JPH08134409A - 粘着シート及びその製造方法 - Google Patents
粘着シート及びその製造方法Info
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- JPH08134409A JPH08134409A JP6301554A JP30155494A JPH08134409A JP H08134409 A JPH08134409 A JP H08134409A JP 6301554 A JP6301554 A JP 6301554A JP 30155494 A JP30155494 A JP 30155494A JP H08134409 A JPH08134409 A JP H08134409A
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- Japan
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- pressure
- sensitive adhesive
- adhesive layer
- surface material
- adhesive sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着シートから剥離紙を引き剥した後の裏面
に粘着剤層が積層されている表面材を、所定の箇所に貼
着したときに、粘着剤層面と被貼着体との間に抱き込ま
れる細かな空気泡の存在が目立たなく、整然とした状態
で被貼着体に貼着されているような外観を与えるる粘着
シート、及びその製造方法を提供する。 【構成】 剥離紙と、該剥離紙の剥離面に積層されてい
る粘着剤層３と、該粘着剤層３面に積層されている表面
材１とからなり、前記表面材１が、片面に微小凹凸群を
有するプラスチックフィルムからなり、しかも、前記表
面材１が粘着剤層３に対して、該表面材１の微小凹凸群
を有する面が粘着剤層３に当接するようにして積層され
ており、かつ、表面材１の微小凹凸群の凹部２と粘着剤
層３との間に空気泡４が存在している粘着シート、及び
その製造方法。
に粘着剤層が積層されている表面材を、所定の箇所に貼
着したときに、粘着剤層面と被貼着体との間に抱き込ま
れる細かな空気泡の存在が目立たなく、整然とした状態
で被貼着体に貼着されているような外観を与えるる粘着
シート、及びその製造方法を提供する。 【構成】 剥離紙と、該剥離紙の剥離面に積層されてい
る粘着剤層３と、該粘着剤層３面に積層されている表面
材１とからなり、前記表面材１が、片面に微小凹凸群を
有するプラスチックフィルムからなり、しかも、前記表
面材１が粘着剤層３に対して、該表面材１の微小凹凸群
を有する面が粘着剤層３に当接するようにして積層され
ており、かつ、表面材１の微小凹凸群の凹部２と粘着剤
層３との間に空気泡４が存在している粘着シート、及び
その製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ラベルやステッカーと
して被貼着体に貼着する粘着シート及びその製造方法に
関する。
して被貼着体に貼着する粘着シート及びその製造方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】粘着シートは、剥離紙の剥離面に粘着剤
層を設け、さらに該粘着剤層面に、紙、プラスチックフ
ィルム、金属箔などの表面材を貼着したものであり、ラ
ベル、ステッカー、壁紙、ワッペン、荷札等に利用され
ている。
層を設け、さらに該粘着剤層面に、紙、プラスチックフ
ィルム、金属箔などの表面材を貼着したものであり、ラ
ベル、ステッカー、壁紙、ワッペン、荷札等に利用され
ている。
【０００３】かかる構成による粘着シートにおいて、表
面材としてプラスチックフィルムを使用したものは、粘
着シートから剥離紙を引き剥したラベルやステッカー
等、すなわち、裏面に粘着剤層が積層されている表面材
によるラベルやステッカー等を所定の被貼着体に貼着す
ると、粘着剤層面と被貼着体との間に空気泡が抱き込ま
れることが多く、この抱き込まれた細かな空気泡が、表
面材であるプラスチックフィルムを通して視認されるた
め、貼着したラベルやステッカー等に見苦しさを与えて
いる。
面材としてプラスチックフィルムを使用したものは、粘
着シートから剥離紙を引き剥したラベルやステッカー
等、すなわち、裏面に粘着剤層が積層されている表面材
によるラベルやステッカー等を所定の被貼着体に貼着す
ると、粘着剤層面と被貼着体との間に空気泡が抱き込ま
れることが多く、この抱き込まれた細かな空気泡が、表
面材であるプラスチックフィルムを通して視認されるた
め、貼着したラベルやステッカー等に見苦しさを与えて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、表面材としてプラスチックフィルムを使用した粘
着シートにおいて、粘着シートから剥離紙を引き剥した
後の裏面に粘着剤層が積層されている表面材を所定の箇
所に貼着したときに、粘着剤層面と被貼着体との間に抱
き込まれる細かな空気泡の存在が目立たなく、整然とし
た状態で被貼着体に貼着されているような外観を与える
ことのできる粘着シート、及びその製造方法を提供する
ことにある。
的は、表面材としてプラスチックフィルムを使用した粘
着シートにおいて、粘着シートから剥離紙を引き剥した
後の裏面に粘着剤層が積層されている表面材を所定の箇
所に貼着したときに、粘着剤層面と被貼着体との間に抱
き込まれる細かな空気泡の存在が目立たなく、整然とし
た状態で被貼着体に貼着されているような外観を与える
ことのできる粘着シート、及びその製造方法を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題は以下の構成に
よる本発明の粘着シート及びその製造方法によって達成
される。
よる本発明の粘着シート及びその製造方法によって達成
される。
【０００６】すなわち本発明は、剥離紙と、該剥離紙の
剥離面に積層されている粘着剤層と、該粘着剤層面に積
層されている表面材とからなる粘着シートにおいて、前
記表面材が、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフ
ィルムからなり、しかも、粘着剤層に対して前記表面材
が、該表面材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層
に当接するようにして積層されており、かつ、表面材の
微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡が存在して
いることを特徴とする粘着シートからなる。
剥離面に積層されている粘着剤層と、該粘着剤層面に積
層されている表面材とからなる粘着シートにおいて、前
記表面材が、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフ
ィルムからなり、しかも、粘着剤層に対して前記表面材
が、該表面材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層
に当接するようにして積層されており、かつ、表面材の
微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡が存在して
いることを特徴とする粘着シートからなる。
【０００７】かかる構成による本発明の粘着シートにお
いて、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルム
からなる表面材としては、プラスチックフィルムの微小
凹凸群を、レーザビーム加工によって形成したものが好
適である。
いて、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルム
からなる表面材としては、プラスチックフィルムの微小
凹凸群を、レーザビーム加工によって形成したものが好
適である。
【０００８】また、この片面に微小凹凸群を有するプラ
スチックフィルムとしては、ポリエステルフィルムが好
適である。
スチックフィルムとしては、ポリエステルフィルムが好
適である。
【０００９】さらに本発明は、剥離紙の剥離面に粘着剤
層を塗工した後、該粘着剤層面に、片面に微小凹凸群を
有するプラスチックフィルムからなる表面材を、該表面
材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層面と当接す
るようにして圧接し、表面材の微小凹凸群の凹部と粘着
剤層との間に空気泡を抱き込むようにして積層すること
を特徴とする粘着シートの製造方法からなる。
層を塗工した後、該粘着剤層面に、片面に微小凹凸群を
有するプラスチックフィルムからなる表面材を、該表面
材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層面と当接す
るようにして圧接し、表面材の微小凹凸群の凹部と粘着
剤層との間に空気泡を抱き込むようにして積層すること
を特徴とする粘着シートの製造方法からなる。
【００１０】かかる構成による本発明の粘着シートの製
造方法において、片面に微小凹凸群を有するプラスチッ
クフィルムからなる表面材を得る方法としては、レーザ
ビーム加工によって微小凹凸群を形成する方法を利用す
ることが好適である。
造方法において、片面に微小凹凸群を有するプラスチッ
クフィルムからなる表面材を得る方法としては、レーザ
ビーム加工によって微小凹凸群を形成する方法を利用す
ることが好適である。
【００１１】また、この片面に微小凹凸群を有するプラ
スチックフィルムとしては、ポリエステルフィルムを利
用することが好適である。
スチックフィルムとしては、ポリエステルフィルムを利
用することが好適である。
【００１２】上記の構成による本発明の粘着シート及び
その製造方法において、剥離紙は、シート面が離形性を
有するものであれば該シートをそのまま使用することが
できるが、一般的には、基材に対して溶剤型、無溶剤
型、エマルジョン型等のシリコーン系剥離剤を、０．２
〜２．０ｇ／ｍ2 程度に塗工することによって剥離剤層
を形成した剥離紙が使用される。
その製造方法において、剥離紙は、シート面が離形性を
有するものであれば該シートをそのまま使用することが
できるが、一般的には、基材に対して溶剤型、無溶剤
型、エマルジョン型等のシリコーン系剥離剤を、０．２
〜２．０ｇ／ｍ2 程度に塗工することによって剥離剤層
を形成した剥離紙が使用される。
【００１３】基材に対してこの剥離剤層を形成する場合
には、予めバリヤーコート剤によるバリヤー層を形成し
ておき、剥離剤層の形成の際に剥離剤が基材中に浸透す
るのを防止するようにすることが好ましい。
には、予めバリヤーコート剤によるバリヤー層を形成し
ておき、剥離剤層の形成の際に剥離剤が基材中に浸透す
るのを防止するようにすることが好ましい。
【００１４】剥離剤層は、バーコーターやグラビアコー
ター等で形成できる。
ター等で形成できる。
【００１５】剥離紙の剥離面に積層する粘着剤層は、ゴ
ム系、アクリル系、ビニルエーテル系等のエマルジョン
や溶剤型の各種の粘着剤を利用し、バーコーター、グラ
ビアコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター
等によって形成することができる。
ム系、アクリル系、ビニルエーテル系等のエマルジョン
や溶剤型の各種の粘着剤を利用し、バーコーター、グラ
ビアコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター
等によって形成することができる。
【００１６】片面に微小凹凸群を有するプラスチックフ
ィルムからなる表面材には、ポリエステルフィルム、ポ
リプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等による
厚さ２０〜１５０μｍ程度のものが好適である。
ィルムからなる表面材には、ポリエステルフィルム、ポ
リプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等による
厚さ２０〜１５０μｍ程度のものが好適である。
【００１７】この表面材となるプラスチックフィルムに
おける微小凹凸群は、微小凹凸群同士がスポット状にプ
ラスチックフィルムの片面の全面に亙って形成されてい
てもよく、あるいはプラスチックフィルムの片面の全面
に連続する筋状や不連続の筋状をなすようにして微小凹
凸群が形成されていてもよい。
おける微小凹凸群は、微小凹凸群同士がスポット状にプ
ラスチックフィルムの片面の全面に亙って形成されてい
てもよく、あるいはプラスチックフィルムの片面の全面
に連続する筋状や不連続の筋状をなすようにして微小凹
凸群が形成されていてもよい。
【００１８】微小凹凸群における凹部の深さや凸部の高
さは、１０〜５０μｍ程度であることが好ましい。
さは、１０〜５０μｍ程度であることが好ましい。
【００１９】このような微小凹凸群を片面に有するプラ
スチックフィルムは、プラスチックフィルムに対してレ
ーザビームによる半有孔加工を行なう、すなわちプラス
チックフィルムにレーザビームを照射することによっ
て、プラスチックフィルムを貫通することのない半有孔
を形成することにより、容易に得られる。
スチックフィルムは、プラスチックフィルムに対してレ
ーザビームによる半有孔加工を行なう、すなわちプラス
チックフィルムにレーザビームを照射することによっ
て、プラスチックフィルムを貫通することのない半有孔
を形成することにより、容易に得られる。
【００２０】レーザビームの照射によって形成される微
小凹凸群は、プラスチックフィルムを貫通することのな
い半有孔のものでなければならなく、レーザビームが照
射されるプラスチックフィルムの材質、厚さ、レーザビ
ーム照射の際のプラスチックフィルムの移動速度、パル
スレーザ出力波形、ビームモード等を制御することによ
り、プラスチックフィルムを貫通することのない微小凹
凸群が得られる。
小凹凸群は、プラスチックフィルムを貫通することのな
い半有孔のものでなければならなく、レーザビームが照
射されるプラスチックフィルムの材質、厚さ、レーザビ
ーム照射の際のプラスチックフィルムの移動速度、パル
スレーザ出力波形、ビームモード等を制御することによ
り、プラスチックフィルムを貫通することのない微小凹
凸群が得られる。
【００２１】
【作用】本発明の粘着シートは、剥離紙と、該剥離紙の
剥離面に積層されている粘着剤層と、該粘着剤層面に積
層されている表面材とからなる粘着シートにおいて、前
記表面材が、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフ
ィルムからなり、しかも、粘着剤層に対して前記表面材
が、該表面材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層
に当接するようにして積層されており、かつ、表面材の
微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡が存在して
いる構成からなる。
剥離面に積層されている粘着剤層と、該粘着剤層面に積
層されている表面材とからなる粘着シートにおいて、前
記表面材が、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフ
ィルムからなり、しかも、粘着剤層に対して前記表面材
が、該表面材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層
に当接するようにして積層されており、かつ、表面材の
微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡が存在して
いる構成からなる。
【００２２】また本発明の粘着シートの製造方法は、剥
離紙の剥離面に粘着剤層を塗工した後、該粘着剤層面
に、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルムか
らなる表面材を、該表面材における微小凹凸群を有する
面が粘着剤層面と当接するようにして圧接し、表面材の
微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡を抱き込む
ようにして積層する構成からなる。
離紙の剥離面に粘着剤層を塗工した後、該粘着剤層面
に、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルムか
らなる表面材を、該表面材における微小凹凸群を有する
面が粘着剤層面と当接するようにして圧接し、表面材の
微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡を抱き込む
ようにして積層する構成からなる。
【００２３】したがって本発明の粘着シートにおいて
は、［図１］に示すように、プラスチックフィルムから
なる表面材１の微小凹凸群の凹部２と粘着剤層３との間
に空気泡４が存在しており、しかも微小凹凸群の凸部５
の影響により、表面材１の平滑面と粘着剤層３との間に
も、空気泡６が存在するようになる。
は、［図１］に示すように、プラスチックフィルムから
なる表面材１の微小凹凸群の凹部２と粘着剤層３との間
に空気泡４が存在しており、しかも微小凹凸群の凸部５
の影響により、表面材１の平滑面と粘着剤層３との間に
も、空気泡６が存在するようになる。
【００２４】かかる構成による本発明の粘着シートから
剥離紙を除去した後に、裏面に粘着剤層３が積層されて
いる表面材１によるラベルやステッカー等を、被貼着体
７に貼着すると、被貼着体７と粘着剤層３との間に抱き
込まれた空気泡８が形成される。
剥離紙を除去した後に、裏面に粘着剤層３が積層されて
いる表面材１によるラベルやステッカー等を、被貼着体
７に貼着すると、被貼着体７と粘着剤層３との間に抱き
込まれた空気泡８が形成される。
【００２５】しかしながら、この空気泡８は、粘着シー
トにおける空気泡４や空気泡６によってカモフラージュ
されること、及び表面材１の微小凹凸群によって該表面
材１の不透明度が若干増していることにより、その存在
が目立たなくなり、裏面に粘着剤層３が積層されている
表面材１によるラベルやステッカー等が、被貼着体７に
対して整然とした状態で貼着されているような外観が得
られる。
トにおける空気泡４や空気泡６によってカモフラージュ
されること、及び表面材１の微小凹凸群によって該表面
材１の不透明度が若干増していることにより、その存在
が目立たなくなり、裏面に粘着剤層３が積層されている
表面材１によるラベルやステッカー等が、被貼着体７に
対して整然とした状態で貼着されているような外観が得
られる。
【００２６】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の粘着シート
及びその製造方法の具体的な構成を説明する。
及びその製造方法の具体的な構成を説明する。
【００２７】実施例１ 厚さ５０μｍのポリエチレンテレフタレートフィルムに
レーザビーム加工を施すことにより、断続的に連続して
微小凹凸群をを形成し、［図２］及び［図３］に示され
るように、凸部の高さ２７μｍ、凹部の深さ２７μｍの
微小凹凸群を、縦，横のそれぞれに７００μｍの間隔を
存して、片面の全面に亙って均等に有するプラスチック
フィルム９を得た。
レーザビーム加工を施すことにより、断続的に連続して
微小凹凸群をを形成し、［図２］及び［図３］に示され
るように、凸部の高さ２７μｍ、凹部の深さ２７μｍの
微小凹凸群を、縦，横のそれぞれに７００μｍの間隔を
存して、片面の全面に亙って均等に有するプラスチック
フィルム９を得た。
【００２８】他方、ポリビニルアルコールと澱粉とをバ
インダーの主成分とする軽量クレーコート紙（坪量７７
ｇ／ｍ2 ：ドライパルプの配合量８０％）からなる剥離
紙用基材の表面に、溶剤型の付加型シリコーン剥離剤
「商品名：東レダウコーニングシリコーンＳＲＸ−２１
１」を１．０ｇ／ｍ2 に塗工、加熱乾燥して剥離剤層を
形成し、剥離紙を得た。
インダーの主成分とする軽量クレーコート紙（坪量７７
ｇ／ｍ2 ：ドライパルプの配合量８０％）からなる剥離
紙用基材の表面に、溶剤型の付加型シリコーン剥離剤
「商品名：東レダウコーニングシリコーンＳＲＸ−２１
１」を１．０ｇ／ｍ2 に塗工、加熱乾燥して剥離剤層を
形成し、剥離紙を得た。
【００２９】次いで、該剥離紙の剥離剤層面に、エマル
ジョン型粘着剤「東洋インキ (株)：ＢＰＷ−５５２
６」を、２０ｇ／ｍ2 に塗工、加熱乾燥して粘着剤層を
形成した後、該粘着剤層面に、上記のプラスチックフィ
ルム９からなる表面材を、該表面材における微小凹凸群
を有する面が粘着剤層面と当接するようにして圧接し、
表面材の微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡を
有する粘着シートを得た。
ジョン型粘着剤「東洋インキ (株)：ＢＰＷ−５５２
６」を、２０ｇ／ｍ2 に塗工、加熱乾燥して粘着剤層を
形成した後、該粘着剤層面に、上記のプラスチックフィ
ルム９からなる表面材を、該表面材における微小凹凸群
を有する面が粘着剤層面と当接するようにして圧接し、
表面材の微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡を
有する粘着シートを得た。
【００３０】この粘着シートから剥離紙を除去した後、
裏面に粘着剤層を有する表面材を塗料用の金属罐の外周
面に貼着したところ、粘着剤層面と被貼着体との間に抱
き込んだ空気泡の存在が目立たなく、表面材が整然とし
た状態で被貼着体に貼着されているような外観が得られ
た。
裏面に粘着剤層を有する表面材を塗料用の金属罐の外周
面に貼着したところ、粘着剤層面と被貼着体との間に抱
き込んだ空気泡の存在が目立たなく、表面材が整然とし
た状態で被貼着体に貼着されているような外観が得られ
た。
【００３１】また、プラスチックフィルム９からなる表
面材は、該表面材に形成されている微小凹凸群のために
不透明度が若干増しており、このことによっても粘着剤
層面と被貼着体との間に抱き込んだ空気泡の存在が目立
たなくなっている。
面材は、該表面材に形成されている微小凹凸群のために
不透明度が若干増しており、このことによっても粘着剤
層面と被貼着体との間に抱き込んだ空気泡の存在が目立
たなくなっている。
【００３２】
【発明の効果】本発明は、剥離紙と、該剥離紙の剥離面
に積層されている粘着剤層と、該粘着剤層面に積層され
ている表面材とからなる粘着シートにおいて、前記表面
材が、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルム
からなり、しかも、粘着剤層に対して前記表面材が、該
表面材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層に当接
するようにして積層されており、かつ、表面材の微小凹
凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡が存在している粘
着シートからなる。
に積層されている粘着剤層と、該粘着剤層面に積層され
ている表面材とからなる粘着シートにおいて、前記表面
材が、片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルム
からなり、しかも、粘着剤層に対して前記表面材が、該
表面材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層に当接
するようにして積層されており、かつ、表面材の微小凹
凸群の凹部と粘着剤層との間に空気泡が存在している粘
着シートからなる。
【００３３】したがって、本発明の粘着シートによれ
ば、該粘着シートから剥離紙を引き剥したラベルやステ
ッカー等、すなわち、裏面に粘着剤層が積層されている
表面材からなるラベルやステッカー等を所定の箇所に貼
着すると、粘着剤層面と被貼着体との間に抱き込まれた
細かな空気泡が、粘着シートの表面材の微小凹凸群の凹
部と粘着剤層との間の空気泡の存在によって目立たなく
なると共に、表面材自体の不透明度が微小凹凸群の存在
によって若干増すこととによっても、粘着剤層面と被貼
着体との間に抱き込まれる細かな空気泡の存在が目立た
なく、整然とした状態でラベルやステッカー等が被貼着
体に貼着されているような外観を与えることができる。
ば、該粘着シートから剥離紙を引き剥したラベルやステ
ッカー等、すなわち、裏面に粘着剤層が積層されている
表面材からなるラベルやステッカー等を所定の箇所に貼
着すると、粘着剤層面と被貼着体との間に抱き込まれた
細かな空気泡が、粘着シートの表面材の微小凹凸群の凹
部と粘着剤層との間の空気泡の存在によって目立たなく
なると共に、表面材自体の不透明度が微小凹凸群の存在
によって若干増すこととによっても、粘着剤層面と被貼
着体との間に抱き込まれる細かな空気泡の存在が目立た
なく、整然とした状態でラベルやステッカー等が被貼着
体に貼着されているような外観を与えることができる。
【００３４】また、本発明は、剥離紙の剥離面に粘着剤
層を塗工した後、該粘着剤層面に、片面に微小凹凸群を
有するプラスチックフィルムからなる表面材を、該表面
材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層面と当接す
るようにして圧接し、表面材の微小凹凸群の凹部と粘着
剤層との間に空気泡を抱き込むようにして積層する粘着
シートの製造方法からなる。
層を塗工した後、該粘着剤層面に、片面に微小凹凸群を
有するプラスチックフィルムからなる表面材を、該表面
材における微小凹凸群を有する面が粘着剤層面と当接す
るようにして圧接し、表面材の微小凹凸群の凹部と粘着
剤層との間に空気泡を抱き込むようにして積層する粘着
シートの製造方法からなる。
【００３５】したがって、本発明の粘着シートの製造方
法によれば、上記の作用を呈する粘着シートを、容易か
つ確実に得られる。
法によれば、上記の作用を呈する粘着シートを、容易か
つ確実に得られる。
【図１】本発明の粘着シートから剥離紙を除去した後
に、裏面に粘着剤層を有する表面材を被貼着体に貼着し
た状態を示す切断端面図である。
に、裏面に粘着剤層を有する表面材を被貼着体に貼着し
た状態を示す切断端面図である。
【図２】本発明の粘着シートに使用する表面材の１例を
示す寸法入りの切断端面図である。
示す寸法入りの切断端面図である。
【図３】図２の表面材の微小凹凸群の部分を示す寸法入
りの切断端面図である。
りの切断端面図である。
１・・・・片面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルム
からなる表面材 ２・・・・微小凹凸群の凹部 ３・・・・粘着剤層 ４・・・・微小凹凸群の凹部２と粘着剤層３との間に存在す
る空気泡 ５・・・・微小凹凸群の凸部 ６・・・・表面材１の平滑面と粘着剤層３との間に存在する
空気泡 ７・・・・被貼着体 ８・・・・被貼着体７と粘着剤層３との間に抱き込まれた空
気泡 ９・・・・ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる表
面材
からなる表面材 ２・・・・微小凹凸群の凹部 ３・・・・粘着剤層 ４・・・・微小凹凸群の凹部２と粘着剤層３との間に存在す
る空気泡 ５・・・・微小凹凸群の凸部 ６・・・・表面材１の平滑面と粘着剤層３との間に存在する
空気泡 ７・・・・被貼着体 ８・・・・被貼着体７と粘着剤層３との間に抱き込まれた空
気泡 ９・・・・ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる表
面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 3/30 9349−4Ｆ 7/06 9349−4Ｆ 7/14 9349−4Ｆ 27/00 Ｍ 9349−4Ｆ 27/36 9349−4Ｆ
Claims (6)
- 【請求項１】 剥離紙と、該剥離紙の剥離面に積層さ
れている粘着剤層と、該粘着剤層面に積層されている表
面材とからなる粘着シートにおいて、前記表面材が、片
面に微小凹凸群を有するプラスチックフィルムからな
り、しかも、前記表面材が粘着剤層に対して、該表面材
の微小凹凸群を有する面が粘着剤層に当接するようにし
て積層されており、かつ、表面材の微小凹凸群の凹部と
粘着剤層との間に空気泡が存在していることを特徴とす
る粘着シート。 - 【請求項２】 片面に微小凹凸群を有するプラスチッ
クフィルムからなる表面材の微小凹凸群を、レーザビー
ム加工によって形成したものであることを特徴とする請
求項１に記載の粘着シート。 - 【請求項３】 片面に微小凹凸群を有するプラスチッ
クフィルムが、ポリエステルフィルムであることを特徴
とする請求項２に記載の粘着シート。 - 【請求項４】 剥離紙の剥離面に粘着剤層を塗工した
後、該粘着剤層面に、片面に微小凹凸群を有するプラス
チックフィルムからなる表面材を、該表面材における微
小凹凸群を有する面が粘着剤層面と当接するようにして
圧接し、表面材の微小凹凸群の凹部と粘着剤層との間に
空気泡を抱き込むようにして積層することを特徴とする
粘着シートの製造方法。 - 【請求項５】 片面に微小凹凸群を有するプラスチッ
クフィルムの微小凹凸群を、レーザビーム加工によって
形成することを特徴とする請求項４に記載の粘着シート
の製造方法。 - 【請求項６】 片面に微小凹凸群を有するプラスチッ
クフィルムが、ポリエステルフィルムであることを特徴
とする請求項５に記載の粘着シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6301554A JPH08134409A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 粘着シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6301554A JPH08134409A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 粘着シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134409A true JPH08134409A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17898345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6301554A Pending JPH08134409A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 粘着シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08134409A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998026931A1 (de) * | 1996-12-17 | 1998-06-25 | Teich Aktiengesellschaft | Oberflächenrauhes verpackungselement |
| KR20160122983A (ko) * | 2015-04-15 | 2016-10-25 | 신화인터텍 주식회사 | 미세구조화된 표면을 갖는 접합 테이프, 이형라이너 및 접합 테이프의 제조방법 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5287666U (ja) * | 1975-12-24 | 1977-06-30 | ||
| JPS5734546U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-23 | ||
| JPS5937343U (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-09 | 株式会社星光商会 | 粘着フイルム |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP6301554A patent/JPH08134409A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5287666U (ja) * | 1975-12-24 | 1977-06-30 | ||
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| US6200663B1 (en) | 1996-12-17 | 2001-03-13 | Teich Aktiengesellschaft | Rough surface packaging element |
| KR20160122983A (ko) * | 2015-04-15 | 2016-10-25 | 신화인터텍 주식회사 | 미세구조화된 표면을 갖는 접합 테이프, 이형라이너 및 접합 테이프의 제조방법 |
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |