JP2002033403A - スタティック型半導体記憶装置 - Google Patents

スタティック型半導体記憶装置

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JP2002033403A
JP2002033403A JP2000217076A JP2000217076A JP2002033403A JP 2002033403 A JP2002033403 A JP 2002033403A JP 2000217076 A JP2000217076 A JP 2000217076A JP 2000217076 A JP2000217076 A JP 2000217076A JP 2002033403 A JP2002033403 A JP 2002033403A
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gate electrode
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトエラーの発生を防止できるスタティッ
ク型半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 スタティック型半導体記憶装置は、p型
ウェル領域107pを有するシリコン基板1と、記憶ノ
ード116と、p型ウェル領域107pの表面に形成さ
れ、記憶ノード116に接続されたn型の低濃度不純物
領域131bおよび高濃度不純物領域132bと、高濃
度不純物領域132bに接触するように形成されたp型
の不純物領域135bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスタティック型半
導体記憶装置(以下「SRAM」と称する)に関し、特
に、ソフトエラーの発生を防止できるSRAMに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器におけるバッテリの使用
時間の延長を目的として、携帯機器に内蔵される半導体
デバイスの省エネルギ化および省電圧動作化が重要にな
ってきている。これに伴い、低消費電力で低電圧動作が
可能なSRAMの需要が伸びつつある。一般に、低電圧
動作向けのSRAMは、6個のトランジスタで構成され
ており、通常フルCMOS型メモリセルと呼ばれるもの
が用いられている。
【0003】図39は従来のSRAMのメモリセルの等
価回路図である。図39を参照して、SRAMのメモリ
セル100zは、nチャネル型の駆動トランジスタ10
1および104と、pチャネル型の負荷トランジスタ1
02および105と、nチャネル型のアクセストランジ
スタ103および106とを備える。
【0004】メモリセル100zは、ビット線171お
よび172と、ワード線199と、電源ノード175
と、接地ノード173および174とに接続される。S
RAMのメモリセル100z内では、駆動トランジスタ
101および104と負荷トランジスタ102および1
05とでフリップフロップ回路が構成されている。
【0005】負荷トランジスタ102のソース領域は電
源ノード175と接続されており、ドレイン領域は記憶
ノード116と接続されている。負荷トランジスタ10
5のゲート電極111は記憶ノード115と接続されて
いる。
【0006】負荷トランジスタ105のソース領域は電
源ノード175に接続されており、ドレイン領域は記憶
ノード115に接続されている。負荷トランジスタ10
5のゲート電極112は記憶ノード116に接続されて
いる。
【0007】駆動トランジスタ101のソース領域は接
地ノード173に接続されており、ドレイン領域は記憶
ノード116に接続されている。駆動トランジスタ10
1のゲート電極111は、記憶ノード115に接続され
ている。
【0008】駆動トランジスタ104のソース領域は接
地ノード174に接続されており、ドレイン領域は記憶
ノード115に接続されている。駆動トランジスタ10
4のゲート電極112は記憶ノード116に接続されて
いる。
【0009】アクセストランジスタ103のゲート電極
113はワード線199に接続されている。アクセスト
ランジスタ103のソース・ドレイン領域の一方はビッ
ト線171に接続されており、ソース・ドレイン領域の
他方は記憶ノード116に接続されている。
【0010】アクセストランジスタ106のゲート電極
113はワード線199と接続されている。アクセスト
ランジスタ106のソース・ドレイン領域の一方はビッ
ト線172と接続され、ソース・ドレイン領域の他方は
記憶ノード115に接続されている。
【0011】図39で示すように、SRAMのメモリセ
ル100zは、nチャネル型トランジスタである駆動ト
ランジスタ101と、pチャネル型トランジスタである
負荷トランジスタ102とがインバータを構成する。ま
た、nチャネル型トランジスタである駆動トランジスタ
104とpチャネル型である負荷トランジスタ105と
がインバータを構成する。これら2つのインバータが組
合されて結合している。各々のインバータの出力が他の
インバータの入力となっており、安定な状態を作ってい
る。これらの出力はさらにアクセストランジスタ103
および106を介してビット線171および172に接
続されており、アクセストランジスタ103および10
6がオンすることで、ビット線171および172から
の書込またはビット線171および172への情報の読
出を行なっている。
【0012】図39で示すメモリセル100zにおい
て、記憶ノード116の電位が相対的に高い場合には記
憶ノード115の電位が相対的に低くなる。また、記憶
ノード116の電位が相対的に低くなれば記憶ノード1
15の電位が相対的に高くなる。この2つの状態によ
り、情報の有無を記憶している。
【0013】次に、図39で示す従来のSRAMのメモ
リセルの平面図を図40に示す。図40を参照して、S
RAMのメモリセル100zは、1対の負荷トランジス
タ102および105と、1対の駆動トランジスタ10
1および104と、1対のアクセストランジスタ103
および106とを備える。
【0014】アクセストランジスタ103は、能動領域
130内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲー
ト電極113とにより構成される。不純物領域の一方は
コンタクトホール303を介してビット線171と接続
され、不純物領域の他方はコンタクトホール302を介
して記憶ノード116に接続されている。
【0015】アクセストランジスタ106は、能動領域
150内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲー
ト電極113とにより構成される。不純物領域の一方は
コンタクトホール309を介してビット線172に接続
され、不純物領域の他方は、コンタクトホール206を
介して記憶ノード115に接続されている。
【0016】駆動トランジスタ101は、能動領域13
0内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲート電
極111とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール307を介して接地ノード173に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール302を介
して記憶ノード116に接続されている。
【0017】駆動トランジスタ104は、能動領域15
0内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲート電
極112とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール308を介して接地ノード174に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール206を介
して記憶ノード115に接続されている。
【0018】負荷トランジスタ102は、能動領域14
0内に形成されたp型の1対の不純物領域と、ゲート電
極111とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール301を介して記憶ノード116に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール305を介
して電源ノード175に接続されている。
【0019】負荷トランジスタ105は、能動領域16
0内に形成されたp型の1対の不純物領域と、ゲート電
極112とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール205を介して記憶ノード115に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール306を介
して電源ノード175に接続されている。
【0020】図41は、図40中のA−A線に沿って見
た断面を示す図である。図41を参照して、シリコン基
板1上に分離酸化膜2が形成されている。シリコン基板
1の表面にp型ウェル領域107pと、n型ウェル領域
108nが形成されている。p型ウェル領域107pに
能動領域130が形成されている。p型ウェル領域10
7pの表面では、1対の低濃度不純物領域131aおよ
び131bと、1対の高濃度不純物領域132aおよび
132bとが互いに距離を隔てて形成されている。低濃
度不純物領域131aおよび131bと、高濃度不純物
領域132aおよび132bとは、いわゆるLDD(Li
ghtly Doped Drain)構造を構成している。1対の低濃
度不純物領域131aおよび131bの間にp型の不純
物領域により構成されるチャネルドープ領域133pが
形成されている。
【0021】シリコン基板1上にゲート絶縁膜113a
を介在させてゲート電極113が形成されている。ゲー
ト電極113の側面は側壁酸化膜121で覆われ、上面
は上部酸化膜122で覆われている。分離酸化膜2上に
ゲート電極111が形成されている。ゲート電極111
も側壁酸化膜121と上部酸化膜122とで覆われてい
る。
【0022】n型ウェル領域108nに能動領域140
が形成されている。能動領域140は、p型の低濃度不
純物領域141aと、p型の高濃度不純物領域142a
とを有する。
【0023】シリコン基板1の表面を覆うように層間絶
縁膜200が形成されている。層間絶縁膜200には、
低濃度不純物領域131aに達するコンタクトホール2
04、低濃度不純物領域131bに達するコンタクトホ
ール203、ゲート電極111に達するコンタクトホー
ル202および低濃度不純物領域141aに達するコン
タクトホール201がそれぞれ形成されている。コンタ
クトホール201〜204を充填するように、それぞれ
プラグ層221〜224が形成されている。それぞれの
プラグ層221、223および224に接するように層
間絶縁膜200上にパッド電極211、212および2
13が形成されている。プラグ層222に接するように
層間絶縁膜200上に記憶ノード115が形成されてい
る。
【0024】層間絶縁膜200を覆うように層間絶縁膜
300が形成されている。層間絶縁膜300には、パッ
ド電極211、212および213に達するようにコン
タクトホール301、302および303が形成されて
いる。それぞれのコンタクトホール301〜303を充
填するようにプラグ層321〜323が形成されてい
る。プラグ層321および322に接するように記憶ノ
ード116が形成されている。層間絶縁膜300上にビ
ット線171および電源ノード175が形成されてい
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】メモリセルにおいて
は、パッケージなどに含まれる放射性元素から放射線が
照射されて記憶している内容を失う、いわゆるソフトエ
ラー現象が起きることがある。たとえば、DRAM(ダ
イナミック型ランダムアクセスメモリ)では、キャパシ
タに蓄積された電荷が、α線の照射により発生した電荷
で中和されて記憶内容を喪失してしまうことが知られて
いる。上述のSRAMでも、α線により発生した電荷に
より記憶内容が反転するソフトエラー現象が知られてい
る。特に、近年、半導体デバイスが微細化されるにつれ
て蓄積電荷量が少なくなるため、容易に情報が反転して
しまうという問題がある。
【0026】図42は、従来のSRAMで生じる問題点
を説明するための図である。図42を参照して、SRA
Mのメモリセルに外部から矢印220で示す方向からα
線が飛来すると、このα線はシリコン基板1内で電子1
0eとホール10hとを発生させる。今、記憶ノード1
16に電荷が蓄えられており、記憶ノード116の電位
が相対的に高いものとする。この段階で矢印220で示
す方向からα線が飛来すると、シリコン基板1内で電子
10eとホール10hとが発生する。発生した電子は、
相対的に高い電位とされる高濃度不純物領域132bに
移動し、高濃度不純物領域132bの電位が相対的に低
くなる場合がある。そのため、記憶ノード116の電位
も相対的に低くなり、記憶ノード116の電位が、いわ
ゆるVss電位へ反転する。これにより、記憶していた
データが消失するソフトエラーが起きるという問題があ
る。
【0027】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものであり、微細化をしてもソ
フトエラーの発生を防止することができるスタティック
型半導体記憶装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従ったスタティック型半導体記憶装置は、半導体基板
と、記憶ノードと、第2導電型の不純物領域と、第1導
電型の不純物領域とを備える。半導体基板は、第1導電
型の半導体領域を有する。記憶ノードは、半導体基板上
に形成される。第2導電型の半導体領域は、半導体領域
の表面に形成され、記憶ノードに電気的に接続される。
第1導電型の不純物領域は、第2導電型の不純物領域に
接触するように半導体領域に形成される。
【0029】このように構成されたスタティック型半導
体記憶装置では、記憶ノードに電気的に接続された第2
導電型の不純物領域と、第1導電型の不純物領域とが接
触するように構成されているため、第2導電型の不純物
領域と第1導電型の不純物領域とは容量を持った状態と
なる。したがって、第2導電型の不純物領域および記憶
ノードに蓄積された電荷が第1導電型の不純物領域内の
反対の導電型の電荷を引き付けるため、第2導電型の不
純物領域に蓄積された電荷が消失するのを防止すること
ができる。その結果、記憶情報の反転が起こりにくく、
ソフトエラーの発生を防止することができる。
【0030】この発明の別の局面に従ったスタティック
型半導体記憶装置は、半導体基板と、記憶ノードと、電
界効果トランジスタと、1対の第1導電型の不純物領域
とを備える。半導体基板は、第1導電型の半導体領域を
有する。記憶ノードは、半導体基板上に形成される。電
界効果トランジスタは、半導体領域に形成される。電界
効果トランジスタは、ゲート電極と、1対のソースおよ
びドレイン領域とを含む。ゲート電極は、半導体領域上
にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対のソース
およびドレイン領域は、ゲート電極の両側でかつ半導体
領域内に形成され、第2導電型の不純物領域により構成
され、その一方が記憶ノードに電気的に接続される。1
対の第1導電型の不純物領域は、ソースおよびドレイン
領域の下に位置する。第1導電型の不純物領域内の不純
物濃度は、1対の第1導電型の不純物領域の間の領域の
不純物濃度よりも大きい。
【0031】このように構成されたスタティック型半導
体記憶装置においては、まず、記憶ノードに電気的に接
続されるソースおよびドレイン領域の下に第1導電型の
不純物領域が形成される。そのため、第1導電型の不純
物領域と、第2導電型の不純物領域により構成されるソ
ースおよびドレイン領域とが容量を持った状態となる。
これにより、記憶ノード、ソースおよびドレイン領域に
蓄積された電荷は第1導電型の不純物領域の反対の導電
型の電荷を引き付けるので、電荷の消失を防止すること
ができる。その結果、記憶情報の反転が起こりにくくな
り、いわゆるソフトエラーの発生を防止することができ
る。
【0032】さらに、ソースおよびドレイン領域の下に
位置する領域において、1対の第1導電型の不純物領域
の濃度は、その間に位置する領域の第1導電型の不純物
濃度よりも大きい。これにより、第1導電型の不純物領
域とソースおよびドレイン領域との結合容量が大きくな
る。さらに、1対の第1導電型の不純物領域の間、すな
わち、ゲート電極の下において、第1導電型の不純物濃
度が小さいためチャネル領域に影響を与えることがな
い。その結果、電界効果トランジスタのしきい値を変動
させることがない。
【0033】この発明のさらに別の局面に従ったスタテ
ィック型半導体記憶装置は、半導体基板と、記憶ノード
とを備える。記憶ノードは、半導体基板上に形成され
る。記憶ノードは、所定の方向に延びる第1の記憶ノー
ド部と、第1の記憶ノード部に向かい合うように第1の
記憶ノード部上に誘電体を介在させて形成され、第1の
記憶ノード部の延びる方向に沿って延びる第2の記憶ノ
ード部とを含む。
【0034】このように構成されたスタティック型半導
体記憶装置においては、記憶ノードが第1の記憶ノード
部と第2の記憶ノード部とを有し、これらは誘電体を介
在させて互いに向かい合うように形成される。そのた
め、第1の記憶ノード部と第2の記憶ノード部が容量を
持った状態となり、いずれか一方に蓄積された電荷が他
方の反対導電型の電荷を引き付けるため記憶ノードに蓄
積された電荷の消失を防止することができる。そのた
め、ソフトエラーの発生を防止することができる。さら
に、第2の記憶ノード部は、第1の記憶ノード部の延び
る方向に沿って延びるため、第1の記憶ノード部と第2
の記憶ノード部との対向面積が大きくなる。その結果、
さらに効果的にソフトエラーの発生を防止することがで
きる。
【0035】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置は、半導体基板に形成された、電位がほぼ一定の領域
をさらに備える。第1の記憶ノード部は、電位がほぼ一
定の領域に電気的に接続される。この場合、第1の記憶
ノードの電位がほぼ一定とされるため、第1の記憶ノー
ドの電位が変動する場合に比べて第2の記憶ノードの電
位が安定する。そのため、確実に第2の記憶ノードに電
荷を蓄積することができる。
【0036】また好ましくは、第1の記憶ノード部は、
第2の記憶ノード部のほぼすべての平面領域上に形成さ
れる。この場合、特に第1の記憶ノード部と第2の記憶
ノード部の対向面積が大きくなるため、第1の記憶ノー
ド部と第2の記憶ノード部との結合容量を大きくするこ
とができる。その結果、さらに効果的にソフトエラーの
発生を防止することができる。
【0037】また好ましくは、スタティック型半導体記
憶装置は、負荷トランジスタおよび駆動トランジスタを
さらに備える。記憶ノードは、負荷トランジスタまたは
駆動トランジスタのゲート電極である。
【0038】さらに好ましくは、スタティック型半導体
記憶装置は、1対の駆動トランジスタをさらに備える。
記憶ノードは一方の駆動トランジスタのゲート電極と他
方の駆動トランジスタのドレイン領域とを電気的に接続
する。
【0039】この発明のさらに別の局面に従ったスタテ
ィック型半導体記憶装置は、半導体基板と、第1導電型
の半導体領域と、第2導電型の半導体領域と、電界効果
トランジスタとを備える。第1導電型の半導体領域は半
導体基板に形成される。第2導電型の半導体領域は第1
導電型の半導体領域に接するように半導体基板に形成さ
れる。電界効果トランジスタは、第1導電型の半導体領
域に形成された第1導電型のチャネル領域を有する。第
2導電型の半導体領域は、第1導電型の半導体領域に接
触し、チャネル領域に向かって延びる第1の延在領域を
含む。
【0040】このように構成されたスタティック型半導
体記憶装置では、第2の半導体領域が、チャネル領域に
向かって延びる第1の延在領域を含むため、チャネル領
域近傍でα線などの飛来によりキャリアが発生しても、
このキャリアを第1の延在領域で吸収することができ
る。その結果、このキャリアが第1導電型の半導体領域
に接続された記憶ノードに影響を与えることがなくな
る。その結果ソフトエラーの発生を防止することができ
る。
【0041】また好ましくは、第2導電型の半導体領域
には、第2導電型のキャリアを引き付けるように第1導
電型の半導体領域の電位と異なる電位が印加される。こ
の場合、第1導電型の半導体領域に第2導電型のキャリ
アが発生した場合であっても、この第2導電型のキャリ
アは、第1導電型の半導体領域から、第1の延在領域を
介して第2導電型の半導体領域に引き付けられる。その
結果、第2導電型のキャリアが第1導電型の半導体領域
に形成されたトランジスタに影響を与えることがない。
その結果、ソフトエラーの発生をさらに防止することが
できる。
【0042】また好ましくは、第2導電型の半導体領域
は、第1導電型の半導体領域を覆う第2の延在領域をさ
らに含む。この場合、第2の延在領域は第1導電型の半
導体領域を取囲むこととなるため、さらに効果的にソフ
トエラーの発生を防止することができる。
【0043】この発明のさらに別の局面に従ったスタテ
ィック型半導体記憶装置は、半導体基板と、ゲート電極
と、側壁誘電膜と、ソースおよびドレイン領域と、導電
層とを備える。ゲート電極は、半導体基板の上にゲート
絶縁膜を介在させて形成され、記憶ノードに電気的に接
続される。側壁誘電膜はゲート電極の側壁に接触するよ
うに形成される。ソースおよびドレイン領域は、ゲート
電極の両側でかつ半導体基板の表面に形成される。導電
層は、ソースおよびドレイン領域の一方に接続され、か
つ側壁誘電膜を介在させてゲート電極上に形成される。
【0044】このように構成されたスタティック型半導
体記憶装置においては、導電層は、側壁絶縁膜を介在さ
せてゲート電極上に形成されるため、導電層とゲート電
極とが容量を持った状態となる。ゲート電極は記憶ノー
ドに電気的に接続されているため、記憶ノードおよびゲ
ート電極に蓄積された電荷が導電層内の反対の導電型の
電荷を引き付けることになる。その結果、記憶ノードお
よびゲート電極に蓄積された電荷の消失を防止すること
ができるので、ソフトエラーの発生を防止することがで
きる。
【0045】さらに好ましくは、導電層の電位はほぼ一
定とされる。この場合、安定してゲート電極および記憶
ノードの電荷を蓄積することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0047】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に従ったSRAMの平面図である。図1を参照
して、この発明の実施の形態1に従ったメモリセル10
0aは、1対の負荷トランジスタ102および105
と、1対の駆動トランジスタ101および104と、1
対のアクセストランジスタ103および106とを備え
る。
【0048】アクセストランジスタ103は、能動領域
430内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲー
ト電極113とにより構成される。不純物領域の一方は
コンタクトホール303を介してビット線171と接続
され、不純物領域の他方はコンタクトホール302を介
して記憶ノード116に接続されている。
【0049】アクセストランジスタ106は、能動領域
450内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲー
ト電極113とにより構成される。不純物領域の一方は
コンタクトホール309を介してビット線172に接続
され、不純物領域の他方は、コンタクトホール206を
介して記憶ノード115に接続されている。
【0050】駆動トランジスタ101は、能動領域43
0内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲート電
極111とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール307を介して接地ノード173に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール302を介
して記憶ノード116に接続されている。
【0051】駆動トランジスタ104は、能動領域45
0内に形成されたn型の1対の不純物領域と、ゲート電
極112とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール308を介して接地ノード174に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール206を介
して記憶ノード115に接続されている。
【0052】負荷トランジスタ102は、能動領域44
0内に形成されたp型の1対の不純物領域と、ゲート電
極111とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール301を介して記憶ノード116に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール305を介
して電源ノード175に接続されている。
【0053】負荷トランジスタ105は、能動領域46
0内に形成されたp型の1対の不純物領域と、ゲート電
極112とにより構成される。不純物領域の一方はコン
タクトホール205を介して記憶ノード115に接続さ
れ、不純物領域の他方は、コンタクトホール306を介
して電源ノード175に接続されている。
【0054】n型ウェル領域108nに負荷トランジス
タ102および105が形成されている。p型ウェル領
域107pに駆動トランジスタ101および104とア
クセストランジスタ103および106とが形成されて
いる。図の上側に位置する負荷トランジスタ102、駆
動トランジスタ101およびアクセストランジスタ10
3と、図の下側に位置する負荷トランジスタ105、駆
動トランジスタ104およびアクセストランジスタ10
6は互いに対称形状に形成されている。
【0055】ゲート電極111は、負荷トランジスタ1
02と駆動トランジスタ101とに共有されている。ゲ
ート電極112は、負荷トランジスタ105と駆動トラ
ンジスタ104とに共有されている。ゲート電極113
はアクセストランジスタ103および106に共有され
ている。コンタクトホール202はゲート電極111と
記憶ノード115とを接続する。コンタクトホール31
0はゲート電極112と記憶ノード116とを接続す
る。
【0056】ゲート電極111および112は、それぞ
れ「T」字状であり、互いに向かい合うように形成され
ている。ゲート電極111および112上に「V」字状
の記憶ノード115が形成されている。記憶ノード11
5上に「T」字状の記憶ノード116が形成されてい
る。
【0057】図2は、図1で示すSRAMの能動領域を
示す図である。図2を参照して、能動領域430は、p
型の不純物領域135a〜135cを有する。なお、図
2では、p型の不純物領域135a〜135cは、能動
領域430よりも大きく記載されているが、能動領域4
30内に不純物領域135a〜135cが位置する。不
純物領域135a〜133cは能動領域430におい
て、ゲート電極111および113が形成される領域以
外の領域に形成される。
【0058】能動領域440は、n型の不純物領域14
5aおよび145bを有する。不純物領域145aおよ
び145bは能動領域440より大きく記載されている
が、実際には、能動領域440内に形成される。不純物
領域145aおよび145bは、能動領域440のう
ち、ゲート電極111が形成される領域以外の領域に形
成される。
【0059】能動領域450はp型の不純物領域155
a〜155cを有する。不純物領域155a〜155c
は、能動領域450より大きく記載されているが、実際
には、能動領域450内に不純物領域155a〜155
cが形成される。不純物領域155a〜155cは、能
動領域450内でゲート電極112および113が形成
される領域以外の領域に形成される。
【0060】能動領域460はn型の不純物領域165
aおよび165bを有する。不純物領域165aおよび
165bは、能動領域460より大きく記載されている
が、実際には、能動領域460内に形成される。不純物
領域165aおよび165bは、能動領域460内でゲ
ート電極112が形成される領域以外の領域に形成され
る。
【0061】図3は、図1中のIII−III線に沿っ
て見た断面を示す図である。図3を参照して、SRAM
のメモリセル100aは、半導体基板としてのシリコン
基板1と、記憶ノード116と、第2導電型の不純物領
域としてのn型の低濃度不純物領域131bおよびn型
の高濃度不純物領域132bと、第1導電型の不純物領
域としてのp型の不純物領域135bとを備える。シリ
コン基板1は、第1導電型の半導体領域としてのp型ウ
ェル領域107pを有する。記憶ノード116は、シリ
コン基板1の上に形成される。n型の低濃度不純物領域
131bおよびn型の高濃度不純物領域132bは、p
型ウェル領域107pの表面に形成され、記憶ノード1
16に電気的に接続される。p型の不純物領域135b
は、n型の高濃度不純物領域132bに接触するように
p型ウェル領域107pに形成される。
【0062】SRAMのメモリセル100aは、電界効
果トランジスタとしてのアクセストランジスタ103を
備える。アクセストランジスタ103は、ゲート電極1
13と、ソースおよびドレイン領域としての低濃度不純
物領域131aおよび131bならびに高濃度不純物領
域132aおよび132bとを含む。ゲート電極113
はシリコン基板1上にゲート絶縁膜113aを介在させ
て形成される。低濃度不純物領域131aおよび131
bならびに高濃度不純物領域132aおよび132b
は、ゲート電極113の両側でかつp型ウェル領域10
7p内に形成され、1対のn型の不純物領域により構成
される。その一方の低濃度不純物領域131bおよび高
濃度不純物領域132bが記憶ノード116に電気的に
接続される。またメモリセル100aは低濃度不純物領
域131aおよび131bならびに高濃度不純物領域1
32aおよび132bの下に位置する、1対の第1導電
型の不純物領域としてのp型の不純物領域135aおよ
び135bを備える。低濃度不純物領域131aおよび
131bならびに高濃度不純物領域132aおよび13
2bの下に位置する領域において、不純物領域135a
および135b内の不純物濃度は、1対の不純物領域1
35aおよび135bの不純物領域の間の領域の不純物
濃度よりも大きい。
【0063】図4は、図3中のIV−IV線に沿ったシ
リコン基板1の深さと不純物濃度との関係を示すグラフ
である。図4を参照して、この発明に従ったSRAMで
は、シリコン基板1の表面近傍でn型の不純物濃度が大
きくなっており、深さが深くなるにつれてその不純物濃
度は小さくなる。p型の不純物濃度は、シリコン基板1
の表面では小さいが、n型の不純物濃度が小さくなった
部分より深い部分では、p型不純物の濃度が増える。そ
して、深さが0.2μmを超えた領域でp型の不純物濃
度が最大となる。それより深い領域では、p型不純物の
濃度はほぼ一定である。なお、n型の不純物が拡散した
領域とp型の不純物が拡散した領域との境界部分は空乏
層となっている。
【0064】図5は、従来の装置において図3のIV−
IV線と同等の領域でのシリコン基板の深さと不純物濃
度との関係を示すグラフである。図5を参照して、従来
のSRAMでは、シリコン基板の表面近傍でn型の不純
物濃度が大きくなっており、深さが深くなるにつれてそ
の不純物濃度は小さくなる。p型の不純物は、本発明の
ように深さが0.2μmを超えた領域でのピークが存在
せず、ほぼ一定の濃度で分布している。
【0065】図6は、この発明に従ったSRAMの作用
を説明するための図である。図6を参照して、この発明
に従ったSRAMでは、シリコン基板において、高濃度
不純物領域132bを構成するn型の不純物領域と、不
純物領域135bを構成するp型の不純物領域とが接触
しているため、これらは、互いに対向してキャパシタを
構成する。すなわち、n型の不純物が拡散した領域に
は、ホール10hが蓄積され、p型不純物が拡散した領
域には電子10eが蓄積する。これらが互いに空乏層を
介して引き付け合う。その結果、n型の不純物領域内に
蓄積されたホール10hは、他の電子やホールなどの影
響を受けにくくなる。そのため、低濃度不純物領域13
1b、高濃度不純物領域132bおよび記憶ノード11
6に蓄積されたホールの消失を防止することができ、い
わゆるソフトエラーの発生を防止することができる。
【0066】図7は、従来のSRAMの作用を説明する
ための図である。図7を参照して、従来のSRAMで
は、p型の不純物が拡散した領域において、不純物のピ
ークが存在しない。そのため、p型の不純物領域とn型
の不純物領域とは電極間の距離が広いキャパシタを構成
する。このようなキャパシタにおいても、n型の不純物
領域内にホールが蓄積され、p型の不純物領域内に電子
が蓄積され、これらは容量結合するがその容量は小さ
い。その結果、n型の不純物領域に蓄積されたホールは
他のホールや電子の影響を受けやすく、メモリの消失を
招くことになる。
【0067】次に、図3で示す本発明に従ったSRAM
の製造方法について、図面を参照して説明する。図8〜
図16は、本発明に従ったSRAMの製造工程を説明す
るための図である。図8を参照して、シリコン基板1の
表面に分離酸化膜2を形成する。シリコン基板1の表面
に所定の部分を覆うレジストパターン501を形成す
る。レジストパターン501をマスクとして、矢印50
2で示す方法からリンをシリコン基板1に注入エネルギ
200keV〜1.5MeV、注入量1×1013cm-2
の条件で注入する。これにより、n型ウェル領域108
nを形成する。次に、レジストパターン501をマスク
として矢印502で示す方向からシリコン基板1の表面
に砒素またはリンを注入エネルギ200keV以下、注
入量1×1012cm-2の条件で注入する。これにより、
チャネルドープ領域143nを形成する。
【0068】図9を参照して、シリコン基板1の表面に
所定の領域を露出させるレジストパターン503を形成
する。レジストパターン503をマスクとしてシリコン
基板1の表面に矢印504で示す方向からボロンを注入
エネルギ200keV〜1MeV、注入量1×1013
-2の条件で注入する。これにより、p型ウェル領域1
07pを形成する。レジストパターン503をマスクと
してシリコン基板1の表面に矢印504で示す方向から
ボロンを注入エネルギ200keV以下、注入量1×1
12cm-2の条件で注入する。これによりチャネルドー
プ領域133pを形成する。
【0069】図10を参照して、シリコン基板1の表面
に、シリコン酸化膜、ポリシリコン膜、シリコン酸化膜
を積層する。これらの上にゲート電極のパターンを有す
るレジストパターンを形成する。レジストパターンをマ
スクとしてシリコン酸化膜、ポリシリコン膜およびシリ
コン酸化膜をエッチングする。これにより、ゲート絶縁
膜113aと、ゲート電極113と、上部酸化膜122
とを形成する。また、分離酸化膜2上でも、ゲート電極
111と、上部酸化膜122とを形成する。シリコン基
板1の表面にレジストパターン505を形成する。レジ
ストパターン505をマスクとしてシリコン基板1の表
面に矢印506で示す方向からボロンを注入エネルギ1
0keV以下、注入量1×1013cm-2で注入する。こ
れによりn型ウェル領域108nの表面に低濃度不純物
領域141aを形成する。
【0070】図11を参照して、シリコン基板1の表面
にレジストパターン507を形成する。レジストパター
ン507およびゲート電極113をマスクとしてシリコ
ン基板1の表面に矢印508で示す方向からリンまたは
砒素を注入エネルギ30keV以下、注入量1×1013
cm-2の条件で注入する。これにより、ゲート電極11
3の両側に低濃度不純物領域131aおよび131bを
形成する。
【0071】図12を参照して、シリコン基板1の表面
を覆うようにシリコン酸化膜を形成する。このシリコン
酸化膜を全面エッチバックすることによりゲート電極1
13および111の側壁に側壁酸化膜121を形成す
る。シリコン基板1の表面にレジストパターン509を
形成する。レジストパターン509をマスクとしてシリ
コン基板1の表面に矢印510で示す方向からBF2
注入エネルギ10keV以下、注入量5×1015cm-2
の条件で注入する。これにより、高濃度不純物領域14
2aを形成する。レジストパターン509をマスクとし
てシリコン基板1の表面に矢印510で示す方向から砒
素を注入エネルギ200keV以下、注入量5×1015
cm-2の条件で注入する。これにより、不純物領域14
5aを形成する。
【0072】図13を参照して、シリコン基板1の表面
にレジストパターン511を形成する。レジストパター
ン511とゲート電極113と側壁酸化膜121とをマ
スクとして、矢印512で示す方向から砒素を注入エネ
ルギ40keV以下、注入量5×1015cm-2以下の条
件で注入する。これにより、高濃度不純物領域132a
および132bを形成する。レジストパターン511お
よび側壁酸化膜121をマスクとして矢印512で示す
方向からBF2を注入エネルギ200keV、注入量5
×1015cm-2の条件で注入する。これにより、不純物
領域135aおよび135bを形成する。
【0073】図14を参照して、シリコン基板1の全面
を覆うようにシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜200
を形成する。
【0074】図15を参照して、層間絶縁膜200の表
面にレジストパターン515を形成する。レジストパタ
ーン515をマスクとして層間絶縁膜200をエッチン
グすることにより、低濃度不純物領域141aに達する
コンタクトホール201、ゲート電極111に達するコ
ンタクトホール202、低濃度不純物領域131bに達
するコンタクトホール203および低濃度不純物領域1
31aに達するコンタクトホール204を形成する。
【0075】図16を参照して、コンタクトホール20
1〜204を充填するようにタングステン層を形成す
る。タングステン層を全面エッチバックすることにより
コンタクトホール201〜204を充填するプラグ層2
21〜224を形成する。層間絶縁膜200上にポリシ
リコン層を形成する。ポリシリコン層上に所定の形状の
レジストパターンを形成する。このレジストパターンを
マスクとしてポリシリコン層をエッチングすることによ
り、プラグ層221、223および224に接するパッ
ド電極211、212および213と、プラグ層222
に接する記憶ノード115とを形成する。
【0076】図3を参照して、層間絶縁膜200を覆う
ように層間絶縁膜300を形成する。層間絶縁膜300
上に所定の形状のレジストパターンを形成する。レジス
トパターンをマスクとして層間絶縁膜300をエッチン
グすることにより、パッド電極211、212および2
13に達するコンタクトホール301、302および3
03を形成する。コンタクトホール301、302およ
び303を充填するようにタングステン層を形成する。
タングステン層を全面エッチバックすることにより、コ
ンタクトホール301、302および303を充填する
プラグ層321、322および323を形成する。層間
絶縁膜300上にアルミニウム膜を形成する。このアル
ミニウム膜上に所定の形状のレジストパターンを形成
し、レジストパターンに従ってアルミニウム膜をエッチ
ングする。これによりビット線171、記憶ノード11
6および電源ノード175を形成する。これにより図3
で示すSRAMのメモリセル100aが完成する。
【0077】このように構成されたこの発明の実施の形
態1に従ったSRAMにおいては、まず、図3および6
で示すように、n型の不純物領域に構成される低濃度不
純物領域131aおよび132bならびに高濃度不純物
領域132aおよび132bと、その下に位置するp型
の不純物領域により構成される不純物領域135aおよ
び135bとが容量結合する。そのため、低濃度不純物
領域131aおよび131bと高濃度不純物領域132
aおよび132bとに蓄えられた電荷が確実にこの領域
に固定される。したがって、アルファ線が飛来してホー
ルおよび電子を発生させた場合にも、ホールおよび電子
の影響を低濃度不純物領域131aおよび131bなら
びに高濃度不純物領域132aおよび132b内の電荷
が受けることがない。その結果、ソフトエラーの発生を
防止することができる。
【0078】さらに、この製造方法では、高濃度不純物
領域132aおよび132bを製造するためのマスクと
同一のマスクを用いて不純物領域135aおよび135
bを形成することができる。そのため、マスクを増やす
ことなくソフトエラー耐性に優れたSRAMを提供する
ことができる。
【0079】さらに、この実施の形態では、能動領域の
すべての部分について、容量結合させるための不純物領
域を形成したが、記憶ノードと接続される不純物領域に
のみ、容量結合のための不純物領域を形成してもよい。
【0080】また、図3で示す断面において、アクセス
トランジスタ103のしきい値に影響を与えないため
に、不純物領域135aおよび135bを、アクセスト
ランジスタ103のチャネル領域から離れた領域に形成
してもよい。
【0081】さらに、不純物領域135aおよび135
bの間のp型の不純物濃度は、不純物領域135aおよ
び135b内の不純物濃度よりも小さい。そのため、不
純物領域135aおよび135bを形成しても、アクセ
ストランジスタ103のしきい値に影響を与えることが
少ない。
【0082】また、ゲート電極111、112および1
13は、ポリシリコンの1層の構造だけでなく、ポリシ
リコンとタングステンシリサイド等の2層構造として低
抵抗化を図ることが可能である。さらに、いわゆる埋込
チャネル方式のチャネル領域を形成してもよい。
【0083】また、不純物領域を形成するためのイオン
種や注入エネルギおよび注入量はあくまで例示であっ
て、本発明の範囲はこれらに制限されるものではない。
【0084】さらに、層間絶縁膜300上に形成される
ビット線171、記憶ノード116および電源ノード1
75はアルミニウムでなく銅で構成してもよい。
【0085】さらに、砒素を注入して高濃度不純物領域
132aおよび132bを形成し、ボロンを注入して不
純物領域135aおよび135bを形成する場合には、
ボロンの注入エネルギは砒素の注入エネルギの半分以上
2倍以下とすることが好ましい。
【0086】また、BF2を注入して高濃度不純物領域
142aを形成し、リンを注入して不純物領域145a
を形成する場合には、リンの注入エネルギはBF2の注
入エネルギの2倍以上10倍以下であることが好まし
い。さらに、ボロンを注入して高濃度不純物領域142
aを形成し、リンを注入して不純物領域145aを形成
する場合には、リンの注入エネルギはボロンの注入エネ
ルギの10倍から50倍であることが好ましい。
【0087】(実施の形態2)図17は、この発明の実
施の形態2に従ったSRAMの平面図である。図17を
参照して、この発明の実施の形態2に従ったSRAMの
メモリセル100bは、ゲート電極181、182およ
び183の構造が図1に示すゲート電極と異なる。すな
わち、ゲート電極181は、下部電極181Lおよび上
部電極181Hにより構成され、ゲート電極182は、
下部電極182Lおよび上部電極182Hにより構成さ
れ、ゲート電極183は下部電極183Lおよび上部電
極183Hにより構成される。また、能動領域130、
140、150および160の構造が図1の能動領域と
異なる。それぞれのゲート電極181、182および1
83は2層構造とされている。また、ゲート電極181
の上部電極181Hは、コンタクトホール259および
導電層177を介して接地ノード173に電気的に接続
されている。
【0088】図18は、図17中のXVIII−XVI
II線に沿って見た断面を示す図である。図18を参照
して、この発明の実施の形態2に従ったSRAMのメモ
リセル100bでは、ゲート電極181および183の
構造が図3で示す実施の形態1に従ったSRAMのメモ
リセル100aと異なる。すなわち、SRAMのゲート
電極181は、下部電極181Lと、その下部電極上に
シリコン誘電体としてのシリコン酸化膜524を介在さ
せて形成された上部電極181Hの2層構造となってい
る。また、ゲート電極183も下部電極183Lと、そ
の下部電極183L上にシリコン酸化膜524を介在さ
せて形成された上部電極183Hの2層構造となってい
る。さらに、高濃度不純物領域132a、132bおよ
び142a下に、反対導電型の不純物領域が存在しな
い。
【0089】図18で示すSRAMのメモリセル100
bは、シリコン基板1と、シリコン基板1上に形成され
た記憶ノードとしてのゲート電極181とを備える。ゲ
ート電極181は、所定の方向に延びる第1の記憶ノー
ド部としての上部電極181Hと、上部電極181Hに
向かい合うように上部電極181H上に誘電体としての
シリコン酸化膜524を介在させて形成され、上部電極
181Hの延びる方向に沿って延びる第2の記憶ノード
部としての下部電極181Lとを有する。上部電極18
1Hは、ほぼ一定の電位の領域としての接地ノード17
3に電気的に接続される。さらに、図17で示すよう
に、上部電極181H、182Hおよび183Hは、下
部電極181L、181Hおよび183Lのほぼすべて
の平面領域上に形成される。また、上部電極181H
は、ほぼ一定の電位の電源ノード175と電気的に接続
されてもよい。また、上部電極182Hを接地ノード1
74と電気的に接続してもよい。さらに、上部電極18
2Hを電源ノード175ト電気的に接続してもよい。ゲ
ート電極181は、駆動トランジスタ101および負荷
トランジスタ102のゲート電極である。
【0090】図19は、図17中のXIX−XIX線に
沿って見た断面を示す図である。図19を参照して、シ
リコン基板1にはp型ウェル領域107pが形成され、
その表面に分離酸化膜2が形成されている。分離酸化膜
2の間に能動領域130を構成する低濃度不純物領域1
31cおよび高濃度不純物領域132cが形成される。
分離酸化膜2上にゲート電極181が形成されている。
ゲート電極181は、分離酸化膜2上の下部電極181
Lと、下部電極181L上にシリコン酸化膜524を介
在させて形成された上部電極181Hとにより構成され
る。ゲート電極181の側壁に側壁酸化膜121が形成
され、ゲート電極181の上部に上部酸化膜122が形
成されている。
【0091】ゲート電極181を覆うように層間絶縁膜
200が形成されている。層間絶縁膜200には、低濃
度不純物領域131cに達するコンタクトホール207
と、コンタクトホール259が形成されている。コンタ
クトホール207およびコンタクトホール259を充填
するように、プラグ層227および269が形成されて
いる。プラグ層227および269に接するように層間
絶縁膜200上に導電層177が形成されている。層間
絶縁膜200を覆うように層間絶縁膜300が形成され
ている。層間絶縁膜300には導電層177に達するコ
ンタクトホール307が形成されている。コンタクトホ
ール307を充填するようにプラグ層327が形成さ
れ、プラグ層327と接触するように層間絶縁膜300
上に接地ノード173が形成されている。
【0092】次に、図18および図19で示すSRAM
の製造方法について図20〜図22を参照して説明す
る。図20〜図22は、図18および図19で示す半導
体装置の製造方法を説明するための断面図である。図2
0を参照して、まず実施の形態1と同様に、シリコン基
板1に分離酸化膜2、n型ウェル領域108n、チャネ
ルドープ領域143n、p型ウェル領域107p、チャ
ネルドープ領域133pを形成する。シリコン基板1の
表面にシリコン酸化膜522を形成する。シリコン酸化
膜522上にポリシリコン膜523を形成する。ポリシ
リコン膜523上に所定の形状のレジストパターン52
1を形成する。
【0093】図21を参照して、レジストパターンをマ
スクとしてポリシリコン膜およびシリコン酸化膜をエッ
チングする。これにより、下部電極181Lおよび18
3Lならびにゲート絶縁膜113aを形成する。シリコ
ン基板1上にシリコン酸化膜524を形成する。シリコ
ン酸化膜524上にポリシリコン膜525を形成する。
ポリシリコン膜525上にシリコン酸化膜527を形成
する。シリコン酸化膜527上に所定の形状のレジスト
パターン526を形成する。
【0094】図22を参照して、レジストパターン52
6をマスクとしてシリコン酸化膜527、ポリシリコン
膜525およびシリコン酸化膜524をエッチングす
る。これにより、上部電極181Hおよび183Hなら
びに下部電極181Lおよび183Lにより構成される
ゲート電極181および183を形成する。
【0095】図18を参照して、シリコン基板1の全面
にシリコン酸化膜を形成する。シリコン酸化膜を全面エ
ッチバックすることにより、ゲート電極181および1
85の側壁に側壁酸化膜121を形成する。ゲート電極
181および183を覆うように層間絶縁膜200を形
成する。層間絶縁膜200上に所定の形状のレジストパ
ターンを形成し、このレジストパターンに従って層間絶
縁膜200をエッチングすることにより、図18で示す
コンタクトホール201、202、203および204
を形成すると同時に、図19で示すコンタクトホール2
07および259を形成する。コンタクトホール201
〜204、207および259を埋込むようにプラグ層
221、222、223、224、227および269
を形成する。層間絶縁膜200上にポリシリコン膜を形
成し、このポリシリコン膜を所定のレジストパターンに
従ってパターニングする。これにより、パッド電極21
1、212、213、記憶ノード115および導電層1
77を形成する。その後、実施の形態1と同様に層間絶
縁膜300、コンタクトホール301、302、303
および307、プラグ層321、322、323および
327、ビット線171、記憶ノード116、電源ノー
ド175および接地ノード173を形成する。
【0096】このように構成されたSRAMでは、記憶
ノード115に接続される下部電極181Lが上部電極
181Hと誘電体膜を挟んで対向する。さらに、記憶ノ
ード116と接続される下部電極182Lも誘電体膜を
介在させて上部電極182Hと対向する。そのため、上
部電極と対向する下部電極が上部電極と容量結合をす
る。その結果、下部電極に蓄積された電荷が、α線等に
より発生したキャリアの影響を受けることが少なくな
る。その結果、下部電極181L、182Lおよび18
3Lに蓄積された電荷の消失がなくなり、ソフトエラー
の発生を防止することができる。
【0097】さらに、上部電極181Hはほぼ一定の電
位の接地ノード173と電気的に接続されている。その
ため下部電極181Lに蓄積される電荷の変動が少なく
なる。
【0098】なお、この実施の形態2で示した高濃度不
純物領域132a、132bおよび142aの下には不
純物領域が形成されていなかったが、実施の形態1と同
様に、高濃度不純物領域132a、132bおよび14
2aの下に、これらの導電型と反対の導電型の不純物領
域を形成してもよい。これにより、さらにソフトエラー
の発生を防止することができる。
【0099】(実施の形態3)図23は、この発明の実
施の形態3に従ったSRAMの平面図である。図23を
参照して、この発明の実施の形態3に従ったSRAMの
メモリセル100cでは、記憶ノード185が2層構造
とされている点で、実施の形態2に従ったSRAMのメ
モリセル100bと異なる。さらに、記憶ノード185
を構成する上部電極185Hおよび下部電極185Lの
うち、上部電極185Hがコンタクトホール308を介
して接地ノード174に電気的に接続されている。な
お、上部電極185Hを電源ノード175と電気的に接
続してもよい。
【0100】図24は、図23中のXXIV−XXIV
線に沿って見た断面を示す図である。図24を参照し
て、この発明の実施の形態3に従ったSRAMのメモリ
セル100cは、シリコン基板1と、シリコン基板1上
に形成された記憶ノード185とを備える。記憶ノード
185は、所定の方向に延びる第1の記憶ノードとして
の上部電極185Hと、上部電極185Hに向かい合う
ように上部電極185H上に誘電体としてのシリコン酸
化膜551を介在させて形成され、上部電極185Hの
延びる方向に沿って延びる、第2の記憶ノードとしての
下部電極185Lとを備える。上部電極185Hは、電
位がほぼ一定の領域としての接地ノード174に電気的
に接続される。また、記憶ノード185は、一方の駆動
トランジスタである駆動トランジスタ101のゲート電
極111と、他方の駆動トランジスタである駆動トラン
ジスタ104のドレイン領域とを電気的に接続する。
【0101】図25は、図23中のXXV−XXV線に
沿って見た断面を示す図である。図25を参照して、シ
リコン基板1の表面にp型ウェル領域107pが形成さ
れている。p型ウェル領域107p内に分離酸化膜2が
形成されている。隣合う分離酸化膜2の間に低濃度不純
物領域151aおよび高濃度不純物領域152aを有す
る能動領域150が形成されている。シリコン基板1の
表面を覆うように層間絶縁膜200が形成されている。
層間絶縁膜200には、低濃度不純物領域151aの表
面に達するコンタクトホール208が形成されている。
コンタクトホール208に接するように上部電極185
Hが形成されている。層間絶縁膜200を覆うように層
間絶縁膜300が形成されている。層間絶縁膜300に
は、上部電極185Hに達するコンタクトホール308
が形成されている。コンタクトホール308を充填する
ようにプラグ層328が形成されている。プラグ層32
8に接するように接地ノード174が形成されている。
【0102】このような下部電極185Lおよび上部電
極185Hからなる記憶ノード185の製造方法は、実
施の形態2で示した2層構造のゲート電極の製造方法と
同様である。すなわち、実施の形態1と同様の方法に従
ってシリコン基板1上にn型ウェル領域108n、p型
ウェル領域107p、分離酸化膜2、能動領域130お
よび140、アクセストランジスタ103、層間絶縁膜
200、コンタクトホール201〜204、プラグ層2
21〜224を形成する。層間絶縁膜200上にポリシ
リコン膜を形成し、このポリシリコン膜上に所定の形状
のレジストパターンを形成する。レジストパターンに従
ってポリシリコン膜をエッチングすることによりパッド
電極211、212および213を形成すると同時に、
下部電極185Lを形成する。下部電極185L上にシ
リコン酸化膜551を形成し、その上にポリシリコン膜
を形成する。ポリシリコン膜上に所定の形状のレジスト
パターンを形成し、レジストパターンに従ってポリシリ
コン膜をエッチングする。これにより上部電極185H
を形成する。層間絶縁膜200を覆うように層間絶縁膜
300を形成する。層間絶縁膜300上に所定の形状の
レジストパターンを形成し、レジストパターンに従って
層間絶縁膜300をエッチングすることによりコンタク
トホール301、302および303を形成する。コン
タクトホール301〜303を充填するようにプラグ層
321〜323を形成する。層間絶縁膜300上にビッ
ト線171、記憶ノード116および電源ノード175
を形成して図24で示す半導体装置が完成する。
【0103】このようなSRAMのメモリセル100c
でも、実施の形態2で示したメモリセル100bと同様
の効果がある。
【0104】(実施の形態4)図26は、この発明の実
施の形態4に従ったSRAMのメモリセルの平面図であ
る。図26で示すメモリセル100dでは、記憶ノード
186が下部電極186Lと、その下部電極186L上
にシリコン酸化膜を介在させて形成された上部電極18
6Hの2層構造で形成されている点で、実施の形態3に
従ったメモリセル100cと異なる。上部電極186H
は接地ノード173と同一平面において接続されてい
る。すなわち、接地ノード173が延長されて上部電極
186Hと接続されている。上部電極186Hはコンタ
クトホール307を介して能動領域130と接続されて
いる。コンタクトホール307が設けられる部分には、
下部電極186Lが存在しない。
【0105】図27は、図26中のXXVII−XXV
II線に沿って見た断面を示す図である。図27を参照
して、この発明の実施の形態4に従ったSRAMのメモ
リセル100dでは、記憶ノード186が下部電極18
6Lと、下部電極186Lの上に誘電体としてのシリコ
ン酸化膜553を介在させて形成された上部電極186
Hとにより構成される点で、実施の形態3で示すメモリ
セル100cと異なる。すなわち、メモリセル100d
は、シリコン基板1と、シリコン基板1上に形成された
記憶ノード186とを備える。記憶ノード186は、所
定の方向に延びる第1の記憶ノード部としての上部電極
186Hと、上部電極186Hに向かい合うように上部
電極186H上に誘電体としてのシリコン酸化膜553
を介在させて形成され、上部電極186Hの延びる方向
に沿って延びる第2の記憶ノードとしての下部電極18
6Lとを備える。上部電極186Hは、電位がほぼ一定
の領域としての接地ノード173と電気的に接続され
る。なお、上部電極186Hを電源ノード175と電気
的に接続してもよい。上部電極186Hは、下部電極1
86Lのほぼすべての平面領域上に形成される。記憶ノ
ード186は、一方の駆動トランジスタとしての駆動ト
ランジスタ104のゲート電極112と、他方の駆動ト
ランジスタとしての駆動トランジスタ101のドレイン
領域とを電気的に接続する。
【0106】次に、図27で示すSRAMのメモリセル
の製造方法について説明する。シリコン基板1上に分離
酸化膜2、n型ウェル領域108n、p型ウェル領域1
07p、アクセストランジスタ103、層間絶縁膜20
0、プラグ層221〜224、パッド電極211〜21
3、記憶ノード115、層間絶縁膜300、プラグ層3
21〜323を形成する。層間絶縁膜300上にアルミ
ニウム膜を形成する。アルミニウム膜上に所定の形状の
レジストパターンを形成し、このレジストパターンに従
ってアルミニウム膜をエッチングする。これにより、ビ
ット線171、下部電極186Lおよび電源ノード17
5を形成する。下部電極186L上にシリコン酸化膜5
53を形成する。シリコン酸化膜553上にアルミニウ
ム膜を形成する。アルミニウム膜上にレジストパターン
を形成し、レジストパターンに従ってアルミニウム膜を
所定の形状にパターニングすることにより上部電極18
6Hを形成する。これにより図27で示すSRAMのメ
モリセル100dが完成する。このように構成されたS
RAMのメモリセル100dでも、実施の形態3で示し
たメモリセル100cと同様の効果がある。
【0107】(実施の形態5)図28は、この発明の実
施の形態5に従ったSRAMの平面図である。図28を
参照して、この発明の実施の形態5に従ったSRAMの
メモリセル100eでは、ウェル領域の構造が実施の形
態1に従ったメモリセル100aと異なる。すなわち、
メモリセル100eでは、n型ウェル領域108nと接
するように延在領域としてのn型ウェル領域571nが
形成されている点で、実施の形態1に従ったメモリセル
100aと異なる。n型ウェル領域571nは、p型ウ
ェル領域107p下に形成され、ゲート電極113の近
傍まで延びている。n型ウェル領域571nはp型ウェ
ル領域107pの下にもぐり込むような形状で形成され
ている。また、能動領域130、140、150および
160の構成が実施の形態1で示す能動領域430、4
40、450および460と異なる。
【0108】図29は、図28中のXXIX−XXIX
線に沿って見た断面を示す図である。図29を参照し
て、この発明の実施の形態5に従ったSRAMのメモリ
セル100eでは、n型ウェル領域108nとp型ウェ
ル領域107pとの間にn型ウェル領域571nが形成
され、2つのn型ウェル領域108nおよび571nが
半導体領域571を構成している。すなわち、SRAM
のメモリセル100eは、半導体基板としてのシリコン
基板1と、シリコン基板1に形成された第1導電型の半
導体領域としてのp型ウェル領域107pと、第2導電
型の半導体領域としての半導体領域571と、電界効果
トランジスタとしてのアクセストランジスタ103とを
備える。半導体領域571はp型ウェル領域107pに
接するように形成される。アクセストランジスタ103
は、p型ウェル領域107pに形成され、第1導電型の
チャネル領域としてのp型のチャネルドープ領域133
pを有する。半導体領域571は、p型ウェル領域10
7pに接触し、チャネルドープ領域133pに向かって
延びる第1の延在領域としてのn型ウェル領域571n
を含む。半導体領域571は図28で示すように、コン
タクトホール305および306により電源ノード17
5と電気的に接続されている。そのため、半導体領域5
71には、第2導電型のキャリアとしての電子を引付け
るようにp型ウェル領域107pの電位と異なる電位が
印加されている。n型ウェル領域571nは高濃度不純
物領域132bと接触しないように設けられている。n
型ウェル領域571nは高濃度不純物領域132bに沿
って延びるように形成されている。
【0109】次に、図29で示すメモリセル100eの
製造方法について説明する。図30は、図29で示すメ
モリセルの製造方法を説明するための断面図である。図
30を参照して、まず、実施の形態1と同様の条件によ
りシリコン基板1の表面に分離酸化膜2、n型ウェル領
域108n、チャネルドープ領域143n、p型ウェル
領域107p、チャネルドープ領域133pを形成す
る。シリコン基板1の表面にレジストパターン573を
形成する。レジストパターン573をマスクとしてシリ
コン基板1の表面に矢印574で示す方向からリンを注
入エネルギ200keV〜1.5MeV、注入量1×1
13cm-2で注入する。これによりn型ウェル領域57
1nを形成する。その後は、実施の形態1の工程と同様
の工程(不純物領域135a、135bおよび145a
を形成する工程を除く)に従って図29で示すSRAM
のメモリセル100eが完成する。
【0110】このように構成されたメモリセル100e
においては、n型ウェル領域571nは、アクセストラ
ンジスタ103に近づくように延び、かつ、その電位は
p型ウェル領域内で発生した電子を引付けるように、p
型ウェル領域107pの電位よりも高いように設定され
る。具体的には、p型ウェル領域107pは接地電位と
され、n型ウェル領域571nは電源電位とされる。こ
れにより、p型ウェル領域107p内にα線が飛来して
電子とホールが発生した場合にも、電子をn型ウェル領
域571nが引付けることができる。これにより、電子
がチャネルドープ領域133pに移動することがないた
め、アクセストランジスタ103の誤動作を防ぐことが
できる。その結果、ソフトエラーの発生を防止すること
ができる。
【0111】(実施の形態6)図31は、この発明の実
施の形態6に従ったSRAMの平面図である。図31を
参照して、この発明の実施の形態6に従ったSRAMの
メモリセル100fでは、p型ウェル領域107pの全
体を下から覆うようにn型ウェル領域581nが形成さ
れている点で、実施の形態5で示したメモリセル100
eと異なる。n型ウェル領域581nはn型ウェル領域
108nと接続され、p型ウェル領域107pの全面を
覆う。n型ウェル領域は、p型ウェル領域と隣合うn型
ウェル領域(図示せず)まで続いている。
【0112】図32は、図31中のXXXII−XXX
II線に沿って見た断面を示す図である。図32を参照
して、この発明の実施の形態6に従ったSRAMのメモ
リセル100fでは、p型ウェル領域107pの下にn
型ウェル領域581nが構成されている点で、実施の形
態5に従ったメモリセル100eと異なる。このような
ウェル構造は、いわゆるトリプルウェルとして知られて
いる。n型ウェル領域581nはp型ウェル領域107
pの底面を覆う。n型ウェル領域581nは、n型ウェ
ル領域108nおよび571nとp型ウェル領域107
pに接触している。n型ウェル領域581nは、p型ウ
ェル領域107pの下にもぐり込むように形成されてい
る。第2導電型の半導体領域としての半導体領域581
は、第1導電型の半導体領域としてのp型ウェル領域1
07pを覆う第2の延在領域としてのn型ウェル領域5
81nを含む。
【0113】次に、図32に示すメモリセルの製造方法
について説明する。図33は、図32で示すメモリセル
の製造方法を説明するための図である。まず、実施の形
態5と同様の工程に従い、シリコン基板1にn型ウェル
領域108n、チャネルドープ領域143n、p型ウェ
ル領域107p、チャネルドープ領域133p、n型ウ
ェル領域571nを形成する。シリコン基板1の表面に
レジストパターン583を形成する。レジストパターン
581をマスクとして矢印584で示す方向からシリコ
ン基板1にリンを注入エネルギ1.5〜3.0MeV、
注入量5×10 13cm-2の条件で注入する。これによ
り、n型ウェル領域581nを形成する。その後、実施
の形態5と同様の工程に従ってSRAMのメモリセル1
00fを形成する。
【0114】このように構成されたメモリセル100f
でも、実施の形態5に従ったメモリセル100eと同様
の効果がある。
【0115】n型ウェル領域581nがp型ウェル領域
107pの全体を覆うため、さらにソフトエラーの発生
を効果的に防止することができる。
【0116】(実施の形態7)図34は、この発明の実
施の形態7に従ったSRAMの平面図である。図34を
参照して、この発明の実施の形態7に従ったSRAMの
メモリセル100gでは、ゲート電極611、612お
よび613の構造が実施の形態1で示すメモリセル10
0aと異なる。さらに、コンタクトホール207がゲー
ト電極611を覆うように形成されている点で、実施の
形態1に従ったメモリセル100aと異なる。また、コ
ンタクトホール207上に図示しないコンタクトホール
が形成されている。さらに、能動領域130、140、
150および160の構造が、実施の形態1で示す能動
領域430、440、450および460と異なる。
【0117】図35は、図34中のXXXV−XXXV
線に沿って見た断面を示す図である。図35を参照し
て、シリコン基板1にp型ウェル領域107pが形成さ
れている。p型ウェル領域107pに分離酸化膜2が形
成されている。分離酸化膜2の両側に駆動トランジスタ
101および104が形成されている。駆動トランジス
タ101は、ゲート電極611と、ゲート電極611の
両側に形成されたソースおよびドレイン領域を構成する
低濃度不純物領域131bおよび131cならびに高濃
度不純物領域132bおよび132cを有する。ゲート
電極611は、ポリシリコン層591、タングステンナ
イトライド層592およびタングステンシリサイド層5
93の3層により構成される。また、ゲート電極611
上にシリコン酸化膜594およびシリコン窒化膜595
が形成されている。ゲート電極611の側壁に側壁窒化
膜596が形成されている。ゲート電極611下にはチ
ャネルドープ領域133pが形成されている。
【0118】駆動トランジスタ104は、シリコン基板
1の上にゲート絶縁膜112aを介在させて形成された
ゲート電極612と、ゲート電極612の両側に形成さ
れたソースおよびドレイン領域としての低濃度不純物領
域151aおよび151bならびに高濃度不純物領域1
52aおよび152bとにより構成される。ゲート電極
612は、ポリシリコン層591、タングステンナイト
ライド層592、タングステンシリサイド層593の3
層構造となっている。ゲート電極612上にシリコン酸
化膜594、シリコン窒化膜595が形成されている。
ゲート電極611の側壁に側壁窒化膜596が形成され
ている。ゲート電極612の下にはチャネルドープ領域
153pが形成されている。シリコン基板1の表面に層
間絶縁膜200が形成されている。層間絶縁膜200に
はコンタクトホール207および208が形成されてい
る。コンタクトホール207はその一部分がゲート電極
611に覆い被さるように形成されている。コンタクト
ホール207および208を充填するようにプラグ層2
27および228が形成されている。層間絶縁膜200
上にパッド電極217および218ならびに記憶ノード
115が形成されている。層間絶縁膜200上に層間絶
縁膜300が形成されている。層間絶縁膜300には、
コンタクトホール307および308が形成されてい
る。コンタクトホール307および308を充填するよ
うにプラグ層327および328が形成されている。層
間絶縁膜300上に接地ノード173および174と記
憶ノード116が形成されている。
【0119】すなわち、メモリセル100gは、半導体
基板としてのシリコン基板1と、ゲート電極611と、
側壁誘電膜としての側壁窒化膜596と、ソースおよび
ドレイン領域としての低濃度不純物領域131bおよび
131cならびに132bおよび132cと、導電層と
してのプラグ層227とを有する。ゲート電極611
は、シリコン基板1の上にゲート絶縁膜113aを介在
させて形成され、記憶ノード115に電気的に接続され
る。ゲート電極611の側壁に接触するように側壁窒化
膜596が形成される。低濃度不純物領域131bおよ
び131cと高濃度不純物領域132bおよび132c
はゲート電極611の両側で、かつシリコン基板1の表
面に形成される。プラグ層221は、低濃度不純物領域
131cおよび高濃度不純物領域132cに接続され、
かつ、側壁窒化膜596を介在させてゲート電極611
上に形成される。さらに、プラグ層227の電位が一定
となるように、プラグ層227は、プラグ層327を介
して接地ノード173と電気的に接続されている。
【0120】次に、図35で示すメモリセル100gの
製造方法について説明する。図36〜図38は、図35
で示すメモリセル100gの製造方法を説明するための
断面図である。図36を参照して、まず、実施の形態1
と同様の工程に従いシリコン基板1の表面に分離酸化膜
2を形成した後p型ウェル領域107pならびにチャネ
ルドープ領域133pおよび153pを形成する。シリ
コン基板1の表面にシリコン酸化膜、ポリシリコン膜、
タングステンナイトライド層、タングステンシリサイド
層、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜を形成する。
シリコン窒化膜上にレジストパターン597を形成す
る。レジストパターン597に従って上述のそれぞれの
膜をエッチングすることにより、シリコン窒化膜59
5、シリコン酸化膜594、タングステンシリサイド層
593、タングステンナイトライド層592、ポリシリ
コン層591、ゲート絶縁膜112aおよび113aを
形成する。シリコン基板1の表面に実施の形態1と同様
の条件で不純物イオンを注入することにより低濃度不純
物領域131b、131c、151aおよび151bを
形成する。
【0121】図37を参照して、シリコン基板1の表面
にシリコン窒化膜を形成する。このシリコン窒化膜を全
面エッチバックすることにより、ゲート電極611およ
び612の側壁に側壁窒化膜596を形成する。側壁窒
化膜596をマスクとして実施の形態1と同様の条件で
不純物イオンを注入することによりシリコン基板1に高
濃度不純物領域132b、132c、152aおよび1
52bを形成する。
【0122】図38を参照して、シリコン基板1の表面
に層間絶縁膜200を形成する。層間絶縁膜200の表
面にレジストパターン599を形成する。レジストパタ
ーン599に従って層間絶縁膜200をエッチングす
る。これによりコンタクトホール207および208を
形成する。コンタクトホール207の側壁は側壁窒化膜
596により規定される。
【0123】図35を参照して、コンタクトホール20
7および208を埋込むプラグ層227および228を
形成する。層間絶縁膜200上にパッド電極217およ
び218と記憶ノード115を形成する。層間絶縁膜2
00上に層間絶縁膜300を形成する。層間絶縁膜30
0にコンタクトホール307および308を形成し、コ
ンタクトホール307および308を埋込むプラグ層3
27および328を形成する。層間絶縁膜300上に接
地ノード173および174と記憶ノード116とを形
成して図35で示すSRAMのメモリセル100gを形
成する。
【0124】このように構成されたSRAMのメモリセ
ル100gにおいては、記憶ノード115と接続された
ゲート電極611は、側壁窒化膜596を介在してプラ
グ層227と対向する。そのため、ゲート電極611と
プラグ層227とが容量結合する。その結果、ゲート電
極611内に蓄えられた電荷がプラグ層227と容量結
合するため、α線の飛来等によりキャリアが発生して
も、ゲート電極611内に蓄積された電荷がこのキャリ
アの影響を受けることがない。そのため、ゲート電極6
11内に蓄積された電荷の消失が起こることがなく、ソ
フトエラーの発生を防止することができる。さらに、プ
ラグ層227は接地ノード173と接続されて一定電位
とされるため、安定して電荷を保持することができる。
【0125】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形する
ことが可能である。まず、実施の形態1から7で示した
それぞれのメモリセルを組合せて新たなメモリセルを作
成してもよい。さらに、注入するイオン種、注入エネル
ギおよび注入量等はあくまで例示であり、本発明はこの
範囲に制限されるものではない。
【0126】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0127】
【発明の効果】この発明に従えば、ソフトエラーの発生
を防止できるスタティック型半導体記憶装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従ったSRAMの
平面図である。
【図2】 図1で示すSRAMの能動領域を示す平面図
である。
【図3】 図1中のIII−III線に沿って見た断面
を示す図である。
【図4】 図3中のIV−IV線に沿ったシリコン基板
1の深さと不純物濃度との関係を示すグラフである。
【図5】 従来の装置において図3のIV−IV線と同
等の領域でのシリコン基板の深さと不純物濃度との関係
を示すグラフである。
【図6】 この発明に従ったSRAMの作用を説明する
ための図である。
【図7】 従来のSRAMの作用を説明するための図で
ある。
【図8】 図3で示すSRAMの製造方法の第1工程を
示す断面図である。
【図9】 図3で示すSRAMの製造方法の第2工程を
示す断面図である。
【図10】 図3で示すSRAMの製造方法の第3工程
を示す断面図である。
【図11】 図3で示すSRAMの製造方法の第4工程
を示す断面図である。
【図12】 図3で示すSRAMの製造方法の第5工程
を示す断面図である。
【図13】 図3で示すSRAMの製造方法の第6工程
を示す断面図である。
【図14】 図3で示すSRAMの製造方法の第7工程
を示す断面図である。
【図15】 図3で示すSRAMの製造方法の第8工程
を示す断面図である。
【図16】 図3で示すSRAMの製造方法の第9工程
を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態2に従ったSRAM
の平面図である。
【図18】 図17中のXVIII−XVIII線に沿
って見た断面を示す図である。
【図19】 図17中のXIX−XIX線に沿って見た
断面を示す図である。
【図20】 図18で示すSRAMの製造方法の第1工
程を示す断面図である。
【図21】 図18で示すSRAMの製造方法の第2工
程を示す断面図である。
【図22】 図18で示すSRAMの製造方法の第3工
程を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態3に従ったSRAM
の平面図である。
【図24】 図23中のXXIV−XXIV線に沿って
見た断面を示す図である。
【図25】 図23中のXXV−XXV線に沿って見た
断面を示す図である。
【図26】 この発明の実施の形態4に従ったSRAM
の平面図である。
【図27】 図26中のXXVII−XXVII線に沿
って見た断面を示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態5に従ったSRAM
の平面図である。
【図29】 図28中のXXIX−XXIX線に沿って
見た断面を示す図である。
【図30】 図29で示すSRAMの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図31】 この発明の実施の形態6に従ったSRAM
の平面図である。
【図32】 図31中のXXXII−XXXII線に沿
って見た断面を示す図である。
【図33】 図32で示すSRAMの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図34】 この発明の実施の形態7に従ったSRAM
の平面図である。
【図35】 図34中のXXXV−XXXV線に沿って
見た断面を示す図である。
【図36】 図35で示すSRAMの製造方法の第1工
程を示す断面図である。
【図37】 図35で示すSRAMの製造方法の第2工
程を示す断面図である。
【図38】 図35で示すSRAMの製造方法の第3工
程を示す断面図である。
【図39】 従来のSRAMのメモリセルの等価回路図
である。
【図40】 従来のSRAMの平面図である。
【図41】 図40中のA−A線に沿って見た断面を示
す図である。
【図42】 従来のSRAMで生じる問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、101,104 駆動トランジス
タ、102,105 負荷トランジスタ、103,10
6 アクセストランジスタ、107p p型ウェル領
域、108n,571n,581n n型ウェル領域、
111,112,113,611,612 ゲート電
極、115,116 記憶ノード、112a,113a
ゲート絶縁膜、131a,131b,131c,14
1a,151a,151b 低濃度不純物領域、132
a,132b,142a,152a,152b 高濃度
不純物領域、133p,153p チャネルドープ領
域、173,174 接地ノード、227 プラグ層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB02 BB04 BB18 CC01 CC05 DD04 DD06 DD08 DD16 DD28 DD63 GG16 HH16 5F083 BS04 BS05 BS15 BS26 BS27 BS46 GA18 HA01 JA35 JA36 JA39 JA40 JA53 LA01 MA03 MA06 MA16 MA19 NA01 PR36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体領域を有する半導体
    基板と、 前記半導体基板上に形成された記憶ノードと、 前記半導体領域の表面に形成され、前記記憶ノードに電
    気的に接続された第2導電型の不純物領域と、 前記第2導電型の不純物領域に接触するように前記半導
    体領域に形成された第1導電型の不純物領域とを備え
    た、スタティック型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体領域を有する半導体
    基板と、 前記半導体基板上に形成された記憶ノードと、 前記半導体領域に形成された電界効果トランジスタとを
    備え、 前記電界効果トランジスタは、 前記半導体領域上にゲート絶縁膜を介在させて形成され
    たゲート電極と、 前記ゲート電極の両側でかつ前記半導体領域内に形成さ
    れ、第2導電型の不純物領域により構成され、その一方
    が前記記憶ノードに電気的に接続される1対のソースお
    よびドレイン領域とを含み、さらに、 前記ソースおよびドレイン領域の下に位置する1対の第
    1導電型の不純物領域を備え、 前記第1導電型の不純物領域内の不純物濃度は、1対の
    前記第1導電型の不純物領域の間の領域の不純物濃度よ
    りも大きい、スタティック型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された記憶ノードとを備え、 前記記憶ノードは、所定の方向に延びる第1の記憶ノー
    ド部と、 前記第1の記憶ノード部に向かい合うように前記第1の
    記憶ノード部上に誘電体を介在させて形成され、前記第
    1の記憶ノード部の延びる方向に沿って延びる、第2の
    記憶ノード部とを含む、スタティック型半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板に形成された、電位がほ
    ぼ一定の領域をさらに備え、前記第1の記憶ノード部
    は、前記電位がほぼ一定の領域に電気的に接続される、
    請求項3に記載のスタティック型半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の記憶ノード部は、前記第2の
    記憶ノード部のほぼすべての平面領域上に形成される、
    請求項3または4に記載のスタティック型半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 負荷トランジスタおよび駆動トランジス
    タをさらに備え、 前記記憶ノードは、前記負荷トランジスタまたは前記駆
    動トランジスタのゲート電極である、請求項3から5の
    いずれか1項に記載のスタティック型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 1対の駆動トランジスタをさらに備え、
    前記記憶ノードは一方の前記駆動トランジスタのゲート
    電極と他方の前記駆動トランジスタのドレイン領域とに
    電気的に接続する、請求項3から5のいずれか1項に記
    載のスタティック型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された第1導電型の半導体領域
    と、 前記第1導電型の半導体領域に接するように前記半導体
    基板に形成された第2導電型の半導体領域と、 前記第1導電型の半導体領域に形成された第1導電型の
    チャネル領域を有する電界効果トランジスタとを備え、 前記第2導電型の半導体領域は、前記第1導電型の半導
    体領域に接触し、前記チャネル領域に向かって延びる第
    1の延在領域を含む、スタティック型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第2導電型の半導体領域には、第2
    導電型のキャリアを引き付けるように前記第1導電型の
    半導体領域の電位と異なる電位が印加される、請求項8
    に記載のスタティック型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第2導電型の半導体領域は、前記
    第1導電型の半導体領域を覆う第2の延在領域をさらに
    含む、請求項8または9に記載のスタティック型半導体
    記憶装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板と、 前記半導体基板の上にゲート絶縁膜を介在させて形成さ
    れ、記憶ノードに電気的に接続されたゲート電極と、 前記ゲート電極の側壁に接触するように形成された側壁
    誘電膜と、 前記ゲート電極の両側でかつ前記半導体基板の表面に形
    成されたソースおよびドレイン領域と、 前記ソースおよびドレイン領域の一方に接続され、かつ
    前記側壁誘電膜を介在させて前記ゲート電極上に形成さ
    れた導電層とを備えた、スタティック型半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記導電層の電位はほぼ一定とされ
    る、請求項11に記載のスタティック型半導体記憶装
    置。
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