JP3017405B2 - ドーム用ブリッジ - Google Patents

ドーム用ブリッジ

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JP3017405B2
JP3017405B2 JP6308150A JP30815094A JP3017405B2 JP 3017405 B2 JP3017405 B2 JP 3017405B2 JP 6308150 A JP6308150 A JP 6308150A JP 30815094 A JP30815094 A JP 30815094A JP 3017405 B2 JP3017405 B2 JP 3017405B2
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俊一郎 渡部
則夫 伊平
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Sato Kogyo Co Ltd
Kume Sekkei KK
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Sato Kogyo Co Ltd
Kume Sekkei KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドーム用ブリッジに関
し、更に詳しくは、膜屋根で形成されるドーム型施設の
天井に沿って回転し、設備機器のメンテナンスの際に利
用する外、内部空間を分割する間仕切りやテレビカメラ
・照明・音響など様々に利用されるドーム用ブリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】ドーム型屋根の天井下に配設した環状レ
ールから車輪ユニットを介してアーチ型の旋回ブリッジ
を懸架する構成のものが特公昭57-29627号に開示されて
いる。このアーチ型の旋回ブリッジは天井の中央点を中
心として全体が同時に旋回する構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大型のドーム施設で
は、天井までの高さが30〜60mもありしかも大スパ
ンであるために、設備機器を天井に配置すると、そのメ
ンテナンスには非常な困難が伴う。このため、従来のド
ーム型施設では、天井には設備機器を配置しないように
したり、或いは、天井の一部分に設備機器を集中するよ
うにしてメンテナンス負荷を軽減している。
【0004】然しながら、建設されるドーム型施設は利
用効率を考慮して多目的に利用されるのがほとんどであ
り、室内競技だけでなくコンサートその他の各種のイベ
ントに利用されるので、照明や音響のための機器の設置
に支障があると利用価値が著しく低下することになる。
【0005】上記から明らかなように、本発明は、メン
テナンスのための施設として利用できるだけでなく、各
種のイベント開催の際の照明や音響機器の配置、天井か
らの幕などの吊り下げなど演出上の設備のために利用す
ることができるドーム用ブリッジを明らかにすることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドーム用ブ
リッジは、膜屋根構造のドーム施設の天井構造の下側
に配置されるアーチ上のブリッジであり、天井頂部で分
割されており、分割されたそれぞれのブリッジは、それ
ぞれの頂部が環状レールに支持されており、独立して天
井に沿って回動自在であること、分割されたブリッジ
が3以上の複数本であること、ブリッジにはレールが
用意されており、このレールにより台車が移動可能であ
る構成を有すること、をそれぞれ特徴とする。
【0007】
【発明の具体的構成】次に、添付の図面に従って本発明
を更に詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の1実施例を概略断面図で示
すものであり、符号10は本発明が適用されるドーム型
施設であり、天井構造11はドーム本体であり、鉄骨な
いし木造で構築される。天井構造11の上面側には膜屋
根12が配置される。
【0009】符号20は本発明に係るドーム用ブリッジ
であり、天井構造11の中央を中心点として独立して回
動可能に構成されている。独立して回動可能とは、本発
明に係るドーム用ブリッジ20が、天井中央部21で分
割ブリッジ22と23とに分割されており、それぞれが
別々の方向ないし角度に回動できる構成であることを意
味している。即ち、分割ブリッジ22と23は、直線状
を含め様々な配置角度を取り得る。
【0010】本発明に係るドーム用ブリッジ20は、上
記の如き運動を可能とするために、天井中央において分
割ブリッジ22・23がそれぞれ独立した枢支機構によ
り天井構造11から支持(懸架)されており、同時に、
その脚部及び/又は中間部分には独立して機能する支持
系ないしは駆動系が用意されている。
【0011】分割ブリッジ22・23は天井中央におい
て次のように支持されている。
【0012】図2には、分割ブリッジ22・23の頂部
の下部を支持する頂部支持構造30の1例が示されてい
る。図示の頂部支持構造30の態様では、支持材31を
介して天井構造11から懸架されている円盤状基材32
の上面に環状レール33が配置された構成であり、この
環状レール33に分割ブリッジ22・23の頂部の下部
がコロ34を介して係合している。また、円盤状基材3
2と分割ブリッジ22・23との間には安全機構35が
配置されている。
【0013】本発明は、コロ34が、駆動装置付きの車
輪である態様、環状レール33が凹状である態様を包含
する。
【0014】頂部支持構造30は図示の態様に限定され
るものではなく様々に設計変更が可能である。この場合
に必要な要件は、分割ブリッジ22・23の頂部が独立
して運動可能であることである。従って、分割ブリッジ
22・23の頂部の下部が円盤状基材32の上面に配置
されたピン状部材に係合されており、この点を中心に分
割ブリッジ22・23が回動可能である構成も本発明に
包含される。
【0015】分割ブリッジ22・23の中間部分の支持
構造としては、天井構造11に配置した環状レールから
の懸架方式を採用することができる。
【0016】分割ブリッジ22・23の脚部における支
持は、膜屋根12の基部付近の天井構造11ないしドー
ムの下部構造の上部に環状レールを配置し、このレール
に脚部に取り付けた車輪を沿わせるようにして行なう。
分割ブリッジ22・23を移動させるには、脚部ないし
中間部の支持点に配置したモータによる。
【0017】なお、駆動機構を持つ車輪付きの台車にブ
リッジの脚部を固定し、コンクリート製などの軌道に沿
って移動させる態様であってもよい。
【0018】以上説明した態様では、分割ブリッジは2
2と23の二分割方式であるが、分割ブリッジを3本以
上の複数本とする態様も本発明に包含される。例えば、
分割ブリッジを4本とする態様によれば、各分割ブリッ
ジから幕体などを下げることによりドーム内部を四つの
区画に分割することが可能となる。
【0019】次に、分割ブリッジ22・23がどのよう
に形成されているかを説明する。
【0020】図3は、分割ブリッジ22・23の1例を
示しており、この実施例では、連続したラチス構造40
で構成されており、梁成は1500mm程度で実現可能であ
る。
【0021】各ラチス構造40の下面側には作業通路4
1が配置されており、また、両側面ないし片側側面の下
部には、図4に示すようなレール42が配置されてお
り、このレール42に係合させたプレート43に照明や
音響用の機材を取り付け、操作用ワイヤ44を引くこと
により、ブリッジに登ることなく自由な高さ位置に機材
を配置することができる構造となっている。
【0022】図5に示す実施態様では、作業通路41の
上面に一対のレール45が配置されており、このレール
45に係合するコロないし車輪を有する台車を載せ、人
力で押し、或いはワイヤで牽引させることで機材を運搬
することができる構成となっている。台車がモータを備
えており自力で駆動する態様であってもよい。
【0023】図6に示す実施態様は、分割ブリッジ22
・23の上面側に一対のレール45が配置されており、
このレール45に係合するコロないし車輪を有する台車
を用意して、機材の運搬を行なう構成である。図示の如
く、台車の上部に桟や手摺などを配置しておけば作業台
を取り付けて利用することができる。
【0024】図7に示す実施態様は、ラチスの両側面に
ガイドレール46を配置し、ガイドレール46を介して
ブリッジを跨ぐ状態で台車47を配置する構成である。
なお、図示しないが、レール45及びガイドレール46
と台車47との間にはコロを介在させる。
【0025】図8に示すように、分割ブリッジ22・2
3を形成するラチス構造40の支柱部分47の少なくと
も上部側をパイプで形成しておけば、作業時の安全確保
のための安全柵48を取り付けることができる。この
際、当該ラチス構造40の上面側X梁49は適宜取り外
すことが可能である構造であることが好ましい。
【0026】上記した安全対策は、支柱部分47の突端
を例えば20cm以上突出させた構造とし、安全柵48の
支柱下端をパイプで形成して嵌め込むようにした構成で
も行なうことが可能である。
【0027】以上説明した安全対策は、図5〜7に従っ
て説明したレールを移動する台車を作業用の柵として利
用する態様にも応用することができる。
【0028】なお、図8の右下には作業用足場の1例を
示した。この足場はラチス構造40に直接に取り付けて
利用できる外、安全柵48に取り付けても利用すること
ができる。
【0029】なお、図示しないが、図2に示した円盤状
基材32或いは分割ブリッジ22・23の頂部付近から
ステージないしゴンドラを吊り下げることにより演出用
に利用することが可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るドーム用ブリッジによれ
ば、ブリッジが分割されていてそれぞれ独立して旋回さ
せることが可能であるので、メンテナンスに際しても両
者で独立した作業が可能であり、また、ブリッジに照明
や音響機器などを取り付けて利用する場合にステージに
対して自由な取り付け位置が確保することができるの
で、良好な演出効果が期待できる。また、ブリッジにレ
ールを配置して台車を走らせることができる態様では、
人力で機材を運ぶことに比較すると作業負荷が著しく軽
減される。また、施工段階ではこのブリッジを、ドーム
天井の骨組みの施工中または完了後に構築し、仮設足場
として、天井面の設備の工事、塗装工事、膜部材の施
工、クリーニングなどの工程に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるドーム施設の概略断面図
【図2】ブリッジの頂部支持構造の1例を示す概略断面
【図3】ブリッジを形成するラチス構造の1例を示す概
略図
【図4】ブリッジ側面に配置する機材取り付け構造を示
す概略図
【図5】レールの配置構造の1例を示す概略図
【図6】レールの配置構造の他例を示す概略図
【図7】レールの配置構造の他例を示す概略図
【図8】安全柵の1例を示す概略図
【符号の説明】
10−ドーム施設 11−天井構造 12−膜屋根 20−ドーム用ブリッジ 21−天井中央部 22−分割ブリッジ 23−分割ブリッジ 30−頂部支持構造 31−支持材 32−円盤状基材 33−環状レール 34−コロ 35−安全機構 40−ラチス構造 41−作業通路 42−レール 43−プレート 44−操作用ワイヤ 45−レール 46−ガイドレール 47−台車 48−安全柵 49−上面のX梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−107652(JP,A) 特開 昭54−113512(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 1/36 E04G 3/14 - 3/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜屋根構造のドーム施設の天井構造の下側
    に配置されるアーチのブリッジであり、天井頂部で分
    割されており、分割されたそれぞれのブリッジは、それ
    ぞれの頂部が環状レールに支持されており、独立して天
    井に沿って回動自在であることを特徴とするドーム用ブ
    リッジ。
  2. 【請求項2】分割されたブリッジが3以上の複数本であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のドーム用ブリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】ブリッジにはレールが用意されており、こ
    のレールにより台車が移動可能である構成を有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のドーム用ブリッ
    ジ。
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