JPH0781192B2 - 自動車の組立方法 - Google Patents

自動車の組立方法

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JPH0781192B2
JPH0781192B2 JP16886486A JP16886486A JPH0781192B2 JP H0781192 B2 JPH0781192 B2 JP H0781192B2 JP 16886486 A JP16886486 A JP 16886486A JP 16886486 A JP16886486 A JP 16886486A JP H0781192 B2 JPH0781192 B2 JP H0781192B2
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彰 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車の組立方法に関し、さらに詳しくは
塗装前処理(皮膜化成処理)工程を含む自動車の組立方
法に関する。
従来の技術 自動車の製造工程においては、自動車工学全書19巻「自
動車の製造法」発行所:株式会社山海堂にもあるように
フロントフエンダやリアフエンダおよびルーフパネル等
の外板部品はもちろん、ドア,フード,トランクリツド
等の開閉体が組み付けられた車体を塗装前処理槽に浸漬
して皮膜化成処理を行なうのが一般的である。そして、
上記のような各パネルは予め溶接やボルトにより車体骨
格部材に組み付けられている。
発明が解決しようとする問題点 上記のような塗装前処理法においては、溶接やボルトで
接合されたパネル同士の合わせ目については十分に脱脂
材,化成処理剤が回り込まず、良好な化成皮膜膜が形成
されないことがある。また、ルーフ,フード,トランク
リツド等の内側においては、車体を前処理槽内に浸漬さ
せる際に空気の進入によるいわゆるエアポケツトが発生
し、上記と同様に化成皮膜が形成されないことがあるば
かりでなく、これらのパネル類については車体に対する
組付姿勢がほぼ水平であって、その姿勢のままで塗装前
処理槽に浸漬されることになるために皮膜化成処理中に
発生する不溶性化合物(化成スラツジ)が沈降付着し、
表面の仕上がりが悪くなる。
問題点を解決するための手段 本発明は上記のような皮膜化成欠陥を解消した方法を提
供するもので、自動車車体の外板部品のうち正規の車体
組付状態で略水平姿勢となるものを含む複数の外板部品
を車体骨格部材と分離し、これら単品状態の外板部品を
鉛直状態にて前処理槽に浸漬して皮膜化成処理を行なう
とともに車体骨格部材の皮膜化成処理を行ない、塗装後
に各外板部品を車体骨格部材に組み付けることを特徴と
するものである。
ここにいう外板部品とは、フロントフエンダ,リアフエ
ンダ,ルーフ,フード,ドア,トランクリツド等の実質
的外板部分であるアウターパネルのみを指す場合と、ア
ウターパネルとインナーパネルとが組み合された状態の
ものを指す場合のいずれをも含むものとする。
作用 本発明によれば、各外板部品を単品状態で皮膜化成処理
および塗装したのちに、例えばボルト等を用いて相手側
の車体骨格部材に組み付けることになるので、パネル同
士の合わせ目等に塗料が付着しないといつた不具合がな
く、しかも正規の車体組付状態で略水平姿勢となる外板
部品までもが鉛直状態で塗装されるので、エアポケツト
やスラツジ付着による不具合が解消される。
実施例 第1図は本発明の一実施例を示す図であり、メタル工程
を経た車体Bについて、車体骨格部材であるキヤブメイ
ン1からフロントフエンダ2,リアフエンダ3およびルー
フパネル4を分離するとともに、フロントドア5,リアド
ア6,フード7およびトランクリツド8の各開閉体につい
ても同様にキヤブメイン1から分離する。さらに、フロ
ントドア5,リアドア6,フード7およびトランクリツド8
については、それぞれにアウターパネル5a,6a,7a,8aと
インナーパネル5b,6b,7b,8bとに分離する。
そして、キヤブメイン1から分離したパネル類のうち、
実質的な外板部品となるフロントフエンダ2,リアフエン
ダ3,ルーフパネル4,フードアウターパネル7a,トランク
リツドアウターパネル8aおよびドアアウターパネル5a,6
a,のそれぞれについて例えば第2図に示すように専用の
ハンガー9に吊り下げ支持させ、前処理各工程10〜21を
鉛直状態にて通過させて皮膜化成処理を行なう。なお、
第2図はドアアウターパネル5aの前処理工程について例
示しており、そのうちの脱脂工程12を拡大したものが第
3図である。
また、上記以外のキヤブメイン1は従来同様のハンガー
に吊り下げ、内板部品であるフードインナーパネル7b,
トランクリツドインナーパネル8b,ドアインナーパネル5
b,6bについてはアウターパネル同様に皮膜化成処理を行
なう。
この場合、上記のように外板部品と内板部品とを分けて
それぞれ別の前処理ラインに流すことにより、例えば外
板部品用の皮膜化成処理としてはいわゆる仕上がり肌を
重視したものを、また内板部品用の前処理としては防錆
性を重視して、電気亜鉛めつき,溶融亜鉛めっき等の処
理を行なう事もできる。
前処理を終えたのち、常法により塗装を行なう。塗装を
終えた各パネルの処理としては、アウターパネルとイン
ナーパネルとを結合させる必要があるものについてはボ
ルト等により相互に結合し、また直接キヤブメイン1に
組み付けられるものについてはそのまま組み付ける。
例えばフロントドア5については第4図および第5図に
示すように、アウターパネル5aとインナーパネル5bと
を、皿ビス22と樹脂ナツト23および樹脂ワツシヤ24を用
いて結合する。また、例えばルーフパネル4については
第6図および第7図に示すように、ルーフパネル4側の
レインフオース25をスタツドボルト26とナツト27を用い
てキヤブメイン1側のルーフレール28に固定するととも
に、構造用接着剤29を併用する。
第8図は本発明の他の実施例を示すもので、本実施例に
おいてはフード7,フロントドア5,リアドア6およびトラ
ンクリツド8の各開閉体をアウターパネルとインナーパ
ネルとに分けることなく開閉体単体の状態でそれぞれに
皮膜化成処理を行なうようにしたもので、それ以外につ
いては基本的に上記と同様である。
発明の効果 本発明によれば、自動車車体の外板部品を車体骨格部材
に組み付ける前に皮膜化成処理を行なうようにしたもの
であるから、例えばボルト等で接合されるパネル同士の
合わせ目にも化成皮膜が十分に形成され防錆性が向上す
るほか、正規の車体組付状態で略水平姿勢となる外板部
品までも鉛直状態で皮膜化成処理するために、エアポケ
ツトの発生や化成スラツジの沈降付着がなく、防錆力の
向上と併せて表面仕上がり状態が良好なものとなる。
また、各外板部品ごとに例えば処理条件を変えるなど別
の処理をすることが可能となり、例えば表面仕上がりを
重視する場合や防錆性を重視する場合などのように、各
外板部品ごとに目的に合わせた前処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は皮膜
化成処理工程の説明図、第3図は脱脂工程の説明図、第
4図はフロントドアの説明図、第5図は第4図のA−A
線に沿う断面図、第6図はルーフパネルの説明図、第7
図は第6図のB−B線に沿う断面図、第8図は本発明の
他の実施例を示す説明図である。 1……車体骨格部材としてのキヤブメイン、2……フロ
ントフエンダ、3……リアフエンダ、4……ルーフパネ
ル、5……フロントドア、6……リアドア、7……フー
ド、8……トランクリツド、10……湯洗工程、11……予
備脱脂工程、12……脱脂工程、13,14,17,18,19,20……
水洗工程、15……表面調整工程、16……皮膜化成工程、
21……純水洗工程。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車車体の外板部品のうち正規の車体組
    付状態で略水平姿勢となるものを含む複数の外板部品を
    車体骨格部材と分離し、 これら単品状態の外板部品を鉛直状態にて前処理槽に浸
    漬して皮膜化成処理を行うとともに車体骨格部材の皮膜
    化成処理を行い、 塗装後に各外板部品を車体骨格部材に組み付けることを
    特徴とする自動車の組立方法。
JP16886486A 1986-07-17 1986-07-17 自動車の組立方法 Expired - Lifetime JPH0781192B2 (ja)

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JPS6326379A JPS6326379A (ja) 1988-02-03
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