JP2584361Y2 - 壁パネル取付用鋼材 - Google Patents
壁パネル取付用鋼材Info
- Publication number
- JP2584361Y2 JP2584361Y2 JP1996013365U JP1336596U JP2584361Y2 JP 2584361 Y2 JP2584361 Y2 JP 2584361Y2 JP 1996013365 U JP1996013365 U JP 1996013365U JP 1336596 U JP1336596 U JP 1336596U JP 2584361 Y2 JP2584361 Y2 JP 2584361Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- wall panel
- steel material
- flange
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、鉄骨梁、鉄骨柱等
の構造躯体に対して壁パネルを取付けるための鋼材に関
するものである。
の構造躯体に対して壁パネルを取付けるための鋼材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の軽量気泡コンクリート壁パネル
(以下、ALC壁パネルという。)の取付構造として
は、第3図及び第4図に示すような構造が一般的であ
る。すなわち、構造躯体としての鉄骨梁1の上面に、横
フランジ2と縦フランジ3とからなる断面L字状の鋼材
4をその縦フランジ3がやや手前にはみ出るよう載置
し、前記横フランジ2の後縁と鉄骨梁1の上面との間を
隅肉溶接して溶接部Aを形成するとともに、横フランジ
2の下面と鉄骨梁1の前縁との間を隅肉溶接して溶接部
Bを形成することにより、鉄骨梁1に対して鋼材4を溶
接固定する。ここにおいて、鋼材4の縦フランジ3を、
壁パネル取付における定規面とし、かつ図示しないパネ
ル固定用金具の取付面とする構造である。
(以下、ALC壁パネルという。)の取付構造として
は、第3図及び第4図に示すような構造が一般的であ
る。すなわち、構造躯体としての鉄骨梁1の上面に、横
フランジ2と縦フランジ3とからなる断面L字状の鋼材
4をその縦フランジ3がやや手前にはみ出るよう載置
し、前記横フランジ2の後縁と鉄骨梁1の上面との間を
隅肉溶接して溶接部Aを形成するとともに、横フランジ
2の下面と鉄骨梁1の前縁との間を隅肉溶接して溶接部
Bを形成することにより、鉄骨梁1に対して鋼材4を溶
接固定する。ここにおいて、鋼材4の縦フランジ3を、
壁パネル取付における定規面とし、かつ図示しないパネ
ル固定用金具の取付面とする構造である。
【0003】上記のように溶接部Aと溶接部Bという前
後方向2位置の溶接部を形成する理由は、周知の通り、
鋼材4にかかる下向きの力(ALC壁パネル8の荷重等
による力)と上向きの力(地震時等に生じる力)とに対
応し、いずれの向きの力がかかっても鋼材4が外れない
ようにするためである。なお、本明細書ではALC壁パ
ネル8の正面方向を「前」、ALC壁パネル8の背面方
向を「後」とする。
後方向2位置の溶接部を形成する理由は、周知の通り、
鋼材4にかかる下向きの力(ALC壁パネル8の荷重等
による力)と上向きの力(地震時等に生じる力)とに対
応し、いずれの向きの力がかかっても鋼材4が外れない
ようにするためである。なお、本明細書ではALC壁パ
ネル8の正面方向を「前」、ALC壁パネル8の背面方
向を「後」とする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記鉄骨梁1に対する
鋼材4の溶接は、構造物の施工現場で行われるため、そ
の溶接強度は施工現場における溶接作業者の技量によっ
て大きく左右される。ここで、前記溶接部Aについて
は、たとえ現場溶接であっても、構造物の内部から最も
溶接性の良い下向き溶接で行うことができるため、溶接
作業が容易であるとともに、溶接作業者の個人的影響が
出にくく、設計強度に見合う均一で充分な溶接強度を確
保することができる。
鋼材4の溶接は、構造物の施工現場で行われるため、そ
の溶接強度は施工現場における溶接作業者の技量によっ
て大きく左右される。ここで、前記溶接部Aについて
は、たとえ現場溶接であっても、構造物の内部から最も
溶接性の良い下向き溶接で行うことができるため、溶接
作業が容易であるとともに、溶接作業者の個人的影響が
出にくく、設計強度に見合う均一で充分な溶接強度を確
保することができる。
【0005】ところが、前記溶接部Bについては、鉄骨
梁1を動かせない現場溶接にあっては、最も溶接性の悪
い上向き溶接で行うほかはないため、溶接作業が困難で
あるとともに、溶接作業者の個人的影響が出やすく、設
計強度に見合う均一で充分な溶接強度を確保することは
困難であった。また、前記溶接部Bについては、構造物
の外部から溶接するため、構造物の外部に溶接作業用の
足場を組まなければならないという問題もあった。
梁1を動かせない現場溶接にあっては、最も溶接性の悪
い上向き溶接で行うほかはないため、溶接作業が困難で
あるとともに、溶接作業者の個人的影響が出やすく、設
計強度に見合う均一で充分な溶接強度を確保することは
困難であった。また、前記溶接部Bについては、構造物
の外部から溶接するため、構造物の外部に溶接作業用の
足場を組まなければならないという問題もあった。
【0006】なお、実公昭58−19219号公報に
は、断面L字状のガイドプレートをその横フランジの縁
部及び両側縁部において構造躯体に溶接固定する技術が
示されている。この技術においては、ガイドプレートの
両端縁部の溶接部が前記溶接部Bに相当する。しかし、
ガイドプレートの両端縁部は常に二箇所しかないため、
設計強度が高い場合、この二箇所の溶接部だけでは前記
溶接部Bに相当するような充分な溶接強度を得ることが
できない。その現れとして、同公報のガイドプレートは
もっぱら支持板の左右スライドをガイドするためのもの
で、ALC壁パネルの荷重がかからないように使用され
ている。従って、この技術は、設計強度の低い限られた
場合にしか採用することができなかった。
は、断面L字状のガイドプレートをその横フランジの縁
部及び両側縁部において構造躯体に溶接固定する技術が
示されている。この技術においては、ガイドプレートの
両端縁部の溶接部が前記溶接部Bに相当する。しかし、
ガイドプレートの両端縁部は常に二箇所しかないため、
設計強度が高い場合、この二箇所の溶接部だけでは前記
溶接部Bに相当するような充分な溶接強度を得ることが
できない。その現れとして、同公報のガイドプレートは
もっぱら支持板の左右スライドをガイドするためのもの
で、ALC壁パネルの荷重がかからないように使用され
ている。従って、この技術は、設計強度の低い限られた
場合にしか採用することができなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、横フランジと
縦フランジとからなる断面L字状の鋼材であって、構造
躯体の上面に対して固定される壁パネル取付用の鋼材に
おいて、前記横フランジの長手方向途中部位の少なくと
も一箇所であって横フランジの前後幅の中央部よりやや
前側に越えた位置に、前記構造躯体に対して溶接するた
めの横フランジの長手方向に延びる切口面を形成したこ
とを特徴とする。
縦フランジとからなる断面L字状の鋼材であって、構造
躯体の上面に対して固定される壁パネル取付用の鋼材に
おいて、前記横フランジの長手方向途中部位の少なくと
も一箇所であって横フランジの前後幅の中央部よりやや
前側に越えた位置に、前記構造躯体に対して溶接するた
めの横フランジの長手方向に延びる切口面を形成したこ
とを特徴とする。
【0008】ここで、切口面の数は鋼材の長さ、設計強
度等に応じて適宜決定することができ、鋼材が短く設計
強度も低い場合には、一箇所の切口面で済むこともある
が、鋼材が長く設計強度が高い場合には、複数の切口面
を相互に間隔をおいて設けるのが一般的である。
度等に応じて適宜決定することができ、鋼材が短く設計
強度も低い場合には、一箇所の切口面で済むこともある
が、鋼材が長く設計強度が高い場合には、複数の切口面
を相互に間隔をおいて設けるのが一般的である。
【0009】
【作用】上記切口面と構造躯体の上面との間は、たとえ
構造躯体を動かせない施工現場であっても、構造物の内
部から最も溶接性の良い下向きで現場溶接することがで
きる。下向き溶接は、溶接作業が容易であるとともに、
溶接作業者の個人的影響が出にくく、設計強度に見合う
均一で充分な溶接強度を確保することができる。そし
て、従来は構造物の外部から上向き溶接していた横フラ
ンジの下面と構造躯体の前縁との間を、本考案では上向
き溶接する必要が無い。上向き溶接は、かなり大変な作
業で熟練を要するため、その必要が無いということは建
築分野では大きなメリットである。さらに、構造物の外
部から溶接する必要が無いということは、構造物の外部
に溶接用の足場を組む必要が無いということである。こ
れも建築分野では大きなメリットである。
構造躯体を動かせない施工現場であっても、構造物の内
部から最も溶接性の良い下向きで現場溶接することがで
きる。下向き溶接は、溶接作業が容易であるとともに、
溶接作業者の個人的影響が出にくく、設計強度に見合う
均一で充分な溶接強度を確保することができる。そし
て、従来は構造物の外部から上向き溶接していた横フラ
ンジの下面と構造躯体の前縁との間を、本考案では上向
き溶接する必要が無い。上向き溶接は、かなり大変な作
業で熟練を要するため、その必要が無いということは建
築分野では大きなメリットである。さらに、構造物の外
部から溶接する必要が無いということは、構造物の外部
に溶接用の足場を組む必要が無いということである。こ
れも建築分野では大きなメリットである。
【0010】また、上記切口面は横フランジの長手方向
の途中部位に設けるので、鋼材の長さ、設計強度等に応
じて切口面の数を適宜決定することができる。従って、
鋼材が長く設計強度が高い場合でも、切口面の数を適宜
増やして前記の通り溶接すれば、その設計強度に見合う
充分な溶接強度を得ることができる。
の途中部位に設けるので、鋼材の長さ、設計強度等に応
じて切口面の数を適宜決定することができる。従って、
鋼材が長く設計強度が高い場合でも、切口面の数を適宜
増やして前記の通り溶接すれば、その設計強度に見合う
充分な溶接強度を得ることができる。
【0011】
【実施例】実施例について第1図及び第2図を参照して
説明する。構造躯体としての鉄骨梁1の上面には、横フ
ランジ2と縦フランジ3とからなる断面L字状の鋼材4
が、その横フランジ2の底面の縁部から中央部をやや越
えたところまでを接触させるようにして載置され、前記
縦フランジ3は鉄骨梁1よりALC壁パネル8側にやや
はみ出している。図示の鋼材4は、通常、通しアングル
と称されるものである。
説明する。構造躯体としての鉄骨梁1の上面には、横フ
ランジ2と縦フランジ3とからなる断面L字状の鋼材4
が、その横フランジ2の底面の縁部から中央部をやや越
えたところまでを接触させるようにして載置され、前記
縦フランジ3は鉄骨梁1よりALC壁パネル8側にやや
はみ出している。図示の鋼材4は、通常、通しアングル
と称されるものである。
【0012】前記横フランジ2には、その縁部から中央
部をやや越えたところまで(鉄骨梁1の上面に重なる部
分とほぼ一致するところまで)侵入する平面コ字状の複
数個の切欠部9が、該横フランジ2の長手方向に所定間
隔をおいて設けられている。これらの切欠部9は鉄骨梁
1の上面内に収まっている。これらの切欠部9の切口面
と鉄骨梁1の上面との間には、下向きで隅肉溶接を行う
ことにより平面コ字状の溶接部Cが形成されており、こ
の溶接部Cにより鉄骨梁1に対して鋼材4が溶接固定さ
れている。
部をやや越えたところまで(鉄骨梁1の上面に重なる部
分とほぼ一致するところまで)侵入する平面コ字状の複
数個の切欠部9が、該横フランジ2の長手方向に所定間
隔をおいて設けられている。これらの切欠部9は鉄骨梁
1の上面内に収まっている。これらの切欠部9の切口面
と鉄骨梁1の上面との間には、下向きで隅肉溶接を行う
ことにより平面コ字状の溶接部Cが形成されており、こ
の溶接部Cにより鉄骨梁1に対して鋼材4が溶接固定さ
れている。
【0013】上記のように、切欠部9において、特に横
フランジ2の前後幅の中央部をやや前側に越えた位置に
横フランジ2の長手方向に延びる切口面9xを形成する
理由は、次の通りである。すなわち、この切口面9xの
前後方向位置は、横フランジ2が鉄骨梁1の上面に重な
りはじめる部分の前後方向位置とほぼ一致することか
ら、当然、切口面9xと鉄骨梁1の上面との間に形成し
た溶接部C中の溶接部Cxの前後方向位置は、第3図及
び第4図の従来例における溶接部Bの前後方向位置とほ
ぼ一致する。従って、従来の技術の項で述べたような鋼
材4にかかる力に対しては、溶接部C中の少なくとも溶
接部Cxが、従来例の溶接部Bに相当する働きをする。
フランジ2の前後幅の中央部をやや前側に越えた位置に
横フランジ2の長手方向に延びる切口面9xを形成する
理由は、次の通りである。すなわち、この切口面9xの
前後方向位置は、横フランジ2が鉄骨梁1の上面に重な
りはじめる部分の前後方向位置とほぼ一致することか
ら、当然、切口面9xと鉄骨梁1の上面との間に形成し
た溶接部C中の溶接部Cxの前後方向位置は、第3図及
び第4図の従来例における溶接部Bの前後方向位置とほ
ぼ一致する。従って、従来の技術の項で述べたような鋼
材4にかかる力に対しては、溶接部C中の少なくとも溶
接部Cxが、従来例の溶接部Bに相当する働きをする。
【0014】さらに、前記縦フランジ3の前面には、固
定フランジ5と支持フランジ6とからなる支持プレート
7が該固定フランジ5において溶接固定され、前記支持
フランジ6上にALC壁パネル8が載置されるととも
に、該ALC壁パネル8は図示しない固定金具によって
鋼材4の縦フランジ3に固定されている。
定フランジ5と支持フランジ6とからなる支持プレート
7が該固定フランジ5において溶接固定され、前記支持
フランジ6上にALC壁パネル8が載置されるととも
に、該ALC壁パネル8は図示しない固定金具によって
鋼材4の縦フランジ3に固定されている。
【0015】以上のように構成された実施例によれば、
たとえ鉄骨梁1を動かせない施工現場であっても、前記
溶接部Cを最も溶接性の良い下向きで現場溶接すること
ができるため、溶接作業が容易であるとともに、溶接作
業者の個人的影響が出にくく、設計強度に見合う均一で
充分な溶接強度を確保することができる。
たとえ鉄骨梁1を動かせない施工現場であっても、前記
溶接部Cを最も溶接性の良い下向きで現場溶接すること
ができるため、溶接作業が容易であるとともに、溶接作
業者の個人的影響が出にくく、設計強度に見合う均一で
充分な溶接強度を確保することができる。
【0016】そして、このように前記溶接部Cによって
鉄骨梁1に対して鋼材4を確実に溶接固定することがで
きるため、従来のように横フランジ2の下面と鉄骨梁1
の前縁との間を構造物の外部から上向き溶接して溶接部
Bを形成する必要が無く、従って構造物の外部に足場を
組む必要も無い。これにより、支持プレート7等を介し
てALC壁パネル8を確実かつ安全に取り付けることが
できる。
鉄骨梁1に対して鋼材4を確実に溶接固定することがで
きるため、従来のように横フランジ2の下面と鉄骨梁1
の前縁との間を構造物の外部から上向き溶接して溶接部
Bを形成する必要が無く、従って構造物の外部に足場を
組む必要も無い。これにより、支持プレート7等を介し
てALC壁パネル8を確実かつ安全に取り付けることが
できる。
【0017】なお、本考案は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように考案の趣旨から
逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもでき
る。 (1)前記切欠部9の寸法形状、及び複数の切欠部を設
けた場合の各切欠部9の相互間の間隔は、鋼材4の寸
法、ALC壁パネル8の重量等に応じて決定することが
できる。 (2)特に、切欠部9の形状は、平面三角形、平面半円
形、平面U字形等とすることもできる。 (3)また、複数の切欠部を設けた場合の各切欠部9の
相互間の間隔は、全て一定である必要はなく、任意に変
化させることもできる。 (4)前記溶接部Cに加えて、横フランジ2の縁と鉄骨
梁1の上面との間を隅肉溶接して溶接部Aを形成し、さ
らに高い溶接強度を得ることもできる。この場合も、全
て下向き溶接で行うことができるため、前述した効果も
維持される。
れるものではなく、例えば以下のように考案の趣旨から
逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもでき
る。 (1)前記切欠部9の寸法形状、及び複数の切欠部を設
けた場合の各切欠部9の相互間の間隔は、鋼材4の寸
法、ALC壁パネル8の重量等に応じて決定することが
できる。 (2)特に、切欠部9の形状は、平面三角形、平面半円
形、平面U字形等とすることもできる。 (3)また、複数の切欠部を設けた場合の各切欠部9の
相互間の間隔は、全て一定である必要はなく、任意に変
化させることもできる。 (4)前記溶接部Cに加えて、横フランジ2の縁と鉄骨
梁1の上面との間を隅肉溶接して溶接部Aを形成し、さ
らに高い溶接強度を得ることもできる。この場合も、全
て下向き溶接で行うことができるため、前述した効果も
維持される。
【0018】
【考案の効果】本考案の壁パネル取付用鋼材は、上記の
通り構成されているので、構造物の外部からの熟練を要
する上向き溶接を不要とし、構造物の内部からの下向き
溶接のみによる施工を可能とする。従って、溶接作業が
容易になり、設計強度に見合う均一で充分な溶接強度を
確保することができ、壁パネルを確実かつ安全に取り付
けることができる。さらに、構造物の外部に溶接用の足
場を組む必要も無くなる。これらは建築分野では大きな
メリットである。また、鋼材が長く設計強度が高い場合
でも、切口面の数を適宜増やして前記の通り溶接すれ
ば、その設計強度に見合う充分な溶接強度を得ることが
できる。
通り構成されているので、構造物の外部からの熟練を要
する上向き溶接を不要とし、構造物の内部からの下向き
溶接のみによる施工を可能とする。従って、溶接作業が
容易になり、設計強度に見合う均一で充分な溶接強度を
確保することができ、壁パネルを確実かつ安全に取り付
けることができる。さらに、構造物の外部に溶接用の足
場を組む必要も無くなる。これらは建築分野では大きな
メリットである。また、鋼材が長く設計強度が高い場合
でも、切口面の数を適宜増やして前記の通り溶接すれ
ば、その設計強度に見合う充分な溶接強度を得ることが
できる。
【図1】本考案を具体化した実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく実施例の要部断面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】同じく従来例の要部断面図である。
1 構造躯体としての鉄骨梁 2 横フランジ 3 縦フランジ 4 鋼材 8 ALC壁パネル 9 切欠部 A 溶接部 C 溶接部
Claims (1)
- 【請求項1】 横フランジと縦フランジとからなる断面
L字状の鋼材であって、構造躯体の上面に対して固定さ
れる壁パネル取付用の鋼材において、 前記横フランジの長手方向途中部位の少なくとも一箇所
であって横フランジの前後幅の中央部よりやや前側に越
えた位置に、前記構造躯体に対して溶接するための横フ
ランジの長手方向に延びる切口面を形成したことを特徴
とする壁パネル取付用鋼材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013365U JP2584361Y2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 壁パネル取付用鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013365U JP2584361Y2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 壁パネル取付用鋼材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09326U JPH09326U (ja) | 1997-06-06 |
JP2584361Y2 true JP2584361Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=11831082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996013365U Expired - Lifetime JP2584361Y2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 壁パネル取付用鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584361Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60117780U (ja) * | 1984-01-18 | 1985-08-09 | シンコハンガ−株式会社 | ハンガ− |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715827U (ja) * | 1980-07-03 | 1982-01-27 | ||
JPS62158055U (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-07 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP1996013365U patent/JP2584361Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09326U (ja) | 1997-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111891005B (zh) | 骨架构造体 | |
JPWO2007010808A1 (ja) | 建設機械のキャブ構造 | |
US20100132589A1 (en) | Body frame structure of railway vehicle | |
JPWO2007010807A1 (ja) | 建設機械のキャブ構造 | |
US20140145471A1 (en) | Set of members forming upper frame of construction machine | |
JP2584361Y2 (ja) | 壁パネル取付用鋼材 | |
JP2575758Y2 (ja) | 構造躯体に対する壁パネル取付用鋼材の固定構造 | |
JP2542459Y2 (ja) | 軽量気泡コンクリート壁パネルの取付構造 | |
US11332198B2 (en) | Structure of joined channel-shaped plates | |
JP2002012184A (ja) | 二重船殼構造および二重船殼構造ブロックの建造方法 | |
JPH06220881A (ja) | 建設機械等用ブーム構造物 | |
JPH11324129A (ja) | 梁に対する柱の接合構造及び建物ユニット | |
JP2982276B2 (ja) | センタピラー構造およびその製造方法 | |
JP4753503B2 (ja) | デッキプレートの三角トラス | |
JPH10311113A (ja) | Alc壁パネルの取付構造 | |
JP6319892B2 (ja) | サイドレールの取付構造 | |
JPH11303139A (ja) | 建設機械の上部旋回体 | |
JPH03239679A (ja) | 作業用車両のウインドフレーム | |
JPH07317064A (ja) | 端板付h型鋼用連結金物 | |
JPH0723449Y2 (ja) | デッキプレートの支持構造 | |
JP3453672B2 (ja) | 間仕切装置のフレーム構造 | |
JPH0768028B2 (ja) | コラム型クレーン主桁 | |
JP2000142499A (ja) | 板材の補強構造および該補強構造を用いた作業用走行機体におけるメインフレーム構造 | |
JPH06264546A (ja) | 合成耐力床パネル | |
JPH09111927A (ja) | 壁パネルの取付構造 |