JP6854200B2 - フォーク式機械駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車車両を格納するために多段構成とした駐車車両の格納スペースの棚を備えたフォーク式機械駐車装置に関する。
従来のフォーク式機械駐車装置として、特開2015−151712号公報(特許文献1)および特開2015−161084号公報(特許文献2)が知られている。
特許文献1には、リフト装置の昇降台上に載せた可動側トレー上に入出庫口から進入した駐車車両を停止させた状態で、前記リフト装置により前記昇降台を昇降移動して格納スペースへと移動して格納する多階型トレー式駐車装置において、前記昇降台から駐車車両を搭載した状態で前記トレーを前記格納スペースへと移動する間口と奥部の左右側に、柱状部材をそれぞれ立設し、前記間口の両側に位置する前記柱状部材の対向側に、上下方向に所定の段間隔を隔てた複数段のトレーガイド部材を設け、前記所定の段間隔とは、前記駐車車両としての普通車用のために必要とする上下方向高さ寸法、また前記駐車車両としてのハイルーフ車のために必要とする上下方向高さ寸法の両者よりも小さくしたことを特徴とする多階型トレー式駐車装置が記載されている。
また特許文献2には、リフト装置の昇降台上に載せたトレー上に入出庫口から進入した駐車車両を停止させた状態で、前記リフト装置により前記昇降台を昇降移動して格納スペースへと移動して格納する多階型トレー式駐車装置において、前記格納スペースの上下方向に、普通車を格納するために必要とする上下方向高さ寸法の段間隔で対を成すトレーガイド部材を複数配置すると共に、これら対を成す前記トレーガイド部材の上下方向の中間部に他の対を成すトレーガイド部材を設け、前記駐車車両の車高を判別する車高判別装置と、前記車高判別装置からの車高判別信号を取り込み前記駐車車両を搭載した状態の前記トレーの格納位置となる前記トレーガイド部材の上下方向位置を決定すると共に上下方向位置データを管理する格納スペース管理部と、前記格納スペース管理部からの上下方向位置データを使用して前記駐車車両を搭載した状態の前記トレーの格納または出庫を行うよう前記リフト装置を制御する入出庫車管理部とを設けたことを特徴とする多階型トレー式駐車装置が記載されている。
特開2015−151712号公報 特開2015−161084号公報
しかしながら、従来のフォーク式機械駐車装置では、製作時に利用形態等の変更を見越して柱状部材の対向部に450mm程度の間隔で複数段のガイド部材と称する棚レールを予め設けているため、初期段階での製作費用が大きくなり過ぎてしまう。
そこで本発明の目的は、初期段階での製作費用を抑え、納入後の実際の利用形態等に応じて簡単に駐車車両の格納スペースの棚高さを変更することができるようにしたフォーク式機械駐車装置を提供することにある。
第1態様に係るフォーク式機械駐車装置は、ほぼ垂直に配置した各ガイドレールに沿って昇降するフォーク式リフトと、 前記フォーク式リフトの少なくとも一側方に駐車車両の格納スペースの棚を形成するために前記ガイドレールの側方に第一の受柱を並置し、また他のガイドレールの側方に第二の受柱を並置し、前記第一の受柱と前記ガイドレールの各対向部に棚レールを固定し、かつ、前記第二の受柱と前記他のガイドレールの各対向部に他の棚レールを固定した駐車車両の格納スペースの棚を前記各受柱および前記各ガイドレールの垂直方向に多段に形成し、前記各駐車車両の格納スペースの棚に前記棚レールに沿ってほぼ水平移動するフォーク式移動台車を配置したフォーク式機械駐車装置において、前記第一の受柱と前記ガイドレールの各対向部、また前記第二の受柱と前記他のガイドレールの各対向部に、その長手方向に所定距離間隔で複数のタップ孔或いはボルト孔を予め形成し、前記各タップ孔或いはボルト孔のうち駐車車両の車高に応じた間隔の前記タップ孔或いはボルト孔にねじ込んだタップボルト或いはボルトを使用して棚レール支持金具をそれぞれ固定し、前記各棚レール支持金具間にそれぞれ前記棚レールを固定し、納入後の駐車車両の車高変更に応じて前記棚レール支持金具を取り付ける前記タップ孔或いはボルト孔の位置を変更することを特徴とする。
第1態様に係るフォーク式機械駐車装置によれば、最初の利用形態では駐車車両として普通車を対象にして、納入後に他の車高にまたは混在型としての利用形態に変更する場合でも、予め形成されたタップ孔の使用位置を変更して、簡単かつ短時間に、棚レール支持金具の固定位置を変更、つまり、棚レールの位置を新たな利用形態の駐車車両における車高に応じたものとすることができる。また、利用形態の変更に伴う工事では、上述したように格納中の駐車車両が存在しても全てを他の機械駐車装置に移動する必要がないために、代替駐車場の費用発生を抑え、振動や騒音の発生を抑制することができ、居住者および利用者への迷惑も少なくすることができる。こうして短時間に、オーナーおよびエンドユーザーに迷惑を掛けることなく納入後の実際の利用形態に応じた駐車車両の格納スペースの棚高さの変更工事を簡単に実施できる。
第2態様に係るフォーク式機械駐車装置は、第1態様に係るフォーク式機械駐車装置において、前記第一の受柱と前記ガイドレールの各対向部、また前記第二の受柱と前記ガイドレールの各対向部に、その長手方向に所定距離間隔で複数のタップ孔が予め形成されたタップボルト用プレートを溶接により固定し、このタップボルト用プレートのタップ孔にタップボルトをねじ込むようにしたことを特徴とする。
第2態様に係るフォーク式機械駐車装置によれば、棚柱の強度を含めて既存の構成を大きく変更することなくタップボルト用プレートを溶接により固定しておけば良く、作業性の良いものを得ることができる。
第3態様に係るフォーク式機械駐車装置は、第1態様に係るフォーク式機械駐車装置において、前記タップ孔或いはボルト孔は、長手方向においてほぼ250mm間隔で形成されていることを特徴とする。
第3態様に係るフォーク式機械駐車装置によれば、普通車用をミドルルーフ車用に変更する場合はタップ孔或いはボルト孔一つ分だけずらし、普通車用をハイルーフ車用に変更する場合はタップ孔或いはボルト孔二つ分だけずらせば良く、簡単に対応することができる。
第4態様に係るフォーク式機械駐車装置は、第2態様又は第3態様に係るフォーク式機械駐車装置において、最初の利用状態で前記各タップボルト用プレートの各タップ孔のうち、前記棚レール支持金具を取り付けるために前記タップボルトをねじ込んで現在使用している前記タップ孔以外の他の未使用状態の前記タップ孔に、それぞれ前記タップボルトを予めねじ込んだことを特徴とする。
第4態様に係るフォーク式機械駐車装置によれば、予め多数のタップ孔を形成しておいても、ねじ込まれたタップボルトによって錆発生などによる劣化を抑制することができる。
第5態様に係るフォーク式機械駐車装置は、第1態様に係るフォーク式機械駐車装置において、前記フォーク式リフトの両側方に前記駐車室棚をそれぞれ形成するために前記ガイドレールの両側方に前記第一の受柱をそれぞれ並置し、また前記他のガイドレールの両側方に前記第二の受柱をそれぞれ並置し、前記第一の受柱と前記ガイドレールの各対向部に前記棚レールをそれぞれ固定し、かつ、前記第二の受柱と前記ガイドレールの各対向部に前記他の棚レールを固定した前記駐車室棚を前記各受柱の垂直方向に多段に形成し、前記各駐車室棚にそれぞれ前記棚レールに沿ってほぼ水平移動する前記フォーク式移動台車を配置し、前記第一の受柱と、前記第一の受柱に並置された前記ガイドレールをほぼ同一の第一仮想垂直面に配置し、前記第一仮想垂直面の前記第一の受柱と前記ガイドレールの各対向部にそれぞれ前記タップボルト用プレートをそれぞれ溶接によって固定し、前記各タップボルト用プレートの対向部にそれぞれ固定した前記棚レール支持金具間に前記棚レールをそれぞれ固定し、前記第二の受柱と、前記第二の受柱に並置された前記ガイドレールをほぼ同一の第二仮想垂直面に配置し、前記第二仮想垂直面の前記第二の受柱と前記ガイドレールの各対向部にそれぞれ前記他のタップボルト用プレートをそれぞれ溶接によって固定し、前記各他のタップボルト用プレートの対向部にそれぞれ固定した前記他の棚レール支持金具間に前記他の棚レールをそれぞれ固定したことを特徴とする。
第5態様に係るフォーク式機械駐車装置によれば、ガイドレールおよび受柱はほぼ建物の前面側における同一の仮想水平面に配置され、同様に、ガイドレールおよび受柱は建物の裏面側におけるほぼ同一の仮想水平面に配置され、建物1を奥行き方向に極端に突出させることがなく、建物の奥行き方向の寸法を小さくすることができる。
本発明によるフォーク式機械駐車装置によれば、最初の利用形態では駐車車両として普通車を対象にして、納入後の実際の利用形態に応じて他の車高または混在型に変更する場合でも、予め形成されたタップ孔18A〜18Nの使用位置を変更して、簡単かつ短時間に、棚レール支持金具の固定位置を変更し、それにより棚レールの位置を変更して、納入後の実際の利用形態に応じた前記各駐車車両の格納スペースの棚高さの変更工事を簡単に実施できる。また、利用形態の変更に伴う工事では、上述したように格納中の駐車車両が存在しても全てを他の機械駐車装置に移動する必要がないために、代替駐車場の費用発生を抑え、振動や騒音の発生を抑制することができ、居住者および利用者への迷惑も少なくすることができる。こうして短時間に、オーナーおよびエンドユーザーに迷惑を掛けることなく納入後の実際の利用形態に応じた駐車車両の格納スペースの棚高さの変更工事を簡単に実施できる。
本発明の一実施例によるフォーク式機械駐車装置を示す断面図である。 図1に示したフォーク式機械駐車装置を示す平面図である。 図2に示したガイドレールの具体構成を示す拡大平面図である。 図3に示したガイドレールの正面図である。 図3に示したガイドレールの側面図である。 図2に示した受柱の具体構成を示す拡大平面図である。 図6に示した受柱の正面図である。 図6に示した受柱の側面図である。 利用形態変更時の概要を示す説明図である。 ガイドレールの実際の棚位置の変更作業を行う際の作業前状態を示す側面図である。 ガイドレールの実際の棚位置の変更作業を行う際の作業途中状態を示す側面図である。 本発明の他の実施例によるフォーク式機械駐車装置におけるガイドレールの具体構成を示す拡大平面図である。 図12に示したガイドレールの正面図である。 図12に示したガイドレールの側面図である。 本発明の他の実施例によるフォーク式機械駐車装置における受柱を示す拡大平面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例によるフォーク式機械駐車装置を示す断面図および平面図である。
建物1の中央部には、図1に示すように前面側で所定距離を隔てた二本のガイドレール2A,2Bがほぼ垂直に配置され、図2に示すように裏面側では、前面側の二本のガイドレール2A,2Bの間隔と同じ距離を隔てた二本のガイドレール2C,2Dがほぼ垂直に配置されている。これらの各ガイドレール2A〜2Dに沿って走行可能なフォーク式リフト3が配置されている。前面側のガイドレール2A,2Bの外側には、両ガイドレール2A,2Bの中心軸線が通る第一の仮想垂直平面においてほぼ垂直に配置された二本の受柱4A,4Bが配置され、図2に示すように裏面側のガイドレール2C,2Dの外側には、両ガイドレール2C,2Dの中心軸線が通る第二の仮想垂直平面においてほぼ垂直に配置された二本の受柱4C,4Dが配置されている。
図2の下方部として示された前面側における受柱4Aとガイドレール2Aのほぼ対向部間には、任意の水平面上に配置した棚レール5Aが固定され、ガイドレール2Aとガイドレール2Bのほぼ対向部間には同一水平面上に配置した棚レール5Bが固定され、さらにガイドレール2Bと受柱4Bのほぼ対向部間には同一水平面上に配置した棚レール5Cが固定されている。同様に、図2の上方部として示した裏面側における受柱4Cとガイドレール2Cのほぼ対向部間には同一水平面上に配置した棚レール5Dが固定され、ガイドレール2Cとガイドレール2Dのほぼ対向部間には同一水平面上に配置した棚レール5Eが固定され、さらにガイドレール2Dと受柱4Dのほぼ対向部間には同一水平面上に配置した棚レール5Fが固定されている。
図2に示すように前面側の棚レール5A〜5Cと、裏面側の棚レール5D〜5Fとの対向側には、水平方向に並んだ複数の棚ローラ6A,6Bがそれぞれ可回転的に設けられている。対向配置された棚ローラ6A,6B間には駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7および駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車8が水平方向に移動可能に配置されている。駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7はモータなどの横行駆動装置19Aによって図示の位置と、フォーク式リフト3の位置まで往復水平移動可能に構成されており、駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車8はモータなどの他の横行駆動装置19Bによって図示の位置と、フォーク式リフト3の位置まで往復水平移動可能に構成されている。
図2で説明した水平面のように、図1に示した各ガイドレール2A〜2Dおよび受柱4A〜4Dの昇降方向に沿って多段に駐車車両の格納スペースの棚が形成され、多段の棚構成の各水平面には上述の水平面と同様に棚レールや駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車などがそれぞれ構成されている。
各ガイドレール2A〜2Dの下方には、建物1の図示しない出入口から出入りする駐車車両の方向変換を行う特殊ターンテーブル9が配置され、各ガイドレール2A〜2Dの上方部にはフォーク式リフト3のための昇降駆動部10が構成されている。昇降駆動部10のシーブなどに巻き掛けた主索11の一端部はカウンターウェート12を通してマシンベース13に固定され、主索11の他端部は詳細には記していないがフォーク式リフト3の左右の昇降アーム吊部に固定されている。
この種のフォーク式機械駐車装置は、駐車車両の入庫に際してフォーク式リフト3を出入口階に待機させ、駐車車両をフォーク式リフト3に乗り込ませた後、未入庫状態の駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車のフォーク式移動台車を少し上方部にまで移動させて暫く待機させる。その後、図2に示すような未入庫状態の駐車車両の格納スペースに配置された駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7を横行駆動装置19Aによってフォーク式リフト3の下方部まで水平移動させる。この状態でフォーク式リフト3を今度は下方へと移動させると、フォーク状の構成によってフォーク式リフト3は駐車車両の格納スペースの棚7を垂直方向に通過するが、フォーク式リフト3に搭載されていた駐車車両は駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7へと受け渡される。その後、駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7が駆動装置19Aによって元の位置に水平移動されて戻されると、駐車車両は格納スペースの棚のフォーク式移動台車7に搭載された状態で格納されたことになる。
具体例として、最初の利用形態は、図1に示すように各ガイドレール2A〜2Dおよび受柱4A〜4Dの昇降方向に沿って普通車対応の同一棚高さで駐車車両の格納スペースの棚が多段に形成されていると仮定する。それを普通車とハイルーフ車の混在型として納入後の実際の利用形態に応じた駐車車両の格納スペースの棚高さに変更する場合について説明する。このような利用形態の変更を可能とするために、車高1,550mmの普通車対応の棚高さを1,750mm、車高1,800mmミドルルーフ車対応の棚高さを2,000mm、車高2,050mmのハイルーフ車対応の棚高さを2,250mmと仮定する。
図3、図4および図5は、図2に示したガイドレール2Aの具体構成を示す拡大平面図、正面図および側面図である。
本実施例のガイドレール2Aは、図3に示すように断面略C字状の一対のガイドレール14A,14Bの開放側を対向配置させて構成されている。図2に示したフォーク式リフト3は、その四隅にそれぞれ取り付けられたガイドローラなどを有しており、このガイドローラを対向配置されたガイドレール14A,14B間に配置させることによって、昇降移動するときにガイドローラを転動させながら上下方向に案内するようにしている。
ガイドレール14A,14Bの開放側と反対向側にはそれぞれ棚レール5A,5Bが連結されるが、ガイドレール14Aの棚レール5A側にはタップボルト用プレート15Aが溶接によって結合されている。同様に、ガイドレール14Bの棚レール5B側にもタップボルト用プレート15Bが溶接によって結合されている。両タップボルト用プレート15A,15Bの長手方向には、後述するように250mm間隔で複数のタップ孔18A〜18Nが形成され、各タップ孔18A〜18Nにはそれぞれタップボルト17A〜17Nがねじ込まれている。
各タップボルト用プレート15A,15Bには、長手方向に所定の間隔で棚レール支持金具16A,16Bが配置され、上述したタップボルト17Cによって固定されており、各棚レール支持金具16A,16Bに棚レール5A,5Bがそれぞれ搭載されて固定されている。
図4に示すようにタップボルト用プレート15Aには、その長手方向に250mm間隔でタップ孔18A〜18Nが形成され、各タップ孔18A〜18Nに複数本のタップボルト17A〜17Nがそれぞれねじ込まれている。同様にタップボルト用プレート15Bには、その長手方向に250mm間隔でタップ孔18A〜18Nが形成され、各タップ孔18A〜18Nに複数本のタップボルト17A〜17Nがそれぞれねじ込まれている。両タップボルト用プレート15A,15Bは同一構成であり、各タップボルトの位置レベルは同一である。例えば、両タップボルト用プレート15A,15Bにおけるタップボルト17Cの位置レベルは同一である。普通車のみの対応である最初の利用形態では、タップボルト用プレート15Aにねじ込んだタップボルト17Cを使用して棚レール支持金具16Aが固定され、この棚レール支持金具16Aに棚レール5Aが搭載されて固定されている。同様に、タップボルト用プレート15Bにねじ込んだタップボルト17Cを使用して棚レール支持金具16Bが固定され、この棚レール支持金具16Bに棚レール5Bが搭載されて固定されている。
側面図である図5に示すように、タップボルト用プレート15Aの正面側には、その長手方向に250mm間隔でタップボルト17A〜17Nがねじ込まれているが、各タップボルト17A〜17Nはレベル毎に2本一組となっている。例えば、最初の利用形態で棚レール支持金具16Aは、同一レベルで配置された二本のタップボルト17Cによって固定されている。さらに棚レール5Aには、図2に示した駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7を駆動装置によって水平移動するときに駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7を案内する棚ローラ6Aが取り付けられている。
説明を省略するが、ガイドレール2B側もガイドレール2Aと同一構成であり、また図2に示した裏面側のガイドレール2C,2D側もガイドレール2Aと同一構成である。
図6、図7および図8は、図2に示した受柱4Aの具体構成を示す拡大平面図、正面図および側面図である。
本実施例の受柱4Aは、図6に示すようにH形鋼から構成されている。受柱4Aにおけるガイドレール2A側にはそれぞれ棚レール5Aが連結されるが、受柱4Aの棚レール5A側にはタップボルト用プレート15Cが溶接によって結合されている。このタップボルト用プレート15Cの棚レール5A側には、棚レール支持金具16Cが複数本のタップボルト17A〜17Nによって固定されており、この棚レール支持金具16Cに棚レール5Aの端部が搭載されて固定されている。
図7に示すようにタップボルト用プレート15Cには、その長手方向に250mm間隔で形成された各タップ孔18A〜18Nにそれぞれタップボルト17A〜17Nがねじ込まれている。タップボルト用プレート15Cおよびタップボルト17A〜17Nは、上述したタップボルト用プレート15A,15B側とほぼ同一構成であり、各タップボルトの位置レベルはそれぞれ対応している。例えば、図7のタップボルト17Cと図4に示したタップボルト17Cの位置レベルは同一である。普通車のみの対応である最初の利用形態では、タップボルト用プレート15Cにねじ込んだタップボルト17Cを使用して棚レール支持金具16Cが固定され、この棚レール支持金具16Cに棚レール5Aが搭載されて固定されている。
側面図である図8に示すように、タップボルト用プレート15Cの正面側には、その長手方向に250mm間隔で形成された各タップ孔18A〜18Nにそれぞれタップボルト17A〜17Nがねじ込まれているが、各タップボルト17A〜17Nは2本一組となっている。従って、最初の利用形態で棚レール支持金具16Cは、同一レベルで配置された二本のタップボルト17Cによって固定されている。棚レール5Aには、図2に示した駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7を横行駆動装置によって水平移動するときに駐車車両の格納スペースの棚のフォーク式移動台車7を案内することになる棚ローラ6Aが取り付けられている。
説明を省略するが、受柱4B側も受柱4Aと同一構成であり、また図2に示した裏面側の受柱4C,4D側も受柱4A,4Bと同一構成である。
次に、納入後の利用形態に応じて普通車単独型の利用形態を異種車高単独型または異種車高混在型に変更する場合について説明する。
図9は、駐車車両の格納スペースの棚高さ変更の概要を示す説明図である。
棚高さを1段でも変更するとほとんど全部の棚に影響が出る。
上述したようにガイドレール2A〜2Dおよび受柱4A〜4Dとしては、それらの長手方向に250mm間隔でタップボルト17A〜17Nがねじ込まれたタップボルト用プレート15A,15Bまたはタップボルト用プレート15Cがそれぞれ溶接されているものを予め使用している。説明を簡略化するために、ここではガイドレール2Aの長手方向に250mm間隔でタップボルトがねじ込まれたタップボルト用プレート15Aを代表にして図示している。
最初の利用形態では普通車単独型であり、普通車対応の棚高さが1,750mmと設定されている。従って、250mm間隔で配置されたタップ孔とタップボルトの内タップボルト22を用いて一つの棚レールが配置され、かつ、この棚レールを基準にしたと仮定すると、その7個上のタップ孔とタップボルト23を用いて別の棚レールが配置されている。従って、二つの棚レール間は、7個のタップボルト分に相当する1,750mmである。
これに対して、納入後の利用形態に応じて普通車単独型の利用形態を異種車高単独型、例えばミドルルーフ車対応の棚高さとして2,000mmに変更する場合、同図の変更後利用形態(1)に示すようにタップボルト23よりも一個分だけ上のタップボルト24の位置へ棚レールを移動させる。これによって、二つの棚レール間は8個のタップボルト分に相当する2,000mmとなる。さらに、その上方に配置されている棚レールは、タップボルト25よりも二個分だけ上のタップボルト26の位置へ棚レールを移動させる。これによって、この移動後の棚レール間も8個のタップボルト分に相当する2,000mmとなる。
また、納入後の利用形態に応じて普通車単独型の利用形態を異種車高単独型、例えばハイルーフ車対応の棚高さとして2,250mmに変更する場合、同図の変更後利用形態(2)に示すようにタップボルト23よりも二個分だけ上のタップボルト27の位置へ棚レールを移動させる。これによって、二つの棚間は9個のタップボルト分に相当する2,250mmとなる。さらに、その上方に配置されている棚レールは、タップボルト25よりも四個分だけ上のタップボルト28の位置へ棚レールを移動させる。これによって、この移動後の棚レール間も9個のタップボルト分に相当する2,250mmとなる。
最初の利用形態がミドルルーフ車単独型であった場合を納入後にハイルーフ車対応に変更する場合も同様な手順となる。
図10および図11は、実際の棚高さの変更工事を行う際の作業前状態および作業途中状態を示す側面図である。普通車対応の駐車車両の格納スペースの棚高さをハイルーフ車対応の駐車車両の格納スペースの棚高さに変更する場合を例として示している。
作業前の状態は、図10に示すようにタップボルト用プレート15Aの正面側には、その長手方向に250mm間隔で形成されたタップ孔にタップボルトがそれぞれねじ込まれているが、普通車単独型として、図9で説明したタップボルト23によって棚レール支持金具17Cが固定され、またタップボルト25によって他の棚レール支持金具29が固定されている。下方の棚レール支持金具17Cには棚レール5Aが搭載されて固定され、上方の棚レール支持金具29には他の棚レール30が搭載されて固定されている。
両タップボルト23,25間の距離は1,750mmである。同様に、棚レール支持金具17Cによって固定された棚レール5Aに取り付けられた棚ローラ6Aと、棚レール支持金具29によって固定された棚レール30に取り付けられた棚ローラ31との間にも、1,750mmの普通車対応棚高さが確保されている。
今、棚レール支持金具29で支持した棚レール30の位置を変更する場合、その上方に位置した他の棚レール32に図11で示すようにチェーン33を掛け、移動しようとしている棚レール30をこのチェーン33によって吊った状態とする。この状態で、タップボルト25を取り外して廃棄し、また移動先のタップ孔にねじ込まれているタップボルト26も取り外して破棄する。
次いで、タップボルトで換算して二つ分だけ上の位置にあるタップボルト26用のタップ孔に、取り外した棚レール支持金具29を移動して新品のタップボルトをねじ込んで固定する。この状態では、タップボルト25を取り付けていたタップ孔が露出して錆発生の原因となるので、ここにも新品のタップボルトをねじ込む。その後、チェーン33によって吊り下げていた棚レール30を吊り上げて、上方に取り付け直した棚レール支持金具29に搭載して固定する。
棚レール支持金具17Cで支持している棚レール5Aの位置を変更する場合も同様であり、その上方に固定した棚レール30に先の場合と同様にチェーン33を掛け、このチェーン33によって棚レール5Aを吊った状態とし、その後は上述の場合と同様の作業を行う。
上述の説明は、普通車単独型の利用形態をハイルーフ車対応型に変更する場合について行っているが、普通車単独型の利用形態をミドルルーフ車対応型に変更する場合も同様に行うことができる。また普通車単独型の利用形態を二種混在型にする場合も、同様に行うことができる。
さらに、普通車、ミドルルーフ車およびハイルーフ車を棚単位で混在させたり、全棚を三エリアに区分し、かつ、区分したエリア毎に普通車、ミドルルーフ車およびハイルーフ車を配置して、全体として混在させる場合にも同様に変更することができる。
これらの説明から分かるように、現在の利用形態が普通車単独型であったとしても、上述したようにガイドレール2A〜2Dおよび受柱4A〜4Dとしては、それらの長手方向に250mm間隔でタップボルト17A〜17Nがねじ込まれたタップボルト用プレート15A,15B,15Cを予めそれぞれ溶接されたものを使用している。
以上のように、納入後の利用形態に応じて最初の普通車単独型の利用形態を、法規、基準を順守した範囲内で、他のあらゆる利用形態に簡単に変更できる。しかも、この変更作業では、予め形成されているタップ孔とタップボルトの使用位置を変更するもので、金属材料を切断するために火花を発生させるような作業がないので、ガソリンの入った駐車車両を格納した状態でも安全に作業を行うことができる。
棚レール5A〜5Fの位置を変更する場合、上述したように変更位置でこれまで使用されていたタップボルトを破棄し、新品のタップボルトに交換して位置変更した棚レール5A〜5Fを固定する。これによって、劣化している古いタップボルトを再利用することによるトラブルの発生を防止することができる。同じ考え方によって、棚レール5A〜5Fの変更前の位置でこれまで使用していたタップボルトも廃棄し、新品のタップボルトに交換して棚レール5A〜5Fがなくなった位置のタップ孔18A〜18Nにねじ込む。すると、タップボルトのないタップ孔18A〜18Nが放置されて、タップ孔18A〜18Nが錆などで劣化することを防止することができる。
また、現在稼働している機械式駐車装置を全部撤去して新たな機械式駐車装置を組み立てるわけではないので、駐車車両の格納スペースの棚に駐車車両が格納されていても、格納場所を作業に支障のない位置に代えながら棚高さの変更作業を実施できる。
上述した実施例では、図2に示した前面側のガイドレール2A,2Bの外側には、両ガイドレール2A,2Bの中心軸線が通る第一の仮想垂直平面においてほぼ垂直に配置された二本の受柱4A,4Bが配置され、図2に示すように裏面側のガイドレール2C,2Dの外側には、両ガイドレール2C,2Dの中心軸線が通る第二の仮想垂直平面においてほぼ垂直に配置された二本の受柱4C,4Dが配置されている。
上述した構成によって、ガイドレール2A,2Bおよび受柱4A,4Bはほぼ建物1の前面側における同一の第一の仮想水平面に配置され、建物1を奥行き方向に極端に突出させることがない。同様に、ガイドレール2C,2Dおよび受柱4C,4Dは建物1の裏面側におけるほぼ同一の第二の仮想水平面に配置され、建物1を前面側に極端に突出させることがない。このため、建物1の奥行き方向の寸法を小さくすることができる。
このようなガイドレール2A〜2Dおよび受柱4A〜4Dの配置構成によって、受柱4Aとガイドレール2Aはほぼ対向し、ガイドレール2Aとガイドレール2Bはほぼ対向し、ガイドレール2Bと受柱4Bはほぼ対向する。従って、これらの各対向部に三分割した棚レール5A〜5Cをそれぞれ連結することができる。同様に、受柱4Cとガイドレール2Cはほぼ対向し、ガイドレール2Cとガイドレール2Dはほぼ対向し、ガイドレール2Dと受柱4Dはほぼ対向する。従って、これらの各対向部に三分割した棚レール5D〜5Fをそれぞれ連結することができる。
このような構成のフォーク式機械駐車装置によれば、最初の利用形態では駐車車両として普通車を対象にして、納入後に他の車高または混在型としての利用形態に変更する場合でも、予めタップボルト用プレート15A〜15Cが付設されているため、予め形成されたタップ孔18A〜18Nの使用位置を変更して、簡単かつ短時間に、棚レール支持金具16A〜16Cの固定位置を変更、つまり、棚レール5A,5Fの位置を新たな利用形態の駐車車両における車高に応じたものとすることができる。しかも、将来を見越した初期投資は、タップボルト用プレート15A〜15Cの付設程度に抑えることができるので、無駄な設備投資とはならない。また、利用形態の変更が発生しても、設置しているガイドレール2A〜2Dの母材断面を現場加工するものではないので、強度上の問題も発生しない。
また、利用形態の変更に伴う工事では、上述したように駐車車両の格納スペースの棚に格納中の駐車車両が存在しても全てを他の機械駐車装置に移動する必要がないので、代替駐車場のための費用発生を抑え、振動や騒音の発生を抑制することができ、居住者および利用者への迷惑も少なくすることができる。こうして短時間に、オーナーおよびエンドユーザーに迷惑を掛けることなく納入後の実際の利用形態に応じた駐車車両の格納スペースの棚高さ変更工事が簡単に実施できる
〔他の実施例〕
図12、図13および図14は、本発明の他の実施例によるフォーク式機械駐車装置におけるガイドレール2Aの具体構成を示す拡大平面図、正面図および側面図である。
本実施例のガイドレール2Aは、図10に示すように断面略C字状の一本の鋼材を使用して構成されており、一方の端部である棚レール5A側にはタップボルト用プレート15Aが溶接によって結合されている。またガイドレール2Aの棚レール5B側の端部には、タップボルト用プレート15Bが溶接によって結合されている。このタップボルト用プレート15A,15Bには、先の実施例の場合と同様にその長手方向に250mm間隔で複数個のタップ孔18A〜18Nが形成され、各タップ孔18A〜18Nにタップボルト17A〜17Nがそれぞれねじ込まれている。その他の構成は、先の実施例の場合とほぼ同様であるから、同等物には同一符号を付けて詳細な説明を省略する。
図13および図14に示すようにタップボルト用プレート15A,15Bには、先の実施例と同様にその長手方向に250mm間隔で、かつ、同じ位置レベルで二個のタップ孔18A〜18Nとタップボルト17A〜17Nが設けられている。例えば、図14に示したように棚レール5Aを搭載している棚レール支持金具16Aは、並置された二本のタップボルト17Cによってタップボルト用プレート15Aへ固定されている。
この説明から分かるようにガイドレール2A〜2Dとして様々な形状および構成のものを使用することができ、先の実施例とほぼ同様の効果を得ることができる
〔参考例〕
図15は、参考例によるフォーク式機械駐車装置における受柱4Aを示す拡大平面図である。
図6に示した先の実施例では、受柱4Aに溶接したタップボルト用プレート15Cに予め複数のタップ孔18A〜18Nを形成し、各タップ孔18A〜18Nにねじ込んだタップボルト17A〜17Nを設けたが、本参考例では受柱4Aのフランジ面にボルト孔18CAを設け、受柱4に棚レール支持金具16Aを直接ボルト17CAで固定するものである。軽微なフォーク式機械駐車場で十分な機械強度が得られる場合の例である。
尚、上述した実施例では、各ガイドレール2A〜2Dに沿って昇降するフォーク式リフト3の両側に、それぞれ受柱4A〜4Dを分散配置して、両側側に多段の駐車車両の格納スペースをそれぞれ構成したものについて説明したが、各ガイドレール2A〜2Dに沿って昇降するフォーク式リフト3の片側にのみ、受柱4A,4Cまたは受柱4B,4Dを配置して、片側にのみ多段の式駐車車両の格納スペースを構成したものにも適用することができる。
以上説明したように本発明は、ほぼ垂直に配置した各ガイドレール2A〜2Dに沿って昇降するフォーク式リフト3と、前記フォーク式リフト3の少なくとも一側方に駐車車両の格納スペースの棚を形成するために前記ガイドレール2A、2Bの側方に第一の受柱4Aを並置し、また他のガイドレール2C、2Dの側方に第二の受柱4Cを並置し、前記第一の受柱4Aと前記ガイドレール2A、2Bの各対向部に棚レール5A、5Bを固定し、かつ、前記第二の受柱4Cと前記他のガイドレール2C、2Dの各対向部に他の棚レール5D、5Eを固定した駐車車両の格納スペースの棚を前記各受柱4A、4Bおよび前記各ガイドレール2A〜2Dの垂直方向に多段に形成し、前記各駐車車両の格納スペースの棚に前記棚レールに沿ってほぼ水平移動するフォーク式移動台車7を配置したフォーク式機械駐車装置において、前記第一の受柱4Aと前記ガイドレール2A、2Bの各対向部、また前記第二の受柱4Cと前記ガイドレール2C、2Dの各対向部に、その長手方向に所定距離間隔で複数のタップ孔18A〜18N或いはボルト孔18CAを予め形成し、前記各タップ孔18A〜18N或いはボルト孔18CAのうち駐車車両の車高に応じた間隔の前記タップ孔18A〜18Nあにねじ込んだタップボルト17A〜17N或いはボルト17CAを使用して棚レール支持金具16A〜16Cをそれぞれ固定し、前記各棚レール支持金具16A〜16C間にそれぞれ前記棚レール5A、5B、5D、5Eを固定し、納入後の駐車車両の車高変更に応じて前記棚レール支持金具16A〜16Cを取り付ける前記タップ孔18A〜18N或いはボルト孔18CAの位置を変更することを特徴とする。
このような構成によれば、最初の利用形態では駐車車両として普通車を対象にして、その後に他の車高にまたは混在型としての利用形態に変更する場合でも、予め形成されたタップ孔18A〜18N或いはボルト孔18CAの使用位置を変更して、簡単かつ短時間に、棚レール支持金具16A〜16Cの固定位置を変更、つまり、棚レール5A,5Bの位置を新たな利用形態の駐車車両における車高に応じたものとすることができる。また、利用形態の変更に伴う工事では、上述したように格納中の駐車車両が存在しても全てを他の機械駐車装置に移動する必要がないために、代替駐車場の費用発生を抑え、振動や騒音の発生を抑制することができ、居住者および利用者への迷惑も少なくすることができる。こうして短時間に、オーナーおよびエンドユーザーに迷惑を掛けることなく納入後の実際の利用形態に応じた駐車車両の格納スペースの棚高さの変更工事を簡単に実施できる。
また、本発明は、上述の構成に加えて、前記第一の受柱4Aと前記ガイドレール2A、2Bの各対向部、また前記第二の受柱4Cと前記ガイドレール2C、2Dの各対向部に、その長手方向に所定距離間隔で複数のタップ孔18A〜18Nが予め形成されたタップボルト用プレート15A〜15Cを溶接により固定し、このタップボルト用プレート15A〜15Cのタップ孔にタップボルト17A,17B,17D〜17Nをねじ込むようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、タップボルト用プレート15A〜15Cを溶接により固定しておけば良く、作業性の良いものを得ることができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記タップ孔或いはボルト孔は、長手方向においてほぼ250mm間隔で形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、普通車用をミドルルーフ車用に変更する場合はタップ孔18A〜18N或いはボルト孔18CA一つ分だけずらし、普通車用をハイルーフ車用に変更する場合はタップ孔18A〜18N或いはボルト孔18CA二つ分だけずらせば良く、簡単に対応することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、最初の利用状態で前記各タップボルト用プレート15A〜15Cの各タップ孔18A〜18Nのうち、前記棚レール支持金具16A〜16Cを取り付けるために前記タップボルト17A,17B,17D〜17Nをねじ込んで現在使用している前記タップ孔18A〜18N以外の他の未使用状態の前記タップ孔18A〜18Nに、それぞれ前記タップボルトを予めねじ込んだことを特徴とする。
このような構成によれば、予め多数のタップ孔18A〜18Nを形成しておいても、ねじ込まれたタップボルト17A,17B,17D〜17Nによって錆発生などによる劣化を抑制することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、フォーク式リフト3の両側方に駐車室棚をそれぞれ形成するためにガイドレール2A,2Bの両側方に第一の受柱4A,4Bをそれぞれ並置し、また他のガイドレール2C,2Dの両側方に第二の受柱4C,4Dをそれぞれ並置し、第一の受柱4A,4Bとガイドレール2A,2Bの各対向部に棚レール5A,5B,5Cをそれぞれ固定し、かつ、第二の受柱4C,4Dとガイドレール2C,2Dの各対向部に他の棚レール5D,5E,5Fを固定した駐車室棚を各受柱4A〜4Dの垂直方向に多段に形成し、各駐車室棚にそれぞれ棚レールに沿ってほぼ水平移動するフォーク式移動台車7を配置し、第一の受柱4A,4Bと、第一の受柱4A,4Bに並置されたガイドレール2A,2Bをほぼ同一の第一仮想垂直面に配置し、第一仮想垂直面の第一の受柱4A,4Bとガイドレール2A,2Bの各対向部にそれぞれタップボルト用プレート15A〜15Cをそれぞれ溶接によって固定し、各タップボルト用プレート15A〜15Cの対向部にそれぞれ固定した棚レール支持金具16A〜16C間に棚レール5A〜5Cをそれぞれ固定し、また第二の受柱4C,4Dと、第二の受柱4C,4Dに並置されたガイドレール2C,2Dをほぼ同一の第二仮想垂直面に配置し、第二仮想垂直面の第二の受柱4C,4Dとガイドレール2C,2Dの各対向部にそれぞれ他のタップボルト用プレート15A〜15Cをそれぞれ溶接によって固定し、各他のタップボルト用プレート15A〜15Cの対向部にそれぞれ固定した他の棚レール支持金具16A〜16C間に他の棚レール5D〜5Fをそれぞれ固定したことを特徴とする。
このような構成によれば、ガイドレール2A,2Bおよび受柱4A,4Bはほぼ建物1の前面側における同一の仮想水平面に配置され、同様に、ガイドレール2C,2Dおよび受柱4C,4Dは建物1の裏面側におけるほぼ同一の仮想水平面に配置され、建物1を奥行き方向に極端に突出させることがなく、建物1の奥行き方向の寸法を小さくすることができる。
1 建物
2A〜2D ガイドレール
3 フォーク式リフト
4A〜4D 受柱
5A〜5F 棚レール
7 フォーク式移動台車
8 フォーク式移動台車
15A〜15C タップボルト用プレート
16A〜16C 棚レール支持金具
17A〜17C タップボルト
18A〜18N タップ孔
18CA ボルト孔

Claims (3)

  1. 間隔を隔てて垂直に配置した複数のガイドレールに沿って昇降するフォーク式リフトと、
    前記フォーク式リフトの少なくとも一側方であって、前記ガイドレールと間隔を隔てて垂直に配置される受柱と、
    前記受柱と前記ガイドレールに連結され、駐車室棚を垂直方向に多段に形成する複数の棚レールと、
    前記複数のガイドレールのうちの2本の対向するガイドレールに連結され、前記駐車室棚を形成する前記棚レールに対応して前記フォーク式リフトが昇降する側に配置される棚レールと、
    前記各棚レールに沿って水平移動する複数のフォーク式移動台車と、
    を備え、
    前記受柱の前記棚レールを連結する側に前記受柱に沿って固定され、駐車車両の車高に応じて前記受柱に沿う方向に予め定められた間隔を有して設けられた複数のタップ孔を有するタップボルト用プレートと、
    前記ガイドレールの前記棚レールを連結する側に前記ガイドレールに沿って固定され、前記駐車車両の車高に応じて前記ガイドレールに沿う方向に予め定められた間隔を有して設けられた複数のタップ孔を有するタップボルト用プレートと、
    前記受柱に固定されるタップボルト用プレート及び前記ガイドレールに固定されるタップボルト用プレートのそれぞれのタップ孔にタップボルトによって固定され、前記駐車車両の車高に対応して設けられて前記棚レールを支持する棚レール支持金具と、
    を有し、
    前記棚レール支持金具は、高さ方向において、複数の前記棚レールの互いの間隔を前記駐車車両の車高に対応させて変更する際に、位置が変更される、
    フォーク式機械駐車装置。
  2. 前記複数の前記タップ孔の間隔は、普通車、ミドルルーフ車、又はハイルーフ車に対応させる間隔として、250mmである、請求項1に記載のフォーク式機械駐車装置。
  3. 前記各タップ孔のうち、未使用状態の前記タップ孔は、予めねじ込まれるタップボルトを有する、請求項1又は2に記載のフォーク式機械駐車装置。
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