JP3410161B2 - 生分解性粘着ラベル - Google Patents

生分解性粘着ラベル

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JP3410161B2 JP18647593A JP18647593A JP3410161B2 JP 3410161 B2 JP3410161 B2 JP 3410161B2 JP 18647593 A JP18647593 A JP 18647593A JP 18647593 A JP18647593 A JP 18647593A JP 3410161 B2 JP3410161 B2 JP 3410161B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は粘着ラベルに関し、さらに
詳しくは、土中に埋めて廃棄処理した際に微生物によっ
て分解され、自然環境に悪影響を与えないような生分解
性粘着ラベルに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、粘着ラベル基材と粘着
剤層とが積層されてなる粘着ラベル本体と、紙シート上
に剥離剤層が形成されてなる剥離シートとからなり、粘
着ラベル本体の粘着剤層が剥離シートの剥離剤層上に貼
着して設けられた粘着ラベルが広く用いられている。
【0003】この種の粘着ラベルは、粘着ラベル本体を
剥離シートから剥がして用いられている。ところで、上
記のような粘着ラベル本体の基材として、主としてプラ
スチック基材が用いられてきた。また、剥離シート基材
にプラスチック基材が用いられる場合がある。このよう
な従来の粘着ラベルは、使用後に粘着ラベル本体および
剥離シートを焼却したり、あるいは土中に廃棄するなど
して処理されている。
【0004】しかしながら、これらの処理には次のよう
な問題点がある。 (1)粘着ラベルを焼却する際の問題点 プラスチック基材を含む粘着ラベルを焼却する際、プラ
スチック基材の焼却にエネルギーを要する。また、プラ
スチック基材を焼却する際に発生する二酸化炭素により
地球の温暖化が進行する恐れがある。特にプラスチック
基材が塩化ビニルである場合、粘着テープを焼却すると
塩化水素ガスが発生し、酸性雨の原因となる。
【0005】 (2)粘着ラベルを土中に廃棄する際の問題点 近年、使用後の粘着ラベルを土中に埋めて廃棄処理する
場合が激増しており、これに伴い廃棄処理用地の確保が
困難になっている。また、土中に投棄されたプラスチッ
ク材料が、長期間にわたって安定に存在するため、自然
環境を破壊したり、あるいは土中の生態系を破壊したり
する恐れがある。
【0006】さらに、もし、使用後の粘着ラベルからプ
ラスチック基材を分別して再使用しようとすると、プラ
スチック基材の分別収集に莫大なコストがかかり、市場
性に劣ることとなり、またプラスチック基材の品質の劣
化が生じてしまう。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴な
う問題点を解決しようとするものであり、使用された粘
着ラベルを土中に廃棄するなどした際にも、自然環境を
破壊することなく、また、土中の生態系を乱すことがな
いような粘着ラベルを提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る生分解性粘着ラベルは、生
分解性ポリマー層からなる粘着ラベル基材上にロジンお
よびその誘導体、テルペンおよびその誘導体から選ばれ
た1種または2種以上の粘着付与性樹脂と天然ゴムとの
混合物からなる粘着剤層が積層されてなる生分解性粘着
ラベル本体と、生分解性ポリマー層からなる剥離シート
基材上に剥離剤層が積層されてなる生分解性剥離シート
とからなり、前記生分解性粘着ラベル本体と前記生分解
性剥離シートとが、生分解性粘着ラベル本体の粘着剤層
と生分解性剥離シートの剥離剤層とが接するように積層
されていることを特徴としている。
【0009】このうち、粘着ラベル基材は、生分解性ポ
リマー層のみから構成されていてもよい。また、この粘
着ラベル基材は、生分解性ポリマー層と紙層とからなる
積層体であってもよく、生分解性ポリマー層と金属薄膜
または金属酸化物薄膜との積層体であってもよい。
【0010】一方、剥離シート基材は、生分解性ポリマ
ー層のみから構成されていてもよい。また、この剥離シ
ート基材は、生分解性ポリマー層と紙層との積層体であ
ってもよく、生分解性ポリマー層/紙層/生分解性ポリ
マー層の積層体であってもよい。
【0011】
【発明の具体的説明】本発明に係る生分解性粘着ラベル
の具体例を図1〜図3に示す。図1に示す生分解性粘着
ラベル10は、生分解性粘着ラベル本体20と、生分解
性剥離シート30とから形成されている。
【0012】このうち、生分解性ポリマー層aは、生分
解性ポリマーから形成されている限り、どのような生分
解性ポリマーを用いることもできるが、具体的には下記
のような生分解性ポリマーから形成されていることが好
ましい。
【0013】a)3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシ
吉草酸との直鎖状ポリエステル(商品名 バイオポー
ル、英国ICI社製) なお、この直鎖状ポリエステル(バイオポール)は、Al
caligenes Europhusによる糖発酵によって得られる。
【0014】b)グルコースの乳酸発酵などによって得
られるラクチドを開環重合することにより製造される乳
酸系生分解性ポリマー(島津製作所(社)製) c)澱粉、多糖類、キチンなどの天然高分子から製造さ
れる生分解性ポリマー〔たとえば商品名 プルラン(林
原研究所社製)など〕 d)ε−カプロラクトンの開環重合によって得られる生
分解性ポリカプロラクトン e)ポリビニルアルコールあるいはこの変性物である生
分解性ポリマー(商品名 バイテックス、米国エアプロ
ダクツ アンド ケミカルズ社製) f)ポリエーテル、ポリアクリル酸、エチレン・一酸化
炭素共重合体、脂肪族ポリエステル・ポリアミド共重合
体、脂肪族ポリエステル・ポリオレフィン共重合体、脂
肪族ポリエステル・芳香族ポリエステル共重合体、脂肪
族ポリエステル・ポリエーテル共重合体などの生分解性
ポリマー g)ポリ乳酸、ポリ酪酸、ポリグリコリッドあるいはこ
れらの誘導体などの生分解性ポリマー h)澱粉と変性ポリビニルアルコールなどとのポリマー
アロイ(商品名 マタビー、米国ノバモント社製)な
ど。
【0015】i)澱粉とポリエチレンとのポリマーアロ
イ(商品名 ポリグレードII、アンパセット社製;商品
名 ポリクリーン、米国アーカー ダニエル ミッドラ
ンド社製) j)シラン澱粉とポリエチレンとの組成物(商品名 エ
コスター、セントローレンススターチ社製) k)ポリカプロラクトンとポリエチレンのポリマーアロ
イ(商品名 バイオミクロン、JSP社製;商品名 ト
ーン、米国ユニオンカーバイド社製) いずれにしてもこのような生分解性ポリマー層を基材と
して有する生分解性粘着ラベル本体20を土中に廃棄す
ると、生分解性ポリマー層aは、土中の微生物によって
二酸化炭素などに分解される。
【0016】上記のような生分解性ポリマー層aのみで
構成された粘着ラベル基材1の厚さは、通常、12〜1
25μmであり、好ましくは25〜100μmである。
このような粘着ラベル基材1は、上記のような生分解性
ポリマー、例えば、澱粉と変性ポリビニルアルコールと
の混合物をインフレーション法またはTダイキャスト法
でフィルム加工し、必要に応じて後加工として延伸加工
を行ない、所望の膜厚に調整される。
【0017】また、上記粘着ラベル基材1の片面には粘
着剤層2が形成されているが、このような粘着剤層2を
形成しうる粘着剤としては、例えばロジンおよびその誘
導体(水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、ロジン
エステルなど)、テルペンおよびその誘導体(α−ピネ
ン樹脂、β−ピネン樹脂、ジペンテン樹脂およびこれら
の水添物)から選ばれた1種または2種以上の粘着付与
性樹脂と天然ゴムとの混合物からなる粘着剤が挙げられ
る。このうち、天然ゴムは、固形であってもラテックス
状であってもよい。なお、粘着剤中では、天然ゴム10
0重量部に対し、1〜150重量部の粘着付与性樹脂が
配合されていることが好ましい。
【0018】上記のような粘着剤は、生分解性を示すた
め、本発明に係る粘着剤層2を形成する上で好ましい。
このような生分解性を示す粘着ラベル基材1と、生分解
性を示す粘着剤層2とからなる生分解性粘着ラベル本体
20は、土中に廃棄しても自然環境を破壊することがな
い。
【0019】また、粘着剤として、従来広く用いられて
いるアクリル系粘着剤などをも用いることもできる。こ
のアクリル系粘着剤は土中に廃棄された際に、通常劣化
して分解される。
【0020】この粘着剤層2の付着量は、通常、10〜
100g/m2 であり、好ましくは20〜50g/m2
である。このような粘着剤層2は、粘着ラベル基材1の
片面に、例えば、上記のような粘着剤が溶解された溶液
を塗布し、50〜120℃の温度で乾燥するなどの方法
によって得られる。
【0021】なお、上記のような粘着剤塗布液の溶媒と
しては、例えばトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが
用いられる。一方、生分解性剥離シート30では、生分
解性ポリマー層aのみからなる剥離シート基材3上に剥
離剤層4が積層されている。
【0022】このような生分解性ポリマー層aのみで構
成された剥離シート基材3の厚さは、通常、12〜12
5μmであり、好ましくは25〜100μmである。そ
して、上記のような生分解性ポリマー層aのみで構成さ
れた剥離シート基材3は、生分解性剥離シート30を土
中に廃棄しても自然環境を破壊することがないので、本
発明にとって好ましいものである。
【0023】また、剥離剤層4を形成しうる剥離剤とし
ては、シェラック、天然ワックス、カゼイン、スターチ
等の天然化合物からなる剥離剤、ポリビニルアルコール
およびその誘導体、シリコーン等の合成剥離剤の1種ま
たは2種以上が用いられる。
【0024】上述した天然化合物からなる剥離剤、ポリ
ビニルアルコールおよびその誘導体からなる合成剥離剤
の中には、生分解性を示すものがある。本発明では、こ
れらの生分解性を示す剥離剤で形成された剥離剤層4を
用いることが好ましい。これにより、生分解性剥離シー
ト30を土中に廃棄しても自然環境を破壊することがな
くなる。
【0025】この剥離剤層4の厚さは、通常、0.01
〜1μmであり、好ましくは0.03〜0.1μmであ
る。このような剥離剤層4は、剥離シート基材3の片面
に、上記のような剥離剤をロールコーターなどのよって
塗布することにより得られる。
【0026】以上のようにして得られた生分解性剥離シ
ート30の剥離剤層4上に前記生分解性粘着ラベル本体
20の粘着剤層2が貼着され、本発明に係る生分解性粘
着ラベルを構成している。
【0027】図2に示す生分解性粘着ラベル10は、生
分解性粘着ラベル本体20の粘着ラベル基材1を除いて
は図1の生分解性粘着ラベル10と同様である。図2に
示された生分解性粘着ラベル本体20では、粘着ラベル
基材1が生分解性ポリマー層aと紙層bとの積層シート
から構成されている。
【0028】このうち、生分解性ポリマー層aおよびそ
の厚さは、上述したものと同一である。また、紙層bと
しては、通常、50〜150g/m2 、好ましくは60
〜100g/m2 の紙が用いられる。
【0029】このような生分解性ポリマー層aと紙層b
との積層シートから構成された粘着ラベル基材1は、例
えば、生分解性ポリマー層aを紙シートbに押出成形機
で100〜300℃の温度でラミネートするなどの方法
によって得られる。
【0030】図3に示す生分解性粘着ラベル10も、生
分解性粘着ラベル本体20の粘着ラベル基材1を除いて
は図1の生分解性粘着ラベル10と同様である。ただ
し、図3に示された生分解性粘着ラベル本体20では、
粘着ラベル基材1が生分解性ポリマー層aと金属薄膜c
との積層シートから構成されている。また、金属薄膜c
に代えてシリカなどの金属酸化物薄膜が形成されていて
もよい。
【0031】このうち、生分解性ポリマー層aおよびそ
の厚さは、上述したものと同一である。また、金属薄膜
cとしては、例えばアルミニウム、真鍮、クロムなどの
金属薄膜が用いられ、この金属薄膜cの膜厚は、通常、
50〜1000オングストローム、好ましくは100〜
300オングストロームである。
【0032】このような生分解性ポリマー層aと金属薄
膜cとの積層体で構成された粘着ラベル基材1は、例え
ば、真空蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーテ
ィング法などにより生分解性ポリマー層a上にアルミニ
ウムなどの金属薄膜を形成するなどの方法で得られる。
例えば、生分解性ポリマー層a上に金属薄膜cを真空蒸
着法で形成する際、真空度は1×10-4〜1×10-5
orrに調整される。このようにして生分解性ポリマー
層a上に形成された金属薄膜は、通常、1×10-12
1×10-14 cm3 (STP)・cm/cm2 ・sec
・cmHgの酸素透過係数を有している。
【0033】図4に示す生分解性粘着ラベル10は、生
分解性剥離シート30の剥離シート基材3を除いては図
1の生分解性粘着ラベル10と同様である。図4に示さ
れた生分解性剥離シート30では、剥離シート基材3が
生分解性ポリマー層aと紙シートbとの積層体で構成さ
れ、生分解性ポリマー層a上に剥離層4が形成されてい
る。
【0034】このうち、生分解性ポリマー層aおよびそ
の厚さは、上述したものと同一である。また、紙層bと
しては、通常、50〜150g/m2 、好ましくは60
〜100g/m2 の紙が用いられる。
【0035】このような生分解性ポリマー層aと紙層b
との積層体で構成された生分解性剥離シート基材3は、
図2に示す粘着ラベル基材1と同様の方法で得ることが
できる。
【0036】図5に示す生分解性粘着ラベル10も、生
分解性剥離シート30の剥離シート基材3を除いては図
1の生分解性粘着ラベル10と同様である。ただし、図
5に示された生分解性剥離シート30では、剥離シート
基材3が生分解性ポリマー層a/紙層b/生分解性ポリ
マー層aからなる積層体で構成されている。
【0037】上記のような3層シートからなる剥離シー
ト基材3は、生分解性ポリマー層a、紙層bおよび生分
解性ポリマー層aを順次重ね合わせ、図2に示す粘着ラ
ベル基材1と同様の方法で得ることができる。
【0038】また、本発明では、上記以外にも次のよう
な実施態様が可能である。 i)図6に示すように、図2に示された生分解性粘着ラ
ベル本体20片面の粘着剤層2を、図4に示された生分
解性剥離シート30片面の剥離剤層4に貼着して構成さ
れた生分解性粘着ラベル10 ii)図7に示すように、図2に示された生分解性粘着ラ
ベル本体20片面の粘着剤層2を、図5に示された生分
解性剥離シート30片面の剥離剤層4に貼着して構成さ
れた生分解性粘着ラベル10 iii)図8に示すように、図3に示された生分解性粘着
ラベル本体20片面の粘着剤層2を、図4に示された生
分解性剥離シート30片面の剥離剤層4に貼着して構成
された生分解性粘着ラベル10 iv)図9に示すように、図3に示された生分解性粘着ラ
ベル本体20片面の粘着剤層2を、図5に示された生分
解性剥離シート30片面の剥離剤層4に貼着して構成さ
れた生分解性粘着ラベル10
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、粘着ラベル基材および剥離シート基材として生分解
性ポリマーが用いられているため、使用後に土中に廃棄
しても、自然環境を破壊したり、土中の生態系を大きく
乱したりすることがない。
【0040】以下本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0041】
【実施例】生分解性ポリマー層として厚さ70μmの3
−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシ琥珀酸との共重合体
で構成されたフィルム(「バイオポール」、英国ICI
社製)の片面に、5×10-5torrの真空度でアルミニウ
ムを蒸着してアルミニウム薄膜を形成した。
【0042】このアルミニウム薄膜上に、粘着剤として
天然ゴムとテルペン系樹脂との混合物を20%の濃度で
含むトルエン溶液をコンマコーターで塗布して付着量3
0g/m2 の粘着剤層を形成し、生分解性粘着ラベル本
体を得た。
【0043】次いで、坪量80g/m2 の上質紙(リン
テック(株)社製)に上記生分解性ポリマー層を加熱温
度200℃で押出成形機でラミネートすることにより、
生分解性ポリマー層と紙シートとからなる剥離シート基
材を得た。
【0044】この剥離シート基材の生分解性ポリマー層
上にシリコーン系剥離剤(商品名SRX244、東レシ
リコーン(株)社製)を用いて剥離剤層を形成し、生分
解性剥離シートを得た。
【0045】上記生分解性粘着ラベル本体の粘着剤層と
生分解性剥離シートの剥離剤層とを重ね合わせて貼着し
て生分解性粘着ラベルを得た。このようにして得られた
生分解性粘着ラベルを幅25mmに裁断し、次いでこの
生分解性粘着ラベル本体を生分解性剥離シートから剥離
して生分解性粘着ラベル本体の粘着剤層が接するように
してSUS304面に接着し、次いで23℃65%RH
中、剥離速度300mm/分、剥離角度180°で粘着
テープをSUS304面から剥離させ、この時の剥離力
から生分解性粘着ラベルの接着力を評価した。
【0046】また、上記方法で得られた生分解性粘着ラ
ベルを100mm×100mmの大きさに切断し、得ら
れた試料を深さ10cmの土中に埋め、1ケ月および3
ケ月間間放置した後に堀り出し、次式で生分解性粘着ラ
ベルの分解率を評価した。
【0047】
【数1】
【0048】上記結果を表1に示す。
【0049】
【比較例】粘着ラベル基材として厚さ75μmのポリエ
ステルフィルム(商品名 ルミラーS−10、東レ
(株)社製)を用い、剥離シート基材として坪量80g
/m2の上質紙(リンテック(株)社製、80g/
2 )の両面に厚さ12μmのポリエチレン(商品名
ショーフレックスL170、昭和電工(株)社製)を加
熱温度300℃で押出成形機でラミネートしたものを用
いた以外は実施例1と同様にして粘着ラベルを製造し、
得られた粘着ラベルの接着力および分解率を評価した。
【0050】上記結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図2】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図3】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図4】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図5】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図6】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図7】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図8】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【図9】本発明に係る生分解性粘着ラベルの概略断面図
である。
【符号の説明】
10…生分解性粘着ラベル 20…生分解性粘着ラベル本体 30…生分解性剥離シート 1 …粘着ラベル基材 2 …粘着剤層 3 …剥離シート基材 4 …剥離剤層 a …生分解性ポリマー層 b …紙層 c …金属薄膜または金属酸化物薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−57842(JP,A) 特開 平6−190976(JP,A) 特開 平5−329999(JP,A) 特開 平5−84876(JP,A) 特開 平2−222421(JP,A) 特開 昭57−90076(JP,A) 特開 平2−64689(JP,A) 実開 昭64−45145(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 3/00 B32B 7/10 C09J 7/02 G09F 3/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性ポリマー層からなる粘着ラベル
    基材上にロジンおよびその誘導体、テルペンおよびその
    誘導体から選ばれた1種または2種以上の粘着付与性樹
    脂と天然ゴムとの混合物からなる粘着剤層が積層されて
    なる生分解性粘着ラベル本体と、生分解性ポリマー層か
    らなる剥離シート基材上に剥離剤層が積層されてなる生
    分解性剥離シートとからなり、前記生分解性粘着ラベル
    本体と前記生分解性剥離シートとが、生分解性粘着ラベ
    ル本体の粘着剤層と生分解性剥離シートの剥離剤層とが
    接するように積層されていることを特徴とする生分解性
    粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 前記粘着ラベル基材が生分解性ポリマー
    層のみからなることを特徴とする請求項1に記載の生分
    解性粘着ラベル。
  3. 【請求項3】 前記粘着ラベル基材が生分解性ポリマー
    層と紙層との積層体であり、かつ、該紙層上に前記粘着
    剤層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の生分解性粘着ラベル。
  4. 【請求項4】 前記粘着ラベル基材が生分解性ポリマー
    層と金属薄膜または金属酸化物薄膜との積層体であり、
    かつ、該金属薄膜上に前記粘着剤層が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の生分解性粘着ラベル。
  5. 【請求項5】 前記剥離シート基材が生分解性ポリマー
    層のみからなることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の生分解性粘着ラベル。
  6. 【請求項6】 前記剥離シート基材が生分解性ポリマー
    層と紙層との積層シートであり、かつ、該生分解性ポリ
    マー層上に前記剥離剤層が形成されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の生分解性粘着
    ラベル。
  7. 【請求項7】 前記剥離シート基材が生分解性ポリマー
    層/紙層/生分解性ポリマー層からなる積層体であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の生
    分解性粘着ラベル。
JP18647593A 1993-07-28 1993-07-28 生分解性粘着ラベル Expired - Fee Related JP3410161B2 (ja)

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