JP3404123B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3404123B2
JP3404123B2 JP11492594A JP11492594A JP3404123B2 JP 3404123 B2 JP3404123 B2 JP 3404123B2 JP 11492594 A JP11492594 A JP 11492594A JP 11492594 A JP11492594 A JP 11492594A JP 3404123 B2 JP3404123 B2 JP 3404123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に絶縁ゲート型電界効果トランジスタ型半導体
装置のソース・ドレインとゲート電極表面に低抵抗材料
を有し、ゲート電極上に積層してローカル配線が自己整
合で形成された、高集積でソフトエラー耐性を有するス
タティック型ランダムアクセスメモリを提供する半導体
集積回路装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路装置に関し、シリ
コン基板上の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(IG
FET、以下一般的なMISトランジスタと記す)のソ
ース・ドレインを形成する高濃度不純物領域の表面とゲ
ート電極表面に、低抵抗の材料を自己整合で形成し、素
子の高速化とプロセス工程数の低減を目的とした所謂サ
リサイドプロセスを用いて形成した高集積のスタティッ
ク型ランダムアクセスメモリ(以下SRAMと略す)に
ついて説明する。
【0003】図23は一対の駆動用MISトランジスタ
Q1, Q2と一対の転送用MISトランジスタQ3,
Q4、および一対の負荷用MISトランジスタQ5,
Q6からなる一般的なSRAMメモリセルの等価回路
を示す。図24は図23に示したSRAMメモリセルの
従来技術の平面図を示している。図24において、Q
1、Q2はnチャネルの駆動用MISトランジスタ、Q
3、Q4はnチャネルの転送用MISトランジスタ、Q
5、Q6はpチャネルの負荷用MISトランジスタであ
り、いずれもシリコン基板表面に形成されている。ここ
で、駆動用MISトランジスタQ1のゲート電極91
は、ローカル配線95、97、99を介して高濃度n型
不純物領域84からなる転送用MISトランジスタQ3
のドレイン(またはソース)、高濃度n型不純物領域8
3からなる駆動用MISトランジスタQ2のドレイン、
高濃度p型不純物領域90からなる負荷用MISトラン
ジスタQ6のドレインに夫々接続されており、駆動用M
ISトランジスタQ2のゲート電極92は、ローカル配
線96、98を介して共通の高濃度n型不純物領域81
からなる駆動用MISトランジスタQ1のドレインと転
送用MISトランジスタQ4のドレイン(またはソー
ス)、ならびに高濃度p型不純物領域88からなる負荷
用MISトランジスタQ5のドレインに夫々接続されて
おり、図23の等価回路に示されている記憶ノードN
1、N2を成し、転送用MISトランジスタQ3とQ4
の共通のゲート電極93はワード線55を成している。
【0004】また、図24に示すように高濃度のn型不
純物領域85、86からなる転送用MISトランジスタ
Q3、Q4の夫々のソース(又はドレイン)の開口部1
02、103には第1層目のアルミニウム電極106、
107が接続されており、さらに開口部110、111
を介して上層の第2層目のアルミニウム電極112、1
13からなるデータ線が接続されてる。また高濃度n型
不純物領域80、82からなる駆動用MISトランジス
タQ1、Q2のソース領域には、夫々開口部100、1
01を介して共通の第1層目アルミニウム電極108か
らなる接地配線が接続されており、高濃度p型不純物領
域87、89からなる負荷用MISトランジスタQ5、
Q6のソース領域には、夫々開口部104、105を介
して共通の第1層目アルミニウム電極109からなる接
地配線が接続されており、すべてのメモリセルに所定の
電位を供給している。
【0005】次にローカル配線を用いて高濃度の不純物
領域とゲート電極とを接続する方法について図25
(a)から図25(e)参照して工程順に詳しく説明す
る。図25(a)から図25(e)は図19におけるY
ーY’部の断面についてローカル配線までの形成工程を
示している。
【0006】まず、図25(a)に示すようにシリコン
基板にp型のウエル114とn型のウエルを形成した後
(図にはp型のウエルのみ示している)、厚さ400〜
500nmのフィールド酸化膜115ならびに厚さ10
nmのゲート酸化膜116を形成し、厚さ200nmの
多結晶シリコン膜をホトリソグラフィーとドライエッチ
ングで所定の形状にパターニングしゲート電極117を
形成し、イオン打ち込みと所定のアニールによりソース
・ドレインの高濃度n型不純物領域118を形成する。
【0007】次に図25(b)に示すように厚さ200
〜300nmのシリコン酸化膜をCVD法によりシリコ
ン基板上に堆積し、異方性のドライエッチングによりシ
リコン酸化膜をエッチバックし、ゲート電極の側壁にシ
リコン酸化膜のスペーサ絶縁膜119を形成する。
【0008】次いで、図25(c)に示すようにシリコ
ン基板1上に厚さ100nmのチタン膜120をスパッ
タリングにより堆積した後、図25(d)に示すように
非晶質シリコン膜122を500℃で堆積してホトレジ
スト121をマスクにしてローカル配線の形状にパター
ニングする。
【0009】次いで、図25(e)に示すように600
℃程度の熱処理を加え、チタン120と高濃度のn型不
純物領域118、ならびに多結晶シリコン膜117、な
らびに非晶質シリコン膜122を反応させることによ
り、高濃度n型不純物量域118、ならびに多結晶シリ
コン膜117の表面にチタンシリサイド膜123が形成
され、非晶質シリコン膜はチタンシリサイド膜123に
置換され、所望の部分でゲート電極117と高濃度n型
不純物領域118を接続することができる。なお、未反
応のチタン膜は過酸化水素水で除去する。図25の形成
工程図には示していないがpチャネルのMISトランジ
スタの高濃度p型不純物領域についても全く同様にして
所望の部分でゲート電極と高濃度p型不純物領域を接続
することができる。
【0010】以上説明したサリサイデーションを利用し
て形成したローカル配線は、例えば、IEDM Tec
hnical Digest, Dec. 1984,
pp.118−121や、IEDM Technic
al Digest, Dec. 1985, pp.
590−593に記載されており、従来例によればMI
Sトランジスタのソース・ドレイン領域や、ゲート電極
に対して自己整合でチタンシリサイド膜やチタンナイト
ライド膜のローカル配線を形成することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のローカル配
線を用いたSRAMセルでは、MISトランジスタのゲ
ート電極と高濃度不純物領域を接続しているチタンシリ
サイド膜は、必ずゲート電極と接触するため、上記ロー
カル配線をMISトランジスタ上を跨ぐ立体的な配線と
して用いることができなかった。したがって、該ローカ
ル配線を用いてSRAMメモリセルのフリップフロップ
部の交差接続を形成することができず、したがって、従
来のSRAM セルではシリコン基板内の高濃度不純物
領域とMISトランジスタのゲート電極によってフリッ
プフロップ回路の交差接続が形成されていたため、アイ
ソレーション領域やゲート電極とのマスク合わせのため
の余分な面積が必要なためにメモリセル面積をより一層
縮小することができなかった。
【0012】また、サリサイド技術を用いない場合、即
ちゲート電極とソース・ドレイン領域を個別に低抵抗化
する場合には公知の自己整合技術を用い、高密度のロー
カル配線が形成できるが、低抵抗化するためのプロセス
工程数やローカル配線を形成するためのプロセス工程数
が増加するという問題があった。
【0013】さらに、メモリチップの封止に用いるパッ
ケージ材料やレジン材料中に微量に含まれているウラニ
ウムやトリウムなどの放射性元素が崩壊するときに発生
するα線がメモリセルに入斜すると、α線の飛程に沿っ
て電子・正孔対が発生し、記憶ノードを形成してるpn
接合に混入して記憶ノードの電位を変化させ、その結果
メモリセルの情報が破壊される。この現象はソフトエラ
ーとして知られている。従来のSRAMでは、メモリセ
ル面積が大きいためにpn接合容量やゲート容量からな
る記憶ノード自身の容量値が大きく、α線による電荷消
失を補うだけの電荷を記憶ノードに蓄積できた。ところ
が、メモリセル面積が微細化されると記憶ノードの蓄積
できる電荷量も減少し、α線の照射に対するメモリセル
の耐性が劣化するという問題があった。
【0014】本発明の第1の目的は、MISトランジス
タのソース・ドレインの高濃度不純物領域や、ゲート電
極を低抵抗化した半導体集積回路装置であって、CMO
S(Complimentaly MOS)やBi−C
MOS回路の他、特にスタティック型ランダムアクセス
メモリ のメモリセルに高密度のローカル配線を有する
半導体集積回路装置を提供することである。
【0015】本発明の第2の目的は、ソフトエラー耐性
が高く、低電圧時のデータ安定性の良い高信頼度のスタ
ティック型ランダムアクセスメモリを有する半導体集積
回路装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、半導
体基板表面に第1の不純物領域と、第1の絶縁膜を介し
て同一層内に形成された第1の導電膜および第2の導電
膜と、少なくとも一部が第2の導電膜に重なるように第
2の絶縁膜を介して複数の第4の導電膜を形成し、第1
の導電膜上と、第1の不純物領域ならびに第2の導電膜
のうち第4の導電膜との重なり部以外の一部分には第4
の導電膜の形成方法を少なくとも含む手段により低抵抗
の第3の導電膜を同時に形成し、一方の第4の導電膜は
一方の駆動用MISトランジスタのゲート電極と絶縁
し、なおかつ端部を他方の駆動用MISトランジスタの
ゲート電極に接続することによって達成される。
【0017】さらに、本発明の第2の目的は上記スタテ
ィック型ランダムアクセスメモリセルの駆動用MISト
ランジスタのゲート電極とローカル配線との間に容量素
子を形成することによって達成できる。
【0018】
【作用】上記第4の導電膜によってメモリセル内のフリ
ップフロップ回路の交差接続が形成され、高密度のロー
カル配線によりメモリセルの微細化が可能になる。ま
た、上記容量素子はメモリセルの記憶ノードに電荷を供
給し、α線がメモリセルに照射されたときに生ずる電子
・正孔対が記憶ノードの電位を変動することが防止で
き、ソフトエラー耐性を高めることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明す
る。
【0020】<実施例1>本実施例は本発明をCMIS
(Complimentaly MIS) のSRA
Mセルに適用したものである。図1および図2は本実施
例におけるの1ビットの部分を示す平面図であり、図3
は図1のY−Y’線の断面構造を示している。なお、図
1はシリコン基板表面に形成されたnチャネルの駆動用
MIS トランジスタと転送用MISトランジスタおよ
びpチャネルの負荷用MISトランジスタを示す平面図
であり、図2は2層の電極配線を示す平面図である。メ
モリセルの等価回路図は図23に示したものと同様であ
り、一方のゲートが他方のドレインにそれぞれ交差接続
された一対の駆動用MISトランジスタQ1、Q2、一
対の転送用MISトランジスタQ3、Q4と一対の負荷
用MISトランジスタQ5、Q6が記憶ノードN1,N
2にそれぞれ接続されている。
【0021】図1において、駆動用MISトランジスタ
Q1のドレインと転送用MISトランジスタQ3のソー
ス(またはドレイン)は共通の高濃度n型不純物領域2
から成り、駆動用MISトランジスタQ2のドレインと
転送用MISトランジスタQ4のドレイン(またはソー
ス)は共通の高濃度n型不純物領域5から成る。また、
駆動用MISトランジスタQ1と負荷用MISトランジ
スタQ5の共通のゲート電極13は、開口部16でロー
カル配線20と接続されており、さらに開口部15を介
して高濃度n型不純物領域5と、開口部17を介して負
荷用MISトランジスタQ6のドレインとなる高濃度p
型不純物領域10に接続されている。同様に、駆動用M
ISトランジスタQ2と負荷用MISトランジスタQ6
の共通のゲート電極14は、開口部16でローカル配線
19と接続されており、さらに開口部15を介して高濃
度n型不純物領域2と、開口部17を介して負荷用MI
SトランジスタQ5のドレインとなる高濃度p型不純物
領域8に接続されている。このようにして図23のスタ
ティック型ランダムアクセスメモリセルの等価回路に示
されている記憶ノードN1、N2が夫々形成されてい
る。
【0022】一方、転送用MISトランジスタQ3とQ
4の共通のゲート電極11は図23におけるワード線5
5となっている。なお、ゲート電極12は隣接セルの転
送用MISトランジスタのものである。
【0023】また、高濃度のn型不純物領域3、6から
なる転送用MISトランジスタQ3、Q4のソース(又
はドレイン)の開口部23、24には図2に示すように
第1層目のアルミニウム電極27、28が夫々接続され
ており、さらに開口部31、32を介して上層の第2層
目のアルミニウム電極33、34からなるデータ線が接
続されてる。また図1の高濃度n型不純物領域1、4か
らなる駆動用MISトランジスタQ1、Q2のソース領
域には、開口部21、22を介して図2に示すような共
通の第1層目アルミニウム電極29からなる接地配線が
接続されている。
【0024】また、図1の高濃度p型不純物領域7、9
からなる負荷用MISトランジスタQ5、Q6のソース
領域には、夫々開口部25、26を介して図2に示すよ
うな共通の第1層目アルミニウム電極30からなる電源
配線が接続されており、すべてのメモリセルに所定の電
位を供給している。
【0025】次にローカル配線の構造について図3の断
面図を用いて説明する。図3は図1のY−Y’線におけ
るSRAMセルの断面図を示している。同図において、
n型のシリコン基板35には深さが夫々2μmのpウエ
ル36、nウエル37、ならびに厚さが400nmのフ
ィールド酸化膜38、厚さが10nmのゲート酸化膜3
9が形成されている。転送用MISトランジスタのゲー
ト電極11、12、駆動用MISトランジスタのゲート
電極13、負荷用MISトランジスタのゲート電極14
はいずれも厚さ200nmの多結晶シリコン膜からな
る。また、高濃度n型不純物領域2は駆動用MISトラ
ンジスタと転送用MISトランジスタの共通のドレイン
(またはソース)であり、高濃度n型不純物領域3は転
送用MISトランジスタの共通のドレイン(またはソー
ス)であり、高濃度p型不純物領域10は負荷用MIS
トランジスタのドレインである。
【0026】上記転送用MISトランジスタのゲート電
極11、12の表面ならびに上記駆動用MISトランジ
スタのゲート電極14上の一部、ならびに上記高濃度n
型不純物領域2、3と上記高濃度p型不純物領域10上
の全面もしくは一部にいわゆるサリサイド技術により厚
さ50nmのチタンシリサイド膜42が形成され低抵抗
化されている。さらに、高濃度n型不純物領域2ならび
に高濃度p型不純物領域10上のチタンシリサイド膜4
2はシリコン酸化膜41上にも形成されたチタンシリサ
イド膜42でそれぞれが自動的に接続されている。ま
た、高濃度n型不純物領域3上のチタンシリサイド膜4
2上のシリコン酸化膜43にはコンタクトホールが開口
されており第1層目のアルミニウム電極27が接続され
ている。
【0027】次に図4(a)から図6(b)により本実
施例の製造工程について説明する。図4(a)から図6
(b)は図1の平面図におけるY−Y’線の断面を表し
ている。
【0028】まず、比抵抗10Ωcm程度のn型シリコ
ン基板35内にイオン打ち込みと熱拡散法を用いて不純
物濃度約1×1016/cm2、深さ1μmのp型ウェル
36ならびにn型ウエル37を形成した後、公知の選択
酸化法により厚さ400nmの素子分離用のシリコン酸
化膜(フィールド酸化膜38)を形成し、続いてMIS
トランジスタの能動領域となる部分に厚さ約10nmの
ゲート酸化膜42を形成する。ここでフィールド酸化膜
38を形成する際に通常n反転防止用のチャネルストッ
パ層をp型ウェル36内のフィールド酸化膜下に形成す
るが、ここではこれを省略した図面を用いている。な
お、このチャネルストッパ層はフィールド酸化膜を形成
してからイオン打ち込み法により形成しても良い。ま
た、ウェルの不純物濃度分布は深さ方向に不純物濃度が
高くなるような分布でも良く、この場合、pウェルを形
成するためのイオン打ち込みはフィールド酸化膜を形成
した後に行うことができる。またこの場合、イオン打ち
込みのエネルギーは複数の種類になることもある。つぎ
にMOSトランジスタのしきい値電圧調整用のイオン打
ち込みを行なう。イオン打ち込みとしては例えばBF2
イオンを40keVのエネルギーで約2×1012/cm
2の打ち込み量が適当である。なお、このしきい値電圧
調整用のイオン打ち込みはゲート酸化工程前に実施する
とイオン打ち込み工程でのゲート酸化膜へのダメージや
汚染の混入が防止できる。〔図4(a)〕 次に、図4(b)に示すように例えば厚さ200nmの
多結晶シリコン膜を減圧気相化学成長法(LPCVD)
により堆積し、多結晶シリコン膜へ不純物をドーピング
し低抵抗化する。不純物のドーピング法としては、例え
ばリンなどのn型不純物を気相拡散により導入する。引
き続いてホトリソグラフィとドライエッチングにより上
記多結晶シリコン膜をゲート電極11〜14のパターン
に加工する。続いて、これらのゲート電極とホトレジス
トをイオン打ち込みのマスクとしてnチャネルのMIS
トランジスタ領域に例えば2×1015/cm2程度の打
ち込み量でヒ素等のn型不純物イオンのイオン打ち込み
を、pチャネル領域に例えば2×1015/cm2程度の
打ち込み量でボロン等のp型不純物イオンのイオン打ち
込みを行い、850℃の窒素雰囲気中でアニールするこ
とにより不純物イオンを活性化し、深さ約0.1μmの
高濃度n型不純物領域2、3ならびに高濃度p型不純物
領域10を形成する。なお、本実施例では述べていない
が、MOSトランジスタの長期信頼性低下を防止するた
めに、MOSトランジスタのソース・ドレインに低濃度
n型不純物領域を設けたいわゆるLDD(Lightl
y Doped Drain)構造を用いてもよい。ま
た、ゲート電極の多結晶シリコン膜への不純物添加方法
はソース・ドレイン形成時のイオン打ち込みや多結晶シ
リコン膜の成膜時に導入するような方法(ドープトポリ
シリコン)でもよい。〔図4(b)〕 次いで厚さ約150nmのシリコン酸化膜をモノシラン
ガスの熱分解によるLPCVD法で堆積した後、異方性
のドライエッチングによりエッチバックし、ゲート電極
11〜14の側壁にスペーサ絶縁膜40を形成し、ゲー
ト電極の上部ならびにシリコン基板表面の高濃度不純物
領域を露出させる。次いで厚さ約30nmのシリコン酸
化膜41を同様のLPCVD法により堆積し、続けて該
シリコン酸化膜41上に厚さ約50nmの非晶質シリコ
ン膜45を520℃程度の温度でLPCVD法により堆
積する。次いで非晶質シリコン膜45をホトリソグラフ
フィとドライエッチングによりローカル配線の形状にパ
ターンニングする。なお、非晶質シリコン膜45は多結
晶シリコン膜でもよい。〔図5(a)〕 次いで、ホトレジスト46をマスクに上記シリコン酸化
膜41にドライエッチングにより開口部〔図1の15〜
18〕を形成する。ここで、開口部には上記非晶質シリ
コン45が一部露出するが、その部分のシリコン酸化膜
41はドライエッチングされない。〔図5(b)〕 次いで、スパッタリング法により厚さ50nmのチタン
膜を全面に堆積する。〔図5(c)〕 次いで、窒素雰囲気中で熱処理を施し、上記露出した高
濃度n型不純物領域2、3と高濃度p型不純物領域10
ならびに露出したゲート電極11、12、14、ならび
に露出した非晶質シリコン膜45にチタンシリサイド膜
42を形成する。未反応のチタンは過酸化水素水などで
除去する。なおチタンシリサイド形成の際には、シリコ
ン基板上のチタンシリサイド膜42が熱処理によりシリ
コン酸化膜41の段差をはい上がり、非晶質シリコン膜
45と反応してできたチタンシリサイド膜42と接触す
るような熱処理条件を用いる。この時、チタンシリサイ
ド膜42とゲート電極13とは、シリコン酸化膜41に
より絶縁されている。次いで、800℃のの窒素雰囲気
中でアニールし、上記チタンシリサイド膜42を低抵抗
化する。〔図6(a)〕 次いで、上記チタンシリサイド膜42上にシリコン酸化
膜43を堆積し、ホトリソグラフィとドライエッチング
により図1に示した開口部21〜26(図6には図示せ
ず)を開口し、続けてホトリソグラフィとドライエッチ
ングにより第1層目のアルミニウム電極27、29、3
0をパターニングする。なお、シリコン酸化膜42の形
成温度はチタンシリサイド膜の組成が影響を受けないよ
うな低い温度を用いることが望ましい。〔図6(b)〕 なお、本実施例はメモリセルについてのみ説明したが、
メモリセル周辺のCMISトランジスタ群のソース・ド
レインならびにゲート電極についても、メモリセルのワ
ード線の様に所望の部分のシリコン酸化膜41をエッチ
ングすることによりサリサイデーションが適用できる。
さらに、本実施例はチタンシリサイドについて説明した
が、コバルトシリサイドなどのように酸化膜上にはい上
がり易い材料を用いることもできる。またその他、プラ
チナシリサイド、ニッケルシリサイド、タングステンシ
リサイド、タンタルシリサイドなど公知の高融点金属と
シリコンの化合物も用いることができる。
【0029】さらに、タングステンの様にシリコン表面
に選択的に成長が可能な高融点金属を、直接シリコン基
板上やゲート電極上、非晶質シリコン膜上に成長させる
こともできる。この場合、タングステンの成長条件は六
フッ化タングステンガスを用いたCVD法などがある。
【0030】本実施例によれば、シリコン基板上とゲー
ト電極上のチタンサリサイド化、ならびに積層構造のロ
ーカル配線を同時に形成することができるため、工程数
の大幅な増加なしにソース・ドレイン、ならびにゲート
電極の低抵抗化が可能であり、積層構造のローカル配線
をメモリセルの交差接続部に用いることにより同時にメ
モリセル面積の縮小も可能になる。 さらに本実施例に
よれば、駆動用MISトランジスタのドレイン端上には
ドレインの高濃度n型不純物領域に接続されたローカル
配線が形成されており、ドレインの電位と同電位になっ
ているために、MISトランジスタにLDD構造を採用
した場合にはLDD層による駆動能力の低下をローカル
配線のフリンジ電界により抑制することができ、動作が
安定で雑音特性に優れたメモリセルを提供することがで
きる。
【0031】<実施例2>本実施例はローカル配線とシ
リコン基板の接続方法に関する。図7は本実施例による
SRAMメモリセルの断面構造で、図5(b)に示した
A−A’線の断面図におけるローカル配線の部分を拡大
して示したものである。シリコン基板上にMISトラン
ジスタを形成するまでの工程は実施例1の図5(b)ま
での工程と同じである。図7において、シリコン酸化膜
41の開口部に露出した高濃度n型不純物領域2および
駆動用MISトランジスタのゲート電極14に選択的に
多結晶シリコンを成長させることによってローカル配線
のパターンにパターニングした非晶質シリコン膜45に
自己整合で接続する。選択的に多結晶シリコンを成長さ
せる手段としては、ジクロルシランと塩化水素ガスを用
いて750℃〜800℃の温度でLPCVD法により成
膜する。なお、この場合もメモリセル群以外の周辺回路
のCMISトランジスタのソース・ドレイン、ならびに
ゲート電極上にも選択的に多結晶シリコン膜が成長する
が、多結晶シリコン膜の成長距離をシリコン酸化膜の段
差程度に制御すればソース・ドレインとゲート電極がシ
ョートすることはない。また、上記製造方法では非晶質
シリコン膜45上にも多結晶シリコン膜は成長するが、
図には省略してある。以降の工程に関しては実施例1の
図5(c)以降と全く同様にすればよい。
【0032】本実施例によれば、シリコン基板およびゲ
ート電極とローカル配線を容易に接続することができ
る。さらに、周辺のCMISトランジスタにおいてはソ
ース・ドレイン上にも多結晶シリコンが成長するため、
この多結晶シリコン膜がシリサイド形成時のシリコンの
供給源となり、シリサイド化反応により高濃度不純物領
域のシリコンが消耗されることは無くなる。その結果、
pn接合部分のリーク電流を低減することもできる。
【0033】<実施例3>本実施例はローカル配線とシ
リコン基板の接続方法に関し、実施例2とは別の方法に
関する。図8は本実施例によるSRAMメモリセルの断
面構造で、図1に示した断面図におけるローカル配線の
部分のみを拡大して示したものである。シリコン基板上
にMISトランジスタを形成するまでの工程は実施例1
の図5(b)までの工程と同じである。図5(b)にお
いて、シリコン酸化膜41の開口部を露出した後に、5
0nmの非晶質シリコンをLPCVD法により全面に堆
積し、次いでドライエッチングによりエッチバックする
ことにより、図8に示すように高濃度n型不純物領域2
および駆動用MISトランジスタのゲート電極14の開
口部のシリコン酸化膜41と非晶質シリコン膜45の側
壁に非晶質シリコンのサイドウォール49を形成し、ロ
ーカル配線パターンの非晶質シリコン膜45と高濃度n
型不純物領域2ならびにゲート電極14を接続する。な
お、この場合MISトランジスタのソース・ドレイン、
ならびにゲート電極上はエッチバックでエッチングされ
るが、問題にならないようにエッチング量を適切に制御
することが望ましい。以降の工程に関しては実施例1の
図5(c)以降と全く同様にすればよい。
【0034】本実施例によれば、シリコン基板およびゲ
ート電極とローカル配線を容易に接続することができる
できる。
【0035】<実施例4>本実施例はローカル配線とシ
リコン基板の接続方法に関し、実施例2ならびに実施例
3とは別の方法に関する。図9は本実施例によるSRA
Mメモリセルの断面構造で、図1に示した断面図におけ
るローカル配線の部分のみを拡大して示したものであ
る。シリコン基板上にMISトランジスタを形成するま
での工程は実施例1の図5(b)までの工程と同じであ
る。図5(b)におけるシリコン酸化膜41への開口部
を形成した後に、開口部を形成する際に使用したホトレ
ジスト46をそのまま残存させ、図8に示すようにシリ
コン酸化膜41の開口部に露出した非晶質シリコン膜4
5の下層にあるシリコン酸化膜41をサイドエッチング
する。サイドエッチングの方法としてはフッ酸水溶液に
よるウェットエッチングが適当である。以降の工程に関
しては実施例1の図5(c)以降と全く同様にすればよ
い。
【0036】本実施例によれば、シリコン基板およびゲ
ート電極とローカル配線を容易に接続することができる
できる。
【0037】<実施例5>本実施例は実施例1のSRA
Mセルにおいて、ゲート電極とローカル配線を用いた容
量素子に関するものである。図10は本実施例によるS
RAM メモリセルの断面図である。同図において、駆
動用MISトランジスタのゲート電極13上には厚さ2
0nmのシリコン窒化膜50がLPCVD法により堆積
されており、該窒化膜50の上部にはローカル配線のチ
タンシリサイド膜42が形成されている。従って、ゲー
ト電極13、窒化膜50、チタンシリサイド膜42で記
憶ノード間に接続される容量素子が形成される。
【0038】本実施例では容量素子の絶縁膜はシリコン
窒化膜であるが、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜との
複合膜でもよい。また、五酸化タンタルなどの高誘電率
の絶縁膜材料も用いることができる。
【0039】次に図11を用いてメモリセルの平面図に
ついて説明する。図11は上記記憶ノードの容量素子の
容量を増加させるために電極の面積を広くしたものであ
る。図11において、記憶ノードの高濃度n型不純物領
域2にはローカル配線のチタンシリサイド膜53が接続
されており、反対の記憶ノードに接続されている下層の
ゲート電極51との間に容量素子が形成されている。一
方、反対の記憶ノードである高濃度n型不純物領域5に
はローカル配線のチタンシリサイド膜54が接続されて
おり、記憶ノードに接続されている下層のゲート電極5
2との間に容量素子が形成されている。以上の様にする
ことにより、SRAMの記憶ノード間に駆動用MISト
ランジスタのゲート電極と積層のチタンシリサイド膜か
らなる2個の容量素子を、図12のC1、C2に示すよ
うに記憶ノード間に並列に接続することができる。
【0040】本実施例によれば、製造工程数を増すこと
がなく、しかもメモリセル面積も増加することがなくS
RAMの記憶ノード間に容量素子を形成することができ
るため、効率的に記憶ノードの蓄積電荷量を増加するこ
とができ、α線がメモリセルに照射したときに生ずるメ
モリセルの誤動作を防止することができる。
【0041】<実施例6>本実施例は実施例1のSRA
Mセルにおいて、コンタクトホールの形成方法に関する
ものである。第13図は本実施例によるSRAMメモリ
セルの平面図である。同図において、駆動用MISトラ
ンジスタのソース領域の高濃度n型不純物領域1、4上
には開口部58、59が開口されており、実施例1で説
明したチタンシリサイド膜が形成されている。同様に、
負荷用MISトランジスタのソース領域の高濃度p型不
純物領域7、9上には開口部60、61が形成されてお
り、実施例1の図3で説明したチタンシリサイド膜42
が形成されている。なお、図13において開口部58〜
61以外の部分の構造に関しては実施例1の図1と同様
であるのでここではその説明を省略する。
【0042】また。本実施例を実施例5に適用した場合
には、上記開口部58〜61を形成する際に図10に示
した容量素子の絶縁膜として用いるシリコン窒化膜50
は開口部のドライエッチング工程でエッチングされるた
めに、高濃度n型不純物領域1、4ならびに高濃度p型
不純物領域7、9上のコンタクトホールが形成される部
分には上記シリコン窒化膜50は残存しない。
【0043】本実施例によれば、シリコン基板上の高濃
度不純物領域に第1層目のアルミニウム電極を接続する
ために開口する開口部21〜26にはすべてサリサイデ
ーションの工程でチタンシリサイドが形成されるため、
第1層目のアルミニウム電極を堆積する際に施すクリー
ニング処理が容易になる。このクリーニング処理として
は例えばアルゴンガスによるスパッタクリーニング等が
ある。また、コンタクトホールが形成される部分には、
容量素子を形成するシリコン窒化膜が除去されているた
め、コンタクトホール内でのアルミニウム配線の断線が
防止できる。
【0044】<実施例7>本実施例はポリサイド構造の
ローカル配線に関するものである。図14は実施例1の
図1のY−Y’線におけるSRAMセルの断面図を示し
ている。同図において、n型のシリコン基板35には深
さが夫々2μmのpウエル36、nウエル37、ならび
に厚さが400nmのフィールド酸化膜38、厚さが1
0nmのゲート酸化膜39が形成されている。転送用M
OSトランジスタのゲート電極11、12、駆動MOS
トランジスタのゲート電極13、負荷用MOSトランジ
スタのゲート電極14はいずれも厚さ200nmの多結
晶シリコン膜からなる。また、高濃度n型不純物領域2
は駆動用MOSトランジスタと転送MOSトランジスタ
の共通のドレイン(またはソース)であり、高濃度n型
不純物領域3は転送用MOSトランジスタの共通のドレ
イン(またはソース)であり、高濃度p型不純物領域1
0は負荷用MOSトランジスタのドレインである。
【0045】上記転送用MOSトランジスタのゲート電
極11、12の表面ならびに上記駆動用MOSトランジ
スタのゲート電極14上の一部、ならびに上記高濃度n
型不純物領域2、3と上記高濃度p型不純物領域10上
の全面もしくは一部にいわゆるサリサイド技術により厚
さ50nmのチタンシリサイド膜42が形成され低抵抗
化されている。さらにローカル配線は多結晶シリコン膜
62とその上部に上記サリサイド工程で形成されたチタ
ンシリサイド膜42との複合膜(ポリサイド膜)からな
り、高濃度n型不純物領域2ならびに高濃度p型不純物
領域10上のチタンシリサイド膜42は、上記多結晶シ
リコン膜62上に形成されたチタンシリサイド膜42で
それぞれが自動的に接続されている。なお、ローカル配
線とシリコン基板やゲート電極との接続方法に関して
は、実施例2から実施例4の方法が適用できる。さらに
本実施例は実施例5の容量素子を形成する構造にも適用
できる。また、その際には上記多結晶シリコン膜62に
は不純物を添加することが好ましいが、特にボロンはチ
タンシリサイド中では拡散速度がヒ素やリンなどに比べ
て小さいために、シリコン基板内の高濃度不純物領域と
ローカル配線との間の接触抵抗の増加を抑制することが
できる。この場合、不純物導入方法としては例えば多結
晶シリコン膜62堆積直後にイオン打ち込み法により2
5keVの加速エネルギー、5×1015/cm2の打ち
込み量でBF2のイオン打ち込みを行なう。なお、不純
物の活性化はシリサイド層の形成時の熱工程と兼ねるこ
とができる。
【0046】さらに、多結晶シリコン膜62内をn型の
不純物が添加される領域と、p型の不純物が添加される
領域に分けてもよい。この方法はホトレジストをマスク
にイオン打ち込みを行なえばよい。なお、この場合、シ
リコン基板内の高濃度n型不純物領域にはn型の不純物
が添加された多結晶シリコン膜62が接続され、シリコ
ン基板内の高濃度p型不純物領域にはp型の不純物が添
加された多結晶シリコン膜62が接続されることが望ま
しい。
【0047】上記ローカル配線の製造方法としては、実
施例1の図5(a)に示した非晶質シリコン膜45形成
の際に非晶質シリコン膜41の代わりに厚さ150nm
程度の多結晶シリコン膜を用いればよい。また、本実施
例ではサリサイド反応の材料としてチタンを用いている
がコバルトシリサイドや、プラチナシリサイド、ニッケ
ルシリサイド、タングステンシリサイド、タンタルシリ
サイドなど公知の高融点金属とシリコンの化合物も用い
ることができる。また、上記高融点金属と多結晶シリコ
ン膜の複合膜を用いることもできる。
【0048】本実施例によれば、ローカル配線のチタン
シリサイドを形成する際に下地のシリコン酸化膜41に
加わる機械的な応力が上記多結晶シリコン膜62により
緩和でき、シリコン酸化膜41の絶縁破壊や酸化膜のリ
ーク電流増加を防止することができる。特に、実施例5
の容量素子の形成に適用した場合には信頼性の高いSR
AMを提供することができる。
【0049】<実施例8>本実施例はローカル配線の形
成方法に関するものである。図15は本実施例の平面図
である。同図において、ローカル配線19、20の一部
に高濃度の酸素が添加された領域63が形成されてい
る。酸素の添加方法としてはイオン打ち込み法など公知
の方法を用いることができる。高濃度の酸素が添加され
た領域は、ローカル配線内でn型の不純物とp型不純物
の相互拡散を抑制するように作用する。なお、図15に
おいてローカル配線以外の部分の構造に関しては実施例
1の図1と同様であるのでここではその説明を省略す
る。
【0050】本実施例によれば、シリコン基板内の高濃
度不純物領域とローカル配線との間の接触抵抗の増加
や、駆動用MOSトランジスタのしきい値電圧やドレイ
ン電流などの特性の変動、ばらつきを抑制することがで
きる。
【0051】<実施例9>本実施例は実施例1における
SRAMメモリセルでアルミニウム配線に関するもので
ある。図16は本実施例によるSRAMセルの平面図で
アルミニウム配線の部分を示したものである。MOSト
ランジスタの部分については実施例1と全く同様であ
る。図16において、接地配線の第1層目のアルミニウ
ム電極29と電源配線の第1層目のアルミニウム電極3
0の間に第1層目のアルミニウム電極64が形成されて
いる。このアルミニウム電極64は、メモリマット毎に
分割されたワード線を短絡している。
【0052】本実施例によれば、ワード線の抵抗を実質
的に低抵抗化できるため、高速のSRAMを提供するこ
とができる。
【0053】<実施例10>本実施例は実施例1のCM
OSトランジスタを用いたSRAMとバイポーラトラン
ジスタを同一の半導体基板上に形成する半導体集積回路
装置に関する。図17(a)から図18(c)は本実施
例の製造工程の断面図をバイポーラ素子とCMOSトラ
ンジスタの部分について示したものであり、SRAMの
メモリセルの部分は省略している。以下、図17(a)
から図18(c)を用いて本実施例を製造工程順に説明
する。
【0054】まず、公知の自己整合技術を用いてp型シ
リコン基板65にアンチモンの拡散によるn型の埋め込
み層66と、ボロンのイオン打ち込みとアニールにより
p型の埋め込み層67をそれぞれ形成する。アンチモン
の拡散条件としては例えば1175℃で30分程度、ボ
ロンのイオン打ち込み条件としては50keVの加速エ
ネルギー、7×1012/cm2のドーズ量が適当であ
る。次いで、エピタキシャル成長により形成した厚さ1
μmのシリコン層内にnウエル36とpウエル37を形
成し、さらにに厚さ400nmのフィールド酸化膜38
を形成する。なお、nウエル36はn型の埋め込み層6
6上に、pウエル37はp型の埋め込み層67上に実施
例1と同様な方法により形成する。〔図17(a)〕 次いで実施例1と同様に厚さ10nmのゲート酸化膜3
9を形成した後、厚さ200nmの多結晶シリコン膜を
LPCVD法により堆積し、ゲート電極72をパターニ
ングする。次いでホトレジストをマスクにしてリンのイ
オン打ち込みを行いバイポーラのコレクタ引き出し部6
8を形成する。同様にしてヒ素のイオン打ち込みにより
nチャネルMOSトランジスタのソース・ドレインとバ
イポーラトランジスタのコレクタ部に高濃度n型不純物
領域70を同時に形成する。さらに同様にしてBF2の
イオン打ち込みによりpチャネルMOSトランジスタの
ソース・ドレイン部の高濃度p型不純物量域71とバイ
ポーラトランジスタのベース引き出し部の高濃度p型不
純物領域69を同時に形成する。これらのイオン打ち込
みの条件は実施例1と同じでよい。〔図17(b)〕 次いで、バイポーラトランジスタのベースとなる部分に
ホトレジストをマスクにボロンのイオン打ち込みと所定
のアニールによりp型不純物領域73を形成する。イオ
ン打ち込みの条件としては、BF2のイオン打ち込み
で、加速エネルギー50keV、打ち込み量2×1014
/cm2程度を用いる。続いて、厚さ50nmのシリコ
ン酸化膜41をLPCVD法により堆積した後、バイポ
ーラトランジスタのエミッタとなる部分のシリコン酸化
膜41をホトレジストマスクのドライエッチングにより
除去する。〔図17(c)〕 次いで、厚さ200nmの多結晶シリコン膜62をLP
CVD法により堆積し、ヒ素のイオン打ち込みと所定の
アニールによりにより低抵抗化し、エミッタ層の高濃度
n型不純物領域74を形成する。イオン打ち込みの条件
としては例えば80keVの打ち込みエネルギー、1×
1016/cm2の打ち込み量がよい。さらに、ホトリソ
グラフィにより多結晶シリコン膜62をエミッタ電極の
形状にパターニングした後、ホトレジスト46をマスク
にしてサリサイデーションを行い部分のシリコン酸化膜
46をエッチングし、シリコン基板とゲート電極を露出
する。〔図18(a)〕 次いで、上記露出したシリコン基板上とゲート電極上、
ならびにエミッタ電極上にサリサイド化により実施例1
と同様にしてチタンシリサイド膜42を形成する〔図1
8(b)〕。
【0055】以降の配線工程については実施例1と同様
にすることができる〔図18(c)〕。なお、本実施例
はチタンシリサイドを用いたローカル配線を前提に説明
したが、低抵抗材料としてはチタンシリサイド以外にコ
バルトやタンタル、ニッケル、タングステン、プラチナ
などの高融点金属や、高融点金属とシリコンの化合物
(シリサイド)等も用いることができる。
【0056】本実施例によれば、サリサイデーションを
用いた積層構造のコーカル配線を有する高集積のSRA
Mメモリセルとバーポーラ素子ならびにCMOSトラン
ジスタが同時に形成でき、高速動作が可能なSRAMを
提供することができる。
【0057】<実施例11>本実施例は実施例10のC
MOSトランジスタを用いたSRAMとバイポーラトラ
ンジスタを同一の半導体基板上に形成する半導体集積回
路装置に関し、エミッタ電極上にシリサイド層を形成し
ない方法に関する。図19は本実施例の断面図をバイポ
ーラ素子とCMOSトランジスタの部分について示した
ものであり、SRAMのメモリセルの部分は省略してい
る。同図において、エミッタ電極の多結晶シリコン膜6
2上にはシリコン酸化膜76が形成されており、シリサ
イド膜42は形成されない。
【0058】次に実施例10で説明したの製造工程をを
参考に上記バイポーラトランジスタの製造工程を説明す
る。まず、エミッタの多結晶シリコン膜62をパターニ
ングする際〔実施例10の図18(a)に示した工程に
対応する〕、多結晶シリコン膜62上に厚さ80nmの
シリコン酸化膜76を堆積し、該シリコン酸化膜76を
エミッタ電極の形状にパターニングした後、該シリコン
酸化膜76をドライエッチングのマスクにして多結晶シ
リコン膜62をパターニングする。次いで、シリサイド
化の際に行うシリコン基板やゲート電極上を露出する工
程で、上記エミッタ電極を覆うようなホトレジストパタ
ーン〔図18(a)に対応〕でシリコン酸化膜41をド
ライエッチングする。以降のサリサイド化の工程やアル
ミニウム配線の形成工程については実施例10と同様で
ある。
【0059】なお、本実施例の多結晶シリコン膜62は
エミッタ電極であるが、エミッタ以外の部分で多結晶シ
リコン膜62を用いることにより抵抗素子を形成するこ
ともできる。
【0060】本実施例によれば、バイポーラトランジス
タのエミッタ電極の多結晶シリコン膜はシリサイド化さ
れないため、不純物のシリサイド膜への拡散の影響がな
くシリコン基板内へのエミッタの高濃度n型不純物領域
の不純物分布の制御が容易になる。したがって、電流利
得の高い高性能なバイポーラドランジスタを提供するこ
とができる。
【0061】<実施例12>本実施例は実施例10のC
MOSトランジスタを用いたSRAMとバイポーラトラ
ンジスタを同一の半導体基板上に形成する半導体集積回
路装置に関し、ベースの引き出し電極にローカル配線を
用いたものに関する。図20は本実施例の断面図をバイ
ポーラ素子とCMOSトランジスタの部分について示し
たものであり、SRAMのメモリセルの部分は省略して
いる。図20において、バイポーラトランジスタのベー
ス領域の高濃度p型不純物領域69とエミッタ電極と共
通のローカル配線を形成する多結晶シリコン膜62、な
らびにMOSトランジスタの高濃度n型不純物領域70
は、チタンシリサイド膜42でそれぞれが接続されてお
り、また上記多結晶シリコン膜62上にもチタンシリサ
イド膜42が形成されている。さらに、図20に示して
あるように上記多結晶シリコン膜62上のチタンシリサ
イド膜42上に開口部を設け、アルミニウム配線75を
接続することもできる。なお、本実施例はnチャネルの
ソース・ドレインにローカル配線を接続しているが、p
チャネルのソース・ドレインに接続することもできる。
また、本実施例は実施例11に適用してエミッタ電極の
シリサイド化を省略することもできる。
【0062】本実施例によれば、バイポーラトランジス
タのベースとMOSトランジスタのソース・ドレインを
接するための所要面積を通常のより小さくできるため、
高集積のSRAMセルならびに高速のSRAMを提供す
ることができる。
【0063】<実施例13>本実施例はローカル配線に
チタンナイトライド膜を用いたものに関する。図21
(a)から図22(b)は本実施例の製造工程の断面を
示している。以下、図を用いて本実施例の製造工程につ
いて説明する。まず、シリコン基板上にMOSトランジ
スタを形成し、上部にシリコン酸化膜41を堆積するま
での工程は実施例1の図4(c)と同様である。次い
で、ホトレジスト46をマスクにして上記シリコン酸化
膜41に開口部を形成し、シリコン基板とゲート電極を
露出する〔図21(a)〕。次いで、スパッタリングに
より厚さ50nmのチタン膜77を全面に堆積する〔図
21(b)〕。次いで、675℃の窒素雰囲気中で30
分間のアニールを施し、上記チタン膜77表面をチタン
ナイトライド膜78に変換し、シリコン基板上の高濃度
n型不純物領域2、3ならびに高濃度p型不純物領域1
0、ならびにゲート電極11、12、13、14上にチ
タンシリサイド膜79を形成する。次いで、ホトレジス
ト46をマスクに上記チタンナイトライド膜78の不要
部分ならびに未反応のチタン膜をドライエッチングと過
酸化水素水を含んだウエットエッチングで除去する。な
お、上記アニールの温度や時間はチタンシリサイド膜と
チタンナイトライド膜の膜厚が所望の値になるように調
整する。次いで、800℃の窒素雰囲気中でアニール
し、上記チタンナイトライド膜78とチタンシリサイド
膜79を低抵抗化する。〔図22(a)〕 以降のアルミニウム配線の形成に関しては実施例1と同
様である。〔図22(b)〕 本実施例によれば、SRAMメモリセルのローカル配線
を不純物の拡散に対してバリアとなるチタンナイトライ
ド膜で形成することができるので、nチャネルMOSト
ランジスタとpチャネルMOSトランジスタの高濃度不
純物領域の不純物がシリサイド中を拡散し、シリコン基
板の界面で接触抵抗を増加させるような問題は生じな
い。
【0064】<実施例14>本実施例はメモリセル以外
の部分の周辺のCMISトランジスタを用いた回路素子
群に形成した容量素子に関するものである。図26は本
実施例の断面構造を示している。同図でn型シリコン基
板35にn型のウエル37とフィールド酸化膜38、お
よびゲート酸化膜39とゲート電極124が形成されて
おり、上記ゲート電極124をイオン打ち込みのマスク
にして高濃度のn型の不純物領域125がMISトラン
ジスタのソース・ドレイン領域と同時に形成されてい
る。なお、これらの工程は実施例1で説明した通常のC
MISプロセスで形成されるものである。さらに、上記
ゲート電極124上にシリコン酸化膜126を介してロ
ーカル配線のチタンシリサイド膜127が形成されてお
り、チタンシリサイド膜127の一端は高濃度n型不純
物領域125に接続されており、上記ゲート電極はアル
ミニウム配線128に接続されている。
【0065】上記構造によりゲート電極124とn型ウ
エル37の間にMIS容量が形成され、さらにゲート電
極124とローカル配線のチタンシリサイド膜127の
間にも容量素子が形成される。なお、本実施例ではロー
カル配線としてチタンシリサイド膜を用いているが、実
施例7を適用してポリサイド構造にすることもできる。
また、本実施例はn型ウエルのMIS容量について説明
しているが、p型ウエルのMIS容量に関しても不純物
の導電型を反対にすればよい。なお、本実施例で形成し
た容量素子は、例えば電源電圧の降圧回路や昇圧回路に
用いることができる。
【0066】本実施例によれば、本発明によるメモリセ
ルの製造工程以外に追加の工程がなく、しかもシリコン
基板上の所要面積を増加させないで2つの容量素子を形
成することができるため、所要面積の小さな容量素子を
形成することができる。
【0067】<実施例15>本実施例はメモリセル以外
の部分の周辺のCMISトランジスタを用いた回路素子
群に形成した抵抗素子に関するものである。図27は本
実施例の断面構造を示している。同図でn型シリコン基
板35にp型のウエル36とフィールド酸化膜38が形
成されており、さらに高濃度のn型の不純物領域125
がMISトランジスタのソース・ドレイン領域と同時に
形成されており上部にはシリコン酸化膜126が形成さ
れている。なお、これらの工程は実施例1で説明した通
常のCMISプロセスで形成されるものである。さら
に、アルミニウム配線128が接続される部分にはシリ
コン酸化膜126が選択的にエッチングされサリサイド
化の工程で高濃度不純物領域125上の一部にチタンシ
リサイド膜127が形成されている。
【0068】上記構造によりn型の高濃度不純物領域1
25は抵抗素子となる。なお、本実施例で形成した抵抗
素子は、例えば入力保護回路に用いることができる。
【0069】本実施例によれば、本発明によるメモリセ
ルの製造工程以外に追加の工程がなく、しかもシリコン
基板上の所要面積を増加させないで抵抗素子を形成する
ことができる。
【0070】<実施例16>本実施例はローカル配線と
シリコン基板の接続方法に関する。図28は本実施例に
よるSRAMメモリセルの断面構造で、図6(a)に示
したA−A’線の断面図におけるローカル配線の部分を
拡大して示したものである。シリコン基板上にMISト
ランジスタを形成するまでの工程は実施例1の図5
(c)までの工程と同じである。図5(c)において、
多結晶シリコン膜45をシリサイド化する際に同時に形
成されるチタンナイトライド膜78を実施例13で説明
した方法と同様な方法でホトリソグラフィを用いてパタ
ーニングし所望の部分を残し、このチタンナイトライド
膜78を介して高濃度n型不純物領域2とチタンシリサ
イド膜41を接続する(図28)。以降の工程に関して
は実施例1の図6(b)と同様にすればよい。
【0071】本実施例によれば、シリコン基板およびゲ
ート電極とローカル配線を容易に接続することができ
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、サリサイドプロセスに
よりMISトランジスタのソース・ドレインとゲート電
極のそれぞれの表面に低抵抗材料が形成され、しかもゲ
ート電極上に積層してローカル配線を形成することがで
きるため、高集積で、ソフトエラー耐性があり、かつロ
ジックプロセスとの整合性の良い完全CMOS型のSR
AMセルを有する半導体集積回路装置が提供できる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置の
平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置の
平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置の
断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置の
製造工程を説明するための断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置の
製造工程を説明するための断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置の
製造工程を説明するための断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例の半導体集積回路装置の
断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例の半導体集積回路装置の
断面図である。
【図9】本発明の第4の実施例の半導体集積回路装置の
断面図である。
【図10】本発明の第5の実施例の半導体集積回路装置
の断面図である。
【図11】本発明の第6の実施例の半導体集積回路装置
の平面図である。
【図12】本発明の第6の実施例の半導体集積回路装置
の等価回路図である。
【図13】本発明の第6の実施例の半導体集積回路装置
の平面図である。
【図14】本発明の第7の実施例の半導体集積回路装置
の断面図である。
【図15】本発明の第8の実施例の半導体集積回路装置
の平面図である。
【図16】本発明の第9の実施例の半導体集積回路装置
の平面図である。
【図17】本発明の第10の実施例の半導体集積回路装
置の製造工程を説明するための断面図である。
【図18】本発明の第10の実施例の半導体集積回路装
置の製造工程を説明するための断面図である。
【図19】本発明の第11の実施例の半導体集積回路装
置の断面図である。
【図20】本発明の第12の実施例の半導体集積回路装
置の断面図である。
【図21】本発明の第13の実施例の半導体集積回路装
置の製造工程の断面図である。
【図22】本発明の第13の実施例の半導体集積回路装
置の製造工程の断面図である。
【図23】スタティック型ランダムアクセスメモリセル
の等価回路図である。
【図24】従来のスタティック型ランダムアクセスメモ
リセルの平面図である。
【図25】従来のスタティック型ランダムアクセスメモ
リセルの製造工程を説明するための断面図である。
【図26】本発明の第14の実施例の半導体集積回路装
置の断面図である。
【図27】本発明の第15の実施例の半導体集積回路装
置の断面図である。
【図28】本発明の第16の実施例の半導体集積回路装
置の断面図である。
【符号の説明】 1、2、3、4、5、6…高濃度n型不純物領域(MO
Sトランジスタのソース・ドレイン)、7、8、9、1
0…高濃度p型不純物領域(pチャネルMOSトランジ
スタのソース・ドレイン)、11、12、13、14…
ゲート電極、15、16、17、18…開口部、19、
20…ローカル配線、21、22、23、24、25、
26…開口部27、28、29、30…第1層目のアル
ミニウム配線、31、32…開口部、33、34…第2
層目アルミニウム配線、35…n型シリコン基板、36
…p型ウエル、37…n型ウエル、38…フィールド酸
化膜、39…ゲート酸化膜、40…スペーサ絶縁膜、4
1…シリコン酸化膜、42…チタンシリサイド膜、4
3、44…シリコン酸化膜、45…非晶質シリコン膜、
46…ホトレジスト、47…チタン膜、48…選択多結
晶シリコン膜、49…非晶質シリコンのサイドウォー
ル、50…シリコン窒化膜、51、52…ゲート電極、
53、54…ローカル配線、55…ワード線、56、5
7…データ線、58、59、60、61…開口部、62
…多結晶シリコン膜、63…シリコン注入領域、64…
第1層目アルミニウム配線、65…p型シリコン基板、
66…n型埋め込層、67…p型埋め込み層、68…n
型不純物領域(コレクタ引き出し)、69…p型不純物
領域(ベース)、70…高濃度n型不純物領域(nチャ
ネルMOSトランジスタのソース・ドレイン)、71…
高濃度p型不純物領域(pチャネルMOSトランジスタ
のソース・ドレイン)、72…ゲート電極、73…p型
不純物領域(真性ベース)、74…高濃度n型不純物領
域(エミッタ)、75…第1層目アルミニウム配線、7
6…シリコン酸化膜、77…チタン膜、78…チタンナ
イトライド膜、79…チタンシリサイド膜、80、8
1、82、83、84、85、86…高濃度n型不純物
領域、87、88、89、90…高濃度p型不純物領
域、91、92、93、94…ゲート電極、95、9
5、97、98、99…ローカル配線、100、10
1、102、103、104、105…開口部、10
6、107、108、109…第1層目アルミニウム配
線、110、111…開口部、112、113…第2層
目アルミニウム配線、114…p型ウエル、115…フ
ィールド酸化膜、116…ゲート酸化膜、117…ゲー
ト電極、118…高濃度n型不純物領域、119…スペ
ーサ絶縁膜、120…チタン膜、121…ホトレジス
ト、122…非晶質シリコン膜、123…チタンシリサ
イド膜、124…多結晶シリコン膜(ゲート電極)、1
25…高濃度n型不純物領域、126…シリコン酸化
膜、127…チタンシリサイド膜、128…アルミニウ
ム電極、129…n型ウエルとp型ウエルの境界。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三谷 真一郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 佐藤 和重 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 深見 彰 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 飯田 雅也 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 清水 昭博 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−263577(JP,A) 特開 昭62−31155(JP,A) 特開 平5−90540(JP,A) 特開 平5−167038(JP,A) 特開 平5−167039(JP,A) 特開 平5−235304(JP,A) 特開 平6−77401(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 H01L 21/336 H01L 27/10 H01L 27/11 H01L 29/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1pチャネルMISトランジスタと、第
    2pチャネルMISトランジスタと、第1nチャネルM
    ISトランジスタと、第2nチャネルMISトランジス
    タと、第3nチャネルMISトランジスタと、第4nチ
    ャネルMISトランジスタとを具備し、 上記第1pチャネルMISトランジスタのドレインと上
    記第1nチャネルMISトランジスタのドレインと上記
    第2nチャネルMISトランジスタのゲートは第1記憶
    ノードで接続され、 上記第2pチャネルMISトランジスタのドレインと上
    記第2nチャネルMISトランジスタのドレインと上記
    第1nチャネルMISトランジスタのゲートは第2記憶
    ノードで接続され、 上記第1pチャネルMISトランジスタと、上記第2p
    チャネルMISトランジスタと、上記第1nチャネルM
    ISトランジスタと、上記第2nチャネルMISトラン
    ジスタと、上記第3nチャネルMISトランジスタと、
    上記第4nチャネルMISトランジスタのソース及びド
    レインを形成する不純物領域が基板内に形成されたSR
    AMメモリセルを有する半導体集積回路装置において、 上記第1記憶ノードと上記第2記憶ノード間に容量素子
    が設けられ、上記第1nチャネルMISトランジスタの
    ドレインと上記第1pチャネルMISトランジスタのド
    レインを接続する層はシリサイド膜により形成されてい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】上記容量素子の絶縁膜はシリコン窒化膜に
    より形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】上記容量素子は上記第1nチャネルMIS
    トランジスタのゲート電極を形成する層と、上記第1n
    チャネルMISトランジスタのドレインと上記第1pチ
    ャネルMISトランジスタのドレインを接続する層との
    間に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項2
    のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
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