JP2792330B2 - ビル建築用仮設梁組装置 - Google Patents

ビル建築用仮設梁組装置

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JP2792330B2
JP2792330B2 JP11771192A JP11771192A JP2792330B2 JP 2792330 B2 JP2792330 B2 JP 2792330B2 JP 11771192 A JP11771192 A JP 11771192A JP 11771192 A JP11771192 A JP 11771192A JP 2792330 B2 JP2792330 B2 JP 2792330B2
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達也 脇坂
孝 汐川
耕史 浜田
敬 佐野
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  • Movable Scaffolding (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平面的に見てセット
バックしたような変形形状を有する建物の全上面をカバ
ーした状態で天井走行クレーンが走行できるようにした
ビル建築用仮設梁組装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビル建築用の仮設足場として、仮設
梁組装置が提案されている。この仮設梁組装置は、構築
予定ビルの周囲あるいは既に構築された部分の梁上に配
置された少なくとも複数の仮設支柱と、各仮設支柱間の
上部に平行に掛け渡され、昇降装置を介して昇降可能な
仮設梁組構造とを備えている。
【0003】この仮設梁組構造の上部にはクレーンレー
ルを設け、このレール上を天井クレーンが走行して柱な
どの建築資材を供給するとともに、ビルの施工の進捗度
合いに応じて梁組構造を順次上昇させることにより資材
の供給を続行できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工場な
どで利用される天井クレーンのクレーンレールはその工
場内の各部をカバーできる理想的な配置に設定できる
が、ビル建設現場で用いられるクレーンレールは、例え
ば図4に示すように建築しようとする建物1が平面的に
見てセットバック形状である場合には、共通のクレーン
レール2aと、これに対向して最も幅広位置に平行配置
されるクレーンレール2b及びセットバック位置にある
クレーンレール2cの三本を設け、レール2a,2b間
を走行する天井クレーン3と、レール2a,2c間を走
行する天井クレーン4を個別に設けなくてはならず、設
備費用がかかるとともに、資材の搬出搬入場所が二ケ所
以上必要になるか、あるいは各天井レール3,4間で資
材の受け渡しをしなければならない場合も生じ、資材の
搬入,搬出作業も繁雑となる欠点があった。
【0005】この発明は、以上の問題を解決するもので
あって、その目的は、平面的に見てセットバックなどの
変形形状を有する建物の全上面をカバーした状態で一台
の天井走行クレーンが走行できるようにしたビル建築用
仮設梁組装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、平面的に見てセットバック形状を有す
る建物の上部を昇降装置を介して昇降可能に配置された
複数の仮設梁組と、各仮設梁組の上部に平行に架設され
た複数のクレーンレールと、該クレーンレール上に両端
を走行可能に支持された天井走行クレーンを備えてな
り、該天井走行クレーンのスパンを平面的に見て最も離
れた一対のクレーンレール間の幅に設定するとともに、
セットバック位置に配置されたクレーンレールの端部を
前記一対のクレーンレールのうちこれに近い側のクレー
ンレールの端部にオーバーラップさせ、かつ前記天井走
行クレーンの下部には前記各クレーンレールの配置に応
じた走行車輪を設けたものである。
【0007】
【作用】各クレーンレールがオーバーラップする場所に
天井走行クレーンが位置すると、該当する位置にある走
行車輪がオーバーラップ位置に乗り移り、その後は一方
のクレーンレールから離れても他方のクレーンレール上
に乗り移った車輪を介して天井走行クレーンが走行可能
に支持される。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1において、仮設梁組装置10は、構築中
のビル12の躯体上部に設置された梁組14と、梁組1
4の上部に架設された3つのクレーンレール16a,1
6b,16cと、各クレーンレールの内部に配置され、
下端をビル12の最上部における本設柱12aと本設梁
12bの交差部に設置された複数の昇降装置18と、前
記各クレーンレール上に走行可能に配置された天井クレ
ーン20を備えている。
【0009】昇降装置18は下部側に突出する支持脚部
18aに形成されたラックに噛合するピニオンと、ピニ
オンの回転駆動用モ―タを備え、モ―タの正逆転に応じ
て脚部18aを昇降するものである。そして梁組14の
下部で躯体上において本設柱12aの施工が完了した
ら、柱12aに梁組14の荷重を預けて脚部18aを引
上げ、脚部18aの下部に柱12aを施工し、施工完了
後で再びこの柱12aに反力を取って脚部18aを上昇
させ、装置10の全体を引き上げる作業を繰返すことに
よって、施工の進捗とともに常時ビル12の上部に位置
する。
【0010】前記ビル12は図2に示すように、平面的
に見て片側が欠けたセットバック形状に形成されるもの
で、この形状に応じて前記各レールは躯体の一端側に沿
って配置された一番長さの長い共通レール16aと、セ
ットバック位置に沿って平行配置された中間レール16
bと、躯体の他端側に沿って配置され、セットバック位
置で途切れる端部レール16cとからなっており、それ
ぞれの上部にクレーンガーダ22を配置している。また
中間レール16bと端部レール16cとの対向部分はそ
れぞれ所定幅dでオーバーラップ状態に形成されてい
る。
【0011】天井クレーン20のスパンは共通レール1
6aと端部レール16a間の長さ寸法に設定され、その
両端下部には前記各クレーンガータ22上を走行する駆
動車輪24(共通レール16a側)及び自由車輪26
(端部レール16c側)が配置されているとともに、前
記中間レール16bのクレーンガーダ22に対応する位
置に中間自由車輪28が配置されている。
【0012】この中間自由車輪28は天井クレーン20
に懸架されてこれの下部に沿って移動する資材搬送用の
トロリ30の走行輪30aとの干渉を避けるために、図
3に示すように天井クレーン20の上部に略逆U字形を
なして取付けられた支持ブラケット28aの下端両側に
回転自在に軸受されている。
【0013】以上の構成において、端部レール16cと
中間レール16cがオーバーラップする場所に天井クレ
ーン20が位置すると、該当する位置にあるいずれかの
自由車輪26,28位置に乗り移り、その後は一方のレ
ール16c,16bから離れても他方のレール16bま
たは16c上に乗り移った自由車輪26または28を介
して天井クレーン20の一端は走行可能に支持され、他
端は駆動車輪24を介して共通レール16aに支持され
るのでビル2の全体を天井レール20でカバーできるこ
とになる。
【0014】ただし、天井クレーン20が端部レール1
6cから中間レール16b側に乗り移る場合には、予め
トロリ30を共通レール16aと中間レール16bの間
に移動させておくことが必要であるが、ビルから突出し
た箇所に位置させ、ここから資材の搬出入を行うことも
できる。
【0015】なお、実施例では単純なセットバック形状
に適用した場合について説明したがさらに複雑な凹凸の
あるセットバック形状にも適用できることは言うまでも
ない。但し、前記天井クレーン20の左右の荷重バラン
スが崩れない範囲であることが必要であることも付言す
る。
【0016】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明にかかるビル建築用仮設梁組装置にあって
は、各クレーンレールがオーバーラップする場所に天井
クレーンが位置すると、該当する位置にある走行車輪が
オーバーラップ位置に乗り移り、その後は一方のクレー
ンレールから離れても他方のクレーンレール上に乗り移
った車輪を介して天井走行クレーンが走行可能に支持さ
れるため構築中の建物の全面を一台の天井走行クレーン
でカバーでき、設備費が安価に出来るとともに、資材の
搬入搬出場所を一ケ所にすることができ、しかもクレー
ン間の資材の受け渡しなどの手間も省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による仮設梁組装置の断面説明図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】従来の不具合を示す平面図である。
【符号の説明】
10 仮設梁組装置 12 ビル 14 梁組 16a,16bb,16c クレーンレール 18 昇降装置 20 天井クレーン 24 駆動車輪 26 自由車輪 28 中間自由車輪
フロントページの続き (72)発明者 佐野 敬 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−135670(JP,A) 実開 昭56−151293(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 1/20 E04G 21/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面的に見てセットバック形状を有する
    建物の上部を昇降装置を介して昇降可能に配置された複
    数の仮設梁組と、各仮設梁組の上部に平行に架設された
    複数のクレーンレールと、該クレーンレール上に両端を
    走行可能に支持された天井走行クレーンを備えてなり、
    該天井走行クレーンのスパンを平面的に見て最も離れた
    一対のクレーンレール間の幅に設定するとともに、セッ
    トバック位置に配置されたクレーンレールの端部を前記
    一対のクレーンレールのうちこれに近い側のクレーンレ
    ールの端部にオーバーラップさせ、かつ前記天井走行ク
    レーンの下部には前記各クレーンレールの配置に応じた
    走行車輪を設けたことを特徴とするビル建築用仮設梁組
    装置。
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