JP3356602B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP3356602B2
JP3356602B2 JP30555395A JP30555395A JP3356602B2 JP 3356602 B2 JP3356602 B2 JP 3356602B2 JP 30555395 A JP30555395 A JP 30555395A JP 30555395 A JP30555395 A JP 30555395A JP 3356602 B2 JP3356602 B2 JP 3356602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータ等の端
末機器からメータ検針情報を電話回線を介してセンター
側システムに伝送するテレメータシステム等の通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の発達とともに、ガスメータ
等の検針を遠隔通信により行なうテレメータシステムが
普及している。このシステムは、通信制御コンピュータ
に接続されたセンター側網制御装置(以下、C−NCU
と記す)を備えたセンター側システムと、メータ等の端
末機器が接続される端末側網制御装置(T−NCU、以
下端末装置と記す)からなる端末側システムとが電話回
線を介して通信し、端末機器の検針データ等をセンター
側システムに伝送するものである。
【0003】そして、センター側システムにおいては通
信制御コンピュータとC−NCUとはそれぞれRS−2
32Cインターフェースが設けられており、RS−23
2C用ケーブルによって1対1で接続され、ノーリンギ
ング通信サービスを用いたノーリンギング通信、および
端末発信による通信が行われている。
【0004】ところで、1つのテレメータシステムの端
末装置の数は数百〜数十万であり、センター側システム
に必要な電話回線数も1〜数十回線と幅広い。これは、
テレメータシステムが普及していくと、メータ等の端末
機器が増え、その端末機器が接続される端末装置も必然
的に増え、初期には小中規模であったシステムが徐々に
大規模化していくためである。
【0005】このとき、センター側システムに接続され
る電話回線数は増加し、ついにはセンター側システムの
収容電話回線数を越えることになる。
【0006】このような状況に対応するため、センター
側システムに収容される電話回線数の拡張方法として
は、以下に示すものがある。
【0007】(1)収容電話回線数の異なるC−NCU
を用意し、電話回線数が不足すれば、既設のC−NCU
より回線数の多いC−NCUに置き換える。ところがこ
の方法であると、C−NCUの種類が多種必要となり、
また既設のC−NCUが無駄になるという欠点がある。
【0008】(2)電話回線と接続される電話回線イン
ターフェース、モデム等をユニット化し、C−NCUに
そのユニットが多数装着できるように装着容量を大きく
しておき、装着ユニット数を接続電話回線数の増加にと
もない徐々に増やす。ところがこの方法であると、小規
模なシステムでも規模の大きいシステムと同じ大きさの
C−NCUを使用することになり、小規模用のC−NC
Uより大型化し、コスト的にも高くなる欠点がある。
【0009】(3)通信制御コンピュータ内のC−NC
Uと接続するためのインターフェース(以下、I/Fと
記す)を増設するか、分配器(コンセントレータ)を使
用して、C−NCUを必要な数だけ設置する。この方法
であると、C−NCUの製品は一種類でよく、小規模シ
ステムでも無駄がなく、規模を拡大する場合でも既設の
C−NCU2を無駄にしないで利用でき、上記(1)、
(2)の方法より優れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(3)
の方法では、C−NCUの増設に伴い、増設された通信
制御コンピュータのI/Fあるいは分配器等の費用がか
かる。また、C−NCUのプログラムの変更時には、各
C−NCU毎にプログラムを書き換える作業が必要であ
り、作業が煩雑になる。さらに、通信制御コンピュータ
のI/Fの装着容量に制限があるため、C−NCUの増
設数に制限がある。すなわち、拡張できる電話回線数に
制限がある。
【0011】本発明は、上記に鑑み、C−NCUが無駄
なく増設でき、C−NCU本体以外の増設費用を不要と
し、またプログラム変更を容易にし、収容電話回線数を
制限なく拡張できる通信システムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、C−NCUに通信制御コンピュータあるいは上位
のC−NCUに接続する上位I/Fと、下位のC−NC
Uに接続する下位I/Fとを設ける。そして、通信制御
コンピュータに接続されたC−NCUに、別のC−NC
Uを順次直列に接続する。これにより、既存のC−NC
Uを無駄なく増設することができ、収容電話回線数を制
限なく増やせる。ここで、直列に接続するとは、同位に
なるC−NCUがないように接続することを言う。ま
た、上位のC−NCUとは直列に接続されたC−NCU
の列において通信制御コンピュータ側に近い方を上位の
C−NCUと言い、遠い方を下位のC−NCUと言う。
【0013】また、C−NCUは自己の保有するデータ
に基づいた情報を別のC−NCUに送るようになってい
る。これにより、動作中にC−NCUを追加したり、接
続順序を変えても、通信制御コンピュータが通信相手の
C−NCUおよび電話回線を指定するための識別子を自
動的に各C−NCUに設定することが可能となる。
【0014】さらに、通信制御コンピュータまたはプロ
グラム書き込み用コンピュータ等のC−NCUに接続さ
れたコンピュータから制御プログラムをロードし、接続
されている全てのC−NCUに書き込むようになってい
る。これにより、前記コンピュータの1回の操作で、複
数のC−NCUのプログラム変更作業を行える。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の通信システム
は、図1に示すように、第1のC−NCU1と通信制御
コンピュータ2とを接続して構成されたセンター側シス
テム3と、複数の端末装置4に電文式メータ5あるいは
電話機6が接続されて構成された端末側システム7とが
交換局8,9を含む一般電話回線網を介して接続されて
いる。そして、C−NCUには、通信制御コンピュータ
2あるいは上位のC−NCUに接続する上位I/F10
と、下位のC−NCUに接続する下位I/F11とが設
けられ、これらのI/Fを用いて通信制御コンピュータ
2のI/F2aにケーブル19によって接続された第1
のC−NCU1に別の第2,第3のC−NCU12,1
3が順次直列に接続されている。
【0016】各C−NCU1,12,13は、図2に示
すように、上位I/F10と、下位I/F11と、書き
込まれた制御プログラムに従って各種の制御を行う制御
部14と、電話回線15とのI/Fである回線I/F1
6と、FSK、DTMF等で各端末装置4と通信を行う
ためのモデム17とを有する。
【0017】そして、制御部14に、上位I/F10
と、下位I/F11と、モデム17を介した回線I/F
16とが接続されている。なお、回線I/F16と電話
回線15とはモジュラジャック等のコネクタ18により
接続される。また、電話回線15の数は図2では3回線
設けられているが、小規模なシステムでは回線数を減ら
すこともできる。なお、図示されていないが、第1のC
−NCU1には2回線、第2のC−NCU12には1回
線、第3のC−NCU13には2回線の電話回線が収容
されている。
【0018】前記上位I/F10は、通信制御コンピュ
ータ2に内蔵された第1のC−NCU1と接続するため
のI/F2aと等価なものであり、DCE(Data
Communication Equipment)仕
様のRS−232CI/Fである。そして、ケーブル1
9によって通信制御コンピュータ2あるいは上位のC−
NCUに接続可能とされる。また、下位I/F11は、
DTE(Data Terminal Equipme
nt)仕様のRS−232CI/Fである。そして、ケ
ーブル19により下位のC−NCUと接続可能とされ
る。なお、ケーブル19はRS−232Cのストレート
ケーブルであり、ケーブル19と各I/F10,11と
は、RS−232C仕様のコネクタ20によって接続さ
れる。
【0019】そして、通信制御コンピュータ2に接続さ
れた第1のC−NCU1の下位I/F11と第2のC−
NCU12の上位I/F10とがケーブル19により接
続され、第2のC−NCU12の下位I/F11と第3
のC−NCU13の上位I/Fとがケーブル19により
接続されている。なお、第3のC−NCU13の下位に
も同じ仕様のC−NCUを同様の方法で順次直列に接続
して増設することが可能である。
【0020】前記制御部14は、CPU21、フラッシ
ュメモリ22、RAM23、ROM24を有し、記憶手
段であるRAM23には通信制御コンピュータ2との通
信時の識別子となるユニット番号と回線番号初期値が記
憶され、また制御プログラムが書き込まれている。さら
に、RAM23の内容を消去したり、制御プログラムを
書き込んだりするためのプログラムは、ROM24また
はフラッシュメモリ22等に格納されている。
【0021】そして、制御部14は、電源がオンされた
とき動作中に所定の周期毎に各ポートの入力等により接
続されている電話回線数を把握する機能、自己の保有す
るデータに基づいた情報を下位のC−NCUに送る機
能、上位C−NCUから受信した情報により自己のユニ
ット番号、回線番号初期値を設定する機能、網制御を行
う機能を有する。
【0022】このように、各C−NCU1,12,13
に上位I/F10と下位I/F11とを設けることによ
り、下位I/F11に上位I/F10をケーブル19で
接続するだけで第1のC−NCU1に第2,第3のC−
NCU12,13を容易に順次直列に接続できる。その
ため、C−NCUの増設時に、通信制御コンピュータ2
にI/Fを増設したり、分配器を使用しなくてもよく、
C−NCU本体以外の増設費用が不要となる。また、同
じ要領で何台ものC−NCUが接続できるので、収容電
話回線を制限なく増やすことができる。しかも、既存の
C−NCUがそのまま使用できて無駄にならない。
【0023】このような構成において、通信制御コンピ
ュータ2と第1のC−NCU1間、および各C−NCU
1,12,13間での通信が行われるときは、通信制御
コンピュータ2が通信相手のC−NCUおよび電話回線
を指定するためのユニット番号(UN)、回線番号初期
値(LN)すなわち識別子を指定した電文の送受信によ
り行われる。この電文は、図3の如く、STX(Sta
rt of Text)とETX(End of Te
xt)との間にユニット番号(UN)、回線番号初期値
(LN)、コマンドおよびデータの順に構成されたもの
である。なお、必要に応じて、BCC(Block C
heck Character),CRC(Cycli
c Redundancy Check)等の付加によ
り誤り制御を行ってもよい。また、通信制御手順を有し
てもよい。
【0024】なお、電文において、UN=0のときは電
話回線番号がLN番の電話回線との通信、LN=0のと
きはユニット番号がUN番のC−NCUとの通信を指定
した電文である。また、コマンドおよびデータが無いと
きはユニット番号と回線番号初期値の設定用となる。
【0025】(識別子設定)ここで、通信制御コンピュ
ータ2の通信制御において必要となる各C−NCU1,
12,13の識別子すなわち固有のユニット番号、回線
番号初期値の設定について説明する。
【0026】まず、各C−NCU1,12,13は、そ
の電源リセット時に、通信制御コンピュータ2のER
(DTR:Data Terminal Ready、
上位から下位に送信されるレディ信号)がoff状態で
第1のC−NCU1との通信準備が未完了であることが
伝えられていると、RAM23内に記憶されるユニット
番号と回線番号初期値とをそれぞれ初期設定値の1にす
る(初期設定A)。これと同時に、接続されている電話
回線数を調べ、第1のC−NCU1は回線数2、第2の
C−NCU12は回線数1、第3のC−NCU13は回
線数2であることをそれぞれ把握する。
【0027】その後、第1のC−NCU1は、通信制御
コンピュータ2のERがonとなり通信準備完了状態に
なったことが伝えられると、自己のERをonして第2
のC−NCU12へ通信準備が完了したことを伝える。
これと同時に、自己のDR(DSR:Data Set
Ready、下位から上位に送信されるレディ信号)
をonして、通信制御コンピュータ2へ通信準備が完了
していることを伝える。そして、第2のC−NCU12
のDRを監視し、第2のC−NCU12が通信準備を完
了したか否かを監視する。
【0028】第2のC−NCU12は、第1のC−NC
U1のERがonとなり通信準備完了状態になったこと
が伝えられると、自己のERをonして第3のC−NC
U13へ通信準備が完了したことを伝える。これと同時
に、自己のDRをonして通信準備が完了していること
を第1のC−NCU1へ伝える。そして、第3のC−N
CU13のDRを監視し、第3のC−NCU13が通信
準備を完了したか否かを監視する。
【0029】第3のC−NCU13は、第2のC−NC
U12のERがonして通信準備完了状態になったこと
が伝えられると、自己のDRをonして通信準備が完了
していることを第2のC−NCU12へ伝える。そし
て、下位のC−NCUのDRを監視する。ところが、第
3のC−NCU13の下位にはC−NCUが接続されて
いないので下位のDRがonすることはなく、これによ
り自分が最下位であることを認識する。
【0030】そして、各C−NCU1,12,13は、
それぞれ下位のC−NCUのDRがonになり通信準備
が完了したことが伝えられると、自己の保有するデータ
に基づいた情報を下位のC−NCUに送る。そして、そ
の情報を送信することにより各C−NCU1,12,1
3のユニット番号と回線番号初期値とが設定される。こ
こで、自己の保有するデータとは、RAM23に記憶さ
れたユニット番号と回線番号初期値であり、情報とは下
位のC−NCUのユニット番号と回線番号初期値であ
る。本実施形態では、下位のC−NCUのユニット番号
を上位のC−NCUのユニット番号に1を加算したもの
とし、下位のC−NCUの回線番号初期値を上位のC−
NCUの回線番号初期値に上位の回線数を加算したもの
としている。
【0031】図4に基づいて詳しく説明すると、第1の
C−NCU1は、第2のC−NCU12のDRがonと
なり通信準備が完了したことが伝えられると、自己のユ
ニット番号+1と自己の回線番号初期値+自己の回線
数、すなわちUN=2、LN=3を電文構成して第2の
C−NCU12へSTX+23+EXT(電文B)とし
て送信する。このとき、第1のC−NCU1のユニット
番号と回線番号初期値とは、初期設定により設定された
UN=1、LN=1である。
【0032】第2のC−NCU12は、第3のC−NC
U13のDRがonとなり通信準備が完了したことが伝
えられると、自己のユニット番号+1と自己の回線番号
初期値+自己の回線数、すなわちUN=2、LN=2を
電文構成をして第3のC−NCU13へSTX+22+
EXT(電文C)として送信する。
【0033】そして、第2のC−NCU12は上記電文
Bを受信すると、その電文の情報によりRAM23に記
憶されるユニット番号と回線番号初期値とをUN=2、
LN=3に設定する。また、C−NCU13は、上記電
文Cを受信すると、その電文の情報によりRAM23に
記憶されるユニット番号と回線番号初期値とをUN=
2、LN=2に設定する。
【0034】さらに、第2のC−NCU12は、電文B
により設定されたデータであるUN=2、LN=3に基
づいた情報を第3のC−NCU13に送る。すなわち、
UN=3、LN=4を電文構成して第3のC−NCU1
3へSTX+34+EXT(電文D)として送信する。
【0035】そして、電文Dを受信した第3のC−NC
U13では、この電文によりRAM23に記憶されるユ
ニット番号と回線番号初期値とを最終的にUN=3、L
N=4に設定する。
【0036】このとき、第3のC−NCU13は最下位
であるので、下位のUNおよびLNの設定用の電文は送
信しない。なお、図4中、電文E、電文F、電文Gは、
第3のC−NCU13の下位にC−NCUが追加接続さ
れ、その下位のC−NCUのDRがonとなり通信準備
が完了したことが第3のC−NCU13へ伝えられたと
きに送信されるUNおよびLNの設定用の電文である。
【0037】このように、C−NCUが増設されても、
自動で識別子であるユニット番号と回線番号初期値とが
設定されるので、C−NCUの増設時においてはC−N
CUの接続だけでよく、増設作業が容易になる。そのた
め、電話回線も容易に拡張できる。さらに、動作中に第
3のC−NCU13の下位にC−NCUを追加したり、
接続順序を変えた場合でも、下位のC−NCUのDRが
onして通信準備が完了したことを上位のC−NCUに
伝えられた時点で下位に情報を送信するので、自動でユ
ニット番号と回線番号初期値が設定されて設定作業が不
要になる。
【0038】なお、本実施形態では、各C−NCUの識
別子を番号としているが、記号、文字などを付与するも
のであってもよい。この場合、上位のC−NCUが下位
のC−NCUに自己の識別子を送信することによって、
上位のC−NCUで使用されていない識別子を下位のC
−NCUが設定する。
【0039】(データ通信)次に、通信制御コンピュー
タ2と第1のC−NCU1間および各C−NCU1,1
2,13間で行われる通常のデータ通信について説明す
る。通信制御コンピュータ2からn番目の電話回線を制
御する場合、電文構成をUN=0、LN=nとして通信
する。各C−NCU1,12,13は、電文中の“0
n”のnがRAM23に記憶された回線番号初期値から
(回線番号初期値+接続された回線数−1)の間の値で
あれば自分宛の電文であると判断して取り込む。しか
し、自分宛の電文でないと判断すると、下位I/F11
に接続された下位のC−NCUへそのままその電文を送
信する。
【0040】そして、最下位の第3のC−NCU13が
自分宛の電文でないと判断すると、上位I/F10から
上位の第2のC−NCU12へ回線番号エラー電文を送
信する。そして、下位からの電文は、そのまま上位に送
信され、通信制御コンピュータ2で受信される。
【0041】また、各C−NCU1,12,13は電話
回線15からの受信データ等を通信制御コンピュータ2
に送るときは、回線番号初期値+m(自己の持つ電話回
線の中で何番目か)−1をnとし、電文構成をUN=
0、LN=nとして“0n”を電文に付加して送信す
る。
【0042】図5に基づいて詳しく説明すると、通信制
御コンピュータ2から回線番号が3である回線に対する
コマンドを送った場合(電文の構成はSTX+03+D
ATA+ETXとなる)、1台目の第1のC−NCU1
では、受信電文の構成がUN=0、LN=3であること
から、回線番号が3番への電文であることを認識する。
そして、自分の回線番号初期値が1で回線数が2である
ので自分宛の電文でない(自己の持つ回線1番,2番以
外である)と判断し、第2のC−NCU12のDRがo
nして通信準備が完了したことが伝えられると、そのま
ま第2のC−NCU12へ送る。
【0043】第2のC−NCU12では、受信電文のU
N=0、LN=3であることから、回線番号3番への電
文であり、自分の回線番号初期値が3で回線数が1であ
るので、自分宛の電文である(自己の持つ回線3番への
電文である)と判断してその電文の内容の処理を行う。
そして、その結果はそのまま第1のC−NCU1を介し
通信制御コンピュータ2に送られる。
【0044】また、通信制御コンピュータ2からユニッ
ト番号が3番のC−NCUに対するコマンドを送った場
合(電文の構成はSTX+30+DATA+ETXとな
る)、1台目の第1のC−NCU1では、受信電文の構
成がUN=3、LN=0であることから、ユニット番号
が3番への電文であることを認識する。そして、自分の
ユニット番号が1であるので自分宛の電文でないと判断
し、第2のC−NCU12のDRがonして通信準備が
完了したことが伝えられると、そのまま第2のC−NC
U12へ送る。さらに、第2のC−NCU12では、第
1のC−NCU1の処理と同様に判断し、電文を第3の
C−NCU13に送る。そして、第3のC−NCU13
では、自分のユニット番号が3番であるので、その電文
が自分宛であると判断してその電文の内容の処理を行
う。さらに、その結果はそのまま第2のC−NCU1
2、第1のC−NCU1を経て通信制御コンピュータ2
に送られる。
【0045】このように、通信制御コンピュータ2から
送信された電文が自分宛のものであれば取り込み、自分
宛でなければ下位のC−NCUへ受信した電文をそのま
ま送信し、下位のC−NCUからの電文はそのまま上位
C−NCUへ送信することにより、通信制御コンピュー
タ2はC−NCUが増設されてもユニット番号あるいは
回線番号の指定だけで複数のC−NCUの制御ができ
る。
【0046】(プログラム変更)各C−NCU1,1
2,13の制御プログラムの書き換えについて図6に基
づいて説明する。各C−NCU1,12,13の制御プ
ログラムを書き換える場合、最上位の第1のC−NCU
1に接続された通信制御コンピュータ2または最上位の
第1のC−NCU1に接続したプログラム書き込み用コ
ンピュータからUN=0、LN=0としてプログラム書
き換えモード指示コマンド、すなわちプログラム書き換
えモード電文(STX+00+DATA+ETX)を送
信する。
【0047】第1のC−NCU1は、プログラム書き換
えモード電文を受信すると、自己をプログラム書き換え
モードとするとともに、第2のC−NCU12へプログ
ラム書き換えモード電文を送信する。
【0048】さらに、第2のC−NCU12においても
プログラム書き換えモード電文を受信すると、自己をプ
ログラム書き換えモードとするとともに、第3のC−N
CU13にそのプログラム書き換えモード電文を送信す
る。
【0049】そして、最下位の第3のC−NCU13で
は、プログラム書き換えモードにするとともに、第2の
C−NCU12に書き換えモード肯定応答電文(AC
K:Acknowledge)を送信する。このACK
は次々と上位のC−NCUへ送られ、通信制御コンピュ
ータ2等で受信される。
【0050】また、各C−NCU1,12,13は自分
が正常に受信していない場合、あるいはプログラム書き
換えモードになれなかった場合は、上位のC−NCUに
書き換えモード否定応答電文(NAK:Negativ
e Acknowledge)を送信する。さらに、こ
のNAKは次々と上位のC−NCUへ送られ、通信制御
コンピュータ2等により受信される。
【0051】そして、通信制御コンピュータ2等でAC
Kが受信されると、通信制御コンピュータ2等は、C−
NCUの制御プログラムのデータを、例えばHEXフォ
ーマットで1行送信する。HEXフォーマットではチェ
ックサムバイトがあるので、各C−NCU1,12,1
3ではそれをチェックする。OKであれば下位のC−N
CUへ送信するとともに、自己のRAM23に書き込み
データを書き込むとともに下位のC−NCUからの応答
を待ち、ACKが返ってくれば上位のC−NCUへAC
Kを送信する。チェックサムがNGであれば書き込みを
行わず、下位のC−NCUにも送信せず、上位のC−N
CUへNAKを送信する。
【0052】最下位の第3のC−NCU13においてチ
ェックサムがOKであれば、上位C−NCUへACKを
送信する。そして、通信制御コンピュータ2等は、AC
Kを受信したら次の1行を送信し、NAKを受信したら
再送する。こうして、制御プログラム全部が通信制御コ
ンピュータ2等からロードされ、各C−NCU1,1
2,13の制御プログラムの書き込みが終了すると、通
信制御コンピュータ2等はリセットコマンドを送信す
る。そして、リセットコマンドが順に各C−NCU1,
12,13に送信されると、各C−NCU1,12,1
3が、リセット動作を行い通常動作に戻る。
【0053】このように、複数のC−NCU1,12,
13の制御プログラム変更する場合でも、制御プログラ
ムが上位から下位のC−NCUに送信されていくので、
制御プログラムの入れ換え作業が1回の操作で済む。
【0054】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、識別子等の情報を下位から上位のC−NCUへ送
り、各C−NCUの識別子の設定をしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、C−NCUに、通信制御コンピュータあるいは
上位のC−NCUに接続する上位I/Fと、下位のC−
NCUに接続する下位I/Fとを設けることにより、C
−NCU同士が接続可能となり、既存のC−NCUがそ
のまま使用でき無駄にならない。
【0056】さらに、複数のC−NCUを順次接続する
ことができるので、C−NCUを電話回線数等の規模の
大きさに合わせて拡張できる。しかも、通信制御コンピ
ュータにI/Fを増設したり、分配器を使用しなくても
よく、C−NCU本体以外の増設費用が不要となる。
【0057】また、C−NCUが自己の保有するデータ
に基づいた情報を別のC−NCUに送ることにより、C
−NCUが増設されても識別子が自動で設定されるの
で、識別子の設定作業が不要になる。しかも、動作中に
C−NCUの下位にC−NCUを追加したり、接続順序
を変えたりすることが可能である。
【0058】さらに、接続されたコンピュータから制御
プログラムをロードし、接続されている全てのC−NC
Uに書き込むことにより、制御プログラムの入れ換え作
業が1回の操作で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの構成図
【図2】C−NCUの構成ブロック図
【図3】電文構成を示す図
【図4】ユニット番号と回線番号初期値の設定を示すシ
ーケンス図
【図5】データの通信処理を示すシーケンス図
【図6】プログラムの書き換えを示すシーケンス図
【符号の説明】
1,12,13 C−NCU 2 通信制御コンピュータ 10 上位インターフェース 11 下位インターフェース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 H04M 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信制御コンピュータに接続された網制
    御装置を備えたセンター側システムと端末側システムと
    が電話回線を介して通信する通信システムにおいて、
    数の網制御装置が順次直列に接続され、最上位の網制御
    装置が通信制御コンピュータに接続され、各網制御装置
    に、1本以上の電話回線が接続され、上位の網制御装置
    は、下位の網制御装置に対して通信制御において必要と
    なる自己の識別子に基づいた下位の網制御装置の識別子
    を送ることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 通信制御コンピュータに接続された網制
    御装置を備えたセンター側システムと端末側システムと
    が電話回線を介して通信する通信システムにおいて、
    数の網制御装置が順次直列に接続され、最上位の網制御
    装置が通信制御コンピュータに接続され、各網制御装置
    に、1本以上の電話回線が接続され、上位の網制御装置
    は、自己のユニット番号および回線番号初期値からなる
    識別子に基づいて得られる下位の網制御装置のユニット
    番号および回線番号初期値を下位の網制御装置に送り、
    下位の網制御装置は、受信した前記ユニット番号および
    前記回線番号初期値を記憶手段に記憶することにより自
    己の識別子として設定することを特徴とする通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上位の網制御装置は、接続されたコンピ
    ュータからロードされた制御プログラムを下位の網制御
    装置に送信し、全ての網制御装置は、受信した制御プロ
    グラムを記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1
    または2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 網制御装置は、通信制御コンピュータあ
    るいは上位の網制御装置に接続する上位インターフェー
    スと、下位の網制御装置に接続する下位インターフェー
    スとを備え、網制御装置は、前記インターフェースを介
    してレディ信号を伝送して、通信制御コンピュータおよ
    び他の網制御装置の通信状態と下位の網制御装置の有無
    とを認識することを特徴とする請求項1、2または3記
    載の通信システム。
  5. 【請求項5】 網制御装置は、電源リセット時に識別子
    の設定を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 通信制御コンピュータは、下位の網制御
    装置に対して識別子を含む電文を送信し、網制御装置
    は、受信した電文が自分宛ての電文である場合、電文を
    取り込み、自分宛ての電文でない場合、下位の網制御装
    置に電文を送信し、最下位の網制御装置は、受信した電
    文が自分宛ての電文でない場合、エラー電文を上位の網
    制御装置を通じて前記通信制御コンピュータに送信する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通信
    システム。
  7. 【請求項7】 通信制御コンピュータに接続された網制
    御装置を備えたセンター側システムと端末側システムと
    が電話回線を介して通信する通信システムにおいて、複
    数の網制御装置が順次直列に接続され、最上位の網制御
    装置が通信制御コンピュータに接続され、各網制御装置
    に、1本以上の電話回線が接続され、通信制御コンピュ
    ータと最上位の網制御装置との間および各網制御装置間
    において、上位から下位へのER信号および下位から上
    位へのDR信号を伝送することを特徴とする通信システ
    ム。
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