JP3356602B2 - 通信システム - Google Patents
通信システムInfo
- Publication number
- JP3356602B2 JP3356602B2 JP30555395A JP30555395A JP3356602B2 JP 3356602 B2 JP3356602 B2 JP 3356602B2 JP 30555395 A JP30555395 A JP 30555395A JP 30555395 A JP30555395 A JP 30555395A JP 3356602 B2 JP3356602 B2 JP 3356602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ncu
- communication
- network
- message
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータ等の端
末機器からメータ検針情報を電話回線を介してセンター
側システムに伝送するテレメータシステム等の通信シス
テムに関する。
末機器からメータ検針情報を電話回線を介してセンター
側システムに伝送するテレメータシステム等の通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の発達とともに、ガスメータ
等の検針を遠隔通信により行なうテレメータシステムが
普及している。このシステムは、通信制御コンピュータ
に接続されたセンター側網制御装置(以下、C−NCU
と記す)を備えたセンター側システムと、メータ等の端
末機器が接続される端末側網制御装置(T−NCU、以
下端末装置と記す)からなる端末側システムとが電話回
線を介して通信し、端末機器の検針データ等をセンター
側システムに伝送するものである。
等の検針を遠隔通信により行なうテレメータシステムが
普及している。このシステムは、通信制御コンピュータ
に接続されたセンター側網制御装置(以下、C−NCU
と記す)を備えたセンター側システムと、メータ等の端
末機器が接続される端末側網制御装置(T−NCU、以
下端末装置と記す)からなる端末側システムとが電話回
線を介して通信し、端末機器の検針データ等をセンター
側システムに伝送するものである。
【0003】そして、センター側システムにおいては通
信制御コンピュータとC−NCUとはそれぞれRS−2
32Cインターフェースが設けられており、RS−23
2C用ケーブルによって1対1で接続され、ノーリンギ
ング通信サービスを用いたノーリンギング通信、および
端末発信による通信が行われている。
信制御コンピュータとC−NCUとはそれぞれRS−2
32Cインターフェースが設けられており、RS−23
2C用ケーブルによって1対1で接続され、ノーリンギ
ング通信サービスを用いたノーリンギング通信、および
端末発信による通信が行われている。
【0004】ところで、1つのテレメータシステムの端
末装置の数は数百〜数十万であり、センター側システム
に必要な電話回線数も1〜数十回線と幅広い。これは、
テレメータシステムが普及していくと、メータ等の端末
機器が増え、その端末機器が接続される端末装置も必然
的に増え、初期には小中規模であったシステムが徐々に
大規模化していくためである。
末装置の数は数百〜数十万であり、センター側システム
に必要な電話回線数も1〜数十回線と幅広い。これは、
テレメータシステムが普及していくと、メータ等の端末
機器が増え、その端末機器が接続される端末装置も必然
的に増え、初期には小中規模であったシステムが徐々に
大規模化していくためである。
【0005】このとき、センター側システムに接続され
る電話回線数は増加し、ついにはセンター側システムの
収容電話回線数を越えることになる。
る電話回線数は増加し、ついにはセンター側システムの
収容電話回線数を越えることになる。
【0006】このような状況に対応するため、センター
側システムに収容される電話回線数の拡張方法として
は、以下に示すものがある。
側システムに収容される電話回線数の拡張方法として
は、以下に示すものがある。
【0007】(1)収容電話回線数の異なるC−NCU
を用意し、電話回線数が不足すれば、既設のC−NCU
より回線数の多いC−NCUに置き換える。ところがこ
の方法であると、C−NCUの種類が多種必要となり、
また既設のC−NCUが無駄になるという欠点がある。
を用意し、電話回線数が不足すれば、既設のC−NCU
より回線数の多いC−NCUに置き換える。ところがこ
の方法であると、C−NCUの種類が多種必要となり、
また既設のC−NCUが無駄になるという欠点がある。
【0008】(2)電話回線と接続される電話回線イン
ターフェース、モデム等をユニット化し、C−NCUに
そのユニットが多数装着できるように装着容量を大きく
しておき、装着ユニット数を接続電話回線数の増加にと
もない徐々に増やす。ところがこの方法であると、小規
模なシステムでも規模の大きいシステムと同じ大きさの
C−NCUを使用することになり、小規模用のC−NC
Uより大型化し、コスト的にも高くなる欠点がある。
ターフェース、モデム等をユニット化し、C−NCUに
そのユニットが多数装着できるように装着容量を大きく
しておき、装着ユニット数を接続電話回線数の増加にと
もない徐々に増やす。ところがこの方法であると、小規
模なシステムでも規模の大きいシステムと同じ大きさの
C−NCUを使用することになり、小規模用のC−NC
Uより大型化し、コスト的にも高くなる欠点がある。
【0009】(3)通信制御コンピュータ内のC−NC
Uと接続するためのインターフェース(以下、I/Fと
記す)を増設するか、分配器(コンセントレータ)を使
用して、C−NCUを必要な数だけ設置する。この方法
であると、C−NCUの製品は一種類でよく、小規模シ
ステムでも無駄がなく、規模を拡大する場合でも既設の
C−NCU2を無駄にしないで利用でき、上記(1)、
(2)の方法より優れている。
Uと接続するためのインターフェース(以下、I/Fと
記す)を増設するか、分配器(コンセントレータ)を使
用して、C−NCUを必要な数だけ設置する。この方法
であると、C−NCUの製品は一種類でよく、小規模シ
ステムでも無駄がなく、規模を拡大する場合でも既設の
C−NCU2を無駄にしないで利用でき、上記(1)、
(2)の方法より優れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(3)
の方法では、C−NCUの増設に伴い、増設された通信
制御コンピュータのI/Fあるいは分配器等の費用がか
かる。また、C−NCUのプログラムの変更時には、各
C−NCU毎にプログラムを書き換える作業が必要であ
り、作業が煩雑になる。さらに、通信制御コンピュータ
のI/Fの装着容量に制限があるため、C−NCUの増
設数に制限がある。すなわち、拡張できる電話回線数に
制限がある。
の方法では、C−NCUの増設に伴い、増設された通信
制御コンピュータのI/Fあるいは分配器等の費用がか
かる。また、C−NCUのプログラムの変更時には、各
C−NCU毎にプログラムを書き換える作業が必要であ
り、作業が煩雑になる。さらに、通信制御コンピュータ
のI/Fの装着容量に制限があるため、C−NCUの増
設数に制限がある。すなわち、拡張できる電話回線数に
制限がある。
【0011】本発明は、上記に鑑み、C−NCUが無駄
なく増設でき、C−NCU本体以外の増設費用を不要と
し、またプログラム変更を容易にし、収容電話回線数を
制限なく拡張できる通信システムの提供を目的とする。
なく増設でき、C−NCU本体以外の増設費用を不要と
し、またプログラム変更を容易にし、収容電話回線数を
制限なく拡張できる通信システムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、C−NCUに通信制御コンピュータあるいは上位
のC−NCUに接続する上位I/Fと、下位のC−NC
Uに接続する下位I/Fとを設ける。そして、通信制御
コンピュータに接続されたC−NCUに、別のC−NC
Uを順次直列に接続する。これにより、既存のC−NC
Uを無駄なく増設することができ、収容電話回線数を制
限なく増やせる。ここで、直列に接続するとは、同位に
なるC−NCUがないように接続することを言う。ま
た、上位のC−NCUとは直列に接続されたC−NCU
の列において通信制御コンピュータ側に近い方を上位の
C−NCUと言い、遠い方を下位のC−NCUと言う。
段は、C−NCUに通信制御コンピュータあるいは上位
のC−NCUに接続する上位I/Fと、下位のC−NC
Uに接続する下位I/Fとを設ける。そして、通信制御
コンピュータに接続されたC−NCUに、別のC−NC
Uを順次直列に接続する。これにより、既存のC−NC
Uを無駄なく増設することができ、収容電話回線数を制
限なく増やせる。ここで、直列に接続するとは、同位に
なるC−NCUがないように接続することを言う。ま
た、上位のC−NCUとは直列に接続されたC−NCU
の列において通信制御コンピュータ側に近い方を上位の
C−NCUと言い、遠い方を下位のC−NCUと言う。
【0013】また、C−NCUは自己の保有するデータ
に基づいた情報を別のC−NCUに送るようになってい
る。これにより、動作中にC−NCUを追加したり、接
続順序を変えても、通信制御コンピュータが通信相手の
C−NCUおよび電話回線を指定するための識別子を自
動的に各C−NCUに設定することが可能となる。
に基づいた情報を別のC−NCUに送るようになってい
る。これにより、動作中にC−NCUを追加したり、接
続順序を変えても、通信制御コンピュータが通信相手の
C−NCUおよび電話回線を指定するための識別子を自
動的に各C−NCUに設定することが可能となる。
【0014】さらに、通信制御コンピュータまたはプロ
グラム書き込み用コンピュータ等のC−NCUに接続さ
れたコンピュータから制御プログラムをロードし、接続
されている全てのC−NCUに書き込むようになってい
る。これにより、前記コンピュータの1回の操作で、複
数のC−NCUのプログラム変更作業を行える。
グラム書き込み用コンピュータ等のC−NCUに接続さ
れたコンピュータから制御プログラムをロードし、接続
されている全てのC−NCUに書き込むようになってい
る。これにより、前記コンピュータの1回の操作で、複
数のC−NCUのプログラム変更作業を行える。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の通信システム
は、図1に示すように、第1のC−NCU1と通信制御
コンピュータ2とを接続して構成されたセンター側シス
テム3と、複数の端末装置4に電文式メータ5あるいは
電話機6が接続されて構成された端末側システム7とが
交換局8,9を含む一般電話回線網を介して接続されて
いる。そして、C−NCUには、通信制御コンピュータ
2あるいは上位のC−NCUに接続する上位I/F10
と、下位のC−NCUに接続する下位I/F11とが設
けられ、これらのI/Fを用いて通信制御コンピュータ
2のI/F2aにケーブル19によって接続された第1
のC−NCU1に別の第2,第3のC−NCU12,1
3が順次直列に接続されている。
は、図1に示すように、第1のC−NCU1と通信制御
コンピュータ2とを接続して構成されたセンター側シス
テム3と、複数の端末装置4に電文式メータ5あるいは
電話機6が接続されて構成された端末側システム7とが
交換局8,9を含む一般電話回線網を介して接続されて
いる。そして、C−NCUには、通信制御コンピュータ
2あるいは上位のC−NCUに接続する上位I/F10
と、下位のC−NCUに接続する下位I/F11とが設
けられ、これらのI/Fを用いて通信制御コンピュータ
2のI/F2aにケーブル19によって接続された第1
のC−NCU1に別の第2,第3のC−NCU12,1
3が順次直列に接続されている。
【0016】各C−NCU1,12,13は、図2に示
すように、上位I/F10と、下位I/F11と、書き
込まれた制御プログラムに従って各種の制御を行う制御
部14と、電話回線15とのI/Fである回線I/F1
6と、FSK、DTMF等で各端末装置4と通信を行う
ためのモデム17とを有する。
すように、上位I/F10と、下位I/F11と、書き
込まれた制御プログラムに従って各種の制御を行う制御
部14と、電話回線15とのI/Fである回線I/F1
6と、FSK、DTMF等で各端末装置4と通信を行う
ためのモデム17とを有する。
【0017】そして、制御部14に、上位I/F10
と、下位I/F11と、モデム17を介した回線I/F
16とが接続されている。なお、回線I/F16と電話
回線15とはモジュラジャック等のコネクタ18により
接続される。また、電話回線15の数は図2では3回線
設けられているが、小規模なシステムでは回線数を減ら
すこともできる。なお、図示されていないが、第1のC
−NCU1には2回線、第2のC−NCU12には1回
線、第3のC−NCU13には2回線の電話回線が収容
されている。
と、下位I/F11と、モデム17を介した回線I/F
16とが接続されている。なお、回線I/F16と電話
回線15とはモジュラジャック等のコネクタ18により
接続される。また、電話回線15の数は図2では3回線
設けられているが、小規模なシステムでは回線数を減ら
すこともできる。なお、図示されていないが、第1のC
−NCU1には2回線、第2のC−NCU12には1回
線、第3のC−NCU13には2回線の電話回線が収容
されている。
【0018】前記上位I/F10は、通信制御コンピュ
ータ2に内蔵された第1のC−NCU1と接続するため
のI/F2aと等価なものであり、DCE(Data
Communication Equipment)仕
様のRS−232CI/Fである。そして、ケーブル1
9によって通信制御コンピュータ2あるいは上位のC−
NCUに接続可能とされる。また、下位I/F11は、
DTE(Data Terminal Equipme
nt)仕様のRS−232CI/Fである。そして、ケ
ーブル19により下位のC−NCUと接続可能とされ
る。なお、ケーブル19はRS−232Cのストレート
ケーブルであり、ケーブル19と各I/F10,11と
は、RS−232C仕様のコネクタ20によって接続さ
れる。
ータ2に内蔵された第1のC−NCU1と接続するため
のI/F2aと等価なものであり、DCE(Data
Communication Equipment)仕
様のRS−232CI/Fである。そして、ケーブル1
9によって通信制御コンピュータ2あるいは上位のC−
NCUに接続可能とされる。また、下位I/F11は、
DTE(Data Terminal Equipme
nt)仕様のRS−232CI/Fである。そして、ケ
ーブル19により下位のC−NCUと接続可能とされ
る。なお、ケーブル19はRS−232Cのストレート
ケーブルであり、ケーブル19と各I/F10,11と
は、RS−232C仕様のコネクタ20によって接続さ
れる。
【0019】そして、通信制御コンピュータ2に接続さ
れた第1のC−NCU1の下位I/F11と第2のC−
NCU12の上位I/F10とがケーブル19により接
続され、第2のC−NCU12の下位I/F11と第3
のC−NCU13の上位I/Fとがケーブル19により
接続されている。なお、第3のC−NCU13の下位に
も同じ仕様のC−NCUを同様の方法で順次直列に接続
して増設することが可能である。
れた第1のC−NCU1の下位I/F11と第2のC−
NCU12の上位I/F10とがケーブル19により接
続され、第2のC−NCU12の下位I/F11と第3
のC−NCU13の上位I/Fとがケーブル19により
接続されている。なお、第3のC−NCU13の下位に
も同じ仕様のC−NCUを同様の方法で順次直列に接続
して増設することが可能である。
【0020】前記制御部14は、CPU21、フラッシ
ュメモリ22、RAM23、ROM24を有し、記憶手
段であるRAM23には通信制御コンピュータ2との通
信時の識別子となるユニット番号と回線番号初期値が記
憶され、また制御プログラムが書き込まれている。さら
に、RAM23の内容を消去したり、制御プログラムを
書き込んだりするためのプログラムは、ROM24また
はフラッシュメモリ22等に格納されている。
ュメモリ22、RAM23、ROM24を有し、記憶手
段であるRAM23には通信制御コンピュータ2との通
信時の識別子となるユニット番号と回線番号初期値が記
憶され、また制御プログラムが書き込まれている。さら
に、RAM23の内容を消去したり、制御プログラムを
書き込んだりするためのプログラムは、ROM24また
はフラッシュメモリ22等に格納されている。
【0021】そして、制御部14は、電源がオンされた
とき動作中に所定の周期毎に各ポートの入力等により接
続されている電話回線数を把握する機能、自己の保有す
るデータに基づいた情報を下位のC−NCUに送る機
能、上位C−NCUから受信した情報により自己のユニ
ット番号、回線番号初期値を設定する機能、網制御を行
う機能を有する。
とき動作中に所定の周期毎に各ポートの入力等により接
続されている電話回線数を把握する機能、自己の保有す
るデータに基づいた情報を下位のC−NCUに送る機
能、上位C−NCUから受信した情報により自己のユニ
ット番号、回線番号初期値を設定する機能、網制御を行
う機能を有する。
【0022】このように、各C−NCU1,12,13
に上位I/F10と下位I/F11とを設けることによ
り、下位I/F11に上位I/F10をケーブル19で
接続するだけで第1のC−NCU1に第2,第3のC−
NCU12,13を容易に順次直列に接続できる。その
ため、C−NCUの増設時に、通信制御コンピュータ2
にI/Fを増設したり、分配器を使用しなくてもよく、
C−NCU本体以外の増設費用が不要となる。また、同
じ要領で何台ものC−NCUが接続できるので、収容電
話回線を制限なく増やすことができる。しかも、既存の
C−NCUがそのまま使用できて無駄にならない。
に上位I/F10と下位I/F11とを設けることによ
り、下位I/F11に上位I/F10をケーブル19で
接続するだけで第1のC−NCU1に第2,第3のC−
NCU12,13を容易に順次直列に接続できる。その
ため、C−NCUの増設時に、通信制御コンピュータ2
にI/Fを増設したり、分配器を使用しなくてもよく、
C−NCU本体以外の増設費用が不要となる。また、同
じ要領で何台ものC−NCUが接続できるので、収容電
話回線を制限なく増やすことができる。しかも、既存の
C−NCUがそのまま使用できて無駄にならない。
【0023】このような構成において、通信制御コンピ
ュータ2と第1のC−NCU1間、および各C−NCU
1,12,13間での通信が行われるときは、通信制御
コンピュータ2が通信相手のC−NCUおよび電話回線
を指定するためのユニット番号(UN)、回線番号初期
値(LN)すなわち識別子を指定した電文の送受信によ
り行われる。この電文は、図3の如く、STX(Sta
rt of Text)とETX(End of Te
xt)との間にユニット番号(UN)、回線番号初期値
(LN)、コマンドおよびデータの順に構成されたもの
である。なお、必要に応じて、BCC(Block C
heck Character),CRC(Cycli
c Redundancy Check)等の付加によ
り誤り制御を行ってもよい。また、通信制御手順を有し
てもよい。
ュータ2と第1のC−NCU1間、および各C−NCU
1,12,13間での通信が行われるときは、通信制御
コンピュータ2が通信相手のC−NCUおよび電話回線
を指定するためのユニット番号(UN)、回線番号初期
値(LN)すなわち識別子を指定した電文の送受信によ
り行われる。この電文は、図3の如く、STX(Sta
rt of Text)とETX(End of Te
xt)との間にユニット番号(UN)、回線番号初期値
(LN)、コマンドおよびデータの順に構成されたもの
である。なお、必要に応じて、BCC(Block C
heck Character),CRC(Cycli
c Redundancy Check)等の付加によ
り誤り制御を行ってもよい。また、通信制御手順を有し
てもよい。
【0024】なお、電文において、UN=0のときは電
話回線番号がLN番の電話回線との通信、LN=0のと
きはユニット番号がUN番のC−NCUとの通信を指定
した電文である。また、コマンドおよびデータが無いと
きはユニット番号と回線番号初期値の設定用となる。
話回線番号がLN番の電話回線との通信、LN=0のと
きはユニット番号がUN番のC−NCUとの通信を指定
した電文である。また、コマンドおよびデータが無いと
きはユニット番号と回線番号初期値の設定用となる。
【0025】(識別子設定)ここで、通信制御コンピュ
ータ2の通信制御において必要となる各C−NCU1,
12,13の識別子すなわち固有のユニット番号、回線
番号初期値の設定について説明する。
ータ2の通信制御において必要となる各C−NCU1,
12,13の識別子すなわち固有のユニット番号、回線
番号初期値の設定について説明する。
【0026】まず、各C−NCU1,12,13は、そ
の電源リセット時に、通信制御コンピュータ2のER
(DTR:Data Terminal Ready、
上位から下位に送信されるレディ信号)がoff状態で
第1のC−NCU1との通信準備が未完了であることが
伝えられていると、RAM23内に記憶されるユニット
番号と回線番号初期値とをそれぞれ初期設定値の1にす
る(初期設定A)。これと同時に、接続されている電話
回線数を調べ、第1のC−NCU1は回線数2、第2の
C−NCU12は回線数1、第3のC−NCU13は回
線数2であることをそれぞれ把握する。
の電源リセット時に、通信制御コンピュータ2のER
(DTR:Data Terminal Ready、
上位から下位に送信されるレディ信号)がoff状態で
第1のC−NCU1との通信準備が未完了であることが
伝えられていると、RAM23内に記憶されるユニット
番号と回線番号初期値とをそれぞれ初期設定値の1にす
る(初期設定A)。これと同時に、接続されている電話
回線数を調べ、第1のC−NCU1は回線数2、第2の
C−NCU12は回線数1、第3のC−NCU13は回
線数2であることをそれぞれ把握する。
【0027】その後、第1のC−NCU1は、通信制御
コンピュータ2のERがonとなり通信準備完了状態に
なったことが伝えられると、自己のERをonして第2
のC−NCU12へ通信準備が完了したことを伝える。
これと同時に、自己のDR(DSR:Data Set
Ready、下位から上位に送信されるレディ信号)
をonして、通信制御コンピュータ2へ通信準備が完了
していることを伝える。そして、第2のC−NCU12
のDRを監視し、第2のC−NCU12が通信準備を完
了したか否かを監視する。
コンピュータ2のERがonとなり通信準備完了状態に
なったことが伝えられると、自己のERをonして第2
のC−NCU12へ通信準備が完了したことを伝える。
これと同時に、自己のDR(DSR:Data Set
Ready、下位から上位に送信されるレディ信号)
をonして、通信制御コンピュータ2へ通信準備が完了
していることを伝える。そして、第2のC−NCU12
のDRを監視し、第2のC−NCU12が通信準備を完
了したか否かを監視する。
【0028】第2のC−NCU12は、第1のC−NC
U1のERがonとなり通信準備完了状態になったこと
が伝えられると、自己のERをonして第3のC−NC
U13へ通信準備が完了したことを伝える。これと同時
に、自己のDRをonして通信準備が完了していること
を第1のC−NCU1へ伝える。そして、第3のC−N
CU13のDRを監視し、第3のC−NCU13が通信
準備を完了したか否かを監視する。
U1のERがonとなり通信準備完了状態になったこと
が伝えられると、自己のERをonして第3のC−NC
U13へ通信準備が完了したことを伝える。これと同時
に、自己のDRをonして通信準備が完了していること
を第1のC−NCU1へ伝える。そして、第3のC−N
CU13のDRを監視し、第3のC−NCU13が通信
準備を完了したか否かを監視する。
【0029】第3のC−NCU13は、第2のC−NC
U12のERがonして通信準備完了状態になったこと
が伝えられると、自己のDRをonして通信準備が完了
していることを第2のC−NCU12へ伝える。そし
て、下位のC−NCUのDRを監視する。ところが、第
3のC−NCU13の下位にはC−NCUが接続されて
いないので下位のDRがonすることはなく、これによ
り自分が最下位であることを認識する。
U12のERがonして通信準備完了状態になったこと
が伝えられると、自己のDRをonして通信準備が完了
していることを第2のC−NCU12へ伝える。そし
て、下位のC−NCUのDRを監視する。ところが、第
3のC−NCU13の下位にはC−NCUが接続されて
いないので下位のDRがonすることはなく、これによ
り自分が最下位であることを認識する。
【0030】そして、各C−NCU1,12,13は、
それぞれ下位のC−NCUのDRがonになり通信準備
が完了したことが伝えられると、自己の保有するデータ
に基づいた情報を下位のC−NCUに送る。そして、そ
の情報を送信することにより各C−NCU1,12,1
3のユニット番号と回線番号初期値とが設定される。こ
こで、自己の保有するデータとは、RAM23に記憶さ
れたユニット番号と回線番号初期値であり、情報とは下
位のC−NCUのユニット番号と回線番号初期値であ
る。本実施形態では、下位のC−NCUのユニット番号
を上位のC−NCUのユニット番号に1を加算したもの
とし、下位のC−NCUの回線番号初期値を上位のC−
NCUの回線番号初期値に上位の回線数を加算したもの
としている。
それぞれ下位のC−NCUのDRがonになり通信準備
が完了したことが伝えられると、自己の保有するデータ
に基づいた情報を下位のC−NCUに送る。そして、そ
の情報を送信することにより各C−NCU1,12,1
3のユニット番号と回線番号初期値とが設定される。こ
こで、自己の保有するデータとは、RAM23に記憶さ
れたユニット番号と回線番号初期値であり、情報とは下
位のC−NCUのユニット番号と回線番号初期値であ
る。本実施形態では、下位のC−NCUのユニット番号
を上位のC−NCUのユニット番号に1を加算したもの
とし、下位のC−NCUの回線番号初期値を上位のC−
NCUの回線番号初期値に上位の回線数を加算したもの
としている。
【0031】図4に基づいて詳しく説明すると、第1の
C−NCU1は、第2のC−NCU12のDRがonと
なり通信準備が完了したことが伝えられると、自己のユ
ニット番号+1と自己の回線番号初期値+自己の回線
数、すなわちUN=2、LN=3を電文構成して第2の
C−NCU12へSTX+23+EXT(電文B)とし
て送信する。このとき、第1のC−NCU1のユニット
番号と回線番号初期値とは、初期設定により設定された
UN=1、LN=1である。
C−NCU1は、第2のC−NCU12のDRがonと
なり通信準備が完了したことが伝えられると、自己のユ
ニット番号+1と自己の回線番号初期値+自己の回線
数、すなわちUN=2、LN=3を電文構成して第2の
C−NCU12へSTX+23+EXT(電文B)とし
て送信する。このとき、第1のC−NCU1のユニット
番号と回線番号初期値とは、初期設定により設定された
UN=1、LN=1である。
【0032】第2のC−NCU12は、第3のC−NC
U13のDRがonとなり通信準備が完了したことが伝
えられると、自己のユニット番号+1と自己の回線番号
初期値+自己の回線数、すなわちUN=2、LN=2を
電文構成をして第3のC−NCU13へSTX+22+
EXT(電文C)として送信する。
U13のDRがonとなり通信準備が完了したことが伝
えられると、自己のユニット番号+1と自己の回線番号
初期値+自己の回線数、すなわちUN=2、LN=2を
電文構成をして第3のC−NCU13へSTX+22+
EXT(電文C)として送信する。
【0033】そして、第2のC−NCU12は上記電文
Bを受信すると、その電文の情報によりRAM23に記
憶されるユニット番号と回線番号初期値とをUN=2、
LN=3に設定する。また、C−NCU13は、上記電
文Cを受信すると、その電文の情報によりRAM23に
記憶されるユニット番号と回線番号初期値とをUN=
2、LN=2に設定する。
Bを受信すると、その電文の情報によりRAM23に記
憶されるユニット番号と回線番号初期値とをUN=2、
LN=3に設定する。また、C−NCU13は、上記電
文Cを受信すると、その電文の情報によりRAM23に
記憶されるユニット番号と回線番号初期値とをUN=
2、LN=2に設定する。
【0034】さらに、第2のC−NCU12は、電文B
により設定されたデータであるUN=2、LN=3に基
づいた情報を第3のC−NCU13に送る。すなわち、
UN=3、LN=4を電文構成して第3のC−NCU1
3へSTX+34+EXT(電文D)として送信する。
により設定されたデータであるUN=2、LN=3に基
づいた情報を第3のC−NCU13に送る。すなわち、
UN=3、LN=4を電文構成して第3のC−NCU1
3へSTX+34+EXT(電文D)として送信する。
【0035】そして、電文Dを受信した第3のC−NC
U13では、この電文によりRAM23に記憶されるユ
ニット番号と回線番号初期値とを最終的にUN=3、L
N=4に設定する。
U13では、この電文によりRAM23に記憶されるユ
ニット番号と回線番号初期値とを最終的にUN=3、L
N=4に設定する。
【0036】このとき、第3のC−NCU13は最下位
であるので、下位のUNおよびLNの設定用の電文は送
信しない。なお、図4中、電文E、電文F、電文Gは、
第3のC−NCU13の下位にC−NCUが追加接続さ
れ、その下位のC−NCUのDRがonとなり通信準備
が完了したことが第3のC−NCU13へ伝えられたと
きに送信されるUNおよびLNの設定用の電文である。
であるので、下位のUNおよびLNの設定用の電文は送
信しない。なお、図4中、電文E、電文F、電文Gは、
第3のC−NCU13の下位にC−NCUが追加接続さ
れ、その下位のC−NCUのDRがonとなり通信準備
が完了したことが第3のC−NCU13へ伝えられたと
きに送信されるUNおよびLNの設定用の電文である。
【0037】このように、C−NCUが増設されても、
自動で識別子であるユニット番号と回線番号初期値とが
設定されるので、C−NCUの増設時においてはC−N
CUの接続だけでよく、増設作業が容易になる。そのた
め、電話回線も容易に拡張できる。さらに、動作中に第
3のC−NCU13の下位にC−NCUを追加したり、
接続順序を変えた場合でも、下位のC−NCUのDRが
onして通信準備が完了したことを上位のC−NCUに
伝えられた時点で下位に情報を送信するので、自動でユ
ニット番号と回線番号初期値が設定されて設定作業が不
要になる。
自動で識別子であるユニット番号と回線番号初期値とが
設定されるので、C−NCUの増設時においてはC−N
CUの接続だけでよく、増設作業が容易になる。そのた
め、電話回線も容易に拡張できる。さらに、動作中に第
3のC−NCU13の下位にC−NCUを追加したり、
接続順序を変えた場合でも、下位のC−NCUのDRが
onして通信準備が完了したことを上位のC−NCUに
伝えられた時点で下位に情報を送信するので、自動でユ
ニット番号と回線番号初期値が設定されて設定作業が不
要になる。
【0038】なお、本実施形態では、各C−NCUの識
別子を番号としているが、記号、文字などを付与するも
のであってもよい。この場合、上位のC−NCUが下位
のC−NCUに自己の識別子を送信することによって、
上位のC−NCUで使用されていない識別子を下位のC
−NCUが設定する。
別子を番号としているが、記号、文字などを付与するも
のであってもよい。この場合、上位のC−NCUが下位
のC−NCUに自己の識別子を送信することによって、
上位のC−NCUで使用されていない識別子を下位のC
−NCUが設定する。
【0039】(データ通信)次に、通信制御コンピュー
タ2と第1のC−NCU1間および各C−NCU1,1
2,13間で行われる通常のデータ通信について説明す
る。通信制御コンピュータ2からn番目の電話回線を制
御する場合、電文構成をUN=0、LN=nとして通信
する。各C−NCU1,12,13は、電文中の“0
n”のnがRAM23に記憶された回線番号初期値から
(回線番号初期値+接続された回線数−1)の間の値で
あれば自分宛の電文であると判断して取り込む。しか
し、自分宛の電文でないと判断すると、下位I/F11
に接続された下位のC−NCUへそのままその電文を送
信する。
タ2と第1のC−NCU1間および各C−NCU1,1
2,13間で行われる通常のデータ通信について説明す
る。通信制御コンピュータ2からn番目の電話回線を制
御する場合、電文構成をUN=0、LN=nとして通信
する。各C−NCU1,12,13は、電文中の“0
n”のnがRAM23に記憶された回線番号初期値から
(回線番号初期値+接続された回線数−1)の間の値で
あれば自分宛の電文であると判断して取り込む。しか
し、自分宛の電文でないと判断すると、下位I/F11
に接続された下位のC−NCUへそのままその電文を送
信する。
【0040】そして、最下位の第3のC−NCU13が
自分宛の電文でないと判断すると、上位I/F10から
上位の第2のC−NCU12へ回線番号エラー電文を送
信する。そして、下位からの電文は、そのまま上位に送
信され、通信制御コンピュータ2で受信される。
自分宛の電文でないと判断すると、上位I/F10から
上位の第2のC−NCU12へ回線番号エラー電文を送
信する。そして、下位からの電文は、そのまま上位に送
信され、通信制御コンピュータ2で受信される。
【0041】また、各C−NCU1,12,13は電話
回線15からの受信データ等を通信制御コンピュータ2
に送るときは、回線番号初期値+m(自己の持つ電話回
線の中で何番目か)−1をnとし、電文構成をUN=
0、LN=nとして“0n”を電文に付加して送信す
る。
回線15からの受信データ等を通信制御コンピュータ2
に送るときは、回線番号初期値+m(自己の持つ電話回
線の中で何番目か)−1をnとし、電文構成をUN=
0、LN=nとして“0n”を電文に付加して送信す
る。
【0042】図5に基づいて詳しく説明すると、通信制
御コンピュータ2から回線番号が3である回線に対する
コマンドを送った場合(電文の構成はSTX+03+D
ATA+ETXとなる)、1台目の第1のC−NCU1
では、受信電文の構成がUN=0、LN=3であること
から、回線番号が3番への電文であることを認識する。
そして、自分の回線番号初期値が1で回線数が2である
ので自分宛の電文でない(自己の持つ回線1番,2番以
外である)と判断し、第2のC−NCU12のDRがo
nして通信準備が完了したことが伝えられると、そのま
ま第2のC−NCU12へ送る。
御コンピュータ2から回線番号が3である回線に対する
コマンドを送った場合(電文の構成はSTX+03+D
ATA+ETXとなる)、1台目の第1のC−NCU1
では、受信電文の構成がUN=0、LN=3であること
から、回線番号が3番への電文であることを認識する。
そして、自分の回線番号初期値が1で回線数が2である
ので自分宛の電文でない(自己の持つ回線1番,2番以
外である)と判断し、第2のC−NCU12のDRがo
nして通信準備が完了したことが伝えられると、そのま
ま第2のC−NCU12へ送る。
【0043】第2のC−NCU12では、受信電文のU
N=0、LN=3であることから、回線番号3番への電
文であり、自分の回線番号初期値が3で回線数が1であ
るので、自分宛の電文である(自己の持つ回線3番への
電文である)と判断してその電文の内容の処理を行う。
そして、その結果はそのまま第1のC−NCU1を介し
通信制御コンピュータ2に送られる。
N=0、LN=3であることから、回線番号3番への電
文であり、自分の回線番号初期値が3で回線数が1であ
るので、自分宛の電文である(自己の持つ回線3番への
電文である)と判断してその電文の内容の処理を行う。
そして、その結果はそのまま第1のC−NCU1を介し
通信制御コンピュータ2に送られる。
【0044】また、通信制御コンピュータ2からユニッ
ト番号が3番のC−NCUに対するコマンドを送った場
合(電文の構成はSTX+30+DATA+ETXとな
る)、1台目の第1のC−NCU1では、受信電文の構
成がUN=3、LN=0であることから、ユニット番号
が3番への電文であることを認識する。そして、自分の
ユニット番号が1であるので自分宛の電文でないと判断
し、第2のC−NCU12のDRがonして通信準備が
完了したことが伝えられると、そのまま第2のC−NC
U12へ送る。さらに、第2のC−NCU12では、第
1のC−NCU1の処理と同様に判断し、電文を第3の
C−NCU13に送る。そして、第3のC−NCU13
では、自分のユニット番号が3番であるので、その電文
が自分宛であると判断してその電文の内容の処理を行
う。さらに、その結果はそのまま第2のC−NCU1
2、第1のC−NCU1を経て通信制御コンピュータ2
に送られる。
ト番号が3番のC−NCUに対するコマンドを送った場
合(電文の構成はSTX+30+DATA+ETXとな
る)、1台目の第1のC−NCU1では、受信電文の構
成がUN=3、LN=0であることから、ユニット番号
が3番への電文であることを認識する。そして、自分の
ユニット番号が1であるので自分宛の電文でないと判断
し、第2のC−NCU12のDRがonして通信準備が
完了したことが伝えられると、そのまま第2のC−NC
U12へ送る。さらに、第2のC−NCU12では、第
1のC−NCU1の処理と同様に判断し、電文を第3の
C−NCU13に送る。そして、第3のC−NCU13
では、自分のユニット番号が3番であるので、その電文
が自分宛であると判断してその電文の内容の処理を行
う。さらに、その結果はそのまま第2のC−NCU1
2、第1のC−NCU1を経て通信制御コンピュータ2
に送られる。
【0045】このように、通信制御コンピュータ2から
送信された電文が自分宛のものであれば取り込み、自分
宛でなければ下位のC−NCUへ受信した電文をそのま
ま送信し、下位のC−NCUからの電文はそのまま上位
C−NCUへ送信することにより、通信制御コンピュー
タ2はC−NCUが増設されてもユニット番号あるいは
回線番号の指定だけで複数のC−NCUの制御ができ
る。
送信された電文が自分宛のものであれば取り込み、自分
宛でなければ下位のC−NCUへ受信した電文をそのま
ま送信し、下位のC−NCUからの電文はそのまま上位
C−NCUへ送信することにより、通信制御コンピュー
タ2はC−NCUが増設されてもユニット番号あるいは
回線番号の指定だけで複数のC−NCUの制御ができ
る。
【0046】(プログラム変更)各C−NCU1,1
2,13の制御プログラムの書き換えについて図6に基
づいて説明する。各C−NCU1,12,13の制御プ
ログラムを書き換える場合、最上位の第1のC−NCU
1に接続された通信制御コンピュータ2または最上位の
第1のC−NCU1に接続したプログラム書き込み用コ
ンピュータからUN=0、LN=0としてプログラム書
き換えモード指示コマンド、すなわちプログラム書き換
えモード電文(STX+00+DATA+ETX)を送
信する。
2,13の制御プログラムの書き換えについて図6に基
づいて説明する。各C−NCU1,12,13の制御プ
ログラムを書き換える場合、最上位の第1のC−NCU
1に接続された通信制御コンピュータ2または最上位の
第1のC−NCU1に接続したプログラム書き込み用コ
ンピュータからUN=0、LN=0としてプログラム書
き換えモード指示コマンド、すなわちプログラム書き換
えモード電文(STX+00+DATA+ETX)を送
信する。
【0047】第1のC−NCU1は、プログラム書き換
えモード電文を受信すると、自己をプログラム書き換え
モードとするとともに、第2のC−NCU12へプログ
ラム書き換えモード電文を送信する。
えモード電文を受信すると、自己をプログラム書き換え
モードとするとともに、第2のC−NCU12へプログ
ラム書き換えモード電文を送信する。
【0048】さらに、第2のC−NCU12においても
プログラム書き換えモード電文を受信すると、自己をプ
ログラム書き換えモードとするとともに、第3のC−N
CU13にそのプログラム書き換えモード電文を送信す
る。
プログラム書き換えモード電文を受信すると、自己をプ
ログラム書き換えモードとするとともに、第3のC−N
CU13にそのプログラム書き換えモード電文を送信す
る。
【0049】そして、最下位の第3のC−NCU13で
は、プログラム書き換えモードにするとともに、第2の
C−NCU12に書き換えモード肯定応答電文(AC
K:Acknowledge)を送信する。このACK
は次々と上位のC−NCUへ送られ、通信制御コンピュ
ータ2等で受信される。
は、プログラム書き換えモードにするとともに、第2の
C−NCU12に書き換えモード肯定応答電文(AC
K:Acknowledge)を送信する。このACK
は次々と上位のC−NCUへ送られ、通信制御コンピュ
ータ2等で受信される。
【0050】また、各C−NCU1,12,13は自分
が正常に受信していない場合、あるいはプログラム書き
換えモードになれなかった場合は、上位のC−NCUに
書き換えモード否定応答電文(NAK:Negativ
e Acknowledge)を送信する。さらに、こ
のNAKは次々と上位のC−NCUへ送られ、通信制御
コンピュータ2等により受信される。
が正常に受信していない場合、あるいはプログラム書き
換えモードになれなかった場合は、上位のC−NCUに
書き換えモード否定応答電文(NAK:Negativ
e Acknowledge)を送信する。さらに、こ
のNAKは次々と上位のC−NCUへ送られ、通信制御
コンピュータ2等により受信される。
【0051】そして、通信制御コンピュータ2等でAC
Kが受信されると、通信制御コンピュータ2等は、C−
NCUの制御プログラムのデータを、例えばHEXフォ
ーマットで1行送信する。HEXフォーマットではチェ
ックサムバイトがあるので、各C−NCU1,12,1
3ではそれをチェックする。OKであれば下位のC−N
CUへ送信するとともに、自己のRAM23に書き込み
データを書き込むとともに下位のC−NCUからの応答
を待ち、ACKが返ってくれば上位のC−NCUへAC
Kを送信する。チェックサムがNGであれば書き込みを
行わず、下位のC−NCUにも送信せず、上位のC−N
CUへNAKを送信する。
Kが受信されると、通信制御コンピュータ2等は、C−
NCUの制御プログラムのデータを、例えばHEXフォ
ーマットで1行送信する。HEXフォーマットではチェ
ックサムバイトがあるので、各C−NCU1,12,1
3ではそれをチェックする。OKであれば下位のC−N
CUへ送信するとともに、自己のRAM23に書き込み
データを書き込むとともに下位のC−NCUからの応答
を待ち、ACKが返ってくれば上位のC−NCUへAC
Kを送信する。チェックサムがNGであれば書き込みを
行わず、下位のC−NCUにも送信せず、上位のC−N
CUへNAKを送信する。
【0052】最下位の第3のC−NCU13においてチ
ェックサムがOKであれば、上位C−NCUへACKを
送信する。そして、通信制御コンピュータ2等は、AC
Kを受信したら次の1行を送信し、NAKを受信したら
再送する。こうして、制御プログラム全部が通信制御コ
ンピュータ2等からロードされ、各C−NCU1,1
2,13の制御プログラムの書き込みが終了すると、通
信制御コンピュータ2等はリセットコマンドを送信す
る。そして、リセットコマンドが順に各C−NCU1,
12,13に送信されると、各C−NCU1,12,1
3が、リセット動作を行い通常動作に戻る。
ェックサムがOKであれば、上位C−NCUへACKを
送信する。そして、通信制御コンピュータ2等は、AC
Kを受信したら次の1行を送信し、NAKを受信したら
再送する。こうして、制御プログラム全部が通信制御コ
ンピュータ2等からロードされ、各C−NCU1,1
2,13の制御プログラムの書き込みが終了すると、通
信制御コンピュータ2等はリセットコマンドを送信す
る。そして、リセットコマンドが順に各C−NCU1,
12,13に送信されると、各C−NCU1,12,1
3が、リセット動作を行い通常動作に戻る。
【0053】このように、複数のC−NCU1,12,
13の制御プログラム変更する場合でも、制御プログラ
ムが上位から下位のC−NCUに送信されていくので、
制御プログラムの入れ換え作業が1回の操作で済む。
13の制御プログラム変更する場合でも、制御プログラ
ムが上位から下位のC−NCUに送信されていくので、
制御プログラムの入れ換え作業が1回の操作で済む。
【0054】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、識別子等の情報を下位から上位のC−NCUへ送
り、各C−NCUの識別子の設定をしてもよい。
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、識別子等の情報を下位から上位のC−NCUへ送
り、各C−NCUの識別子の設定をしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、C−NCUに、通信制御コンピュータあるいは
上位のC−NCUに接続する上位I/Fと、下位のC−
NCUに接続する下位I/Fとを設けることにより、C
−NCU同士が接続可能となり、既存のC−NCUがそ
のまま使用でき無駄にならない。
よると、C−NCUに、通信制御コンピュータあるいは
上位のC−NCUに接続する上位I/Fと、下位のC−
NCUに接続する下位I/Fとを設けることにより、C
−NCU同士が接続可能となり、既存のC−NCUがそ
のまま使用でき無駄にならない。
【0056】さらに、複数のC−NCUを順次接続する
ことができるので、C−NCUを電話回線数等の規模の
大きさに合わせて拡張できる。しかも、通信制御コンピ
ュータにI/Fを増設したり、分配器を使用しなくても
よく、C−NCU本体以外の増設費用が不要となる。
ことができるので、C−NCUを電話回線数等の規模の
大きさに合わせて拡張できる。しかも、通信制御コンピ
ュータにI/Fを増設したり、分配器を使用しなくても
よく、C−NCU本体以外の増設費用が不要となる。
【0057】また、C−NCUが自己の保有するデータ
に基づいた情報を別のC−NCUに送ることにより、C
−NCUが増設されても識別子が自動で設定されるの
で、識別子の設定作業が不要になる。しかも、動作中に
C−NCUの下位にC−NCUを追加したり、接続順序
を変えたりすることが可能である。
に基づいた情報を別のC−NCUに送ることにより、C
−NCUが増設されても識別子が自動で設定されるの
で、識別子の設定作業が不要になる。しかも、動作中に
C−NCUの下位にC−NCUを追加したり、接続順序
を変えたりすることが可能である。
【0058】さらに、接続されたコンピュータから制御
プログラムをロードし、接続されている全てのC−NC
Uに書き込むことにより、制御プログラムの入れ換え作
業が1回の操作で済む。
プログラムをロードし、接続されている全てのC−NC
Uに書き込むことにより、制御プログラムの入れ換え作
業が1回の操作で済む。
【図1】本発明の通信システムの構成図
【図2】C−NCUの構成ブロック図
【図3】電文構成を示す図
【図4】ユニット番号と回線番号初期値の設定を示すシ
ーケンス図
ーケンス図
【図5】データの通信処理を示すシーケンス図
【図6】プログラムの書き換えを示すシーケンス図
1,12,13 C−NCU 2 通信制御コンピュータ 10 上位インターフェース 11 下位インターフェース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 H04M 11/00
Claims (7)
- 【請求項1】 通信制御コンピュータに接続された網制
御装置を備えたセンター側システムと端末側システムと
が電話回線を介して通信する通信システムにおいて、複
数の網制御装置が順次直列に接続され、最上位の網制御
装置が通信制御コンピュータに接続され、各網制御装置
に、1本以上の電話回線が接続され、上位の網制御装置
は、下位の網制御装置に対して通信制御において必要と
なる自己の識別子に基づいた下位の網制御装置の識別子
を送ることを特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 通信制御コンピュータに接続された網制
御装置を備えたセンター側システムと端末側システムと
が電話回線を介して通信する通信システムにおいて、複
数の網制御装置が順次直列に接続され、最上位の網制御
装置が通信制御コンピュータに接続され、各網制御装置
に、1本以上の電話回線が接続され、上位の網制御装置
は、自己のユニット番号および回線番号初期値からなる
識別子に基づいて得られる下位の網制御装置のユニット
番号および回線番号初期値を下位の網制御装置に送り、
下位の網制御装置は、受信した前記ユニット番号および
前記回線番号初期値を記憶手段に記憶することにより自
己の識別子として設定することを特徴とする通信システ
ム。 - 【請求項3】 上位の網制御装置は、接続されたコンピ
ュータからロードされた制御プログラムを下位の網制御
装置に送信し、全ての網制御装置は、受信した制御プロ
グラムを記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1
または2記載の通信システム。 - 【請求項4】 網制御装置は、通信制御コンピュータあ
るいは上位の網制御装置に接続する上位インターフェー
スと、下位の網制御装置に接続する下位インターフェー
スとを備え、網制御装置は、前記インターフェースを介
してレディ信号を伝送して、通信制御コンピュータおよ
び他の網制御装置の通信状態と下位の網制御装置の有無
とを認識することを特徴とする請求項1、2または3記
載の通信システム。 - 【請求項5】 網制御装置は、電源リセット時に識別子
の設定を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の通信システム。 - 【請求項6】 通信制御コンピュータは、下位の網制御
装置に対して識別子を含む電文を送信し、網制御装置
は、受信した電文が自分宛ての電文である場合、電文を
取り込み、自分宛ての電文でない場合、下位の網制御装
置に電文を送信し、最下位の網制御装置は、受信した電
文が自分宛ての電文でない場合、エラー電文を上位の網
制御装置を通じて前記通信制御コンピュータに送信する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通信
システム。 - 【請求項7】 通信制御コンピュータに接続された網制
御装置を備えたセンター側システムと端末側システムと
が電話回線を介して通信する通信システムにおいて、複
数の網制御装置が順次直列に接続され、最上位の網制御
装置が通信制御コンピュータに接続され、各網制御装置
に、1本以上の電話回線が接続され、通信制御コンピュ
ータと最上位の網制御装置との間および各網制御装置間
において、上位から下位へのER信号および下位から上
位へのDR信号を伝送することを特徴とする通信システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30555395A JP3356602B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30555395A JP3356602B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149470A JPH09149470A (ja) | 1997-06-06 |
JP3356602B2 true JP3356602B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=17946549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30555395A Expired - Fee Related JP3356602B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3356602B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027598A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Safety Next:Kk | 生活支援システム |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP30555395A patent/JP3356602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09149470A (ja) | 1997-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6067407A (en) | Remote diagnosis of network device over a local area network | |
CN101309306B (zh) | 在Modbus通信网络中为从节点设备分配地址的方法 | |
US4445214A (en) | Method of controlling message transmission sequence in multi station communication system | |
EP0471354A2 (en) | Intelligent network interface circuit | |
EP0156557A2 (en) | Transceiver for multi-drop local area networks | |
NZ231257A (en) | Packet switching protocol for modem | |
JPH0758984B2 (ja) | プログラム可能な複数の論理制御器の間で通信する方法 | |
JPH0618371B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP3356602B2 (ja) | 通信システム | |
CN111083447B (zh) | 一种网络通信方法、装置和存储介质 | |
US5388109A (en) | Data communications device with resident link adapter | |
CN102625011B (zh) | 合并入可编程序逻辑控制器的调制解调器的功能 | |
JPH11225182A (ja) | 情報表示システム及びその制御方法 | |
JPH04266239A (ja) | ディジタルストリーム伝送回路およびディジタルループ伝送システム | |
JP2002095068A (ja) | 監視制御システム | |
JPS59158641A (ja) | デ−タ伝送方式 | |
CN115903610A (zh) | 一种智能边缘控制终端 | |
JP3416025B2 (ja) | 通信システム | |
Coats | Comparison of DNP and IEC 870-5-101 | |
JPH1070617A (ja) | ビル管理システム | |
CN101123484B (zh) | 数据传输方法与系统 | |
KR0148947B1 (ko) | 프로그램 작성장치와 칩 마운터의 데이타 송수신 방법 | |
JPS6286940A (ja) | パケツト通番制御方式 | |
JPH1198166A (ja) | 伝送方式 | |
JPS58198941A (ja) | 簡易形デ−タ伝送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |