JPS61233484A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオーディオ、ビデオ、データレコーダー等に使
用されるテープカセットに関し、特にカセット筐体の前
面に設けられた開口に沿って架張されるテープを覆う前
蓋、およびその前蓋のテープカセット不使用時における
開放を阻止する蓋ロック片を有するテープカセットに関
する。

従来の技術 従来、この種のテープカセットには例えば周知のＶＨ３
、β方式のＶＴＲに使用されるテープカセットがある。

これら、いずれのテープカセットにおいても、前面の開
口に沿って架張されるテープを覆う方向に前蓋を回動す
るように前蓋バネが設けられ、また、テープカセットの
不使用時に、前蓋の開放を阻止し、テープカセットの巾
方向に回動する蓋ロック片およびその普ロック片を前蓋
と係合し、その前蓋の開放を阻止する方向に附勢するロ
ックバネが設けられている。

発明が解決しようとする問題点 これらの前蓋、蓋ロック片およびそれぞれの附勢の機能
を小型化されたテープカセットに使用しようとした場合
には、附勢バネを設けるスペースの問題や箋蓋ロック片
のロック開放時の回動方向がテープカセットの巾方向に
採られており、巾方向の寸法を大きく必要とすること等
の問題がある。

また、一方例えばＶＨ８方式のＶＴＲに採用されている
ように、テープの始終端に透明テープを設けておき、さ
らに採光、受光型検出手段のうち一方をカセットの底面
よりカセット内に進入させ、テープカセット内のテープ
を介して他方をテープカセットの外部に設ける光透過型
テープを始終端検知方式を採用する場合には、テープカ
セットの側面部に光路孔を設ける必要がある。

この光路孔は通常テープカセットのケース側板部に配さ
れ、そのケース側板部に軸支される前蓋の側板部によシ
覆うことができるが、小型化されたテープカセットにお
いては、前蓋の側縁部とケース側板部との間に所定の距
離を隔て、その空間に前蓋を閉じる方向に附勢する前蓋
バネやあるいはさらに前蓋との開放を阻止する蓋ロック
等を設け、テープカセットの巾方向寸法を極力小さく構
成する必要も生じ、その場合には、光路孔を前蓋を閉じ
た状態においても所定の距離を隔てて覆うこととなる。

この光路孔は、他のテープカセットの開口部と同様に、
この開口部からのホコリの進入によシテープカセット内
のテープに付着し、ドロップアウトの原因となる。これ
は特に、短波長高密度記録による小型テープカセットの
場合には例えば服のポケット等に入れて運搬される可能
性もでてくることからますます問題となる。

本発明はこのような不都合に鑑み小型化されたテープカ
セットにおいても、光路孔をテープカセットの不使用時
においては覆いホコリの進入を防止せんとするものであ
る。

問題点を解決するための手段 本発明は、カセット筐体の前部のケース側板部に光路孔
を設け、そのケース側板部と所定の空間を隔てて対向す
る前蓋の側板部上に、その前蓋が閉められた時に前記光
路孔を覆う第１の突起を設け、さらに前記ケース側板部
と前蓋の側板部の間の前記空間に、前蓋が開く回動動作
を阻止する蓋ロック片を設けたことを特徴とするもので
ある。

作　　用 本発明は上記の構成により、ケースの光路孔を前蓋が閉
じたいわゆる不使用時に覆うことができ、ケース内への
ほこシの進入を未然に防止できる。

実施例 第１図は本発明によるテープカセットの実施例を示す一
部を切欠した模式的平面図であシ、一対（７）　ＩＪ−
ル２，３に巻回され、カセット筐体１の前面に設けられ
た開口に沿って架張されるテープ４は、上下ハーフ１ａ
、１ｂ（第２図参照）よりなるテープカセット筐体１の
側面に回動軸部６，６によυ軸支される前蓋７により、
テープカセットの不使用時には覆われている。そして前
蓋７の一方の側板部８とテープカセット筐体のケース側
板部９との間、およびケース外側板部１ｏとの間には所
定距離を隔てての空間１１が設けられておシ、この空間
１１に以下説明を加える如く前蓋７０回動附勢を行な、
う前蓋バネ１２および蓋ロック片１３、さらにはロック
バネ１４．第１．第２の突起部２３．２２が設けられる
。また、テープカセット筐体１のほぼ中央部にはテープ
カセット１の内部に発光素子あるいは受光検出手段（図
示せず）が進入する開口部３６が設けられており、テー
プカセットの内部におけるテープ４を介して、一点鎖線
で示す光路を形成すべく第２図にその斜視図で示したケ
ース側板部９に開けられた光路孔３３が設けられている
。そして、開口部３６内とテープカセット筐体１の外部
に位置する発光と受光検出手段（図示せず）によシ、テ
ープ４の始終端部に設けられた透明テープ（図示せず）
の通過を検出し、テープ４０走行モードを制御する。

第３図においては要部を分解斜視図で示したものであシ
、テープカセット１（第１図）を構成する上ハーフ１ａ
および下ハーフ１ｂには蓋ロック片１３をテープカセッ
トの厚さ方向に回動軸支すべく、ケース側板部９、ケー
ス外側板部１０上に凹部１６が設けられ、また前蓋７を
回動軸支すべく、上ハーフ１ａの側板部ｅ上に凹部１６
がそれぞれ設けられている。そして相互に対応した位置
において凹凸が対応挾持し、それぞれ軸支するよう構成
されている。

なお前蓋７には後述の蓋開放部材１７（第７図）の進入
を許す切り欠き部１９、および第１図において示した空
間１１にテープカセット１の前面外部より進入する蓋ロ
ック片１３のロック解除部材１８（第７図）の進入を一
部の位置で許し、かつテープカセット１を本体装置（図
示せず）に装着するために、−指挿入するカセットホル
ダー（図示せず）への挿入方向位置決め当接部２０を臨
ませる切り欠き部２１が設けられている。さらに、第１
２図に示す如く前蓋７の側板部８の内面、すなわち第１
図に示した空間１１に臨んでケース側板部９に対向する
位置に第１突起部２３．第２突起部２２が設けられてお
り、前蓋７をカセット筐体へ組み立てる以前の状態にお
いては、前蓋バネ１２の中央部が前蓋７の回動軸部６に
挿入され、その両端が係止形状を成した第１突起部２３
．第２突起部２２に係止されている。一方、第５図に示
す如く、上ハーフ１ａのケース側板部９とケース外側板
部１０の間にはガイド壁２４．２５とで構成される凹部
２６が設けられておシ、そこにロックバネ１４をバネ力
に抗して矢印２７方向に挿入収納することにより、ロッ
クバネ１４が係止される。

そして上・下ハーフ１ａ、１ｂおよび前蓋７（第３図）
を組立てる際には以下の如く行う。すなわち第６図に示
す如く、下ハーフ１ｂに蓋ロック片１３を凹部１５（第
３図）に仮軸支させて台２７の上に置き、その後ロック
バネ１４を凹部２６に挿入収納した状態で矢印２８方向
に降ろし、上下ハーフ１ａ、１ｂを当接合体させる。こ
の際ロックバネ１４の一端には折り曲げ部１４ａがあシ
凹部２６への挿入収納状態よりさらに曲げられつつスム
ーズに降ろされ蓋ロック片１３をカセット筐体１の厚さ
方向（矢印２９方向）に回動附勢し、上ハーフ１ａのケ
ース側板部９に設けられる突起３０に当接させる。この
後第７図で示す如く、前蓋バネ１２を伴なった前蓋７の
側板部８をテープカセットの幅方向に撓ませて広げ、そ
の状態で矢印３１方向に移動させ上下ハーフ１ａ、１ｂ
によシ挾持されるべく凹部１６（第３図）に回動軸部６
を挿入する。その際前蓋バネ１２の一端は前蓋７の一部
である第２檜突起部２２への係止状態が維持されるが、
他端は第１突起部２３に対する係止が断たれ、上ハーフ
１ａのケース側板部９に設けられる突起３ｏと係合し、
前蓋７を矢印３２方向へ回動附勢するものである。

ここで第１突起部２３の高さは前蓋７の側板部８とケー
ス側板部９との距離よりわずかに小さく設定される。そ
して第７図で明らかなように第１突起部２３は前蓋７へ
の前蓋バネ１２の係止の他に蓋ロック片１３の保合部で
あり、かつまた、テープ４（第１図）を介してテープカ
セットの内外で光を通過させテープ４の始終端に設けら
れる透明テープの通過によシ始終端を検出すべくケース
側板部９（第２図）に設けられる光路孔３３（第２図）
を覆い、テープカセットの不使用時には光路孔３３よシ
テープカセットの内部へのホコリの夢人を防止している
ものである。また前蓋７の側板部８には前蓋７を開放し
た位置において光の通過を許す孔部３４が設けられてい
る。

次に蓋ロック片１３の解除動作および前蓋７の開放動作
について第７図を用いて説明を加えると、テープカセッ
トを本体装置（図示せず）に装着するために一担挿入す
るカセットホルダー（図示せず）への挿入により、カセ
ットホルダーに板金材の切り起し等の手段で設けられ、
既述の前蓋７の前面にある切り欠き部２１を経て、空間
１１（第１図）内に進入するロック解除部材１８が一点
鎖線で示す位置まで進入し蓋ロック片１３をロックバネ
１４に抗して矢印２９とは逆方向、すなわち前蓋７の第
１突起部２３との保合を解除し、かつ前蓋７の開放を許
す方向に蓋ロック片１３を回動させる（一点鎖線でその
回動後の位置を示した。）。

その後、カセットホルダー（図示せず）とともにテープ
カセット１を本体装置の方へ、すなわち矢印３６の方向
へ押し下げることにより、本体装置に固定あるいはカセ
ットホルダーに移動可能に設けられておシ第１図におい
て示した空間１１および前蓋７の側板部８の厚さを含む
範囲で相対的に進入する前蓋開放部材１７が、切り欠き
部１９に対応した形状を成して、テープカセットの底面
内に進入し、装着完了時には、一点鎖線で示す位置まで
前蓋７を開放するものである。

なお図示はせぬがカセットホルダー内にはこれらの前蓋
バネ１２、ロックバネ１４等の力に対しても充分勝る力
でテープカセットを矢印３４方向に附勢しておシ、これ
らの動作を妨げぬよう構成されているのは自明である。

なお、上ハーフ１ａの凹部２６（第６図、第６図、第７
図）に挿入収納されるロックバネ１４は例に示した捩シ
コイルバネに限定されるものではなく、例えば板バネ等
でも良い。

また、前蓋７を組み込んだ後の前蓋バネ１２の他端を突
起３０でなく蓋ロック１３に係合させ間接的にカセット
ケースと係合してもよい。この場合にはロックバネ１４
は取シ除くことができる。

発明の効果 以上の如く本発明によれば小型化されたテープカセット
においても、光路孔をテープカセットの不使用時におい
ては覆い、光路孔よりのホコリの進入を防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるテープカセットの一実施例を示
す模式的な一部切欠平面図、第２図は同要部の斜視図、
第３図は同要部、の分解斜視図、第４図は同要部の斜視
図、第６図は同要部に関連した部分の斜視図、第６図は
同組み立て過程を示す模式的側面図、第７図は同要部の
動作を示す模式的側面図である。 １・・・・・・テープカセット、１ａ・・・・・・上ハ
ーフ、１ｂ・・・・・・下ハーフ、４・・・・・・テー
プ、７・・・・・・前蓋、１２・・・・・・前蓋バネ、
１３・・・・・・逼ロック、２２・・・・・・第２突起
部、２３・・・・・・第１突起部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ！３　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上および下ハーフよりなるカセット筐体と、そのカセッ
   ト筐体の前部のケース側板部において軸支され、カセッ
   ト筐体の前面に設けられた開口に沿って架張されるテー
   プを回動により覆う前蓋と、前記ケース側板部に設けら
   れた光路孔と、所定の空間を隔てて前記ケース側板部に
   対向する前記前蓋の側板部面上において、前記前蓋が前
   記テープを覆う回動位置にあるときのみ前記光路孔を覆
   う位置に設けられた第１の突起と、前記ケース側板部と
   前記前蓋の側板部との間の前記空間において、カセット
   筐体に軸支され、そのカセット筐体の厚さ方向に回動す
   ることにより、前記前蓋と係合し、その前蓋の回動を阻
   止する蓋ロック片とを有することを特徴とするテープカ
   セット。