JPH0610524A - 縦列型エレベータ式駐車装置 - Google Patents

縦列型エレベータ式駐車装置

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JPH0610524A
JPH0610524A JP19286092A JP19286092A JPH0610524A JP H0610524 A JPH0610524 A JP H0610524A JP 19286092 A JP19286092 A JP 19286092A JP 19286092 A JP19286092 A JP 19286092A JP H0610524 A JPH0610524 A JP H0610524A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の入出庫時間を大幅に短縮できる縦列
型エレベータ式駐車装置を得ること。 【構成】 エレベータかごを2段構造にして、自動車を
積載する部分の上方あるいは下方に車路部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械式立体駐車装置,特
に縦列に配置されたエレベータ方式の駐車装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】機械式駐車装置の代表的な例としては、
多数の自動車収納用ケージを建築物内に懸垂装備して各
ケージに自動車を載せたまま収容空間に保持し、機械的
に地上の出入口から入庫あるいは出庫させる垂直循環方
式の駐車装置が従来よりよく利用されている。
【0003】しかし、この方式は自動車を載置する多数
のケージを駆動チェンで連結して上部駆動装置に懸架し
全体を循環させながら、所定の位置で自動車を出し入れ
するものであるため、スペース的には効率がよくても1
台の自動車が出入りするたびに、各ケージをすべて移動
させねばならないことから大きな荷重に耐えうる大規模
な設備が必要で、それだけコストが高くなるだけでな
く、何よりも振動,騒音の発生を抑制しなければならな
い必要性から、ケージの移動速度を早くすることができ
ず自動車の入・出庫に時間がかかりすぎる問題があっ
た。
【0004】このため、図2に示すように、自動車用エ
レベータを駐車設備内の中央に配置し、自動車を駐車さ
せるための駐車室を、自動車用エレベータ昇降路の前後
又は左右に幾層にも重ねて自動車を自動車用エレベータ
により目的の階層まで運び、水平方向の搬送装置により
駐車室へ適宜送り込んで格納するエレベータ方式の駐車
装置等が最近になって注目されだし、エレベータ速度の
高速化による入出庫時間の短縮や消費電力の軽減などが
図られるようになってきている。
【0005】図2はエレベータ方式の立体駐車装置全体
の概略構成を示す図、図3はエレベータかごに設けられ
たパレット搬送装置の機構を示す図、図4はエレベータ
かごと駐車室の構造を示す斜視図である。
【0006】図中10は中央の昇降路11に面した左右
の前後にパレット12を載置する梁12a〜12i,1
2′a〜12′iが多段階に設けられてその上方に駐車
室13,13′をそれぞれ構成するエレベータ方式の立
体駐車場で、梁12a〜12i,12′a〜12′iは
図4に示すとおりブラケット14により立体駐車場10
の側壁に固定され、梁12a〜12i,12′a〜1
2′iの上面にはパレット12を案内するローラ15が
回動自在に設けられている。
【0007】16は巻上機17により主索18を介して
昇降路11内を昇降するエレベータかご、19はエレベ
ータかご16のフレーム16a上に例えばパワーシリン
ダのような駆動装置(図示しない)により水平方向に移
動自在に設けられたパレットキャリヤーで該パレットキ
ャリヤー19には図3に示すように両端にスプロケット
19aが回動自在に設けられ、該スプロケット19aど
うしに無端状に巻き掛けられたチェン19bの係合部材
19cとパレット12の裏面に取付けられた突起部材1
2Aによりパレット12が駐車室13,13′とエレベ
ータかご16との間を搬送され自動車20の入出庫が行
われる。そして、パレット12は駐車室13,13′の
数だけ予め用意されている。21は地上に面した立体駐
車場10の出入口である。
【0008】さらに、このようなエレベータ式駐車装置
を2基以上縦列に配置して、スペースを極力有効に利用
しようとする駐車装置について客先から現実に要求され
始めており、メーカーとして的確に対処しなければなら
ない状況になりつつある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような縦
列型のエレベータ式駐車装置では、出入口21に対し奥
側の駐車装置へ自動車を乗り入れたり、奥側の駐車装置
から出入口21へ自動車を乗り出したりするための車路
(パレット自体を車路にすることは法規上許されない)
を前側の駐車領域に適宜設けねばならず、車路を形成す
る機構や構成が非常に複雑で、かつ入出庫に時間がかか
りすぎる問題があった。本発明は、上記の点に鑑みなさ
れたもので、車路の形成が非常に簡単で、かつ入出庫動
作を極めて迅速に行える縦列型エレベータ方式の駐車装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はエレベータかご
の昇降する昇降路と、該昇降路に面して多段階に駐車室
が設けられたエレベータ式駐車装置が出入口に対して複
数基縦列に配置されたものにおいて、 (1)出入口に面するエレベータかごを2段以上の構造
にし、自動車を積載させる部分の上方あるいは下方に車
路部を設ける。 (2)出入口に対し一番奥の駐車装置以外のエレベータ
かごを2段以上の構造にし、自動車を積載させる部分の
上方あるいは下方に車路部を設ける。 ものである。
【0011】
【作用】以上の如く構成すれば、エレベータかごを所定
の位置まで昇降させるだけで自動的に車路が形成され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す出入口21
に面したエレベータかごの全体斜視図、図5は出入口2
1に面したエレベータかごに対し自動車を入出庫させる
場合の状態を示すエレベータかごの全体の側面図、図6
は奥側のエレベータかごに対して自動車を入出庫させる
場合の状態を示すエレベータかご全体の側面図、図7は
図5のX−X線矢視図、図8は図6のY−Y線矢視図で
ある。
【0013】図中、図2乃至図4と同一符号のものは同
一のものを示すが、30は本発明によるエレベータかご
で、フレーム16aの四隅に支柱31が立設され、上端
には車路部32を設けて構成されている。そして、パレ
ット12はフレーム16a上に回動自在に取付けられて
いる案内ローラ33上に載置され、従来と同様パレット
キャリヤー19(図示は省略)により搬送されるように
なっている。
【0014】40は昇降路11に立設されたガイドレー
ルで、エレベータかご30に設けられたガイドローラ3
4と係合することによりエレベータかご30が昇降案内
される。41は出入口21のある位置の昇降路壁に固定
された乗場デッキで、この駐車装置を利用する自動車の
運転者の通路になるとともに奥側の駐車装置に対し自動
車を入出庫する場合の車路の一部にもなるものである。
【0015】ところで、建設省から機械式駐車装置の安
全性について審査を委託されている立体駐車場工業会の
規程によると、駐車用のパレットを車路に使用すること
は禁止されており、車路の幅は(自動車20の車体幅プ
ラス1000mm)以上で隙間が生じる場合はその隙間を40mm
以下にしなければならない、と定められているが、エレ
ベータかご30のかご上と乗場デッキとで図9に示すよ
うに車路を構成すれば簡単に上記の規程を満足させるこ
とができる。
【0016】要するに、本発明は出入口21に面する駐
車装置への自動車20の入出庫については単独のエレベ
ータ式駐車装置の場合と全く同様に運用すればよく、一
方奥側の駐車装置へ自動車を入出庫させたい場合には、
出入口21に面するエレベータかご30の車路部32の
部分が出入口21の床面レベルになるようにエレベータ
かご30を昇降させて停止させれば、車路が自動的に構
成されることになる。
【0017】図10は本発明のその他の実施例を示すエ
レベータかごの正面図で、車路部32aをエレベータか
ご30のフレーム16aの下方に設けてエレベータかご
30を2段構造にするものである。このように構成する
と、エレベータかご30の車路部32aの部分を出入口
21の床面レベルに一致するように停止させるだけで、
前述の場合と同様自動的に車路が構成でき、奥側のエレ
ベータかご16への入出庫が簡単に行える。
【0018】この出入口21は駐車装置の中間部だけで
なく、最下部あるいは最上部にあってもよいため、本発
明は中間乗入型,下部乗入型あるいは上部乗入型の何れ
のタイプの駐車装置であっても適用できる。又、実施例
では2基縦列タイプの駐車装置を例に挙げて説明してい
るが、3基以上であってもよく、その場合には出入口に
対し一番奥の駐車装置以外のエレベータかごを2段構造
にして車路部を設けるようにすればよい。さらに、実施
例ではパレットごと自動車を搬送する駐車装置について
説明したが、これはパレットを使用しないタイプの駐車
装置であってももちろんかまわない。
【0019】又、出入口が手前と奥の2ヵ所存在する場
合やエレベータかご自体がダブルデッキ(自動車を積載
する部分が上下の存在するもの)あるいはトリプルデッ
キなどの場合も考えられ、ケースバイケースに応じて本
発明を適宜変更して利用することは容易である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたような構成を有することによ
り本発明は次のような特有の効果を発揮する。 (1)エレベータかごを所定の位置まで昇降させるだけ
で自動的に車路を形成できるため、車路を構成するため
の特別な機構が不要である。 (2)エレベータかご内に自動車が積載されていても車
路を形成できるため、例えば入庫車が連続する場合に
は、1台目を出入口に面するエレベータかご内に載せた
まま、エレベータごを昇降させて車路をすぐに形成し、
奥側の駐車装置へ2台目の入庫車を迅速に入庫させるこ
とができる。又、入庫途中に奥側の駐車装置から自動車
を出庫させたい場合には、出入口に面するエレベータか
ご内に入庫車を載せたまま、エレベータを昇降させて車
路を形成すれば、奥側の駐車装置の自動車をすぐに出庫
させることができるなど、入出庫動作に要する時間を大
幅に短縮させることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエレベータかごの全体
斜視図である。
【図2】エレベータ式駐車装置の全体構成図である。
【図3】エレベータかごに設けられたパレット搬送装置
の機構の一例を示す図である。
【図4】エレベータかごと駐車室の構造の一例を示す斜
視図である。
【図5】出入口に面したエレベータかごに対し自動車を
入出庫させる場合の状態を示す本発明にかかるエレベー
タかごの全体側面図である。
【図6】奥側のエレベータかごに対して自動車を入出庫
させる場合の状態を示す本発明にかかるエレベータかご
全体の側面図である。
【図7】図5のX−X線矢視図である。
【図8】図6のY−Y線矢視図である。
【図9】本発明による効果を説明するための説明図であ
る。
【図10】本発明のその他の実施例を示すエレベータか
ごの正面図である。
【0022】
【符号の説明】
11 昇降路 12 パレット 13,13′ 駐車室 16,30 エレベータかご 32,32a 車路部 21 出入口 41 乗場デッキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごの昇降する昇降路と、該
    昇降路に面して多段階に駐車室が設けられたエレベータ
    式駐車装置が出入口に対して複数基縦列に配置されたも
    のにおいて、前記出入口に面する前記エレベータかごを
    2段以上の構造にし、自動車を積載させる部分の上方あ
    るいは下方に車路部を設けたことを特徴とする縦列型エ
    レベータ式駐車装置。
  2. 【請求項2】 エレベータかごの昇降する昇降路と、該
    昇降路に面して多段階に駐車室が設けられたエレベータ
    式駐車装置が出入口に対して複数基縦列に配置されたも
    のにおいて、前記出入口に対し一番奥の駐車装置以外の
    エレベータかごを2段以上の構造にし、自動車を積載さ
    れる部分の上方あるいは下方に車路部を設けたことを特
    徴とする縦列型エレベータ式駐車装置。
  3. 【請求項3】 エレベータ式駐車装置は下部乗入型,中
    間乗入型あるいは上部乗入型であることを特徴とする請
    求項1記載あるいは請求項2記載の縦列型エレベータ式
    駐車装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4849944A (en) * 1986-08-18 1989-07-18 Tokyo Electric Company, Ltd. Connecting structure for connecting a memory unit to a memory unit controller
JP2001271506A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 縦列型エレベータ式駐車装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001271506A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 縦列型エレベータ式駐車装置
JP4544441B2 (ja) * 2000-03-27 2010-09-15 Ihi運搬機械株式会社 縦列型エレベータ式駐車装置

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JP2560594B2 (ja) 1996-12-04

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