JPH0741739A - 生分解性両面粘着テープ - Google Patents
生分解性両面粘着テープInfo
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- JPH0741739A JPH0741739A JP18647393A JP18647393A JPH0741739A JP H0741739 A JPH0741739 A JP H0741739A JP 18647393 A JP18647393 A JP 18647393A JP 18647393 A JP18647393 A JP 18647393A JP H0741739 A JPH0741739 A JP H0741739A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 生分解性ポリマー層からなる粘着テープ基材
の両面に粘着剤層が形成されてなる生分解性両面粘着テ
ープ本体と、剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形成さ
れてなる両面剥離テープとからなり、生分解性両面粘着
テープ本体の粘着剤層と両面剥離テープの剥離剤層とが
接するように生分解性両面粘着テープ本体と両面剥離テ
ープとが積層されている生分解性両面粘着テープ。 【効果】 本発明の生分解性両面粘着テープは、粘着テ
ープ基材として生分解性ポリマーが用いられているた
め、使用後に土中に廃棄しても、自然環境を破壊した
り、土中の生態系を大きく乱したりすることがない。
の両面に粘着剤層が形成されてなる生分解性両面粘着テ
ープ本体と、剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形成さ
れてなる両面剥離テープとからなり、生分解性両面粘着
テープ本体の粘着剤層と両面剥離テープの剥離剤層とが
接するように生分解性両面粘着テープ本体と両面剥離テ
ープとが積層されている生分解性両面粘着テープ。 【効果】 本発明の生分解性両面粘着テープは、粘着テ
ープ基材として生分解性ポリマーが用いられているた
め、使用後に土中に廃棄しても、自然環境を破壊した
り、土中の生態系を大きく乱したりすることがない。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は両面粘着テープに関し、さ
らに詳しくは、土中に埋めて廃棄処理した際に微生物に
よって分解され、自然環境に悪影響を与えないような生
分解性両面粘着テープに関する。
らに詳しくは、土中に埋めて廃棄処理した際に微生物に
よって分解され、自然環境に悪影響を与えないような生
分解性両面粘着テープに関する。
【０００２】
【発明の技術的背景】従来より、粘着テープ基材の両面
に粘着剤層が形成されてなる両面粘着テープ本体の片面
に、剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形成されてなる
両面剥離テープを貼着した両面粘着テープが広く用いら
れている。
に粘着剤層が形成されてなる両面粘着テープ本体の片面
に、剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形成されてなる
両面剥離テープを貼着した両面粘着テープが広く用いら
れている。
【０００３】ところで、上記のような両面粘着テープ本
体および両面剥離テープの基材として、従来主としてプ
ラスチック基材が用いられてきた。このような従来の両
面粘着テープおよび両面剥離テープは、使用後にそれぞ
れを焼却したり、あるいは土中に廃棄するなどして処理
されている。
体および両面剥離テープの基材として、従来主としてプ
ラスチック基材が用いられてきた。このような従来の両
面粘着テープおよび両面剥離テープは、使用後にそれぞ
れを焼却したり、あるいは土中に廃棄するなどして処理
されている。
【０００４】しかしながら、これらの処理には次のよう
な問題点がある。 （１）これらのテープを焼却する際の問題点 プラスチック基材を含むこれらのテープを焼却する際、
プラスチック基材の焼却にエネルギーを要する。また、
プラスチック基材を焼却する際に発生する二酸化炭素に
より地球の温暖化が進行する恐れがある。特にプラスチ
ック基材が塩化ビニルである場合、粘着テープを焼却す
ると塩化水素ガスが発生し、酸性雨の原因となる。
な問題点がある。 （１）これらのテープを焼却する際の問題点 プラスチック基材を含むこれらのテープを焼却する際、
プラスチック基材の焼却にエネルギーを要する。また、
プラスチック基材を焼却する際に発生する二酸化炭素に
より地球の温暖化が進行する恐れがある。特にプラスチ
ック基材が塩化ビニルである場合、粘着テープを焼却す
ると塩化水素ガスが発生し、酸性雨の原因となる。
【０００５】（２）これらのテープを土中に廃棄する際
の問題点 近年、これらのテープを土中に埋めて廃棄処理する場合
が激増しており、これに伴い廃棄処理用地の確保が困難
になっている。また、土中に投棄されたプラスチック材
料が、長期間にわたって安定に存在するため、自然環境
を破壊したり、あるいは土中の生態系を破壊したりする
恐れがある。
の問題点 近年、これらのテープを土中に埋めて廃棄処理する場合
が激増しており、これに伴い廃棄処理用地の確保が困難
になっている。また、土中に投棄されたプラスチック材
料が、長期間にわたって安定に存在するため、自然環境
を破壊したり、あるいは土中の生態系を破壊したりする
恐れがある。
【０００６】さらに、もし、使用後のこれらのテープか
らプラスチック基材を分別して再使用しようとすると、
プラスチック基材の分別収集に莫大なコストがかかり、
市場性に劣ることとなり、また、プラスチック基材の品
質の劣化が生じてしまう。
らプラスチック基材を分別して再使用しようとすると、
プラスチック基材の分別収集に莫大なコストがかかり、
市場性に劣ることとなり、また、プラスチック基材の品
質の劣化が生じてしまう。
【０００７】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴な
う問題点を解決しようとするものであり、使用された両
面粘着テープ本体および両面剥離テープを土中に廃棄す
るなどした際にも、自然環境を破壊することなく、ま
た、土中の生態系を乱すことがないような両面粘着テー
プを提供することを目的としている。
う問題点を解決しようとするものであり、使用された両
面粘着テープ本体および両面剥離テープを土中に廃棄す
るなどした際にも、自然環境を破壊することなく、ま
た、土中の生態系を乱すことがないような両面粘着テー
プを提供することを目的としている。
【０００８】
【発明の概要】本発明に係る生分解性粘着テープは、生
分解性ポリマー層からなる粘着テープ基材の両面に粘着
剤層が形成されてなる生分解性両面粘着テープ本体と、
剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形成されてなる両面
剥離テープとからなり、生分解性両面粘着テープ本体の
粘着剤層と両面剥離テープの剥離剤層とが接するように
生分解性両面粘着テープ本体と両面剥離テープとが積層
されていることを特徴としている。
分解性ポリマー層からなる粘着テープ基材の両面に粘着
剤層が形成されてなる生分解性両面粘着テープ本体と、
剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形成されてなる両面
剥離テープとからなり、生分解性両面粘着テープ本体の
粘着剤層と両面剥離テープの剥離剤層とが接するように
生分解性両面粘着テープ本体と両面剥離テープとが積層
されていることを特徴としている。
【０００９】このうち、粘着テープ基材は、生分解性ポ
リマー層のみから構成されていてもよい。また、この粘
着テープ基材は、生分解性ポリマー層と紙層との積層体
であってもよく、また生分解性ポリマー層／紙層／生分
解性ポリマー層の積層体であってもよい。さらに、粘着
テープ基材は、生分解性ポリマー層と金属薄膜または金
属酸化物薄膜との積層体であってもよい。
リマー層のみから構成されていてもよい。また、この粘
着テープ基材は、生分解性ポリマー層と紙層との積層体
であってもよく、また生分解性ポリマー層／紙層／生分
解性ポリマー層の積層体であってもよい。さらに、粘着
テープ基材は、生分解性ポリマー層と金属薄膜または金
属酸化物薄膜との積層体であってもよい。
【００１０】一方、剥離テープ基材は、生分解性ポリマ
ー層または紙層のみから構成されていてもよく、また生
分解性ポリマー層／紙層／生分解性ポリマー層の積層体
であってもよい。
ー層または紙層のみから構成されていてもよく、また生
分解性ポリマー層／紙層／生分解性ポリマー層の積層体
であってもよい。
【００１１】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る生分解性両面
粘着テープについて具体的に説明する。本発明に係る生
分解性両面粘着テープの断面図を図１〜図１２に示す。
粘着テープについて具体的に説明する。本発明に係る生
分解性両面粘着テープの断面図を図１〜図１２に示す。
【００１２】図１に示す生分解性両面粘着テープ１０
は、生分解性両面粘着テープ本体２０と、両面剥離テー
プ３０とから形成されている。このうち、生分解性両面
粘着テープ本体２０では、生分解性ポリマー層ａのみか
らなる粘着テープ基材１の両面に粘着剤層２が積層され
ている。
は、生分解性両面粘着テープ本体２０と、両面剥離テー
プ３０とから形成されている。このうち、生分解性両面
粘着テープ本体２０では、生分解性ポリマー層ａのみか
らなる粘着テープ基材１の両面に粘着剤層２が積層され
ている。
【００１３】このうち、生分解性ポリマー層ａは、生分
解性ポリマーから形成されている限り、どのような生分
解性ポリマーを用いることもできるが、具体的には下記
のような生分解性ポリマーから形成されていることが好
ましい。
解性ポリマーから形成されている限り、どのような生分
解性ポリマーを用いることもできるが、具体的には下記
のような生分解性ポリマーから形成されていることが好
ましい。
【００１４】ａ）３−ヒドロキシ酪酸と３−ヒドロキシ
吉草酸との直鎖状ポリエステル（商品名 バイオポー
ル、英国ＩＣＩ社製） なお、この直鎖状ポリエステル（バイオポール）は、Al
caligenes Europhusによる糖発酵によって得られる。
吉草酸との直鎖状ポリエステル（商品名 バイオポー
ル、英国ＩＣＩ社製） なお、この直鎖状ポリエステル（バイオポール）は、Al
caligenes Europhusによる糖発酵によって得られる。
【００１５】ｂ）グルコースの乳酸発酵などによって得
られるラクチドを開環重合することにより製造される乳
酸系生分解性ポリマー（島津製作所（社）製） ｃ）澱粉、多糖類、キチンなどの天然高分子から製造さ
れる生分解性ポリマー〔たとえば商品名 プルラン（林
原研究所社製）など〕 ｄ）ε−カプロラクトンの開環重合によって得られる生
分解性ポリカプロラクトン ｅ）ポリビニルアルコールあるいはこの変性物である生
分解性ポリマー（商品名 バイテックス、米国エアプロ
ダクツ アンド ケミルカズ社製） ｆ）ポリエーテル、ポリアクリル酸、エチレン・一酸化
炭素共重合体、脂肪族ポリエステル・ポリアミド共重合
体、脂肪族ポリエステル・ポリオレフィン共重合体、脂
肪族ポリエステル・芳香族ポリエステル共重合体、脂肪
族ポリエステル・ポリエーテル共重合体などの生分解性
ポリマー ｇ）ポリ乳酸、ポリ酪酸、ポリグリコリッドあるいはこ
れらの誘導体などの生分解性ポリマー ｈ）澱粉と変性ポリビニルアルコールなどとのポリマー
アロイ（商品名 マタビー、米国ノバモント社製）な
ど。
られるラクチドを開環重合することにより製造される乳
酸系生分解性ポリマー（島津製作所（社）製） ｃ）澱粉、多糖類、キチンなどの天然高分子から製造さ
れる生分解性ポリマー〔たとえば商品名 プルラン（林
原研究所社製）など〕 ｄ）ε−カプロラクトンの開環重合によって得られる生
分解性ポリカプロラクトン ｅ）ポリビニルアルコールあるいはこの変性物である生
分解性ポリマー（商品名 バイテックス、米国エアプロ
ダクツ アンド ケミルカズ社製） ｆ）ポリエーテル、ポリアクリル酸、エチレン・一酸化
炭素共重合体、脂肪族ポリエステル・ポリアミド共重合
体、脂肪族ポリエステル・ポリオレフィン共重合体、脂
肪族ポリエステル・芳香族ポリエステル共重合体、脂肪
族ポリエステル・ポリエーテル共重合体などの生分解性
ポリマー ｇ）ポリ乳酸、ポリ酪酸、ポリグリコリッドあるいはこ
れらの誘導体などの生分解性ポリマー ｈ）澱粉と変性ポリビニルアルコールなどとのポリマー
アロイ（商品名 マタビー、米国ノバモント社製）な
ど。
【００１６】ｉ）澱粉とポリエチレンとのポリマーアロ
イ（商品名 ポリグレードII、アンパセット社製；商品
名 ポリクリーン、米国アーカー ダニエル ミッドラ
ンド社製） ｊ）シラン澱粉とポリエチレンとの組成物（商品名 エ
コスター、セントローレンススターチ社製） ｋ）ポリカプロラクトンとポリエチレンのポリマーアロ
イ（商品名 バイオミクロン、ＪＳＰ社製；商品名 ト
ーン、米国ユニオンカーバイド社製） いずれにしてもこのような生分解性ポリマー層を基材と
して有する粘着テープ１０を土中に廃棄すると、生分解
性ポリマー層ａは、土中の微生物によって二酸化炭素と
水などに分解される。
イ（商品名 ポリグレードII、アンパセット社製；商品
名 ポリクリーン、米国アーカー ダニエル ミッドラ
ンド社製） ｊ）シラン澱粉とポリエチレンとの組成物（商品名 エ
コスター、セントローレンススターチ社製） ｋ）ポリカプロラクトンとポリエチレンのポリマーアロ
イ（商品名 バイオミクロン、ＪＳＰ社製；商品名 ト
ーン、米国ユニオンカーバイド社製） いずれにしてもこのような生分解性ポリマー層を基材と
して有する粘着テープ１０を土中に廃棄すると、生分解
性ポリマー層ａは、土中の微生物によって二酸化炭素と
水などに分解される。
【００１７】上記のような生分解性ポリマー層ａのみで
構成された粘着テープ基材１の厚さは、通常、１２〜１
２５μｍであり、好ましくは２５〜１００μｍである。
このような粘着テープ基材１は、上記のような生分解性
ポリマー、例えば、澱粉と変性ポリビニルアルコールと
の混合物をインフレーション法またはＴダイキャスト法
でフィルム加工し、必要に応じて後加工として延伸加工
を行ない、所望の膜厚に調整される。
構成された粘着テープ基材１の厚さは、通常、１２〜１
２５μｍであり、好ましくは２５〜１００μｍである。
このような粘着テープ基材１は、上記のような生分解性
ポリマー、例えば、澱粉と変性ポリビニルアルコールと
の混合物をインフレーション法またはＴダイキャスト法
でフィルム加工し、必要に応じて後加工として延伸加工
を行ない、所望の膜厚に調整される。
【００１８】また、上記粘着テープ基材１の両面には粘
着剤層２が形成されている。このような粘着剤層２を形
成しうる粘着剤としては、例えばロジンおよびその誘導
体（水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、ロジンエ
ステルなど）、テルペンおよびその誘導体（α−ピネン
樹脂、β−ピネン樹脂、ジペンテン樹脂およびこれらの
水添物）から選ばれた１種または２種以上の粘着付与性
樹脂と天然ゴムとの混合物からなる粘着剤が挙げられ
る。このうち、天然ゴムは、固形であってもラテックス
状であってもよい。なお、粘着剤中では、天然ゴム１０
０重量部に対し、１〜１５０重量部の粘着付与性樹脂が
配合されていることが好ましい。
着剤層２が形成されている。このような粘着剤層２を形
成しうる粘着剤としては、例えばロジンおよびその誘導
体（水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、ロジンエ
ステルなど）、テルペンおよびその誘導体（α−ピネン
樹脂、β−ピネン樹脂、ジペンテン樹脂およびこれらの
水添物）から選ばれた１種または２種以上の粘着付与性
樹脂と天然ゴムとの混合物からなる粘着剤が挙げられ
る。このうち、天然ゴムは、固形であってもラテックス
状であってもよい。なお、粘着剤中では、天然ゴム１０
０重量部に対し、１〜１５０重量部の粘着付与性樹脂が
配合されていることが好ましい。
【００１９】上記のような粘着剤は、生分解性を示すた
め、本発明に係る粘着剤層２を形成する上で好ましい。
このような生分解性を示す粘着テープ基材１と生分解性
を示す粘着剤層２とからなる生分解性粘着テープ本体２
０は、土中に廃棄しても自然環境を破壊することがな
い。
め、本発明に係る粘着剤層２を形成する上で好ましい。
このような生分解性を示す粘着テープ基材１と生分解性
を示す粘着剤層２とからなる生分解性粘着テープ本体２
０は、土中に廃棄しても自然環境を破壊することがな
い。
【００２０】また、粘着剤として、従来広く用いられて
いるアクリル系粘着剤などをも用いることもできる。こ
のアクリル系粘着剤は土中に廃棄された際に、通常劣化
して分解される。
いるアクリル系粘着剤などをも用いることもできる。こ
のアクリル系粘着剤は土中に廃棄された際に、通常劣化
して分解される。
【００２１】この粘着剤層２の付着量は、通常、１０〜
１００ｇ／ｍ2 であり、好ましくは２０〜５０ｇ／ｍ2
である。このような粘着剤層３は、粘着テープ基材１の
上下面に、順次、例えば、上記のような粘着剤が溶解さ
れた溶液を塗布し、次いで５０〜１２０℃の温度で乾燥
するなどの方法によって得られる。
１００ｇ／ｍ2 であり、好ましくは２０〜５０ｇ／ｍ2
である。このような粘着剤層３は、粘着テープ基材１の
上下面に、順次、例えば、上記のような粘着剤が溶解さ
れた溶液を塗布し、次いで５０〜１２０℃の温度で乾燥
するなどの方法によって得られる。
【００２２】なお、上記のような粘着剤塗布液の溶媒と
しては、例えばトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが
用いられる。一方、両面剥離テープ３０は、剥離テープ
基材３と剥離剤層４とからなり、剥離テープ基材３の両
面に剥離剤層４が形成されている。
しては、例えばトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが
用いられる。一方、両面剥離テープ３０は、剥離テープ
基材３と剥離剤層４とからなり、剥離テープ基材３の両
面に剥離剤層４が形成されている。
【００２３】このうち、剥離テープ基材３は、粘着テー
プ基材１と同様、生分解性ポリマー層ａのみから形成さ
れている。このような生分解性ポリマー層ａのみで構成
された剥離テープ基材３の厚さは、通常、１２〜１２５
μｍであり、好ましくは２５〜１００μｍである。
プ基材１と同様、生分解性ポリマー層ａのみから形成さ
れている。このような生分解性ポリマー層ａのみで構成
された剥離テープ基材３の厚さは、通常、１２〜１２５
μｍであり、好ましくは２５〜１００μｍである。
【００２４】そして、上記のような生分解性ポリマー層
ａのみで構成された剥離テープ基材３は、両面剥離テー
プ３０を土中に廃棄しても自然環境を破壊することがな
くなる。
ａのみで構成された剥離テープ基材３は、両面剥離テー
プ３０を土中に廃棄しても自然環境を破壊することがな
くなる。
【００２５】また、剥離剤層４を形成しうる剥離剤とし
ては、シェラック、天然ワックス、カゼイン、スターチ
等の天然化合物からなる剥離剤、ポリビニルアルコール
およびその誘導体、シリコーン等の合成剥離剤の１種ま
たは２種以上が用いられる。
ては、シェラック、天然ワックス、カゼイン、スターチ
等の天然化合物からなる剥離剤、ポリビニルアルコール
およびその誘導体、シリコーン等の合成剥離剤の１種ま
たは２種以上が用いられる。
【００２６】上述した天然化合物からなる剥離剤、ポリ
ビニルアルコールおよびその誘導体からなる合成剥離剤
の中には、生分解性を示すものがある。本発明では、こ
れらの生分解性を示す剥離剤で形成された剥離剤層４を
用いることが好ましい。これにより、両面剥離テープ３
０を土中に廃棄しても、自然環境を破壊することがなく
なる。
ビニルアルコールおよびその誘導体からなる合成剥離剤
の中には、生分解性を示すものがある。本発明では、こ
れらの生分解性を示す剥離剤で形成された剥離剤層４を
用いることが好ましい。これにより、両面剥離テープ３
０を土中に廃棄しても、自然環境を破壊することがなく
なる。
【００２７】この剥離剤層４の厚さは、通常、０．０１
〜１μｍであり、好ましくは０．０３〜０．１μｍであ
る。このような剥離剤層４は、剥離テープ基材３の上下
面に、順次、上記のような剥離剤をたとえばロールコー
ターなどによって塗布することにより形成される。
〜１μｍであり、好ましくは０．０３〜０．１μｍであ
る。このような剥離剤層４は、剥離テープ基材３の上下
面に、順次、上記のような剥離剤をたとえばロールコー
ターなどによって塗布することにより形成される。
【００２８】図１に示す生分解性両面粘着テープ１０で
は、両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４上に前記生分
解性両面粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２が貼着さ
れている。
は、両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４上に前記生分
解性両面粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２が貼着さ
れている。
【００２９】さらに、両面剥離テープ３０を外側にし
て、この両面剥離テープ３０と生分解性両面粘着テープ
本体２０とを重ね合わせて貼着しながら巻回することに
よりロールとされる。
て、この両面剥離テープ３０と生分解性両面粘着テープ
本体２０とを重ね合わせて貼着しながら巻回することに
よりロールとされる。
【００３０】また、図２に示す生分解性両面粘着テープ
１０は、生分解性両面粘着テープ本体２０の粘着テープ
基材１を除いては図１の生分解性粘着テープ１０と同様
である。
１０は、生分解性両面粘着テープ本体２０の粘着テープ
基材１を除いては図１の生分解性粘着テープ１０と同様
である。
【００３１】図２に示された生分解性両面粘着テープ本
体２０では、粘着テープ基材１が生分解性ポリマー層ａ
と紙層ｂとの積層体から構成されている。このうち、生
分解性ポリマー層ａおよびその厚さは、上述したものと
同一である。
体２０では、粘着テープ基材１が生分解性ポリマー層ａ
と紙層ｂとの積層体から構成されている。このうち、生
分解性ポリマー層ａおよびその厚さは、上述したものと
同一である。
【００３２】また、紙層ｂとしては、通常、５０〜１５
０ｇ／ｍ2 、好ましくは６０〜１００ｇ／ｍ2 の紙が用
いられる。このような生分解性ポリマー層ａと紙層ｂと
の積層体から構成された粘着テープ基材１は、例えば、
生分解性ポリマー層ａを紙層ｂに押出成形機で１００〜
３００℃の温度でラミネートするなどの方法によって得
られる。
０ｇ／ｍ2 、好ましくは６０〜１００ｇ／ｍ2 の紙が用
いられる。このような生分解性ポリマー層ａと紙層ｂと
の積層体から構成された粘着テープ基材１は、例えば、
生分解性ポリマー層ａを紙層ｂに押出成形機で１００〜
３００℃の温度でラミネートするなどの方法によって得
られる。
【００３３】図３に示す生分解性両面粘着テープ１０
も、生分解性両面粘着テープ本体２０の粘着テープ基材
１を除いては図１の両面粘着テープ１０と同様である。
図３に示された生分解性両面粘着テープ本体２０では、
粘着テープ基材１が生分解性ポリマー層ａ／紙層ｂ／生
分解性ポリマー層ａからなる積層体から構成されてい
る。
も、生分解性両面粘着テープ本体２０の粘着テープ基材
１を除いては図１の両面粘着テープ１０と同様である。
図３に示された生分解性両面粘着テープ本体２０では、
粘着テープ基材１が生分解性ポリマー層ａ／紙層ｂ／生
分解性ポリマー層ａからなる積層体から構成されてい
る。
【００３４】上記のような積層体からなる粘着テープ基
材１は、生分解性ポリマー層ａ、紙シートｂおよび生分
解性ポリマー層ａを順次重ね合わせる以外は、図２に示
す粘着テープ基材１と同様にして得られる。
材１は、生分解性ポリマー層ａ、紙シートｂおよび生分
解性ポリマー層ａを順次重ね合わせる以外は、図２に示
す粘着テープ基材１と同様にして得られる。
【００３５】図４の生分解性粘着テープ１０は、粘着テ
ープ基材１が生分解性ポリマー層ａと金属薄膜ｃとの積
層体から構成され、金属薄膜ｃが生分解性ポリマー層ａ
と粘着剤層２との間に設けられている以外は、図１の両
面粘着テープ１０と同様である。
ープ基材１が生分解性ポリマー層ａと金属薄膜ｃとの積
層体から構成され、金属薄膜ｃが生分解性ポリマー層ａ
と粘着剤層２との間に設けられている以外は、図１の両
面粘着テープ１０と同様である。
【００３６】また、本発明に係る生分解性粘着テープで
は、前記金属薄膜ｃに代えてシリカなどの金属酸化物薄
膜が形成されていてもよい。このうち、生分解性ポリマ
ー層ａおよびその厚さは、上述したものと同一である。
は、前記金属薄膜ｃに代えてシリカなどの金属酸化物薄
膜が形成されていてもよい。このうち、生分解性ポリマ
ー層ａおよびその厚さは、上述したものと同一である。
【００３７】また、金属薄膜ｃとしては、例えばアルミ
ニウム、真鍮、クロムなどの金属薄膜が用いられ、この
金属薄膜ｃの膜厚は、通常、５０〜１０００オングスト
ローム、好ましくは１００〜３００オングストロームで
ある。
ニウム、真鍮、クロムなどの金属薄膜が用いられ、この
金属薄膜ｃの膜厚は、通常、５０〜１０００オングスト
ローム、好ましくは１００〜３００オングストロームで
ある。
【００３８】このような生分解性ポリマー層ａと金属薄
膜ｃとの積層体から構成された粘着テープ基材１は、例
えば、真空蒸着、スパッタリング、またはイオンプレー
ティング法などにより生分解性ポリマー層ａ上にアルミ
ニウムなどの金属薄膜を形成するなどの方法で得られ
る。例えば、生分解性ポリマー層ａ上に金属薄膜ｃを真
空蒸着法で形成する際、真空度は１×１０-4〜１×１０
-5ｔｏｒｒに調整される。このようにして生分解性ポリ
マー層ａ上に形成された金属薄膜は、通常、１×１０
-12 〜１×１０-14 ｃｍ3 （ＳＴＰ）・ｃｍ／ｃｍ2 ・
ｓｅｃ・ｃｍＨｇの酸素透過係数を有している。
膜ｃとの積層体から構成された粘着テープ基材１は、例
えば、真空蒸着、スパッタリング、またはイオンプレー
ティング法などにより生分解性ポリマー層ａ上にアルミ
ニウムなどの金属薄膜を形成するなどの方法で得られ
る。例えば、生分解性ポリマー層ａ上に金属薄膜ｃを真
空蒸着法で形成する際、真空度は１×１０-4〜１×１０
-5ｔｏｒｒに調整される。このようにして生分解性ポリ
マー層ａ上に形成された金属薄膜は、通常、１×１０
-12 〜１×１０-14 ｃｍ3 （ＳＴＰ）・ｃｍ／ｃｍ2 ・
ｓｅｃ・ｃｍＨｇの酸素透過係数を有している。
【００３９】図５に示す生分解性両面粘着テープ１０
は、両面剥離テープ３０の剥離テープ基材３を除いては
図１の生分解性粘着テープ１０と同様である。図５に示
された生分解性両面剥離テープ３０では、剥離テープ基
材３が紙層ｂのみから構成されている。
は、両面剥離テープ３０の剥離テープ基材３を除いては
図１の生分解性粘着テープ１０と同様である。図５に示
された生分解性両面剥離テープ３０では、剥離テープ基
材３が紙層ｂのみから構成されている。
【００４０】図６に示す生分解性両面粘着テープ１０
も、両面剥離テープ３０の剥離テープ基材３を除いては
図１の生分解性両面粘着テープ１０と同様である。ただ
し、図６に示された両面剥離テープ３０では、剥離テー
プ基材３が生分解性ポリマー層ａ／紙層ｂ／生分解性ポ
リマー層ａからなる積層体から構成されている。
も、両面剥離テープ３０の剥離テープ基材３を除いては
図１の生分解性両面粘着テープ１０と同様である。ただ
し、図６に示された両面剥離テープ３０では、剥離テー
プ基材３が生分解性ポリマー層ａ／紙層ｂ／生分解性ポ
リマー層ａからなる積層体から構成されている。
【００４１】上記のような積層体からなる粘着テープ基
材１は、図３に示す粘着テープ基材１と同様にして得ら
れる。また、本発明では、上記以外にも次のような実施
態様が可能である。
材１は、図３に示す粘着テープ基材１と同様にして得ら
れる。また、本発明では、上記以外にも次のような実施
態様が可能である。
【００４２】i）図７に示すように、図２に示された生
分解性両面粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図
５に示された両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼
着して構成された生分解性両面粘着テープ１０ ii）図８に示すように、図２に示された生分解性両面粘
着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図６に示された
両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成さ
れた生分解性両面粘着テープ１０ iii）図９に示すように、図３に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図５に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０ iv）図１０に示すように、図３に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図６に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０ ｖ）図１１に示すように、図４に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図５に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０ vi）図１２に示すように、図４に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図６に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０
分解性両面粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図
５に示された両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼
着して構成された生分解性両面粘着テープ１０ ii）図８に示すように、図２に示された生分解性両面粘
着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図６に示された
両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成さ
れた生分解性両面粘着テープ１０ iii）図９に示すように、図３に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図５に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０ iv）図１０に示すように、図３に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図６に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０ ｖ）図１１に示すように、図４に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図５に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０ vi）図１２に示すように、図４に示された生分解性両面
粘着テープ本体２０片面の粘着剤層２を、図６に示され
た両面剥離テープ３０片面の剥離剤層４に貼着して構成
された生分解性両面粘着テープ１０
【００４３】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、テープ基材として生分解性ポリマーが用いられてい
るため、使用後に土中に廃棄しても、自然環境を破壊し
たり、土中の生態系を大きく乱したりすることがない。
ば、テープ基材として生分解性ポリマーが用いられてい
るため、使用後に土中に廃棄しても、自然環境を破壊し
たり、土中の生態系を大きく乱したりすることがない。
【００４４】以下本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【００４５】
【実施例】坪量８０ｇ／ｍ2 の上質紙（リンテック
（株）社製）の両面に、生分解性ポリマー層として厚さ
１２μｍの澱粉と変性ポリビニルアルコールとのポリマ
ーアロイで構成された生分解性ポリマー（商品名 マタ
ビーＺＦ０３Ｕ、米国ノバモント社製）を加熱温度１５
０℃で押出成形機を用いてラミネートすることにより、
生分解性ポリマー層／紙層／生分解性ポリマー層からな
る剥離テープ基材を得た。
（株）社製）の両面に、生分解性ポリマー層として厚さ
１２μｍの澱粉と変性ポリビニルアルコールとのポリマ
ーアロイで構成された生分解性ポリマー（商品名 マタ
ビーＺＦ０３Ｕ、米国ノバモント社製）を加熱温度１５
０℃で押出成形機を用いてラミネートすることにより、
生分解性ポリマー層／紙層／生分解性ポリマー層からな
る剥離テープ基材を得た。
【００４６】この剥離テープ基材両面の生分解性ポリマ
ー層上に、シリコーン系剥離剤（商品名 ＳＲＸ２４
４、東レシリコーン（株）社製）を用いて、それぞれシ
リコーン系剥離剤層を形成し、両面剥離テープを得た。
ー層上に、シリコーン系剥離剤（商品名 ＳＲＸ２４
４、東レシリコーン（株）社製）を用いて、それぞれシ
リコーン系剥離剤層を形成し、両面剥離テープを得た。
【００４７】次いで、粘着テープ基材として厚さ４０μ
ｍの上記生分解性ポリマーフィルムを用い、このフィル
ムの一面に、粘着剤として天然ゴムとテルペン系樹脂と
の混合物を２０％の濃度で含むトルエン溶液をコンマコ
ーターにより塗布し、３０ｇ／ｍ2 の粘着剤層を形成し
た。
ｍの上記生分解性ポリマーフィルムを用い、このフィル
ムの一面に、粘着剤として天然ゴムとテルペン系樹脂と
の混合物を２０％の濃度で含むトルエン溶液をコンマコ
ーターにより塗布し、３０ｇ／ｍ2 の粘着剤層を形成し
た。
【００４８】この粘着剤層と前記両面剥離テープとを重
ね合わせた後、粘着テープ基材他面に、前記と同様の粘
着剤層を形成し、生分解性両面粘着テープ本体と両面剥
離テープとからなる図６に示す構成の生分解性両面粘着
テープを得た。
ね合わせた後、粘着テープ基材他面に、前記と同様の粘
着剤層を形成し、生分解性両面粘着テープ本体と両面剥
離テープとからなる図６に示す構成の生分解性両面粘着
テープを得た。
【００４９】このようにして得られた生分解性両面粘着
テープを幅２５ｍｍに裁断し、次いで生分解性両面粘着
テープ片面の粘着剤層に幅２５ｍｍのポリエステルテー
プを重ね合わせて接着した後、生分解性両面粘着テープ
から両面剥離テープを剥離した。こうして得られた両面
粘着テープ本体とポリエステルテープとの積層体片面に
露出している粘着剤層をＳＵＳ３０４面に接着し、次い
で、２３℃、６５％ＲＨ中、剥離速度３００ｍｍ／分、
剥離角度１８０°で生分解性粘着テープを剥離させ、両
面粘着テープ本体の接着力を評価した。
テープを幅２５ｍｍに裁断し、次いで生分解性両面粘着
テープ片面の粘着剤層に幅２５ｍｍのポリエステルテー
プを重ね合わせて接着した後、生分解性両面粘着テープ
から両面剥離テープを剥離した。こうして得られた両面
粘着テープ本体とポリエステルテープとの積層体片面に
露出している粘着剤層をＳＵＳ３０４面に接着し、次い
で、２３℃、６５％ＲＨ中、剥離速度３００ｍｍ／分、
剥離角度１８０°で生分解性粘着テープを剥離させ、両
面粘着テープ本体の接着力を評価した。
【００５０】また、上記方法で得られた生分解性両面粘
着テープを１００ｍｍ×１００ｍｍの大きさに切断し、
得られた試料を深さ１０ｃｍの土中に埋め、１ケ月およ
び３ケ月間放置した後、堀り出し、次式によって生分解
性両面粘着テープの分解率を評価した。
着テープを１００ｍｍ×１００ｍｍの大きさに切断し、
得られた試料を深さ１０ｃｍの土中に埋め、１ケ月およ
び３ケ月間放置した後、堀り出し、次式によって生分解
性両面粘着テープの分解率を評価した。
【００５１】
【数１】
【００５２】上記結果を表１に示す。
【００５３】
【比較例】生分解性ポリマー層に代えて同様の厚さを有
するポリエチレン（商品名 ショーフレックスＬ１７
０、昭和電工（株）社製）を加熱温度３００℃でラミネ
ートしたものを用いて剥離テープ基材を得、粘着テープ
基材として同様の厚さを有するポリプロピレンフィルム
（商品名 アルファンＳＹ１０１、本州製紙（株）社
製）を用いた以外は、上記実施例と同様にして比較例の
両面粘着テープを製造し、得られた両面粘着テープの接
着力および分解率を評価した。
するポリエチレン（商品名 ショーフレックスＬ１７
０、昭和電工（株）社製）を加熱温度３００℃でラミネ
ートしたものを用いて剥離テープ基材を得、粘着テープ
基材として同様の厚さを有するポリプロピレンフィルム
（商品名 アルファンＳＹ１０１、本州製紙（株）社
製）を用いた以外は、上記実施例と同様にして比較例の
両面粘着テープを製造し、得られた両面粘着テープの接
着力および分解率を評価した。
【００５４】上記結果を表１に示す。
【００５５】
【表１】
【図１】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図２】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図３】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図４】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図５】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図６】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図７】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図８】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図９】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略断
面図である。
面図である。
【図１０】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略
断面図である。
断面図である。
【図１１】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略
断面図である。
断面図である。
【図１２】本発明に係る生分解性両面粘着テープの概略
断面図である。
断面図である。
１０…生分解性両面粘着テープ ２０…生分解性両面粘着テープ本体 ３０…両面剥離テープ １ …粘着テープ基材 ２ …粘着剤層 ３ …剥離テープ基材 ４ …剥離剤層 ａ …生分解性ポリマー層 ｂ …紙層 ｃ …金属薄膜または金属酸化物薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 7/06 7148−4Ｆ 7/10 7148−4Ｆ
Claims (8)
- 【請求項１】 生分解性ポリマー層からなる粘着テープ
基材の両面に粘着剤層が形成されてなる生分解性両面粘
着テープ本体と、剥離テープ基材の両面に剥離剤層が形
成されてなる両面剥離テープとからなり、生分解性両面
粘着テープ本体の粘着剤層と両面剥離テープの剥離剤層
とが接するように生分解性両面粘着テープ本体と両面剥
離テープとが積層されていることを特徴とする生分解性
両面粘着テープ。 - 【請求項２】 前記粘着テープ基材が生分解性ポリマー
層のみからなることを特徴とする請求項１に記載の生分
解性両面粘着テープ。 - 【請求項３】 前記粘着テープ基材が生分解性ポリマー
層と紙層との積層体であることを特徴とする請求項１に
記載の生分解性両面粘着テープ。 - 【請求項４】 前記粘着テープ基材が生分解性ポリマー
層／紙層／生分解性ポリマー層の積層体であることを特
徴とする請求項１に記載の生分解性両面粘着テープ。 - 【請求項５】 前記粘着テープ基材が生分解性ポリマー
層と金属薄膜または金属酸化物薄膜との積層体であるこ
とを特徴とする請求項１に記載の生分解性両面粘着テー
プ。 - 【請求項６】 前記剥離テープ基材が生分解性ポリマー
層のみからなることを特徴とする請求項１ないし５のい
ずれかに記載の生分解性両面粘着テープ。 - 【請求項７】 前記剥離テープ基材が紙層であることを
特徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載の生分解
性両面粘着テープ。 - 【請求項８】 前記剥離テープ基材が生分解性ポリマー
層／紙層／生分解性ポリマー層の積層体であることを特
徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載の生分解性
両面粘着テープ。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18647393A JPH0741739A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 生分解性両面粘着テープ |
| CA 2128347 CA2128347C (en) | 1993-07-28 | 1994-07-20 | Biodegradable adhesive tape and biodegradable adhesive label |
| AU68650/94A AU666081B2 (en) | 1993-07-28 | 1994-07-22 | Biodegradable adhesive tape and biodegradable adhesive label |
| TW83106712A TW313583B (ja) | 1993-07-28 | 1994-07-22 | |
| US08/280,318 US5658646A (en) | 1993-07-28 | 1994-07-26 | Biodegradable adhesive tape and biodegradable adhesive label |
| KR1019940018535A KR950003411A (ko) | 1993-07-28 | 1994-07-28 | 생분해성 접착테이프 및 생분해성 접착라벨 |
| CN94108718A CN1105469A (zh) | 1993-07-28 | 1994-07-28 | 可生物降解的粘合带和可生物降解的粘合标签 |
| EP19940305594 EP0637618A1 (en) | 1993-07-28 | 1994-07-28 | Biodegradable adhesive tape and biodegradable adhesive label |
| US08/834,234 US5853876A (en) | 1993-07-28 | 1997-04-15 | Biodegradable adhesive tape and biodegradable adhesive label |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18647393A JPH0741739A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 生分解性両面粘着テープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741739A true JPH0741739A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16189097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18647393A Pending JPH0741739A (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 生分解性両面粘着テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741739A (ja) |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP18647393A patent/JPH0741739A/ja active Pending
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