JP2527479Y2 - バルコニー等の持出し梁の固定装置 - Google Patents
バルコニー等の持出し梁の固定装置Info
- Publication number
- JP2527479Y2 JP2527479Y2 JP4491290U JP4491290U JP2527479Y2 JP 2527479 Y2 JP2527479 Y2 JP 2527479Y2 JP 4491290 U JP4491290 U JP 4491290U JP 4491290 U JP4491290 U JP 4491290U JP 2527479 Y2 JP2527479 Y2 JP 2527479Y2
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- take
- plate
- stiffener
- mounting plate
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、持出しバルコニー(キャンティーバルコ
ニーとも言う)や窓手すり等、外壁の外側に張り出して
取付けられる造作部材を支持するため、梁より突出状に
持出される持出し梁の固定装置に関するものである。
ニーとも言う)や窓手すり等、外壁の外側に張り出して
取付けられる造作部材を支持するため、梁より突出状に
持出される持出し梁の固定装置に関するものである。
従来の技術 第2図は、従来におけるこの種持出し梁の取付け構造
を示したもので、この従来例においては、柱(1)の側
面に1枚のプレートからなる持出し梁(2)をその端部
において溶接によって固着している。
を示したもので、この従来例においては、柱(1)の側
面に1枚のプレートからなる持出し梁(2)をその端部
において溶接によって固着している。
他方、第3図は大梁へ固定した場合の従来例であり、
H型鋼からなる大梁(3)の側面にスチフナープレート
(4)を溶接し、このスチフナープレート(4)へ、持
出し梁(2)の端部を、一対の接合プレート(5)を介
してボルトで接合している。
H型鋼からなる大梁(3)の側面にスチフナープレート
(4)を溶接し、このスチフナープレート(4)へ、持
出し梁(2)の端部を、一対の接合プレート(5)を介
してボルトで接合している。
考案が解決しようとする課題 第1図のように、柱(1)の側面に溶接によって固着
するものにおいては、溶接作業が必要となり、そのため
には、溶接職人という専門職が必要であり、他方、予め
溶接した状態で現場へ搬入する場合には、柱(1)の側
面に持出し梁(2)が突出しているため荷姿が悪く、運
搬作業や車両への積み込み積み降ろし作業が煩雑になる
という欠点がある。
するものにおいては、溶接作業が必要となり、そのため
には、溶接職人という専門職が必要であり、他方、予め
溶接した状態で現場へ搬入する場合には、柱(1)の側
面に持出し梁(2)が突出しているため荷姿が悪く、運
搬作業や車両への積み込み積み降ろし作業が煩雑になる
という欠点がある。
他方、第3図のものにおいては、ボルトを取付ける際
に、接合プレート(5)とスチフナープレート(4)及
び持出し梁(2)の夫々のボルト穴を相互に一致させた
状態で支えておかなければならず、作業が面倒であると
いう欠点がある。
に、接合プレート(5)とスチフナープレート(4)及
び持出し梁(2)の夫々のボルト穴を相互に一致させた
状態で支えておかなければならず、作業が面倒であると
いう欠点がある。
この考案は、これら従来の持出し梁の取付け構造の欠
点を解消することを目的としている。
点を解消することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、H型鋼か
らなる大梁の上下のフランジ間に長手方向に間隔を置い
て一対のスチフナープレートを固着するとともに、持出
し梁の一端部に、中央片とその中央片両端の側片とから
なる水平断面コの字型の取付けプレートを、その中央片
内側面において固着して、この取付けプレートを前記ス
チフナープレート間に介装して、前記側片とこのスチフ
ナープレートとをボルトで綴ったことを特徴とする。
らなる大梁の上下のフランジ間に長手方向に間隔を置い
て一対のスチフナープレートを固着するとともに、持出
し梁の一端部に、中央片とその中央片両端の側片とから
なる水平断面コの字型の取付けプレートを、その中央片
内側面において固着して、この取付けプレートを前記ス
チフナープレート間に介装して、前記側片とこのスチフ
ナープレートとをボルトで綴ったことを特徴とする。
なお、この明細書において、大梁とは、特に持出し梁
と区別するための名称であって、持出し梁が取付けられ
る梁全般を指すものである。
と区別するための名称であって、持出し梁が取付けられ
る梁全般を指すものである。
作用 コの字型の取付けプレートをスチフナー間に介装する
と、この取付けプレートは、そのスチフナープレートと
上下のフランジとによって支えられるので、この状態で
ボルトの締め付け作業を行なうことができる。
と、この取付けプレートは、そのスチフナープレートと
上下のフランジとによって支えられるので、この状態で
ボルトの締め付け作業を行なうことができる。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図に基づいて説明する
と、図において(11)は、そのフランジ(12)(12)が
上下平行となるように配置される大梁であって、この大
梁(11)には、フランジ(12)(12)間において、一対
のスチフナープレート(13)(13)が長手方向に間隔を
置いて、そのフランジ(12)(12)及びウェブ(14)へ
溶接して固着されている。これらのスチフナープレート
(13)(13)には、夫々ボルト穴(15)が形成されてい
る。持出し梁(16)は、前記従来と同じく鋼板からなる
帯板状であって、その基端部分が、中央片(17)とその
中央片(17)両端の側片(18)(18)とからなる水平断
面コの字型の取付けプレート(19)へ、中央片(17)の
内側面において溶接によって固着されている。側片(1
8)(18)に、前記スチフナープレート(13)のボルト
穴(15)に適合するボルト穴(21)が形成されている。
この取付けプレート(19)の高さを、前記フランジ(1
2)(12)間の幅より僅かに小さく、また、側片(18)
(18)の外側面間の幅は、スチフナープレート(13)
(13)間の幅よりも僅かに小さい大きさとしてある。そ
れゆえ、この取付けプレート(19)を、スチフナープレ
ート(13)(13)間へ介装すると、左右方向に対しては
それらスチフナープレート(13)(13)により、上下方
向に対しては上下のフランジ(12)(12)によって支持
された状態にあり、従って、ボルト(20)を、それらス
チフナープレート(13)と側片(17)のボルト穴(15)
(21)へ差し込む際、僅かに支えておく程度でよく、ボ
ルト(20)の締め付け作業が容易である。
と、図において(11)は、そのフランジ(12)(12)が
上下平行となるように配置される大梁であって、この大
梁(11)には、フランジ(12)(12)間において、一対
のスチフナープレート(13)(13)が長手方向に間隔を
置いて、そのフランジ(12)(12)及びウェブ(14)へ
溶接して固着されている。これらのスチフナープレート
(13)(13)には、夫々ボルト穴(15)が形成されてい
る。持出し梁(16)は、前記従来と同じく鋼板からなる
帯板状であって、その基端部分が、中央片(17)とその
中央片(17)両端の側片(18)(18)とからなる水平断
面コの字型の取付けプレート(19)へ、中央片(17)の
内側面において溶接によって固着されている。側片(1
8)(18)に、前記スチフナープレート(13)のボルト
穴(15)に適合するボルト穴(21)が形成されている。
この取付けプレート(19)の高さを、前記フランジ(1
2)(12)間の幅より僅かに小さく、また、側片(18)
(18)の外側面間の幅は、スチフナープレート(13)
(13)間の幅よりも僅かに小さい大きさとしてある。そ
れゆえ、この取付けプレート(19)を、スチフナープレ
ート(13)(13)間へ介装すると、左右方向に対しては
それらスチフナープレート(13)(13)により、上下方
向に対しては上下のフランジ(12)(12)によって支持
された状態にあり、従って、ボルト(20)を、それらス
チフナープレート(13)と側片(17)のボルト穴(15)
(21)へ差し込む際、僅かに支えておく程度でよく、ボ
ルト(20)の締め付け作業が容易である。
なお、取付けプレートはその上下両面に水平なプレー
トを予め固着しておいて、ボックス状にしても良い。
トを予め固着しておいて、ボックス状にしても良い。
(22)はバルコニーフレームを示している。このバル
コニーフレーム(22)は、下側の下部フレーム(23)
と、その下部フレーム(23)上に支柱(24)(24)…を
介して取付けられた手すり(25)とからなる。下部フレ
ーム(23)は、左右一対の横フレーム(26)(26)、そ
の横フレーム(26)(26)の端部間に渡した縦フレーム
(27)、同じく横フレーム(26)(26)の中間部間に渡
した横桟(28)から構成されている。横フレーム(26)
(26)は角パイプからなるもので、この横フレーム(2
6)(26)を、前記のように取付けられた一対の持出し
梁(16)(16)へ先端側から外嵌して、ボルト(図示せ
ず)で固定して取付けるようになっている。上記横桟
(28)には、床板が(図示せず)が設置される。
コニーフレーム(22)は、下側の下部フレーム(23)
と、その下部フレーム(23)上に支柱(24)(24)…を
介して取付けられた手すり(25)とからなる。下部フレ
ーム(23)は、左右一対の横フレーム(26)(26)、そ
の横フレーム(26)(26)の端部間に渡した縦フレーム
(27)、同じく横フレーム(26)(26)の中間部間に渡
した横桟(28)から構成されている。横フレーム(26)
(26)は角パイプからなるもので、この横フレーム(2
6)(26)を、前記のように取付けられた一対の持出し
梁(16)(16)へ先端側から外嵌して、ボルト(図示せ
ず)で固定して取付けるようになっている。上記横桟
(28)には、床板が(図示せず)が設置される。
考案の効果 この考案によれば、持出し梁の端部にコの字型の取付
けプレートを固着して、この取付けプレートをスチフナ
ープレート間に介装してボルトで綴るようにしており、
従来のように、梁へ接合プレートで固定する場合に比較
して、持出しプレートを支えるとしても極めて軽い力で
良いから、従来のものよりも取付け作業が極めて簡単に
行なえるという効果がある。勿論梁へ取付けるものであ
るから、そのスチフナープレートの取付け位置を変更す
ることによって、梁の長手方向であればどの位置でも任
意に取付けでき、柱へ取付けるもののようにその位置を
限定される不都合がない。
けプレートを固着して、この取付けプレートをスチフナ
ープレート間に介装してボルトで綴るようにしており、
従来のように、梁へ接合プレートで固定する場合に比較
して、持出しプレートを支えるとしても極めて軽い力で
良いから、従来のものよりも取付け作業が極めて簡単に
行なえるという効果がある。勿論梁へ取付けるものであ
るから、そのスチフナープレートの取付け位置を変更す
ることによって、梁の長手方向であればどの位置でも任
意に取付けでき、柱へ取付けるもののようにその位置を
限定される不都合がない。
第1図はこの考案の実施例を示す要部の分解斜視図、第
2図及び第3図は、夫々従来の持出し梁の取付け構造を
示す要部の斜視図である。 (11)…大梁、(12)…フランジ、(13)…スチフナー
プレート、(16)…持出し梁、(17)…中央片、(18)
…側片、(19)…取付けプレート、(20)…ボルト。
2図及び第3図は、夫々従来の持出し梁の取付け構造を
示す要部の斜視図である。 (11)…大梁、(12)…フランジ、(13)…スチフナー
プレート、(16)…持出し梁、(17)…中央片、(18)
…側片、(19)…取付けプレート、(20)…ボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】H型鋼からなる大梁の上下のフランジ間
に、長手方向に間隔を置いて一対のスチフナープレート
を固着するとともに、持出し梁の一端部に、中央片とそ
の中央片両端の側片とからなる水平断面コの字型の取付
けプレートを、その中央片内側面において固着して、こ
の取付けプレートを前記スチフナープレート間に介装し
て、前記側片とこのスチフナープレートとをボルトで綴
ったことを特徴とするバルコニー等の持出し梁の固定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4491290U JP2527479Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | バルコニー等の持出し梁の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4491290U JP2527479Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | バルコニー等の持出し梁の固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH044101U JPH044101U (ja) | 1992-01-14 |
JP2527479Y2 true JP2527479Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31558634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4491290U Expired - Lifetime JP2527479Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | バルコニー等の持出し梁の固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527479Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-25 JP JP4491290U patent/JP2527479Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH044101U (ja) | 1992-01-14 |
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