JPH0913733A - 駐車設備 - Google Patents
駐車設備Info
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- JPH0913733A JPH0913733A JP16022095A JP16022095A JPH0913733A JP H0913733 A JPH0913733 A JP H0913733A JP 16022095 A JP16022095 A JP 16022095A JP 16022095 A JP16022095 A JP 16022095A JP H0913733 A JPH0913733 A JP H0913733A
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- vertical
- horizontal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンベヤと梁材とが占めるデットスペースを
減少させる。 【構成】 車両39を縦横に搬送して目的の駐車区画に入
出庫するパズル方式の駐車設備であって、各駐車階に、
H形部材から成る縦方向と横方向との梁材7を設け、駐
車区画ごとに、車載用パレット18を縦方向に搬送する縦
コンベヤと横方向に搬送する横コンベヤ19との少なくと
も一方を設け、梁材7の上部水平板部14に、各コンベヤ
19の取付位置に応じた切欠部30を形成し、横コンベヤ19
を昇降装置31を介して横方向の梁材7の下部水平板部15
上に取付けるとともに、縦コンベヤを縦方向の梁材の下
部水平板部上に取付けた。
減少させる。 【構成】 車両39を縦横に搬送して目的の駐車区画に入
出庫するパズル方式の駐車設備であって、各駐車階に、
H形部材から成る縦方向と横方向との梁材7を設け、駐
車区画ごとに、車載用パレット18を縦方向に搬送する縦
コンベヤと横方向に搬送する横コンベヤ19との少なくと
も一方を設け、梁材7の上部水平板部14に、各コンベヤ
19の取付位置に応じた切欠部30を形成し、横コンベヤ19
を昇降装置31を介して横方向の梁材7の下部水平板部15
上に取付けるとともに、縦コンベヤを縦方向の梁材の下
部水平板部上に取付けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を縦横に搬送して
目的とする駐車区画に駐車することが可能なパズル方式
の駐車設備に関する。
目的とする駐車区画に駐車することが可能なパズル方式
の駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駐車設備としては例えば
図7に示すものがある。すなわち、上下複数の各駐車階
51,52,53にはそれぞれ、車載用パレット54を介して車
両1台を駐車可能な駐車区画55が複数形成されている。
これら駐車区画55には、車載用パレット54を支持して縦
方向に搬送する一対の縦コンベヤ56と、車載用パレット
54を支持して横方向に搬送する一対の横コンベヤ57とが
設けられている。このうち縦コンベヤ56は各駐車階51,
52,53に設けられた縦方向の梁材58の上面に取付けら
れ、横コンベヤ57は各駐車階51,52,53に設けられた横
方向の梁材59の上面に取付けられている。
図7に示すものがある。すなわち、上下複数の各駐車階
51,52,53にはそれぞれ、車載用パレット54を介して車
両1台を駐車可能な駐車区画55が複数形成されている。
これら駐車区画55には、車載用パレット54を支持して縦
方向に搬送する一対の縦コンベヤ56と、車載用パレット
54を支持して横方向に搬送する一対の横コンベヤ57とが
設けられている。このうち縦コンベヤ56は各駐車階51,
52,53に設けられた縦方向の梁材58の上面に取付けら
れ、横コンベヤ57は各駐車階51,52,53に設けられた横
方向の梁材59の上面に取付けられている。
【0003】また、上記各梁材58,59には、搬送された
車載用パレット54が駐車区画55内の所定位置に正確に停
止しているかを検出するリミットスイッチ60が台座61を
介して設けられている。
車載用パレット54が駐車区画55内の所定位置に正確に停
止しているかを検出するリミットスイッチ60が台座61を
介して設けられている。
【0004】これによると、縦コンベヤ56および横コン
ベヤ57を駆動させることにより、車両62を搭載した車載
用パレット54を縦横方向に搬送して目的の駐車区画55に
入出庫することができる。尚、車載用パレット54の各駐
車階51,52,53間の移動はエレベータ(図示せず)によ
り行われる。
ベヤ57を駆動させることにより、車両62を搭載した車載
用パレット54を縦横方向に搬送して目的の駐車区画55に
入出庫することができる。尚、車載用パレット54の各駐
車階51,52,53間の移動はエレベータ(図示せず)によ
り行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、各コンベヤ56,57の高さと各梁材58,59
の高さとを加えた高さのデットスペースSが形成されて
しまう。したがって、駐車設備の全高が規制されている
場合、上記デットスペースSの占める割合が大きく、駐
車区画55の高さHが減少するといった問題があった。
従来形式では、各コンベヤ56,57の高さと各梁材58,59
の高さとを加えた高さのデットスペースSが形成されて
しまう。したがって、駐車設備の全高が規制されている
場合、上記デットスペースSの占める割合が大きく、駐
車区画55の高さHが減少するといった問題があった。
【0006】また、リミットスイッチ60を取付けるため
には、各コンベヤ56,57とほぼ同じ高さの台座61を必要
とするため、人が駐車車両62に乗降する際、これら台座
61が邪魔になる恐れがあった。
には、各コンベヤ56,57とほぼ同じ高さの台座61を必要
とするため、人が駐車車両62に乗降する際、これら台座
61が邪魔になる恐れがあった。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、コン
ベヤと梁材とが占めるデットスペースを減少することが
可能な駐車設備を提供することを目的とするものであ
る。
ベヤと梁材とが占めるデットスペースを減少することが
可能な駐車設備を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における駐車設備は、上下複数の駐車階を有
し、各駐車階に車載用パレットを介して車両1台を駐車
可能な駐車区画が複数形成され、車両を縦横に搬送して
目的の駐車区画に対して入出庫するパズル方式の駐車設
備であって、各駐車階に縦方向と横方向との梁材を設
け、上記各梁材として上部水平板部と下部水平板部とこ
れら両水平板部間に連結される垂直板部とから成るH形
部材を用い、上記駐車区画ごとに、車載用パレットを支
持して縦方向に搬送する一対の縦コンベヤと、上記車載
用パレットを支持して横方向に搬送する一対の横コンベ
ヤとの少なくとも一方を設け、上記各梁材の上部水平板
部に、上記各コンベヤの取付位置に応じた切欠部を形成
し、上記縦コンベヤと横コンベヤとのいずれか一方を梁
材の下部水平板部上に取付けるとともに、他方を昇降装
置を介して梁材の下部水平板部上に取付け、上記各駐車
区画の隅部で縦方向の梁材と横方向の梁材とを交差さ
せ、これら縦方向の梁材と横方向の梁材との交差部にお
ける上部水平板部に、上記車載用パレットの位置を検出
する検出装置を取付けたものである。
に本発明における駐車設備は、上下複数の駐車階を有
し、各駐車階に車載用パレットを介して車両1台を駐車
可能な駐車区画が複数形成され、車両を縦横に搬送して
目的の駐車区画に対して入出庫するパズル方式の駐車設
備であって、各駐車階に縦方向と横方向との梁材を設
け、上記各梁材として上部水平板部と下部水平板部とこ
れら両水平板部間に連結される垂直板部とから成るH形
部材を用い、上記駐車区画ごとに、車載用パレットを支
持して縦方向に搬送する一対の縦コンベヤと、上記車載
用パレットを支持して横方向に搬送する一対の横コンベ
ヤとの少なくとも一方を設け、上記各梁材の上部水平板
部に、上記各コンベヤの取付位置に応じた切欠部を形成
し、上記縦コンベヤと横コンベヤとのいずれか一方を梁
材の下部水平板部上に取付けるとともに、他方を昇降装
置を介して梁材の下部水平板部上に取付け、上記各駐車
区画の隅部で縦方向の梁材と横方向の梁材とを交差さ
せ、これら縦方向の梁材と横方向の梁材との交差部にお
ける上部水平板部に、上記車載用パレットの位置を検出
する検出装置を取付けたものである。
【0009】
【作用】上記構成によると、縦コンベヤと横コンベヤと
のいずれか一方を梁材の下部水平板部上に取付けるとと
もに、他方を昇降装置を介して梁材の下部水平板部上に
取付けたため、上記各コンベヤがそれぞれ各梁材の脇に
重複し、これにより、梁材の上端面からは各コンベヤの
上部のみが上方に突出することになる。したがって、各
コンベヤと梁材とが占めるデットスペースを従来よりも
減少させることができる。
のいずれか一方を梁材の下部水平板部上に取付けるとと
もに、他方を昇降装置を介して梁材の下部水平板部上に
取付けたため、上記各コンベヤがそれぞれ各梁材の脇に
重複し、これにより、梁材の上端面からは各コンベヤの
上部のみが上方に突出することになる。したがって、各
コンベヤと梁材とが占めるデットスペースを従来よりも
減少させることができる。
【0010】また、各梁材の上端面と縦コンベヤまたは
横コンベヤに支持されている車載用パレットの下面との
間に形成されるスペースは従来よりも上下方向に短くな
るため、検出装置を取付けるための台座を従来よりも低
くできる。したがって、人が駐車車両に乗降する時、台
座が邪魔になることはない。
横コンベヤに支持されている車載用パレットの下面との
間に形成されるスペースは従来よりも上下方向に短くな
るため、検出装置を取付けるための台座を従来よりも低
くできる。したがって、人が駐車車両に乗降する時、台
座が邪魔になることはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。図6に示すように、1は駐車設備であ
り、上下方向に第1〜第4駐車階2,3,4,5を有し
ている。上記駐車設備1の枠組みは、左右一対かつ前後
部および中間部に立設された複数本の支柱6と、上記各
駐車階2,3,4,5ごとに格子状に配設された横梁材
7と縦梁材8とにより構成されている。
いて説明する。図6に示すように、1は駐車設備であ
り、上下方向に第1〜第4駐車階2,3,4,5を有し
ている。上記駐車設備1の枠組みは、左右一対かつ前後
部および中間部に立設された複数本の支柱6と、上記各
駐車階2,3,4,5ごとに格子状に配設された横梁材
7と縦梁材8とにより構成されている。
【0012】図5に示すように、各駐車階2,3,4,
5にはそれぞれ、縦方向(前後方向)に2行イ,ロでか
つ横方向(左右方向)に3列A,B,Cの駐車区画9が
形成されている。これら駐車区画9はそれぞれ上記横梁
材7と縦梁材8とにより区切られており、各駐車区画9
の隅部が横梁材7と縦梁材8との交差部の上方に対向し
ている。このうち、イ行B列の駐車区画9(図5では
[イ,B]と記載)には、第1駐車階2と第4駐車階5
との間を昇降自在なエレベータ10が設けられている。ま
た、図6に示すように、第1駐車階2のイ行B列の駐車
区画9の前方には車両の入出庫口11が形成されている。
図1,図2に示すように、上記各梁材7,8としてはそ
れぞれ、上部水平板部14と下部水平板部15とこれら両水
平板部14,15間に連結される垂直板部16とから成るH形
部材が用いられている。
5にはそれぞれ、縦方向(前後方向)に2行イ,ロでか
つ横方向(左右方向)に3列A,B,Cの駐車区画9が
形成されている。これら駐車区画9はそれぞれ上記横梁
材7と縦梁材8とにより区切られており、各駐車区画9
の隅部が横梁材7と縦梁材8との交差部の上方に対向し
ている。このうち、イ行B列の駐車区画9(図5では
[イ,B]と記載)には、第1駐車階2と第4駐車階5
との間を昇降自在なエレベータ10が設けられている。ま
た、図6に示すように、第1駐車階2のイ行B列の駐車
区画9の前方には車両の入出庫口11が形成されている。
図1,図2に示すように、上記各梁材7,8としてはそ
れぞれ、上部水平板部14と下部水平板部15とこれら両水
平板部14,15間に連結される垂直板部16とから成るH形
部材が用いられている。
【0013】図5に示すように、上記エレベータ10の後
方すなわちロ行B列の駐車区画9には、車載用パレット
18を支持して横方向X(左右方向)に搬送する前後一対
の横チェンコンベヤ19と、上記車載用パレット18を支持
して縦方向Y(前後方向)に搬送する左右一対の縦チェ
ンコンベヤ20とが設けられている。図1,図2および図
4に示すように、上記横チェンコンベヤ19と縦チェンコ
ンベヤ20とはそれぞれ、チャンネル形状のコンベヤフレ
ーム21と、コンベヤフレーム21の一端部に取付けられる
駆動スプロケット22と、他端部に取付けられる従動スプ
ロケット23と、これら駆動スプロケット22と従動スプロ
ケット23との間に巻張されたチェン24と、上記駆動スプ
ロケット22を回転させるモータ25とから構成されてい
る。
方すなわちロ行B列の駐車区画9には、車載用パレット
18を支持して横方向X(左右方向)に搬送する前後一対
の横チェンコンベヤ19と、上記車載用パレット18を支持
して縦方向Y(前後方向)に搬送する左右一対の縦チェ
ンコンベヤ20とが設けられている。図1,図2および図
4に示すように、上記横チェンコンベヤ19と縦チェンコ
ンベヤ20とはそれぞれ、チャンネル形状のコンベヤフレ
ーム21と、コンベヤフレーム21の一端部に取付けられる
駆動スプロケット22と、他端部に取付けられる従動スプ
ロケット23と、これら駆動スプロケット22と従動スプロ
ケット23との間に巻張されたチェン24と、上記駆動スプ
ロケット22を回転させるモータ25とから構成されてい
る。
【0014】各コンベヤフレーム21の上面には下位のゴ
ム板26が全長にわたって取付けられ、下位のゴム板26の
上面には、チェン24を支持案内する下位のレール27が取
付けられている。また、図5に示すように、ロ行B列の
駐車区画9およびエレベータ10以外の駐車区画9には前
後一対の横チェンコンベヤ19のみが設けられている。
ム板26が全長にわたって取付けられ、下位のゴム板26の
上面には、チェン24を支持案内する下位のレール27が取
付けられている。また、図5に示すように、ロ行B列の
駐車区画9およびエレベータ10以外の駐車区画9には前
後一対の横チェンコンベヤ19のみが設けられている。
【0015】図1に示すように、上記各横梁材7の上部
水平板部14には、上記各横チェンコンベヤ19の取付位置
に応じた切欠部30が形成されている。そして、各横チェ
ンコンベヤ19は各横梁材7の切欠部30に挿入されて下部
水平板部15の上面に取付けられている。尚、ロ行B列の
駐車区画9における前後一対の横チェンコンベヤ19と横
梁材7の下部水平板部15との間には、これら両横チェン
コンベヤ19を昇降させる昇降装置31が介在している。こ
れら昇降装置31は上下方向に膨縮自在な袋状の膨縮体32
から成り、膨縮体32に対して空気を供給および排気する
空気配管33が接続されている。
水平板部14には、上記各横チェンコンベヤ19の取付位置
に応じた切欠部30が形成されている。そして、各横チェ
ンコンベヤ19は各横梁材7の切欠部30に挿入されて下部
水平板部15の上面に取付けられている。尚、ロ行B列の
駐車区画9における前後一対の横チェンコンベヤ19と横
梁材7の下部水平板部15との間には、これら両横チェン
コンベヤ19を昇降させる昇降装置31が介在している。こ
れら昇降装置31は上下方向に膨縮自在な袋状の膨縮体32
から成り、膨縮体32に対して空気を供給および排気する
空気配管33が接続されている。
【0016】また、図2に示すように、ロ行B列の駐車
区画9における縦梁材8の上部水平板部14には、上記各
縦チェンコンベヤ20の取付位置に応じた切欠部34が形成
されている。そして、各縦チェンコンベヤ20は縦梁材8
の切欠部34に挿入されて下部水平板部15の上面に取付け
られている。
区画9における縦梁材8の上部水平板部14には、上記各
縦チェンコンベヤ20の取付位置に応じた切欠部34が形成
されている。そして、各縦チェンコンベヤ20は縦梁材8
の切欠部34に挿入されて下部水平板部15の上面に取付け
られている。
【0017】図4に示すように、上記各横梁材7と各縦
梁材8との交差部には、車載用パレット18の位置を検出
する近接スイッチ35(検出装置の一例)が設けられてい
る。すなわち、交差部における横梁材7の上部水平板部
14と縦梁材8の上部水平板部14との間には平板状の台座
36が取付けられ、これら台座36に近接スイッチ35が取付
けられている。これにより、各近接スイッチ35は各駐車
区画9の四隅部に位置する。
梁材8との交差部には、車載用パレット18の位置を検出
する近接スイッチ35(検出装置の一例)が設けられてい
る。すなわち、交差部における横梁材7の上部水平板部
14と縦梁材8の上部水平板部14との間には平板状の台座
36が取付けられ、これら台座36に近接スイッチ35が取付
けられている。これにより、各近接スイッチ35は各駐車
区画9の四隅部に位置する。
【0018】図5に示すように、上記エレベータ10に
も、同様に、前後一対の横チェンコンベヤ19と、これら
両横チェンコンベヤ19を昇降させる昇降装置31と、左右
一対の縦チェンコンベヤ20とが設けられている。
も、同様に、前後一対の横チェンコンベヤ19と、これら
両横チェンコンベヤ19を昇降させる昇降装置31と、左右
一対の縦チェンコンベヤ20とが設けられている。
【0019】また、上記車載用パレット18の下面には、
図1に示すように横チェンコンベヤ19のチェン24に上方
から係合する前後一対の上位の横レール40が上位のゴム
板41を介して左右方向にわたり設けられ、さらに、図2
に示すように縦チェンコンベヤ20のチェン24に上方から
係合する左右一対の上位の縦レール42が上位のゴム板43
を介して前後方向にわたり設けられている。
図1に示すように横チェンコンベヤ19のチェン24に上方
から係合する前後一対の上位の横レール40が上位のゴム
板41を介して左右方向にわたり設けられ、さらに、図2
に示すように縦チェンコンベヤ20のチェン24に上方から
係合する左右一対の上位の縦レール42が上位のゴム板43
を介して前後方向にわたり設けられている。
【0020】以下、上記構成における作用を説明する。
上記構成によると、図1に示すように横チェンコンベヤ
19を横梁材7の下部水平板部15上に昇降装置31を介して
取付けるとともに、図2に示すように縦チェンコンベヤ
20を縦梁材8の下部水平板部15上に取付けたため、横チ
ェンコンベヤ19が横梁材7の脇に重複するとともに縦チ
ェンコンベヤ20が縦梁材8の脇に重複する。これによ
り、横梁材7の上端面からは横チェンコンベヤ19の上部
のみが上方に突出し、縦梁材8の上端面からは縦チェン
コンベヤ20の上部のみが上方に突出することになる。し
たがって、図1,図2に示すように、横チェンコンベヤ
19と横梁材7とが占めるデットスペースS1および縦チ
ェンコンベヤ20と縦梁材8とが占めるデットスペースS
2をそれぞれ従来よりも減少させることができる。この
ように、上記デットスペースS1,S2を低減し得るた
め、図3に示すように、駐車設備1の全高が規制されて
いる場合でも、駐車区画9の高さHを十分に取ることが
可能である。
上記構成によると、図1に示すように横チェンコンベヤ
19を横梁材7の下部水平板部15上に昇降装置31を介して
取付けるとともに、図2に示すように縦チェンコンベヤ
20を縦梁材8の下部水平板部15上に取付けたため、横チ
ェンコンベヤ19が横梁材7の脇に重複するとともに縦チ
ェンコンベヤ20が縦梁材8の脇に重複する。これによ
り、横梁材7の上端面からは横チェンコンベヤ19の上部
のみが上方に突出し、縦梁材8の上端面からは縦チェン
コンベヤ20の上部のみが上方に突出することになる。し
たがって、図1,図2に示すように、横チェンコンベヤ
19と横梁材7とが占めるデットスペースS1および縦チ
ェンコンベヤ20と縦梁材8とが占めるデットスペースS
2をそれぞれ従来よりも減少させることができる。この
ように、上記デットスペースS1,S2を低減し得るた
め、図3に示すように、駐車設備1の全高が規制されて
いる場合でも、駐車区画9の高さHを十分に取ることが
可能である。
【0021】例えば、図5の仮想線で示すように、第3
駐車階4のロ行C列の駐車区画9に車両39を入庫する場
合は、空の車載用パレット18を載置したエレベータ10を
第1駐車階2まで下降させた後、車両39を第1駐車階2
の入出庫口11から進入させてエレベータ10の車載用パレ
ット18に乗り上げる。そして、エレベータ10が上昇して
車両39を第3駐車階4まで持ち上げる。その後、エレベ
ータ10の両縦チェンコンベヤ20とロ行B列の駐車区画9
の両縦チェンコンベヤ20とが同期駆動して、車載用パレ
ット18が車両39とともにエレベータ10の後方のロ行B列
の駐車区画9に縦搬送される。その後、昇降装置31が作
動してロ行B列の駐車区画9の両横チェンコンベヤ19が
両縦チェンコンベヤ20よりも上方に持ち上げられる。こ
れにより、車載用パレット18は、両縦チェンコンベヤ20
の上方に持ち上げられ、ロ行B列の駐車区画9の両横チ
ェンコンベヤ19で支持される。その後、ロ行B列の駐車
区画9の両横チェンコンベヤ19とロ行C列の駐車区画9
の両横チェンコンベヤ19とが同期駆動して、車載用パレ
ット18が車両39とともにロ行B列からロ行C列に横搬送
される。尚、車両39を出庫する場合は上記とは逆の手順
を行えばよい。また、ロ行C列以外の駐車区画9に対し
て車両39を入出庫する場合も、同様にして、横チェンコ
ンベヤ19または縦チェンコンベヤ20を駆動させればよ
い。
駐車階4のロ行C列の駐車区画9に車両39を入庫する場
合は、空の車載用パレット18を載置したエレベータ10を
第1駐車階2まで下降させた後、車両39を第1駐車階2
の入出庫口11から進入させてエレベータ10の車載用パレ
ット18に乗り上げる。そして、エレベータ10が上昇して
車両39を第3駐車階4まで持ち上げる。その後、エレベ
ータ10の両縦チェンコンベヤ20とロ行B列の駐車区画9
の両縦チェンコンベヤ20とが同期駆動して、車載用パレ
ット18が車両39とともにエレベータ10の後方のロ行B列
の駐車区画9に縦搬送される。その後、昇降装置31が作
動してロ行B列の駐車区画9の両横チェンコンベヤ19が
両縦チェンコンベヤ20よりも上方に持ち上げられる。こ
れにより、車載用パレット18は、両縦チェンコンベヤ20
の上方に持ち上げられ、ロ行B列の駐車区画9の両横チ
ェンコンベヤ19で支持される。その後、ロ行B列の駐車
区画9の両横チェンコンベヤ19とロ行C列の駐車区画9
の両横チェンコンベヤ19とが同期駆動して、車載用パレ
ット18が車両39とともにロ行B列からロ行C列に横搬送
される。尚、車両39を出庫する場合は上記とは逆の手順
を行えばよい。また、ロ行C列以外の駐車区画9に対し
て車両39を入出庫する場合も、同様にして、横チェンコ
ンベヤ19または縦チェンコンベヤ20を駆動させればよ
い。
【0022】このように、車載用パレット18が目的の駐
車区画9まで搬送された際、図4に示すように、目的の
駐車区画9内の各隅部に設けられた4個の近接スイッチ
35が共に車載用パレット18を検出し、これら両車載用パ
レット18の検出信号により横チェンコンベヤ19または縦
チェンコンベヤ20が駆動停止する。これにより、車載用
パレット18を目的の駐車区画9に正確に停止させること
ができる。また、万一、車載用パレット18が目的の駐車
区画9の手前で停止したり目的の駐車区画9を行き過ぎ
て停止したり、あるいは縦横方向に対して斜めに歪んで
停止した場合は、目的の駐車区画9の4個の近接スイッ
チ35のうちの少なくとも1個が非検出となるため、異常
を素早く検知することができる。
車区画9まで搬送された際、図4に示すように、目的の
駐車区画9内の各隅部に設けられた4個の近接スイッチ
35が共に車載用パレット18を検出し、これら両車載用パ
レット18の検出信号により横チェンコンベヤ19または縦
チェンコンベヤ20が駆動停止する。これにより、車載用
パレット18を目的の駐車区画9に正確に停止させること
ができる。また、万一、車載用パレット18が目的の駐車
区画9の手前で停止したり目的の駐車区画9を行き過ぎ
て停止したり、あるいは縦横方向に対して斜めに歪んで
停止した場合は、目的の駐車区画9の4個の近接スイッ
チ35のうちの少なくとも1個が非検出となるため、異常
を素早く検知することができる。
【0023】また、各近接スイッチ35は、横梁材7と縦
梁材8との交差部において、台座36を介して横梁材7の
上部水平板部14と縦梁材8の上部水平板部14との間に取
付けられているが、図3に示すように、各梁材7,8の
上端面と横チェンコンベヤ19または縦チェンコンベヤ20
に支持されている車載用パレット18の下面との間に形成
されるスペースは従来よりも上下方向に短くなるため、
近接スイッチ35を取付けるための台座36を従来よりも低
くできる。したがって、人が駐車車両39に乗降する時、
台座36が邪魔になることはない。
梁材8との交差部において、台座36を介して横梁材7の
上部水平板部14と縦梁材8の上部水平板部14との間に取
付けられているが、図3に示すように、各梁材7,8の
上端面と横チェンコンベヤ19または縦チェンコンベヤ20
に支持されている車載用パレット18の下面との間に形成
されるスペースは従来よりも上下方向に短くなるため、
近接スイッチ35を取付けるための台座36を従来よりも低
くできる。したがって、人が駐車車両39に乗降する時、
台座36が邪魔になることはない。
【0024】上記実施例では、図1,図2に示すよう
に、各チェンコンベヤ19,20のコンベヤフレーム21の上
面と車載用パレット18の下面とにそれぞれゴム板26,4
1,43を取付けたため、車載用パレット18を搬送する際
に発生する騒音や振動を低減し得る。また、チェン24と
車載用パレット18とはそれぞれ縦横方向のレール27,4
0,42により縦方向および横方向に案内されるため、チ
ェン24や車載用パレット18の軌道がずれるのを防止でき
る。
に、各チェンコンベヤ19,20のコンベヤフレーム21の上
面と車載用パレット18の下面とにそれぞれゴム板26,4
1,43を取付けたため、車載用パレット18を搬送する際
に発生する騒音や振動を低減し得る。また、チェン24と
車載用パレット18とはそれぞれ縦横方向のレール27,4
0,42により縦方向および横方向に案内されるため、チ
ェン24や車載用パレット18の軌道がずれるのを防止でき
る。
【0025】上記実施例では横コンベヤおよび縦コンベ
ヤの一例として横チェンコンベヤ19と縦チェンコンベヤ
20とを用いたが、これらはベルトコンベヤであってもよ
い。上記実施例では横チェンコンベヤ19を昇降装置31で
昇降可能にしているが、縦チェンコンベヤ20を昇降装置
31で昇降可能にしてもよい。
ヤの一例として横チェンコンベヤ19と縦チェンコンベヤ
20とを用いたが、これらはベルトコンベヤであってもよ
い。上記実施例では横チェンコンベヤ19を昇降装置31で
昇降可能にしているが、縦チェンコンベヤ20を昇降装置
31で昇降可能にしてもよい。
【0026】上記実施例では第1〜第4駐車階2,3,
4,5を有する駐車設備1を挙げたが、4階建に限った
ものではなく、駐車設備1に上下複数の駐車階を形成し
たものであればよい。
4,5を有する駐車設備1を挙げたが、4階建に限った
ものではなく、駐車設備1に上下複数の駐車階を形成し
たものであればよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、縦コンベ
ヤと横コンベヤとのいずれか一方を梁材の下部水平板部
上に取付けるとともに、他方を昇降装置を介して梁材の
下部水平板部上に取付けたため、上記各コンベヤがそれ
ぞれ各梁材の脇に重複し、これにより、梁材の上端面か
らは各コンベヤの上部のみが上方に突出することにな
る。したがって、各コンベヤと梁材とが占めるデットス
ペースを従来よりも減少させることができる。このよう
に、上記デットスペースを低減し得るため、駐車設備の
全高が規制されている場合でも、駐車区画の高さを十分
に取ることが可能である。
ヤと横コンベヤとのいずれか一方を梁材の下部水平板部
上に取付けるとともに、他方を昇降装置を介して梁材の
下部水平板部上に取付けたため、上記各コンベヤがそれ
ぞれ各梁材の脇に重複し、これにより、梁材の上端面か
らは各コンベヤの上部のみが上方に突出することにな
る。したがって、各コンベヤと梁材とが占めるデットス
ペースを従来よりも減少させることができる。このよう
に、上記デットスペースを低減し得るため、駐車設備の
全高が規制されている場合でも、駐車区画の高さを十分
に取ることが可能である。
【0028】また、各梁材の上端面と縦コンベヤまたは
横コンベヤに支持されている車載用パレットの下面との
間に形成されるスペースは従来よりも上下方向に短くな
るため、検出装置を取付けるための台座を従来よりも低
くできる。したがって、人が駐車車両に乗降する時、台
座が邪魔になることはない。
横コンベヤに支持されている車載用パレットの下面との
間に形成されるスペースは従来よりも上下方向に短くな
るため、検出装置を取付けるための台座を従来よりも低
くできる。したがって、人が駐車車両に乗降する時、台
座が邪魔になることはない。
【図1】本発明の一実施例における駐車設備の梁材に取
付けられた横コンベヤの縦断面図である。
付けられた横コンベヤの縦断面図である。
【図2】梁材に取付けられた縦コンベヤの縦断面図であ
る。
る。
【図3】駐車設備の一部を拡大した正面図である。
【図4】駐車区画の平面図である。
【図5】各駐車階の平面図である。
【図6】駐車設備の斜視図である。
【図7】従来における駐車設備の一部を拡大した正面図
である。
である。
1 駐車設備 2〜5 駐車階 7 横梁材 8 縦梁材 9 駐車区画 14 上部水平板部 15 下部水平板部 16 垂直板部 18 車載用パレット 19 横チェンコンベヤ(横コンベヤ) 20 縦チェンコンベヤ(縦コンベヤ) 30,34 切欠部 31 昇降装置 35 近接スイッチ(検出装置) 39 車両
Claims (1)
- 【請求項1】 上下複数の駐車階を有し、各駐車階に車
載用パレットを介して車両1台を駐車可能な駐車区画が
複数形成され、車両を縦横に搬送して目的の駐車区画に
対して入出庫するパズル方式の駐車設備であって、各駐
車階に縦方向と横方向との梁材を設け、上記各梁材とし
て上部水平板部と下部水平板部とこれら両水平板部間に
連結される垂直板部とから成るH形部材を用い、上記駐
車区画ごとに、車載用パレットを支持して縦方向に搬送
する一対の縦コンベヤと、上記車載用パレットを支持し
て横方向に搬送する一対の横コンベヤとの少なくとも一
方を設け、上記各梁材の上部水平板部に、上記各コンベ
ヤの取付位置に応じた切欠部を形成し、上記縦コンベヤ
と横コンベヤとのいずれか一方を梁材の下部水平板部上
に取付けるとともに、他方を昇降装置を介して梁材の下
部水平板部上に取付け、上記各駐車区画の隅部で縦方向
の梁材と横方向の梁材とを交差させ、これら縦方向の梁
材と横方向の梁材との交差部における上部水平板部に、
上記車載用パレットの位置を検出する検出装置を取付け
たことを特徴とする駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16022095A JPH0913733A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16022095A JPH0913733A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 駐車設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913733A true JPH0913733A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15710327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16022095A Pending JPH0913733A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913733A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013167095A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Tokyo Engineering Systems Corp | 機械式駐車装置 |
JP2013227746A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Nh Parking Systems Co Ltd | パレットの搬送装置 |
JP2021025361A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
JP2021025362A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16022095A patent/JPH0913733A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013167095A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Tokyo Engineering Systems Corp | 機械式駐車装置 |
JP2013227746A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Nh Parking Systems Co Ltd | パレットの搬送装置 |
JP2021025361A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
JP2021025362A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
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