JP2858612B2 - 狭隘な工事現場用の部材搬送据付け機械 - Google Patents

狭隘な工事現場用の部材搬送据付け機械

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JP2858612B2
JP2858612B2 JP1968493A JP1968493A JP2858612B2 JP 2858612 B2 JP2858612 B2 JP 2858612B2 JP 1968493 A JP1968493 A JP 1968493A JP 1968493 A JP1968493 A JP 1968493A JP 2858612 B2 JP2858612 B2 JP 2858612B2
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尚之 出口
靖典 中村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの地下等の狭隘な
工事現場に好適な部材搬送据付け機械に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、大規模駐車設備では、通常、ビ
ルの地下等に設置される場合が多いので、建造に際して
は、通常の地上建造物の場合とは大きく異なり、下記の
ような問題がある。 (1)据付場所が狭隘である。 (2)部材搬入口に制限があり、通常1レーンに対して
1ヶ所のみである。 (3)部材搬入口から据付場所までの搬送距離が長く、
狭隘である。 (4)工事に当たっては、据付場所での慣用の重機械の
使用が不可能であるから、据付工事を効率的に行うため
専用機械を自ら開発しなければならない。 ところで、この種の地下建造物の工事現場では、従来、
建設部材を地下現場に搬入するに当たって部材を部材搬
入口付近で組立てて一体化し、組み立てられた部材の下
にキャスターをセットし、据付位置まで搬送後、ジャッ
キアップしてキャスターを外した後、ジャッキダウンし
て据付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来は、図
7に示すように、部材搬入口より搬入された部材を部材
搬入口付近で一体化して組立て、組立てられた部材7c
を、一旦、ジャッキアップして、部材下部に移動用のキ
ャスター10をセットした後、ジャッキダウンして組立
てられた部材をキャスター10の上へ載せる。その後、
組立てられた部材7cを人力又はウインチで引張り据付
位置まで搬送する。搬送された部材7cを再度ジャッキ
アップしてキャスター10を取り除いた後、ジャッキダ
ウンして定位置に据付ける。しかしながら、このような
手段では、ジャッキアップ,ジャッキダウン及び部材搬
送に多大の労力と時間を要するので、据付効率は著しく
低下する。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、機械による部材の搬送据付を可能となし、労
力及び時間を大幅に減少して据付効率を高める経済的な
狭隘な工事現場用の部材搬送据付用機械を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
前後端部にそれぞれ左右1対の車輪を有する前後方向に
長い台車と、同台車の前後端部上にそれぞれ立設され鉛
直中心線の周りに回動可能であるとともに所望の位相に
固定される前部支柱,後部支柱と、上記各支柱の上端に
それぞれ央部が固着された水平長方形ビームの長手方向
に沿ってそれぞれ布設された1対の平行レールにそれぞ
れ移動自在に支持された揚重機,カウンターウエイト
と、上記水平長方形ビームの4コーナー部にそれぞれ配
設されたプーリにかけ回され上記揚重機,カウンターウ
エイトを連動して互いに反対方向へ移動するエンドレス
ワイヤとを具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成によれば、図6に示すように、
部材7aを揚重機4で吊り上げたとき、機械の転倒防止
のため部材7aの重量に見合った重量を有するカウンタ
ーウエイト5がビーム3に取り付けられており、揚重機
4とカウンターウエイト5は図2に示すエンドレスワイ
ヤロープ6aで互いに連結されている。したがって、揚
重機4が横行すると、その方向とは逆方向にカウンター
ウエイト5が自動的に移動し、機械の転倒を防止する。
図1に示すように、支柱2は据付場所の天井高さに合わ
せて一部を取り外すことにより種々の工事現地の高さに
対応できる。また、支柱下部は、図3に示すように回転
できるようピボットベアリング11をつけ、支柱回転後
の回転止ボルト12が設けられている。支柱は回転可能
とすることにより、搬送径路の一部に台車1aの幅寸法
程度の開口しかない壁等がある場合にも通過できる(図
5)。必要に応じて図4に示すように、台車1aを走行
させるときの蛇行防止のため台車1aの中心にガイド金
物13を取付け、床面に取付けたガイドレール14によ
りガイドさせる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はその巨視的正面図及び側面図、図2は図1の
II−II矢視平面図、図3は図1の支柱下端部III を示す
拡大断面図、図4は図1(B)のIVーIV矢視断面図、図
5は図1(A)においてビームを直角に回動した状態を
示す同じく正面図、図6は図1(A)における部材の吊
り上げ及び搬送要領を示す正面図である。
【0008】本発明装置は図1に示すように、前後方向
に長いモーター駆動自走台車1aの前後端の下面にはそ
れぞれ左右1対の台車車輪1bが付設され、また上面の
前後端部にはそれぞれ等長の前部支柱2F,後部支柱2
Rが樹立され、各支柱2F,2Rの上端には長方形水平
ビーム3の央部がそれぞれT字状に固着されている。各
支柱は複数のセグメントをフランジで連結してなり、セ
グメント数を増減することにより、その全高を調節する
ことができる。
【0009】ここで、水平ビーム3は、図2に示すよう
に、異形日字状の長方形枠体をなし、その長手方向に延
びる1対のレールの一方にはそれぞれ可動揚重機4が、
他方には可動カウンターウエイト5が摺動自在に垂設さ
れ、長方形枠体の各コーナー部に配設された4つの滑車
6bにかけ回されたエンドレスワイヤロープ6aの移動
により、揚重機4とカウンターウエイト5とは支柱の中
心をそれぞれ中心とする点対称的位置を保ちながら、移
動可能に支持されている。
【0010】また、各支柱2F,2Rの下部は図3に示
すようにピボットベアリング11により台車1a上に支
持され、支柱の下部に突設されたフランジ2fのフラン
ジ孔と、台車上に突設された支持筒1cの上端フランジ
1dのフランジ孔に貫通する回転止めボルト12により
各支柱はそれぞれ所望の位相にセット可能になってい
る。
【0011】さらに、図4に示すように、台車1aの下
面の中心線上には、二叉状ガイド部13が突設され、こ
れが、基盤上に布設されたガイドレール14に緩く嵌合
することにより、台車の蛇行防止を図っている。
【0012】このような構造において、台車1aの幅は
比較的短いので、図5に示すように両ビーム3を台車の
長手方向に平行するように回動することで、工事現場の
狭隘な部分でも、自走により又は必要があれば、手動に
より移動することができ、その際、工事現場の事情次第
で、支柱はそのセグメントを増減することで高さを自由
に選定することができる。
【0013】ここで、部材7aの工事現場への搬入に当
たっては、図6に示すように、部材7aをワイヤロープ
8を介して揚重機4のフックに玉掛けしたのち、揚重機
4を移動することにより、矢印方向9へ移動して、台車
1a上の位置7bに載せる。
【0014】また、部材の台車への積込みに際しては、
図6に示すように、部材7aを揚重機4で吊り上げたと
き、機械の転倒防止のため部材7aの重量に見合った重
量を有するカウンターウエイト5がビーム3に取り付け
られており、揚重機4とカウンターウエイト5は図2に
示すワイヤロープ6aで互いに連結されている。したが
って、揚重機4が横行すると、その方向とは逆方向にカ
ウンターウエイト5が自動的に移動し、機械の転倒を防
止する。支柱2は据付場所の天井高さに合わせて一部を
取り外すことにより種々の現場条件に対応できる。ま
た、支柱下部は図3に示すように、回転できるようピボ
ットベアリング11をつけ、支柱回転後の回転止め12
が設けられている。支柱は回転可能とすることにより、
搬送径路の一部に台車1aの幅寸法程度の開口しかない
壁等がある場合でも、図5に示すように、ビーム3を9
0°回動することによりクリアできる。
【0015】
【発明の効果】このような装置は、大規模駐車設備等の
建造資材及び部材の搬送及び据付を効率よく行うために
非常に有効であり、特に狭隘で重機等が使用できない場
所では必要不可欠の機械である。
【0016】要するに、本発明によれば、前後端部にそ
れぞれ左右1対の車輪を有する前後方向に長い台車と、
同台車の前後端部上にそれぞれ立設され鉛直中心線の周
りに回動可能であるとともに所望の位相に固定される前
部支柱,後部支柱と、上記各支柱の上端にそれぞれ央部
が固着された水平長方形ビームの長手方向に沿ってそれ
ぞれ布設された1対の平行レールにそれぞれ移動自在に
支持された揚重機,カウンターウエイトと、上記水平長
方形ビームの4コーナー部にそれぞれ配設されたプーリ
にかけ回され上記揚重機,カウンターウエイトを連動し
て互いに反対方向へ移動するエンドレスワイヤとを具え
たことにより、機械による部材の搬送据付を可能とな
し、労力及び時間を大幅に減少して据付効率を高める経
済的な狭隘現場への部材搬送据付用機械を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す巨視的全体正面図及び
側面図である。
【図2】図1のII−II矢視平面図である。
【図3】図1の支柱下端部III を示す拡大断面図であ
る。
【図4】図1(B)のIVーIV矢視断面図である。
【図5】図1(A)においてビームを直角に回動した状
態を示す同じく正面図である。
【図6】図1(A)における部材の吊り上げ及び搬送要
領を示す正面図である。
【図7】従来の狭隘な工事現場における工事資材の搬送
据付手段を示す側面図である。
【符号の説明】
1a 台車 1b 台車車輪 1c 支持筒 1d 上端フランジ 2F 前部支柱 2R 後部支柱 2f フランジ 3 ビーム 4 揚重機 5 カウンターウエイト 6a ワイヤロープ 6b 滑車 7a 部材 7b 部材 7c 組み立てられた部材 8 ワイヤロープ 9 吊り上げ,横行,吊り卸し方向 11 ピポットベアリング 12 回転止めボルト 13 ガイド金物 14 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−181695(JP,A) 特開 昭55−21311(JP,A) 実開 昭64−36394(JP,U) 実開 昭63−192385(JP,U) 実開 平1−149388(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 19/00 - 23/94

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後端部にそれぞれ左右1対の車輪を有
    する前後方向に長い台車と、同台車の前後端部上にそれ
    ぞれ立設され鉛直中心線の周りに回動可能であるととも
    に所望の位相に固定される前部支柱,後部支柱と、上記
    各支柱の上端にそれぞれ央部が固着された水平長方形ビ
    ームの長手方向に沿ってそれぞれ布設された1対の平行
    レールにそれぞれ移動自在に支持された揚重機,カウン
    ターウエイトと、上記水平長方形ビームの4コーナー部
    にそれぞれ配設されたプーリにかけ回され上記揚重機,
    カウンターウエイトを連動して互いに反対方向へ移動す
    るエンドレスワイヤとを具えたことを特徴とする狭隘な
    工事現場用の部材搬送据付け機械。
JP1968493A 1993-01-12 1993-01-12 狭隘な工事現場用の部材搬送据付け機械 Expired - Lifetime JP2858612B2 (ja)

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