JP3416025B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP3416025B2
JP3416025B2 JP19086697A JP19086697A JP3416025B2 JP 3416025 B2 JP3416025 B2 JP 3416025B2 JP 19086697 A JP19086697 A JP 19086697A JP 19086697 A JP19086697 A JP 19086697A JP 3416025 B2 JP3416025 B2 JP 3416025B2
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  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータ等から
の検針情報を電話回線を介してセンター側システムに伝
送するテレメータシステム等に適用される通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガスメータ等での検針をセン
ター側システムに備えられたホストコンピュータに伝送
するテレメータシステムが普及している。このシステム
は、ホストコンピュータに接続されたセンター側網制御
装置(以下、「C−NCU」という。)を備えたセンタ
ー側システムと、メータ等の端末機器が接続された端末
装置を備えた端末側システムとが電話回線を介して接続
されている。そして、ホストコンピュータとガスメータ
とは双方向で通信が行われ、ホストコンピュータからの
指令により、あるいはガスメータからの発呼により、検
針データやガス漏れ等の非常時のデータを定期的あるい
は不定期的に伝送する。
【0003】本願出願人は、特願平7−305553号
明細書において、このようなテレメータシステムの一例
を提案した。この明細書によれば、センター側システム
に備えられた複数のC−NCUをディジーチェーン接続
することによって、ガスメータ等の増加に対応できるよ
うにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホストコン
ピュータに複数のC−NCUをディジーチェーン接続す
ると、ホストコンピュータ、C−NCU間および各C−
NCU間でデータ通信が適切にかつ円滑に行われない場
合があることがわかった。具体的には、以下に示すよう
な問題点を有する。
【0005】(1)C−NCUがホストコンピュータへ
データを送信した場合、何らかの原因により、それがホ
ストコンピュータに届かなかったときに、ホストコンピ
ュータは、その応答電文をC−NCUに返さない場合が
ある。そのため、C−NCUでは、データが実際にホス
トコンピュータに届いたのかどうかを確認できないとき
がある。また、C−NCUは、データを送信した時点で
そのデータを消去してしまうので、ホストコンピュータ
へデータが届かなかった場合に再送等の処置をとること
ができない。
【0006】(2)C−NCUがホストコンピュータへ
データを送信した場合、データが輻輳して各C−NCU
間およびホストコンピュータ、C−NCU間で伝送の遅
れを生じたとき、C−NCUには非常に遅れてレスポン
スデータが返ってくることがある。そのため、C−NC
Uでタイムアウト処理を行ってしまうと、ホストコンピ
ュータへ新たに送信したデータの応答電文と、以前に送
信したデータの応答電文との区別がつかないときがあ
る。
【0007】(3)ホストコンピュータとC−NCUと
がオフライン状態のときは、それに伴って各C−NCU
間もオフライン状態にしているため、C−NCU間で相
互のデータの送受信ができない。
【0008】(4)ホストコンピュータとC−NCUと
がオフライン状態のとき、各C−NCUは、端末側シス
テムから受信したデータをそれぞれ別個に蓄積する。そ
して、ホストコンピュータとC−NCUとがオンライン
状態に復旧した場合、各C−NCUは、蓄積したデータ
をホストコンピュータにそれぞれ送信するので、ホスト
コンピュータでは、各C−NCUから端末発呼の時間順
を無視したデータが受信されることになる。そのため、
ホストコンピュータは、受信したデータを用いて時間順
に基づいた処理を行う場合、データを全て読み取った後
にデータを時間順に並び替えて処理する必要があり、処
理に非常に負荷がかかる。
【0009】(5)C−NCUは、蓄積したデータをホ
ストコンピュータに送信しているときに、端末側システ
ムからガス漏れ等の緊急データを受信しても、蓄積デー
タを先にホストコンピュータに送信する。そのため、ホ
ストコンピュータでは、緊急データに対する処置が即座
にとれない。
【0010】(6)ホストコンピュータは、複数のC−
NCUのうち下位のC−NCUと直接通信しようとした
場合、電文はそれらの間に介在するC−NCUを必ず経
由するので、電文には介在したC−NCUの通信結果が
含まれる。そのため、例えば、伝送エラーが生じたとき
に、どのC−NCU間でエラーが生じたかのチェックが
困難である。
【0011】(7)ホストコンピュータと下位のC−N
CUとが直接通信する場合、それらの間に介在するC−
NCUは、受信するデータを通過させる通過モードにな
る。しかし、従来では、その通過モードを解除する場
合、全てのC−NCUをリセットすることにより行って
いる。そのため、例えば、C−NCUでデータを保有し
ていると、そのデータが失われることになる。
【0012】(8)ホストコンピュータは、各C−NC
Uから共通の指示に対する返答をそれぞれ得たい場合、
接続したC−NCUの台数に応じて電文をそれぞれ作成
して送信する必要がある。また、各C−NCUからの返
答も別々に返ってくるため、処理に手間がかかる。
【0013】本発明は、これらの問題点に鑑み、ホスト
コンピュータおよび各C−NCU間の通信を適切にかつ
より効率的に行うことのできる通信システムの提供を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、ホストコンピュータに接続された複数の網制御装
置を有するセンター側システムと、網制御装置に通信回
線を介して接続された端末側網制御装置を有する端末側
システムとを備える通信システムにおいて、複数の網制
御装置は縦属接続され、各網制御装置は、ホストコンピ
ュータまたは他の網制御装置に対してデータを送信した
場合に、ホストコンピュータまたは他の網制御装置から
データの伝送結果を表す伝送結果データを受信し、ホス
トコンピュータまたは他の網制御装置は、各網制御装置
からデータを受信した場合に、各網制御装置に対して伝
送結果データを送信するものである。そして、各データ
には送信元の識別情報が付加され、各網制御装置は、そ
の識別情報に基づいて自己が送信したデータの通信結果
が返送されたか否かを判別する。
【0015】この構成によれば、上位または下位に対し
てデータを送信した網制御装置は、必ず上位または下位
からデータの伝送結果が識別情報を付加した形で返答さ
れるので、自己の送信したデータが無事送信先に届いた
かを確実に認識できる。また、この伝送結果の返答が到
着した時点で送信したデータを削除するようにすれば、
従来のようにデータが隠滅したり、上位からの返答が遅
いために再送してデータが重複したりすることがなくな
る。
【0016】本発明による他の課題解決手段は、上記と
同様の構成の通信システムにおいて、ホストコンピュー
タと最上位の網制御装置とが回線的に接続されていない
状態のときに、最上位の網制御装置は、その旨を下位の
各網制御装置に対して通知し、下位の各網制御装置は、
その通知を受けても各網制御装置間での通信を継続する
ものである。
【0017】また、この回線的に接続されていない状態
のときに、網制御装置は、自己が保有する、または各網
制御装置から送られるホストコンピュータへのデータを
蓄積し、ホストコンピュータと最上位の網制御装置とが
回線的に接続された状態のときに、網制御装置は、蓄積
された順にホストコンピュータへデータを送信する。ま
た、1つの網制御装置において、データを蓄積できるエ
リアがなくなったとき、上位あるいは下位の網制御装置
が継続してデータを蓄積する。
【0018】これらの構成によれば、ホストコンピュー
タと最上位の網制御装置とが回線的に接続されていない
場合でも、各網制御装置間では、互いに通信することが
可能となる。また、この場合、各網制御装置からホスト
コンピュータへ送るデータを網制御装置において時間順
に蓄積しておき、回線的に接続されたときに、蓄積され
た順番にホストコンピュータにデータを送信する。その
ため、ホストコンピュータでは、従来のようにデータを
時間順に並び替える必要がなく処理が容易となる。
【0019】また、本発明による他の課題解決手段は、
上記と同様の構成の通信システムにおいて、各網制御装
置は、端末側システムからガス漏れデータ等の緊急度の
高いデータが送られた場合に、そのデータを優先してホ
ストコンピュータへ送るものである。この構成によれ
ば、ホストコンピュータで緊急度の高いデータに即座に
対応することができる。
【0020】また、本発明による他の課題解決手段は、
上記と同様の構成の通信システムにおいて、各網制御装
置は、ホストコンピュータまたは他の網制御装置から所
定の信号を受信した場合に、それ以後に受信するデータ
を通過させる通過モードになるものである。また、ホス
トコンピュータまたは他の網制御装置は、通過モードに
なった網制御装置に対してその上位または下位の網制御
装置を介して通過モードを解除するためのデータを送信
する。
【0021】上記構成によれば、ホストコンピュータ
は、網制御装置を通過モードにさせることができるの
で、当該網制御装置を間引きしてその下位の網制御装置
と直接通信を行うことができる。また、通過モードを解
除する場合には、上位または下位の網制御装置を介して
その旨のデータを送ることにより、従来のように網制御
装置をリセットして解除することなく確実に解除でき
る。
【0022】また、本発明による他の課題解決手段は、
上記と同様の構成の通信システムにおいて、ホストコン
ピュータは、最上位の網制御装置にデータを下位の網制
御装置に対して順次送信する指令を含んだ指令電文を送
信し、最上位および最下位を除く各網制御装置は、指令
電文を受信した場合に電文内のデータを取り込むととも
に下位の網制御装置に指令電文を送信し、かつ下位の網
制御装置から指令電文の返答電文を受信した場合に自己
のデータを付加して上位の網制御装置に送信し、最下位
の網制御装置は、指令電文を受信した場合に電文内のデ
ータを取り込むとともに、上位の網制御装置に自己のデ
ータを付加した返答電文を送信するものである。
【0023】この構成によれば、ホストコンピュータ
は、1つの指令電文を最上位の網制御装置に送信するだ
けで、全ての網制御装置から返答電文を受信することが
できるので、従来のように網制御装置のそれぞれに対し
て指令電文を送信する必要がなくなる。また、1つの返
答電文には全ての網制御装置の返答データが付加されて
いるので、ホストコンピュータでの返答電文に対する処
理が容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0025】<第1実施形態>図2は、本発明の第1実
施形態に係るテレメータシステムの構成を示すブロック
図である。同図によれば、このテレメータシステムは、
電話回線網Lを介してセンター側システム1と端末側シ
ステム2とが接続されている。
【0026】センター側システム1は、ホストコンピュ
ータ(以下、単に「ホスト」という。)3、第1のセン
ター側網制御装置(以下、「C−NCU」という。)4
と、第2のC−NCU5、第3のC−NCU6とから構
成されている。第1のC−NCU4はホスト3に接続さ
れ、各C−NCU4,5,6は、図3に示すように縦属
接続されている。各C−NCU4,5,6は、ホスト3
または上位のC−NCUと接続するための上位I/F7
および下位のC−NCUと接続するための下位I/F8
をそれぞれ有している。この上位I/F7および下位I
/F8が通信ケーブル9で接続されることにより各C−
NCU4,5,6は接続され、相互に通信が行われる。
なお、C−NCUの台数は上記3個に限らず、端末側シ
ステム2の規模に応じて増設することができる。
【0027】一方、端末側システム2は、複数の端末装
置10と、各端末装置10に接続された電文式メータ1
1および電話機12とで構成されている。また、電話回
線網Lには、各システム1,2側にセンター側交換局1
3および端末側交換局14が介在されている。
【0028】図4は、図2に示す第1のC−NCU4の
内部構成を示すブロック図である。なお、第2、第3の
C−NCU5,6の構成も基本的に同様である。同図に
よれば、第1のC−NCU4は、上述した上位I/F7
および下位I/F8と、各種の制御を行う制御部15
と、端末側システム2と通信を行うためのモデム16
と、電話回線17に接続された回線I/F18とによっ
て構成されている。
【0029】制御部15は、制御中枢となるCPU1
9、変数データ等を記憶するRAM20、予め定められ
たプログラムや定数データを記憶するROM21および
フラッシュメモリ22を有している。
【0030】上位I/F7および下位I/F8は、とも
にRS232C仕様のコネクタ端子23によって、通信
ケーブル9を介してホスト3または他のC−NCUに接
続されている。また、回線I/F18は、ともにモジュ
ラジャック等の端子24によって、電話回線17を介し
て端末側システム2と接続されている。図4では、第1
のC−NCU4の回線数は2回線とされているが、回線
数を増減させることができる。なお、この実施形態で
は、第1のC−NCU4には2回線(回線番号1,
2)、第2のC−NCU5には1回線(回線番号1)、
第3のC−NCU6には2回線(回線番号1,2)の電
話回線17がそれぞれ接続されているものとする。
【0031】この第1実施形態に係る各C−NCU4,
5,6は、ホスト3または他のC−NCUに対してデー
タを送信した場合に、ホスト3または他のC−NCUか
らデータの伝送結果を表す伝送結果データを受信する機
能を有し、ホスト3または他のC−NCUは、各C−N
CU4,5,6からデータを受信した場合に、その各C
−NCU4,5,6に対して伝送結果データを送信する
機能を有している。
【0032】すなわち、各C−NCU4,5,6は、端
末発呼等により端末側システム2の電文式メータ11か
ら検針データを受信すると、所定の電文フォーマットで
他ののC−NCUまたはホスト3にデータを送信する。
このとき、他のC−NCUまたはホスト3は、データを
送信した各C−NCU4,5,6に対してデータの伝送
結果を返答する。これにより、データを送信したC−N
CU4,5,6は、そのデータが無事送信先に届いたか
どうかを認識できる。
【0033】以下、詳細に説明する。まず、ホスト3お
よび各C−NCU4,5,6間で送受される電文フォー
マットは、図5に示すように、テキストの開始を示す
「STX(Start of Text)」、回線番号を示す「c
h」、電文の番号を示す「No」、「データ」、テキス
トの終了を表す「ETX(End of Text)」および電文
の伝送誤りをチェックするための「BCC(Block Chec
k Character)」から構成されている。
【0034】「ch」には各C−NCU4,5,6の回
線番号が付加され、本実施形態では、ch01,02は
第1のC−NCU4の回線1,2に対応し、ch03は
第2のC−NCU5の回線1に対応し、ch04,05
は第3のC−NCU6の回線1,2にそれぞれ対応す
る。また、ch00は第1のC−NCU4に対応し、c
h10は第2のC−NCU5に対応し、ch20は第3
のC−NCU6に対応する。「No」は、C−NCU
4,5,6が任意に生成する電文番号である。各C−N
CU4,5,6は、上記「ch」および「No」を確認
することにより、その電文がどのC−NCUから送信さ
れたものかを識別することができる。
【0035】図1は、第1実施形態に係るホスト3およ
び各C−NCU4,5,6間で行われる通信手順を示す
シーケンス図である。今、端末側システム2からの端末
発呼データが第2のC−NCU5の回線番号1で受信さ
れたとする。このとき、第2のC−NCU5から第1の
C−NCU4に対して、図5に示した電文フォーマット
で電文が送られる。具体的には、「STX+03+11
+data+ETX」といった内容の電文が送られる。
ここで、電文の「ch」は03であるので、この電文
は、第2のC−NCU5の回線番号1で受信したデータ
に基づく電文であることがわかる。また、「No」は1
1であり、これは第2のC−NCU5が任意に発生させ
た固有の番号である。なお、この電文内のデータは、第
1のC−NCU4に送信するとともに、返答電文が返っ
てくるまでRAM20内に格納される。
【0036】次いで、この電文を受信した第1のC−N
CU4は、ホスト3に対して、同じ内容の電文を送信す
る。このとき、「No」は省略して送られる。ホスト3
はこの電文を受信できれば、第1のC−NCU4に対し
て了解電文である「ACK(Acknowledge)」を返す。
【0037】「ACK」を受信した第1のC−NCU4
は、送信した電文が下位のC−NCU(この場合、第2
のC−NCU5)から送られてきたものであるので、
「ACK」を電文フォーマットに直して第2のC−NC
U5に返信する。このとき、第1のC−NCU4は、ホ
スト3に送信したときに省略した「No」を付加し、
「データ」には「ACK」が返送されたことを示す'+'
を挿入する(図6参照)。
【0038】第1のC−NCU4からこの電文を受信し
た第2のC−NCU5は、電文中の「ch」を確認し自
己に対して送られた電文であるか否かを判別する。自己
に対して送られた電文である場合、その電文中のデータ
を取り込む。この場合、データには'+'が挿入されてい
るので、第2のC−NCU5では送信したデータが無事
ホスト3に届いたことを確認できる。そして、第2のC
−NCU5は、返答電文を受信するまでRAM20内に
格納していたデータを削除する。
【0039】一方、第2のC−NCU5からホスト3に
伝送される途中でデータ化け等が発生し、ホスト3で受
信したデータの内容が認識できない場合、ホスト3は、
第1のC−NCU4に対して「NAK(Negative Ackno
wledge)」を返す。
【0040】「NAK」を受信した第1のC−NCU4
は、第2のC−NCU5に対して、電文のデータに'−'
を挿入して送る(図7参照)。これにより、第2のC−
NCU5は、送信したデータがホスト3に届かなかった
ことを確認できる。
【0041】また、第1のC−NCU4は、自己がホス
ト3に電文を送信してからの時間を計時しており、何ら
かの原因でホスト3から応答がない場合、またはオフラ
イン状態の場合等でタイムアウトを検出すれば、上記と
同様に、第2のC−NCU5に対して電文のデータに'
−'を挿入して送る。そして、この'−'が挿入されたデ
ータを受信した第2のC−NCU5は、再送等の処理を
行う。
【0042】また、第3のC−NCU6からホスト3に
対して電文を発生する場合も、図1の下部分に示すよう
に、第1のC−NCU4および第2のC−NCU5を介
して伝送結果が返答される。
【0043】このように、上位に向けてデータを送信し
た第2のC−NCU5には、必ず送信した電文の伝送結
果が自己の回線番号を付加して上位から返答されるの
で、第2のC−NCU5は送信したデータが無事ホスト
3に届いたかどうかを確実に認識することができる。そ
のため、従来のようにデータが隠滅することがなくな
る。また、従来、上位からの返答が遅いためにデータを
再送し、そのことによってデータが重複していたが、伝
送結果が返答されてからデータを再送するようにすれ
ば、データが重複することがなくなる。したがって、効
率的に電文を伝送することができる。
【0044】なお、図1には下位のC−NCUから上位
のC−NCUまたはホスト3にデータを送信する場合に
ついて述べたが、上位のC−NCUから下位のC−NC
Uにデータを送信する場合も、下位から上位に伝送結果
を返答するようにしてもよい。
【0045】<第2実施形態>次に、この発明の第2実
施形態について説明する。ホスト3がメンテナンス、故
障、停電等で、最上位のC−NCU(この場合、第1の
C−NCU4)との間でオフライン状態になった場合、
従来では各C−NCU4間でもオフライン状態になって
いた。
【0046】そして、ホスト3と第1のC−NCU4と
がオフライン状態からオンライン状態になったとき、例
えば、各C−NCU4,5,6ごとに端末側システム2
から受信したデータを送信していくと、端末側システム
2からC−NCU4,5,6に届いたデータの順番が乱
れ、ホスト3は、データを時間順に並び替えて処理する
必要があり、処理に非常に負荷がかかる。
【0047】そこで、この第2実施形態では、ホスト3
と第1のC−NCU4とがオフライン状態のときでも、
各C−NCU4,5,6間での通信が継続できるように
し、各C−NCU4,5,6は、端末側システム2から
受信したデータをいずれかのC−NCUに受信した順番
どおりに集めて蓄積するようにする。そして、オフライ
ン状態からオンライン状態になったときに、蓄積された
データ(以下、「蓄積データ」という。)を蓄積された
順番どおりにホスト3に送信する。このようにすれば、
ホスト3では、端末側システム2から各C−NCU4,
5,6に届いた順番のままデータを受信できるので、ホ
スト3内でデータを並び替える必要もなく、効率的にデ
ータを処理することができる。そのため、ホスト3での
処理の負荷を大幅に低減できる。
【0048】具体的に、説明すると、第1のC−NCU
4は、ホスト3と第1のC−NCU4とがオフライン状
態のときに、その旨を他のC−NCUに対して通知する
機能と、自己が保有するまたは他のC−NCUから送ら
れるホスト3へのデータを蓄積する機能と、ホスト3と
第1のC−NCU4とが回線的に接続された状態のとき
に、蓄積された順にホスト3へデータを送信する機能と
を有している。その他の構成については、第1実施形態
と同様である。
【0049】図8は、第2実施形態に係るホストおよび
C−NCU間の通信手順を示すシーケンス図である。ホ
スト3がオフライン状態になった場合、ER信号をオフ
にする。ER信号は、RS232CI/Fの制御信号で
あるDTR(Data TerminalReady)と同等の信号であ
る。第1のC−NCU4は、このER信号のオフによ
り、ホスト3がオフライン状態であることを認識する。
【0050】そして、第1のC−NCU4は、第2のC
−NCU5に対して、ホスト3との接続がオフライン状
態になったことを示す電文「ESC(1bh)+'d'」
を送信する。第2のC−NCU5は、第1のC−NCU
4から「ESC+'d'」を受信すれば、それをそのまま
第3のC−NCU6に転送する。これにより、第2、第
3のC−NCU5,6は、ホスト3と第1のC−NCU
4とがオフライン状態にあることを認識する。そして、
各C−NCU4,5,6間では、そのままの状態を継続
してデータの送受信を行う。そのため、従来のように、
ホスト3と第1のC−NCU4とがオフライン状態のと
きは、それに伴って各C−NCU4,5,6間もオフラ
イン状態となることなく、C−NCU4,5,6間の相
互のデータの送受信が可能となる。
【0051】次いで、第2のC−NCU5は、端末側シ
ステム2から受信したデータを、第1のC−NCU4に
送信する。この場合、第1のC−NCU4で記憶すべき
データと判別されるように、電文の「ch」の上1桁目
に'!'の記号を付加する。「ch」の下1桁はそのまま
のため、どのC−NCUから送信されたデータであるの
か判別できる。
【0052】第1のC−NCU4は、この電文を受信す
ると、電文の「ch」部分を見て、蓄積するべきデータ
であることを判別し、電文内に含まれるデータをRAM
20に蓄積する。そして、第2のC−NCU5に対し
て、蓄積したことの電文「STX+03+13+'!'+
ETX」を返信する。このとき、電文のデータ部分に'
!'を付加して送信する。
【0053】第2のC−NCU5は、送信した電文と同
一の「ch」,「No」で'!'のデータを含む電文を受
信すれば、自己が送信したデータが無事第1のC−NC
U4に蓄積されたことを認識し、RAM20内に格納し
ていた送信したデータと同じデータを削除する。また、
送信した電文が届かなかった場合は、データを再送する
ようにする。
【0054】また、第3のC−NCU6で端末側システ
ム2から受信したデータがある場合、電文の「ch」の
上1桁目に'!'を付加して送信する。第2のC−NCU
5は、自己でデータの蓄積処理を行っていない場合、第
1のC−NCU4に第3のC−NCU6から受信した電
文をそのまま送信する。
【0055】このように、オフライン状態のときに、端
末側システム2からデータを受信したC−NCUは、上
位のC−NCUに蓄積されるよう電文を送信する。送信
されたデータは、上位のC−NCUに時系列順に蓄積さ
れる。
【0056】次に、第1のC−NCU4にデータが蓄積
され、第1のC−NCU4内のRAM20のデータ蓄積
エリアが最大に達したとする(ある所定の容量でもよ
い)。この場合、第2のC−NCU5に対して、バッフ
ァフルのデータである「ESC+'f'」を送信する。第
2のC−NCU5は、第1のC−NCU4から「ESC
+'f'」を受信すれば、端末側システム2から受信した
データを第1のC−NCU4に送信せずに、自己のRA
M20内のデータ蓄積エリアに蓄積する。
【0057】一方、データ蓄積エリアが最大に達してい
る第1のC−NCU4は、その後、端末側システム2か
らデータを受信すれば、第2のC−NCU5に送信す
る。このとき、第2のC−NCU5は、第1のC−NC
U4から蓄積すべきデータが送られた場合も、自己より
下位の第3のC−NCU6から送られた蓄積すべきデー
タと同様に、RAM20内の蓄積エリアに蓄積する。
【0058】次に、図9を参照して、ホスト3と第1の
C−NCU4との間がオフライン状態からオンライン状
態に復旧した場合を説明する。第1のC−NCU4は、
オンライン状態になったことをホスト3のERがオンに
なったことで確認すると、第2のC−NCU5に対し、
オンライン状態になったことを表す電文「ESC+'
c'」を送信する。「ESC+'c'」を受信した第2の
C−NCU5は、さらに同じ電文を第3のC−NCU6
に転送する。この電文により、第2、第3のC−NCU
5,6は、オンライン状態になったことを認識する。
【0059】そして、第1のC−NCU4は、蓄積した
データを蓄積した順にホスト3に送信する。第1のC−
NCU4は、ホスト3にデータを送信するごとにRAM
20内からその送信したデータを削除する。そうするこ
とによって、RAM20内に蓄積できるエリアを確保す
ることができれば、第2のC−NCU5に対しRAM2
0内に蓄積できるエリアがあることを示す電文「ESC
+'e'」を通知する。第2のC−NCU5は、第1のC
−NCU4から「ESC+'e'」を受信すれば、それま
で自己のRAM20内に蓄積していたデータを第1のC
−NCU4に送信する。第1のC−NCU4は、第2の
C−NCU5から送られてきたデータを蓄積しながら、
先に蓄積していたデータをホスト3に送る。
【0060】ここで、例えば、第1のC−NCU4がホ
スト3に蓄積データを送る場合、その送信開始時点でR
AM20内が最大に達しているときには、蓄積データの
転送中に端末側システム2からデータを受信しても、そ
のデータを自己のRAM20内に蓄えたりせずに、第2
のC−NCU5に一旦送信する。そして、転送を開始す
るときに最大に達していない第2のC−NCU5でデー
タを蓄えて、その後、第2のC−NCU5から第1のC
−NCU4に蓄積データを送信するようにする。このよ
うにすれば、確実にデータの時系列を守ることができ
る。
【0061】このように、第1のC−NCU4に端末側
システム2から受信したデータを時系列的にメモリに蓄
積すれば、オンライン状態になったときに蓄積された順
番にデータをホスト3に送信することができる。そのた
め、ホスト3では、端末側システム2で発呼した順番に
データを処理することができ、ホスト3の処理負荷を低
減することができる。
【0062】なお、上記の説明では、データの蓄積は、
第1のC−NCU4から順に蓄積していたが、蓄積する
順番はこれに限らず、第2のC−NCU5からまたは第
3のC−NCU6から蓄積するようにしてもよい。
【0063】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態を説明する。例えば、第1のC−NCU4がホスト
3に対して、上述した蓄積データを送信している場合、
端末側システム2から緊急データが上がってきても、蓄
積データを送信し終えてから緊急データを送信していた
のでは、ホスト3は、緊急時の対応が遅れることにな
る。
【0064】そこで、この第3実施形態では、このよう
な場合、図10に示すように、緊急データを受信したと
きには、蓄積データのホスト3への送信を一旦とめて、
緊急データを先にホスト3に送信するようにする。この
ようにすれば、例えば、端末側システム2に人がいてホ
スト3からの応答が必要な状況の場合でも、ホスト3は
迅速に緊急データに対する処置を施すことができる。
【0065】詳細に説明すると、各C−NCU4,5,
6は、端末側システム2から緊急度の高いデータが送ら
れた場合に、そのデータを優先してホスト3へ送る機能
を有している。その他の構成については、第1実施形態
と同様である。そして、図11に示すように、オンライ
ン状態になってから第1のC−NCU4がホスト3に対
して蓄積データを送信中に、第2のC−NCU5が端末
側システムから緊急データを受信したとする。第2のC
−NCU5は、第1のC−NCU4にその緊急データを
送信する。このとき、第1のC−NCU4では、ホスト
3への蓄積データの送信を中止し、緊急データを優先し
てホスト3に送信する。
【0066】次いで、第1のC−NCU4には、ホスト
3からそのアンサーとしてコマンドが返信され、第1の
C−NCU4は、緊急データが無事ホスト3に届いたこ
とを認識するとともに蓄積データの送信を再開する。な
お、上記コマンドは、第2のC−NCU5に対しても送
信される。
【0067】第1のC−NCU4は、下位のC−NCU
5,6で受信するデータが通常データの場合、その受信
したデータを蓄積するとともに以前から格納している蓄
積データを優先させてホスト3に送信する。
【0068】なお、緊急データをホスト3に送信するの
は、第1のC−NCU4が蓄積データを送信している間
に限らず、ホスト3と各C−NCU4,5,6とが通常
のデータをやりとりしているときにも適用される。
【0069】<第4実施形態>図12は、第4実施形態
に係るホスト3およびC−NCU4,5,6間の通信手
順を示すシーケンス図である。この第4実施形態の特徴
は、ホスト3から特定のC−NCUに対し通信を行う場
合に、これらの間に介在したC−NCUが受信したデー
タを通過させる通過モードになることにある。
【0070】すなわち、各C−NCU4,5,6は、ホ
スト3または他のC−NCUから所定の信号を受信した
場合に、以後に受信するデータを通過させる通過モード
になる機能を有し、ホスト3または他のC−NCUは、
通過モードになったC−NCUに対して当該C−NCU
の下位のC−NCUを介して通過モードを解除するため
のデータを送信する機能を有する。その他の構成につい
ては、第1実施形態と同様である。
【0071】例えば、ホスト3が第2のC−NCU5と
直接的に通信したい場合、ホスト3は、それらの間に介
在している第1のC−NCU4に対し、第1のC−NC
U4で受信するデータをそこで処理することなく全て通
過させる電文を与える。
【0072】このようにすれば、ホスト3から第2のC
−NCU5に送られる電文および第2のC−NCU5か
らホスト3に送られる電文は、第1のC−NCU4を通
過する。そのため、ホスト3と第2のC−NCU5と
が、直接通信できるようになる。
【0073】具体的に説明すると、図12に示すよう
に、ホスト3は、第1のC−NCU4に対しスルーする
旨の電文「STX+00+thru+ETX」を送信す
る。これにより、第1のC−NCU4は、受信したデー
タを上位から下位へ、または下位から上位へそのまま転
送するようになる。例えば、ホスト3が電文「STX+
ch+No+data+ETX」を第1のC−NCU4
に送信したとしても、第1のC−NCU4ではこの電文
を通過させ、第2のC−NCU5で受信されることにな
る。また、第2のC−NCU5から第1のC−NCU4
に向けて送られた電文「STX+ch+data+ET
X」も、第1のC−NCU4を通過し、直接、ホスト3
に届く。
【0074】さらに、ホスト3と第3のC−NCU6と
が直接通信を行う場合には、ホスト3は、第2のC−N
CU5にスルーする旨の電文「STX+10+thru
+ETX」を送信するようにすればよい。
【0075】このように、ホスト3が特定のC−NCU
と直接通信したい場合には、間に介在するC−NCUが
通過モードになるようにすればよい。こうすることによ
り、従来のように、直接通信したい場合でもいちいち途
中のC−NCUで電文を処理するようなことがなくな
り、ホスト3は特定のC−NCUと迅速に電文のやりと
りが行える。そのため、通信時間の短縮を図ることがで
きる。また、直接やりとりされる電文には、介在したC
−NCUの通信結果が含まれないので、例えば、伝送エ
ラーが生じたときのチェックを容易に行える。
【0076】なお、通過モードにさせる電文は、ホスト
3から発するだけでなく、各C−NCU4,5,6から
発するようにしてもよい。
【0077】次に、この通過モードを解除する手順につ
いて説明する。ホスト3からの電文により通過モードに
なったC−NCUを通常のモードに戻す場合、通過モー
ドになったC−NCUは電文を受信することができない
ため、上位または下位のC−NCUの方から通過モード
を解除する旨の特定の電文を送信する。
【0078】具体的には、図13に示すように、第1、
第2のC−NCU4,5が通過モードの場合、ホスト3
から第3のC−NCU6に対し、通過モードを解除させ
る電文「STX+20+No+Nthr+ETX」を送
信する。
【0079】第3のC−NCU6は、この指示電文に応
じて第2のC−NCU5に対して通過モードを解除させ
る電文「0xc(FF)」を送信する。通過モードにな
った第2のC−NCU5は、下位の第3のC−NCU6
から送られる電文のうち「0xc(FF)」の電文だけ
を監視しており、この電文を受信すれば通常モードに復
帰する。そして、ホスト3に対して自己が通常モードに
復帰した旨の電文「STX+10+THRT+ETX」
を送信する。次に、第1のNCU4を通過モードから通
常モードに復帰させるのも、第2のC−NCU5から
「0xc(FF)」を送信することにより行う。
【0080】このように、通過モードを解除する場合に
は、通過モードであるC−NCUの下位のC−NCUを
介してその旨のデータを送ることにより容易に通過モー
ドを解除できるので、従来のように全てのC−NCUを
リセットすることなく、通過モードから通常モードへの
復帰の制御を確実に行うことができる。
【0081】なお、通過モードを解除させる電文「0x
c(FF)」は、上位のC−NCUから伝送するように
してもよい。また、通過モードになっているC−NCU
が、端末側システム2から緊急データを受信したときに
は、即座に通過モードを解除するようにしてもよい。
【0082】<第5実施形態>図14は、本発明の第5
実施形態に係るホスト3およびC−NCU4,5,6間
の通信手順を示すシーケンス図である。この第5実施形
態の特徴は、ホスト3が全てのC−NCU4,5,6に
対して共通のデータを送信して各C−NCU4,5,6
からそのデータに対する返答を得たい場合、ホスト3か
ら送信される1つの指令電文が順次各C−NCU4,
5,6を経由し、各C−NCU4,5,6は、1つの返
答電文にそれぞれ指令電文内のデータに応じた返答デー
タを付加してホスト3で受信される点にある。
【0083】このようにすれば、ホスト3は、1つの指
令電文を第1のC−NCU4に送信するだけで、全ての
C−NCU4,5,6から返答電文を受信することがで
きるので、従来のようにC−NCU4,5,6のそれぞ
れに対して指令電文を送信する必要がない。また、1つ
の返答電文には全てのC−NCU4,5,6の返答デー
タが付加されているので、ホスト3での処理が容易とな
る。
【0084】具体的には、ホスト3は、第1のC−NC
U4に順次データを下位のC−NCU5,6に対して送
信する指令を含んだ指令電文を送る機能を有し、第2の
C−NCU5は、指令電文を受信した場合に電文内のデ
ータを取り込むとともに第3のC−NCU6に指令電文
を送信する機能と、第3のC−NCU6から指令電文の
返答電文を受信した場合に自己のデータを付加して第1
のC−NCU4に送信する機能とを有し、第3のC−N
CU6は、指令電文を受信した場合に電文内のデータを
取り込むとともに、第2のC−NCU5に自己のデータ
を含んだ返答電文を送信する機能を有している。その他
の構成については、第1実施形態と同様である。
【0085】そして、図14に示すように、ホスト3
は、「ch」をffにした指令電文を第1のC−NCU
4に送信する。この指令電文を受信した第1のC−NC
U4は、電文の「ch」がffであることを判別し、そ
の指令電文に含まれるデータを取り込む。そして、その
データに応じた処理を行うともに、第2のC−NCU5
に同じ内容の指令電文を送信し、第2のC−NCU5か
らの返答電文を待つ。
【0086】第2のC−NCU5は、同様に、その指令
電文に含まれるデータを取り込むとともに第3のC−N
CU6に同じ内容の指令電文を送信する。最下位である
第3のC−NCU6は、その指令電文を受信すれば、そ
の指令電文に含まれるデータに応じた処理を行い、指令
電文に対する応答として返答電文を作成し、第2のC−
NCU5に送信する。このとき、返答電文には、指令電
文に含まれるデータに応じた処理に対する返答データ
(図14では「30」)を付加して送信する。
【0087】返答電文を受信した第2のC−NCU5
は、ホスト3から送られた指令電文に対する自己の返答
データ(図14では「3c」)を付加して、第1のC−
NCU4に送信する。そして、第1のC−NCU4は、
同様に、自己の返答データ(図14では「3f」)を付
加してホスト3に返答電文を送信する。このとき、電文
内の「No」は省略して送る。
【0088】このように、ホスト3は、1つの指令電文
を第1のC−NCU4に送信するだけで、指令電文に含
まれるデータに対する返答を各C−NCU4,5,6か
ら取得することができる。そのため、従来のように、各
C−NCU4,5,6に対して個別に電文を作成してそ
れぞれ送信しなくてもよい。
【0089】また、各C−NCU4,5,6からの返答
電文は、従来のように別々に送られてくるのではなく、
1つの電文として各C−NCU4,5,6の返答データ
を含んで送られてくる。そのため、ホスト3は、迅速に
その返答電文に対する処理を行うことができる。したが
って、ホスト3における処理の軽減を図ることができる
とともに、トータルの伝送処理時間を短くすることがで
きる。
【0090】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、上位
または下位に対してデータを送信した網制御装置は、必
ず上位または下位からデータの伝送結果が識別情報を付
加した形で返答されるので、自己の送信したデータが無
事送信先に届いたかを確実に認識することができる。ま
た、この伝送結果の返答が到着した時点で送信したデー
タを削除するようにすれば、従来のようにデータが隠滅
したり、上位からの返答が遅いために再送してデータが
重複したりすることがなくなる。したがって、適切にか
つ効率的に伝送を行える通信システムを提供することが
できる。
【0092】また、ホストコンピュータと最上位の網制
御装置とが回線的に接続されていない状態でも、各網制
御装置間では、互いに通信することが可能であり、ま
た、この場合、各網制御装置からホストコンピュータへ
送るデータを網制御装置において時間順に蓄積してお
き、回線的に接続されたときに、蓄積された順番にホス
トコンピュータにデータを送信するので、ホストコンピ
ュータでは、従来のようにデータを並び替える必要がな
く処理の軽減を図ることができる。
【0093】また、各網制御装置は、端末側システムか
らガス漏れデータ等の緊急度の高いデータが送られた場
合に、そのデータを優先してホストコンピュータへ送る
ので、ホストコンピュータで緊急度の高いデータに即座
に対応することができる。
【0094】また、網制御装置は通過モードを有してい
るので、ホストコンピュータは、当該網制御装置を間引
きしてその下位の網制御装置と直接通信を行うことがで
きる。そのため、通信時間を短縮することができ、ま
た、直接やりとりされる電文には、介在した網制御装置
の通信結果が含まれないので、例えば、伝送エラーが生
じたときのチェックを容易に行える。
【0095】さらに、通過モードを解除する場合には、
当該網制御装置の上位または下位の網制御装置を介して
その旨のデータを送ることにより容易に解除できるの
で、従来のように全ての網制御装置をリセットすること
なく、通過モードから通常モードへの復帰の制御を確実
に行うことができる。
【0096】また、ホストコンピュータは、1つの指令
電文を最上位の網制御装置に送信するだけで、全ての網
制御装置から返答電文を受信することができるので、従
来のように網制御装置のそれぞれに対して指令電文を送
信する必要がなく、また、1つの返答電文には全ての網
制御装置の返答データが付加されているので、処理が容
易となる。したがって、ホストコンピュータにおける処
理の軽減および伝送処理時間の短縮を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るホストコンピュー
タおよび各C−NCU間の通信手順を示すシーケンス図
【図2】通信システムの構成を示すブロック図
【図3】ホストコンピュータおよび各C−NCUの接続
状態を示す概念図
【図4】C−NCUの構成を示すブロック図
【図5】通常の電文フォーマットを示す図
【図6】伝送が正常である場合の電文フォーマットを示
す図
【図7】伝送にエラーがある場合の電文フォーマットを
示す図
【図8】第2実施形態に係るホストコンピュータおよび
各C−NCU間の通信手順を示すシーケンス図
【図9】同じくホストコンピュータおよび各C−NCU
間の通信手順を示すシーケンス図
【図10】緊急データが発生した場合のデータの流れを
示す概念図
【図11】第3実施形態に係るホストコンピュータおよ
び各C−NCU間の通信手順を示すシーケンス図
【図12】第4実施形態に係るホストコンピュータおよ
び各C−NCU間の通信手順を示すシーケンス図
【図13】同じくホストコンピュータおよび各C−NC
U間の通信手順を示すシーケンス図
【図14】第5実施形態に係るホストコンピュータおよ
び各C−NCU間の通信手順を示すシーケンス図
【符号の説明】
1 センター側システム 2 端末側システム 3 ホストコンピュータ 4 第1のC−NCU 5 第2のC−NCU 6 第3のC−NCU 10 端末装置 L 電話回線網
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 321D 321 H04L 13/00 309C (56)参考文献 特開 昭57−143976(JP,A) 特開 昭63−219296(JP,A) 特開 平5−252306(JP,A) 特開 平5−91106(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08C 13/00 - 17/02 G08C 19/00 - 23/04 G08C 25/00 - 25/04 H03J 9/00 - 9/06 H04L 12/28 H04L 12/44 - 12/46 H04L 13/02 - 13/18 H04L 29/00 - 29/12 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 9/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータに接続された複数の
    網制御装置を有するセンター側システムと、前記網制御
    装置に通信回線を介して接続された端末装置を有する端
    末側システムとを備える通信システムにおいて、前記複
    数の網制御装置は縦属接続され、前記ホストコンピュー
    タと最上位の網制御装置とが回線的に接続されていない
    状態のときに、前記最上位の網制御装置は、その旨を下
    位の各網制御装置に対して通知し、下位の各網制御装置
    は、その通知を受けても各網制御装置間での通信を継続
    することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ホストコンピュータと最上位の網制
    御装置とが回線的に接続されていない状態のときに、前
    記網制御装置は、自己が保有する、または各網制御装置
    から送られる前記ホストコンピュータへのデータを蓄積
    し、前記ホストコンピュータと最上位の網制御装置とが
    回線的に接続された状態のときに、前記網制御装置は、
    蓄積された順に前記ホストコンピュータへデータを送信
    することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 1つの網制御装置において、データを蓄
    積できるエリアがなくなったとき、上位あるいは下位の
    網制御装置が継続してデータを蓄積することを特徴とす
    る請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータに接続された複数の
    網制御装置を有するセンター側システムと、前記網制御
    装置に通信回線を介して接続された端末装置を有する端
    末側システムとを備える通信システムにおいて、前記複
    数の網制御装置は縦属接続され、前記各網制御装置は、
    前記ホストコンピュータまたは他の網制御装置から所定
    の信号を受信した場合に、それ以後に受信するデータを
    通過させる通過モードになることを特徴とする通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータまたは他の網制
    御装置は、通過モードになった網制御装置に対して該網
    制御装置の上位または下位の網制御装置を介して通過モ
    ードを解除するためのデータを送信することを特徴とす
    る請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 各網制御装置は、ホストコンピュータま
    たは他の網制御装置に対してデータを送信した場合に、
    前記ホストコンピュータまたは他の網制御装 置から前記
    データの伝送結果を表す伝送結果データを受信し、前記
    ホストコンピュータまたは他の網制御装置は、各網制御
    装置からデータを受信した場合に、各網制御装置に対し
    て前記伝送結果データを送信することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記各データには送信元の識別情報が付
    加され、前記各網制御装置は、前記識別情報に基づいて
    送信したデータの伝送結果が返送されたか否かを判別す
    ることを特徴とする請求項6記載の通信システム。
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