JP2526657Y2 - 法面移動式足場 - Google Patents

法面移動式足場

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JP2526657Y2
JP2526657Y2 JP1991050547U JP5054791U JP2526657Y2 JP 2526657 Y2 JP2526657 Y2 JP 2526657Y2 JP 1991050547 U JP1991050547 U JP 1991050547U JP 5054791 U JP5054791 U JP 5054791U JP 2526657 Y2 JP2526657 Y2 JP 2526657Y2
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JP1991050547U
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JPH053480U (ja
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幸平 倉品
日出夫 風間
治雄 石川
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Sato Kogyo Co Ltd
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Sato Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は法面に対するコンクリー
トブロツク張の目地施工、コンクリート吹付工、種子吹
付工、グラウト工、アンカー工等の各種法面工事に使用
される法面移動式足場に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は法面コンクリートで
ブロツクaの目地施工に使用される水抜きパイプを利用
した従来の法面足場を示し、水抜きパイプbに挿入した
単管c上に足場板dを架設し、同足場板d上より所要の
作業を行っていた。図中eは木製キヤンバーである。
【0003】また法面全面に足場を組立てる方法も採用
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の水抜きパイ
プを利用した足場においては水抜きパイプに対する単管
の固定が難しく、抜け出る惧れがあり、墜落災害を引き
起す要因となりかねず、安全性に問題がある。また全面
足場の場合、組み払しに時間がかかり、工費が嵩む。
【0005】本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、移動が手
動によって簡単に行なわれ、作業性が向上され安全性が
確保された法面移動式足場を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係る法面移動式足場は法面天端コンクリー
ト面に敷設された基礎部上に、天端の長手方向に沿って
コ型断面の案内レールを敷設し、天端と平行に延びる頂
部水平部材には、前記コ型断面の案内レールの垂直部片
内側面に沿って転動する水平車輪を装架し、前記水平部
材には夫々法面走行車輪が装架された左右一双の梯子状
の傾斜部材を法面と平行に継接するとともに、同傾斜部
材には上下一双の足場板取付角度調整部材を取付け、夫
々端部に複数のボルト孔を有する倒L型足場板支持部材
の垂直及び水平部片を、前記足場板支持部材上に足場板
が水平に支持されるように調整、固定して構成されてい
る。
【0007】請求項2の考案は前記頂部水平部材と傾斜
部材との間に同水平部材の自由端部に継接される水平部
片と前記傾斜部片の上端部に継接される傾斜部片とを連
接してなる傾斜部片の勾配調整部材を介装して構成され
ている。
【0008】
【作用】本考案は前記したように構成されているので、
法面の天端に同天端の長手方向に敷設された案内レール
に沿って頂部水平部材を所定位置まで走行させると同頂
部水平材に継接された法面と平行に延びる左右一双の傾
斜部材が、同部材の下面に装架された車輪を介して法面
上を移動し、所定位置を占める。この際、前記法面天端
のコンクリート面に敷設された基礎部材上にコ型断面の
案内レールを敷設し、頂部水平部材に装架されたコ型断
面の案内レールの内側面に沿って転動する水平車輪を装
架したことによって案内部の天端部分の強度剛性が増大
し、使用中に変形、破壊する惧れがない。
【0009】而して前記一双の傾斜部材に、足場板取付
角度調整用の複数のボルト孔を有する上下一双の倒L型
足場板支持部材を、法面の勾配に対応する取付角度で取
付け、同両支持部材の水平部間に足場板を水平に横架し
て、所要の作業を行なうものである。請求項2の考案は
前記頂部水平部材と傾斜部材との間に、同水平部材の自
由端部に継接される水平部片と、前記傾斜部片の上端部
に継接される傾斜部片とを連接してなる傾斜部材の勾配
調整部材を介装したことによって、各部材を変換するこ
となく、各種の勾配の法面に対応する足場を構成しうる
ものである。
【0010】
【実施例】以下本考案に係る法面移動式足場を図示の実
施例について説明する。Aは法面、Bは法面天端を示
し、法面天端Bのコンクリート面には案内部材が敷設さ
れている。同案内部材は図3に示すように基礎部材1上
に法面天端の長手方向に延びるコ型断面の案内レール2
が敷設され、枠状体に形成された頂部水平部材3に装架
された水平車輪4が前記レール2に沿って転動するよう
に構成されている。なお頂部水平部材3には法面天端B
上を転動する垂直車輪(図示せず)が併設される。
【0011】前記水平部材3には法面Aと平行に延びる
左右一双の梯子枠状の傾斜部材5が継接され、同部材5
の下面には法面A上を転動する車輪6が装架されてい
る。なお前記傾斜部材5は上部傾斜部材5A、中間傾斜
部材5B、下部傾斜部材5Cをフランジ接合等によって
継接して構成されている。前記左右一双の傾斜部材5に
は複数のボルト孔を有する上下一組の足場板取付角度調
整部片7A、7Bが固定され、倒L型足場板支持部材8
の両端部ボルト孔を介してボルト接合されることによっ
て、法面Aの勾配に対応して足場板支持部材8の取付角
度を調整し、左右の足場板支持部材8の水平部片上に足
場板9が水平に支持されるようにするものである。(図
8参照)図示の実施例は前記のように構成されているの
で、人力によって前記水平部材3を水平車輪4と案内レ
ール2とを案内として水平に移動させると、傾斜部材5
も、その下部車輪6が法面を転動することによって前記
水平部材3とともに法面に沿って移動する。この際、法
肩と法尻にそれぞれ作業員を1名宛配置すれば、前記し
たような人力による法面移動式足場の移動が可能となる
が、前記各車輪4、6の駆動用ギアドモーターMを取付
ければ、作業員が足場板上に乗ったままで移動ができ
る。
【0012】かくして前記各部材3,5を所定位置に移
動させると、左右の前記各傾斜部材5の足場板取付角度
調整部片7A、7Bに取付けられた足場板支持部材8間
に架渡された足場板9上から法面に対する所要の施工を
行なう。なお前記実施例においては、図2に示す如く法
面天端Bが水平の場合が示されているが、同天端Bの通
りが屈曲している場合、足場の移動に際しては足場板9
だけを解体すれば、傾斜部材5は50cm程度の幅であ
るので、解体することなくそのままで屈曲部を通過でき
る。
【0013】また図2において足場板9は3個所で定置
されているが、同足場板9にモーターを装着すれば、傾
斜部材5に沿って法面を移動させることもできる。なお
図9は前記傾斜部材5の勾配調整装置を示し、施工法面
Aの勾配に対応して水平部片10Aと同法面Aの勾配に
対応する傾斜部片10Bとを連設してなる勾配調整部材
10を、前記水平部材3と傾斜部材5との間に介装した
もので、前記調整部材10を選択することによって、水
平部材3及び傾斜部材5を取替えることなく、各種の勾
配の法面の施工に対応しうるものである。
【0014】
【考案の効果】本考案に係る法面移動式足場は前記した
ように、法面天端のコンクリート面に敷設された基礎部
材上に敷設された基礎部材上にコ型断面の案内レールを
敷設し、頂部水平部材に前記案内レールの内側面に沿っ
て転動する水平輪を装架し、前記水平部材にはそれぞれ
下面に法面走行車輪を具えた傾斜部材を装架したので、
本装置は安定した状態で軽快に移動しうるものである。
【0015】また前記左右一双の傾斜部材に足場板取付
角度が調整用の複数のボルト孔を有する上下一双の倒L
型足場板支持部材が取付けられることによって、法面の
勾配に対応して、前記足場板支持部材間に足場板を水平
に支持しうるものである。このように本考案によれば作
業足場、その他の付帯設備が一体化された法面施工用の
足場を手動で所要の個所に移動し、法面全面に所要の作
業を行うことができ、作業が安全に効率よく行なわれる
ものであり、また本考案によれば足場の組立、解体の手
間が大幅に削減されるものである。
【0016】また前記法面移動式足場の走行する法面の
天端コンクリート面に基礎部が設けられたこと、同基礎
部上に天端の長手方向に延びるコ型断面の案内レールが
敷設され、天端と平行に延びる頂部水平部材には前記コ
型断面の案内レールの垂直部片内側面に沿って転動する
水平車輪によって天端の剛性が保持され、装置に狂いの
生じることがない。
【0017】請求項2の考案は、前記頂部水平部材と傾
斜部材との間に傾斜調整部材を介装することによって、
前記各部材を変換することなく各種の勾配の法面に対応
する足場を構成しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る法面移動式足場の一実施例を示す
縦断側面図である。
【図2】本考案に係る法面移動式足場の概念図である。
【図3】図1の部分イの拡大図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】傾斜部材の中間部を示す側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】傾斜部材の下端部を示す平面図である。
【図8】足場板支持部材の取付部を示す側面図である。
【図9】勾配調整部材の取付部を示す側面図である。
【図10】従来の法面足場の縦断面図である。
【図11】図10の部分拡大正面図である。
【符号の説明】
A 法面 B 法面天端 2 案内レール 3 水平部材 4 水平車輪 5 傾斜部材 6 車輪 8 足場板支持部材 9 足場板 10 勾配調整部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面天端コンクリート面に敷設された基
    礎部上に、天端の長手方向に沿ってコ型断面の案内レー
    ルを敷設し、天端と平行に延びる頂部水平部材には、前
    記コ型断面の案内レールの垂直部片内側面に沿って転動
    する水平車輪を装架し、前記水平部材には夫々法面走行
    車輪が装架された左右一双の梯子状の傾斜部材を法面と
    平行に継接するとともに、同傾斜部材には上下一双の足
    場板取付角度調整部材を取付け、夫々端部に複数のボル
    ト孔を有する倒L型足場板支持部材の垂直及び水平部片
    を、前記足場板支持部材上に足場板が水平に支持される
    ように調整、固定してなることを特徴とする法面移動式
    足場。
  2. 【請求項2】 前記頂部水平部材と傾斜部材との間に同
    水平部材の自由端部に継接される水平部片と前記傾斜部
    片の上端部に継接される傾斜部片とを連接してなる傾斜
    部片の勾配調整部材を介装した請求項1記載の法面移動
    式足場。
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JPH053480U JPH053480U (ja) 1993-01-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0353464Y2 (ja) * 1987-07-28 1991-11-22

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