JP3405370B2 - リッド付テープカセットの防塵リブ構造 - Google Patents
リッド付テープカセットの防塵リブ構造Info
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- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リッド付き記録再生用
テープカセットの組立てを容易に行う改良に関するもの
であり、詳しくは上シエル側のリッド機構を開いた状態
で下シエル側に嵌合させる場合に、上シエルを下シエル
の上側から真っ直ぐに嵌合できる構造に関する。
テープカセットの組立てを容易に行う改良に関するもの
であり、詳しくは上シエル側のリッド機構を開いた状態
で下シエル側に嵌合させる場合に、上シエルを下シエル
の上側から真っ直ぐに嵌合できる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるリッド付き記録再生用
カセット45は、図7に示すように、略四角形状に形成
された上シエル46と、テープ41を巻装させた一対の
リール42からなるリール部43と、リッド機構部と、
上シエル46に係合できる略四角形状に形成された下シ
エルとから構成されている。
カセット45は、図7に示すように、略四角形状に形成
された上シエル46と、テープ41を巻装させた一対の
リール42からなるリール部43と、リッド機構部と、
上シエル46に係合できる略四角形状に形成された下シ
エルとから構成されている。
【0003】上シエル46は、図7に示すように、略四
角形状をした絶縁性部材で形成され、長手方向の両端側
面には、上シエル46の前面側から奥に向かって溝を形
成したフロントリッド案内溝4と、このフロントリッド
案内溝4に近接した位置に半円形状に切り欠いたフロン
トリッド回転軸受部5と、下シエルに設けた防塵リブと
同じ大きさに形成し光路の一部を形成する防塵リブ蓋部
47と、筒型形状に突出した中央部にめくら穴を有する
下シエル係合突起7とを設け、且つ前面側の中央位置に
はバックリッド15を係合する所定間隔おいた両側に舌
片の中央部を切り欠いたバックリッド係止部8を設けた
構造となっている。
角形状をした絶縁性部材で形成され、長手方向の両端側
面には、上シエル46の前面側から奥に向かって溝を形
成したフロントリッド案内溝4と、このフロントリッド
案内溝4に近接した位置に半円形状に切り欠いたフロン
トリッド回転軸受部5と、下シエルに設けた防塵リブと
同じ大きさに形成し光路の一部を形成する防塵リブ蓋部
47と、筒型形状に突出した中央部にめくら穴を有する
下シエル係合突起7とを設け、且つ前面側の中央位置に
はバックリッド15を係合する所定間隔おいた両側に舌
片の中央部を切り欠いたバックリッド係止部8を設けた
構造となっている。
【0004】リッド機構部48は、カセット45を使用
する時に狭持しているテープ41を露出する機構になっ
ておりトップリッド10と、バックリッド15と、フロ
ントリッド49と、弾性材である捻りコイルバネ29と
から構成されている。
する時に狭持しているテープ41を露出する機構になっ
ておりトップリッド10と、バックリッド15と、フロ
ントリッド49と、弾性材である捻りコイルバネ29と
から構成されている。
【0005】トップリッド10は、図7及び主として図
9に示すように、長方形状に形成された長手方向の両端
に設けた側壁11と、この側壁11に内側方向に向かい
合い且つ一部を切り欠いためくら穴に形成したフロント
リッド係合突起穴12と、このフロントリッド係合突起
穴12の反対側の側壁11に上シエル46のトップリッ
ド案内溝4にガイドされる上シエル係合突部13と、側
壁11から内側に所定間隔に形成されたバックリッド1
5を係合するバックリッド係合突部14とを設けた構造
になっている。
9に示すように、長方形状に形成された長手方向の両端
に設けた側壁11と、この側壁11に内側方向に向かい
合い且つ一部を切り欠いためくら穴に形成したフロント
リッド係合突起穴12と、このフロントリッド係合突起
穴12の反対側の側壁11に上シエル46のトップリッ
ド案内溝4にガイドされる上シエル係合突部13と、側
壁11から内側に所定間隔に形成されたバックリッド1
5を係合するバックリッド係合突部14とを設けた構造
になっている。
【0006】バックリッド15は、図7に示すように、
長手形状をした下部側を略三角形状に形成し、その表面
は露出するテープ41を狭持する長板形状のテープ保持
面16を形成する。一方、三角形状をした側面の一辺に
はテープの狭持状態の開閉動作に連動する下シエル案内
突部17と、テープ保持面16の上部端は棒状に形成し
た両端にトップリッド10に係合する突出して形成した
トップリッド係合突部18、18とから構成されてい
る。
長手形状をした下部側を略三角形状に形成し、その表面
は露出するテープ41を狭持する長板形状のテープ保持
面16を形成する。一方、三角形状をした側面の一辺に
はテープの狭持状態の開閉動作に連動する下シエル案内
突部17と、テープ保持面16の上部端は棒状に形成し
た両端にトップリッド10に係合する突出して形成した
トップリッド係合突部18、18とから構成されてい
る。
【0007】フロントリッド49は、図7に示すよう
に、細長い平板形状にした基板部20と、この基板部2
0の両端部に直交する方向に突設させて設けたフロント
リッド保持部21と、トップリッド10と係合するトッ
プリッド係合突部22と、基板部20の裏側の面にテー
プを挟むテープ保持面23とを設けた構造となってい
る。
に、細長い平板形状にした基板部20と、この基板部2
0の両端部に直交する方向に突設させて設けたフロント
リッド保持部21と、トップリッド10と係合するトッ
プリッド係合突部22と、基板部20の裏側の面にテー
プを挟むテープ保持面23とを設けた構造となってい
る。
【0008】フロントリッド保持部21は、内側に対向
して左右に構造の異なるリッド回転軸を設けたリッド回
転軸部23A、23Bと、四角形状に切り抜いたライト
パス孔24と、ライトパス孔24よりも外側であって自
由端部に近接した位置に舌片形状に形成されたリッド係
止部材25とを備えた構造になっている。
して左右に構造の異なるリッド回転軸を設けたリッド回
転軸部23A、23Bと、四角形状に切り抜いたライト
パス孔24と、ライトパス孔24よりも外側であって自
由端部に近接した位置に舌片形状に形成されたリッド係
止部材25とを備えた構造になっている。
【0009】一方のリッド回転軸部(図7で左側)23
Aは、上シエル46のフロントリッド回転軸受部5と下
シエル50のフロントリッド回転軸係合部とに回転自在
に係合される回転軸26Aと、この回転軸26Aの延長
軸上であって中心軸を偏心させて設けた捻りコイルバネ
29を装着する付勢軸27とを設けた構造になってい
る。
Aは、上シエル46のフロントリッド回転軸受部5と下
シエル50のフロントリッド回転軸係合部とに回転自在
に係合される回転軸26Aと、この回転軸26Aの延長
軸上であって中心軸を偏心させて設けた捻りコイルバネ
29を装着する付勢軸27とを設けた構造になってい
る。
【0010】他方のリッド回転軸部(図7で右側)23
Bは、上シエル46のフロントリッド回転軸受部5と下
シエル50のフロントリッド回転軸係合部とに回転自在
に係合される回転軸26Bとを設けた構造となってい
る。
Bは、上シエル46のフロントリッド回転軸受部5と下
シエル50のフロントリッド回転軸係合部とに回転自在
に係合される回転軸26Bとを設けた構造となってい
る。
【0011】捻りコイルバネ29は、座巻きした空洞部
分を付勢軸27に嵌装させ、一方の端部を図示していな
いがフロントリッド49の所定箇所に係止し、他方の端
部を上シエル46に係止してリッド機構を常に閉状態に
なるように付勢するスプリング機能を有する。
分を付勢軸27に嵌装させ、一方の端部を図示していな
いがフロントリッド49の所定箇所に係止し、他方の端
部を上シエル46に係止してリッド機構を常に閉状態に
なるように付勢するスプリング機能を有する。
【0012】下シエル50は、図7に示すように、上シ
エル46と係合する略四角形状に形成されており、背面
側のコーナーに設けた外部端子接続部31と、背面側の
中央の位置に設けたリールロック機構部32と、長手方
向の両端部略中央の位置から前方向に設けたリッド係止
部33と、光路切欠部35と、上シエル46と接合する
側を開口したコ字型形状に形成された防塵リブ51と、
前面側中央位置に設けた光源挿入部38とを設けた構造
になっている。
エル46と係合する略四角形状に形成されており、背面
側のコーナーに設けた外部端子接続部31と、背面側の
中央の位置に設けたリールロック機構部32と、長手方
向の両端部略中央の位置から前方向に設けたリッド係止
部33と、光路切欠部35と、上シエル46と接合する
側を開口したコ字型形状に形成された防塵リブ51と、
前面側中央位置に設けた光源挿入部38とを設けた構造
になっている。
【0013】防塵リブ51は、カセット45を不使用時
に光路切欠部35の側面周囲を塞いで塵等の侵入を防ぐ
構造になっている。
に光路切欠部35の側面周囲を塞いで塵等の侵入を防ぐ
構造になっている。
【0014】このような構造からなる下シエル50は、
テープ41の終端を光により検出する光路が形成され
る。光路は、カセット45が電子機器等に装着されてリ
ッド機構が開の状態になると共に、光源挿入部38の孔
40に電子機器の光源が外部から挿入される。そうする
とこの光源からの光がリール42の外側の一部分を横切
るようにして通過し、光路切欠部35を通過し、電子機
器等の光検出部に到達する構造となっている。
テープ41の終端を光により検出する光路が形成され
る。光路は、カセット45が電子機器等に装着されてリ
ッド機構が開の状態になると共に、光源挿入部38の孔
40に電子機器の光源が外部から挿入される。そうする
とこの光源からの光がリール42の外側の一部分を横切
るようにして通過し、光路切欠部35を通過し、電子機
器等の光検出部に到達する構造となっている。
【0015】このように上記説明した種々の構成からな
るリッド付き記録再生用カセット45の組立は、先ず下
シエル50にテープ41を巻装させた一対のリール41
を装着する。そして、バックリッド15をトップリッド
10に係合すると共に、トップリッド10をフロントリ
ッド49に係合させてリッド機構部48自体の組立は完
成する。尚、リッド機構部48は最初から組み立ててお
いてもよい。 次に、このようにして完成されたリッド
機構部48を上シエル46に係合し、リッド機構部48
を開の状態にして下シエル50に被せるようにしてカセ
ット45の組立は完成する。
るリッド付き記録再生用カセット45の組立は、先ず下
シエル50にテープ41を巻装させた一対のリール41
を装着する。そして、バックリッド15をトップリッド
10に係合すると共に、トップリッド10をフロントリ
ッド49に係合させてリッド機構部48自体の組立は完
成する。尚、リッド機構部48は最初から組み立ててお
いてもよい。 次に、このようにして完成されたリッド
機構部48を上シエル46に係合し、リッド機構部48
を開の状態にして下シエル50に被せるようにしてカセ
ット45の組立は完成する。
【0016】ここで、リッド機構部48を開状態にして
下シエル50に係合することについて図8、図9及び図
10を参照にして以下詳細に説明する。
下シエル50に係合することについて図8、図9及び図
10を参照にして以下詳細に説明する。
【0017】図8、図9及び図10に示すように、リッ
ド機構部48のフロントリッド49の回転軸を中心にし
て上方向に回動することによりトップリッド10の上シ
エル係合突部13がトップリッド案内溝4に案内されて
上方向に回動し、バックリッド15とフロントリッド4
9とのテープ保持面16、23(図1参照)を開いた状
態にして、下シエル50と係合させる。この時、図9に
示すように、フロントリッド保持部21の自由端側に設
けてあるリッド係止部材25の位置と、その幅Xは、防
塵リブ51の右側の部分に重なってしまう構造となって
いる。即ち、リッド機構部48が開状態の時のフロント
リッド49のフロントリッド保持部21のリッド係止部
材25が下シエル50側に通過する幅Xだけ確保する必
要があり、そのため、図8の矢印に示すように、上シエ
ル45全体を後方にバックさせて下シエル50側に接近
させて防塵リブ51を迂回させながら上下シエル46、
50を接合させる構造となっている。
ド機構部48のフロントリッド49の回転軸を中心にし
て上方向に回動することによりトップリッド10の上シ
エル係合突部13がトップリッド案内溝4に案内されて
上方向に回動し、バックリッド15とフロントリッド4
9とのテープ保持面16、23(図1参照)を開いた状
態にして、下シエル50と係合させる。この時、図9に
示すように、フロントリッド保持部21の自由端側に設
けてあるリッド係止部材25の位置と、その幅Xは、防
塵リブ51の右側の部分に重なってしまう構造となって
いる。即ち、リッド機構部48が開状態の時のフロント
リッド49のフロントリッド保持部21のリッド係止部
材25が下シエル50側に通過する幅Xだけ確保する必
要があり、そのため、図8の矢印に示すように、上シエ
ル45全体を後方にバックさせて下シエル50側に接近
させて防塵リブ51を迂回させながら上下シエル46、
50を接合させる構造となっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来技術におけるリッド付きカセット構造におい
ては、下シエルに設けた防塵リブにリッド係止部材をあ
たってしまい、上下シエルを対峙させた状態にして方向
を変えないで接合出来ないという構造上の問題点があ
る。
明した従来技術におけるリッド付きカセット構造におい
ては、下シエルに設けた防塵リブにリッド係止部材をあ
たってしまい、上下シエルを対峙させた状態にして方向
を変えないで接合出来ないという構造上の問題点があ
る。
【0019】従って、光路からの塵等の侵入を防ぐ防塵
リブと、リッド機構部を開状態、即ちテープをはずした
状態、にして上下シエルを対峙した状態で方向を変更す
ることなく接合できる構造に解決しなければならない課
題を有している。
リブと、リッド機構部を開状態、即ちテープをはずした
状態、にして上下シエルを対峙した状態で方向を変更す
ることなく接合できる構造に解決しなければならない課
題を有している。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るリッド付きカセット構造は、四角形状
の上下シエルで形成されたカセット内にテープを巻装
し、該カセットから外部に一部露出したテープを保護す
る回動自在なリッドを備えたリッド機構部と、テープの
終端を検出するライト孔の周囲に設けた防塵用リブとを
備えたテープカセットであり、前記防塵用リブを2つに
分割し、該分割した一方を前記下シエルに設け、他方を
前記回動自在なリッドの一部に設け、前記2つに分割し
た防塵用リブの分割位置における対向面を傾斜面に形成
したことである。
に、本発明に係るリッド付きカセット構造は、四角形状
の上下シエルで形成されたカセット内にテープを巻装
し、該カセットから外部に一部露出したテープを保護す
る回動自在なリッドを備えたリッド機構部と、テープの
終端を検出するライト孔の周囲に設けた防塵用リブとを
備えたテープカセットであり、前記防塵用リブを2つに
分割し、該分割した一方を前記下シエルに設け、他方を
前記回動自在なリッドの一部に設け、前記2つに分割し
た防塵用リブの分割位置における対向面を傾斜面に形成
したことである。
【0021】又、上記2つに分割した防塵用リブの内、
前記下シエルに設けた一方のリブが前記回動自在なリッ
ドが開の状態の時に、該リッドに設けてあるリッド係止
部材にぶつからない位置に設けたリッド付きテープカセ
ットの防塵リブ構造である。
前記下シエルに設けた一方のリブが前記回動自在なリッ
ドが開の状態の時に、該リッドに設けてあるリッド係止
部材にぶつからない位置に設けたリッド付きテープカセ
ットの防塵リブ構造である。
【0022】
【作用】上記構成にした本発明に係るリッド付きカセッ
トの防塵リブ構造は、テープの終端を検出するライト孔
の周囲に設けた防塵用リブを2つに分割し、該分割した
防塵用リブを前記下シエルと前記回動自在なリッドの対
応する部位に設けたことにより、上下シエルの組立てが
容易に行えるようになる。
トの防塵リブ構造は、テープの終端を検出するライト孔
の周囲に設けた防塵用リブを2つに分割し、該分割した
防塵用リブを前記下シエルと前記回動自在なリッドの対
応する部位に設けたことにより、上下シエルの組立てが
容易に行えるようになる。
【0023】又、2つに分割した防塵リブの対向面を傾
斜面に形成したことにより、両面が対向したときに隙間
をなくすことができるようになる。
斜面に形成したことにより、両面が対向したときに隙間
をなくすことができるようになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るリッド付きカセット構造
について図を参照にして以下詳細に説明する。尚、従来
技術と同一のものには理解し易いように同一番号を付与
する。
について図を参照にして以下詳細に説明する。尚、従来
技術と同一のものには理解し易いように同一番号を付与
する。
【0025】リッド付き記録再生用カセット1は、図1
に示すように、四角形状に形成され、その上殻に相当す
る上シエル2と、カセット1の前面側に設けられ光路を
通過させるライトパス孔24を有し且つ上方向に回動自
在なリッド機構部9と、カセット1の内部に記録再生用
テープ41を巻装させた一対のテープリール42とから
なるリール部43と、下殻に相当する下シエル30とか
ら構成されている。
に示すように、四角形状に形成され、その上殻に相当す
る上シエル2と、カセット1の前面側に設けられ光路を
通過させるライトパス孔24を有し且つ上方向に回動自
在なリッド機構部9と、カセット1の内部に記録再生用
テープ41を巻装させた一対のテープリール42とから
なるリール部43と、下殻に相当する下シエル30とか
ら構成されている。
【0026】このような構成からなるリッド付き記録再
生用カセット1は、不使用時においてはカセットの長手
方向側面から外部に露出しているテープ41をリッド機
構部9により挟み込んで収納して磁気テープ自体を保護
する。カセット1を使用時においてはリッド機構部9を
上方向に回動させることにより狭持して収納してある磁
気テープ41を離しながら開き、テープ41を外部に露
出した状態とし、且つリッド機構部9のライトパス孔2
4からの光を検出してテープ41の終端を検出できる構
造となっている。
生用カセット1は、不使用時においてはカセットの長手
方向側面から外部に露出しているテープ41をリッド機
構部9により挟み込んで収納して磁気テープ自体を保護
する。カセット1を使用時においてはリッド機構部9を
上方向に回動させることにより狭持して収納してある磁
気テープ41を離しながら開き、テープ41を外部に露
出した状態とし、且つリッド機構部9のライトパス孔2
4からの光を検出してテープ41の終端を検出できる構
造となっている。
【0027】上シエル2は、図2に示すように、略四角
形状をした絶縁性部材で形成され、一対のリール42が
回転する中央部分に長方形状に透明部材3で形成してリ
ールの動きが容易に解る構造となっており、長手方向の
両端側面には、上シエル2の前面側から奥に向かって溝
を形成したトップリッド案内溝4と、このトップリッド
案内溝4に近接した位置に半円形状に切り欠いたフロン
トリッド回転軸受部5と、下シエル30と係合する端面
の肉厚さの幅に形成し光路の一部を形成する防塵リブ蓋
部6と、筒型形状に突出した中央部にめくら穴を有する
下シエル係合突起7とを設け、且つ前面側の中央位置に
はバックリッド15を係合する所定間隔をおいた両側に
舌片の中央部を切り欠いたバックリッド係止部8を設け
た構造となっている。
形状をした絶縁性部材で形成され、一対のリール42が
回転する中央部分に長方形状に透明部材3で形成してリ
ールの動きが容易に解る構造となっており、長手方向の
両端側面には、上シエル2の前面側から奥に向かって溝
を形成したトップリッド案内溝4と、このトップリッド
案内溝4に近接した位置に半円形状に切り欠いたフロン
トリッド回転軸受部5と、下シエル30と係合する端面
の肉厚さの幅に形成し光路の一部を形成する防塵リブ蓋
部6と、筒型形状に突出した中央部にめくら穴を有する
下シエル係合突起7とを設け、且つ前面側の中央位置に
はバックリッド15を係合する所定間隔をおいた両側に
舌片の中央部を切り欠いたバックリッド係止部8を設け
た構造となっている。
【0028】リッド機構部9は、図2に示すように、リ
ッド付き記録再生用カセット1が電子機器、例えばディ
ジタルVTR等に装着された時に開閉してテープ41を
機器の記録再生機構に案内するものであり、トップリッ
ド10と、バックリッド15と、フロントリッド19
と、弾性材である捻りコイルバネ29とから構成されて
いる。
ッド付き記録再生用カセット1が電子機器、例えばディ
ジタルVTR等に装着された時に開閉してテープ41を
機器の記録再生機構に案内するものであり、トップリッ
ド10と、バックリッド15と、フロントリッド19
と、弾性材である捻りコイルバネ29とから構成されて
いる。
【0029】トップリッド10は、図2及び主として図
5に示すように、長方形状に形成された長手方向の両端
に設けた側壁11と、この側壁11に内側方向に互いに
向かい合い且つ一部を切り欠いためくら穴を形成したフ
ロントリッド係合突起穴12と、このフロントリッド係
合突起穴12の反対側の側壁11に上シエル2のトップ
リッド案内溝4にガイドされる上シエル係合突部13
と、側壁11から内側に所定間隔に形成されたバックリ
ッド15を係合するバックリッド係合突部14とを設け
た構造になっている。
5に示すように、長方形状に形成された長手方向の両端
に設けた側壁11と、この側壁11に内側方向に互いに
向かい合い且つ一部を切り欠いためくら穴を形成したフ
ロントリッド係合突起穴12と、このフロントリッド係
合突起穴12の反対側の側壁11に上シエル2のトップ
リッド案内溝4にガイドされる上シエル係合突部13
と、側壁11から内側に所定間隔に形成されたバックリ
ッド15を係合するバックリッド係合突部14とを設け
た構造になっている。
【0030】バックリッド15は、図2に示すように、
長手形状をした下部側を略三角形状に形成し、その表面
はフロントリッド19のテープ保持面23と共にカセッ
ト1を不使用時に上下シエル2、30から露出するテー
プ41を狭持する長板形状のテープ保持面16を形成す
る。一方、三角形状をした側面の一辺には下シエル30
に案内されてテープ41の狭持状態の開閉動作を連動す
る下シエル案内突部17と、テープ保持面16の上部端
は棒状に形成した両端にトップリッドに係合する突出し
て形成したトップリッド係合突部18とから構成されて
いる。
長手形状をした下部側を略三角形状に形成し、その表面
はフロントリッド19のテープ保持面23と共にカセッ
ト1を不使用時に上下シエル2、30から露出するテー
プ41を狭持する長板形状のテープ保持面16を形成す
る。一方、三角形状をした側面の一辺には下シエル30
に案内されてテープ41の狭持状態の開閉動作を連動す
る下シエル案内突部17と、テープ保持面16の上部端
は棒状に形成した両端にトップリッドに係合する突出し
て形成したトップリッド係合突部18とから構成されて
いる。
【0031】フロントリッド19は、図2に示すよう
に、細長い平板形状にした基板部20と、この基板部2
0の長手方向の両端部に直交する方向に突設させて設け
たフロントリッド保持部21と、短手方向の上部端の両
端部に突出形成したトップリッド10と係合するトップ
リッド係合突部22と、基板部20の裏側の面にバック
リッド15と共にテープ41を挟むテープ保持面23と
を設けた構造となっている。
に、細長い平板形状にした基板部20と、この基板部2
0の長手方向の両端部に直交する方向に突設させて設け
たフロントリッド保持部21と、短手方向の上部端の両
端部に突出形成したトップリッド10と係合するトップ
リッド係合突部22と、基板部20の裏側の面にバック
リッド15と共にテープ41を挟むテープ保持面23と
を設けた構造となっている。
【0032】フロントリッド保持部21は、内側に対向
して左右に構造の異なるリッド回転軸を設けたリッド回
転軸部23A、23Bと、四角形状に切り抜いたライト
パス孔24と、ライトパス孔24よりも外側であって自
由端部に近接した位置に舌片形状に形成されたリッド係
止部材25とを備えた構造になっている。
して左右に構造の異なるリッド回転軸を設けたリッド回
転軸部23A、23Bと、四角形状に切り抜いたライト
パス孔24と、ライトパス孔24よりも外側であって自
由端部に近接した位置に舌片形状に形成されたリッド係
止部材25とを備えた構造になっている。
【0033】一方のリッド回転軸部(図2で左側)23
Aは、上シエル2のフロントリッド回転軸受け部5と下
シエル30のフロントリッド回転軸係合部34とに回転
自在に係合される回転軸26Aと、この回転軸26Aの
延長軸上であって中心軸を偏心させて設けた捻りコイル
バネ29を装着する付勢軸27とを設けた構造になって
いる。
Aは、上シエル2のフロントリッド回転軸受け部5と下
シエル30のフロントリッド回転軸係合部34とに回転
自在に係合される回転軸26Aと、この回転軸26Aの
延長軸上であって中心軸を偏心させて設けた捻りコイル
バネ29を装着する付勢軸27とを設けた構造になって
いる。
【0034】他方のリッド回転軸部(図2で右側)23
Bは、上シエル2のフロントリッド回転軸受け部6と下
シエル30のフロントリッド回転軸係合部34とに回転
自在に係合される回転軸26Bと、この回転軸26Bに
隣接した位置に直角形状に形成された下側の端部を傾斜
させた第2の防塵リブ28とを設けた構造となってい
る。尚、第2の防塵リブ28については後で詳細に後述
する。
Bは、上シエル2のフロントリッド回転軸受け部6と下
シエル30のフロントリッド回転軸係合部34とに回転
自在に係合される回転軸26Bと、この回転軸26Bに
隣接した位置に直角形状に形成された下側の端部を傾斜
させた第2の防塵リブ28とを設けた構造となってい
る。尚、第2の防塵リブ28については後で詳細に後述
する。
【0035】捻りコイルバネ29は、図2に示すよう
に、座巻きにしてコイル状に形成し、その両端の端部を
曲げた構造となっている。この捻りコイルバネ29は、
座巻きにした空洞部分を付勢軸27に嵌装させ、一方の
端部を図示していないがフロントリッド19の所定箇所
に係止し、他方の端部を上シエル2に係止してリッド機
構部9を常に閉状態になるように付勢するスプリング機
能を有する。
に、座巻きにしてコイル状に形成し、その両端の端部を
曲げた構造となっている。この捻りコイルバネ29は、
座巻きにした空洞部分を付勢軸27に嵌装させ、一方の
端部を図示していないがフロントリッド19の所定箇所
に係止し、他方の端部を上シエル2に係止してリッド機
構部9を常に閉状態になるように付勢するスプリング機
能を有する。
【0036】下シエル30は、図2及び図3に示すよう
に、上シエル2と係合する略四角形状に形成されてお
り、背面側のコーナーに設けた外部端子接続部31と、
背面側の中央の位置に設けたリールロック機構部32
と、長手方向の両端部略中央の位置から前方向に設けた
リッド係止部33と、前面側のコーナー近傍に設けたフ
ロントリッド回転軸係合部34と、光路切欠部35と、
第1の防塵リブ36と、上シエル係合突起37と、前面
側中央位置に設け、外部からの光源をカセット1内に取
り入れる孔40を設けた光源挿入部38と、この光源挿
入部38を中心にして左右の位置にバックリッドガイド
部39とを設けた構造になっている。
に、上シエル2と係合する略四角形状に形成されてお
り、背面側のコーナーに設けた外部端子接続部31と、
背面側の中央の位置に設けたリールロック機構部32
と、長手方向の両端部略中央の位置から前方向に設けた
リッド係止部33と、前面側のコーナー近傍に設けたフ
ロントリッド回転軸係合部34と、光路切欠部35と、
第1の防塵リブ36と、上シエル係合突起37と、前面
側中央位置に設け、外部からの光源をカセット1内に取
り入れる孔40を設けた光源挿入部38と、この光源挿
入部38を中心にして左右の位置にバックリッドガイド
部39とを設けた構造になっている。
【0037】第1の防塵リブ36は、カセット1を不使
用時に光路切欠部35から塵等が入らないようにしたリ
ブであり、下シエル30の短手側の側壁から突出して直
角形状に形成され、その一方の端面は傾斜面となってい
る。この第1の防塵リブ36は、上述したフロントリッ
ド19(図2参照)に取り付けられている第2の防塵リ
ブ28とでコ字状に形成して光路切欠部35から入る塵
等の侵入を防ぐ構造になっている。尚、第1の防塵リブ
36の機能に関しては後述する。
用時に光路切欠部35から塵等が入らないようにしたリ
ブであり、下シエル30の短手側の側壁から突出して直
角形状に形成され、その一方の端面は傾斜面となってい
る。この第1の防塵リブ36は、上述したフロントリッ
ド19(図2参照)に取り付けられている第2の防塵リ
ブ28とでコ字状に形成して光路切欠部35から入る塵
等の侵入を防ぐ構造になっている。尚、第1の防塵リブ
36の機能に関しては後述する。
【0038】このような構造からなる下シエル30は、
テープ41の終端を光により検出する光路31が形成さ
れる。光路31は、図3に示すように、カセット1が電
子機器等に装着されてリッド機構が開の状態になると共
に、光源挿入部38の孔40に電子機器の光源が外部か
ら挿入される。そうするとこの孔40からの光がリール
42のテープを横切るようにして通過し、光路切欠部3
5を通過し、電子機器等の光検出部44に到達する構造
となっている。従って、どちらか一方のリール42にテ
ープ41が巻き取れば透明なテープ終端となり光路31
を光が通過してテープ41が終端であることが容易に判
別できる構造となっている。
テープ41の終端を光により検出する光路31が形成さ
れる。光路31は、図3に示すように、カセット1が電
子機器等に装着されてリッド機構が開の状態になると共
に、光源挿入部38の孔40に電子機器の光源が外部か
ら挿入される。そうするとこの孔40からの光がリール
42のテープを横切るようにして通過し、光路切欠部3
5を通過し、電子機器等の光検出部44に到達する構造
となっている。従って、どちらか一方のリール42にテ
ープ41が巻き取れば透明なテープ終端となり光路31
を光が通過してテープ41が終端であることが容易に判
別できる構造となっている。
【0039】このように上記説明した種々の構成からな
るリッド付き記録再生用カセット1の組立は、先ず下シ
エル30にテープを巻装させた一対のリール42を装着
する。そして、バックリッド15をトップリッド10に
係合すると共に、トップリッド10をフロントリッド1
9に係合させてリッド機構部9自体の組立は完成する。
尚、リッド機構部9は最初から組み立てておいてもよ
い。
るリッド付き記録再生用カセット1の組立は、先ず下シ
エル30にテープを巻装させた一対のリール42を装着
する。そして、バックリッド15をトップリッド10に
係合すると共に、トップリッド10をフロントリッド1
9に係合させてリッド機構部9自体の組立は完成する。
尚、リッド機構部9は最初から組み立てておいてもよ
い。
【0040】次に、このようにして完成されたリッド機
構部9を上シエル2に係合し、リッド機構部9を開の状
態にして下シエル30に被せるようにしてカセット1の
組立は完成する。
構部9を上シエル2に係合し、リッド機構部9を開の状
態にして下シエル30に被せるようにしてカセット1の
組立は完成する。
【0041】ここで、リッド機構部9を開状態にして下
シエル30に係合することについて図4、図5及び図6
を参照にして以下詳細に説明する。
シエル30に係合することについて図4、図5及び図6
を参照にして以下詳細に説明する。
【0042】図4に示すように、リッド機構部9の回転
軸26B(26A)を中心にして上方向に回動すること
によりトップリッド10の上シエル係合突部13がトッ
プリッド案内溝4に案内されて上方向に回動し、バック
リッド15とフロントリッド19とのテープ保持面1
6、23を開いた状態にして、下シエル30と係合させ
る。この時、図5に示すように、第2の防塵リブ28
は、下シエル30のフロントリッド回転軸係合部34よ
りも上の位置にあり、且つリッド係止部材25が下側の
位置に配置される構造となっている。即ち、リッド機構
部9が開状態の時のフロントリッド19のフロントリッ
ド保持部21のリッド係止部材25が下シエル30側に
通過する幅Wには何の障害もない構造となっている。従
って、リッド機構部9を開の状態で下シエル30の上部
から上シエル2を係合させる際に、上部から左右上下に
動かすことなくそのまま真っ直ぐに係合することができ
る。そして、図6に示すように、リッド機構部9を開状
態にして上下シエル2、30を係合させた後は、リッド
機構部9を閉状態にすると矢印方向に第2の防塵リブ2
8が回動し、第1及び第2の防塵リブ36、28の直角
の部分の傾斜面36a、28a同士が対向した状態とな
ってコ字型形状に形成して、光路31(図3参照)に対
する防塵リブが形成される。即ち、2つに分割された第
1及び第2の防塵リブ36、28の対向する面は夫々が
傾斜面36a、28aでの対向になり、外側からみると
塞いだ状態となっており容易に塵等が入らない構造とな
っている。
軸26B(26A)を中心にして上方向に回動すること
によりトップリッド10の上シエル係合突部13がトッ
プリッド案内溝4に案内されて上方向に回動し、バック
リッド15とフロントリッド19とのテープ保持面1
6、23を開いた状態にして、下シエル30と係合させ
る。この時、図5に示すように、第2の防塵リブ28
は、下シエル30のフロントリッド回転軸係合部34よ
りも上の位置にあり、且つリッド係止部材25が下側の
位置に配置される構造となっている。即ち、リッド機構
部9が開状態の時のフロントリッド19のフロントリッ
ド保持部21のリッド係止部材25が下シエル30側に
通過する幅Wには何の障害もない構造となっている。従
って、リッド機構部9を開の状態で下シエル30の上部
から上シエル2を係合させる際に、上部から左右上下に
動かすことなくそのまま真っ直ぐに係合することができ
る。そして、図6に示すように、リッド機構部9を開状
態にして上下シエル2、30を係合させた後は、リッド
機構部9を閉状態にすると矢印方向に第2の防塵リブ2
8が回動し、第1及び第2の防塵リブ36、28の直角
の部分の傾斜面36a、28a同士が対向した状態とな
ってコ字型形状に形成して、光路31(図3参照)に対
する防塵リブが形成される。即ち、2つに分割された第
1及び第2の防塵リブ36、28の対向する面は夫々が
傾斜面36a、28aでの対向になり、外側からみると
塞いだ状態となっており容易に塵等が入らない構造とな
っている。
【0043】このように、カセット1を使用時には、図
5に示すように、回転軸26A(26B)を中心にして
リッド機構部9を上方向に回動させると、フロントリッ
ド19に設けてある第2の防塵リブ28も上方向に一緒
に回動し、且つライトパス孔24が光路31の位置に回
動して外部からのテープの終端を検出できるようにな
る。
5に示すように、回転軸26A(26B)を中心にして
リッド機構部9を上方向に回動させると、フロントリッ
ド19に設けてある第2の防塵リブ28も上方向に一緒
に回動し、且つライトパス孔24が光路31の位置に回
動して外部からのテープの終端を検出できるようにな
る。
【0044】又、カセットを不使用時においては、回転
軸26A(26B)を中心にしてリッド機構部9が捻り
コイルバネ29の付勢力により閉状態となり、第1の防
塵リブ36と第2の防塵リブ28とにより光路31の周
囲を塞いだ状態となって、塵等の侵入を防止できる構造
となっている。
軸26A(26B)を中心にしてリッド機構部9が捻り
コイルバネ29の付勢力により閉状態となり、第1の防
塵リブ36と第2の防塵リブ28とにより光路31の周
囲を塞いだ状態となって、塵等の侵入を防止できる構造
となっている。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリッ
ド付きカセットの防塵リブ構造は、テープの終端を検出
するライト孔の周囲に設けた防塵用リブを分割し、この
分割した防塵用リブを下シエルと回動自在なリッドの対
応する部位に設けたことにより、上シエルに設けた回動
自在なリッドの自由端側に設けたリッド係止部材の幅分
の通過領域を確保することができ下シエルの上に対峙さ
せた状態で上シエルをそのまま方向を変えずに真っ直ぐ
に接合させることができ、組立てが極めて容易に行える
と云う優れた効果を奏する。
ド付きカセットの防塵リブ構造は、テープの終端を検出
するライト孔の周囲に設けた防塵用リブを分割し、この
分割した防塵用リブを下シエルと回動自在なリッドの対
応する部位に設けたことにより、上シエルに設けた回動
自在なリッドの自由端側に設けたリッド係止部材の幅分
の通過領域を確保することができ下シエルの上に対峙さ
せた状態で上シエルをそのまま方向を変えずに真っ直ぐ
に接合させることができ、組立てが極めて容易に行える
と云う優れた効果を奏する。
【0046】又、2つに分割した防塵リブの対向面を傾
斜させたことにより、回動自在なリブが閉の状態の時
に、傾斜下対向面同士でライト孔の隙間を防ぐことがで
き、埃等の侵入を防ぐことができると云う極めて優れた
効果を奏する。
斜させたことにより、回動自在なリブが閉の状態の時
に、傾斜下対向面同士でライト孔の隙間を防ぐことがで
き、埃等の侵入を防ぐことができると云う極めて優れた
効果を奏する。
【図1】本発明に係るリッド付きカセットの全体を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図2】同リッド付きカセットの分解斜視図である。
【図3】同リッド付きカセットの下シエルを示した平面
図である。
図である。
【図4】同上シエルのリッド機構部を開の状態にして下
シエルに接合する要部拡大斜視図である。
シエルに接合する要部拡大斜視図である。
【図5】同開状態のリッド機構の要部を略示的に示した
説明図である。
説明図である。
【図6】同閉状態のリッド機構の要部を略示的に示した
説明図である。
説明図である。
【図7】従来技術におけるリッド付きカセットの分解斜
視図である。
視図である。
【図8】従来技術におけるリッド機構部を開状態にして
下シエルに接合する要部拡大斜視図である。
下シエルに接合する要部拡大斜視図である。
【図9】従来技術における開状態のリッド機構の要部を
略示的に示した説明図である。
略示的に示した説明図である。
【図10】従来技術における閉状態のリッド機構の要部
を略示的に示した説明図である。
を略示的に示した説明図である。
1 記録再生用カセット
2 上シエル
3 透明部材
4 トップリッド案内溝
5 フロントリッド回転軸受部
6 防塵リブ蓋部
7 下シエル係合突起
8 バックリッド係止部
9 リッド機構部
10 トップリッド
11 側壁
12 フロントリッド係合突起穴
13 上シエル係合突部
14 バックリッド係合突部
15 バックリッド
16 テープ保持面
17 下シエル案内突部
18 トップリッド係合突部
19 フロントリッド
20 基板部
21 フロントリッド保持部
22 トップリッド係合突部
23 テープ保持面
24 ライパス孔
25 リッド係止部材
26A、26B 回転軸
27 付勢軸
28 第2の防塵リブ
29 捻りコイルバネ
30 下シエル
31 外部端子接続部
32 リールロック機構部
33 リッド係止部
34 フロントリッド回転軸係合部
35 光路切欠部
36 第1の防塵リブ
37 上シエル係合突起
38 光源挿入部
39 バックリッドガイド部
40 孔
41 テープ
42 リール
43 リール部。
Claims (2)
- 【請求項1】 四角形状の上下シエルで形成されたカセ
ット内にテープを巻装し、該カセットから外部に一部露
出したテープを保護する回動自在なリッドを備えたリッ
ド機構部と、テープの終端を検出するライト孔の周囲に
設けた防塵用リブとを備えたテープカセットであり、 前記防塵用リブを2つに分割し、該分割した一方を前記
下シエルに設け、他方を前記回動自在なリッドの一部に
設け、前記2つに分割した防塵用リブの分割位置におけ
る対向面を傾斜面に形成したことを特徴とするリッド付
テープカセットの防塵リブ構造。 - 【請求項2】 上記2つに分割した防塵用リブの内、前
記下シエルに設けた一方のリブが前記回動自在なリッド
が開の状態の時に、該リッドに設けてあるリッド係止部
材にぶつからない位置に設けたことを特徴とする請求項
1に記載のリッド付テープカセットの防塵リブ構造。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24522094A JP3405370B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | リッド付テープカセットの防塵リブ構造 |
US08/541,730 US5622326A (en) | 1994-10-11 | 1995-10-10 | Dustproofing rib structure of tape cassette with lid |
EP95116055A EP0707314B1 (en) | 1994-10-11 | 1995-10-11 | Dustproofing rib stucture of tape cassette with lid |
KR1019950035503A KR100361406B1 (ko) | 1994-10-11 | 1995-10-11 | 테이프카세트 |
DE69506986T DE69506986T2 (de) | 1994-10-11 | 1995-10-11 | Vor Staub schützende Rippenstruktur für Bandkassette mit Deckel |
CN95118650A CN1084021C (zh) | 1994-10-11 | 1995-10-11 | 带盖的磁带盒的防尘肋板结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24522094A JP3405370B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | リッド付テープカセットの防塵リブ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08111078A JPH08111078A (ja) | 1996-04-30 |
JP3405370B2 true JP3405370B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=17130431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24522094A Expired - Fee Related JP3405370B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | リッド付テープカセットの防塵リブ構造 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5622326A (ja) |
EP (1) | EP0707314B1 (ja) |
JP (1) | JP3405370B2 (ja) |
KR (1) | KR100361406B1 (ja) |
CN (1) | CN1084021C (ja) |
DE (1) | DE69506986T2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5992784A (en) * | 1997-02-28 | 1999-11-30 | Sony Corporation | Lid assembly for tape cartridge |
CN100456383C (zh) * | 2004-04-05 | 2009-01-28 | 索尼株式会社 | 盒式盘 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5860475A (ja) * | 1981-10-07 | 1983-04-09 | Sony Corp | テ−プカセツト |
JPS58164066A (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テ−プカセツト |
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