JP2909896B1 - 斜面移動装置用外装体 - Google Patents

斜面移動装置用外装体

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JP2909896B1
JP2909896B1 JP4067198A JP4067198A JP2909896B1 JP 2909896 B1 JP2909896 B1 JP 2909896B1 JP 4067198 A JP4067198 A JP 4067198A JP 4067198 A JP4067198 A JP 4067198A JP 2909896 B1 JP2909896 B1 JP 2909896B1
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Abstract

【要約】 【課題】 溶接作業を少なくして、簡単な作業で、熟練
工によらずとも、斜面移動装置の外装板を、精度良く、
トラスに装着することのできる斜面移動装置用外装体を
提供すること。 【解決手段】 外装部材に上端部を係止する側面板体
を、前記下部ビームで支持するようにしてなる斜面移動
装置用外装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は斜面移動装置用外
装体に関し、さらに詳しくは、斜面移動装置例えばエス
カレータのトラスの側方部に、溶接作業を少なくして、
側面外装構造体の簡単な取り付け操作により製造される
ことができ、側面板を面一に配列することのできる斜面
移動装置用外装体、及び斜面移動装置のトラスの側方部
及び下方部に、溶接作業を少なくして、簡単な取り付け
操作ないし作業により製造されることができ、面一な側
面板の配列、かつ面一な底面板の配列に完成することの
できる斜面移動装置用外装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜面移動装置は、ステップ(踏み
板)及びライザー(蹴り上げ板)とを有し、前記ステッ
プ及びライザーが無限軌道上を循環移動するように形成
され、人あるいは物を搬送する搬送部の下方にトラスを
有する。循環移動するステップ及びライザーの両側に
は、斜面移動装置に乗る人を保護するための、例えば透
明強化ガラスをはめ込んでなる側板が立設形成され、こ
の側板の上端にはガードレールが配置され、このガード
レールには、ステップ及びライザーとともに循環移動す
る例えばゴム製の手すりが設けられている。前記ステッ
プ及びライザーの存在する側を内側と称すると、この側
板の基部には、この側板の外側に向かって張り出す板状
の外装部材が、設けられている。この外装部材は、例え
ばアウターデッキ、デッキボード、エクステリヤレッジ
等と称されてもいるのであるが、この明細書において
は、以後、外部デッキと称することがある。
【0003】なお、斜面移動装置につき、その斜面の傾
斜角が30度である装置をエスカレータと称し、傾斜角
が30度未満例えば11度、7度等である装置をトラボ
レータ(商品名)、トラベータ(商品名)、コンペバイ
ヤ(商品名)等と称されている。
【0004】一方、前記トラスは、搬送部の進行方向に
見て左右に並行に配置された一対の上部ビームと、これ
ら上部ビームのそれぞれ直下に配置され、したがって搬
送部の進行方向から見て左右に配置された一対の下部ビ
ームとを有する。そして、このトラスには、搬送部の進
行方向から見て左側の上部ビームとその真下に位置する
下部ビームとに、上部ビーム及び下部ビームの軸線に沿
うように、複数の側面板が隙間なく取り付けられる。搬
送部の進行方向から見て右側の上部ビームとその真下に
位置する下部ビームとにも、上部ビーム及び下部ビーム
の軸線に沿うように、複数の側面板が隙間なく取り付け
られ、左右一対の下部ビームには、下部ビームの軸線に
沿うように、複数の底面板が取り付けられる。この装着
された左右一対の側面板と底面板とを併せて斜面移動装
置用外装体と称される。
【0005】従来のこの斜面移動装置用外装体をトラス
へ装着する作業は次のようにして行われていた。
【0006】搬送部の上面にいる作業者が搬送部の下方
に待機する作業者に向けて側面板を下ろす。下方で待機
する作業者は、下ろされて来る側面板を受け取り、その
側面板の下端部ないし側面板を支持する。上方にいる作
業者は、下方にいる作業者に側面板の上下左右の位置を
確認ないし指示しながら、下方にいる作業者に支持され
ている側面板の上端を外装部材の端部に係止する。この
係止の際、上方にいる作業者は、下方にいる作業者に対
して、側面板を下げたり、上げたり、あるいは右又は左
にずらしたりの細かな作業内容を指示する。このような
細かな指示を受けて下の作業者は、自ら支持する側面板
を上下あるいは左右に細かく移動させている。側面板の
上端を外装部材に係止させるのは、もしこの外装部材に
よる係止がなければ、上の作業者が側面板の上部を常に
保持していなければならず、上の作業者が何らかの都合
で側面板から手を離すと、側面板の上部が不安定になっ
て、側面板が倒れてしまうからである。
【0007】この外装部材に側面板の上端を係止した後
においても、下の作業者は、側面板の保持ないし支持を
継続する。
【0008】次いで、側面板の上部ビーム及び下部ビー
ムに対する大まかな位置決めを行う。この大まかな位置
決めも、上の作業者及び下の作業者の共同作業になる。
側面板の上部ビーム及び下部ビームに対する大まかな位
置決めを行った後、次にターンバックルで側面板を下部
ビームに取り付ける。
【0009】すなわち、下の作業者が側面板を保持ない
し支持している状態のまま、溶接工がターンバックルの
一端部を下部ビームに溶接し、ターンバックルの他端部
を側面板の端部近傍の裏面に溶接する。この溶接される
ターンバックルは下部ビームから縦方向に配置され、そ
の上端が下部ビームの下端面に溶接され、その下端が側
面板の端部近傍の裏面に溶接される。縦方向に配置され
るターンバックルは、側面板の裏面における下部であっ
て、しかも両端近傍にそれぞれ溶接される。側面板の裏
面で、両端近傍それぞれにターンバックルを溶接して取
り付けた後に、このターンバックルを回転させて側面板
の上下方向での最終的な位置決めを行う。このターンバ
ックルを回転させることによって、最終的な上下方向の
位置決めの微調整が行われる。
【0010】上下方向の位置決めが終了すると、さらに
もう二組のターンバックルを左右一対の下部ビーム間に
張り渡された底板と側面板の裏側面とに溶接する。つま
り、このターンバックルの上端を前記底板の下部ビーム
よりは中心寄りの位置に溶接し、ターンバックルの下端
を側面板の裏側面下部に溶接する。したがって、溶接さ
れたターンバックルは傾斜した状態になっている。ター
ンバックルの溶接が完了すると、ターンバックルを回転
させて側面板が垂直に立設した状態になるように、側面
板下端部の水平方向における最終的な位置決めを行う。
【0011】このようにターンバックルは、下部ビーム
に対する側面板の垂直方向ないし上下方向における位置
決めの微調整及び側面板の下端部の水平方向における位
置決めの微調整を行うために、溶接されるのである。こ
のターンバックルは側面板を下部ビームに固定するため
の最終的な固定具ではない。側面板を下部ビーム及び上
部ビームに固定する作業は次のようにして行われる。
【0012】ターンバックルの上端を下部ビームあるい
は底板に溶接し、かつその下端を側面板の裏面に溶接し
たままの状態で、上部ビームの上端面とL字アングルに
おける水平片とを溶接することにより、上部ビームの所
定位置にL字アングルを固定する。次いで、L字アング
ルにおける垂直片と側面板の裏面とを溶接することによ
りL字アングルに側面板を固定する。同様にして、下部
ビームの下端面にL字アングルを溶接により結合固定
し、固定されたL字アングルの垂直片を側面板の裏面に
溶接で固定する。さらに、側面板の裏面における下端近
傍と斜行する支持部材の下端部とを溶接で結合し、この
斜行する支持部材の上端部と左右一対の下部ビーム間に
取り付けられた底板の下面とを、溶接により結合する。
【0013】ここまでの作業によると、側面板にはター
ンバックルが溶接により下部ビーム及び底板に結合さ
れ、さらに、L字アングル及び斜行する支持部材が溶接
により結合された状態になっている。ターンバックルを
側面板に溶接された状態のまま放置しても良いのである
が、通常は、このターンバックルを再使用するために回
収される。すなわち、一旦溶接によりその下端を側面板
に、上端を下部ビーム又は底板に取り付けられたターン
バックルを、溶接操作により、側面板及び下部ビーム又
は底板から取り外す。
【0014】以上のようにして、左右一対の内、一方の
上部ビーム及びその上部ビームの真下にある下部ビーム
に、1枚の側面板が装着される。
【0015】斜面移動装置におけるトラスの側方には1
枚の側面板が装着される訳ではなく、複数枚の側面板が
隙間なくトラスの側方に装着されるのであるから、トラ
スの側方では、前記した操作が各側面板毎に実施され
る。
【0016】又、トラスの片側を全て覆い隠すように多
数枚の側面板を装着するのと同じ操作を繰り返してトラ
スの他方の片側を全て覆い隠すように多数の側面板を装
着する。前記したように、トラスの他方の片側全てに多
数の側面板を取り付けるのにも、溶接作業が行われる。
【0017】トラスの両側に多数の側面板を装着した後
には、底面板を、前記左右一対の下部ビームの下方に取
り付ける。すなわち、トラスの両側に装着された側面板
の下端部は内側に折り曲げられていて、底面板の端部を
載置することのできる載置片が形成されている。トラス
の両側に装着された一対の側面板の互いに向かい合う載
置片に底面板の端部を載置することにより、相対向して
取り付けられた一対の側面板の載置片間に底面板を張り
渡す。その後に、左右一対の下部ビームに張り渡された
底板の下面に、垂直な支持棒の上端を溶接により取り付
け、張り渡した底面板の上面と前記垂直な支持棒の下端
とを溶接により固着する。この結果、底面板はその両端
を側面板の下端にある載置片に乗せられ、しかの前記垂
直な支持棒により底板から懸垂支持された状態になる。
【0018】トラスの下面には、上記した操作を繰り返
して、隙間なく底面板を取り付ける。
【0019】以上の操作ないし作業の結果、側面板及び
底面板よりなる斜面移動装置用外装体が完成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上の操作ないし作業
を行って斜面移動装置用外装体を製造するのには、以下
のような問題点がある。
【0021】(1)溶接作業が必須であることが先ず問
題である。溶接作業が必須であることにより様々の問題
点が派生する。
【0022】たとえば、側面板の下部を作業者が支え持
った状態で、下部ビーム間に張り渡された底板の下面あ
るいは側面板にターンバックルを溶接する作業が行われ
るので、溶接時の火の粉が、支え持つ作業者に降りかか
り、作業者に火傷を負わせるなどの危険がある。
【0023】側面板の下部にターンバックルを溶接し、
最後に溶接作業でこのターンバックルを取り外し、又L
字アングルの取り付け、斜行する支持部材の取り付け等
を溶接で行うのであるから、側面板に対して何度も溶接
による加熱を与えることになり、その結果、側面板の表
側表面に形成された塗装面が熱劣化し、又場合によって
は側面板が湾曲したりすると言う問題がある。溶接時の
熱により塗装面が変色し、あるいは側面板が湾曲したり
すると、せっかく溶接により下部ビームあるいは上部ビ
ームに固着した側面板を取り外し、新たな側面板で前述
した複雑な工程を一からやり直さなければならない。側
面板は別名化粧板とも称されるように、側面板は人の目
に曝されるものであるから、その取り付けの際には厳密
な寸法精度が要求されるところ、溶接の熱により側面板
の変形により寸法精度を維持することができないことは
斜面移動装置と言う商品からすると重大な問題である。
【0024】溶接によりL字アングルを介して側面板を
上部ビーム及び底板に結合し、又底面板を垂直な支持棒
に結合するのであるが、所定の強度を持って溶接で接合
するために、溶接作業に高度の熟練を必要とし、誰でも
が取り付け作業を行うことができるという訳ではない。
溶接に熟練を要するということは、溶接の熟練工の少な
い現状では、斜面移動装置用外装体の施工期間の長期化
をもたらすという深刻な問題を提起する。
【0025】又、何よりも溶接は火気を使用する作業で
あるから火災の危険が常につきまとう。特に斜面移動装
置のトラスには潤滑油等が存在するので、溶接操作によ
る火災発生の可能性がきわめて高い。
【0026】(2)上述した作業工程は非常に複雑で煩
雑である。たとえば、側面板一つを例に取ってもそれは
良く理解されるであろう。たとえば、側面板の仮位置決
め工程、ターンバックルの溶接工程、ターンバックルを
調整することによる本位置決め工程、本位置決め後に、
L字アングル及び斜行する支持部材等による溶接で側面
板を固定する固定工程、仮止めのために溶接で固着され
たターンバックルを再度溶接操作により取り外し、回収
する工程を経て側面板を上部ビーム及び下部ビームに取
り付けることができる。このような複雑で段数の多い工
程を経て初めて側面板をトラスに装着するのでは、斜面
移動装置用外装体の製造工期が長期化してしまう。
【0027】(3)側面板を上部ビーム及び下部ビーム
に取り付ける際の、側面板の位置決め作業がきわめて煩
雑で、労力を要し、しかもその割には正確な位置決めを
実現することができない。具体的に言うと、側面板の位
置決めをする際に、下にいる作業者が終始側面板の下部
を保持ないし支持していなければならない。この作業は
非常に大儀である。
【0028】(4)側面板の仮位置決めをする際に、下
の作業者により保持ないし支持された側面板の上端部を
エクステリアレッジの端部に係止しなければならないと
言う問題がある。このエクステリアレッジの端部に側面
板の上端部を係止しなければ、その側面板はその下端部
が作業者により支持されているだけになるので、容易に
転倒してしまう。したがって、エクステリアレッジの端
部に側面板の上端部を係止すると言うのは必要な作業で
ある。
【0029】しかしながら、側面板及び底面板をトラス
に装着して斜面移動装置用外装体を取り付ける外装体製
造工程と、エクステリアレッジを取り付ける工程とは本
来別の工程である。エクステリアレッジを取り付ける工
程は、エクステリアレッジ、スカートパネル、インテリ
アパネル等を取り付けて斜面移動装置を完成状態に近づ
ける最終に近い工程である。そうすると、側面板の上端
部をエクステリアレッジの端部に係止するためには、イ
ンテリアレッジ等を取り付ける工程の一部を、外装体の
製造工程中に組み込まなければならなくなる。そして、
この外装体製造工程を実施する作業者とエクステリアレ
ッジを取り付ける工程を実施する作業者とは異なる作業
訓練を受けているのが常であるから、インテリアレッジ
の端部に、側面板の上端部を係止する作業を実行するた
めに、異なる工程に従事する、異なる作業訓練を受けた
作業者を、現場に投入しなければならなくなる。異なる
作業訓練を受けた作業者が混在する作業現場では、作業
訓練の相違からもたらされる混乱がしばしば発生する。
このような作業上の混乱は、斜面移動装置設置工期を長
期化させるという、重大な問題をもたらす。
【0030】この発明は上記問題点を解消することを目
的にする。
【0031】この発明の目的は、溶接操作を少なくして
簡単に組み立てられることのできる斜面移動装置用外装
体を提供することにある。この発明の他の目的は、作業
者に火傷を負わせること等の危険及び火災発生等を最小
限にし、側面板を終始保持し続けなければならない重労
働を解消して簡単な軽作業で組み立てることのできる斜
面移動装置用外装体を提供することにある。この発明の
他の目的は、側面板の水平方向及び垂直方向の位置決め
を容易に行って製造されることのできる斜面移動装置用
外装体を提供することにある。この発明の他の目的は、
複数枚の側面板が面一に配列されてなる斜面移動装置用
外装体、及び複数枚の側面板が面一に配列され、かつ複
数枚の底面板が面一に配列されてなる斜面移動装置用外
装体を提供することにある。この発明の目的は、寸法精
度良く組み立てられてなる斜面移動装置用外装体を提供
することにある。この発明の目的は、斜面移動装置用外
装体を製造する工程に、斜面移動装置を完成させるに必
要な他の工程の一部を持ち込まずに製造されることので
きる斜面移動装置用外装体を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すること
を目的とするこの発明に係る斜面移動装置用外装体の第
1の態様は、(1) 斜面移動装置における下部ビームと上
部ビームとで形成されるトラスの側方部に配置され、上
部ビームの上方に配置される外装部材に上端部が係止さ
れる側面板体と、(2) 前記下部ビームに対して、上下方
向の位置決め及び横方向での位置決めが可能で、前記側
面板体の下方部を前記下部ビームに連結支持する側面板
連結支持手段と、を備えることを特徴とする斜面移動装
置用外装体であり、この発明に係る斜面移動装置用外装
体の第2の態様は、(1) 斜面移動装置における下部ビー
ムと上部ビームとで形成されるトラスの側方部に配置さ
れ、上部ビームの上方に配置される外装部材に上端部が
係止される側面板体と、(2) 前記下部ビームに対して、
上下方向の位置決め及び横方向での位置決めが可能で、
前記側面板体の下方部を前記下部ビームに連結支持する
側面板連結支持手段と、(3) 前記トラスの両側面に配置
された一対の側面板体の下端部間に配置される底面板体
と、(4) 前記底面板体を前記側面板体に連結固定する底
面板連結固定手段とを備えることを特徴とする斜面移動
装置用外装体であり、前記いずれの態様の斜面移動装置
用外装体においても、その一例として、前記側面板連結
支持手段が、前記下部ビームに対して水平方向での位置
決めが可能に取り付けられ、かつ前記側面板体の下端部
を上下方向における位置決めが可能に取り付けることの
できる第1連結部材とこの第1連結部材を前記下部ビー
ムに固定する第1固定部材と、前記側面板体をこの連結
部材に固定する第2固定部材とを備えてなり、前記いず
れの態様の斜面移動装置用外装体においても、その一例
として、前記底面板連結固定手段が、前記側面板体に対
して水平方向における位置決めが可能に、前記側面板体
と前記底面板とを連結支持する第2連結部材と、この第
2連結部材を前記側面板体に固定する第3固定部材と、
この第2連結部材を前記底面板に固定する第4固定部材
とを備えてなる。
【0033】
【発明の実施の形態】- −具体的説明− (斜面移動装置用外装体の外観)この発明にかかる斜面
移動装置用外装体は、その斜面の傾斜角が30度である
エスカレータ、傾斜角が30度未満例えば11度、7度
等であり、トラボレータ(商品名)、トラベータ(商品
名)、コンペバイヤ(商品名)等と称されている装置の
外装体として使用される。
【0034】この発明に係る斜面移動装置用外装体は、
インテリアパネルの下方であって、トラスの外側を少な
くとも覆い隠すように配置される。もっとも、トラスの
外側を覆い隠す形態のみならず、この発明に係る斜面移
動装置用外装体は様々の形態を有する。
【0035】たとえば、図1に示されるように、所定の
階(以後、設置階と称することがある。)から次の階
(以後、昇降階と称することがある。)へと掛け渡され
た斜面移動装置1たとえばエスカレータにおいて、トラ
スの両側を覆い隠す両側面部2と、トラスの下面を覆い
隠す底面部3とを有する斜面移動装置用外装体4、図2
に示されるように、トラスの両側を覆い隠すと共に、イ
ンテリヤパネルの下部から設置階の床面にまで延在する
ように設けられた両側面部2を少なくとも有する斜面移
動装置用外装体4、図3に示されるように、設置階から
昇降階の途中までの高さについてはトラスの両側を覆い
隠すと共に、インテリヤパネルの下部から設置階の床面
にまで延在するように設けられた両側面部2aと、設置
階と昇降階との途中から昇降階までについてはトラスの
両側面部2b及びトラスの下面を覆い隠す底面部2cと
を有する斜面移動装置用外装体4等を挙げることができ
る。要するに、この発明の斜面移動装置用外装体4は、
トラスを隠蔽するようにトラスに取り付けられる限り種
々の形態が採用される。
【0036】又、この発明の斜面移動装置用外装体4
は、図4に示されるように、底面に照明部5を有するこ
ともあり得る。
【0037】(構造)図5は、この発明の一実施例に係
る斜面移動装置用外装体10の左半分を示す部分断面図
である。この斜面移動装置用外装体10の断面右半分は
図5に示す斜面移動装置用外装体10の断面左半分と対
称に表れるので、特に図示しない。
【0038】図5に示される斜面移動装置用外装体10
は、トラスに装着される。
【0039】このトラスは、一対の上部ビーム11とそ
れら上部ビーム11の下方に配置された一対の下部ビー
ム12とで、フレーム状に形成される。
【0040】一対の上部ビーム11は、図5に示される
ように斜面移動装置の搬送部(図示せず。)の進行方向
から見ると、水平方向において左右一対となるように配
置され、搬送部の進行方向に直交する方向、すなわち斜
面移動装置を横から見ると、設置階の床面の下から昇降
階の床面の下にまで斜めに延在する。又この上部ビーム
11と同様に下部ビーム12が、上部ビーム11の直下
に配置される。なお、前記搬送部は、無限軌道上を循環
移動するステップとスラブとを有する。
【0041】この実施例に係る斜面移動装置用外装体1
0における上部ビーム11及び下部ビーム12はL字型
アングルで形成される。このL字型アングルで上部ビー
ム11及び下部ビーム12を構成し、しかも、所定間隔
をもって左右に配置される一対の上部ビーム11と、一
対の上部ビーム11の直下に、上部ビーム11に対して
所定の間隔を設けて配置される左右一対の下部ビーム1
2とで、斜面移動装置全体の強度を持たせるのであるか
ら、このL字型アングルにおける水平片及びこの水平片
に直交する垂直片の幅及びその厚みについては、斜面移
動装置の規模に応じて適宜に決定される。また、このL
字型アングルの長さも斜面移動装置の規模に応じて適宜
に決定される。
【0042】左右一対の上部ビーム11それぞれは、ト
ラスの側方において側面板体13と並行に配置される側
面片14(垂直片でもある)と、この側面片14の上端
においてこの側面片14と直交する方向であって、トラ
スの内側に向かって延在する上端片15(上端水平片で
もある)とを有する。換言すると、この左右一対の上部
ビーム11は、側面片14の上端において上端片15が
互いに向かい合う状態となって、配置される。この上部
ビーム11は、所定長さの単位ビームを継ぎ足して設置
階から昇降階へと延在する長尺のビームとなっている。
また、左右一対の上部ビーム11は、所定間隔ごとに、
連結部材(図示せず。)で相互に結合され、補強されて
いる。
【0043】この発明において特筆することの一つは、
上部ビーム11に側面板体13が結合されていないこと
である。上部ビーム11に側面板体13を、溶接にせ
よ、ボルトとナットとの結合等に示される機械的結合に
せよ、取り付けるとすればその分だけ作業工程が余分に
必要になるのであるが、この発明においては、上部ビー
ム11に側面板体13を取り付けないので、少ない作業
工程で側面板体13をトラスに取り付けることができ
る。したがって、この発明は、より簡単な作業工程で組
み立てることができる斜面移動装置用外装体10を提供
することができるという利点がある。
【0044】左右一対の下部ビーム12は、左右一対の
上部ビーム11の直下に配置される。
【0045】一対の下部ビーム12それぞれは、トラス
の側方において側面板体13と並行に配置される側面片
14(垂直片とも称される。)と、この側面片14の上
端においてこの側面片14と直交する方向であって、ト
ラスの内側に向かって延在する下端片16(下端水平片
とも称される。)とを有する。換言すると、この左右一
対の下部ビーム12は、側面片14の下端において下端
片16が互いに向き合う状態となって、配置される。こ
の下部ビーム12は、所定長さの単位ビームを継ぎ足し
て設置階から昇降階へと延在する長尺のビームとなって
いる。また、左右一対の下部ビーム12は、所定間隔ご
とに、連結部材(図示せず。)で相互に結合され、補強
されている。さらに、この左右一対の下部ビーム12及
び左右一対の上部ビーム11は、相互に連結部材(図示
せず。)で連結され、かつ補強されている。したがっ
て、この左右一対の上部ビーム11、左右一対の下部ビ
ーム12及びこれらを結合する連結部材によって、フレ
ーム状になった構造体が形成される。
【0046】図5及び図6に示されるように、斜面移動
装置用外装体10は、トラスの側方部を覆うように装着
される2基の側面板体13と、各側面板体13を下部ビ
ーム12に取り付けることを目的とするL字状アングル
17Aと、トラスの下方を覆うように装着される底面板
体18と、底面板体18を側面板体13に取り付けるこ
とを目的とするL字状アングル17Bとを有する。
【0047】2基の側面板体13はいずれも、側面板1
9と、裏面装着Cチャネル22とを備える。2基の側面
板体13はいずれも同じ構造を有するので、一方の側面
板体13について、以下に説明する。
【0048】この側面板体13の、図5における左側か
ら見た輪郭形状は、斜面移動装置におけるどの外装部分
にこの側面板体13が装着されるかにより、適宜に決定
される。
【0049】例えば、図1に示されるように、斜面移動
装置の設置階から昇降階までの中央部における側面を覆
うように配置される側面板体13であれば、略菱形に形
成され、又は図示しない長方形に形成され、図1に示さ
れるように、設置階における床下及び昇降階における床
下における側面を覆うように配置される側面板体13で
あれば、略長方形又は正方形に形成されることがある。
図2に示されるように、斜面移動装置の側面を設置階の
床面まで覆うように配置される側面板体13であれば、
縦長の短冊状であって、上端を斜に切り落としたような
形状に設計されることもある。
【0050】図5に示される斜面移動装置用外装体10
における側面板体13の、図5における左側から見た輪
郭形状は、長方形である。
【0051】この側面板体13の下端部は直角に裏側に
折り返され、裏側に折り返された下端延在片20は、更
に内側に折り返されて立設片21が形成されている。更
に言うと、側面板体13は、トラスの側面に配置される
長方形状の側面板19と、その下端に、側面板19の裏
側へと直角に折り返されて延在する下端延在片20と、
その下端延在片20の先端部で、前記側面板19と平行
に、かつ前記下端延在片20に対して直交する立設片2
1とを有する。この立設片21は、後述する底面板体1
8を保持、ないし支持する機能を有し、前記下端延在片
20は、前記立設片21を保持すると同時に、斜面移動
装置の底面の一部を形成する。
【0052】この側面板体13の外側面(図5において
左側となる面)は、塗装面である。前記裏面装着Cチャ
ネル22は、図5及び図6に示されるように、長手方向
に直交する断面が「C」の字形に似ていることから、こ
のような名称が付されている。
【0053】この実施例においては、この裏面装着Cチ
ャネル22は、前記側面板19の裏面に装着される底辺
部23、その底辺部23の両側から直角に立設する側面
部24、各側面部24の先端で、所定の間隔を設けて互
いに向き合うように、しかも前記底辺部23に平行に折
曲されてなる折曲片部25とを有する長尺状の取付部材
である。この裏面装着Cチャネル22における前記折曲
片部25同士の間隔は、後述するTボルト26における
ボルト部27が挿通し、かつTボルト26における基板
28が抜け出ることのない寸法に設定されている。この
裏面装着Cチャネル22においては、前記底辺部23、
両側面部24及び両折曲片部25によりTボルト26に
おける基板28が収容される内部空間が形成され、また
この裏面装着Cチャネル22の長手方向における両端は
開口している。したがって、この裏面装着Cチャネル2
2には、その両端のいずれか一方の開口部からTボルト
26の基板28を内部空間内に容易に挿入することがで
きる。
【0054】この裏面装着Cチャネル22は、前記側面
板体13をトラスの側面に装着した場合に、この裏面装
着Cチャネル22の長手方向が下部ビーム12の長手方
向に沿うように、側面板体13の裏面に装着される。
【0055】この実施例においては、所定長さを有する
2本の裏面装着Cチャネル22が側面板体13の裏面に
取り付けられている。裏面装着Cチャネル22は、側面
板体13に、溶接で取り付けられている。なお、この裏
面装着Cチャネル22を側面板体13に取り付ける溶接
作業は、側面板体13を製造する現場で行われる。した
がって、斜面移動装置を組み立てる現場で、溶接作業を
することがなくなり、斜面移動装置の製造現場で溶接作
業をすることによる種々の不都合がなくなる。もっと
も、この取り付けは溶接に限らず他の適宜の結合方法を
採用してもよい。
【0056】裏面装着Cチャネル22の内部空間に挿入
されるTボルト26は、図7に示されるように、略正方
形の基板28と、この基板28の中心部から垂直に立設
するボルト部27とを有してなる。
【0057】前記側面板体13の裏面の下端近傍には、
前記裏面装着Cチャネル22のほかに、図10に示され
るように、小型L字状取り付け片29が所定間隔を設け
て2個取り付けられている。
【0058】この小型L字状取り付け片29は、L字状
をなす板状体であり、この側面板体13を下部ビーム1
2に装着するのを補助することを目的に取り付けられて
いる。この小型L字状取り付け片29は、図10に示さ
れるように、その一辺を側面板19の裏面に沿って縦方
向に、またその側面板19に沿うように配置されたその
一辺の下端から先端部が側面板19の裏側で立設するよ
うに、かつ、この側面板体13をトラスの側面に装着し
たときに下部ビーム12よりも下方に位置するように、
側面板19の裏面に装着される。
【0059】この小型L字状取り付け片29の各先端部
には、係止ピン30が開設されている。この係止ピン3
0は、後述するターンバックルTBを取り付けるピンで
ある。
【0060】前記側面板19の裏面には、図5に示され
るように、保護板31が配設される。この保護板31
は、この側面板19を保護し、薄板である側面板19に
強度を与え、側面板19の湾曲を防止する。
【0061】図5及び図8に示されるように、前記下部
ビーム12の下端水平片(水平片16)の下面には、長
尺の下部ビーム用Cチャネル31Aが、溶接により固定
的に取り付けられている。
【0062】この下部ビーム用Cチャネル31Aは、前
記裏面装着Cチャネル22と基本的に同様の構造を有す
る。この下部ビーム用Cチャネル31Aの内部空間には
Tボルト26が挿入配置される。
【0063】前記底面板体18は、左右一対の下部ビー
ム12の下方に配置されて斜面移動装置の底面を形成す
る。
【0064】図5及び図9に示されるように、この底面
板体18は、底面板32と、固定用Cチャネル33とを
有する。この底面板体18には、斜面移動装置の進行方
向に向かって見た場合における底面板32の左右端部
に、前記立設片21により支持される載置片34が折曲
して形成されている。
【0065】前記固定用Cチャネル33は、前記裏面装
着Cチャネル22と基本的に同様の構造を有する。そし
て、この固定用Cチャネル33は、底面板32の両端部
近傍それぞれで、底面板32の長手方向に沿って、底辺
部23と底面板32とを溶接することにより固定的に底
面板体18に取り付けられている。
【0066】この固定用Cチャネル33の内部空間には
Tボルト26が挿入配置される。
【0067】この底面板体18は、図6に示されるよう
に、L字状アングル17Bを介して、側面板体13に取
り付けられる。
【0068】L字状アングル17Aは、図6及び図8に
示されるように、L字状に折曲してなる板体であり、各
片それぞれには、長穴37が開設されている。この長穴
37は、側面板体10の下部ビーム12に対する水平方
向及び縦方向の位置決めをするのに、都合が良い。
【0069】L字状アングル17Bも、図6に示される
ように、L字状に折曲してなる板体であり、各片それぞ
れには、長穴37が開設されてなり、基本的には前記L
字状アングル17Aと同様の構造を有している。このL
字状アングル17A及びL字状アングルBは互いに同一
の形状及び構造を有していてもよく、また寸法が相違し
ていても良い。要するに、L字状アングル17Aが、水
平方向の位置決めが可能に下部ビーム12の取り付ける
ことができ、かつ側面板体13に対して縦方向の位置決
めが可能に側面板体13に取り付けることができる限
り、またL字状アングル17Bが、水平方向の位置決め
が可能に底面板体18に取り付けることができ、かつ側
面板体13に対して縦方向の位置決めが可能に側面板体
13に取り付けることができる限り、このL字状アング
ル17AとL字状アングル17Bとは同一形状ないし同
一構造であっても良く、また相違する形状ないし構造で
あっても良いのである。
【0070】一方、図5に示されるように、上部ビーム
11の上方には、外装部材の一例である外部デッキ38
が配置される。この外部デッキ38の、斜面移動装置の
進行方向から見た両端部それぞれは、左右一対の上部ビ
ーム11よりも更に外側に張り出し、下方に向けて直角
に折曲された折曲係止部39を有する。この外部デッキ
38の下面であって両端近傍には、箱型部材40が取り
付けられていて、この箱型部材40には、回転軸を中心
にして回転可能なL字片41が取り付けられている。
【0071】このL字片41は、前記箱型部材40に接
する回動片42とこの回動片42の一端に直角に折曲し
て形成されたネジ取り付け片43とを有する。このネジ
取り付け片43には、長ネジ44が螺合されている。前
記回動片42の中央部には、回転軸が取り付けられ、こ
の回転軸が前記箱型部材40に装着されている、これに
よって、回動片42が回転可能になる。
【0072】この実施例においては、この発明における
側面板連結支持手段が、裏面装着Cチャネル22、この
裏面装着Cチャネル22の内部空間に挿入配置されるT
ボルト26、このTボルト26に螺合するナット45、
下部ビーム12の下端片16に溶接された下部ビーム用
Cチャネル31A、この下部ビーム用Cチャネル31A
の内部空間に挿入配置されるTボルト26、このTボル
ト26に螺合するナット45、及びL字状アングル17
Aを備えて構成される。
【0073】また、この実施例においては、側面板連結
支持手段における第1連結部材が、L字状アングル17
Aに相当する。
【0074】この発明における、第1連結部材を下部ビ
ーム12に固定する第1固定部材は、下部ビーム12の
下面に装着された下部ビーム用Cチャネル31Aと、こ
れに挿入配置されたTボルト26と、このTボルト26
のボルト部27に螺合されるナット45とを含む。
【0075】この発明における、第2固定部材は、裏面
装着Cチャネル22と、これに挿入配置されたTボルト
26と、このTボルト26のボルト部27に螺合するナ
ット45とを含んで形成される。
【0076】この実施例においては、この発明における
底面板連結固定手段が、下部ビーム12の下端片16に
溶接された下部ビーム用Cチャネル31A、この下部ビ
ーム用Cチャネル31Aの内部空間に挿入配置されるT
ボルト26、このTボルト26に螺合するナット45、
L字状アングル17B、底面板体18に溶接された固定
用Cチャネル33、この固定用Cチャネル33の内部空
間に挿入配置されたTボルト26、及びこのTボルト2
6に螺合するナット45を備えて構成される。この実施
例においては、この発明における第2連結部材がL字状
アングル17Bに相当する。
【0077】この発明における、この第2連結部材を前
記下部ビーム12に固定する第3固定部材は、下部ビー
ム用Cチャネル31A、この下部ビーム用Cチャネル3
1Aの内部空間に挿入配置されるTボルト26、このT
ボルト26に螺合するナット45で構成される。
【0078】この第2連結部材を底面板体に固定する第
4固定部材は、固定用Cチャネル33、この固定用Cチ
ャネル33の内部空間に挿入配置されたTボルト26、
及びこのTボルト26に螺合するナット45を含んで形
成される。
【0079】また、以上の説明により明らかなように、
L字状アングル17AとL字状アングル17Bとは別体
であるが、これを一個の部材で共用してなるコ字状のア
ングルであっても良い。
【0080】(側面板体13及び底面板体18の取り付
け法)図8に示されるように、まず準備段階として、下
部ビーム用Cチャネル31Aの内部空間にTボルト26
を挿入配置する。一つの下部ビーム用Cチャネル31A
の内部空間に挿入するTボルト26の個数は、通常2個
である。
【0081】ついで、図10に示されるように、大型L
字状取り付け片46を、前記Tボルト26を介して下部
ビーム用Cチャネル31Aに装着する。
【0082】ここで、大型L字状取り付け片46は、図
10に示されるように、L字状に形成され、前記Tボル
ト26のボルト部27を挿入する取り付け穴(図示せ
ず。)を開設したベース47と、そのベース47の表面
から直角に立設し、各先端部にターンバックルを装着す
る装着ピン48を備えた装着用片49とを有する。
【0083】下部ビーム用Cチャネル31Aに挿入配置
されたTボルト26におけるボルト部27を前記ベース
47における取り付け穴に挿入し、取り付け穴から出て
いるボルト部27にナット45を螺合して締め上げる。
これによって、下部ビーム12に下部ビーム用Cチャネ
ル31Aを介して大型L字状取り付け片46が装着され
る。
【0084】この大型L字状取り付け片46は、側面板
体13を取り付けるときの仮支えのために、下部ビーム
12に取り付けるのであるから、下部ビーム用Cチャネ
ル31Aにおける適宜の位置に少なくとも2個取り付け
られる。
【0085】ついで、図5に示されるように、側面板体
13における側面板19の上端部を外部デッキ38にお
ける折曲係止部39と箱型部材40との間に挿入する。
このとき、ネジ取り付け片43が側面板19の進入を妨
げないように、回動片42を回動してネジ取り付け片4
3を待避させておく。
【0086】回動片42を回動してネジ取り付け片43
と折曲係止部39との間に側面板19の上端が位置する
ようにしておく。長ネジ44を回転して長ネジ44の先
端で側面板19の上端部を軽く押さえておく。
【0087】側面板体13の下端部には、小型L字状取
り付け片29が取り付けられている。そこで、大型L字
状取り付け片46における水平部の先端に開設された装
着ピン48と、小型L字状取り付け片29における、側
面板19の裏側面に取り付けられた一辺の先端部に開設
された係止ピン30とに、ターンバックルTBを取り付
ける。また、大型L字状取り付け片46における下垂部
の先端部に設けられた装着ピン48と、小型L字状取り
付け片29における、側面板19の裏面より内側に突出
する片の先端部に開設された係止ピン30とに、ターン
バックルTBを取り付ける。
【0088】これまでの説明からも分かるように、2個
のターンバックルTBを大型L字状取り付け片46と小
型L字状取り付け片29とに結合することにより、下部
ビーム12に側面板体13を仮止め状態で支持するので
あるから、下部ビーム31に対する大型L字状取り付け
片46の取り付け位置は、側面板体13における小型取
り付け片29と対応するように、調整される。つまり、
大型L字状取り付け片46と小型L字状取り付け片29
とは実質的に同じ垂直平面内にあるように、それらの取
り付け位置が調整される。
【0089】2個のターンバックルTBを回転操作し
て、側面板体13の大まかな位置合わせを行う。
【0090】大型L字状取り付け片46における水平部
の先端に開設された装着ピン48と、小型L字状取り付
け片29における、側面板19の裏側面に取り付けられ
た一辺の先端部に開設された係止ピン30とに装着され
たターンバックルTBの回転操作により、側面板体13
の上下方向での大まかな位置決めが行われる。また、大
型L字状取り付け片46における下垂部の先端部に設け
られた装着ピン48と、小型L字状取り付け片29にお
ける、側面板19の裏面より内側に突出する片の先端部
に開設された係止ピン30とに装着されたターンバック
ルTBの回転操作により、側面板体13の水平方向ない
し横方向での大まかな位置決めが行われる。また、この
ようにターンバックルTBを介して、側面板体13を下
部ビーム12に装着するので、トラスの側方部に側面板
体13を装着し終わるまで、作業者が側面板体13を保
持ないし支持するという、煩雑で面倒な作業がなくな
る。このように大まかな位置決め及び仮止めを行った
後、次のようにして本取り付けを行う。
【0091】ターンバックルTBを介して下部ビーム1
2に側面板体13を仮止めしている状態のまま、2本の
裏面装着Cチャネル22それぞれに、Tボルト26を挿
入配置する。挿入配置するTボルト26の数は裏面装着
Cチャネルあたり、2個である。下部ビーム用Cチャネ
ル31Aにも、その内部空間にTボルト26を2個挿入
配置しておく。
【0092】裏面装着Cチャネル22に挿入配置された
Tボルト26のボルト部27を、L字状アングル17A
における一片の長穴37に、挿入し、ナット45で仮止
めをする。同様に、下部ビーム用Cチャネル31Aに装
着したTボルト26のボルト部27を、L字状アングル
17Aにおける他の一片における長穴37に、挿通し、
ナット45で仮止めをする。
【0093】このような操作により、トラスの両側(両
側方部)に側面板体13を、仮止めする。
【0094】一方、底面板体18を下部ビーム12に、
次のようにして仮止めする。
【0095】底面板体18に取り付けてある固定用Cチ
ャネル33にTボルト26を挿入配置する。底面板体1
8における載置片34を、側面板体13における立設片
21に載置するようにして、左右一対の側面板体13に
おける下端部に底面板体18を仮装着する。L字状アン
グル17Bにおける一片における長穴37に、裏面装着
用Cチャネル22に装着したTボルト26のボルト部2
7を挿入し、ナット45で仮締めする。また、L字状ア
ングル17Bにおける他の一片における長穴37に、固
定用Cチャネル33に装着したTボルト26のボルト部
27を挿入し、ナット45で仮締めする。
【0096】ついで、L字状アングル17A及びL字状
アングル17Bそれぞれの長穴37におけるボルト部2
7の位置を微調整しながら、側面板体13及び底面板体
18の最終位置を決定する。そしてボルト部27に螺合
しているナット45を螺合して緊締し、最終的にを固定
する。
【0097】この後、2個のターンバックル及び大型L
字状取り付け片46を取り除く。た、長ネジ44を回転
して、これにより、側面板体13の上端部を外部デッキ
38の折曲係止部39に固定的に係止する。
【0098】以上の操作により、トラスの側方部に側面
板体13を、またトラスの下方部に底面板体18を、装
着することができる。
【0099】この実施例によると、(1)溶接作業を少
なくして、トラスに側面板体13及び底面板体18を装
着することができる。したがって、従来におけるよう
に、溶接作業をすることにより発生していたところの、
作業者の溶接による火傷事故の発生、溶接による熱で側
面板19の変形及び側面板19の表面に形成された塗装
の変質が殆どなくなり、このような事故のない溶接作業
を行うことのできる溶接熟練工に頼ることがなくなる等
の、溶接にまつわる種々の不都合を小さくすることがで
き、(2)簡単な機械的操作によって簡単に側面板体1
3をトラスに装着し、側面板体13に底面板体18を装
着することができ、(3)側面板19を上部ビーム11
及び下部ビーム12に取り付ける際の、側面板19の位
置決め作業がきわめて簡単になり、しかも正確な位置決
めを実現することができ、(4)側面板19の仮位置決
めをする際に、下の作業者により保持ないし支持された
側面板19の上端部を外部デッキの端部に係止しなけれ
ばならないと言う問題もなくなり、作業者に過重な業務
を強いることがなくなる、という優れた利点がある。
【0100】−一般的説明− (上部ビーム及び下部ビーム)この発明における上部ビ
ーム及び下部ビームはトラスを形成する部材である。前
記具体的説明では、上部ビーム及び下部ビームは断面L
字状のアングルであったが、これに限らず、断面箱形
(断面ロ字状と言っても良い。)のビーム、及び断面H
型のビームであっても良い (側面板体)この発明における側面板体は、斜面移動装
置における下部ビームと上部ビームとで形成されるトラ
スの側方部に配置され、外装部材に上端部が係止され、
しかも下部ビームに側面板連結支持手段により支持ない
し保持される限り、斜面移動装置の規模、型式等に応じ
て適宜に設計され得る。
【0101】側面板体における側面板の形状については
既述した通りである。
【0102】側面板体の上端部を外装部材の折曲係止片
に係止する仕組みは、前記実施例におけるようにネジ取
り付け片における長ネジで、側面板体の上端部を折曲係
止片に挟み付け、押し付けるという構造に限らず、折曲
係止片に側面板の上端部を係止することができる限り、
他の機械的構成であってもよい。
【0103】また、外装部材の端部に適当な工夫を行っ
て、側面板の端部を差し込んで外装部材の端部を係止す
るようにしても良い。
【0104】この発明においては、「側面板体の上端部
が外装部材に係止される」とは、側面板体の上端部が外
装部材に取り付けられる」と言う程度の意味である。
【0105】(側面板連結支持手段)側面板連結支持手
段は、下部ビームに側面板体を機械的手段により装着す
ることができ、しかも側面板体の取り付け位置をその上
下方向及び水平方向において調節することができる限
り、種々の手段を採用することができる。
【0106】また、第1連結部材は、下部ビームに対し
て水平方向での位置決めが可能であり、側面板の下端部
を上下方向における位置決めが可能であるように、側面
板体を下部ビームに取り付けることができる限り、種々
の機械的構成を採用することができる。
【0107】第1連結部材を下部ビームに固定する第1
固定部材は、下部ビームにおける下端片の下面に、下方
向に向かって植設された長目のボルトと、このボルトに
螺合するナットとであっても良い。ただし、このような
ボルトとナットとの組み合わせは、下部ビーム用Cチャ
ネルとTボルトとナットとの組み合わせほどの自由度が
ない。
【0108】第2固定部材は、側面板の裏面に立設され
た長目のボルトと、このボルトに螺合するナットとであ
っても良い。ただし、このようなボルトとナットとの組
み合わせは、裏面装着CチャネルとTボルトとナットと
の組み合わせほどの自由度がない。
【0109】(底面板体)底面板体は、組み立てる斜面
移動装置が底面を有するときに必要である。底面板体
は、トラスの下方部ないし底面部を覆うことができ、次
に述べる底面板連結固定手段によって、下部ビームに取
り付けることのできる構造を有する限り、種々の機械的
構成を採用することができる。
【0110】(底面板連結固定手段)底面板連結固定手
段は、組み立てる斜面移動装置が底面板を有するときに
必要になる。この底面板連結固定手段は、側面板体の下
部に底面板を取り付けることができ、しかも側面板体に
対して水平方向での位置決めの調整、及び縦方向での位
置決めの調整をすることができる限り、様々の機械的構
成を採用することができる。
【0111】また、この底面板連結固定手段は、側面板
体に対して水平方向での位置決めを容易に調整すること
ができるように、前記側面板体と底面板とを連結支持す
る第2連結部材と、この第2連結部材を前記側面板体に
固定する第3固定部材と、この第2連結部材を底面板体
に固定する第4固定部材とで形成することもできる。 (側面板体の取り付け法)側面板体の取り付けは、前記
具体的説明の欄で述べた方法に限らない。例えば、側面
板体10の裏面にL字状をした板状の支え部材52を取
り付けておき、また、下部ビーム12には、下部ビーム
用Cチャネル31Aを介して、下部ビーム12における
側面片14よりも外側に先端部が突出するように支持部
材53を取り付け、その支持部材53の先端部に支持ボ
ルト54を螺合し、その支持ボルト54の先端で前記支
え部材52を支持するようにして、下部ビーム12に側
面板体10を取り付ける方法を採用することもできる。
【0112】この方法では、前記支持ボルト54を上下
させることにより、下部ビーム12に対する側面板体1
0の上下方向の位置決めを調節することができる。
【0113】
【発明の効果】この発明によると、溶接作業を少なくし
て組み立てることのできる斜面移動装置用外装体を提供
することができる。
【0114】したがって、(1) 組立作業中に、組立工が
溶接作業中に火の粉をかぶるという危険が殆どなくな
り、(2) 溶接時の熱により、側面板あるいは底面板が湾
曲するなどの変形を起こし、あるいはその塗装面が熱劣
化するという問題も殆どなくなり、(3) 溶接時の火災を
発生させる危険性も殆どない。
【0115】この発明によると、機械的固定手段例えば
ボルトとナットとの結合手段で組み立てることのできる
斜面移動装置用外装体を提供することができる。
【0116】したがって、(1) 組立操作あるいは組み立
て作業に、溶接操作のような熟練を要さず、特別な技術
訓練を積んでいない作業員によっても簡単に組み立てる
ことができ、(2) 斜面移動装置用外装体の組立期間を短
縮することができ、換言すると、短期間で斜面移動装置
用外装体を組み立てることができる。
【0117】この発明の斜面移動装置用外装体は、側面
板の水平方向及び垂直方向の位置決めが可能であるか
ら、複数の側面板を精度良く面一にトラス側面部に配列
することができる。
【0118】この発明の斜面移動装置用外装体は、側面
板の水平方向及び垂直方向の位置決めが可能であり、し
かも、底面板体を水平方向の位置決めの可能な状態で取
り付けることができるので、複数の側面板及び底面板を
精度良く面一にトラス側面部及び底面部に配列すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は斜面移動装置の側面を示す概略説明図で
ある。
【図2】図2は他の斜面移動装置の側面を示す概略説明
図である。
【図3】図3は他の斜面移動装置の側面を示す概略説明
図である。
【図4】図4は照明部を有する斜面移動装置を示す概略
説明図である。
【図5】図5は、トラスの側方部に配置され、下部ビー
ムに支持された側面板体を示す一部切欠断面図である。
【図6】図6は、側面板体の裏面に取り付けられた裏面
装着Cチャネル及びL字状アングルとを示す一部切欠斜
視図である。
【図7】図7は、Tボルトを示す斜視図である。
【図8】図8は、下部ビームと下部ビーム用Cチャネル
と、L字状アングルとを示す斜視図である。
【図9】図9は、Tボルトを挿入配置した固定用Cチャ
ネルを有する底面板体を示す斜視図である。
【図10】図10は、下部ビームに側面板体を装着する
方法を示す参考説明図である。
【図11】図11は、下部ビームに側面板体を装着する
他の方法を示す参考説明図である。
【符号の説明】
1・・・斜面移動装置、2・・・側面部、3・・・底面
部、4・・・斜面移動装置用外装体、5・・・照明部、
10・・・斜面移動装置用外装体、11・・・上部ビー
ム、12・・・下部ビーム、13・・・側面板体、14
・・・側面片、15・・上端片、16・・・下端片、1
7・・・コ字状アングル、18・・・底面板体、19・
・・側面板、20・・・下端延在片、21・・・立設
片、22・・・裏面装着Cチャネル、23・・・底辺
部、24・・・側面部、25・・・折曲片部、26・・
・Tボルト、27・・・ボルト部、28・・・基板、2
9・・・小型L字状取り付け片、30・・・装着ピン、
31・・・保護板、31A・・・下部ビーム用Cチャネ
ル、32・・・底面板、33・・・固定用Cチャネル、
34・・・載置片、35・・・対向片、36・・・連結
片部、37・・・長穴、38・・・外部デッキ、39・
・・折曲係止部、40・・・箱型部材、41・・・L字
片、42・・・回動片、43・・・ネジ取り付け片、4
4・・・長ネジ、45・・・ナット、46・・・大型L
字状取り付け片、47・・・ベース、48・・・装着ピ
ン、49・・・装着用片、52・・・支え部材、53・
・・支持部材、54・・・支持ボルト。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面移動装置における下部ビームと上部
    ビームとで形成されるトラスの側方部に配置され、上部
    ビームの上方に配置される外装部材に上端部が係止され
    る側面板体と、 前記下部ビームに対して、上下方向の位置決め及び横方
    向での位置決めが可能で、前記側面板体の下方部を前記
    下部ビームに連結支持する側面板連結支持手段とを備え
    ることを特徴とする斜面移動装置用外装体。
  2. 【請求項2】 斜面移動装置における下部ビームと上部
    ビームとで形成されるトラスの側方部に配置され、上部
    ビームの上方に配置される外装部材に上端部が係止され
    る側面板体と、 前記下部ビームに対して、上下方向の位置決め及び横方
    向での位置決めが可能で、前記側面板体の下方部を前記
    下部ビームに連結支持する側面板連結支持手段と、 前記トラスの両側面に配置された一対の側面板体の下端
    部間に配置される底面板体と、 前記底面板体を前記側面板体に連結固定する底面板連結
    固定手段とを備えることを特徴とする斜面移動装置用外
    装体。
  3. 【請求項3】 前記側面板連結支持手段が、前記下部ビ
    ームに対して水平方向での位置決めが可能に取り付けら
    れ、かつ前記側面板体の下端部を上下方向における位置
    決めが可能に取り付けることのできる第1連結部材とこ
    の第1連結部材を前記下部ビームに固定する第1固定部
    材と、前記側面板体をこの連結部材に固定する第2固定
    部材とを備えてなる前記請求項1または請求項2に記載
    の斜面移動装置用外装体。
  4. 【請求項4】 前記底面板連結固定手段が、前記側面板
    体に対して水平方向における位置決めが可能に、前記側
    面板体と前記底面板体とを連結支持する第2連結部材
    と、この第2連結部材を側面板体に固定する第3固定部
    材と、この第2連結部材を前記底面板に固定する第4固
    定部材とを備えてなる前記請求項2または請求項3に記
    載の斜面移動装置用外装体。
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