JP2000145127A - 移動足場 - Google Patents
移動足場Info
- Publication number
- JP2000145127A JP2000145127A JP10323613A JP32361398A JP2000145127A JP 2000145127 A JP2000145127 A JP 2000145127A JP 10323613 A JP10323613 A JP 10323613A JP 32361398 A JP32361398 A JP 32361398A JP 2000145127 A JP2000145127 A JP 2000145127A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scaffold
- floor
- work
- working
- works
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Movable Scaffolding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 足元が段床部であり、作業対象が曲面又は段
差を有する場合の内装工事等の作業において、作業対象
に作業床が容易に対応でき、また、移動しながらの作業
を可能にすることで足場架設費及び足場周辺への作業の
制約を軽減できる、さらに、資材揚送手段を使用する場
合に必要とされる移動等の労力及び時間を除去すること
が可能な移動足場の提供を課題とするものである。 【解決手段】 足元が段床部(スタンドD)であり、作
業対象が曲面又は段差を有する高所(天井a,b)での
作業用の移動足場であって、トラス架構により構築され
る脚柱5及び作業床10と、前記作業床10を、前記脚
柱5に付設されるガイド(ガイドレール12)に沿って
前記作業対象まで昇降する昇降機構(電動チェーンブロ
ック13)と、資材(天井パネル33)を、前記脚柱5
に沿って前記作業床10まで揚送する揚送機構(荷台3
0)と、前記段床部に敷設されるレール23に沿って水
平方向に移動可能とする動力部(モータ20)と、を備
えることを特徴とする移動足場を解決手段とする。
差を有する場合の内装工事等の作業において、作業対象
に作業床が容易に対応でき、また、移動しながらの作業
を可能にすることで足場架設費及び足場周辺への作業の
制約を軽減できる、さらに、資材揚送手段を使用する場
合に必要とされる移動等の労力及び時間を除去すること
が可能な移動足場の提供を課題とするものである。 【解決手段】 足元が段床部(スタンドD)であり、作
業対象が曲面又は段差を有する高所(天井a,b)での
作業用の移動足場であって、トラス架構により構築され
る脚柱5及び作業床10と、前記作業床10を、前記脚
柱5に付設されるガイド(ガイドレール12)に沿って
前記作業対象まで昇降する昇降機構(電動チェーンブロ
ック13)と、資材(天井パネル33)を、前記脚柱5
に沿って前記作業床10まで揚送する揚送機構(荷台3
0)と、前記段床部に敷設されるレール23に沿って水
平方向に移動可能とする動力部(モータ20)と、を備
えることを特徴とする移動足場を解決手段とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井等の高所での
内装工事等の作業、特に、足元が段床部であり、作業対
象が曲面又は段差等を有する場合の作業に際して使用す
る、移動足場に関するものである。
内装工事等の作業、特に、足元が段床部であり、作業対
象が曲面又は段差等を有する場合の作業に際して使用す
る、移動足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内水泳競技場や球技場に代表さ
れる運動施設等の構築物に、ドーム状に形成されるもの
が増加している。通常、構築物の天井又は上部壁面等の
高所での内装工事等の作業は足場を設置して行われるこ
とになるが、前記ドーム状を形成する構築物において
は、その殆どが、天井又は上部壁面等の高所の作業対象
に曲面又は段差を有している。さらに、構築物の内部に
は客席が形成され、その客席には、客席床の勾配が段床
である段床式観客席が形成されることが多い。この場
合、作業対象である天井又は上部壁面等の高所での作業
を行うための足場架設場所の足元が段床部になってい
る。このような状況に際して使用される一般的な足場と
しては、たな足場、移動足場、吊り足場がある。
れる運動施設等の構築物に、ドーム状に形成されるもの
が増加している。通常、構築物の天井又は上部壁面等の
高所での内装工事等の作業は足場を設置して行われるこ
とになるが、前記ドーム状を形成する構築物において
は、その殆どが、天井又は上部壁面等の高所の作業対象
に曲面又は段差を有している。さらに、構築物の内部に
は客席が形成され、その客席には、客席床の勾配が段床
である段床式観客席が形成されることが多い。この場
合、作業対象である天井又は上部壁面等の高所での作業
を行うための足場架設場所の足元が段床部になってい
る。このような状況に際して使用される一般的な足場と
しては、たな足場、移動足場、吊り足場がある。
【0003】たな足場は、高所での作業のために、作業
者が立って作業対象に手の届くように水平全面に架設し
た作業床であり、その下部は枠組・単管・丸太の各足場
によって堅固に組み立てられるものである。また、移動
足場は、通常ローリングタワーと呼ばれる、小面積の塔
状に足場を組立、その足場の脚部に脚輪を取り付け、必
要に応じて移動可能としたものである。また、吊り足場
は、鉄骨梁等の骨組に吊りチェーンを取り付け、これに
つりげたとして鋼管等を組み、その上に足場板を敷いた
ものである。
者が立って作業対象に手の届くように水平全面に架設し
た作業床であり、その下部は枠組・単管・丸太の各足場
によって堅固に組み立てられるものである。また、移動
足場は、通常ローリングタワーと呼ばれる、小面積の塔
状に足場を組立、その足場の脚部に脚輪を取り付け、必
要に応じて移動可能としたものである。また、吊り足場
は、鉄骨梁等の骨組に吊りチェーンを取り付け、これに
つりげたとして鋼管等を組み、その上に足場板を敷いた
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような状況、すなわち、足場架設場所の足元が段床部で
あり、また、作業対象が曲面又は段差を有する状況にお
いて、これら前記足場を使用する場合には、様々な問題
が生じていた。例えば、前記たな足場を使用した場合、
ドーム状に形成された構築物の床面の全部に足場を架設
するため多くの資材が必要であり、また、組立及び解体
に要する人件費がかかるだけでなく、工期も長期間とな
る。さらに、足場が架設されている期間中は、足場架設
場所周辺での他の作業に大きな制約を与えることにな
り、作業効率が悪くなる。また、曲面や段差を有する作
業対象に対応した足場を組立てることは、非常に複雑で
困難を要するものである。また、移動足場を使用した場
合も、作業対象が曲面や段差を有する場合には、作業対
象に対応して、その都度足場の継足し等の調節を行う必
要があり、手間がかかる。また、吊り足場の場合につい
ても、足場の組立及び解体時に部材が落下する危険性が
ある他、場合によっては、吊りチェーンを懸架できない
場所が生じることもあり、作業が不可能になる恐れがあ
る。
ような状況、すなわち、足場架設場所の足元が段床部で
あり、また、作業対象が曲面又は段差を有する状況にお
いて、これら前記足場を使用する場合には、様々な問題
が生じていた。例えば、前記たな足場を使用した場合、
ドーム状に形成された構築物の床面の全部に足場を架設
するため多くの資材が必要であり、また、組立及び解体
に要する人件費がかかるだけでなく、工期も長期間とな
る。さらに、足場が架設されている期間中は、足場架設
場所周辺での他の作業に大きな制約を与えることにな
り、作業効率が悪くなる。また、曲面や段差を有する作
業対象に対応した足場を組立てることは、非常に複雑で
困難を要するものである。また、移動足場を使用した場
合も、作業対象が曲面や段差を有する場合には、作業対
象に対応して、その都度足場の継足し等の調節を行う必
要があり、手間がかかる。また、吊り足場の場合につい
ても、足場の組立及び解体時に部材が落下する危険性が
ある他、場合によっては、吊りチェーンを懸架できない
場所が生じることもあり、作業が不可能になる恐れがあ
る。
【0005】さらに、作業中に資材を必要とする場合、
リフト等による資材揚送手段が用いられているが、足元
が段床部であることや架設された足場により、移動場所
等が制約されるため、移動やその使用に際して困難が伴
うものである。
リフト等による資材揚送手段が用いられているが、足元
が段床部であることや架設された足場により、移動場所
等が制約されるため、移動やその使用に際して困難が伴
うものである。
【0006】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、足元が段床部であり、作業対象が
曲面又は段差を有する場合の内装工事等の作業におい
て、作業対象に作業床が容易に対応でき、また、移動し
ながらの作業を可能にすることで足場架設費及び足場周
辺への作業の制約を軽減でき、さらに、資材揚送手段を
使用する場合に必要とされる移動等の労力及び時間を除
去することが可能な移動足場を提供することにある。
であり、その目的は、足元が段床部であり、作業対象が
曲面又は段差を有する場合の内装工事等の作業におい
て、作業対象に作業床が容易に対応でき、また、移動し
ながらの作業を可能にすることで足場架設費及び足場周
辺への作業の制約を軽減でき、さらに、資材揚送手段を
使用する場合に必要とされる移動等の労力及び時間を除
去することが可能な移動足場を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、足元が段床部であり、作業対象が曲面又は段差
を有する高所での作業用の移動足場であって、トラス架
構により構築される脚柱及び作業床と、前記作業床を、
前記脚柱に付設されるガイドに沿って前記作業対象まで
昇降する昇降機構と、資材を、前記脚柱に沿って前記作
業床まで揚送する揚送機構と、前記段床部に敷設される
レールに沿って水平方向に移動可能とする動力部と、を
備えることを特徴とする、移動足場を解決するための手
段とするものである。
ために、足元が段床部であり、作業対象が曲面又は段差
を有する高所での作業用の移動足場であって、トラス架
構により構築される脚柱及び作業床と、前記作業床を、
前記脚柱に付設されるガイドに沿って前記作業対象まで
昇降する昇降機構と、資材を、前記脚柱に沿って前記作
業床まで揚送する揚送機構と、前記段床部に敷設される
レールに沿って水平方向に移動可能とする動力部と、を
備えることを特徴とする、移動足場を解決するための手
段とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動足場の実
施の一形態を添付図面に沿って説明する。ここで、図1
は、本発明に係る移動足場の全体側面図であり、図2
は、本発明に係る移動足場の部分斜視図である。本発明
に係る移動足場1は、トラス架構により構築される、脚
柱5および作業対象に応じて昇降する作業床である昇降
作業床10と、昇降作業床10を昇降させる昇降機構
と、資材を揚送するための揚送機構と、移動を可能にす
る動力部を有する構成である。本実施の形態において
は、段床部であるスタンドDを有し天井が曲面を有する
構築物の、天井の内装工事を行う場合について説明を行
う。
施の一形態を添付図面に沿って説明する。ここで、図1
は、本発明に係る移動足場の全体側面図であり、図2
は、本発明に係る移動足場の部分斜視図である。本発明
に係る移動足場1は、トラス架構により構築される、脚
柱5および作業対象に応じて昇降する作業床である昇降
作業床10と、昇降作業床10を昇降させる昇降機構
と、資材を揚送するための揚送機構と、移動を可能にす
る動力部を有する構成である。本実施の形態において
は、段床部であるスタンドDを有し天井が曲面を有する
構築物の、天井の内装工事を行う場合について説明を行
う。
【0009】本発明に係る移動足場は、トラス架構によ
り箱型形状に構築される4本の脚柱5を四方に配置し、
各々の脚柱5に対して天井の高さに応じて昇降する昇降
作業床10を支え、昇降させるための脚柱である昇降脚
柱11を有している。ここで、昇降脚柱11および昇降
作業床10は前記脚柱5と同様の構造である。昇降脚柱
11は、昇降脚柱11に突設されたガイドローラ16
が、前記脚柱5の下方端部から上方端部に向かって付設
されたガイドレール12に係着し、回転することで、当
該ガイドレール12に沿って昇降する。また、昇降作業
床10は、昇降脚柱11の上方端部に、昇降脚柱11に
対し垂直になるように、つまり、足元に対して水平にな
るように接合される。この接合部に関しては、補強部材
15によって補強する。
り箱型形状に構築される4本の脚柱5を四方に配置し、
各々の脚柱5に対して天井の高さに応じて昇降する昇降
作業床10を支え、昇降させるための脚柱である昇降脚
柱11を有している。ここで、昇降脚柱11および昇降
作業床10は前記脚柱5と同様の構造である。昇降脚柱
11は、昇降脚柱11に突設されたガイドローラ16
が、前記脚柱5の下方端部から上方端部に向かって付設
されたガイドレール12に係着し、回転することで、当
該ガイドレール12に沿って昇降する。また、昇降作業
床10は、昇降脚柱11の上方端部に、昇降脚柱11に
対し垂直になるように、つまり、足元に対して水平にな
るように接合される。この接合部に関しては、補強部材
15によって補強する。
【0010】前記のように、昇降作業床10を接合した
昇降脚柱11を付設した脚柱5の2組を、対向する位置
に設置し、脚柱5間を接合材17にて接合、補強し、1
組の門型の足場を形成する。更に、もう1組の門型の足
場を、前記と同様に形成し、一方の門型の足場に併設し
接合材(図示外)によって接合、補強を行う。このよう
にして形成された、4本の脚柱5を四隅とする四角形
で、脚柱5が各々設けている昇降作業床10間に板材を
積置する。このように、各昇降作業床10間に板材を積
置することで作業可能な面積を拡大し、作業性を向上す
ることができる。
昇降脚柱11を付設した脚柱5の2組を、対向する位置
に設置し、脚柱5間を接合材17にて接合、補強し、1
組の門型の足場を形成する。更に、もう1組の門型の足
場を、前記と同様に形成し、一方の門型の足場に併設し
接合材(図示外)によって接合、補強を行う。このよう
にして形成された、4本の脚柱5を四隅とする四角形
で、脚柱5が各々設けている昇降作業床10間に板材を
積置する。このように、各昇降作業床10間に板材を積
置することで作業可能な面積を拡大し、作業性を向上す
ることができる。
【0011】ここで、当該昇降脚柱11が昇降するため
の動力は、脚柱5の内部、固定床17近傍にフックによ
り固定された電動チェーンブロック13により得られ
る。本実施の形態での昇降作業床10、昇降脚柱11の
昇降機構は、電動チェーンブロック13のロートチェー
ン14を各々の昇降脚柱11の下方端部に固定し、電動
チェーンブロック13を作動することにより昇降脚柱1
1を昇降させる。それにより、昇降脚柱11に接合して
いる昇降作業床10も昇降するが可能となるものであ
る。
の動力は、脚柱5の内部、固定床17近傍にフックによ
り固定された電動チェーンブロック13により得られ
る。本実施の形態での昇降作業床10、昇降脚柱11の
昇降機構は、電動チェーンブロック13のロートチェー
ン14を各々の昇降脚柱11の下方端部に固定し、電動
チェーンブロック13を作動することにより昇降脚柱1
1を昇降させる。それにより、昇降脚柱11に接合して
いる昇降作業床10も昇降するが可能となるものであ
る。
【0012】上記構成により、作業対象である天井にお
いて、比較的低い天井aに対して作業を行う場合には、
電動チェーンブロック13を作動させず、昇降作業床1
0を揚げない位置a’で、作業者Sが作業を行う。それ
に対して、高い天井bに対して作業を行う場合には、低
い天井aに対しての昇降作業床の位置a’では、作業者
Sが作業を行うことはできない。そのため、電動チェー
ンブロック13を作動させ、昇降作業床10を揚げた位
置b’にすることにより作業者Sが作業を行うことが可
能となる。
いて、比較的低い天井aに対して作業を行う場合には、
電動チェーンブロック13を作動させず、昇降作業床1
0を揚げない位置a’で、作業者Sが作業を行う。それ
に対して、高い天井bに対して作業を行う場合には、低
い天井aに対しての昇降作業床の位置a’では、作業者
Sが作業を行うことはできない。そのため、電動チェー
ンブロック13を作動させ、昇降作業床10を揚げた位
置b’にすることにより作業者Sが作業を行うことが可
能となる。
【0013】一方、各々の脚柱5の下方端部には足場を
移動させるための動力部であるモータ20と、脚柱5を
移動させるための車輪21を配置している。車輪21
は、予め足元の段床部に敷設されたレール23に係合し
ており、且つ、レール23からの浮上りを防止するため
に、左右から2本の浮き上り防止金具22によってレー
ル23を挟持している。これにより、当該モータが作動
することにより車輪21が回転し、レール23上を走行
することが可能となる。足元がスタンドDのような段床
部においても簡単に移動することができる。
移動させるための動力部であるモータ20と、脚柱5を
移動させるための車輪21を配置している。車輪21
は、予め足元の段床部に敷設されたレール23に係合し
ており、且つ、レール23からの浮上りを防止するため
に、左右から2本の浮き上り防止金具22によってレー
ル23を挟持している。これにより、当該モータが作動
することにより車輪21が回転し、レール23上を走行
することが可能となる。足元がスタンドDのような段床
部においても簡単に移動することができる。
【0014】また、本実施の形態において、資材を作業
床まで揚送する揚送機構は、ウインチ31と、荷台30
と、ガイドポスト32からなる構成のリフトとする。ガ
イドポスト32は、脚柱5の昇降脚柱11が係合された
側面の対向側面に付設され、天井パネル33等の資材揚
送用の荷台30を係合している。また、ガイドポスト3
2の下方端部には、荷台30を昇降させる動力であるウ
インチ31を配置している。このウインチ31は、ワイ
ヤ31aを介して荷台30と連結しており、当該ウイン
チ31を作動させワイヤ31aを巻き送ることにより、
荷台30はガイドポスト32に沿って昇降することがで
きる。ここで、併設されている別の脚柱5に対して、同
様な揚送機構を設け、両荷台30間に荷台板を積置する
ことも可能である。こうすることで、より大きな資材の
揚送が可能である。
床まで揚送する揚送機構は、ウインチ31と、荷台30
と、ガイドポスト32からなる構成のリフトとする。ガ
イドポスト32は、脚柱5の昇降脚柱11が係合された
側面の対向側面に付設され、天井パネル33等の資材揚
送用の荷台30を係合している。また、ガイドポスト3
2の下方端部には、荷台30を昇降させる動力であるウ
インチ31を配置している。このウインチ31は、ワイ
ヤ31aを介して荷台30と連結しており、当該ウイン
チ31を作動させワイヤ31aを巻き送ることにより、
荷台30はガイドポスト32に沿って昇降することがで
きる。ここで、併設されている別の脚柱5に対して、同
様な揚送機構を設け、両荷台30間に荷台板を積置する
ことも可能である。こうすることで、より大きな資材の
揚送が可能である。
【0015】上記の構成としたため、作業対象が曲面又
は段差を有している場合に際して、作業床である昇降作
業床が、作業対象によって随時作業位置を対応すること
が可能である。また、レール上を走行することで、水平
方向の移動を容易に行うことができる。従って、必要な
箇所に足場を移動しながらの作業が可能となるため、足
場を架設するための資材や人件費が大幅に軽減され、ま
た、足場架設場所周辺への制約も軽減されることにな
る。さらに、資材揚送機構を設けているため、他の資材
揚送手段を使用する場合に必要とされる、移動等の労力
及び時間を除去することができる。これらの効果は、結
果として、工期の低減にもつながるものである。
は段差を有している場合に際して、作業床である昇降作
業床が、作業対象によって随時作業位置を対応すること
が可能である。また、レール上を走行することで、水平
方向の移動を容易に行うことができる。従って、必要な
箇所に足場を移動しながらの作業が可能となるため、足
場を架設するための資材や人件費が大幅に軽減され、ま
た、足場架設場所周辺への制約も軽減されることにな
る。さらに、資材揚送機構を設けているため、他の資材
揚送手段を使用する場合に必要とされる、移動等の労力
及び時間を除去することができる。これらの効果は、結
果として、工期の低減にもつながるものである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した本発明に係る移動足場に
よれば、作業床に昇降機構、また、資材を揚送する揚送
機構を設け、更にレール上を走行することで移動可能に
した構成にしたため、次のような効果を奏する。 (1)作業対象の曲面又は段差に対し、随時作業床を対
応することが可能である。 (2)必要な箇所に足場を移動しながら作業ができるの
で、架設費の大幅な軽減になり、また、足場周辺の作業
への制約の軽減等により、工期が低減する。 (3)資材揚送手段を使用する場合に必要とされる、移
動等の労力及び時間を除去できる。
よれば、作業床に昇降機構、また、資材を揚送する揚送
機構を設け、更にレール上を走行することで移動可能に
した構成にしたため、次のような効果を奏する。 (1)作業対象の曲面又は段差に対し、随時作業床を対
応することが可能である。 (2)必要な箇所に足場を移動しながら作業ができるの
で、架設費の大幅な軽減になり、また、足場周辺の作業
への制約の軽減等により、工期が低減する。 (3)資材揚送手段を使用する場合に必要とされる、移
動等の労力及び時間を除去できる。
【図1】本発明に係る移動足場の全体側面図である。
【図2】本発明に係る移動足場の部分斜視図である。
1・・・移動足場 5・・・脚柱 10・・・昇降作業床 11・・・昇降脚柱 12・・・ガイドレール 13・・・電動チェーンブロック 14・・・ロートチェーン 15・・・補強材 16・・・ガイドローラ 17・・・接合材 20・・・モータ 21・・・車輪 22・・・浮き上がり防止金具 23・・・レール 30・・・荷台 31・・・ウインチ 31a・・・ワイヤ 32・・・ガイドポスト 33・・・天井パネル a・・・低い天井 a’・・・昇降作業床を揚げない位置 b・・・高い天井 b’・・・昇降作業床を揚げた位置 D・・・スタンド S・・・作業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 伸明 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2E003 CA01 CB01 DA03
Claims (1)
- 【請求項1】 足元が段床部であり、作業対象が曲面又
は段差を有する高所での作業用の移動足場であって、 トラス架構により構築される脚柱及び作業床と、 前記作業床を、前記脚柱に付設されるガイドに沿って前
記作業対象まで昇降する昇降機構と、 資材を、前記脚柱に沿って前記作業床まで揚送する揚送
機構と、 前記段床部に敷設されるレールに沿って水平方向に移動
可能とする動力部と、を備えることを特徴とする、移動
足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323613A JP2000145127A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 移動足場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10323613A JP2000145127A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 移動足場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145127A true JP2000145127A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18156690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10323613A Pending JP2000145127A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 移動足場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000145127A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012158951A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Ihi Corp | 足場構造体 |
CN110905180A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-03-24 | 义乌市鼎寒机械设备有限公司 | 一种用于建筑施工的施工平台 |
CN112796453A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-05-14 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种钢结构桁架混凝土楼板组合施工方法 |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10323613A patent/JP2000145127A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012158951A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Ihi Corp | 足場構造体 |
CN110905180A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-03-24 | 义乌市鼎寒机械设备有限公司 | 一种用于建筑施工的施工平台 |
CN112796453A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-05-14 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种钢结构桁架混凝土楼板组合施工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6712501B2 (ja) | 高層建物の解体システム及び解体方法 | |
JP3579816B2 (ja) | 躯体構築用多目的ステージ | |
JPH0483060A (ja) | 建築物構造 | |
JP2000145127A (ja) | 移動足場 | |
JP2957328B2 (ja) | 周辺保持自昇式建築工法 | |
JPH08333898A (ja) | 建物ブロック等の垂直、水平運搬用架台 | |
CN113175222A (zh) | 一种内嵌式预制外墙板构件的安装方法 | |
JPH09195497A (ja) | 昇降足場 | |
JP2008063873A (ja) | 天井の搬送機構及び施工方法 | |
JP3192543B2 (ja) | 建物の解体工法 | |
JPH10245994A (ja) | 仮設養生体 | |
JPH10194634A (ja) | ホームエレベータユニット | |
JPH08333813A (ja) | 垂直、水平運搬する建物ブロックによる建物の建築工法 | |
KR200200364Y1 (ko) | 고층 건축물 시공장치 | |
JPH05171809A (ja) | 鉄骨造建物におけるエレベータシャフトの施工法 | |
JP2766769B2 (ja) | 空調機器搬入方法 | |
JP2945326B2 (ja) | ガスタンクの解体方法 | |
JP2934567B2 (ja) | 立体駐車場建設用作業ゴンドラ | |
JPH0733688B2 (ja) | プツシユアツプ工法 | |
JPH0445628B2 (ja) | ||
JP2001146837A (ja) | 工事用エレベータに渡した作業通路 | |
JP3124152B2 (ja) | 倒壊防止フレーム | |
JP2835880B2 (ja) | 高層建物の躯体施工法 | |
KR20230140702A (ko) | 곤도라 확장용 발판 | |
JP2005138984A (ja) | 中間免震建築構造物の工事用エレベータ設置構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070815 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071205 |