せて成る堆積場において、上記遮
水シートの下に面電極を設けて、内部に導電性液が充て
んされかつ外部にこの液が浸透してにじみ出る構造で、
上記遮水シートの上部側に沿って移動されるローラと、
このローラが回転自在に枢着された握手と、上記導電性
液中に常時漬けられたディップ電極と、上記導電性液の
補給タンクとを備えた移動電極を用い、上記ディップ電
極と面電極との間に通電して破損位置を特定するように
した。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明による堆積場におけるシ
ート破損の検出方法の実施の形態を示す模式図である。
図1において、地表面1に設けられた凹状の堆積場5は
逆台形状にて成り、堆積場5の内壁面に密着する状態
で、20〜100μm程度の厚さのアルミシート等の面
電極2と合成ゴムやポリエチレン等から成る遮水シート
3との2層構造体が敷設される。堆積場5からの漏水を
防ぐ遮水シート3の上には、シート3を外力から保護す
るための保護砂4を敷きつめる。すなわち、保護砂4
は、堆積場5に堆積されるゴミ等をならすブルドーザ等
の作業機械、ゴミ運搬用のトラック等で、遮水シートが
破損しないように、緩衝材として機能する。この場合、
堆積場5には、自然電位の測定で破損を検出する計測部
6が設置される。
【0021】計測部6は移動電極7、マルチメーター
8、レコーダ9から構成され、移動電極7としては、各
地点に作業者が保護砂4の表面又は保護砂4中に差し込
み易い図外の導電棒(照合電極)が用いられるが、後述
の図7で示すタイプの移動電極も場合により利用され
る。この移動電極7のリード線Lは、レコーダ9を備え
たマルチメータ8を経て、面電極2の地表に表われた部
分に設けたターミナル10に接続される構成をとってい
る。以上の構成において、動作はつぎのとおりである。
移動電極7を保護砂4の表面の所定部位に差込むことに
より、自然電位がレコーダ9に記録される。すなわち、
この自然電位の測定では、遮水シート3上部の移動電極
7と面電極2間の電位差を測定する。遮水シートに破損
部があれば面電極2と移動電極7間は電気的に通電状態
となり、面電極2の自然電位E0値に近い値が測定さ
れ、移動電極7が破損部の近傍になれば面電極2の自然
電位E0値が測定される。一方、遮水シート3に破損部
がなければ面電極2と移動電極7間は電気的に絶縁状態
となり自然電位は測定されない。このことを、レコーダ
9より判定することにより破損部を特定できる。
【0022】この実施の形態の自然電位検知方法の特徴
はつぎのとおり。 (1) AC電源が不要である。 (2) 測定方法が容易である。 (3) 測定原理がわかりやすい。 (4) 面電極2に自然電位の高いアルミニウムのシー
ト状のものを採用した場合、精度のよい測定ができる。
ステンレス等のメッシュ電極、他の金属電極でも測定は
可能である。但し、自然電位はアルミニウムの方が高く
(アルミニウムの自然電位は、−1000〜−700m
Vである。)、測定精度がよい。
【0023】本実施の形態では、面電極2が遮水シート
3の下に全面的に敷設されているため測定時の移動電極
7と面電極2との間の距離が互いに常に最短位置であ
り、保護砂4の抵抗等による妨害をうけにくく、正確な
データを得ることができる。面電極2は施工中の物理的
外圧等で一部を破損しても、切断されてしまった状態で
なければ、ほぼ検知に支障がない。また、一枚シート状
であることから、他の点電極や線電極のように多くの配
線を必要とせず、導線の腐食による断線の頻度もきわめ
て少なくなる。本実施形態は、測定方法が簡易化されて
いるため他の従来例のような複雑な装置や大がかりな施
工を必要としないので経済的である。本発明の検知方法
は廃棄物堆積場のみならず、漏水を許されない建造物に
対しても応用が可能である。測定点の位置は、GPS又
はレーザー測量器を用いるとさらに測定が容易で正確な
ものとなる。
【0024】実施の形態2.図2は、本発明の他の実施
の形態を示す図であり、この構成は、図1に示した計測
部6のかわりに、交流電流値を用いて検知する方法の計
測部21を用いている点のみが異なっている。計測部2
1では、移動電極7よりのびたリード線Lが、シャント
抵抗22からファンクションジェネレータ24を経てタ
ーミナル10に接続されるものとなっている。23はシ
グナルプロセッサーである。
【0025】以上の構成において動作は次のとおりであ
る。まず移動電極7として用いられる導電棒と面電極2
にファンクションジェネレータ24にて一定電圧の交流
電流を印加し、作業者が保護砂4の表面の測定部位に移
動電極7を10〜20cmほど差し込んだ際に、抵抗値
が既知のシャント抵抗22を流れる電流値をシグナルプ
ロセッサー23にて測定するものである。遮水シート3
に破損があれば、電流が流れ、移動電極7が破損部の近
傍であれば交流電流値が大きくなる。上記構成より成る
交流抵抗値検知方法の特徴はつぎのとおり。 (1) 交流電流値を用いることにより、電極表面にお
ける分極が防止でき電流と電圧の関係が地盤などによっ
て変化しない。 (2) 測定方法が容易である。 (3) 測定原理がわかりやすい。 (4) シャント抵抗値を変えることにより、堆積場の
抵抗の大小に係わらず測定が可能となる。 (5) 面電極として、金属とか電気伝導度の高い導
電材、例えばアルミニウム,ステンレス等より成るシー
ト,ベントナイト,メッシュ状シート,導電部付き遮水
シート,粘性土(導電性土質材料)等を用いることがで
きる。そして、この面電極は吹き付けとか、面状のもの
を付着する等のような方法で被着してもよい。
【0026】実施の形態3.図3は、本発明の他の実施
の形態を示す図であり、この構成は、図1に示した計測
部6のかわりに交流抵抗値を用いて探知する方法の計測
部31を用いている点が異なっている。計測部31で
は、移動電極7からのびたリード線Lが、周波数特性分
析器32を一端に接続したポテンショスタット33を経
て面電極2の地表端に設けられたターミナル10に接続
される構成となっている。
【0027】以上の構成において、動作はつぎのとおり
である。移動電極7と面電極2にポテンショスタット3
3で一定電圧の交流を印加し、作業者が保護砂4の表面
の測定部位に移動電極7を10〜20cmほど差し込ん
だ際の、移動電極7と面電極2間の交流抵抗値を周波数
特性分析器32で測定するのである。遮水シート3に破
損部があれば電流は流れ、移動電極7が破損部の近傍で
あれば、交流抵抗値は小さくなる。この実施の形態の交
流抵抗値の測定方法の特徴はつぎのとおり。 (1) 交流電流を用いることにより、電極表面の分極
を防止でき、電流と電圧の波形が地盤などによって変化
しない。 (2) 測定方法が容易である。 (3) 測定原理がわかりやすい。 (4) 1測定点当たり数秒で計測できる。 (5) 面電極として、金属とか電気伝導度の高い導
電材例えばアルミニウム,ステンレス等より成るシー
ト,導電部付き遮水シート,ベントナイト,粘性土(導
電性の土質材料)等を用いることができる。そして、こ
の面電極は吹き付けとか、面状のものを付着する等のよ
うな方法で被着してもよい。
【0028】実施の形態4.図4は、本発明の他の実施
の形態を示す図であり、この構成は、図1に示した計測
部2のかわりに直流電流値を用いて探知する方法の計測
部41を用いる点が異なっている。計測部41では、移
動電極7よりのびたリード線Lが、一端をレコーダ42
に接続したマルチメーター8,ポテンショスタット44
の順で経て面電極2の地表端に設けられたターミナル1
0に接続されている。
【0029】以上の構成において動作は、つぎのとおり
である。まず、移動電極7と面電極2にポテンショスタ
ット33で一定電圧の直流電流を印加し、作業者が保護
砂4の表面の測定部位に移動電極を10〜20cm差し
込んだ際に、移動電極7と面電極2との間を流れる電流
値をマルチメーター8で測定し、レコーダー42で記録
するものである。この実施形態の直流電流値の測定方法
の特徴はつぎのとおり。 (1) 測定方法が容易である。 (2) 測定原理が分かりやすい。 (3) 面電極として、金属とか電気伝導度の高い導
電材、例えばアルミニウム,ステンレス等より成るシー
ト,導電部付き遮水シート,ベントナイト,メッシュ状
シート,粘性土(導電性の土質材料)等を用いることが
できる。そして、この面電極は吹き付けとか、面状のも
のを付着する等のような方法で、被着してもよい。
【0030】実施の形態5.本発明の実施の形態中の面
電極2の設置方法として次の図5(a),(b)に示す
方法がある。実施形態5として図5(a)に示す方法
は、保護マットHを介して遮水シート3と面電極2を設
置する構成のもので、予め面電極2を保護マットHには
りつけることにより保護マットHが改善され、施工も容
易になる利点がある。
【0031】実施の形態6.実施形態6として図5
(b)に示す方法は、面電極2を介して遮水シート3と
保護マットHを設置する構成のもので、予め面電極2を
保護マットHにはりつけることにより、施工が容易にな
り、かつ遮水シート3を補強することになる。尚、図5
(c)に示すように、面電極2を保護マットHでサンド
イッチ状にはさんだものを、遮水シート3の下に設置し
てもよい。また、図5(d)に示すように保護マットH
に電極をメッシュ状に織り込んだもの、或いは導電材を
混入したものを、遮水シート3の下に設置してもよい。
【0032】実施の形態7.この実施の形態は、遮水効
果を一段と高める目的で、遮水シート3を2重構造にし
たものである。図6(a),(b)は本発明の実施の形
態中の遮水シート3を2重にした際の電極設置方法を示
したものである。実施形態7として示す図6(a)は、
遮水シート3と面電極2を一体にして配置して成る上部
シートAと同じ構成にて成る下部シートBの間に排水層
C及び点電極V1を配置した状態を示すものである。こ
の実施形態では、上部シートAの遮水シート3に破損が
起こると移動電極7と上部シートAの面電極2との間で
破損検知が行われ、下部シートBの遮水シート3が破損
すると点電極V1と下部シートB中の面電極2との間で
破損検知が行なわれる。
【0033】実施の形態8. 実施形態8として示す図6(b)は、面電極2と遮水シ
ート3を一体にして成る上部シートAと、遮水シート3
と面電極2を一体にして成る下部シートBの間に排水槽
C及び点電極V1を設置した状態を示すものである。こ
の実施の形態では、上部シートA中の遮水シート3に破
損が生じた場合、上部シートA中の面電極2と点電極V
1の間で破損検知が行われ、下部シートB中の遮水シー
ト3で破損があれば点電極V1と下部シートB中の面電
極2の間で検知が行われる。尚、この形態の場合は、
電極V1が複数個所に位置されているので、移動電極7
は不要である。
【0034】実施の形態9.図1,2,3,4に示す本
発明の実施の形態では、保護砂4を敷いた後の破損検知
方法を示してきたが、保護砂4が敷かれてない場合には
図7(a)に示すローラー型移動電極Rを使用する。図
7(a)は本発明の実施形態9を示すもので、本発明の
実施の形態中の保護砂4の敷設前の破損検知を自然電位
測定法にて行なうローラー型移動電極Rの構造を説明す
るものであり、Eはローラーで、このローラーEはスポ
ンジ71で覆い、内側に導電性液Dを収容し、この液D
を浸出させる細孔73を設けた保持容器72より成り、
この保持容器72には導電性液Dが保持されている。保
持容器72の中心には電極軸74があり、この電極軸7
4からディップ電極75が懸垂され、導電性液D中に浸
されている。ローラー軸を兼ねた電極軸74には導電性
の握手Fが接合され、この握手Fに導電性液補充用タン
クG、自然電位測定メーター76が設置されている。握
手Fからのびたリード線Lは、面電極2のターミナル1
0に接続される構成となっている。
【0035】図7(b),(c)に示す如く面電極2を
下に敷きつめた遮水シート3上にて移動電極Rを移動さ
せるとローラーEが破損部77上に到った時、ローラー
Eのスポンジ71にしみこんでいる導電性液Dが破損部
77に入り、ローラー電極Rと面電極2との間が導通さ
れ、自然電位が測定され、この自然電位がメーター76
で表示され、ローラーEの下に破損部が存在する事が確
認されるのである。
【0036】実施の形態10.図8は、破損位置検知方
法を示す本発明の他の実施形態を説明するものである。
構成としては、面電極2をブロック化して、複数の面電
極2a,2b……,2jより形成し、各面電極2a,2
bを離間して、遮水シート3に被着したものである。図
9は、この構成での測定方法を示すフローチャートであ
る。まず、測定の第一段階は図9中のステップ81に示
すように、照合電極として用いられる移動電極7と面電
極2を用いて、各面電極2a,2b……,2jごとに自
然電位の測定を行なう。任意の測定点91に移動電極7
として用いられている照合電極をさしこむと破損部があ
れば、通電が起こるため自然電位が発生し、マルチメー
ター8に検知され、破損部が無ければ自然電位が認めら
れない。この判定をするのが図9中のステップ82であ
り、ここで、いずれかの遮水シートに破損が認められな
ければ遮水シートについての破損部の探査を終了するこ
とになる。ステップ82にて破損が確認されれば、第2
段階として破損位置の特定に移る。破損位置の検出に
は、ステップ83に示す(1)自然電位、(2)交流電
流値、(3)交流抵抗値、(4)直流電流値測定の4つ
の方法がとられる。この測定は前述したとおりであるの
で説明は省略する。
【0037】この実施の形態では、まずブロック状の面
電極に破損部が有るか否かだけを検出した後、破損部が
有ると認定されたブロック状の面電極に対応する遮水シ
ートについてのみ、破損部の位置を正確に特定するよう
にしたので、破損部の特定を迅速,正確に行なえる。
【0038】本発明の検知方法は、廃棄物堆積場のみな
らず、漏水を許されない建造物に対しても応用が可能で
ある。測定点の位置は、GPS又はレーザー測量器を用
いるとさらに測定が容易で正確なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態の面電極の設置方法を説
明する図である。
【図6】 本発明の実施の形態の2重シートを用いた場
合の電極設置方法を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態のローラ型電極の説明及
び概要図である。
【図8】 本発明の実施の形態のブロック化された面電
極について説明する模式図及び動作を説明する図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態の動作を説明するフロー
チャートである。
【図10】 従来例の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図11】 従来例の実施形態中の動作を説明する図で
ある。
【図12】 従来例の実施形態中の動作を説明する図で
ある。
【図13】 従来例の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図14】 従来例の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図15】 従来例の遮水シートの構造を説明する図で
ある。
【図16】 従来例の実施の形態を説明する模式図であ
る。
【図17】 従来例の電極設置方法を説明する図であ
る。
【図18】 従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 地表面、2 面電極、3 遮水シート、4 保護
砂、5 堆積場、6,21,31,41 計測部、7
移動電極、8 マルチメータ、9 レコーダー、10
ターミナル、22 シャント抵抗、23 シグナルプロ
セッサー、24 ファンクションジェネレータ、32
周波数特性分析器、33 ポテンショスタット、42
レコーダ、71 スポンジ、72 保持容器、73 細
孔、74 電極軸、75 ディップ電極、76 自然電
位測定メーター、77 破損穴、L リード線、H 保
護マット、V1 点電極、D 導電性液、R ローラー
型移動電極、E ローラー、F 握手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 勝栄 茨城県つくば市大字鬼ケ窪1043 株式会 社熊谷組 技術研究所内 (72)発明者 亀山 敏治 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 木内 幸則 埼玉県上尾市中新井417−16 株式会社 ナカボーテック 技術開発研究所内 (72)発明者 近藤 三樹郎 神奈川県藤沢市湘南台7丁目8番11号 (56)参考文献 特開 平1−178843(JP,A) 特開 平8−3959(JP,A) 実開 昭61−173045(JP,U) 実開 昭58−26637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/49 G01M 3/00 - 3/40

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土表面を凹状に掘って、その上に遮水シ
    ートを被せて成る堆積場において、上記遮水シートの
    面電極を設けて、この遮水シートの上に砂を敷きつ
    め、上記面電極とこの面電極に対して砂を介して対向す
    る複数の地点との間の通電を測定して遮水シートの破損
    位置特定するようにしたことを特徴とする堆積場にお
    けるシート破損の検出方法。
  2. 【請求項2】 遮水シートの破損の検出は、自然電位の
    測定、又は交流電流値の測定又は交流抵抗値の測定又は
    直流電流値の測定が用いられることを特徴とする請求項
    1に記載の堆積場におけるシート破損の検出方法。
  3. 【請求項3】 遮水シートと面電極との2重層に対して
    保護マットを被着したことを特徴とする請求項1に記載
    の堆積場におけるシート破損の検出方法。
  4. 【請求項4】 面電極を、ブロック化し、これを互に離
    間して設け、測定に際し自然電位の測定にもとづきブロ
    ック状面電極毎に通電して、この面電極ごとに遮水シー
    トに破損部が有るか否かを検出し、破損部が有ると判定
    されたときは、この判定されたブロック状面電極と上記
    複数の地点との間に通電して、自然電位の測定、又は交
    流電流値の測定又は交流抵抗値の測定又は直流電流値の
    測定を行って、このブロック化された面電極に対し、破
    損位置の特定を行うようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の堆積場におけるシート破損の検出方法。
  5. 【請求項5】 遮水シートと面電極との2重層A,B
    を、排水層Cを介して複数設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の堆積場におけるシート破損の検出方法。
  6. 【請求項6】 面電極は、ベントナイト,金属,アル
    ミニウム,ステンレスを用いた電気伝導度の高い導電
    材,導電性の土質材料,メッシュ状のものから成ること
    を特徴とする請求項1に記載の堆積場におけるシート破
    損の検出方法。
  7. 【請求項7】 土表面を凹状に掘って、その上に遮水シ
    ートを被せて成る堆積場において、上記遮水シートの
    面電極を設けて、内部に導電性液が充てんされかつ外
    部にこの液が浸透してにじみ出る構造で、上記遮水シー
    トの上部側に沿って移動されるローラと、このローラが
    回転自在に枢着された握手と、上記導電性液中に常時漬
    けられたディップ電極と、上記導電性液の補給タンクと
    を備えた移動電極を用い、上記ディップ電極と面電極と
    の間に通電して破損位置特定するようにしたことを特
    徴とする堆積場におけるシート破損の検出方法
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