JP3406324B2 - 自動車の塗装方法 - Google Patents

自動車の塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の少なくともシャ
ーシ部がアルミニウム合金で形成された自動車の塗装方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車の重量を軽減するため、車
体の一部又は全部をアルミニウム合金製とするものが知
られている。ところで、ボンネット等の車体の一部をア
ルミニウム合金製とする自動車においても、その塗装
は、車体全部を鉄製とする従来の自動車と同様に、化成
処理等の塗装前処理と、電着塗装と、中塗り、上塗り等
の仕上げ塗装とを車体全域に施すことで行っている(特
開昭61−104089号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウム合金は防
錆力が高く、防錆のために電着塗装を行う必要はなく、
車体のシャーシ部をアルミニウム合金で形成する場合、
上記の如く車体全域に電着塗装を施すと、シャーシ部に
ついては高価な電着塗装が浪費されることになる。本発
明は、以上の点に鑑み、アルミニウム合金製のシャーシ
部に対する無駄な電着塗装を廃止してコストダウンを図
れるようにした塗装方法を提供することをその目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、車体の少なくともシャーシ部がアルミニウ
ム合金で形成された自動車を塗装する方法であって、遅
くとも塗装前処理工程後に車体をシャーシ部と、ドア、
ボンネット、フェンダ、ルーフ等の車体外面に露出する
外装部材とに分離して、外装部材にのみ電着塗装を施
し、次いで外装部材に仕上げ塗装を施した後、外装部材
電着塗装を施していないシャーシ部に組付けるように
した。
【0005】
【作用】外装部材をシャーシ部から分離して、外装部材
にのみ電着塗装を施すことにより、シャーシ部に無駄に
電着塗装を施さずに済む。又、外装部材をシャーシ部か
ら分離した状態で電着塗装するため、シャーシ部に組付
けた状態では着きまわり性が悪くなる部位にも確実に電
着塗膜が形成され、且つ電着槽も小さくて済むためコス
トダウンを図れる。更に、外装部品を塗装に最適な姿
勢、例えば水平姿勢にして、これにレシプロケータ等の
簡易な塗装機で中塗りや上塗り等の仕上げ塗装を施すこ
とができ、高品位な塗装を安価に達成できるようにな
る。尚、シャーシ部と外装部材とを塗装前処理工程の前
に分離し、シャーシ部に化成処理等の塗装前処理に代え
て陽極酸化処理やベーマイト処理を施すようにしても良
い。陽極酸化処理を施す場合には、化成処理と異り乾燥
が不要となり、更には着色することも可能となり、又ベ
ーマイト処理を施す場合には、湯や蒸気を用いるだけで
あるため、排液処理が不要となる利点がある。
【0006】
【実施例】本発明方法を図1に示す自動車の塗装に適用
した実施例について説明する。この自動車は、シャーシ
部1と、ドア2、ボンネット3、トランクリッド4、フ
ロント及びリヤのフェンダ5、ルーフ6から成る外装部
材とで構成されており、シャーシ部1と外装部材とを全
てアルミニウム合金製とした。このように外装部材をア
ルミニウム合金製とすると、その損傷時に鉄製部材の如
く板金処理できないため、外装部材を全てシャーシ部1
にボルト止めして、損傷時に各外装部材を交換できるよ
うにした。
【0007】塗装に際しては、図2に示す如く、外装部
材2〜6をシャーシ部1に組付けた状態で車体全域に脱
脂処理と、化成処理(リン酸亜鉛処理やクロメート処
理)等の塗装前処理とを施し、次にシャーシ部1から全
ての外装部材2〜6を分離し、これら外装部材に電着塗
装と、次いで中塗り、上塗りの仕上げ塗装を施す。一
方、シャーシ部1には、電着塗装を施すことなく、常法
に従ってシーリング剤の塗布と、シャーシ部下面へのP
VC(ポリビニールクロライド)の塗布とを行い、その
後シャーシ部1の艤装と外装部材たるドア2等の艤装と
を行い、次いで全ての外装部材をシャーシ部1に組付け
る。
【0008】図3は他の実施例を示し、このものでは、
シャーシ部1と外装部材とを最初から分離しておき、シ
ャーシ部1に脱脂処理を施した後、塗装前処理に代えて
陽極酸化処理或いはベーマイト処理を施し、その後上記
実施例と同様にシーリング剤やPVCの塗布と艤装とを
行うようにした。この場合、外装部材には、脱脂処理と
塗装前処理とを施した後、上記実施例と同様に電着塗
装、中塗り、上塗り、艤装を施し、最後にシャーシ部1
に外装部材を組付ける。
【0009】尚、シャーシ部1の中で特にドア開口部は
目につき易いが、塗装を行わなくともシャーシ部の色は
アルミニウム合金自体が持つシルバー色となるため、違
和感は生じない。気になるようであれば、ドア開口部等
の目につき易い部分にのみ塗装を施したり、カバー部材
を取付ければ良い。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、外装部材にこれをシャーシ部から分
離した状態で電着塗装と仕上げ塗装とを施せるため、電
着塗膜の着きまわり性が向上すると共に、外装部品を最
適姿勢に置いて良好に仕上げ塗装でき、塗装品質が向上
し、且つ電着槽や塗装機が小型簡易なもので足り、而も
シャーシ部に無駄に電着塗装を施さずに済み、大幅なコ
ストダウンを図れる。又、請求項2や請求項3の発明の
如く、シャーシ部に陽極酸化処理やベーマイト処理を施
すことでシャーシ部の耐久性を向上できると共に、化成
処理を施す場合に比し乾燥や排液処理を不要として生産
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を適用する自動車の一例の分解斜
視図
【図2】 本発明方法の一例の工程図
【図3】 本発明方法の他の実施例の工程図
【符号の説明】
1 シャーシ部 2〜6 外装部材
フロントページの続き (72)発明者 石井 聡 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−218668(JP,A) 特開 昭55−88874(JP,A) 特開 昭54−23644(JP,A) 特開 平2−251277(JP,A) 特開 昭63−107782(JP,A) 特開 昭62−258784(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の少なくともシャーシ部がアルミニ
    ウム合金で形成された自動車を塗装する方法であって、
    遅くとも塗装前処理工程後に車体をシャーシ部と、ド
    ア、ボンネット、フェンダ、ルーフ等の車体外面に露出
    する外装部材とに分離して、外装部材にのみ電着塗装を
    施し、次いで外装部材に仕上げ塗装を施した後、外装部
    材を電着塗装を施していないシャーシ部に組付けること
    を特徴とする自動車の塗装方法。
  2. 【請求項2】 車体を塗装前処理工程の前にシャーシ部
    と外装部材とに分離し、シャーシ部に対し塗装前処理に
    代えて陽極酸化処理を施すことを特徴とする請求項1に
    記載の自動車の塗装方法。
  3. 【請求項3】 車体を塗装前処理工程の前にシャーシ部
    と外装部材とに分離し、シャーシ部に対し塗装前処理に
    代えてベーマイト処理を施すことを特徴とする請求項1
    に記載の自動車の塗装方法。
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CN106191965B (zh) * 2016-08-19 2017-12-29 重庆长安汽车股份有限公司 一种用于汽车翼子板的防电泳流痕导流结构

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