JP2021063367A - 階段手摺用支柱、階段手摺、および階段手摺の架設方法 - Google Patents

階段手摺用支柱、階段手摺、および階段手摺の架設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内径の小さい開口からでも出し入れ可能でありかつ大きな階段開口部にも対応可能な階段手摺用支柱を提供すること。【解決手段】階段手摺用支柱51A、51Bは、仮設足場1の階段開口部2の周囲に設けられた階段手摺50を構成する。階段手摺用支柱51A、51Bは、鉛直方向に延びる棒状の支柱本体60と、支柱本体60の下端側に設けられて仮設足場1に連結可能な連結部61と、を備える。本発明によれば、階段手摺用支柱51A、51Bを棒状としたので、従来の階段手摺枠と異なり、内径の小さい開口からでも出し入れ可能であり、この階段手摺用支柱51A、51Bを用いて階段手摺50を容易に架設できる。【選択図】図4

Description

本発明は、仮設足場の階段開口部に取り付けられる階段手摺を構成する階段手摺用支柱、この階段手摺用支柱を用いた階段手摺、および、この階段手摺の架設方法に関する。
従来より、構造物の建設現場において、仮設足場が用いられる。この仮設足場は、作業床が積層された構造であり、上下の作業床の間で作業者が昇降するための仮設階段が適宜設置される。仮設階段は、作業床に設けられた階段開口部に設けられており、この階段開口部の周囲には、転落防止のための階段手摺を設ける必要がある。
階段手摺として、折畳み式の階段手摺枠を階段開口部に取り付けることが提案されている(特許文献1、2参照)。この階段手摺枠は、例えば、階段開口部の桁側に配置される矩形枠状の桁側枠と、階段開口部の妻側に配置される矩形枠状の妻側枠と、これら桁側枠および妻側枠を開閉可能に連結する枢動連結機構と、妻側枠の先端部を仮設足場の支柱に係止する係止機構と、を有している。この手摺枠は、枢動連結機構により妻側枠を桁側枠上に折り畳んだ状態で運搬し、桁側枠から妻側枠を開いた状態で階段開口部に取り付ける。
特開2008−231853号公報 特開2014−55494号公報
ところで、例えば、火力発電所やプラントでは、ボイラ、タンク、サイロ等の装置の内部に、清掃や点検を行うために仮設足場を架設する場合がある。この場合、装置の側面に設けられた内径550mmm〜600mm程度の開口を通して、仮設足場材を装置内に搬入する必要がある。
しかしながら、上述のような階段開口部用の階段手摺枠は、折り畳んだ状態でも矩形状であるため、装置に設けられた開口を通らない場合があった。
また、上述の従来の階段手摺枠は、桁側枠および妻側枠の寸法が決まっているため、階段手摺枠を取り付ける階段開口部の大きさが限定されてしまい、階段開口部に階段枠を一基のみ設置する場合しか対応できなかった。つまり、ステージ足場や棚足場など、足場を複数列平行に架設し、一つの階段開口部に階段枠を二基以上設置する場合がある。この場合、階段開口部が大きくなるため、上述の階段手摺枠は設置できなかった。
このように、狭い開口を通して仮設足場材を出し入れする場合や、階段開口部が大きい場合には、上述の階段手摺枠を使用できず、階段手摺をクランプや単管で組み立てるしかなかったため、二人以上の作業員が必要であり、手間がかかっていた。
本発明は、内径の小さい開口からでも出し入れ可能でありかつ大きな階段開口部にも対応可能な、階段手摺用支柱、階段手摺用支柱階段手摺、および階段手摺の架設方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の階段手摺用支柱(例えば、後述の階段手摺用支柱51A、51B)は、仮設足場(例えば、後述の仮設足場1)の階段開口部(例えば、後述の階段開口部2)の周囲に設けられた階段手摺(例えば、後述の階段手摺50)を構成する階段手摺用支柱であって、鉛直方向に延びる棒状の支柱本体(例えば、後述の支柱本体60)と、当該支柱本体の下端側に設けられて前記仮設足場に連結可能な連結部(例えば、後述の連結部61、63、64)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、階段手摺用支柱を、鉛直方向に延びる棒状の支柱本体と、この支柱本体の下端側に設けられた連結部と、を含んで構成した。このように階段手摺用支柱を棒状としたので、従来の階段手摺枠と異なり、内径の小さい開口からでも出し入れ可能であり、この階段手摺用支柱を用いて階段手摺を容易に架設できる。また、階段手摺用支柱を棒状としたことで、この階段手摺用支柱を複数並べて梱包でき、作業現場までの運搬が容易である。また、本発明の階段手摺用支柱は、従来の階段手摺枠と異なり、設置方向に制限がないので、取り扱いが容易である。また、本発明の階段手摺用支柱は、手摺や中桟と組み合わせることで階段手摺を構成するため、適切な長さの手摺や中桟を用いることで、階段開口部の寸法に合わせて階段手摺を容易に設置でき、大きな階段開口部にも対応可能である。
請求項2に記載の階段手摺用支柱は、前記連結部は、前記階段開口部を構成する水平材に上から嵌合する略U字形状、当該水平材に連結されるクランプ、あるいは、楔を打ち込むことで当該水平材に緊結される楔緊結式であることを特徴とする。
この発明によれば、連結部を略U字形状とした場合には、階段手摺用支柱を階段開口部の水平材に上から嵌め込んで容易に取り付けることができる。また、連結部をクランプとした場合には、階段手摺用支柱を階段開口部の水平材に強固に固定できる。また、連結部を楔緊結式とした場合には、楔を打ち込むだけで、階段手摺用支柱を水平材に強固に固定できるから、連結部をクランプとした場合に比べて、クランプのナットを締め付ける工具が不要となり、階段手摺用支柱を容易に水平材に取り付けできる。
請求項3に記載の階段手摺用支柱は、前記仮設足場は、楔を打ち込むことで仮設部材同士を緊結する楔緊結式足場であり、前記支柱本体には、前記階段手摺を構成する手摺(例えば、後述の手摺52A、52B)および中桟(例えば、後述の中桟53A、53B)が緊結可能なフランジ(例えば、後述のフランジ62)が設けられることを特徴とする。
この発明によれば、支柱本体に手摺および中桟が緊結可能なフランジを設けたので、フランジに手摺および中桟を緊結することで、容易に階段手摺を架設できる。
請求項4に記載の階段手摺は、仮設足場の矩形状の階段開口部の周囲に設けられた階段手摺であって、前記階段開口部の第1の入隅部(例えば、後述の入隅部3C)に設けられた上述の階段手摺用支柱(例えば、後述の階段手摺用支柱51A)と、当該階段手摺用支柱と前記仮設足場の支柱との間に架設された手摺(例えば、後述の手摺52A)および中桟(例えば、後述の中桟53A)と、前記階段開口部の第1の入隅部に隣接する第2の入隅部(例えば、後述の入隅部3B)に設けられた上述の階段手摺用支柱(例えば、後述の階段手摺用支柱51B)と、前記2つの階段手摺用支柱同士の間に架設された手摺(例えば、後述の手摺52B)および中桟(例えば、後述の中桟53B)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、階段手摺用支柱を手摺や中桟と組み合わせて階段手摺を構成するので、階段開口部の寸法に合わせて階段手摺を容易に設置できる。
請求項5に記載の階段手摺の架設方法は、仮設足場の階段開口部の周囲に階段手摺を架設する方法であって、前記階段開口部の第1の入隅部に上述の階段手摺用支柱を仮置きして、当該階段手摺用支柱と前記仮設足場の支柱との間に手摺を取り付ける工程(例えば、後述のステップS1〜S3)と、前記階段手摺用支柱と前記仮設足場の支柱との間に中桟を取り付ける工程(例えば、後述のステップS4)と、前記階段開口部の第1の入隅部に隣接する第2の入隅部に上述の階段手摺用支柱を仮置きして、前記2つの階段手摺用支柱同士の間に手摺を取り付ける工程(例えば、後述のステップS5〜S7)と、前記2つの階段手摺用支柱同士の間に中桟を取り付ける工程(例えば、後述のステップS8)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、階段手摺用支柱を仮置きし、この状態で、階段手摺用支柱に手摺を取り付けることで、階段手摺用支柱を位置決めできる。よって、一人の作業員で容易に階段手摺を架設できる。
本発明によれば、階段手摺用支柱を、鉛直方向に延びる棒状の支柱本体と、この支柱本体の下端側に設けられた連結部と、を含んで構成したので、内径の小さい開口からでも出し入れ可能であり、この階段手摺用支柱を用いて階段手摺を容易に架設できる。
本発明の第1実施形態に係る階段手摺が設けられた仮設足場の平面図である。 前記実施形態に係る仮設足場の斜視図である。 前記実施形態に係る仮設足場の支柱と布材との連結部分の一例(斜視図)である。 前記実施形態に係る仮設足場の階段手摺用支柱の側面図および拡大斜視図である。 前記実施形態に係る仮設足場に階段手摺を架設する手順のフローチャートである。 前記実施形態に係る仮設足場における階段手摺の架設手順の説明図(その1)である。 前記実施形態に係る仮設足場における階段手摺の架設手順の説明図(その2)である。 本発明の第2実施形態に係る階段手摺用支柱の側面図である。 本発明の第3実施形態に係る階段手摺用支柱の側面図および拡大図である。 前記実施形態に係る階段手摺用支柱の下端部の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る階段手摺50が設けられた仮設足場1の平面図である。図2は、仮設足場1の斜視図である。
仮設足場1は、火力発電所のボイラの炉内に架設されており、平面視で所定方向に沿って延びている。
この仮設足場1は、作業床が積層された構造の楔緊結式足場であり、所定方向(長手方向)に二列に配置された支柱10と、略水平に延びて支柱10同士を長手方向に連結する布材20Aと、略水平に延びて支柱10同士を短手方向に連結する布材20Bと、長手方向に延びて布材20B同士の間に架設された床付き布枠30と、を含んで構成される。この仮設足場1は、そのほか、外面に設けられた先行手すりブレス材、巾木材、補剛材などを含んで構成されるが、図1および図2ではこれらの表示を省略する。
以上の支柱10と布材20A、20Bとは、楔を用いて緊結される。
図3は、支柱10と布材20A、20Bとの連結部分の一例(斜視図)である。
支柱10には、上下方向に所定間隔おきに鍔状のフランジ11が設けられており、フランジ11には、四方に楔挿入穴12が形成されている。
一方、布材20A、20Bの両端には、略コの字形状のコ型金具21が設けられている。コ型金具21は、下端側から突出した下顎部22と、上端側から突出した上顎部23と、下顎部22および上顎部23を上下に貫通する楔部材24と、を備える。この楔部材24は、図3中矢印で示すように、上下に昇降可能となっている。
図3に示すように、布材20A、20Bの下顎部22から楔部材24を上方に引き上げた状態で、この布材20A、20Bを図3中白抜き矢印方向に移動して、フランジ11を下顎部22と上顎部23との間に挿入する。その後、楔部材24を下ろして、支柱10のフランジ11の楔挿入穴12および下顎部22に挿通することで、布材20A、20Bと支柱10とを緊結する。
図1および図2に戻って、床付き布枠30は、仮設足場1の作業床となるものであり、矩形板状の床部31と、この床部31の4つの角部に設けられたフック部32と、を備える。この床付き布枠30は、布材20Bにフック部32を上から嵌め込むことで、布材20B同士の間に架設される。
この仮設足場1の一部は、矩形状の階段開口部2となっており、この階段開口部2には、階段枠40が設けられている。また、階段開口部2の周囲には、階段手摺50が設けられている。なお、図1では、理解の容易のため、階段手摺50に斜線を施している。
階段枠40は、略平行に配置された一対の斜めに延びる階段支柱41と、階段支柱41の両端に設けられたフック部42と、一対の階段支柱41の間に所定間隔おきに設けられた踏板43と、を備える。この階段枠40は、フック部42を布材20Bに上から嵌め込むことで、布材20Bに取り付けられている。
図1に示すように、階段開口部2の一方の長辺2Aには、布材20Aが配置されている。階段開口部2の一方の短辺2Bには、布材20Bが配置されており、この布材20Bに階段枠40のフック部42が嵌合されて、階段の昇降口となっている。階段開口部2の他方の長辺2Cには、床付き布枠30が配置されている。階段開口部2の他方の短辺2Dには、布材20Bが配置されている。階段手摺50は、短辺2Dおよび長辺2Cに沿って設けられている。
以下、長辺2Aと短辺2Bとの入隅部を入隅部3Aとし、短辺2Bと長辺2Cとの入隅部を入隅部3Bとし、長辺2Cと短辺2Dとの入隅部を入隅部3Cとし、短辺2Dと長辺2Aとの入隅部を入隅部3Dとする。すると、入隅部3A、3Dには、支柱10が配置されている。
階段手摺50は、階段開口部2の入隅部3Cに設けられた階段手摺用支柱51Aと、この階段手摺用支柱51Aと階段開口部2の入隅部3Dの支柱10との間に架設された手摺52Aおよび中桟53Aと、階段開口部2の入隅部3Bに設けられた階段手摺用支柱51Bと、これら階段手摺用支柱51A、51B同士の間に架設された手摺52Bおよび中桟53Bと、を備える。
図4(a)は、階段手摺用支柱51A、51Bの側面図であり、図4(b)は、階段手摺用支柱51A、51Bの下端部の拡大斜視図である。
階段手摺用支柱51A、51Bは、鉛直方向に延びる棒状の支柱本体60と、支柱本体60の下端側に設けられて布材20Bに連結可能な連結部61と、を備える。
連結部61は、階段開口部2を構成する布材20Bに上から嵌合する略U字形状である。支柱本体60の中間高さおよび上端側には、支柱10のフランジ11と同様な構造のフランジ62が設けられている。
手摺52A、52Bおよび中桟53A、53Bは、布材20A、20Bと同様の構造であり、支柱10のフランジ11や階段手摺用支柱51A、51Bのフランジ62に緊結可能となっている。
以上の階段手摺50を架設する手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1では、図6に示すように、入隅部3Dの支柱10に手摺52Aの一端側を取り付ける。
ステップS2では、図6に示すように、階段開口部2の入隅部3Cに1本目の階段手摺用支柱51Aを仮置きする。
ステップS3では、図6に示すように、作業員Sが、片手で1本目の階段手摺用支柱51Aを布材20Bに上から嵌め込むとともに、もう一方の手で手摺52Aの他端側をこの1本目の階段手摺用支柱51Aに取り付ける。これにより、1本目の階段手摺用支柱51Aが位置決めされる。
ステップS4では、1本目の階段手摺用支柱51Aと支柱10との間に中桟53Aを取り付ける。
ステップS5では、図7に示すように、1本目の階段手摺用支柱51Aに手摺52Bの一端側を取り付ける。
ステップS6では、図7に示すように、階段開口部2の入隅部3Bに2本目の階段手摺用支柱51Bを仮置きする。
ステップS7では、図7に示すように、作業員Sが、片手で2本目の階段手摺用支柱51Bを布材20Bに上から嵌め込むとともに、もう一方の手で手摺52Bの他端側をこの2本目の階段手摺用支柱51Bに取り付ける。これにより、2本目の階段手摺用支柱51Bが位置決めされる。
ステップS8では、2本目の階段手摺用支柱51Bと1本目の階段手摺用支柱51Aとの間に中桟53Bを取り付ける。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)階段手摺用支柱51A、51Bを、鉛直方向に延びる棒状の支柱本体60と、この支柱本体60の下端側に設けられた連結部61と、を含んで構成した。このように階段手摺用支柱51A、51Bを棒状としたので、従来の階段手摺枠と異なり、内径の小さい開口からでも出し入れ可能であり、この階段手摺用支柱51A、51Bを用いて階段手摺50を容易に架設できる。
(2)階段手摺用支柱51A、51Bを棒状としたことで、この階段手摺用支柱51A、51Bを複数並べて梱包でき、作業現場までの運搬が容易である。
(3)階段手摺用支柱51A、51Bは、従来の階段手摺枠と異なり、設置方向に制限がないので、取り扱いが容易である。
(4)階段手摺用支柱51A、51Bは、手摺52A、52Bや中桟53A、53Bと組み合わせることで階段手摺を構成するため、適切な長さの手摺52A、52Bや中桟53A、53Bを用いることで、階段開口部2の寸法に合わせて階段手摺50を容易に設置でき、大きな階段開口部にも対応可能である。
(5)連結部61を略U字形状としたので、階段手摺用支柱51A、51Bを布材20Bに上から嵌め込んで容易に取り付けることができる。
(6)階段手摺用支柱51A、51Bを仮置きし、この状態で、階段手摺用支柱51A、51Bに手摺52A、52Bを取り付けることで、階段手摺用支柱51A、51Bを位置決めできる。よって、一人の作業員Sで容易に階段手摺50を架設できる。
〔第2実施形態〕
図8は、本発明の第2実施形態に係る階段手摺用支柱51Cの側面図である。
本実施形態では、階段手摺用支柱51Cの連結部63がクランプである点が、第1実施形態と異なる。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)、(6)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(7)連結部63をクランプとしたので、階段手摺用支柱51Cを布材20Bに強固に固定できる。
〔第3実施形態〕
図9(a)は、本発明の第3実施形態に係る階段手摺用支柱51Dの側面図であり、図9(b)は、階段手摺用支柱51Dの下端部の拡大図である。図10は、階段手摺用支柱51Dの下端部の拡大斜視図である。
本実施形態では、階段手摺用支柱51Dの連結部64の構成が、第1実施形態と異なる。すなわち、連結部64は、楔緊結式であり、布材20Bの上半分を覆う略半円筒形状の連結部本体65と、この連結部本体65の一端側から下方に延びて外側に膨らんだ基端部66と、連結部本体65の他端側から下方に延びる先端部67と、基端部66および先端部67を貫通する楔部材68と、を備える。
基端部66には貫通孔661が設けられており、先端部67には貫通孔671が設けられている。楔部材68は、基端部66の貫通孔661および先端部67の貫通孔671に挿通されている。
また、楔部材68の先端側には、突起部69が設けられており、この突起部69が基端部66の貫通孔661に引っ掛かることで、楔部材68が基端部66から抜けて外れてしまうのを防止している。
この連結部64によれば、連結部64の連結部本体65を布材20Bに上から嵌め込んで、この状態で、楔部材68を打ち込んで先端部67の貫通孔671に挿通することで、連結部64の連結部本体65と楔部材68とで布材20Bを挟み込んで、階段手摺用支柱51Dが布材20Bに固定される。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)、(6)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(8)楔緊結式の連結部64を設けたので、楔部材68を打ち込むだけで、連結部64の連結部本体65と楔部材68とで布材20Bを挟み込んで、連結部64が布材20Bに緊結される。よって、楔部材68を打ち込むだけで階段手摺用支柱51Dを布材20Bに強固に固定できるから、第2実施形態のように連結部63をクランプとした場合に比べて、クランプのナットを締め付ける工具が不要となり、階段手摺用支柱51Dを容易に布材20Bに取り付けできる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の各実施形態では、階段手摺用支柱51A〜51Cの連結部61、63、64を略U字形状、クランプ、あるいは楔緊結式として、布材20Bに取り付けたが、これに限らない。例えば、階段手摺用支柱の連結部を、床付き布枠30の床部31を上下から挟み込む構造としてもよい。
1…仮設足場
2…階段開口部
2A、2C…長辺
2B、2D…短辺
3A、3B、3C、3D…入隅部
10…支柱
11…フランジ
12…楔挿入穴
20A、20B…布材
21…コ型金具
22…下顎部
23…上顎部
24…楔部材
30…床付き布枠
31…床部
32…フック部
40…階段枠
41…階段支柱
42…フック部
43…踏板
50…階段手摺
51A、51B、51C、51D…階段手摺用支柱
52A、52B…手摺
53A、53B…中桟
60…支柱本体
61、63、64…連結部
62…フランジ
65…連結部本体
66…基端部
67…先端部
68…楔部材
69…突起部
661…基端部の貫通孔
671…先端部の貫通孔

Claims (5)

  1. 仮設足場の階段開口部の周囲に設けられた階段手摺を構成する階段手摺用支柱であって、
    鉛直方向に延びる棒状の支柱本体と、当該支柱本体の下端側に設けられて前記仮設足場に連結可能な連結部と、を備えることを特徴とする階段手摺用支柱。
  2. 前記連結部は、前記階段開口部を構成する水平材に上から嵌合する略U字形状、当該水平材に連結されるクランプ、あるいは、楔を打ち込むことで当該水平材に緊結される楔緊結式であることを特徴とする請求項1に記載の階段手摺用支柱。
  3. 前記仮設足場は、楔を打ち込むことで仮設部材同士を緊結する楔緊結式足場であり、
    前記支柱本体には、前記階段手摺を構成する手摺および中桟が緊結可能なフランジが設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の階段手摺用支柱。
  4. 仮設足場の矩形状の階段開口部の周囲に設けられた階段手摺であって、
    前記階段開口部の第1の入隅部に設けられた請求項1から3のいずれかに記載の階段手摺用支柱と、
    当該階段手摺用支柱と前記仮設足場の支柱との間に架設された手摺および中桟と、
    前記階段開口部の第1の入隅部に隣接する第2の入隅部に設けられた請求項1から3のいずれかに記載の階段手摺用支柱と、
    前記2つの階段手摺用支柱同士の間に架設された手摺および中桟と、を備えることを特徴とする階段手摺。
  5. 仮設足場の階段開口部の周囲に階段手摺を架設する方法であって、
    前記階段開口部の第1の入隅部に請求項1から3のいずれかに記載の階段手摺用支柱を仮置きして、当該階段手摺用支柱と前記仮設足場の支柱との間に手摺を取り付ける工程と、
    前記階段手摺用支柱と前記仮設足場の支柱との間に中桟を取り付ける工程と、
    前記階段開口部の第1の入隅部に隣接する第2の入隅部に請求項1から3のいずれかに記載の階段手摺用支柱を仮置きして、前記2つの階段手摺用支柱同士の間に手摺を取り付ける工程と、
    前記2つの階段手摺用支柱同士の間に中桟を取り付ける工程と、を備えることを特徴とする階段手摺の架設方法。
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