JP2530453B2 - 大径間構造物における天井施工法およびその装置 - Google Patents

大径間構造物における天井施工法およびその装置

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章 坪田
忠男 村野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、体育館,多目的ホール等の大径間構造物
において天井パネルの取付けに際し足場を設けることな
く行うことができる天井施工法およびその装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の大径間構造物における天井工事は、第5図に示
すように屋根トラス(25)の天井施工面(26)全面にわ
たって仮設足場(27)を床面(28)から組上げて架設
し、この上で天井パネルの取付け作業を行っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の大径間構造物における天井施工法は、足場が構
築物の全面にわたっており、その広い面積全体で天井工
事が行われるため、安全管理面で行き届かない面が生
じ、また足場の組立て解体に工期を多く費やし、かつ足
場の組立て解体が高所作業のため危険性が高く、足場が
床面全体を覆っているため天井以外での作業が同時に施
工できないため工期の短縮が困難であり、大量の足場の
ための資材および解体の費用がかかりコスト高の原因と
なり、さらに広範囲の面で作業が行われるために資材の
揚重施設が多く必要となり、揚重された資材を足場の全
面に運搬するにはほとんどが手作業となるため天井工事
そのものよりも手間がかかり工期を遅くする原因とな
り、また特に大径間構造物の各種の平面形状や各種の断
面形状の天井を施工するには、その変化に応じた足場の
変更の規模が大きく、その都度変更して組む作業に多く
の工数がかかるため、さらに工期が遅くなる原因とな
り、足場の資材に無駄を生じる等の問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解決するため、通常大径
間構造物の天井の維持管理用にほとんど設けられている
天井裏のたな足場を利用して行うようにしたもので、施
工法としては、分割された複数の天井パネルを大径間構
造物の周面方向(以下、横方向という)に連続して天井
を覆うように連結する工法において、天井パネルの一枚
の長さが大径間構造物の周面方向と直交する方向(以
下、縦方向という)の長さとほぼ等しい長さを複数に分
割したときの長さとなるように複数に分割し、これらの
各天井パネルを地上において組立て、つぎにこれらの分
割された複数の天井パネルを縦方向に一直線状となるよ
うに配置し、その天井パネルに対応する大径間構造物の
屋根裏のトラスにそれぞれたな足場を設け、たな足場を
一対としてその下面にそれぞれ分割された天井パネルを
揚重し、各たな足場上において揚重した天井パネルを横
方向に移動させ、天井パネルの取付け作業を行うように
した大径間構造物における天井施工法からなり、施工装
置としては、分割された複数の天井パネルを大径間構造
物に横方向に連続して天井を覆うようにする装置におい
て、屋根裏のトラスと同じ縦方向に配置された複数の天
井パネルに対応して前記トラスの下方に各一対をなすよ
うにたな足場を設け、この一対のたな足場にまたがる横
行ビームの両端部に揚重装置を、一端にたな足場上を走
行する水平移動装置とを設けた大径間構造物における天
井施工装置からなる手段を講じるものである。
〔作用〕
この発明の作用を実施例を参照して説明する。
大径間構造物の天井を施工するには、第4図に示すよ
うに、まず、構造物の中央部の地上(20)、または天井
施工部の下方の地上において、大径間構造物の天井を横
方向に連続されて覆うようにするために天井パネル(1
4)の組立て作業を行い、つぎに天井パネル(14)を施
工する部分の中央上下2個所(21),(22)において、
横行ビーム(1)を各左右方向(矢印)に走行させるた
めに第1図〜第3図に示すように屋根裏のトラス(2)
に設けられたたな足場(3)上に設置し、組立てられた
天井パネル(14)をウインチのような揚重装置(4)で
引上げる。つぎに、モーター(9)を駆動させると、た
な足場(3)上のレール(6)に沿って天井パネル(1
4)をつり下げた状態の横行ビーム(1)は第4図にお
いて横方向(矢印で示す左右方向)に進み、キャスター
(5)と車輪(10),(10)とによって構造物の湾曲に
従って左右の中央部分(23),(24)に搬送されるた
め、この天井パネル(14)は前に搬送された天井パネル
(14)に接する状態となる。この時、たな足場(3)上
に待機している作業員がその位置を確認したうえ、天井
パネル(14)をつりボルト(17)をターンバックル(1
8)でレベルを調節してたな足場(3)に取付ける。こ
のようにして順次天井パネル(14)を搬送して取付ける
ことにより仮設足場を必要とすることなく、すべての天
井パネル(14)が横方向に接合した状態となり横方向に
連続した天井面を施工することができる。
〔実施例〕
この発明の1実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図において、(1)は横行ビームであって(2)
の下面に設けた縦方向、すなわち第3図においては左右
方向の高さが異なるたな足場(3)、(3)の上部にま
たがる長さを有し、その両端部下面にウインチ等の揚重
装置(4),(4)が固設されている。水平移動装置と
しては横行ビーム(1)の左端部にたな足場(3)上を
自由な方向に走行できるキャスター(5)が1個取付け
られ、その右端部にたな足場(3)に設けられたレール
(6)上を走行するように枠体(7)の支持台(8)上
に設けられたモーター(9)のような駆動装置により横
方向に水平駆動される車輌(10),(10)が第2図に示
すように上下に設けられ、車輌(10),(10)はモータ
ー(9)の回転軸(11)に固着されたベベルギヤ(1
2),(12)にかみ合うベベルギヤ(13),(13)によ
って駆動されるようになっており、キャスター(5)と
モーター(9)により駆動される車輌(10).(10)と
により任意の方向に移動することができるように構成さ
れる。
(14)は大径間構造物の天井を連続して覆うように分
割された多数の天井パネルの一つであって、その長さは
大径間構造物における大屋根の縦の長さとほぼ等しい長
さとなるように複数のやや短い長さに分割されて、その
左右に揚重装置(4)のワイヤー(15)と連継するホル
ダー(16)が係脱自在に設けられている。天井パネル
(14)は揚重された後、高さが異なる各たな足場
(3)、(3)につりボトル(17)をターンバックル
(18)で調節して適宜の傾斜を保持するように取付けら
れる。第3図に示すように天井パネル(14),(14)の
間は少しの間隔(19)があけてあり、この間隔(19)内
に証明器具,スピーカー等が取付けられるようになって
いる。
〔発明の効果〕
この発明は、従来のように天井の下面全面にわたって
仮設足場を設ける必要がないので足場の組立て解体のた
めに費やされる工期を大幅に節減することができるとと
もに、天井パネルの施工中に同時に床面等の作業ができ
るため工期の短縮が可能であり、また広い面積の足場上
を人手によって運搬する必要がないため工期の短縮に役
立つとともに、仮設足場の資材およびその組立て、解体
に費やす人手がいならいため大幅なコストダウンを図る
ことができ、さらに天井パネルの取付け作業は屋根裏の
たな足場でできるため広い仮設足場のように安全管理が
疎かになることがなく安全であり、また地上で組立てた
天井パネルを揚重して水平移動を行って取付作業を行う
ので揚重施設を最小限に少くできるので経済的であり、
また天井パネルの長さを大径間構造物の縦方向の長さと
ほぼ等しい長さとなるように複数に分割した長さとした
ので、大径間構造物の内周側と外周側の天井パネルの数
を変えることにより各種の平面形状の天井を施工でき、
さらに天井パネルと各たな足場との間隔を、天井パネル
の揚重の量を加減調整することにより適宜調節すること
ができるので、水平な天井以外の適宜傾斜した構造の天
井面の施工を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この発明の実施例を示すもので、第
1図は側面図、第2図はその平面図、第3図は主として
天井パネルの取付け状態を示すため横行ビーム、揚重装
置、水平移動装置等を省略して示す側面図、第4図は大
径間構造物に取付けた天井パネルの上から見た平面図、
第5図は従来の天井施工状態を示す縦断正面図である。 (1)……横行ビーム、(2)……トラス、(3)……
屋根裏のたな足場、(4)……揚重装置、(5)……キ
ャスター、(10)……車輪、(14)……天井パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪田 章 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 村野 忠男 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 太田 啓介 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 昭63−138046(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割された複数の天井パネルを大径間構造
    物の周面方向に連続して天井を覆うように連結する工法
    において、天井パネル(14)の一枚の長さが大径間構造
    物の周面方向と直交する方向の長さとほぼ等しい長さを
    複数に分割したときの長さとなるように複数に分割し、
    これらの各天井パネル(14)を地上において組立て、つ
    ぎにこれらの分割された複数の天井パネル(14)を大径
    間構造物の周面方向と直交する方向に一直線状となるよ
    うに配置し、その天井パネル(14)に対応する大径間構
    造物の屋根裏のトラス(2)にそれぞれたな足場(3)
    を設け、たな足場(3)を一対としてその下面にそれぞ
    れ分割された天井パネル(14)を揚重し、各たな足場
    (3)上において揚重した天井パネル(14)を大径間構
    造物の周面方向に移動させ、天井パネル(14)の取付け
    作業を行うようにした大径間構造物における天井施工
    法。
  2. 【請求項2】分割された複数の天井パネルを大径間構造
    物の周面方向に連続して天井を覆うようにする装置にお
    いて、屋根裏のトラス(2)と同じ大径間構造物の周面
    方向と直交する方向に配置された複数の天井パネル(1
    4)に対応して前記トラス(2)の下方に各一対をなす
    ようにたな足場(3)を設け、この一対のたな足場
    (3)にまたがる横行ビーム(1)の両端部に揚重装置
    (4)を、一端にたな足場(3)上を走行する水平移動
    装置とを設けた大径間構造物における天井施工装置。
  3. 【請求項3】横行ビーム(1)の一端に1個のキャスタ
    ー(5)が、他端には横行ビーム(1)を中心としてそ
    の前後に大径間構造物の周面方向に走行する車輪(10)
    が取付けられている特許請求の範囲第2項記載の大径間
    構造物における天井施工装置。
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