JP3406325B2 - 自動車の塗装方法 - Google Patents

自動車の塗装方法

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JP3406325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体をシャーシ部と、
ドア、ボンネット、フェンダ、ルーフ等の車体外面に露
出する外装部材とに分離自在とすると共に、車体の少な
くともシャーシ部をアルミニウム合金で形成した自動車
の塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭56−11514号公報や
特開昭62−157875号公報に見られるように、シ
ャーシ部とドア、ボンネット等の蓋部材とを分離した状
態で個々に塗装を施し、その後蓋部材をシャーシ部に組
付ける方法が知られている。この場合、外装部材のうち
蓋部材以外のフェンダやルーフといった部材をシャーシ
部に一体化した状態でシャーシ部の塗装を行うを一般と
しており、そのためシャーシ部にも蓋部材と同様に電着
塗装に加えて中塗り、上塗り等の仕上げ塗装を施してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の如く蓋
部材をシャーシ部から分離した状態で塗装する場合に
は、蓋部材を最適姿勢(例えば水平姿勢)に置いてレシ
プロケータ等の簡易な塗装機により良好に仕上げ塗装で
きる利点があるが、フェンダやルーフ等のシャーシ部に
一体化された外装部材の仕上げ塗装は高価な塗装ロボッ
トを用いて行わねばならず、設備費が嵩んで塗装コスト
の上昇につながっている。ところで、防錆力を確保する
には電着塗装で充分であり、特にシャーシ部を防錆力に
優れたアルミニウム合金製とする場合には、シャーシ部
に対しての仕上げ塗装は無駄な作業となっている。本発
明は、以上の点に鑑み、車体外面に露出する全ての外装
部材をシャーシ部から分離自在として、シャーシ部に対
しての仕上げ塗装を廃止し、塗装コストの低減を図れる
ようにした塗装方法を提供することをその目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、車体の少なくともシャーシ部がアルミニウム
合金で形成された自動車を塗装する方法であって、遅く
とも電着塗装工程後に車体をシャーシ部と、ドア、ボン
ネット、フェンダ、ルーフ等の車体外面に露出する外装
部材とに分離し、外装部材にのみ中塗り、上塗り等の仕
上塗装を施した後、外装部材を仕上塗装を施していない
シャーシ部に組付け、この組付け後の車体に対する仕上
塗装を施さずに塗装を完了することを特徴とする。
【0005】
【作用】シャーシ部から外装部材を分離して、外装部材
にのみ仕上げ塗装を施すため、シャーシ部に無駄な仕上
げ塗装を施さずに済む。尚、通常の電着塗装は仕上げ塗
装の塗色にあまり影響を与えないようにグレー色が採用
されており、電着塗装しただけではシャーシ部のうち目
につき易いドア開口部の目映えが悪くなる可能性があ
る。ところで、ドア開口部にはシール性及びドア閉鎖時
の衝撃吸収のためにシールラバーが装着されるようにな
っており、このラバーと同色のカラー電着塗装をシャー
シ部に施せば、目映えが悪くなることはない。
【0006】
【実施例】本発明方法を図1に示す自動車の塗装に適用
した実施例について説明する。この自動車は、シャーシ
部1と、ドア2、ボンネット3、トランクリッド4、フ
ロント及びリヤのフェンダ5、ルーフ6から成る外装部
材とで構成されており、シャーシ部1と外装部材とを全
てアルミニウム合金製とした。このように外装部材をア
ルミニウム合金製とすると、その損傷時に鉄製部材のよ
うに板金修理できないため、外装部材を全てシャーシ部
1にボルト止めして、損傷時に各外装部材と交換できる
ようにした。
【0007】塗装に際しては、図2に示す如く、外装部
材2〜6をシャーシ部1に組付けた状態で車体全域に脱
脂処理と、化成処理(リン酸亜鉛処理やクロメート処
理)等の前処理と、電着塗装とを施し、次にシャーシ部
1から全ての外装部材2〜6を分離し、これら外装部材
に中塗り、上塗りの仕上げ塗装を施す。一方、シャーシ
部1には、常法に従ってシーリング剤の塗布と、シャー
シ部1下面へのPVC(ポリビニールクロライド)の塗
布とを行い、その後シャーシ部の艤装と外装部材たるド
ア2等の艤装とを行い、次いで全ての外装部材をシャー
シ部1に組付ける。
【0008】尚、シャシー部1のうち特にドア開口部は
目につき易いが、ドア開口部にはシールラバーが装着さ
れるから、シャーシ部1にシールラバーと同色(通常は
黒色)のカラー電着塗装を施せば、目映えが悪くなるこ
とはない。このカラー電着塗装のコストが通常のグレー
色の電着塗装のコストより高くなる場合には、図3に示
すように、シャーシ部1と外装部材2〜6とを最初から
或いは遅くとも前処理後に分離し、シャーシ部1にのみ
カラー電着塗装を施し、外装部材には通常の電着塗装を
施して、コストダウンを図れるようにする。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、シャーシ部に無駄に仕上げ塗装を施
さずに済み、塗装コストを低減できると共に、全ての外
装部材を最適姿勢で良好に仕上げ塗装できて、塗装品質
が向上し、更に請求項2の発明によれば、シャーシ部の
うち目につき易いドア開口部における目映えの悪さも解
消される効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を適用する自動車の一例の分解斜
視図
【図2】 本発明方法の一例の工程図
【図3】 本発明方法の他の実施例の工程図
【符号の説明】
1 シャーシ部 2〜6 外装部材
フロントページの続き (72)発明者 石井 聡 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−23644(JP,A) 特開 昭63−107782(JP,A) 特開 平2−251277(JP,A) 特開 平1−218668(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の少なくともシャーシ部がアルミニ
    ウム合金で形成された自動車を塗装する方法であって、
    遅くとも電着塗装工程後に車体をシャーシ部と、ドア、
    ボンネット、フェンダ、ルーフ等の車体外面に露出する
    外装部材とに分離し、外装部材にのみ中塗り、上塗り等
    の仕上塗装を施した後、外装部材を仕上塗装を施してい
    ないシャーシ部に組付け、この組付け後の車体に対する
    仕上塗装を施さずに塗装を完了することを特徴とする自
    動車の塗装方法。
  2. 【請求項2】 シャーシ部にドア開口部に装着するシー
    ルラバーと同色の電着塗装を施すことを特徴とする請求
    項1に記載の自動車の塗装方法。
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WO2015137536A1 (ko) * 2014-03-13 2015-09-17 포항공과대학교 산학협력단 선도장 강판을 이용한 자동차 제조방법

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