JP3010046B1 - 二層式移動棚装置 - Google Patents

二層式移動棚装置

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JP3010046B1
JP3010046B1 JP4132999A JP4132999A JP3010046B1 JP 3010046 B1 JP3010046 B1 JP 3010046B1 JP 4132999 A JP4132999 A JP 4132999A JP 4132999 A JP4132999 A JP 4132999A JP 3010046 B1 JP3010046 B1 JP 3010046B1
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Abstract

【要約】 【課題】床張りの必要もなく、工事期間の短縮、コスト
低減を図ることができ、また上層用可動棚の形成通路に
歩行面を構成して出納作業が安全、且つ容易に行えると
共に、下層から透視される虞れのない二層式移動棚装置
を提供する。 【解決手段】下層用可動棚1B〜1Gの密集時に相隣る
棚間で接近し、且つ第3ガイドレールR3と同一面で平
坦な歩行面を構成する歩廊板32が、下層用可動棚1B
〜1Gの頂部に設けられ、且つ上層移動棚装置MR2の
通路選択手段の信号により、該通路の形成空間に下層用
可動棚1B〜1Gを集束移動せしめて、該集束した下層
用可動棚1B〜1Gの前記歩廊板32が前記通路形成空
間の歩行面を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の可動棚を作
業用通路に相当する空間を残して密集した状態に配列
し、物品出納時には、棚を移動させて所要の棚間に通路
を形成するようにした移動棚を上下二層式に配設し、高
い空間を有効に活用するようにした移動棚に関し、特に
二層の床を張設することなく、二層移動棚の通路形成空
間に歩行面を構成し、安全、且つ容易に出納作業が行え
るようにした二層式移動棚装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の可動棚を作業用通路に相当
する空間を残して密集した状態に配列し、物品出納時に
棚を移動させて出納作業を行う移動棚は、床面積を有効
活用する棚設備として広く用いられている。そして、高
い空間を有効利用する方法としては、棚の高さを一般階
に設置する場合の2倍程度に高くしたり、また、中二階
を設けてそれぞれに移動棚を設置して収納効率を高める
方法を採っている。これらの棚装置としては、例えば特
開昭55-5613号公報、あるいは実公平6−307
35号公報等に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の棚の高さを高層にした棚装置では、高いところに収
納する物品の出し入れ作業に、梯子や踏台、脚立等が必
要になり、出納作業のたびごとにこれら用具の運搬や取
付けに労力と時間がかかり、その上、高所での作業性も
悪く、出納作業が能率良く行えないという課題があると
共に、高所作業に支障を来す人も多く、なんらかの改善
が望まれるという課題があった。
【0004】また、中二階を設けた棚装置の場合は、床
が構成されて作業性もよく安全である反面、設置スペー
ス全体に床を張らなければならず、工事も大掛かりとな
り、設備が高価になるという課題があると共に、床を全
閉にすると上下階の通気性が損なわれるため、床材に開
孔率の高い部材(グレーチング等)が使用される場合が
多いが、その透視性によって中二階にいる人が下から覗
かれてしまい、作業環境が悪くなるという課題があっ
た。
【0005】本発明は前記従来の各課題を解決すべくな
されたもので、高い室内空間を上層と下層に分割し、各
層でそれぞれ人身の高さ程度で出納作業が行える二層式
移動棚で構成する。そして、下層用可動棚の頂部に歩廊
板を設けて、歩行可能な歩行面にすると共に、下層用可
動棚に必要な通路照明灯及び各可動棚間の制御ケーブル
は、該歩廊板の下側に収まるように装着し、上層移動棚
装置の通路形成時には、該通路形成空間の位置に下層用
可動棚を集束移動させて密集状態にし、該下層用可動棚
を足場とする歩行面を形成して、安全、且つ容易に出納
作業が行えるように構成する。従って、従来の二層式移
動棚に不可欠な床張りの必要もなく、工事期間の短縮、
コスト低減を図ることができ、また上下層の棚を各棚間
に均等な空間を形成した散開状態に移行すると、該空間
が上下層吹き抜けとなり、通気性が更に向上する。
【0006】また更に、上層移動棚装置の通路形成時
は、該通路形成空間の下側に下層用可動棚が集束するた
め、下層からの透視性がなくなり、作業環境を改善する
ことができる二層式移動棚装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定棚あるい
は側壁で区分される区画内で、床に敷設された第1ガイ
ドレール上を回転動する第1車輪を底部に備え、それぞ
れの可逆モータによって収納面に対し直交する方向に移
動し、且つその頂部には、前記第1車輪と対向する方向
に第2車輪を有する下層用可動棚を、作業用通路に相当
する空間を残して、密集した状態に複数個配列した下層
移動棚装置と、該下層移動棚装置の移動方向に延在する
と共に、その端部を前記固定棚あるいは側壁等の構造物
に固定し、且つその下面に敷設した第2ガイドレールが
前記第2車輪上に載置されるように設けた中間梁部材
と、該中間梁部材の上面に敷設された第3ガイドレール
上を回転動する第3車輪を底部に備え、前記下層移動棚
装置とは独立して移動する上層用可動棚を複数個配設し
た上層移動棚装置とより成る二層式移動棚装置であっ
て、前記下層用可動棚の頂部に設けられ、該下層用可動
棚の密集時に相隣る前記棚間で接近し、且つ前記第3ガ
イドレールと同一面で平坦な歩行面を構成する歩廊板
と、前記上層移動棚装置の通路選択手段の信号により、
該通路の形成空間に、前記下層用可動棚を集束移動せし
めて、インターロックを構成する上層・下層移動棚装置
の連動制御手段とを有し、前記上層移動棚装置の通路形
成時には、集束した下層用可動棚の前記歩廊板が、該通
路形成空間の歩行面を構成するという手段を採用するこ
とにより、上記課題を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
を示す二層式移動棚装置の正面図、図2は同側面図、図
3は同平面図である。図1に示すように、本発明二層式
移動棚装置MRは、下層移動棚装置MR1の上方に上層
移動棚装置MR2が配設されて形成されている。そし
て、図1に基づき詳細に説明すると、側壁Kで囲繞され
た空間部の両端にそれぞれ配置された固定棚1A・1H
と、該固定棚1A・1H間の床Fに敷設された複数の平
行する第1ガイドレールR1上を回転動する第1車輪W
1を底部に備え、それぞれの可逆モータMによって収納
面に対し直交する方向に移動し、且つ頂部に設けられた
第2ガイドレールR2の下面に沿って回転動する前記第
1車輪W1と対向する方向に第2車輪W2を有する下層
用可動棚1B〜1Gとで下層移動棚装置MR1が形成さ
れている。なお、前記固定棚1A・1Hはあっても、ま
たはなくてもよい。
【0009】図2において、複数本敷設された第1ガイ
ドレールR1群の中に、間隔を有してラック付第1ガイ
ドレールR1´が敷設されている。これは下層用可動棚
の走行時の斜行、あるいは蛇行を防止し、各棚が並行移
動するよう配慮されている。すなわち、ラック付第1ガ
イドレールR1´に噛み合う噛合輪(図示せず)と第1車
輪W1が前記各下層用可動棚の底部に備えられている。
【0010】前記下層移動棚装置MR1の第2車輪W2
上に、下層用可動棚1B〜1Gの移動方向に延在する中
間梁部材31が固定棚1A・1Hに支架固定されると共
に、該中間梁部材31は下面に敷設された第2ガイドレ
ールR2に接する第2車輪W2によって下方から支持さ
れるようになっている。そして、該中間梁部材31の上
面に敷設された複数本の第3ガイドレールR3上を回転
動する第3車輪W3を底部に備え、それぞれの可逆モー
タMによって収納面に対して直交方向に、前記下層移動
棚装置MR1の下層用可動棚1B〜1Gとは独立して移
動する上層用可動棚2B〜2Gと、側壁Kの壁際にそれ
ぞれ配置された固定棚2A・2Hとで上層移動棚装置M
R2が形成されている。また、図2に示すSFは上層移
動棚装置MR2の作業用通路へ入るための主通路をなす
上層用床で、一方側の側壁Kに突設され、階段等(図示
せず)を用いて昇降する。なお、前記固定棚1A・1H
がない場合は、前記中間梁部材31を側壁K、あるいは
その他の構造物に支架固定してもよい。
【0011】本発明二層式移動棚装置MRは、前記構成
より成る下層移動棚装置MR1の下層用可動棚1B〜1
Gの頂部に、該下層用可動棚1B〜1Gの密集時に相隣
る棚間で接近し、且つ前記第3ガイドレールR3と同一
面で平坦な歩行面を構成する歩廊板32が装置され、上
層用可動棚2B〜2Gの通路形成空間に、下層用可動棚
1B〜1Gが集束し、前記歩廊板32により歩行面を形
成する。
【0012】前記図1において、11〜17は下層用可
動棚の通路であり、また21〜27は上層用可動棚の通
路を示し、更にS11〜S17は各下層用可動棚1B〜
1Gの前面側に取付けられた作業用通路を選択する下層
用可動棚の通路スイッチであり、また更にS21〜S2
7は各上層用可動棚2B〜2Gの前面側に取付けられた
作業用通路を選択する上層用可動棚の通路スイッチ(通
路選択手段)であり、そしてL1〜L4は下層可動棚が
集束したことを検知する集束検知センサー、L1′〜L
4′は前記集束検知センサーの検出子である。なお、集
束検知センサーは下層用可動棚を左側あるいは右側に一
括して集束させ検知するようにしてもよく、また上層移
動棚装置の通路形成空間の位置に対応して、部分的に下
層用可動棚を集束させ検知するようにしてもよい。
【0013】図1、図2において、FL1は下層移動棚
装置MR1のいずれかの棚間に作業用通路が形成された
とき点灯する下層移動棚装置MR1の通路照明灯であ
り、FL2は上層移動棚装置MR2のいずれかの棚間に
作業用通路が形成されたとき点灯する上層移動棚装置M
R2の通路照明灯である。33は下層用可動棚間あるい
は上層用可動棚間を結ぶ制御ケーブルを収納するケーブ
ル用アームで、34は前記通路スイッチ等の制御部を実
装した制御盤であり、35は下層移動棚装置MR1の各
下層用可動棚1B〜1Gの下部台枠36の前面側および
背面側において所定間隔を有して複数本立設固定された
下層用可動棚用支柱であり、その上端部には後述の上部
枠42が横設固定される。前記下層移動棚装置MR1の
通路照明灯FL1およびケーブル用アーム33は、前記
歩廊板32の下面に収納される。また、37は上層移動
棚装置MR2の各上層用可動棚2B〜2Gの下部台枠3
8の前面側および背面側において上端を天板39に接す
るようにして所定間隔を有して複数本立設固定された上
層用可動棚用支柱である。更に、40は収納物品を載置
する棚板、41は各下層用可動棚1B〜1Gを補強する
筋交いであり、前・背面の棚板40の間に設けられてい
る。なお、下層用可動棚1B〜1Gの上端面には、図面
上天板が設けられていないが、これはあつても、または
なくてもよい。
【0014】図4は、本発明の第1の実施の形態を示す
二層式移動棚装置における下層用可動棚頂部の要部を示
す拡大断面図、図5は同側面を示す拡大断面図である。
そして、前記下層移動棚装置MR1の各下層用可動棚1
B〜1Gの前面側および背面側の下層用可動棚用支柱3
5の頂部には、それぞれ断面コ字状をした上部枠42が
前・背面対称に横設固定されて上部枠体43を形成する
と共に、該前・背面の上部枠42の下部フランジ44に
跨って断面ハット形状の車輪枠45が所定間隔を有して
複数個固定され、且つ該車輪枠45上には前面側と背面
側とに間隔を有して一対の軸受46がそれぞれ立設され
ると共に、該一対の軸受46間に2個の外鍔付き車輪よ
り成る第2車輪W2を装着した軸47がそれぞれ回転自
在に軸支されている。
【0015】前記各第2車輪W2の上面に接して第2ガ
イドレールR2が、下層用固定棚1A・1Hの頂部に支
架固定されたH形鋼より成る中間梁部材31の下面に間
隔を有して2列に亘って設けられており、前記各第2車
輪W2の外鍔が該第2ガイドレールR2の外側縁部に摺
接して回転動する。更に、前記中間梁部材31の上面に
は上層用可動棚2B〜2Gの下面に回転自在に設けられ
た第3車輪W3を案内する第3ガイドレールR3が設け
られている。前記第3車輪W3は、脱輪を防止するため
に中央に鍔部49を有する中央鍔付車輪を用い、且つ前
記第3ガイドレールR3も前記鍔部49を案内する溝5
0を有する中央溝付レールを用いる。
【0016】前記前面側および背面側に位置する各上部
枠42の上部フランジ51に跨ってそれぞれ複数個のコ
字状をした横枠52が固設されると共に、該横枠52上
には上層移動棚装置MR2の各棚間に形成された作業用
通路における歩行面を形成する歩廊板32が、その上面
を前記第3ガイドレールR3の上面と面一になるように
すると共に、該第3ガイドレールR3に接近してわずか
な隙間を有して張設固定されている。なお、前記歩廊板
32は通気性をよくするために、通気用開口部53を多
数備えたパンチングメタルあるいはグレーチング54を
用いてもよい。
【0017】図6は、下層用可動棚制御装置のブロック
図であり、可動棚1Bの制御装置CU1は、通路スイッ
チS11・S12の操作信号で通路11・12を選択形
成する機能を備えると共に、集束検知センサーL1をO
Nさせて棚が集束しているか否かを検知し、且つ離接検
知スイッチLS1・LS2の検出信号で可逆モータMの
作動制御を行い、可動棚1Bを走行させる。
【0018】また、可動棚1Cの制御装置CU2は、通
路スイッチS13の操作信号で通路13を選択形成する
機能を備え、離接検知スイッチLS3の検出信号で可逆
モータMの作動制御を行い、可動棚1Cを走行させる。
【0019】更に,可動棚1Dの制御装置CU3は、通
路スイッチS14の操作信号で通路14を選択形成する
機能を備えると共に、集束検知センサーL2をONさせ
て棚が集束しているか否かを検知し、且つ離接検知スイ
ッチLS4の検出信号で可逆モータMの作動制御を行
い、可動棚1Dを走行させる。以下、可動棚1E〜1G
の制御装置も前記と同一であるので、図示とその説明を
省略する。
【0020】図7は、上・下層移動棚装置の連動制御手
段の系統図であり、上・下層移動棚装置は次のように連
動するよう構成されている。すなわち、上層移動棚装置
MR2において所望の通路を形成すべく、通路選択手段
である所定の通路スイッチが押されると、その通路選択
信号が上・下層移動棚装置連動制御手段に出力される。
そして、前記選択された通路の下方に位置する下層用可
動棚を集束させるべく、前記制御手段より下層移動棚装
置に集束指令信号が送信されて各下層用可動棚が集束移
動する。前記各下層用可動棚の集束完了を検知すると、
前記連動制御手段へ集束検知信号が出力されて下層用可
動棚がインターロックされる。そして、前記集束検知信
号を受けた制御手段から上層移動棚装置へ集束完了信号
が出力されて、上層用可動棚が所望の通路を形成すべく
移動を開始する。
【0021】図8は、本発明の第2の実施の形態を示す
二層式移動棚装置の側面図であり、上層移動棚装置MR
2の制御盤34を装置した操作面側に主通路55の歩行
面を形成した図である。前記本発明の第1の実施の形態
における上層移動棚装置MR2の主通路をなす上層用床
SFは、図2に示すように一方側の側壁Kに突設されて
いるが、図8に示す第2の実施の形態においては、下層
移動棚装置MR1の頂部の一側端側に張設された歩廊板
32が主通路55となり、前記上層用床の代りをなして
いる。この第2の実施の形態においては、上層移動棚装
置MR2の収納面積が前記主通路55の巾の分だけ狭く
なっている。図中、56は手摺である。
【0022】図9,図10は前記第1の実施の形態にお
ける通路形成のフローチャートを説明する図であり、図
11のフローチャートにより図9の状態から、図10に
示すように通路24を開き出納作業を行う場合の動作に
ついて説明する。先ず電源を投入し、通路24を形成す
べく通路選択手段である通路スイッチS24を押す(ス
テップ61)と、集束検知センサーL1またはL4がO
Nしているか否かによって、下層用可動棚1B〜1Gが
集束しているか否かを判断し(ステップ62)、前記下層
用可動棚1B〜1Gが集束していないことを検知(NO)
すると、更に該下層用可動棚1B〜1Gについて通路1
1・17以外の通路を使用中か否かを判断する(ステッ
プ63)。
【0023】そして、前記下層用可動棚1B〜1Gにつ
いて通路11・17以外の通路を使用していないことを
検知(NO)すると、下層用可動棚1B〜1Gを右側また
は左側に集束させる集束指令信号が発せられ(ステップ
64)、前記下層用可動棚1B〜1Gが右方向または左
方向へ集束移動を開始し(ステップ65)、その後該下層
用可動棚1B〜1Gが右側または左側に集束して停止す
ると(ステップ66)、集束検知センサーL1またはL4
がONし(ステップ67)、該集束検知センサーL1また
はL4が下層用可動棚1B〜1Gが集束したことを検知
すると、前記下層用可動棚1Bまたは1Gをインターロ
ックして集束が完了する(ステップ68)。
【0024】前記下層用可動棚1Bまたは1Gがインタ
ーロックされると、上層用可動棚2E・2Fが左方向に
移動し、選択通路24が形成されて(ステップ69)、上
層用可動棚2D・2Eをインターロックし(ステップ7
0)、前記選択された通路24内において出納作業が可
能となる(ステップ71)。
【0025】そして、前記通路24内において出納作業
が完了して、作業者が通路スイッチS24を押すと、リ
セット信号が出力され(ステップ72)、前記下層用可動
棚1Bまたは1Gと上層用可動棚2D・2Eのインター
ロックが解除され(ステップ73)、次の通路選択操作が
可能となる。
【0026】なお、前記ステップ62において、集束検
知センサーL1またはL4がONし、下層用可動棚1B
〜1Gが集束していることを検知(YES)すると、直ち
にステップ68のインターロックの動作に入る。また、
前記ステップ63において、下層用可動棚1B〜1Gに
ついて通路11・17以外の通路を使用していることを
検知(YES)すると、前記使用している通路の使用完了
まで動作は中断され、その使用完了後に再び(ステップ
61)から開始する。
【0027】図12,図13,図14は、本発明の第1の
実施の形態における通路形成のフローチャートを説明す
る図であり、図15のフローチャートにより図9の状態
から、各棚を図12の散開状態で待機させた後、図1
3,図14で示すように通路22を開き出納作業を行う
場合の動作について説明する。図9の状態において出納
作業が終了し、上・下層移動棚装置MR2・MR1の各
棚を使用しないときは、図12に示すように前記各棚を
均等に散開させるべく散開移行させて(ステップ81)、
前記各棚を散開状態の待機ポジションに配置する(ステ
ップ82)。なお、このように各棚を散開状態に移行さ
せる棚装置としては、例えば特公平5−53123号公
報、あるいは特公平5−53486号公報等に開示され
ている制御手段を用いればよい。
【0028】そして、通路22を形成すべく通路選択手
段である通路スイッチS22を押すと(ステップ83)、
集束検知センサーL2がONしているか否かが検知され
(ステップ84)、該集束検知センサーL2がONしてい
ない(NO)ときは、下層用可動棚1B〜1Dを左側
に、同1E〜1Gを右側にそれぞれ集束させる集束指令
信号が送信され(ステップ85)、前記下層用可動棚1B
〜1Dが左方向に、同1E〜1Gが右方向に集束移動し
(ステップ86)、図13に示すように下層用可動棚1B
〜1Dが左側に、同1E〜1Gが右側にそれぞれ集束し
て停止すると(ステップ87)、集束検知センサーL2が
ONし(ステップ88)、下層用可動棚1Dをインターロ
ックして集束が完了する(ステップ89)。
【0029】前記下層用可動棚1Dがインターロックさ
れると、上層用可動棚2Bが左方向に、同2C〜2Gが
右方向にそれぞれ移動し、図14に示すように選択通路
22が形成されて(ステップ90)、上層用可動棚2B・
2Cをインターロックし(ステップ91)、前記選択され
た通路22内において出納作業が可能となる(ステップ
92)。
【0030】そして、前記通路22内において出納作業
が完了して、作業者が通路スイッチS22を押すと、リ
セット信号が出力され(ステップ93)、前記下層用可動
棚1Dと上層用可動棚2B・2Cのインターロックが解
除され(ステップ94)、次の通路選択操作が可能とな
る。
【0031】なお、前記ステップ84において、集束検
知センサーL2がONになっている(YES)ときは、直
ちにステップ89のインターロックの動作に入る。
【0032】図16は、本発明の第1の実施の形態にお
ける通路形成のフローチャートを説明する図であり、図
17のフローチャートにより、図14の状態において上
層移動棚装置MR2の通路22を使用中に、下層用可動
棚の通路16を開いて出納作業を行う場合の動作につい
て説明する。
【0033】図14において下層移動棚装置MR1の通
路11〜13は下層用可動棚1Dがインターロック中で
あるので使用することはできない(ステップ101)。そ
して、通路16を形成すべく通路選択手段である通路ス
イッチS16を押すと(ステップ102)、下層用可動棚
1E〜1Fが左方向に移動して通路16を形成し(選択
通路形成)(ステップ103)、下層用可動棚1F・1G
をインターロックして(ステップ104)、作業用通路が
形成された通路16内において出納作業が可能となる
(ステップ105)。
【0034】そして、前記通路16内において出納作業
が完了して、作業者が通路スイッチS16を押すと、リ
セット信号が出力され(ステップ106)、前記下層用可
動棚1F・1Gのインターロックが解除され(ステップ
107)、次の通路選択操作が可能となる。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、下層用
可動棚の頂部に歩廊板を設け、上層用可動棚の通路形成
時に、該通路形成空間の位置に下層用可動棚を集束移動
させて密集状態にし、該下層用可動棚を足場とした歩廊
板が歩行可能な歩行面を構成することにより、安全、且
つ容易に出納作業をすることができ、また、従来のよう
に床張りの必要もなく、工事期間の短縮、コスト低減を
図ることができ、更に上下層の棚を各棚間に均等な空間
を形成した散開状態に移行すると、該空間が上下層吹き
抜けとなり、通気性が向上し、然も、上層用可動棚の通
路形成時は、該通路形成空間の下側に下層用可動棚が集
束して、下層からの透視性がなくなり、作業環境を改善
することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す二層式移動棚
装置の正面図であり、上層用可動棚の通路形成空間に下
層用可動棚が集束し、該通路に歩行面を構成している図
である。
【図2】同図1の側面図であり、下層用可動棚の頂部に
設けた第2車輪上に第2ガイドレールを備えた中間梁部
材が装置され、該中間梁部材上に設けられた第3ガイド
レールに上層用可動棚を配設した図である。
【図3】同図1の平面図であり、上層用可動棚の通路形
成空間に下層用可動棚の頂部の歩廊板が露呈し、歩行面
を構成している図である。
【図4】同下層用可動棚の頂部の要部を示す拡大断面図
である。
【図5】同図4の側面を示す拡大断面図である。
【図6】同下層用可動棚制御装置のブロック図である。
【図7】同上層・下層移動棚装置の連動制御手段の系統
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す二層式移動棚
装置の側面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における通路形成の
フローチャートを説明する図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における通路形成
のフローチャートを説明する図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態において、図9か
ら図10に示す状態に通路を形成する動作を説明するフ
ローチャートである。
【図12】上層・下層用可動棚を散開状態にした正面図
であり、棚の不使用時に上層・下層間の通気性を確保す
るための棚位置を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態における通路形成
のフローチャートを説明する図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態における通路形成
のフローチャートを説明する図である。
【図15】図9の状態から各棚を散開状態で待機させた
後、図13から図14に示す状態に通路を形成する動作
を説明するフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施の形態における通路形成
のフローチャートを説明する図である。
【図17】図14の状態から図16の状態に通路を形成
するフローチャートである。
【符号の説明】
1A・1H 下層固定棚、 1B〜1G 下層用可動
棚、 2A・2H 上層固定棚、 2B〜2G 上層用
可動棚、 K 側壁、 MR1 下層移動棚装置、 M
R2 上層移動棚装置、 MR 二層式移動棚装置、
11〜17 下層用可動棚の通路、 21〜27 上層
用可動棚の通路、 S11〜S17 下層用可動棚の通
路スイッチ、 S21〜S27 上層用可動棚の通路ス
イッチ、R1 第1ガイドレール、 R1′ ラック付
第1ガイドレール、 R2 第2ガイドレール、 R3
第3ガイドレール、 W1 第1車輪、 W2 第2
車輪、 W3 第3車輪、 31 中間梁部材、 32
歩廊板、 55 主通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 1/00 - 97/08 B65G 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定棚あるいは側壁で区分される区画内
    で、床に敷設された第1ガイドレール上を回転動する第
    1車輪を底部に備え、それぞれの可逆モータによって収
    納面に対し直交する方向に移動し、且つその頂部には、
    前記第1車輪と対向する方向に第2車輪を有する下層用
    可動棚を、作業用通路に相当する空間を残して、密集し
    た状態に複数個配列した下層移動棚装置と、該下層移動
    棚装置の移動方向に延在すると共に、その端部を前記固
    定棚あるいは側壁等の構造物に固定し、且つその下面に
    敷設した第2ガイドレールが前記第2車輪上に載置され
    るように設けた中間梁部材と、該中間梁部材の上面に敷
    設された第3ガイドレール上を回転動する第3車輪を底
    部に備え、前記下層移動棚装置とは独立して移動する上
    層用可動棚を複数個配設した上層移動棚装置とより成る
    二層式移動棚装置であって、前記下層用可動棚の頂部に
    設けられ、該下層用可動棚の密集時に相隣る前記棚間で
    接近し、且つ前記第3ガイドレールと同一面で平坦な歩
    行面を構成する歩廊板と、前記上層移動棚装置の通路選
    択手段の信号により、該通路の形成空間に、前記下層用
    可動棚を集束移動せしめて、インターロックを構成する
    上層・下層移動棚装置の連動制御手段とを有し、前記上
    層移動棚装置の通路形成時には、集束した下層用可動棚
    の前記歩廊板が、該通路形成空間の歩行面を構成するこ
    とを特徴とする二層式移動棚装置。
  2. 【請求項2】歩廊板が、前記上層移動棚装置の操作面側
    に延在し、前記下層用可動棚の集束時に、該歩廊板が該
    上層移動棚装置の主通路の歩行面を構成することを特徴
    とする請求項1記載の二層式移動棚装置。
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