JP2829283B2 - 階段用折畳み手摺の取付構造 - Google Patents

階段用折畳み手摺の取付構造

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JP2829283B2
JP2829283B2 JP8253717A JP25371796A JP2829283B2 JP 2829283 B2 JP2829283 B2 JP 2829283B2 JP 8253717 A JP8253717 A JP 8253717A JP 25371796 A JP25371796 A JP 25371796A JP 2829283 B2 JP2829283 B2 JP 2829283B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現場事務所、倉
庫、催し物会場、作業小屋等の建物、特に仮設用に使用
されるユニット建物等において、鉄製階段等に応用され
る階段用折畳み手摺の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種建物の鉄製階段において
は、その側桁への手摺の取付けを、図12や図13のよ
うにして行っている。図12の取付構造では、手摺子5
3の下端に設けた取付板54を側桁51の上面にボルト
56で締付固定している。また、図13の取付構造で
は、側桁51に固定したパイプ状取付部材55に、手摺
子53の下端を挿入し、パイプ状取付部材55から手摺
子53にわたって貫通させたボルト57で手摺子53の
下端をパイプ状取付部材55に接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の各従来
例では、重量が重く嵩張る手摺52を階段50の側桁5
1上に立てた状態に支えながら取付作業を行うことにな
るので、取付作業の能率が悪く、一人での作業も困難で
ある。また、製作精度が悪いと、取付板54のボルト孔
を側桁51のボルト孔に位置合わせしたり(図12)、
パイプ状取付部材55のボルト孔を手摺子53の下端の
ボルト孔に位置合わせしたり、またパイプ状取付部材5
5内へ手摺子53を差し込む作業が困難である。また、
階段50を設置してから、手摺52を取付けるまでの間
に、階段50を利用される場合があるため、階段からの
落下事故が起きるおそれがあり、安全面から問題があ
る。
【0004】この発明は、このような課題を解消し、一
人で能率良く取付作業ができ、また安全性の高い階段用
折畳み手摺の取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の階段用折畳み
手摺の取付構造は、階段の側桁の長手方向複数箇所に手
摺支持部材を設け、これら手摺支持部材に手摺の各手摺
子の下端を、階段幅方向の内側へ倒れ自在にピン状部材
で連結し、前記各手摺子を起立状態で前記手摺支持部材
または側桁に固定する固定部材を設けたものである。こ
の構成によれば、手摺を階段上に倒した状態で運搬およ
び保管を行い、階段の設置後に前記ピン状部材を支点と
して手摺を立て起こして前記固定部材で固定するだけで
手摺の設置が行える。このため、一人で能率良く手摺を
取付けることができる。また、階段が設置されてから、
手摺が取付けられるまでの間、手摺は階段上に倒れた状
態にあり、倒れた階段が邪魔となって通行ができないの
で、手摺の無いままで階段が使用されることがなく、却
って安全である。さらに、階段の保管時に、手摺を折り
畳み状態で階段に取付状態とできるため、建物の部品管
理が容易である。
【0006】上記構成において、前記手摺支持部材を、
手摺子の下端を嵌合させるU字状の屈曲板で構成し、前
記固定部材をボルトおよびナットで構成し、このボルト
および前記ピン状部材を、互いに上下に離れた位置で、
前記手摺支持部材の一対の対向片および手摺子に貫通さ
せるようにしてもよい。この構成の場合、ボルト締めに
より簡単に手摺を取付けることができる。しかも、手摺
支持部材がボルトおよびピン状部材を挿通する孔を設け
たもので足り、構成が簡単である。
【0007】また、これらの構成において、前記手摺を
階段の両側に設け、両側の手摺は倒れ状態で互いに一部
が重なる幅とし、両側の手摺の前記ピン状部材による支
持位置の高さを互いに異ならせるようにしてもよい。こ
の構成の場合、階段幅に対して手摺の高さが高いときで
も、両側の手摺を階段幅方向の内側へ、しかも斜めとな
ることなく水平に折り重なった折畳み状態とすることが
できるので、折畳み状態で手摺が嵩張ることがない。
【0008】この発明の請求項4記載の階段用折畳み手
摺の取付け構造は、階段上方の床の開口部回りに設けら
れる手摺の取付構造であって、前記床の開口部回りの複
数箇所に手摺支持部材を設け、これら手摺支持部材に手
摺の各手摺子の下端を倒れ自在にピン状部材で連結し、
前記各手摺子を起立状態で前記手摺支持部材に固定する
固定部材を設けたものである。この構成によれば、前記
階段の手摺の場合と同様に、階段上方の床の開口部回り
への手摺の取付けを、立て起こして固定部材の固定作業
を行うだけで、一人で能率良く行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
ないし図3と共に説明する。図1(A)〜(C)はこの
実施形態に係る階段用折畳み手摺の取付構造を示す正面
図、側面図および部分斜視図であり、図2(A)〜
(C)は前記手摺の取付前の折畳み状態を示す正面図、
側面図および部分斜視図である。この手摺取付構造は、
鉄製階段1の両側の側桁2,2における長手方向の複数
箇所に手摺支持部材3…を設ける。これら手摺支持部材
3に、手摺4の各手摺子4aの下端を、図2(C)のよ
うに階段幅方向の内側へ倒れ自在にピン状部材5で連結
する。各手摺子4aは、図1(C)のように起立状態で
手摺支持部材3に、固定部材であるボルト6およびナッ
ト7によって固定する。なお、ピン状部材5として、こ
こではボルトを使用しているが、他の部材であってもよ
い。
【0010】各手摺子4aには、軽量形鋼,パイプ材,
棒材等が使用できるが、この例では角パイプを用いてい
る。手摺支持部材3は、手摺子4aを嵌合させるU字状
の屈曲板からなり、鉄板を折り曲げて形成され、側桁2
の上面に溶接で接合されている。この手摺支持部材3の
下部において、手摺支持部材3から手摺子4aにわたっ
てピン状部材5を側桁2の長手方向に貫通させることに
より、手摺子4aを階段幅方向の内側へ倒れ自在に手摺
支持部材3に連結する。また、手摺支持部材3の上端の
一対の対向片3a,3aには固定部材であるボルト6の
挿通孔8を設け、手摺子4aの下端にも、その手摺子4
aの起立状態で手摺支持部材3のボルト挿通孔8に整合
するボルト挿通孔9を設ける。手摺子4aの起立状態
で、前記ボルト挿通孔8,9にわたって挿通させたボル
ト6にナット7を螺着させることにより、手摺子4aを
手摺支持部材3に固定する。
【0011】この構成の手摺取付構造によると、手摺4
を階段1上に倒した状態で運搬や保管が行える。また、
階段1の設置後にピン状部材5を支点として手摺4を立
て起こし、ボルト6により固定するだけで手摺4の設置
が行える。このため一人で能率良く手摺4を取付けるこ
とができる。しかも、嵩張ることなく手摺4を階段1に
取付けた状態で保管できるため、建物の部品管理が容易
である。なお、手摺支持部材3に対するピン状部材5と
ボルト6の配置は、互いに上下を入れ換えても良い。ま
た、手摺子4aの起立状態において、手摺子4aの下端
をボルトとは別の固定部材により側桁2に固定するよう
にしてもよい。また、図1(C)に鎖線で示すように、
手摺子4aの起立状態で手摺支持部材3に係合するスト
ッパ31を手摺子4aの下端に設けても良い。このよう
にストッパ31を設けることで、手摺4を起立状態に角
度規制できるため、ボルト6による接合作業が容易とな
り、またボルト6が緩んで抜けても、手摺4が階段1の
外側へ倒れることが防止され、安全性が増す。
【0012】図3は、前記手摺4を折畳み状態に連結し
た階段1を用いた折畳み式階段ユニットボックス11の
組み立て手順を示す。この折畳み式階段ユニットボック
ス11は、他のユニットボックス(図示せず)と組み合
わせて、仮設建物等として使用されるユニット建物を構
成するものである。組み立て作業においては、先ず、前
記手摺4および階段柱10を連結した階段1と一対の柱
フレーム13,13とが折畳み状態で連結された床フレ
ーム12を現場の設置箇所に置く(図3(A))。前記
折畳み状態において、階段1は、その側桁2の下端側の
支点部材14だけを、床フレーム12の対応する柱脚固
定部材15にボルト接合して、階段1が起倒回動自在と
なるようにしておく。前記床フレーム12から両柱フレ
ーム13,13を立ち上げて床フレーム12に固定する
と共に、階段1の上端側をクレーンで持ち上げて階段1
を床フレーム12上に斜めに立ち上げ、階段1の両側の
側桁2,2から階段柱10を回動させて起こし、その階
段柱10の下端を床フレーム12の対応する柱脚固定部
材15にボルト締めする(図3(B))。次に、昇降口
となる開口16aを有する屋根フレーム16をクレーン
17で吊り降ろし、両柱フレーム13,13の上端間に
ボルト締めする(図3(C))。なお、この階段ユニッ
トボックス11の上に他のユニットボックス(図示せ
ず)が設置された後、そのユニットボックスの床梁に、
階段1の上端をボルト締め等で接合する。この後、階段
1に倒れ状態に連結されている手摺4を起こして先述し
たように固定する(図3(D))。階段柱10は、後に
取り除くこともある。
【0013】この場合、階段1を設置してから手摺4の
取付けを終えるまでの間、手摺4は階段1の上に折畳み
状態になっているので、手摺4の無いまま階段1が利用
されることが避けられ、階段4から落下する危険を防止
できる。
【0014】図4は、前記手摺4を折畳み状態に連結し
た階段を用いた別の折畳み式階段ユニットボックス11
Aの組み立て手順を示す。その組み立てにおいては、両
端に起倒回動自在に柱フレーム13,13を連結した床
フレーム12を折畳み状態で現場に搬入した後(図4
(A))、両側の柱フレーム13を立起こす(図4
(B))。ついで、昇降口となる開口16aを有する屋
根フレーム16をクレーン17で吊って(図4
(B))、両側の柱フレーム13の上端間に載せ、ボル
ト締めしてユニットボックス11Aとする。次に、手摺
4を折畳み状態に連結した階段1をクレーン17で吊っ
て屋根フレーム16の開口16aからユニットボックス
11A内へ降ろし(図4(C))、その階段1をユニッ
トボックス11A内で待機する作業員Mが手を使って所
定位置に誘導しボルトやピン等で固定する(図4
(D))。この階段ユニットボックス11Aに階段上ユ
ニットボックス11AAを載せ階段ユニットボックス1
1Aに固定する。最後に階段1の手摺4を起こして先述
したように固定する(図4(E))。
【0015】図5は、前記手摺4を折畳み状態に連結し
た階段1を用いたさらに別の折畳み式階段ユニットボッ
クス11Bの組み立て手順を示す。このユニットボック
ス11Bは、その妻面幅を一般部ユニットボックス19
(図5(D))の妻面幅の半分としたものであって、先
ず、前記手摺4および階段柱10を連結した階段1と一
対の柱フレーム13,13とが折畳み状態で連結された
床フレーム12を現場の設置箇所に置く(図5
(A))。前記折畳み状態で、階段1は、その側桁2,
2の下端側の連結片20を、床フレーム12に連結し、
起倒回動自在となるようにしておく。階段柱10の上端
も階段1の両側桁の上部に連結して回動可能としてお
く。次に、前記床フレーム12から両柱フレーム13,
13を立ち上げて床フレーム12に固定すると共に、階
段1の上端側をクレーン17で持ち上げて階段1を床フ
レーム12上に斜めに立ち上げ(図5(B))、階段1
の側桁から階段柱10を回動させて起こし、その階段柱
10の下端を床フレーム12の対応する柱取付片21に
ボルト締めする(図5(C))。次に、昇降口となる開
口16aを有する屋根フレーム16をクレーン17で吊
り降ろし(図5(C))、両柱フレーム13,13の上
端間にボルト締めする。また、この階段ユニットボック
ス11Bの上に設置する階段上ユニットボックス11B
Bに階段1の両側桁の上端をボルト締めする。この後、
階段1に倒れ状態に連結されている手摺4を起こして先
述したように固定する(図5(D))。
【0016】図6は、前記手摺4を折畳み状態に連結し
た階段1をユニット建物22の外階段として設置する場
合の組み立て手順を示す。ユニット建物22の桁面が屋
外に面する2階の一般部ユニットボックス19には階段
出入口23が設けられ、この階段出入口23から屋外側
に突出する踏掛け板24が設けられる。前記手摺4を折
畳み状態として連結した階段1の上端を前記踏掛け板2
4に接合し、下端を地面に設置することにより、前記階
段1をユニット建物22の桁面に沿って設置する(図6
(A))。この後、階段1に倒れ状態に連結されている
手摺4を起こして先述したように固定する(図6
(B))。
【0017】なお、前記実施形態では、U字状の屈曲板
からなる手摺支持部材3に、手摺子4aの下端をピン状
部材5で連結したが、手摺支持部材3として、図7に示
す第2の実施形態のように階段1の側桁2に突設したフ
ラットバーを使用し、これに同じくフラットバーからな
る手摺子4aを階段幅方向の内側へ倒れ自在にピン状部
材5で連結してもよい。手摺子4aは起立状態で、先の
実施形態の場合と同様にボルト6およびナット7からな
る固定部材で手摺支持部材3に固定する。フラットバー
からなる手摺支持部材3に代えて、アングル材,溝形
材,または角パイプ等からなる手摺支持部材を使用して
も良い。また、手摺支持部材3は、図10(A)や図1
0(B)のように、平板状の支持片3cを2枚平行にし
て側桁2の上面や側面に設け、両支持片3c,3c間に
手摺子4aを介在させるものであっても良い。これら支
持片3cに、図1の例と同様に手摺子4aをピン状部材
5で回動自在に支持し、ボルト6等の固定部材で起立状
態に固定する。
【0018】図11(A),(B)は、手摺支持部材3
のさらに他の変形例を示す。この例では、図10(A)
の例と同様に2枚の平行な板状の支持片3d,3dで手
摺支持部材3を構成しているが、手摺支持部材3は両支
持片3d,3d間に介在させた手摺子4の下端を1本の
ピン状部材5で回動自在に支持するだけのものとしてい
る。一方、手摺子4aの下端面に、L字形に屈曲した屈
曲板状のストッパ32を溶接等で固定し、このストッパ
32を受ける受け片33を、溝形鋼からなる側桁2の上
フランジ下面に溶接等で取付けている。この受け片33
とストッパ32とを、ボルト・ナットからなる固定部材
34で相互に締め付け状態に結合する。この構成の場
合、ストッパ33が受け片34に係合することにより、
手摺4が階段外側へ倒れることが阻止される。そのた
め、固定部材34による固定作業が行い易く、また手摺
4が不測に階段外側へ倒れることがなくて安全である。
【0019】図11(C)の例は、図10(A)の例の
ように2枚の支持片3cで手摺支持部材3を構成したも
のにおいて、ストッパ35,36を追加したものであ
る。ストッパ35は、側桁2の上面の側縁に固定された
ものであり、起立状態となった手摺子4aの下端の側面
に係合し、手摺子4aがこれ以上階段外側へ倒れること
を阻止する。ストッパ36は、手摺子4aの下端に下方
へ突出させて設けたものであり、手摺子4aが起立状態
になると側桁2の側面に係合し、手摺子4aがこれ以上
階段外側へ倒れることを阻止する。ストッパ35,36
は、いずれか片方だけを設けてもよい。
【0020】図11(D)の例は、側桁2の側面に突出
させた手摺支持部材3に手摺子4aをピン状部材5で起
倒回動自在に支持した構成において、手摺子4aのピン
状部材5による支点位置よりも下方に突出する部分を側
桁2の側面に係合させることにより、手摺子4aが階段
外側へ倒れることを阻止するものである。この手摺子4
aの下方突出部分を、側桁2にボルト・ナット等の固定
部材34で固定する。この構成の場合、特にストッパを
設けずに、手摺4の階段外側への倒れを防止することが
できる。手摺支持部材3は、1個のU字状のものであっ
ても、1枚の板材であっても、また2枚の平行な板状支
持片であっても良い。
【0021】図8はさらに他の実施形態を示す。この実
施形態は、階段幅と手摺高さとの関係で、両側の手摺
4,4を階段幅の内側に倒した折畳み状態で、両側の手
摺4,4の一部が互いに重なる場合に適用される。この
実施形態は、図1および図2の実施形態、または図7,
図10の実施形態において、片方の手摺4の手摺支持部
材3のピン状部材5による連結高さに対して、もう片方
の手摺4の手摺支持部材3のピン状部材5による連結高
さを、手摺4の厚み相当分だけ高くしたものである。こ
れにより、両側の手摺4,4は、折畳み状態でほぼ水平
姿勢となって一部が互いに重なることになり、嵩張るこ
となく両手摺4,4を階段1上に折り畳むこととができ
る。この場合に、両側の手摺支持部材3は互いに同じ高
さのものとし、片方の手摺支持部材3についてはピン状
部材5を上方として固定部材であるボルトを下方に配置
し、もう片方の手摺支持部材3についてはピン状部材5
を下方として固定部材であるボルトを上方に配置するよ
うに構成してある。これにより、両側の手摺支持部材3
に同じ構成のものが使用できる。
【0022】図9はさらに他の実施形態を示す。この例
は、前記階段1における手摺4の取付構造を、階段上方
の床25の開口部25aの回りに設けられる手摺4Aの
取付に適用したものである。この実施形態では、床25
の開口部25a回りの複数箇所において、梁等の横架材
25bの側面に、図1および図2に示すU字状の手摺支
持部材3を固定する。この手摺支持部材3に手摺4Aの
各手摺子4aの下端を、床25の開口部25a回りの床
面側へ倒れ自在にピン状部材5で連結し、かつ固定部材
であるボルト6により、手摺子4aを起立状態で手摺支
持部材3に固定する。このように折畳み自在に連結する
ことにより、階段上方の床25の開口部25a回りに設
けられる手摺4Aの取付作業も、一人の作業で能率よく
行うことができる。なお、この実施形態において、手摺
支持部材3は、1枚の板状のものであっても、また一対
の平行な支持片であっも良く、また手摺子4aの起立状
態での固定は、ボルト・ナット等の固定部材で直接に横
架材25bとの間で行うようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の階段用折畳み
手摺の取付構造は、階段の側桁の長手方向複数箇所に手
摺支持部材を設け、これら手摺支持部材に手摺の各手摺
子の下端を、階段幅方向の内側へ倒れ自在にピン状部材
で連結し、前記各手摺子を起立状態で前記手摺支持部材
または側桁に固定する固定部材を設けたため、一人で能
率良く手摺を取付けることができる。また、階段が設置
されても、手摺は取付けられるまでの間、階段上に倒れ
た状態にあるので、手摺の無いままで階段が使用される
ことがなく安全につながる。請求項2の発明の場合は、
簡単な構成で前記の各効果が得られる。請求項3の発明
の場合は、両側から折り畳まれる手摺が水平に折り重な
ることになり、嵩張らずに運搬や取扱,保管等が行え
る。この発明の請求項4記載の階段用折畳み手摺の取付
構造は、階段上方の床の開口部回りに設けられる手摺の
取付構造であって、前記床の開口部回りの複数箇所に手
摺支持部材を設け、これら手摺支持部材に手摺の各手摺
子の下端を倒れ自在にピン状部材で連結し、前記各手摺
子を起立状態で前記手摺支持部材に固定する固定部材を
設けたため、前記階段の手摺と同様に、階段上方の床の
開口部回りの手摺を一人で能率よく取付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の第1の実施形態に係る階段
用折畳み手摺の取付構造を示す正面図、(B)は同側面
図、(C)は同要部の拡大斜視図である。
【図2】(A)は同取付構造における取付前の手摺折畳
み状態を示す正面図、(B)は同側面図、(C)は同要
部の拡大斜視図である。
【図3】同手摺取付構造による階段を使用した畳み式階
段ユニットボックスの組立手順を示す説明図である。
【図4】同手摺取付構造による階段を使用した他の折畳
み式階段ユニットボックスの組立手順を示す説明図であ
る。
【図5】同手摺取付構造による階段を使用したさらに他
の折畳み式階段ユニットボックスの組立手順を示す説明
図である。
【図6】同手摺取付構造による階段を外階段として使用
したユニット建物に階段取付手順を示す説明図である。
【図7】この発明の第2の実施形態に係る階段用折畳み
手摺の取付構造の要部を示す斜視図である。
【図8】この発明の第3の実施形態に係る階段用折畳み
手摺の取付構造の断面図である。
【図9】(A)はこの発明の第4の実施形態に係る階段
用折畳み手摺の取付構造を適用した階段上方の床の開口
部回りを示す平面図、(B)は同斜視図、(C)は同手
摺取付構造の縦断面図、(D)は同手摺取付構造の斜視
である。
【図10】(A),(B)は各々手摺支持部材およびそ
の周辺部の変形例を示す斜視図である。
【図11】(A)は手摺支持部材およびその周辺部の他
の変形例を示す斜視図、(B)はその破断側面図、
(C),(D)は各々手摺支持部材およびその周辺部の
さらに他の変形例を示す破断側面図である。
【図12】(A)は従来例の側面図、(B)は同要部の
拡大図、(C)は同断面図である。
【図13】(A)は他の従来例の側面図、(B)は同要
部の拡大図、(C)は同断面図である。
【符号の説明】
1…階段 4a…手摺子 2…側桁 5…ピン状部材 3…手摺支持部材 6…ボルト(固定部
材) 3a…対向片 7…ナット 4…手摺

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の側桁の長手方向複数箇所に手摺支
    持部材を設け、これら手摺支持部材に手摺の各手摺子の
    下端を、階段幅方向の内側へ倒れ自在にピン状部材で連
    結し、前記各手摺子を起立状態で前記手摺支持部材また
    は側桁に固定する固定部材を設けた階段用折畳み手摺の
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記手摺支持部材が、手摺子の下端を嵌
    合させるU字状の屈曲板からなり、前記固定部材はボル
    トおよびナットからなり、このボルトおよび前記ピン状
    部材を、互いに上下に離れた位置で、前記手摺支持部材
    の一対の対向片および手摺子に貫通させる請求項1記載
    の階段用折畳み手摺の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記手摺を階段の両側に設け、両側の手
    摺は倒れ状態で互いに一部が重なる幅とし、両側の手摺
    の前記ピン状部材による支持位置の高さを互いに異なら
    せた請求項1または請求項2記載の階段用折畳み手摺の
    取付構造。
  4. 【請求項4】 階段上方の床の開口部回りに設けられる
    手摺の取付構造であって、前記床の開口部回りの複数箇
    所に手摺支持部材を設け、これら手摺支持部材に手摺の
    各手摺子の下端を倒れ自在にピン状部材で連結し、前記
    各手摺子を起立状態で前記手摺支持部材に固定する固定
    部材を設けた階段用折畳み手摺の取付構造。
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