JPH08324918A - エレベータの構造 - Google Patents

エレベータの構造

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JPH08324918A
JPH08324918A JP12855395A JP12855395A JPH08324918A JP H08324918 A JPH08324918 A JP H08324918A JP 12855395 A JP12855395 A JP 12855395A JP 12855395 A JP12855395 A JP 12855395A JP H08324918 A JPH08324918 A JP H08324918A
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rail bracket
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博之 伊藤
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克也 永井
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/023Mounting means therefor
    • B66B7/027Mounting means therefor for mounting auxiliary devices

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場でエレベータ専用の鉄塔を建てる必要が
ない。簡単に補強用柱を立設できる。 【構成】 木造の建物に形成したエレベータ用空間1の
周囲を各階において矩形状に配設された木質の梁2によ
り囲む。梁2の内面に沿って金属製の補強枠3を固着す
ると共に直角に隣合う補強枠3の端部同士を連結する。
一つの補強枠3からエレベータ用空間1内に突出するよ
うにレールブラケット4を突設する。レールブラケット
4にかご装置5を上下方向にガイドするためのガイドレ
ール6を取付けると共にレールブラケット4に金属製の
補強用柱7を取付ける。ガイドレール6を立設するため
のスタンド18をコンクリートスラブ16にアンカーボ
ルト17により固着する。補強用柱7を立設するための
支持座板をスタンド18に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造の建物にエレベー
タを装備するための発明に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造の建物にエレベータを形成す
るには、木造の建物の木質の構造部材とは独立して、現
場でエレベータ専用の鉄塔を立設し、このエレベータ専
用の鉄塔の各階ごとに現場施工で各階の扉を取付け、更
に鉄塔の上下にわたってガイドレールを現場施工で取付
け、油圧ジャッキ、油圧ジャッキを駆動するための油圧
駆動ユニットを現場施工で取付け、更に、ガイドレール
に沿ってプラットホームを移動自在に取付け、プラット
ホームにかごを載せるという種々の現場施工を行ってい
た。
【0003】図12、図13において、50はエレベー
タ専用の鉄塔であり、鉄柱51、鉄梁52等を枠組みし
て鉄塔50が現場で建てられ、該エレベータ専用の鉄塔
50の鉄梁52にレールブラケット4が取付けられ、レ
ールブラケット4にガイドレール6が取付けられる。木
造の建物の木質の梁2にはアングル材53が取付けてあ
り、該アングル材53と上記鉄塔50とが連結用アング
ル材54により溶接で連結してある。また、図14に示
すように鉄柱51を立てる際、コンクリートスラブ16
にアンカーボルト17によりベースプレート60を固定
しており、また、コンクリートスラブ16にアンカーボ
ルト17によりスタンド18を固定し、このスタンド1
8にガイドレール6の下端部を連結していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
あっては、現場で木造の建物の構造部材とは独立してエ
レベータ専用の鉄塔50を建てていたので、現場施工に
時間と手間がかかり、溶接も必要となり、これらの理由
によりコストもアップするという問題があった。また、
エレベータ用空間1内に独立してエレベータ専用の鉄塔
50を建てるので、図12における木質の梁2とガイド
レール6までの距離Lが長くなり、したがって、エレベ
ータ用空間1として実質的に使用できるスペースが狭く
なり、かごも大きいものが使用できないという問題があ
った。また、このため、鉄柱51立設用のアンカーボル
ト17と、これとは別のスタンド18取付け用のアンカ
ーボルト17とを必要とし、鉄柱51は鉄塔50を正確
に建て込むために正確な位置に立設する必要があり、ま
た、スタンド18もガイドレール6を正確な位置に立設
するために正確な位置に設置する必要があり、この結
果、両アンカーボルト17各々の正確な位置決めが必要
であって、施工が面倒であった。
【0005】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、現場
でエレベータ専用の鉄塔を建てる必要がなく、施工が簡
略化し、コストを低廉にでき、木質の梁とガイドレール
までの長さを短くできてエレベータ用空間として実質的
に使用できるスペースを広く取れ、また、ガイドレール
の強度も向上でき、更に、補強用柱の立設に当たって特
別にアンカーボルトを必要とせず、正確な位置に簡単に
補強用柱を立設できるエレベータの構造を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するために本発明のエレベー
タの構造は、木造の建物に上下階に連続するエレベータ
用空間1を形成すると共に該エレベータ用空間1の周囲
を各階において矩形状に配設された木質の梁2により囲
み、該矩形状に配設された梁2の内面に沿って金属製の
補強枠3を固着すると共に直角に隣合う補強枠3の端部
同士を連結し、一つの補強枠3からエレベータ用空間1
内に突出するようにレールブラケット4を突出して取付
け、該レールブラケット4に上下に昇降するかご装置5
を上下方向にガイドするためのガイドレール6を取付け
ると共にレールブラケット4に金属製の補強用柱7を取
付け、ガイドレール6を立設するためのスタンド18を
エレベータ用空間1の底部のコンクリートスラブ16に
アンカーボルト17により固着し、補強用柱7を立設す
るための支持座板20をコンクリートスラブ16に載置
すると共にスタンド18に連結して成ることを特徴とす
るものである。
【0007】また、スタンド18に設けた立ち上がり片
19にガイドレール6の下端部と支持座板20に設けた
縦片21とを固着具19aにより固着することも好まし
い。
【0008】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、エレベー
タ用空間1を囲むように各階において矩形状に配設され
た木質の梁2の内面に沿って金属製の補強枠3を固着す
ると共に直角に隣合う補強枠3の端部同士を連結し、こ
の補強枠3による矩形状の金属補強枠組みを構成する一
つの補強枠3からレールブラケット4を突出して取付け
るので、現場で従来のようにエレベータ専用の鉄塔を建
て込まなくても、矩形状に配置された木質の梁2と、矩
形状に配置された木質の梁2の内面に固着される矩形状
の金属補強枠組みとで構成される構造体によってレール
ブラケット4からの荷重を支持することができることに
なる。そして、木質の梁2の内面に固着した補強枠3か
ら直接レールブラケット4を突設するので、木質の梁2
からレールブラケット4に取付けるガイドレール6まで
の距離が短くなり、この結果、エレベータ空間1として
実質的に使用できるスペースを広く取れることになる。
そして、レールブラケット4に金属製の補強用柱7を取
付けることで、レールブラケット4を補強用柱7で強固
に支持し、また、レールブラケット4に取付けるガイド
レール6の補強を補強用柱7で行うことができるもので
ある。また、ガイドレール6を立設するためのスタンド
18をエレベータ用空間1の底部のコンクリートスラブ
16にアンカーボルト17により固着し、補強用柱7を
立設するための支持座板20をコンクリートスラブ16
に載置すると共にスタンド18に連結することで、コン
クリートスラブ16に位置決めして埋設するアンカーボ
ルト17としてはスタンド18を位置決めして取付ける
ためのアンカーボルト17のみで良くて、補強用柱7の
立設に当たって専用のアンカーボルトを必要とせず、補
強用柱7の位置決め等が必要でなくなったものである。
【0009】また、スタンド18に設けた立ち上がり片
19にガイドレール6の下端部と支持座板20に設けた
縦片21とを固着具19aにより固着するので、共通の
固着具19aによる固着で簡単にガイドレール6と支持
座板20とをスタンド18に連結できることになる。
【0010】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。木造の建物は木質の柱12、木質の梁2を
組み立てて木質構造体を構成してある。この木質構造体
には上下階に連続するエレベータ用空間1が形成してあ
る。図1には建物の全体の骨組みを構成するための木質
構造体の一部のエレベータ用空間1部分を構成する部分
のみの斜視図が示してある。図1に示すように、このエ
レベータ用空間1の外周の角部にはそれぞれ木質の柱1
2(前述の建物の木質構造体を構成する柱)が立設して
あり、該エレベータ用空間1の外周の角部に立設した木
質の柱12間には各階において木質の梁2(前述の建物
の木質構造体を構成する梁)が架設してあり、このよう
に梁2を架設することで、エレベータ用空間1の周囲を
各階において矩形状に配設された木質の梁2により囲ん
である。エレベータ用空間1の各階においてエレベータ
用空間1の周囲を囲むように矩形状に配置された上記木
質の梁2の内面に沿って断面L形をした金属製の補強枠
3が固着してある。金属製の補強枠3を木質の梁2に固
着するには図4のようにコーチスクリューのようなねじ
具13やボルト14により固着する。そして、直角に隣
合う金属製の補強枠3の端部同士は連結して一体化して
あり、このことにより矩形状に配置された木質の梁2の
内面に矩形状の金属補強枠組み15が配設固着されるこ
とになる。金属製の補強枠3の端部同士をボルト14な
どにより連結してある。図中46は座金用プレートであ
る。
【0011】図2、図4に示すように、上記のように構
成された金属補強枠組み15の一辺を構成する金属製の
補強枠3に一対の金属製のレールブラケット4の後端部
がボルト14により固着してあって、一対のレールブラ
ケット4を一つの補強枠3(エレベータ用乗り場に対応
する位置の補強枠3を除く3つの補強枠3のうちの一つ
の補強枠3)からエレベータ用空間1内に突設してあ
る。
【0012】レールブラケット4は図2、図5に示すよ
うに、両側部に垂直片10を備えた断面U字状又はH字
状をしている。一対のレールブラケット4の対向面側に
位置する垂直片10には金属製のガイドレール6が取付
けられる。ガイドレール6は断面略T字状をしており、
ガイドレール6の両側端部をそれぞれレールブラケット
4に挟持具9により取付けてある。挟持具9は断面略Z
字状をしており、挟持具9の固定片9aをボルト、ナッ
トよりなるねじ具8により一対のレールブラケット4の
対向面側に位置する垂直片10に取付け、挟持具9の押
圧片9bによりガイドレール6の側端部を表面側から押
圧挟持するものである。
【0013】ここで、ねじ具8を緩めることでガイドレ
ール6を上下方向にスライドさせて、ガイドレール6の
上下位置調整ができるようにしてある。ガイドレール6
は長さの長い1本物を使用してもよいが、上下方向に複
数に分割したガイドレール6を長手方向の端部において
突き合わせ、上下のガイドレール6の端部に沿って添え
板(図示せず)を配置し、添え板を両ガイドレール6の
端部にボルトにより固着するようにしてもよい。
【0014】図1、図3、図6に示すように、エレベー
タ用空間1の最底部のコンクリートスラブ16の上にア
ンカーボルト17によりスタンド18が固着してあり、
該スタンド18に設けた立ち上がり片19にガイドレー
ル6の最下端部が固着具19aにより固着してある。こ
こで、立ち上がり片19にはL状をした支持座板20の
縦片21が上記固着具19aによりガイドレール6とと
もに固着してあり、上記スタンド18に固着した支持座
板20はコンクリートスラブ16の上に水平に載置して
ある。
【0015】レールブラケット4の上記ガイドレール6
を取付けた方の垂直片10とは異なる他の垂直片10に
は金属製の補強用柱7が取付けてある。この金属製の補
強用柱7は断面L状をしたチャンネル材である。ここ
で、上記補強用柱7を取付ける方の垂直片10にはL状
金具21がボルトにより固着してあり、断面L状をした
チャンネル材よりなる補強用柱7は一片を上記垂直片1
0に当て、他片をL状金具21に当て、補強用柱7の両
側端部を垂直片10及びL状金具21に挟持具9により
挟持して取付けるものである。この挟持具9はボルト、
ナットよりなるねじ具8により垂直片10やL状金具2
1に取付けられるので、該ねじ具8を緩めることで、補
強用柱7を上下方向にスライドさせて補強用柱7の位置
決めをして該補強用柱7の下端部を上記した支持座板2
0の上に載置するものである。
【0016】ここで、補強用柱7の下端部を支持座板2
0の上に載置することで、コンクリートスラブ16の表
面が凹凸となっていても、コンクリートスラブ16の表
面に水平に載置した支持座板20(コンクリートスラブ
16に固着したスタンド18に固着してある)の上に載
設するので、安定して載設できることになる。金属製の
補強用柱7の下端部にあらかじめ支持座板20を溶接し
て固着していてもよいが、支持座板20を施工後、支持
座板20に補強用柱7の下端部を載置した後に、溶接に
より固着してもよい。また、本発明においては、補強用
柱7は従来の鉄塔の鉄柱のように正確に位置決めする必
要がなく、補強の目的でレールブラケット4に取付ける
ので、補強用柱7は単に支持座板20に載置するのみで
あってもよい。また、補強用柱7は長い1本ものを使用
してもよいが、上下方向に複数に分割した補強用柱を長
手方向の端部において突き合わせ、上下の補強用柱の端
部に沿って添え板(図示せず)を配置し、添え板を両補
強用柱の端部にボルトにより固着するようにしてもよ
い。上記のようにして補強用柱7をレールブラケット4
に取付けるのであるが、図4のようにレーブブラケット
4を介してガイドレール6に対向するように補強用柱7
を取付けることで、レールブラケット4を介してガイド
レール6と補強用柱7とが一体の柱体のような構造とな
り、ガイドレール6の補強効果が向上することになる。
【0017】ところで、上記のように木質の梁2の内面
に固着した補強枠3からレールブラケット4を直接突設
することで、木質の梁2からレールブラケット4に取付
けるガイドレール6までの距離L(図2に示す)が短く
なって、エレベータ空間1として実質的に使用できるス
ペースが広くなる。エレベータのかご装置5はL字状を
したプラットホーム25の横枠部26にかご5aを載設
して取付けることで構成してあり、プラットホーム25
の縦枠部27には両側にガイド部材28が設けてあり、
このガイド部材28が図2に示すように、ガイドレール
6にスライド自在にはめ込んである。縦枠部27にはス
タンド18に立設した油圧ジャッキ29の上端部が固定
してあり、該油圧ジャッキ29を駆動することで、かご
装置5がガイドレール6に沿って上下するものである。
【0018】図1、図7に示すように、各階の乗り場に
は乗り場戸ユニット30が取付けられる。乗り場戸ユニ
ット30の下枠31は各階においてエレベータ用空間1
の周囲を囲むように矩形状に配置された木質の梁2のう
ち乗り場部分に位置する梁2の内面に沿って固着した断
面L状のチャンネル材よりなる上記金属製の補強枠3に
載置枠32をボルトなどの固着具33により固着し、載
置枠32の上に乗り場戸ユニット30の下枠31を載設
して取付けてある。
【0019】ここで、乗り場における梁2の上面から床
材34までの長さHが現場ごと異なる場合があるので、
このような場合には、図10のように載置枠32を断面
L状をした下部材35と断面L状をした上部材36とで
構成してある。下部材35の縦片35a乃至上部材36
の縦片36aのいずれかに縦長孔37、他方に孔38を
設け、ボルト39を孔38、縦長孔37に挿入してナッ
ト40を締め付けて固着するものである。このようにす
ることで、図8や図9のように、縦長孔37の長さの分
だけ下部材35に対して上部材36を上下方向に移動し
て上部材36のレベルを調整できるようになっている。
したがって、床材34のレベルに対応して乗り場戸ユニ
ット30の下枠31のレベルを合わせることができるよ
うになっている。図中45は床の根太である。
【0020】乗り場戸ユニット30の上枠41は、図
7、図8、図9、図11のように上の木質の梁2の内面
に固着した金属製の補強枠3に連結金具42、43を介
して取付けてある。乗り場戸ユニット30には図1に示
すように、あらかじめ戸装置44が組み込んであり、乗
り場戸ユニット30を上記のようにして上下の木質の梁
2にそれぞれ固着した金属製の補強枠3に取付けること
で戸装置44も同時に施工できるのである。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、木造の建物に上下階に連続するエレベータ用空間を
形成すると共に該エレベータ用空間の周囲を各階におい
て矩形状に配設された木質の梁により囲み、該矩形状に
配設された梁の内面に沿って金属製の補強枠を固着する
と共に直角に隣合う補強枠の端部同士を連結し、一つの
補強枠からエレベータ用空間内に突出するようにレール
ブラケットを突出して取付け、該レールブラケットに上
下に昇降するかご装置を上下方向にガイドするためのガ
イドレールを取付けてあるので、矩形状に配置された木
質の梁と、矩形状に配置された木質の梁の内面に固着さ
れる矩形状の金属補強枠組みとで構成される構造体とで
一体となってレールブラケットからの荷重を支持するこ
とができて、確実にガイドレールを支持できるものであ
り、従来のようにエレベータ専用の鉄塔を建て込む必要
がなく、施工が簡略化できるとともにコストダウンを図
ることができるものである。また、木質の梁の内面に固
着した補強枠から直接レールブラケットを突設するの
で、木質の梁からレールブラケットに取付けるガイドレ
ールまでの距離が短くなり、この結果、エレベータ空間
として実質的に使用できるスペースを広く取れるもので
あり、使用するかごを大きくすることも可能である。ま
た、レールブラケットに金属製の補強用柱を取付けてあ
るので、レールブラケットに金属製の補強用柱を取付け
てあるので、レールブラケットを補強用柱で強固に支持
し、また、レールブラケットに取付けるガイドレールの
補強を補強用柱で行うことができるものである。また、
ガイドレールを立設するためのスタンドをエレベータ用
空間の底部のコンクリートスラブにアンカーボルトによ
り固着し、補強用柱を立設するための支持座板をコンク
リートスラブに載置すると共にスタンドに連結してある
ので、コンクリートスラブに位置決めして埋設するアン
カーボルトとしてはスタンドを位置決めして取付けるた
めのアンカーボルトのみで良くて、補強用柱の立設に当
たって専用のアンカーボルトを必要とせず、補強用柱の
位置決め等が必要でなくなり、工事が簡略化できるもの
である。
【0022】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、スタンドに設け
た立ち上がり片にガイドレールの下端部と支持座板に設
けた縦片とを固着具により固着するので、共通の固着具
による固着で簡単にガイドレールと支持座板とをスタン
ドに連結でき、この点でも工事が簡略化できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の一部破断した正面図である。
【図4】同上のガイドレール、補強用柱の取付け部分を
示す拡大平面図である。
【図5】同上の斜視図である。
【図6】同上の一部破断した正面図である。
【図7】同上の乗り場戸ユニットの取付けを示す一実施
例の断面図である。
【図8】同上の乗り場戸ユニットの取付けに当たって取
付け位置の高さ調整機能を有する例を示す断面図であ
る。
【図9】同上の乗り場戸ユニットの取付けに当たり高さ
調整をした状態の断面図である。
【図10】同上に用いる載置枠の分解斜視図である。
【図11】同上の乗り場戸ユニットの上枠の取付けを示
す斜視図である。
【図12】従来例を示す平面図である。
【図13】同上の鉄塔の上部付近の斜視図である。
【図14】同上の鉄塔の下部付近の斜視図である。
【符号の説明】
1 エレベータ用空間 2 梁 3 補強枠 4 レールブラケット 5 かご装置 6 ガイドレール 7 補強用柱 16 コンクリートスラブ 17 アンカーボルト 18 スタンド 19 立ち上がり片 19a 固着具 20 支持座板 21 縦片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造の建物に上下階に連続するエレベー
    タ用空間を形成すると共に該エレベータ用空間の周囲を
    各階において矩形状に配設された木質の梁により囲み、
    該矩形状に配設された梁の内面に沿って金属製の補強枠
    を固着すると共に直角に隣合う補強枠の端部同士を連結
    し、一つの補強枠からエレベータ用空間内に突出するよ
    うにレールブラケットを突出して取付け、該レールブラ
    ケットに上下に昇降するかご装置を上下方向にガイドす
    るためのガイドレールを取付けると共にレールブラケッ
    トに金属製の補強用柱を取付け、ガイドレールを立設す
    るためのスタンドをエレベータ用空間の底部のコンクリ
    ートスラブにアンカーボルトにより固着し、補強用柱を
    立設するための支持座板をコンクリートスラブに載置す
    ると共にスタンドに連結して成ることを特徴とするエレ
    ベータの構造。
  2. 【請求項2】 スタンドに設けた立ち上がり片にガイド
    レールの下端部と支持座板に設けた縦片とを固着具によ
    り固着して成ることを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータの構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09175752A (ja) * 1995-12-27 1997-07-08 Natl House Ind Co Ltd エレベータを内蔵する建築物
CN102887413A (zh) * 2012-10-12 2013-01-23 日立电梯(中国)有限公司 高速电梯导轨卸荷装置
CN103130068A (zh) * 2013-03-22 2013-06-05 苏州富士电梯有限公司 一种跨距式电梯导轨支架的安装结构
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