JP3399812B2 - 可動床式移動棚の主通路構造 - Google Patents

可動床式移動棚の主通路構造

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JP3399812B2
JP3399812B2 JP30619997A JP30619997A JP3399812B2 JP 3399812 B2 JP3399812 B2 JP 3399812B2 JP 30619997 A JP30619997 A JP 30619997A JP 30619997 A JP30619997 A JP 30619997A JP 3399812 B2 JP3399812 B2 JP 3399812B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の単位移動棚
が走行し所要の棚間口間に形成した通路空間に可動床を
移動して同通路空間の床とする可動床式移動棚における
入出庫のための主通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各単位移動棚が棚間口面に対して直交す
る方向に走行する移動棚は、少なくとも2本以上の平行
な移動棚走行レールの上を車輪を介して走行するもので
あり、移動棚の側板に沿った主通路に対して所要の棚間
口間を開いて枝通路たる空間を形成し、所要の物品の出
し入れを行うことができる。
【0003】したがって全ての棚の互いの間口間に常に
通路空間が形成された状態にある固定棚に比べ、必要な
棚間口間のみ開くようにした移動棚は、設置面積に対す
る収納効率が飛躍的に増大する。
【0004】かかる移動棚は、通常主通路を含め設置ス
ペースの全面に亘って張設された床の上面に複数本の走
行レールを敷設し、単位移動棚を車輪を介して載置して
いたが、移動棚の場合、全面に亘って床を必要とせず、
主通路のほかは、所要の棚間口間が開いて形成された通
路にのみ床が構成されればよいのであるが、従来は、常
に必要とされない床面を含め全面に亘る床工事を行って
おり経済的ではなかった。
【0005】そこで所要の棚間口間が開いて形成された
通路空間にのみ床が移動して同通路の床が構成される可
動床式の移動棚とすることができる。すなわち移動棚の
設置スペースのみ床工事を行わない構造とする。
【0006】例えば積層移動棚の上層を可動床式移動棚
とする場合、可動床式移動棚を建物の2階高さとして移
動棚部分を除いて2階の床工事を行い、この2階床を同
可動床式移動棚の主通路として使用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように2階床を主
通路として利用するため、上層の可動床式移動棚の高さ
が制限されたりして、積層移動棚の設計の自由度が小さ
く、また2階床は本格的床工事により簡単に構成するこ
とができない。
【0008】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、可動床式移動棚の高さを自由に設
定しても主通路を可動床に合わせて簡単に構成すること
ができる可動床式移動棚の主通路構造を供する点にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、所定の高さに敷設された
移動棚走行レール上を複数の単位移動棚が主通路空間に
沿って走行し所要の棚間口間に枝通路を形成するととも
に形成される枝通路空間に可動床が移動して同枝通路の
床を構成する可動床式移動棚において、前記主通路空間
の一方の側壁から前記可動床と同じ高さで他方の前記移
動棚側へ主通路床が水平に突設された可動床式移動棚の
主通路構造とした。
【0010】主通路床が主通路空間の一方の側壁から移
動棚側へ突設される簡単な構造であり、可動床式移動棚
の可動床と同じ高さで水平に主通路床を突設すればよい
ので、可動床式移動棚は建物の構造に制限されることな
く自由に設計することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、所定の高さに敷設
された移動棚走行レール上を複数の単位移動棚が主通路
空間に沿って走行し所要の棚間口間に枝通路を形成する
とともに形成される枝通路空間に可動床が移動して同枝
通路の床を構成する可動床式移動棚において、前記主通
路空間の一側方に配列された支柱にそれぞれブラケット
を前記移動棚側へ突設し、同ブラケットに主通路床が前
記可動床と同じ高さで移動棚に沿って水平に支持された
可動床式移動棚の主通路構造とした。
【0012】主通路空間の一方が側壁がなくとも支柱が
配列されていれば、この支柱を利用して支柱にそれぞれ
ブラケットを移動棚側へ突設し主通路床を支持させるよ
うにして簡単に主通路が構成される。したがって可動床
式移動棚の可動床に合わせて主通路床を簡単に設けるこ
とができ、可動床式移動棚の設計の自由度は大きい。
【0013】請求項3記載の発明は、所定の高さに敷設
された移動棚走行レール上を複数の単位移動棚が主通路
空間に沿って走行し所要の棚間口間に枝通路を形成する
とともに形成される枝通路空間に可動床が移動して同枝
通路の床を構成する可動床式移動棚において、前記可動
床式移動棚の基台から前記主通路空間へ複数のブラケッ
トが突設され、同ブラケットに主通路床が前記可動床と
同じ高さで移動棚に沿って水平に支持された可動床式移
動棚の主通路構造とした。
【0014】可動床式移動棚の基台から主通路空間へ複
数のブラケットを突設して、同ブラケットに主通路床を
支持させる簡単な構造であり、主通路床の高さも建物の
構造に影響されないので、可動床式移動棚を自由に設計
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図11に図示し説明する。本実施の形
態に係る可動床式移動棚を納めた建物80の内部平面図を
図1に示す。
【0016】建物80の矩形の外壁81の内部が内壁82によ
って仕切られ、一方の空間に2階床83が張設されてお
り、他方の空間は2階床工事はされておらず、吹き抜け
の空間に上下2層がともに移動棚2,3である積層移動
棚1が3ブロック並んで配設されている。
【0017】積層移動棚1は、外壁81側に寄って内壁82
側を主通路空間として空けるとともに、一方の角空間を
空けて配設されている。主通路空間は、下層の移動棚3
に対応する主通路床70の上方に上層の移動棚2に対応す
る主通路床71が内壁82から突設されて設けられ、上下に
主通路8,9を構成している(図3参照)。上下の各単
位移動棚4,5は、主通路8,9に沿って走行する。
【0018】なお上下層とも各ブロックの前後端の棚は
所定位置に固定棚6,6、7,7として固定され、複数
の単位移動棚4,5はそれぞれ固定棚6,6間および固
定棚7,7間を移動する。
【0019】該積層移動棚1は、設置される場所の床10
にブロックごとに前後1対の支柱11,12が、主通路9の
左右の移動棚3につき左右方向に所定間隔で複数対ずつ
立設され、前後の支柱11,12間には断面H字状の梁材13
が架設されている。隣合う梁材13,13間には、水平ブレ
ース14が架設されるとともに、金網15が水平に張設され
ている(図4参照)。
【0020】そして下層の左右の移動棚3は、いずれも
単位移動棚5が床10に敷設された移動棚走行レール18上
を車輪19を介して走行するところの従来の移動棚と同じ
構造のものである。
【0021】一方上層の移動棚2は、上下水平板部13
a,13b間を垂直板部13cが連結した断面H字状をなす
梁材13の上側水平板部13aの上面に前後方向に指向して
移動棚走行レール20が各梁材13についてそれぞれ敷設さ
れ、各単位移動棚6は車輪21を介して移動棚走行レール
20上を前後に走行する(図6参照)。
【0022】棚間口間に形成される枝通路23より幾らか
幅広い可動床30が、相隣合う梁材13,13間に移動自在に
架設されている。1ブロックの移動棚2について複数本
の梁材13が上に移動棚走行レール20を敷設されて前後方
向に指向して架設されているが、かかる隣合う梁材13,
13間にそれぞれ可動床30が1台ずつ架設される。
【0023】以下上層の移動棚2の各単位移動棚4の走
行機構および可動床30の移動機構の詳細を、図5ないし
図7に基づき説明する。単位移動棚4の移動棚走行レー
ル20は、梁材13の上に固着された上壁中央が前後方向に
亘って開口した偏平角筒状のカバー部材24の内部に開口
に臨んで敷設され、カバー部材24の開口両側の上板が移
動棚走行レール20と同じ高さで移動棚走行レール20の両
側を覆っている。
【0024】この移動棚走行レール20の上に載る車輪21
は、外側の車輪21には一側部にフランジ21aが形成され
たものであり、内側の車輪21にはフランジを有しない
が、単位移動棚4の台枠4aより車輪21の左右を脱輪防
止板25が下方へ延出しており、同脱輪防止板25は、車輪
21とカバー部材24との間隙を通って外側に屈曲してい
る。したがって単位移動棚4の車輪21は、フランジ21a
と脱輪防止板25により移動棚走行レール20から外れて脱
輪するのを防止されている。
【0025】前記固定床22は、梁材13の上側水平板部13
aに架設される端部が、カバー部材24の上下幅と同じ厚
さを有して、固定床22の上面,カバー部材24の上面およ
び移動棚走行レール20の上面は、略同じ高さに構成され
る。
【0026】平行な梁材13の互いに対向する垂直板部13
cには、断面L字状の支持ブラケット31が所定高さに固
着されており、同支持ブラケット31の水平突出部上に可
動床移動レール32が前後方向に敷設されている。
【0027】矩形板状をなす可動床30は、所定の厚みを
有する本体部30aの左右幅が左右の梁材13の上側水平板
部13a,13a間より僅かに幅狭であり、上面に沿って左
右側縁が左右外方向にフランジ部30bを延出している。
【0028】可動床30の本体部30aの左右側面からは、
フランジ付きの車輪33,33が突設されて前記左右の可動
床移動レール32,32に載せられる。すなわち可動床30
は、左右の可動床移動レール32,32に車輪33,33を介し
て架設された状態で前後方向に移動可能である。
【0029】そして可動床30の左右のフランジ部30b
が、梁材13の上側水平板部13aの上面に沿ってカバー部
材24に近接しており、可動床30の上面も固定床22の上面
と同じ高さにある。
【0030】したがって固定床22から可動床30にかけて
移動棚走行レール20,カバー部材24が、全て同一28形
成され、部材間の隙間も小さいので、固定床22と可動床
30との間を作業者は、支障なく移動することができる。
また可動床30と隣の可動床30間も突出部も隙間もなく同
様に支障なく移動することができる。
【0031】前後両端部における3つの隣合う梁材13,
13間には、それぞれ支持板35が一列に並んで架設され、
各支持板35には1対の対向した軸受け36が立設され、同
軸受け36間に左右方向に指向した支軸を介してプーリ37
が回転自在に支持されている。
【0032】また中央部における3つの梁材13,13間に
は、やはりそれぞれ支持板38が一列に並んで架設され、
各支持板38には1対の対向した軸受け39がそれぞれ立設
されており、一列に並んだ複数対の軸受け39を共通の駆
動軸40が貫通し回転自在に支持されていて、軸受け39毎
にそれぞれ駆動プーリ45が駆動軸40に一体に嵌着されて
いる。
【0033】なお駆動軸40は、中央複数本の梁材13も貫
通して軸受け41に回転自在に支持されるとともに、外側
2本の梁材13にも端部が軸受け42を介して回転自在に支
持されている。また各軸受け39には、駆動プーリ45の前
後に、アイドルプーリ46,46が支軸を介して回転自在に
支持されている。
【0034】可動床30の本体30aの前後端面に係止部材
47,47が設けられており、前端面の係止部材47に一端を
固着されたタイミングベルト48が、前方に延び、前方の
プーリ37に上側から巻き掛けられて後方へ向きを変え、
後方へ延びて中央の軸受け39に軸支された一方のアイド
ルプーリ46に上側から掛けられた後、駆動プーリ45に下
側から巻き掛けられ、次いで他方のアイドルプーリ46に
上側から掛かり後方へ延び、後方のプーリ37に下側から
巻き掛けられて前方へ向きを変え、前方へ延びて端部が
可動床30の本体後端面の係止部材47に固着される。
【0035】すなわちタイミングベルト48は可動床30を
仲介して環状を形成しており、駆動プーリ45の回転によ
りタイミングベルト48が回動し、可動床30を前後に移動
することができる。左右3個の駆動プーリ45は、共通の
駆動軸40に嵌着されているので、各タイミングベルト48
は同じように回動し、よって複数台の可動床30は同じ速
度で同じ距離同じ方向へ移動する。
【0036】複数台の可動床30は、当初前後方向に関し
同じ位置に一列に並んだ状態に設定されるので、以後一
列に並んだ状態を維持して移動する。固定床22側から2
番目の梁材13において支持板38に近接して支持ブラケッ
ト49が突設され、同支持ブラケット49にモータ50が固着
支持されており、同モータ50の駆動軸に嵌着されたスプ
ロケット51と前記駆動軸40に嵌着されたスプロケット52
との間にチェーン53が架渡されている。
【0037】したがってモータ50の駆動によりチェーン
53を介して駆動軸40が回転され、同駆動軸40に嵌着され
た3個の駆動プーリ45が各タイミングベルト48を回動
し、複数台の可動床30を列を維持して一斉に移動させる
ことができる。
【0038】このモータ50による可動床30の移動制御
は、コンピュータによる可動床制御装置60により行わ
れ、可動床制御装置60は各単位移動棚4の移動棚制御装
置61との間で情報の送受信を行っている。かかる制御系
の模式図を図8に示すとともに、制御系の簡単なブロッ
ク図を図に示す。
【0039】各単位移動棚4は、自らモータ62を搭載し
た自走式移動棚であり、それぞれ移動棚制御装置61が備
えられている。単位移動棚4の主通路8側の側板4aに
は、前方に偏った位置に通路形成押しボタン63とインタ
ーロック解除ボタン64が配設されている。なお後端の固
定棚6にも移動制御装置61と側板6aに通路形成押しボ
タン63とインターロック解除ボタン64が備えられてい
る。
【0040】棚間口間が開いて形成される枝通路23は、
既に決められた所定の各位置に形成されるので、可動床
30の停止位置も同枝通路23に合わせて決定され、かかる
所定の各停止位置に可動床位置検出センサー65が配置さ
れており、可動床30を所定停止位置で検知できるように
なっている。
【0041】図9の制御系ブロック図に示すように、各
移動棚制御装置61は、それぞれ対応する移動棚の通路形
成押しボタン63およびインターロック解除ボタン64の操
作信号を入力して該移動棚のモータ62の駆動を制御する
とともに、他の移動棚制御装置61にも操作信号情報を送
信する。
【0042】また操作信号情報は、可動床制御装置60に
も送信され、可動床制御装置60は、その他可動床位置検
出センサー65からの検出信号を入力してモータ50を駆動
して可動床30の移動制御を行う。
【0043】以上のような可動床式移動棚における上側
の主通路8を構成する主通路床71は、内壁82から移動棚
2側へ水平に突設される簡単な構造であり、設置された
積層移動棚1の上層の可動床式移動棚2の可動床30に合
わせて同じ高さで形成すればよい。したがって積層移動
棚1は建物の構造に制限されることなく自由に設計する
ことができる。
【0044】主通路床71は、上層の可動床式移動棚2の
可動床30に合わせて設けられるので、図3に示すように
内壁82を挟んで隣の2階床83とは高さに差があり、同実
施の形態では主通路床71は2階床83より低い高さ位置と
なっている。
【0045】そこで主通路8の一方の突き当たりに設け
られた扉85の外に主通路床71の延長である踊り場72が構
成され、同踊り場72から数段程の階段73を上ると、その
最上ステップ74は2階床83と同じ高さとなって2階床83
の延長した部分となっている。また踊り場72には階段73
とは別に1階の床10と連結する階段75が設けられてい
る。
【0046】したがって主通路8に入るためには、1階
からは階段75を上り、2階からは階段73を下り、踊り場
72から扉85を開いて入ることになる。いま上層の移動棚
2の所要の単位移動棚4に収納されている物品を出庫す
る場合の出庫手順を説明すると、まず作業者は階段73ま
たは階段74を使用して踊り場72に至り、踊り場72から扉
85を開いて主通路8に入り、所要の単位移動棚4に近づ
き必要な通路形成押しボタン63を押すと、所要の棚間口
間が開くとともに可動床30が移動してきて枝通路23が形
成される。
【0047】主通路床71が、形成された枝通路23の可動
床30と同一高さにあるので、作業者は主通路床71から可
動床30に移り、所要の棚小間から所要の物品を取り出す
ことができる。一方入庫の場合も略同様である。
【0048】なお扉85はロック装置を備えており、扉85
を閉めロックすると、主通路8には一切入ることができ
なくなるので、一つの扉85の閉鎖で上層の移動棚2に収
容された全ての物品を安全に保管することができる。
【0049】以上の実施の形態では、主通路空間の一方
が内壁82であったが、壁がない場合であっても、一直線
に配列された支柱に沿って主通路空間を構成するように
積層移動棚を配設すれば主通路床を容易に形成すること
ができる。かかる実施の形態を図10に示す。
【0050】建物の構造は、内壁82の代わりに支柱90が
配列されている点が異なり、その他は前記実施の形態の
建物80と略同様であり、支柱90を挟んで一方の側は2階
床91が張設され、他方の吹き抜け空間に前記と同じ積層
移動棚1(同じ符号を用いる)が同じ位置に配設されて
いる。
【0051】各支柱90からは積層移動棚1側にブラケッ
ト92が一定の高さで突設され、同複数のブラケット92に
支持されて主通路床93が水平に架設される。同主通路床
93の上面は、可動床30の上面と同一面をなす高さに主通
路床93は設けられる。
【0052】主通路床93は2階床91より低い位置に設け
られるので、前記実施例と同様に主通路93の延長を踊り
場として、踊り場から階段73により2階床91と連結さ
れ、1階の床10とは階段75で連結されるようにする。
【0053】本実施の形態の主通路床93も簡単に形成で
きるので、積層移動棚1は建物の構造に制限されること
なく自由に設計することができ、積層移動棚1の上層の
可動床式移動棚2の可動床30に合わせて主通路床93を容
易に構成することができる。
【0054】2層以上の積層移動棚に対しても各層の移
動棚に対応した主通路床を側壁から突設したり、支柱に
突設したブラケットに架設したりして容易に構成するこ
とができる。
【0055】次にさらに別の実施の形態を図11に示し
説明する。同実施の形態は前記図1ないし図9に示した
実施の形態に積層移動棚1および建物80の構造は同じで
あり、同じ部材は同じ符号を用いている。
【0056】本実施の形態では、上層の移動棚2の基台
である梁13から複数のブラケット100 を主通路8,9側
へ突設し、同ブラケット100 に主通路床101 が水平に架
設されている。同主通路床101 の上面は、可動床30の上
面と同一面をなす高さに主通路床93は設けられる。
【0057】本実施の形態の主通路床93も簡単に形成で
きるとともに、本主通路床は積層移動棚1側に設けられ
るので、建物の構造には全く影響を受けず、積層移動棚
の設計の自由度は大きい。
【0058】2層以上の積層移動棚に対しても各層の移
動棚の基台の梁からブラケットを突設し主通路床を上下
に複数段架設することも可能である。
【0059】以上の実施の形態において上層の移動棚を
可動床式とすることで、建築上の延べ床面積を大幅に削
減することができる。また前記実施の形態の積層移動棚
の下層は、従来構造の移動棚としたが、上層が前記実施
の形態と同じく可動床式移動棚で下層が複式固定棚とし
てもよい。
【0060】以上の実施の形態では、移動棚を下方から
走行自在に支持するものであったが、上方に移動棚走行
レールが敷設され、吊設部材によって移動棚が懸吊され
る懸吊式移動棚においても可動床を設けることも可能で
あり、かかる可動床式移動棚に対しても本願発明を適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態に係る積層移動棚を配
設した建物の平面図である。
【図2】積層移動棚の側面図である。
【図3】同積層移動棚の主通路部分およびその近傍の正
面図である。
【図4】可動床式移動棚の一部省略した同平面図であ
る。
【図5】可動床の移動機構を示す要部側面図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】制御系の模式図である。
【図9】制御系の概略ブロック図である。
【図10】別の実施の形態に係る主通路構造を示す正面
図である。
【図11】さらに別の実施の形態に係る主通路構造を示
す正面図である。
【符号の説明】
1…積層移動棚、2,3…移動棚、4,5…単位移動
棚、6,7…固定棚、8,9…主通路、10…床、11,12
…支柱、13…梁材、14…水平ブレース、15…金網、18…
移動棚走行レール、19…車輪、20…移動棚走行レール、
21…車輪、22…固定床、23…枝通路、24…カバー部材、
25…脱輪防止板、30…可動床、31…支持ブラケット、32
…可動床移動レール、33…車輪、35…支持板、36…軸受
け、37…プーリ、38…支持板、39…軸受け、40…駆動
軸、41,42…軸受け、45…駆動プーリ、46…アイドルプ
ーリ、47…係止部材、48…タイミングベルト、49…支持
ブラケット、50…モータ、51,52…スプロケット、53…
チェーン、60…可動床制御装置、61…移動棚制御装置、
62…モータ、63…通路形成押しボタン、64…インターロ
ック解除ボタン、65…可動床位置検出センサー、70,71
…主通路床、72…踊り場、73…階段、74…最上ステッ
プ、80…建物、81…外壁、82…内壁、83…2階床、90…
支柱、91…2階床、92…ブラケット、93…主通路床、10
0 …ブラケット、101 …主通路床。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 A47B 53/00 A47B 53/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の高さに敷設された移動棚走行レー
    ル上を複数の単位移動棚が主通路空間に沿って走行し所
    要の棚間口間に枝通路を形成するとともに形成される枝
    通路空間に可動床が移動して同枝通路の床を構成する可
    動床式移動棚において、 前記主通路空間の一方の側壁から前記可動床と同じ高さ
    で他方の前記移動棚側へ主通路床が水平に突設されたこ
    とを特徴とする可動床式移動棚の主通路構造。
  2. 【請求項2】 所定の高さに敷設された移動棚走行レー
    ル上を複数の単位移動棚が主通路空間に沿って走行し所
    要の棚間口間に枝通路を形成するとともに形成される枝
    通路空間に可動床が移動して同枝通路の床を構成する可
    動床式移動棚において、 前記主通路空間の一側方に配列された支柱にそれぞれブ
    ラケットを前記移動棚側へ突設し、 同ブラケットに主通路床が前記可動床と同じ高さで移動
    棚に沿って水平に支持されたことを特徴とする可動床式
    移動棚の主通路構造。
  3. 【請求項3】 所定の高さに敷設された移動棚走行レー
    ル上を複数の単位移動棚が主通路空間に沿って走行し所
    要の棚間口間に枝通路を形成するとともに形成される枝
    通路空間に可動床が移動して同枝通路の床を構成する可
    動床式移動棚において、 前記可動床式移動棚の基台から前記主通路空間へ複数の
    ブラケットが突設され、 同ブラケットに主通路床が前記可動床と同じ高さで移動
    棚に沿って水平に支持されたことを特徴とする可動床式
    移動棚の主通路構造。
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