JP3409997B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP3409997B2 JP18854397A JP18854397A JP3409997B2 JP 3409997 B2 JP3409997 B2 JP 3409997B2 JP 18854397 A JP18854397 A JP 18854397A JP 18854397 A JP18854397 A JP 18854397A JP 3409997 B2 JP3409997 B2 JP 3409997B2
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良之 松浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータの運行台数は数10万台にの
ぼり、その安全性を確保するためにエレベータの運行状
態を遠隔地から監視・制御する遠隔地保守システムが稼
働している。このため殆どのエレベータにはこのシステ
ムを駆動させるための遠隔制御装置が設置され、エレベ
ータの保守会社と電話回線で結合されている。一方、従
来のエレベータは、水害や台風などで雨に弱い地域、九
州、四国地方などでは保守員がエレベータの動力電源を
切ることにより未然にかご及び各階乗り場に設けられた
電気機器の故障を防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のエレベータでは、漏水等で電気機器系統の故障のおそ
れがあるとき、保守員の手を借りてエレベータの動力電
源を切っていた。このため、労力がかかり時間的なロス
が大きかった。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
第1に保守員等の手を借りずに自動的に動力電源をオフ
することができて漏電等のおそれやエレベータかご及び
各階の乗り場に設けられた電気機器の故障を未然に防ぐ
ことができ、第2に動力電源のオフ後、安全性が確認さ
れた後にはオフ時と同様に保守員等の手を借りずに自動
的に動力電源をオン復帰させてエレベータを再起動させ
ることができ、第3にエレベータ利用者に対しては安全
性を十分に保証することができるエレベータの制御装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、エレベータの動作状況を遠
隔地から通信回線を経由した指令により監視・制御する
エレベータの制御装置において、前記エレベータの動力
電源を前記遠隔地からの遠隔指令によりオン・オフする
動力電源遮断手段を備え、前記動力電源遮断手段はエレ
ベータかご停止の遠隔指令と前記動力電源オフの遠隔指
令の複数の遠隔指令により前記エレベータかごを特定階
に移動・停止後、前記動力電源をオフするように構成し
てなることを要旨とする。この構成により、所定の遠隔
指令によりエレベータかごが、例えば最上階等の特定階
に移動・停止し、前記エレベータかご内に乗客が閉じ込
められていないかを確認した後に電源を保守員等の手を
借りずに動力電源をオフすることが可能となる。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
のエレベータの制御装置において、前記エレベータかご
が前記特定階に停止後、前記動力電源とは別系統で供給
される電源により、エレベータの乗り場に停止であるこ
との表示を行うように構成してなることを要旨とする。
この構成により、エレベータの利用者は、エレベータが
停止していることを知らされる。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
のエレベータの制御装置において、前記動力電源のオン
復帰は、エレベータの乗り場に設けた漏水センサが一定
時間以上漏水を検知しないことにより行うように構成し
てなることを要旨とする。この構成により、漏水がな
く、漏電等のおそれがなくなった後に動力電源のオン復
帰が行われる。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図5を用いて説明する。まず図1、図2を用いて、
エレベータの制御装置の全体的な構成を説明する。図1
において、エレベータ保守会社1にエレベータ保守会社
端末装置2が設けられている。一方、4はエレベータ制
御盤であり、エレベータ保守会社端末装置2から、この
エレベータ制御盤4に通信回線としての電話回線3を使
用した直列データ伝送による遠隔指令によりエレベータ
の動力電源オフ信号等が発信されるようになっている。
エレベータ制御盤4内には、電磁リレー9を駆動する制
御マイコン6を内蔵した遠隔制御装置5、動力電源遮断
手段としてのエレベータ動力電源ブレーカ10及びエレ
ベータを駆動する図示省略のマイクロコンピュータ部を
内蔵したエレベータ制御部7が設けられている。遠隔制
御装置5とエレベータ制御部7とは信号線8で接続され
ている。エレベータ動力電源ブレーカ10は外部からの
信号によりオン・オフ可能な電磁コイル・モータ付きの
ブレーカである。エレベータ保守会社1からの遠隔指令
を遠隔制御装置5が受け、信号線8を介して、エレベー
タ制御部7がその遠隔指令を受けてエレベータかご11
を特定階のエレベータの乗り場12に停止させる。この
特定階は最上階であることが望ましい。この後、制御マ
イコン6からの指令により電磁リレー9が駆動され、エ
レベータ動力電源ブレーカ10が動作してエレベータの
動力電源がオフされることになる。このとき、遠隔制御
装置5は動力電源とは異なる電源で動作する。図2にお
いて、13は機械室、14は巻き上げ機、15はロープ
である。
【0011】上述のエレベータの制御装置の動作を、図
3のフローチャートを用いて説明する。エレベータは通
常運転を行っている(ステップ101)。エレベータ保
守会社1から電話回線3を介して遠隔制御装置5内の制
御マイコン6への運行停止の指令の入力の有無を調べる
(ステップ102)。運行停止の指令があったときは、
信号線8を通じてエレベータ制御部7でその信号を受信
し(ステップ103)、全ての呼びを消去する(ステッ
プ104)。エレベータかご11を最上階等の特定階に
移動させて停止し(ステップ105)、ドアを開けて乗
客を降ろす(ステップ106)。ドアを開け続け、30
秒後にドアを閉めて(ステップ107)、動力電源をオ
フする(ステップ108)。このように、エレベータ保
守会社1から、電話回線3を介して運行停止の遠隔指令
があったとき、エレベータかご11が特定階に移動・停
止後、エレベータの動力電源が保守員等の手を借りずに
自動的にオフされる。
【0012】動力電源オフ後の、動力電源のオン復帰に
よるエレベータの再起動は、安全性が確認された後に、
オン時と同様に、エレベータ保守会社1より電話回線3
を利用することによりエレベータ制御盤4において動力
電源をオンし、エレベータかご11を再起動させる。
【0013】なお、本実施の形態では、エレベータ保守
会社1からの運行停止の指令により、エレベータかご1
1を特定階に移動・停止後、動力電源をオフするように
しているが、エレベータ保守会社1からのエレベータか
ご11停止の遠隔指令と、動力電源オフの遠隔指令の2
つの遠隔指令により、エレベータの動作を制御するよう
にしてもよい。このような制御方法をとると、エレベー
タかご11内に乗客が閉じ込められていないかを確認し
た後に動力電源をオフすることが可能となる。
【0014】図4は、乗り場装置を示している。エレベ
ータの乗り場12において乗り場操作盤16内に第1の
メッセージ表示部17aを設置し、エレベータ動力電源
とは別系統の電源を使用することにより、「漏水で停止
です」などの表示を行うことができる。この結果、エレ
ベータ利用者は、エレベータが停止していることを知る
ことができる。図4中、19は、後述する漏水センサで
ある。
【0015】図5は、エレベータかご内の操作盤を示し
ている。エレベータかご11内のかご内操作盤18に第
2のメッセージ表示部17bを設置することにより、
「漏水で停止します。危険ですのでドアが開いたら降り
て下さい」などの表示を行うことができる。
【0016】動力電源のオン復帰は、前記図4中に示し
た漏水センサ19の検知結果によっても行うことができ
る。即ち、乗り場12の下部に設けた漏水センサ19に
よって一定時間以上漏水を検知しないことによりエレベ
ータ制御部7にセンサ信号を送り、信号線8を通じて、
遠隔制御装置5にセンサ信号を送る。そして、制御マイ
コン6によりエレベータ動力電源ブレーカ10をオンさ
せて動力電源をオン復帰させる。これとともに電話回線
3を使用した指令によりエレベータ保守会社1に設けら
れたエレベータ端末装置2に電源復帰を知らせることが
できる。漏水センサ19はエレベータ昇降路下部のピッ
トやエレベータ機械室13の吸い込み口に取り付けるこ
とで、より検知効果が出る。また、漏水センサ19は、
降雨終了後の温度上昇で発生する結露に対しても有効な
検知手段となる。
【0017】なお、上記実施の形態では、通信回線とし
て電話回線3の場合を示したが無線等他の通信手段を用
いることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、エレベータかご停止の遠隔指令と前記動力
電源オフの遠隔指令の複数の遠隔指令により前記エレベ
ータかごを特定階に移動・停止後、前記動力電源をオフ
するようにしたため、保守員等の手を借りずに自動的に
動力電源をオフすることができて、漏電等のおそれやエ
レベータかご及び各階の乗り場に設けられた電気機器の
故障のおそれがある場合に、これらを未然に防ぐことが
できる。しかも、複数の遠隔指令で前記エレベータの動
作を制御することにより、エレベータかご内に乗客が閉
じ込められていないかを確認した後に動力電源をオフす
ることが可能となり、信頼性の高いエレベータの制御装
置が提供できる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記エレベ
ータかごが前記特定階に停止後、前記動力電源とは別系
統で供給される電源により、エレベータの乗り場に停止
であることの表示を行うようにしたため、利用者が停止
中のエレベータを無駄に待つことがなくなる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、前記動力電
源のオン復帰は、エレベータの乗り場に設けた漏水セン
サが一定時間以上漏水を検知しないことにより行うよう
にしたため、漏水等やエレベータかご及び各階の乗り場
に設けられた電気機器等の故障発生を確実に防止するこ
とができる。
【0021】
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータの制御装置の実施の形
態の全体的な構成を示す図である。
【図2】上記実施の形態におけるエレベータ制御盤、エ
レベータかご及び乗り場等部分の構成関係を示す図であ
る。
【図3】上記実施の形態の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】上記実施の形態における乗り場装置等の部分を
示す図である。
【図5】上記実施の形態におけるかご内操作盤等の部分
を示す図である。
【符号の説明】
1 エレベータ保守会社 3 電話回線(通信回線) 4 エレベータ制御盤 7 エレベータ制御部 10 エレベータ動力電源ブレーカ(動力電源遮断手
段) 11 エレベータかご 12 乗り場 17a,17b メッセージ表示部 19 漏水センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−157160(JP,A) 特開 平7−61729(JP,A) 特開 平5−229762(JP,A) 実開 昭56−158463(JP,U) 実開 平1−90767(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 5/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの動作状況を遠隔地から通信
    回線を経由した指令により監視・制御するエレベータの
    制御装置において、前記エレベータの動力電源を前記遠
    隔地からの遠隔指令によりオン・オフする動力電源遮断
    手段を備え、前記動力電源遮断手段はエレベータかご停
    止の遠隔指令と前記動力電源オフの遠隔指令の複数の遠
    隔指令により前記エレベータかごを特定階に移動・停止
    後、前記動力電源をオフするように構成してなることを
    特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エレベータかごが前記特定階に停止
    後、前記動力電源とは別系統で供給される電源により、
    エレベータの乗り場に停止であることの表示を行うよう
    に構成してなることを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータの制御装置。
  3. 【請求項3】漏水時における前記動力電源のオン復帰
    は、エレベータの乗り場に設けられた漏水センサが一定
    時間以上漏水を検知しないことにより行うように構成し
    てなることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制
    御装置。
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US7350626B2 (en) 2004-10-20 2008-04-01 Otis Elevator Company Power-on-reset of elevator controllers
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