JP3414815B2 - 組立装置と組立ライン - Google Patents
組立装置と組立ラインInfo
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- JP3414815B2 JP3414815B2 JP00642694A JP642694A JP3414815B2 JP 3414815 B2 JP3414815 B2 JP 3414815B2 JP 00642694 A JP00642694 A JP 00642694A JP 642694 A JP642694 A JP 642694A JP 3414815 B2 JP3414815 B2 JP 3414815B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組立装置、特に上部にロ
ボットを、中間部に搬送装置を配置された組立装置、こ
れを複数直列に接続して配設することにより構成した組
立ラインに関するものである。
ボットを、中間部に搬送装置を配置された組立装置、こ
れを複数直列に接続して配設することにより構成した組
立ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記のような組立装置は、図5、
図6に示すように、本体架台31上にベースプレート3
2を取付け、このベースプレート32上の前部に、隣接
する組立装置との間でワーク保持治具等の搬送を行う搬
送装置33を配設するとともに後部にロボット架台34
を配設し、このロボット架台34上に部品の組立作業等
を行う直交ロボット35が配設されている。通常、本体
架台31及びロボット架台34は山形鋼(通称アングル
材)などの型鋼を溶接して構成され、ベースプレート3
2は厚鋼板が用いられている。図5、図6において、3
6は操作パネル、37は直交ロボット35の動作領域を
囲む安全カバーである。
図6に示すように、本体架台31上にベースプレート3
2を取付け、このベースプレート32上の前部に、隣接
する組立装置との間でワーク保持治具等の搬送を行う搬
送装置33を配設するとともに後部にロボット架台34
を配設し、このロボット架台34上に部品の組立作業等
を行う直交ロボット35が配設されている。通常、本体
架台31及びロボット架台34は山形鋼(通称アングル
材)などの型鋼を溶接して構成され、ベースプレート3
2は厚鋼板が用いられている。図5、図6において、3
6は操作パネル、37は直交ロボット35の動作領域を
囲む安全カバーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、搬送装置33及び直交ロボット35を支持す
る架台として、本体架台31とベースプレート32とロ
ボット架台34が必要であり、構成部品が多いためにコ
スト高になるとともに重量が増大するという問題があ
る。また、本体架台31及びロボット架台34を多数の
型鋼を溶接して構成しているので、その材料取りと溶接
作業に多くの時間がかかるとともに熟練者による作業が
必要であり、また取付穴等を後加工で形成する必要があ
るために一層コスト高になり、さらに溶接構造であるた
めに寸法精度を確保できず、調整に手間を要するという
問題があり、特に同一規格のものを量産する場合に大き
な問題となっていた。また、直交ロボット35も自立し
ているので、自身で所定の剛性を持つようにそのフレー
ム強度を大きくする必要があり、大型・重量化するとい
う問題があった。
構成では、搬送装置33及び直交ロボット35を支持す
る架台として、本体架台31とベースプレート32とロ
ボット架台34が必要であり、構成部品が多いためにコ
スト高になるとともに重量が増大するという問題があ
る。また、本体架台31及びロボット架台34を多数の
型鋼を溶接して構成しているので、その材料取りと溶接
作業に多くの時間がかかるとともに熟練者による作業が
必要であり、また取付穴等を後加工で形成する必要があ
るために一層コスト高になり、さらに溶接構造であるた
めに寸法精度を確保できず、調整に手間を要するという
問題があり、特に同一規格のものを量産する場合に大き
な問題となっていた。また、直交ロボット35も自立し
ているので、自身で所定の剛性を持つようにそのフレー
ム強度を大きくする必要があり、大型・重量化するとい
う問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、搬送
装置及びロボットを支持する架台を軽量安価にしかも精
度良く製造でき、かつロボットの軽量化を図ることがで
きる組立装置と組立ラインを提供することを目的として
いる。
装置及びロボットを支持する架台を軽量安価にしかも精
度良く製造でき、かつロボットの軽量化を図ることがで
きる組立装置と組立ラインを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の組立装置は、架
台の上部に組立作業を行うできるロボットを、中間部に
搬送装置を配置した組立装置において、平面視四角形の
ほぼ筒状で少なくとも中間部の横断面形状が四角形の筒
枠の少なくとも中間部に筒枠を横断する隔壁板を配置し
その外周縁を筒枠に溶接して架台を構成し、筒枠の左右
の対向側面は板部材にて構成され、この筒枠の左右の対
向側面における隔壁板の上部に搬送装置を貫通させる開
口を形成するとともに隔壁板上に搬送装置を設置し、筒
枠の上部における前後の対向側面の適当な開口をそれら
の両側にフランジ部を残して形成し、左右両側面の上端
部にロボットの前後移動レールを固定したことを特徴と
する。
台の上部に組立作業を行うできるロボットを、中間部に
搬送装置を配置した組立装置において、平面視四角形の
ほぼ筒状で少なくとも中間部の横断面形状が四角形の筒
枠の少なくとも中間部に筒枠を横断する隔壁板を配置し
その外周縁を筒枠に溶接して架台を構成し、筒枠の左右
の対向側面は板部材にて構成され、この筒枠の左右の対
向側面における隔壁板の上部に搬送装置を貫通させる開
口を形成するとともに隔壁板上に搬送装置を設置し、筒
枠の上部における前後の対向側面の適当な開口をそれら
の両側にフランジ部を残して形成し、左右両側面の上端
部にロボットの前後移動レールを固定したことを特徴と
する。
【0006】また、別に、架台の上部に組み立て作業を
行う昇降可能な組立ヘッドを有したロボットを、中間部
に搬送装置を配置した組立装置において、平面視四角形
のほぼ筒状で少なくとも中間部の横断面形状が四角形の
筒枠の少なくとも中間部に筒枠を横断する隔壁板を配置
しその外周縁を筒枠に溶接して架台を構成し、筒枠の左
右の対向側面は板部材にて構成され、この筒枠の左右の
対向側面における隔壁板の上部に搬送装置を貫通させる
開口を切断加工にて形成するとともに隔壁板上に搬送装
置を設置し、筒枠の上部における前後の対向側面の適当
な開口をそれらの両側にフランジ部を残して形成し、左
右両側面の上端部にロボットの前後移動レールを固定し
たことを特徴とする。
行う昇降可能な組立ヘッドを有したロボットを、中間部
に搬送装置を配置した組立装置において、平面視四角形
のほぼ筒状で少なくとも中間部の横断面形状が四角形の
筒枠の少なくとも中間部に筒枠を横断する隔壁板を配置
しその外周縁を筒枠に溶接して架台を構成し、筒枠の左
右の対向側面は板部材にて構成され、この筒枠の左右の
対向側面における隔壁板の上部に搬送装置を貫通させる
開口を切断加工にて形成するとともに隔壁板上に搬送装
置を設置し、筒枠の上部における前後の対向側面の適当
な開口をそれらの両側にフランジ部を残して形成し、左
右両側面の上端部にロボットの前後移動レールを固定し
たことを特徴とする。
【0007】好適には、筒枠は、平面視コ字状に折り曲
げ成形した一対のコ字板材の端縁を突き合わせ溶接して
構成する。
げ成形した一対のコ字板材の端縁を突き合わせ溶接して
構成する。
【0008】また、本発明の組立ラインは、前記いずれ
かの組立装置を複数接続したことを特徴とする。
かの組立装置を複数接続したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、横断面形状が四角形の筒枠内
の中間部に隔壁板を配置しその外周縁を溶接して架台を
構成しているので、筒枠の中間部での剛性が極めて高
く、搬送装置が隔壁板上に高い剛性をもって設置され、
また剛性の高い中間部から上方に延出されかつその前後
端にL字状にフランジ部が一体的に設けられている左右
両側面の上端部に組立作業を行うロボットないしは組立
ヘッドを有したロボットの前後移動レールがそれぞれ固
定されてロボットが両持ち状態で支持されているので、
ロボット自体の剛性を筒枠にて確保できてその軽量化を
図ることができるとともに高い剛性をもって設置でき、
従って運転時に作用する慣性力による変位を確実に抑制
でき、高精度にて組立てることができる。
の中間部に隔壁板を配置しその外周縁を溶接して架台を
構成しているので、筒枠の中間部での剛性が極めて高
く、搬送装置が隔壁板上に高い剛性をもって設置され、
また剛性の高い中間部から上方に延出されかつその前後
端にL字状にフランジ部が一体的に設けられている左右
両側面の上端部に組立作業を行うロボットないしは組立
ヘッドを有したロボットの前後移動レールがそれぞれ固
定されてロボットが両持ち状態で支持されているので、
ロボット自体の剛性を筒枠にて確保できてその軽量化を
図ることができるとともに高い剛性をもって設置でき、
従って運転時に作用する慣性力による変位を確実に抑制
でき、高精度にて組立てることができる。
【0010】また、ロボットと搬送装置を支持する架台
が筒体に隔壁板を溶接した単一の部品から成るので、軽
量かつ安価に構成でき、しかもその架台は板材から構成
できるとともに板材の切断加工はNC加工等にて高精度
の加工が可能であり、また型鋼を溶接して架台を構成す
る場合に比して溶接長が短くて済み、溶接作業時間を短
くできるとともに高い寸法精度の架台を構成することが
できる。
が筒体に隔壁板を溶接した単一の部品から成るので、軽
量かつ安価に構成でき、しかもその架台は板材から構成
できるとともに板材の切断加工はNC加工等にて高精度
の加工が可能であり、また型鋼を溶接して架台を構成す
る場合に比して溶接長が短くて済み、溶接作業時間を短
くできるとともに高い寸法精度の架台を構成することが
できる。
【0011】特に、筒枠を形成するのにコ字板材を成形
してその端縁を溶接すると、溶接長を短くでき、かつ溶
接部が高さ寸法や水平度等の寸法精度に影響を与えない
ので高い寸法精度の架台を構成できる。
してその端縁を溶接すると、溶接長を短くでき、かつ溶
接部が高さ寸法や水平度等の寸法精度に影響を与えない
ので高い寸法精度の架台を構成できる。
【0012】また、筒枠の下部にも底壁板を配置して溶
接すると、筒枠が上下方向の2箇所でその断面形状が強
固に固定されることにより架台の剛性をさらに高めるこ
とができ、また制御装置を筒枠内の下部に配置している
ので、組立装置をコンパクトに構成でき、これを複数接
続して組立ラインを構成することができる。
接すると、筒枠が上下方向の2箇所でその断面形状が強
固に固定されることにより架台の剛性をさらに高めるこ
とができ、また制御装置を筒枠内の下部に配置している
ので、組立装置をコンパクトに構成でき、これを複数接
続して組立ラインを構成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例の組立装置について
図1〜図4を参照しながら説明する。
図1〜図4を参照しながら説明する。
【0014】図1において、1は組立装置で、架台2の
上端部に直交ロボット3が、中間部に搬送装置4が、下
部に制御装置5が配置されている。架台2の前面下部に
は、制御装置取付開口6(図3参照)が形成され、下部
前面カバー7にて開閉可能に構成されている。この下部
前面カバー7の上部に操作パネル8が取付けられてい
る。また、架台2の前面上部には前面開口9が形成さ
れ、開閉可能な上部前面カバー10が取付けられてい
る。
上端部に直交ロボット3が、中間部に搬送装置4が、下
部に制御装置5が配置されている。架台2の前面下部に
は、制御装置取付開口6(図3参照)が形成され、下部
前面カバー7にて開閉可能に構成されている。この下部
前面カバー7の上部に操作パネル8が取付けられてい
る。また、架台2の前面上部には前面開口9が形成さ
れ、開閉可能な上部前面カバー10が取付けられてい
る。
【0015】架台2は、図3に示すように、平面視四角
形のほぼ筒状でその側面の必要箇所に適当な開口が形成
された筒枠11から成り、その中間部と下端部は横断面
形状が四角形となるように周方向に連続されている。こ
の筒枠11の中間部に筒枠11を横断する隔壁板12が
配置され、その外周縁が隅角切欠12aを除いて筒枠1
1に溶接されている。また、筒枠11の下端部に筒枠1
1を横断する底壁板13が配置され、その外周縁が筒枠
11に溶接されている。筒枠11は、図4に示すよう
に、平面視コ字状に折り曲げ成形した一対のコ字板材1
4の端縁14aを突き合わせ溶接して構成されている。
なお、コ字板材14はNC切断装置等にて高精度に切断
加工されており、かつこの切断加工時に各開口や隔壁板
12及び底壁板13の位置決め手段(位置決め穴など)
が形成されている。
形のほぼ筒状でその側面の必要箇所に適当な開口が形成
された筒枠11から成り、その中間部と下端部は横断面
形状が四角形となるように周方向に連続されている。こ
の筒枠11の中間部に筒枠11を横断する隔壁板12が
配置され、その外周縁が隅角切欠12aを除いて筒枠1
1に溶接されている。また、筒枠11の下端部に筒枠1
1を横断する底壁板13が配置され、その外周縁が筒枠
11に溶接されている。筒枠11は、図4に示すよう
に、平面視コ字状に折り曲げ成形した一対のコ字板材1
4の端縁14aを突き合わせ溶接して構成されている。
なお、コ字板材14はNC切断装置等にて高精度に切断
加工されており、かつこの切断加工時に各開口や隔壁板
12及び底壁板13の位置決め手段(位置決め穴など)
が形成されている。
【0016】筒枠11の左右の対向側面11a、11b
における隔壁板12の上部には搬送装置4を貫通させる
開口15が形成されている。そして、隔壁板12上に搬
送装置4が設置され、その両端部が開口15を貫通して
両側に突出されている。
における隔壁板12の上部には搬送装置4を貫通させる
開口15が形成されている。そして、隔壁板12上に搬
送装置4が設置され、その両端部が開口15を貫通して
両側に突出されている。
【0017】筒枠11における前後の対向側面11c、
11dの隔壁板12と底壁板13間の部分に上記制御装
置取付開口6が形成され、この制御装置取付開口6を通
して底壁板13上に制御装置5が設置されている。
11dの隔壁板12と底壁板13間の部分に上記制御装
置取付開口6が形成され、この制御装置取付開口6を通
して底壁板13上に制御装置5が設置されている。
【0018】また、筒枠11における前面側の側面11
cの上部には、上端開放の上記前面開口9が形成され、
後面側の側面11dの上部には上端開放のロボット作動
開口16が形成されている。これら前面開口9及びロボ
ット作動開口16は、それらの両側にそれぞれフランジ
部17、18を残して開口されている。なお、図3に仮
想線で示すように、前面開口9を上端開放とせずに前面
側の側面11cの上端部を連結すると、筒枠11の上端
部の剛性を更に高めることができる。
cの上部には、上端開放の上記前面開口9が形成され、
後面側の側面11dの上部には上端開放のロボット作動
開口16が形成されている。これら前面開口9及びロボ
ット作動開口16は、それらの両側にそれぞれフランジ
部17、18を残して開口されている。なお、図3に仮
想線で示すように、前面開口9を上端開放とせずに前面
側の側面11cの上端部を連結すると、筒枠11の上端
部の剛性を更に高めることができる。
【0019】ロボット作動開口16の両側のフランジ部
18の上端部には切欠19が形成されるとともにその直
下のフランジ部18後面に倒立L字状の補強ブラケット
20が固定されている。そして、直交ロボット3の左右
一対の前後移動レール21、22が筒枠11の左右の対
向側面11a、11bの上端部内側に位置決めピン(図
示せず)にて位置決めされた状態でボルト(図示せず)
にて締結固定されて取付けられている。これら前後移動
レール21、22は筒枠11の後方に延出されており、
その筒枠11からの突出部が補強ブラケット20にて支
持され、またガイドレール21、22の後端部も連結ブ
ラケット23にて互いに連結され、前後移動レール2
1、22の剛性が高められている。
18の上端部には切欠19が形成されるとともにその直
下のフランジ部18後面に倒立L字状の補強ブラケット
20が固定されている。そして、直交ロボット3の左右
一対の前後移動レール21、22が筒枠11の左右の対
向側面11a、11bの上端部内側に位置決めピン(図
示せず)にて位置決めされた状態でボルト(図示せず)
にて締結固定されて取付けられている。これら前後移動
レール21、22は筒枠11の後方に延出されており、
その筒枠11からの突出部が補強ブラケット20にて支
持され、またガイドレール21、22の後端部も連結ブ
ラケット23にて互いに連結され、前後移動レール2
1、22の剛性が高められている。
【0020】直交ロボット3は、図1、図2に示すよう
に、前後移動レール21、22によって左右移動レール
24の両端部が前後方向に移動可能に支持され、この左
右移動レール24に沿って可動体25が左右に移動可能
に支持されている。こうして前後左右に移動可能な可動
体25に昇降可能に適宜組立ヘッド(図示せず)が装着
されている。左側の前後移動レール21には駆動手段2
6が設けられ、左右移動レール24の一端のスライダ2
4aを移動駆動可能に構成されている。左右移動レール
24の一端部には可動体25を駆動する駆動手段27が
配設されている。また、右側の前後移動レール22の内
側面にはガイドレール22aが設けられ、左右移動レー
ル24の他端部に設けられた支持ブラケット24bにガ
イドレール22aを上下から転動自在に挟持する一対の
ガイドローラ28が取付けられている。
に、前後移動レール21、22によって左右移動レール
24の両端部が前後方向に移動可能に支持され、この左
右移動レール24に沿って可動体25が左右に移動可能
に支持されている。こうして前後左右に移動可能な可動
体25に昇降可能に適宜組立ヘッド(図示せず)が装着
されている。左側の前後移動レール21には駆動手段2
6が設けられ、左右移動レール24の一端のスライダ2
4aを移動駆動可能に構成されている。左右移動レール
24の一端部には可動体25を駆動する駆動手段27が
配設されている。また、右側の前後移動レール22の内
側面にはガイドレール22aが設けられ、左右移動レー
ル24の他端部に設けられた支持ブラケット24bにガ
イドレール22aを上下から転動自在に挟持する一対の
ガイドローラ28が取付けられている。
【0021】以上の構成の組立装置1によれば、その架
台2を横断面形状が四角形の筒枠11内の中間部に隔壁
板12を配置してその外周縁を溶接し、下端部にも底壁
板13を配置してその外周縁を溶接して構成しているの
で、筒枠11の中間部での剛性が極めて高く、かつ筒枠
11の中間部と下端部の2箇所でその断面形状が強固に
固定されていることにより架台2全体に高い剛性を持た
せることができる。そして、搬送装置4は剛性の高い中
間部の隔壁板12上に設置されている。また直交ロボッ
ト3はその左右の前後移動レール21、22が、それぞ
れ剛性の高い筒枠11の中間部から上方に延出されかつ
その前後端にL字状にフランジ部17、18が一体的に
設けられている左右両側面の上端部に固定されて両持ち
状態で支持されており、直交ロボット3が架台2に結合
されているため比較的軽量の構成部材にて高い剛性が確
保されている。さらに前後移動レール21、22の架台
2からの突出部が補強ブラケット20にて支持されると
ともに前後移動レール21、22の後端が連結ブラケッ
ト23にて連結されている。したがって、直交ロボット
3は軽量化しながらその剛性を確保できるとともに高い
剛性をもって設置される。かくして直交ロボット3及び
搬送装置4が架台2に高い剛性をもって設置されるの
で、組立装置1の運転時に作用する慣性力による変位を
確実に抑制でき、高精度の組立が可能となる。また制御
装置5が筒枠11内の下部に配置されているので、組立
装置1をコンパクトに構成される。
台2を横断面形状が四角形の筒枠11内の中間部に隔壁
板12を配置してその外周縁を溶接し、下端部にも底壁
板13を配置してその外周縁を溶接して構成しているの
で、筒枠11の中間部での剛性が極めて高く、かつ筒枠
11の中間部と下端部の2箇所でその断面形状が強固に
固定されていることにより架台2全体に高い剛性を持た
せることができる。そして、搬送装置4は剛性の高い中
間部の隔壁板12上に設置されている。また直交ロボッ
ト3はその左右の前後移動レール21、22が、それぞ
れ剛性の高い筒枠11の中間部から上方に延出されかつ
その前後端にL字状にフランジ部17、18が一体的に
設けられている左右両側面の上端部に固定されて両持ち
状態で支持されており、直交ロボット3が架台2に結合
されているため比較的軽量の構成部材にて高い剛性が確
保されている。さらに前後移動レール21、22の架台
2からの突出部が補強ブラケット20にて支持されると
ともに前後移動レール21、22の後端が連結ブラケッ
ト23にて連結されている。したがって、直交ロボット
3は軽量化しながらその剛性を確保できるとともに高い
剛性をもって設置される。かくして直交ロボット3及び
搬送装置4が架台2に高い剛性をもって設置されるの
で、組立装置1の運転時に作用する慣性力による変位を
確実に抑制でき、高精度の組立が可能となる。また制御
装置5が筒枠11内の下部に配置されているので、組立
装置1をコンパクトに構成される。
【0022】また、その架台2が筒体11に隔壁板12
及び底壁板13を溶接した単一の部品から成るので軽量
かつ安価に構成でき、しかも架台2は板材から構成され
ており、その板材の切断加工をNC加工等にて高精度に
加工することが可能であり、また型鋼を溶接して架台を
構成する場合に比して溶接長も短くて済み、溶接作業時
間を短くできるとともに高い寸法精度の架台2を得るこ
とができる。特に、コ字板材14を成形してその端縁1
4aを溶接しているので、さらに溶接長を短くでき、か
つ溶接部が高さ寸法や水平度等の寸法精度に影響を与え
ないので高い寸法精度の架台2を構成できる。
及び底壁板13を溶接した単一の部品から成るので軽量
かつ安価に構成でき、しかも架台2は板材から構成され
ており、その板材の切断加工をNC加工等にて高精度に
加工することが可能であり、また型鋼を溶接して架台を
構成する場合に比して溶接長も短くて済み、溶接作業時
間を短くできるとともに高い寸法精度の架台2を得るこ
とができる。特に、コ字板材14を成形してその端縁1
4aを溶接しているので、さらに溶接長を短くでき、か
つ溶接部が高さ寸法や水平度等の寸法精度に影響を与え
ないので高い寸法精度の架台2を構成できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の組立装置によれば、以上の説明
から明らかなように、横断面形状が四角形の筒枠内の中
間部に隔壁板を配置してその外周縁を溶接しているの
で、筒枠の中間部での剛性が極めて高く、搬送装置を隔
壁板上に高い剛性をもって設置でき、また組立作業を行
うロボットないしは組立ヘッドはその左右の前後移動レ
ールをそれぞれ剛性の高い中間部から上方に延出されか
つその前後端にL字状にフランジ部が一体的に設けられ
ている左右両側面の上端部に固定して両持支持させてい
るので、ロボットの剛性を確保しながらその軽量化を図
ることができるとともに高い剛性をもって設置でき、従
って運転時に作用する慣性力による変位を確実に抑制で
き、高精度の組立が可能となる。また、ロボットと搬送
装置を支持する架台が筒体に隔壁板を溶接した単一の部
品から成るので、軽量かつ安価に構成でき、しかもその
架台は板材から構成できるとともに板材の切断加工はN
C加工等にて高精度の加工が可能であり、また型鋼を溶
接して架台を構成する場合に比して溶接長が短くて済
み、溶接作業時間を短くできるとともに高い寸法精度の
架台を構成することができる。
から明らかなように、横断面形状が四角形の筒枠内の中
間部に隔壁板を配置してその外周縁を溶接しているの
で、筒枠の中間部での剛性が極めて高く、搬送装置を隔
壁板上に高い剛性をもって設置でき、また組立作業を行
うロボットないしは組立ヘッドはその左右の前後移動レ
ールをそれぞれ剛性の高い中間部から上方に延出されか
つその前後端にL字状にフランジ部が一体的に設けられ
ている左右両側面の上端部に固定して両持支持させてい
るので、ロボットの剛性を確保しながらその軽量化を図
ることができるとともに高い剛性をもって設置でき、従
って運転時に作用する慣性力による変位を確実に抑制で
き、高精度の組立が可能となる。また、ロボットと搬送
装置を支持する架台が筒体に隔壁板を溶接した単一の部
品から成るので、軽量かつ安価に構成でき、しかもその
架台は板材から構成できるとともに板材の切断加工はN
C加工等にて高精度の加工が可能であり、また型鋼を溶
接して架台を構成する場合に比して溶接長が短くて済
み、溶接作業時間を短くできるとともに高い寸法精度の
架台を構成することができる。
【0024】更に、筒枠を形成するのにコ字状部材を成
形してその端縁を溶接すると、溶接長を短くでき、かつ
溶接部が高さ寸法や水平度等の寸法精度に影響を与えな
いので高い寸法精度の架台を構成できる。
形してその端縁を溶接すると、溶接長を短くでき、かつ
溶接部が高さ寸法や水平度等の寸法精度に影響を与えな
いので高い寸法精度の架台を構成できる。
【0025】また、筒枠の下部にも底壁板を配置して溶
接すると、筒枠が上下方向の2箇所でその断面形状が強
固に固定されることにより筒枠の剛性をさらに高めるこ
とができ、また制御装置を筒枠内の下部に配置している
ので、組立装置をコンパクトに構成できる。
接すると、筒枠が上下方向の2箇所でその断面形状が強
固に固定されることにより筒枠の剛性をさらに高めるこ
とができ、また制御装置を筒枠内の下部に配置している
ので、組立装置をコンパクトに構成できる。
【図1】本発明の組立装置の一実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A矢視部分縦断面図である。
【図3】同実施例の架台の斜視図である。
【図4】同実施例の架台の分解斜視図である。
【図5】従来例の組立装置の斜視図である。
【図6】従来例の組立装置の分解斜視図である。
1 組立装置
2 架台
3 直交ロボット
4 搬送装置
5 制御装置
6 制御装置取付開口
9 前面開口
11 筒枠
12 隔壁板
13 底壁板
14 コ字板材
15 開口
16 ロボット作動開口
17 フランジ部
18 フランジ部
21 前後移動レール
22 前後移動レール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 前原 健志
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−138464(JP,A)
特開 平1−188240(JP,A)
特開 昭59−209777(JP,A)
特開 昭64−41905(JP,A)
実開 昭57−200079(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23P 19/00 - 21/00
H05K 5/00 - 5/06
Claims (4)
- 【請求項1】 架台の上部に組立作業を行うロボット
を、中間部に搬送装置を配置した組立装置において、平
面視四角形のほぼ筒状で少なくとも中間部の横断面形状
が四角形の筒枠の少なくとも中間部に筒枠を横断する隔
壁板を配置しその外周縁を筒枠に溶接して架台を構成
し、筒枠の左右の対向側面は板部材にて構成され、この
筒枠の左右の対向側面における隔壁板の上部に搬送装置
を貫通させる開口を形成するとともに隔壁板上に搬送装
置を設置し、筒枠の上部における前後の対向側面の適当
な開口をそれらの両側にフランジ部を残して形成し、左
右両側面の上端部にロボットの前後移動レールを固定し
たことを特徴とする組立装置。 - 【請求項2】 筒枠を平面視コ字状に折り曲げ形成した
一対のコ字板材の端縁を突き合わせ溶接して構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の組立装置。 - 【請求項3】 架台の上部に組立作業を行う昇降可能な
組立ヘッドを有したロボットを、中間部に搬送装置を配
置した組立装置において、平面視四角形のほぼ筒状で少
なくとも中間部の横断面形状が四角形の筒枠の少なくと
も中間部に筒枠を横断する隔壁板を配置しその外周縁を
筒枠に溶接して架台を構成し、筒枠の左右の対向側面は
板部材にて構成され、この筒枠の左右の対向側面におけ
る隔壁板の上部に搬送装置を貫通させる開口を切断加工
にて形成するとともに隔壁板上に搬送装置を設置し、筒
枠の上部における前後の対向側面の適当な開口をそれら
の両側にフランジ部を残して形成し、左右両側面の上端
部にロボットの前後移動レールを固定したことを特徴と
する組立装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組
立装置を複数接続したことを特徴とする組立ライン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00642694A JP3414815B2 (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 組立装置と組立ライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00642694A JP3414815B2 (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 組立装置と組立ライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07204950A JPH07204950A (ja) | 1995-08-08 |
JP3414815B2 true JP3414815B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=11638063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00642694A Expired - Fee Related JP3414815B2 (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 組立装置と組立ライン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3414815B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP00642694A patent/JP3414815B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07204950A (ja) | 1995-08-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |