JP3399421B2 - 交通信号制御装置 - Google Patents

交通信号制御装置

Info

Publication number
JP3399421B2
JP3399421B2 JP31534999A JP31534999A JP3399421B2 JP 3399421 B2 JP3399421 B2 JP 3399421B2 JP 31534999 A JP31534999 A JP 31534999A JP 31534999 A JP31534999 A JP 31534999A JP 3399421 B2 JP3399421 B2 JP 3399421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traffic
signal control
control device
intersection
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31534999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001134893A (ja
Inventor
雅文 小林
利文 大田
勤 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP31534999A priority Critical patent/JP3399421B2/ja
Priority to US09/704,574 priority patent/US6339383B1/en
Publication of JP2001134893A publication Critical patent/JP2001134893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399421B2 publication Critical patent/JP3399421B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/164Centralised systems, e.g. external to vehicles
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/07Controlling traffic signals
    • G08G1/08Controlling traffic signals according to detected number or speed of vehicles

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は交通信号制御装置
に関し、特に現在から未来の交通状況の変動を予測し、
近飽和まではローリングホライゾン方式による信号制御
パラメータの最適化を行ない、過飽和では政策的な制御
を実行することで閑散から過飽和までの交通を扱うこと
のできる交通信号制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、信号制御パラメータ(サイク
ル、スプリット、オフセット)を中央装置により算出
し、信号端末の制御を行なう交通信号制御装置が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
交通信号制御装置においては、急激な交通状況の変動が
あった場合に、信号制御パラメータを変更するタイミン
グが遅れ、大きな渋滞を引起こす場合があった。
【0004】この発明は、急激な交通状況の変動にも対
応することができる交通信号制御装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、交通信号制御装置は、道
路に設けられた感知器により交通情報を収集する収集手
段と、現在から未来の交通状況の変動を予測し、ローリ
ングホライゾン方式による信号制御パラメータの最適化
を行なう最適化手段とを備え、交通情報の収集周期と最
適化の周期とを独立に定義することができ、かつ信号制
御の周期または交通状況に応じて最適化の周期を可変と
することを特徴とする。
【0006】この発明によると、ローリングホライゾン
方式が採用され、交通情報の収集周期と最適化の周期と
を独立に定義することができ、かつ信号制御の周期また
は交通状態に応じて最適化の周期を可変とすることがで
きるため、急激な交通状況の変動にも対応することがで
きる交通信号制御装置を提供することが可能となる。
【0007】好ましくは交通信号制御装置は、隣接する
交差点間で交通情報と信号制御内容とを交換することに
より、ネットワーク全体の整合性を保持しながら、各交
差点ごとに個別に信号制御パラメータの最適化を実行す
る。
【0008】このように隣接する交差点間で交通情報と
信号制御内容とを交換することにすると、より実用的な
交通信号制御装置を提供することが可能となる。
【0009】好ましくは交通信号制御装置は、リンク上
流に設置された交通流計測手段と上流接続交差点から入
手される予測流入交通流量を用いて、現在から未来の交
通流が停止線に到着するタイミングを予測する手段を更
に備える。
【0010】このように予測流入交通流量を用いて現在
から未来の交通量が停止線に到着するタイミングを予測
することにすると、より良好な制御を行なうことができ
る交通信号制御装置を提供することが可能となる。
【0011】好ましくは交通信号制御装置は、交通事故
の危険性の低減、環境への影響およびバスその他の公共
交通機関の信号停止回数の低減を、個別にあるいは同時
に考慮した信号制御を実現する機能を有する。
【0012】このように交通事故の危険性などを考慮し
た信号制御を実現することとすると、より良い交通信号
の制御を行なうことができる交通信号制御装置を提供す
ることが可能となる。
【0013】好ましくは交通信号制御装置は、信号灯色
の履歴と流出先リンクの交通流計測装置で計測された交
通量の関係より、見積もった予測流出量を補正する自己
補正機能を有する。
【0014】この発明によると、見積もった予測流出量
を補正することができる交通信号制御装置を提供するこ
とが可能となる。
【0015】好ましくは交通信号制御装置は、画像感知
器で計測された渋滞長あるいは交通流計測装置により入
手される交通情報から算出した渋滞長により、推定した
渋滞長を補正する機能を有する。
【0016】この発明によると、推定した渋滞長を補正
することができる交通信号制御装置を提供することが可
能となる。
【0017】好ましくは交通信号制御装置は、交通状
況、地域特性、制御目標に応じて、信号制御パラメータ
の評価関数における各コスト要素の重み係数を変更する
機能を有する。
【0018】この発明によると、信号制御パラメータの
評価関数における各コスト要素の重み係数を変更するこ
とができる交通信号制御装置を提供することが可能とな
る。
【0019】好ましくは交通信号制御装置は、交差点処
理能力を超える交通需要が交差点に流入した場合に、制
御目標をコスト最小化から捌け量の最大化に切換える、
あるいは特定の方向を優先する優先制御に切換える機能
を有する。
【0020】この発明によると、状況に応じて制御目標
を切換えることができる交通信号制御装置を提供するこ
とが可能となる。
【0021】好ましくは交通信号制御装置は、一部のリ
ンクにおいてのみ局所的に過大な渋滞が発生した場合、
青時間最大制約を緩和し、コスト要素の1つである下流
遅れの重み係数を0とすることにより、このリンクによ
る処理量を促進させる機能を有する。
【0022】この発明によると、局所的に過大な渋滞が
発生した場合にそのリンクにおける処理量を促進させる
ことができる交通信号制御装置を提供することが可能と
なる。
【0023】好ましくは交通信号制御装置は、非飽和、
近飽和、過飽和の各々の交通状況、異常時、あるいは指
令に応じて信号制御方式を切換える手段を有する。
【0024】この発明によると、交通状況、異常時ある
いは指令に応じて信号制御方式を切換えることができる
交通信号制御装置を提供することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の1つ
における交通信号制御装置について説明する。
【0026】既存の信号制御システムの問題点は、交通
状況の変動に対する追従遅れである。したがって、急激
な交通状況の変動があった場合、信号制御パラメータ
(サイクル、スプリット、オフセット)を変更するタイ
ミングが遅れて、大きな渋滞を引起こす場合があった。
【0027】そこで、本実施の形態では、未来の予測交
通変動状況に応じて、信号制御プランを動的に最適化す
る。本実施の形態における信号制御は、従来の一定周期
で実行される制御とは異なり、交通状況の変化に応じて
より柔軟に信号制御パラメータを変更する。
【0028】より詳しくは、既存の信号制御システム
は、過去に計測された感知器データを元に信号制御パラ
メータを5分あるいは2.5分ごとに更新している。こ
れに対して本実施の形態においては、最適化手法にロー
リングホライゾン方式を採用し、未来の予測交通変動状
況に応じて、信号制御プランを数秒ごとに動的に最適化
する。ローリングホライゾン方式は、オペレーションリ
サーチの分野で採用されている将来の状況が不確実な状
況下における最適化手法である。その特徴は、図1を参
照して、「現在から数分先の限られた最適化範囲内(ホ
ライゾン)の状況予測に基づいて最適化を実行する」、
「最適化計算を数秒(ここでは6秒)ごとに実行する」
ことである。すなわち、新たに収集された交通情報に基
づいて最適化範囲(ホライゾン)をシフト(ローリン
グ)しながら、随時最適解を更新する。
【0029】その結果、算出された最適解に基づく信号
制御が数秒間のみ実行されることになる。これにより、
時々刻々と変動する状況に応じて動的な対応が可能とな
る。また、本実施の形態においては、制御モードを交通
状況に応じて変更する。特に過飽和において政策的な信
号制御を行なうことによって、非飽和から過飽和までの
交通を取扱うことができる。
【0030】その他、本実施の形態においては、交通事
故の軽減および環境を考慮した制御(交通騒音や排気ガ
スの低減など)を実現することができる。また、バスな
どの公共車両の停止回数低減を考慮することができる。
【0031】本実施の形態における信号制御アルゴリズ
ムでは、単位秒(たとえば6秒)ごとに最適化を実行す
る。最適化計算は現在から150秒先(ホライゾン)の
範囲までを対象として行なうものとする。本実施の形態
におけるシステムでは、交通状況が安定している平日の
昼間や青時間が最小制約範囲内で青打切りが実行されな
い時間帯では、最適化周期を長くするなど、最適化周期
を交通状況や制御状況に応じて可変とする。
【0032】図2は、本実施の形態におけるシステムの
構成を示す概念図である。図を参照して、システムは、
中央信号制御装置101と、下位装置103と、複数の
端末105a…とから構成される。
【0033】中央信号制御装置101は、下位装置10
3に対して制御モード切換え指令や制御エリア外交差点
交通情報や、信号制御パラメータを送信する。下位装置
103は、各端末105a…に対し、歩進指令あるいは
信号制御定数テーブルを送信する。
【0034】端末105a…は、信号機と感知器とから
構成されており、感知器のデータを所定時間(1秒な
ど)ごとに下位装置103へ送信する。下位装置103
は、中央信号制御装置101に対し信号動作実行情報や
異常情報を送信する。
【0035】図3は、より具体的な本実施の形態におけ
るシステムの構成を示すブロック図である。図を参照し
て、中央信号制御装置101に下位装置103a,10
3bが接続され、それぞれの下位装置103a,103
bに端末105a〜105cおよび端末105d〜10
5fが接続されている。
【0036】下位装置103a,103bはそれぞれ隣
接する交差点間で交通情報と信号制御内容とを交換する
ことにより、ネットワーク全体の整合性を保持しなが
ら、各交差点ごとに個別に信号制御パラメータの最適化
を実行する。
【0037】下位装置103a,103bは、既設の中
央信号制御装置101が算出した信号制御パラメータ
(サイクル、スプリット、オフセット)を最適化する。
したがって、既設の信号制御システムと本実施の形態に
おけるシステムとを併用することができる。下位装置1
03a,103bは、オペレータの命令、時刻、交通感
知情報などによって、サブエリアごとに処理を実行す
る。また、簡易に従来の制御に切換えることができるも
のとする。ただし、従来の制御を実行している間も、交
通状態(渋滞台数)の見積りは継続して実行することが
必要である。
【0038】図4は、図3の構成の変形例を示すブロッ
ク図である。システムは、図3に示されるように中央型
のものを用いてもよいし、図4に示される分散型のもの
を用いてもよい。すなわち、図4においては中央信号制
御装置101にLAN(ローカルエリアネットワーク)
通信制御部107が接続される。LAN通信制御部10
7にはルータ109bが接続される。
【0039】一方、端末105a〜105dのそれぞれ
に下位装置103a〜103dが接続される。端末10
5a〜105dはそれぞれLANにルータ109a,1
09cとともに接続される。
【0040】ルータ109a〜109c間で通信が行な
われることにより、図3と同様の処理を行なうことがで
きる。
【0041】図5は、端末が設置される1つの交差点の
平面図であり、図6は、図5の交差点を表わすリンクの
集合を表わした図である。図5に示されるような交差点
において、直進車線、右折車線、左折車線を、独立した
リンクとして扱い、それぞれのリンクにおいて交通状態
の見積りが行なわれる。
【0042】図7は、端末105aが設置された交差点
の構成を示す図である。端末105aは下位装置103
aに接続される。また、下位装置103aには他の端末
105b,105cが接続されている。
【0043】端末105aはその交差点における車両を
感知する感知器SE1〜SE8を備えている。標準的に
は、各流入路の入口直近に設置された感知器によって、
断面交通流が計測される。最小で、1つの交差点あたり
4つの感知器が必要となる。なお、右折付加車線が存在
する場合には、その付加車線の上流地点に、右折交通量
計測用の感知器を設置することが望ましい。
【0044】本実施の形態におけるシステムでは、以下
の(1)〜(6)の処理が行なわれる。
【0045】(1) プロファイルデータの作成(交通
情報収集):車両感知器データを元に、1秒ごとに集計
された車両台数を停止線到着順に整理する。
【0046】(2) 信号制御プラン最適化:単位秒ご
とに青時間の最小/最大制約条件に基づいて信号制御プ
ランを設計する。各信号制御プランを実行したときの交
通状況の変動をシミュレートし、そのコストを算出す
る。コスト最小となる最適な信号制御プランを選定し、
それに基づいて信号制御プランの更新を行なう。
【0047】(3) 標準となる信号制御パラメータの
更新:中央信号制御装置101で5分(あるいは2.5
分)ごとに算出されたサイクル長、スプリットにより、
標準信号制御パラメータを更新する。
【0048】(4) 交通指標更新:一定周期ごとに、
分岐率、渋滞台数などの交通指標を推定する。他の情報
収集装置(画像感知器など)の計測情報により、交通指
標の補正を行なう。
【0049】(5) 補正機能:誤差の蓄積を防ぐた
め、システムが見積もった渋滞台数(渋滞長)を補正す
る。
【0050】(6) 制御モード選択:指令、時刻、交
通感応などにより、制御モードの切換を行なう。特に、
過飽和と判定された場合、特定方向の交通の流れを優先
する政策制御を行なう。
【0051】図8は本実施の形態において単位秒ごとに
実行される処理を示すフローチャートである。単位秒
(ここでは6秒)ごとに信号制御パラメータの最適化が
実行される。
【0052】図8を参照して、ステップS101で交差
点の状態を見積もるための車両プロファイルデータが入
力される。ステップS103で、過飽和の状態を判定
し、レベル1を超えていなければ、ステップS107に
移る。もし、ステップS103でYESであると判定さ
れたのであれば、政策制御モードに切換を行ない、特定
方向の交通を優先させる制御を行なう。
【0053】ステップS105において、中央信号制御
装置101が算出したパラメータが入力される。また、
最新の隣接する交差点の見積り情報(予測流出量、予測
渋滞、制御プラン)が入力される。
【0054】ステップS107で交通信号を制御するプ
ランの作成が行なわれる。ステップS107でそのプラ
ンのコストの見積りが行なわれる。ステップS111で
最適プランの探索が終了したかが判定され、YESにな
るまでステップS107およびS109の処理を繰返し
行なう。
【0055】ステップS111でYESとなったのであ
れば、ステップS113で信号制御プランを決定し、ス
テップS115で信号制御プランの更新を行なう。ステ
ップS117でサイクル周回(赤→青になったまたは青
→赤になったタイミング)であるかが判定され、NOで
あればステップS119へ進む。ステップS119にお
いては、すべての交差点において信号制御プランの更新
が終了したかが判定され、YESになるまでステップS
105からの処理を繰返し行なう。
【0056】ステップS117でYESとなったのであ
れば、ステップS121で他系(画像処理装置など)に
よる推定渋滞台数が入力され、ステップS123で交通
指標(分岐率や渋滞台数)の更新が行なわれ、ステップ
S119へ進む。
【0057】次に、図8のフローチャートで実行される
処理の詳細について説明する。 (1) 車両プロファイルデータの作成(S101) 1秒単位で集計した感知器からのデータにより交差点の
状態の見積りが行なわれる。すなわち、リンクの上流に
設置された交通流計測装置と上流接続交差点から入手さ
れる予測流入交通量を用いて、現在から数分先の未来の
交通流が交差点の停止線に到着するタイミングを予測す
るものである。
【0058】これは、流入した車両が設定した速度で走
行するという仮定に基づいて、停止線到着予想時間順に
感知機によるデータを並べるものである。そして、1秒
単位の時間ステップごとに集計を行なう。なお、感知器
設置位置より上流から到着する交通量は、上流隣接交差
点と交換される上流交差点の予測流出交通量情報より与
えられる。車両プロファイルデータの作成は、以下の
〜のステップに基づいて行なわれる。
【0059】 図9を参照して、感知器SE10,1
1のデータ(観測交通量)により、推定断面交通量を算
出する。
【0060】 推定分岐率により推定断面交通量を振
り分け、進行方向別に停止線到着プロファイルを作成す
る。
【0061】 感知器が設置されていないリンクで
は、上流の推定予想流出プロファイルより、車両到着プ
ロファイルを見積もる。
【0062】なお、上流交差点のデータが得られない制
御エリアの縁に位置するリンク(図10における矢印で
示されるリンク)においては、1サイクル前の平均断面
流入交通量を需要交通量として採用する。また、渋滞が
感知器位置を超えて流入交通量が測定できない場合に
は、過去の統計値を需要交通量とする。
【0063】(2) 信号制御プラン更新(S115) 各信号制御プランにおいて、最もコスト(PI)が小さ
いプランを信号制御プランとして採用する。この信号制
御プランは、次の1ステップ(単位秒間)のみ実行さ
れ、再度最適信号制御プランの探索が行なわれる。
【0064】(3) 交通見積り補正機能(S123) 誤差の蓄積を防ぐため、渋滞台数(渋滞長)の補正が行
なわれる。すなわち最適化を実行するタイミングにおい
て、前回の最適化タイミングにおいて予測された流出交
通量と、灯色情報(灯色情報履歴)とに基づいて、流出
が計測されていると考えられる時間帯において下流のリ
ンクで実際に計測された交通量を比較し、これに基づい
て見積もった予測流出量と渋滞台数とを補正する。ま
た、画像感知器で渋滞長が計測可能な場合、あるいは感
知器情報に基づいて渋滞長が算出される場合、これを基
に渋滞台数の補正が行なわれる。
【0065】(4) 信号制御モードの選択 交通条件(非飽和/近飽和/過飽和)、異常時、または
オペレータの指示により制御モード(信号制御方式)を
選択する。選択されるモードとして以下のモードがあ
る。
【0066】 スプリット最適化 サイクル長、オフセットを固定した条件でスプリットを
最適化する。決定する変数は各現示のスプリットであ
る。このモードは主に閑散時に適用する。
【0067】 完全自動最適化 サイクル、スプリット、オフセットを自動的に生成す
る。決定する変数は現在の現示の終了タイミングであ
る。閑散から近飽和において適用する。
【0068】 過飽和制御 局所的に一部のリンクで渋滞が発生した場合、リンク流
出量を増大させるために以下の対策を実行する。まず、
最大青時間制約が緩和される。次に、任意の予測時点に
おいて当該リンクが渋滞かつ行き先リンクに渋滞がない
場合、そのリンクへの流出交通のOut Delayコストを
「0」とする。すなわち一部のリンクにおいてのみ局所
的に過大な渋滞が発生した場合、青時間最大制約を緩和
し、コスト要素の1つである下流遅れ(流出交通流が流
出先で受けると予想される遅れ)の重み係数を0とする
ことにより、このリンクにおける処理量を促進させるも
のである。
【0069】つまり、交差点処理能力を超える交通需要
が発生した場合、政策的渋滞制御へ切換え、特定方向の
青時間を大きくするなどの優先制御を実行する。あるい
は、制御目標を捌け量最大化として予測範囲内の交差点
処理交通量が最大となる信号制御プランを実行する。
【0070】 環境制御 主要な交通公害である騒音と排ガスの低減を目的とした
制御を実行する。騒音低減制御は主に交通が閑散である
夜間などにおいて騒音コストの重み係数を極大化するこ
とで実現される。排気ガス抑制を目的とする場合も同様
に、排気ガスコストの重み係数を極大化することで実現
される。
【0071】 既存制御 異常時など、必要な場合は既存の制御が算出した標準現
示長にて制御を実行する。
【0072】(5) 交通指標見積り(S105) 流出先リンクのプロファイルデータおよび信号制御履歴
情報を基に、サイクルごとに分岐率情報などの更新を行
なう。過去数サイクルにおける、対象方向への流出が可
能な現示において、流出先の感知器情報より、直進/右
折/左折交通量を推定する。画像感知器など、他系で見
積もられた交通情報が入手できる場合、その情報交換に
より見積もり情報の補正を行なう。
【0073】(6) 標準現示長の更新(S105) 既存の中央信号制御装置が算出した、サイクル、スプリ
ットより各標準信号制御パラメータを更新する。この標
準信号制御パラメータに基づいて、信号制御プランが作
成される。
【0074】(7) 制御履歴の蓄積 サイクルごとに信号制御履歴は中央信号制御装置に伝送
される。信号制御履歴は、中央信号制御装置において蓄
積される。
【0075】(8) 制御の切換 制御の切換指令により、本実施の形態におけるシステム
による制御と既存の制御との切換が行なわれる。介入を
行なう場合には、制御を既存制御に切換え、従来の機能
により介入を実行する。
【0076】(9) 異常処理 端末異常などの異常情報は中央信号制御装置に通知され
る。
【0077】次に図8におけるステップS107〜S1
13で行なわれる処理について詳しく説明する。
【0078】図11は、信号制御プラン決定処理を詳し
く示すフローチャートである。本実施の形態において
は、山登り法を用いて、最適プラン探索の処理時間の短
縮が図られている。
【0079】すなわち、ステップS201において初期
プランによって評価値aが算出される。ステップS20
3で山登り法の刻み値に従い青時間を増加させる。ステ
ップS205で、シミュレーションにより評価値bを算
出する。
【0080】ステップS207でa>bであるかが判定
され、YESであればステップS209でbの値をaの
値に置換え、同一刻み幅分青時間を増加させる。そして
評価値を再度算出し、増加するまで、ステップS205
からの処理を繰返し実行する。もしも、ステップS20
9で評価値が増加したのであれば、ステップS211で
山登り法の刻み幅登録値の次の値で評価値が最小となる
青時間を求め、ステップS205へ戻る。
【0081】一方、ステップS207でNOであれば、
ステップS213で同一刻み幅分青時間を減少させ、評
価値を算出する。そして、増加するまでステップS20
5からの処理を繰返し行なう。また、ステップS213
で評価値が増加したのであれば、ステップS211へ進
む。
【0082】本実施の形態においては、信号制御のプラ
ンとして150秒のホライゾンにわたる信号制御プラン
が作成される。そして、現在の現示について、最小制約
と最大制約との範囲で信号制御プランは設計される。予
測範囲(150秒)のホライゾンにおける以降の現示長
には標準現示長が設定される。各々の制御プランを実行
した場合の単位秒ごとの交差点の交通状況変動をシミュ
レートし、150秒のホライゾン全体におけるコストが
算出される。コストは、コスト要素の重み付き線形和で
定式化される。最小コストとなるプランが次のステップ
での実行制御プランに採用される。
【0083】図12は、図11のステップS201また
はS205で実行される評価値(コスト)算出処理を示
すフローチャートである。
【0084】図を参照して、ステップS301で標準現
示長との偏差が算出される。ステップS303で作成さ
れたプランにおける停止線到着交通量が算出される。ス
テップS305で停止回数が算出される。ステップS3
07で、危険度、環境要因および公共性要因が算出され
る。ステップS309で流出交通量が算出される。ステ
ップS311で渋滞台数が算出される。ステップS31
3で遅れ量が算出される。
【0085】ステップS315で、全流入路について処
理が行なわれたかが判定され、NOであれば流入路をス
テップS327で代え、ステップS303からの処理を
繰返し行なう。
【0086】ステップS315でYESとなれば、ステ
ップS317で全予測ステップが終了したかが判定さ
れ、NOであればステップS329で次のステップに進
み、ステップS303からの処理を繰返し行なう。
【0087】ステップS317でYESであれば、ステ
ップS319で過飽和状態がレベル2以上となったかが
判定され、YESであればステップS325で評価値の
算出式として過飽和状態のものを用いる。
【0088】一方、ステップS319でNOであれば、
ステップS321で各リンクの下流遅れ量が算出され、
ステップS323で非飽和状態における評価値の算出が
行なわれる。
【0089】ステップS319においては、予測される
交通状況指標(飽和度)がしきい値2を超えて過飽和
(交差点処理能力を超える交通需要が流入した場合)と
判定された場合には、制御目標を捌け量最大化(S32
5)に切換えるものである。なお、予測される交通状況
指標(飽和度)がしきい値1を超えた場合は、制御モー
ドを特定方向の優先制御に切換えている(図8のステッ
プS103でYES)。なお、各コスト要素の重み係数
w1〜w7は、地域特性、交通状況、制御目標に応じて
任意に変更される。なお、リンク重み係数の設定によ
り、幹線側を重視する制御を行なうことも可能である。
【0090】飽和度がしきい値2を超えない場合の制御
(S323)における評価値PIの算出式を式(1)
に、しきい値2を超えた場合(S325)の算出式を式
(2)に示す。
【0091】 非飽和(PI最小化) PI=ΣLi×(w1×Delay+w2×Stop+w3×OutDelay)+w4×DangerousFactor+w 5×EnvironmentFactor+w6×PublicFactor+w7×Dev …(1) 過飽和(PI最小化) PI=1/wx×Outgo …(2) ここで、 Li:リンク重み係数 Wn:各コスト要素nの重み係数 Delay:交差点遅れ量(台・秒) Stop:停止回数(回)(赤時間の停止線到着台数) OutDelay:接続下流リンクでの予測遅れ値(台・秒) DangerousFactor:危険度 EnvironmentFactor:環境要因 PublicFactor:公共性要因 Dev:標準現示長との偏差(秒) Outgo:捌け台数(台) 以下に、評価値の算出において用いられる情報について
説明する。
【0092】(1) 停止線到着交通量推定 単位秒の各ステップごとの停止線に到着する流入交通量
を推定する。流入交通量は、上流感知器情報を基に作成
した停止線到着プロファイル情報を正規化した値であ
る。リンク最上流の感知器位置よりさらに上流から流入
する交通量については、エリア境界リンクの場合(感知
器情報が収集できない渋滞時:統計値)(非渋滞時:前
回サイクルの平均値)とする。また、内部リンクについ
ては、上流交差点の予測流出交通量を流入交通量とす
る。
【0093】停止線到着交通量(停止線到着台数)は式
(3)により算出される。 Income(t)=(1-α)×Profile(t−arrive)+α×Profile(t-1-arrive) …(3) t:ステップ α:正規化係数 arrive:感知器位置から停止線到着までのステップ数 Income(t):ステップtにおける停止線到着台数 Profile(t):ステップtにおける感知器収集プロファ
イルデータ (2) 流出交通量推定 信号灯色情報と飽和流率量より、単位秒ごとの流出交通
量を見積もる。下流リンクにおいて、予測時点での渋滞
台数が下流リンク容量を超えている場合、その下流リン
クへの流出台数は0台とする。また、コンフリクト条件
により、コンフリクト対象となるリンクに流出可能な交
通量が存在する場合、その該当進行方向への流出台数は
0台とする。
【0094】 Outgo(t)=minimize(Q(t)+Income(t),α×SF) …(4) Outgo(t):ステップtにおける流出台数 Q(t):ステップtにおける渋滞台数 Income(t):ステップtにおける停止線到着台数 SF :飽和流量(台/秒) α :車線閉塞補正係数 (3) 渋滞台数(渋滞長)推定 以下の式(5)により各リンクの単位秒ごとの渋滞台数
を見積もる。
【0095】 Q(t+1)=Q(t)+Income(t)−Outgo(t) …(5) Q(t):時刻tにおける渋滞台数 Income(t):時刻tにおける停止線到着台数 Outgo(t):時刻tにおける流出台数 (4) 遅れ量算出 算出された予測渋滞台数より遅れ量が式(6)により算
出される。
【0096】 Delay=ΣQ(t) …(6) (5) 下流リンクの遅れ量算出 リンクを流出した車両が、150秒のホライゾンにおい
て下流リンクで被る遅れ量を当該リンクの場合と同様
に、下流リンクの信号灯色情報と交通情報とにより見積
もる。
【0097】(6) 停止回数 信号灯色が赤の時間帯に停止線に到着する車両台数を停
止回数とする。
【0098】(7) 危険度 信号灯色が青から赤に切換わる時間帯では、交通事故の
危険性が高くなる。これは、停止するか通過するかの判
断が一瞬遅れるために、急ブレーキによって制動する車
両や、無理に交差点に進入する車両が発生し、追突や衝
突などの交通事故が発生するためである。
【0099】したがって、このような危険な時間帯に進
入する車両台数を少なくするために、図13を参照し
て、黄色および全赤の時間帯に停止線に到着する車両台
数を式(7)および(8)により危険度と定義する。な
お、赤の開始時刻をtとする。 ・青終了直前(時刻ti)の危険度の算出(t−a≦x≦t) DangerousFactor=1/a×∫{x−(t−a)}×Q(t)dx …(7) ・赤開始直後(時刻ti)の危険度の算出(t≦x≦t+b) DangerousFactor=1/b×∫{(t+b)−x}×Q(x)dx …(8) (8) 環境要因 騒音は代表的な交通公害である。問題となる騒音は車両
の発進加速時に発生している。環境要因をコスト要素と
して導入する目的は、大型車や整備不良車といった騒音
発生源を交差点で停止させずに速やかに通過させ、交差
点での発進加速による騒音発生を抑えることである。騒
音感知器の情報より騒音プロファイルが作成される。測
定あるいは設定した速度で騒音発生車群が走行すると仮
定し、騒音発生車群が赤信号時で停止線に到着する場合
の測定騒音時を騒音コストとする。また、排気ガスにお
いても排気ガス感知器によって得られた排気ガスプロフ
ァイルを用いて同様のコストを与える。
【0100】 EnvironmentFactor=wa×Noise+wb×Gas …(9) Noise:騒音値 Gas:排気ガス濃度 (9) 公共性要因 バスなどの公共車を優先させるための要因である。すな
わち、バス感知器のデータよりバスの停止線到着タイミ
ングを予測する。信号が赤の時間帯に停止線に到着する
バスの台数をコスト要素として与える。これによって、
全体の遅れとバランスを取りながらバスを優先させるこ
とが実現される。
【0101】(10) 標準現示長との偏差 同一サブエリアの交差点間の整合性を保つために、制御
プランと標準現示長との差異をコスト要素に加える。
【0102】このようにして、本実施の形態においては
交通事故の危険性の低減、環境への影響の低減およびバ
スその他の公共交通機関の信号停止回数低減を、個別に
あるいは同時に考慮した信号制御を実現することができ
る。
【0103】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ローリングホライゾン方式を説明するための
図である。
【図2】 本実施の形態における交通信号制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】 交通信号制御装置のより詳しい構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 図3の変形例を示す図である。
【図5】 交差点の具体例を示す平面図である。
【図6】 図5の交差点をリンクにより表現した状態を
示す図である。
【図7】 交差点付近に設置される信号端末の構成を示
す平面図である。
【図8】 交通信号制御処理について説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】 車両の停止線到着プロファイルを作成する処
理について説明するための図である。
【図10】 制御エリアの縁に位置するリンクを説明す
るための図である。
【図11】 最適プランの探索手法を示すフローチャー
トである。
【図12】 評価値の算出方法を示すフローチャートで
ある。
【図13】 危険度について説明するための図である。
【符号の説明】
101 中央信号制御装置、103,103a〜103
d 下位装置、105a〜105f 信号端末、SE1
〜SE8 車両感知器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−166094(JP,A) 特開 平7−14093(JP,A) 特開 平8−124087(JP,A) 特開 平8−171694(JP,A) 特開 平4−288700(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/081 G08G 1/00 G08G 1/01 G08G 1/07

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に設けられた感知器により交通情報
    を収集する収集手段と、 現在から未来の交通状況の変動を予測し、ローリングホ
    ライゾン方式による信号制御パラメータの最適化を行な
    う最適化手段とを備え、 前記交通情報の収集周期と前記最適化の周期とを独立に
    定義することができ、かつ信号制御の周期または交通状
    況に応じて前記最適化の周期を可変とすることを特徴と
    する、交通信号制御装置。
  2. 【請求項2】 隣接する交差点間で交通情報と信号制御
    内容とを交換することにより、ネットワーク全体の整合
    性を保持しながら、各交差点ごとに個別に信号制御パラ
    メータの最適化を実行する、請求項1に記載の交通信号
    制御装置。
  3. 【請求項3】 リンク上流に設置された交通流計測手段
    と上流接続交差点から入手される予測流入交通流量を用
    いて、現在から未来の交通流が停止線に到着するタイミ
    ングを予測する手段を更に備えた、請求項1または2に
    記載の交通信号制御装置。
  4. 【請求項4】 交通事故の危険性の低減、環境への影響
    およびバスその他の公共交通機関の信号停止回数の低減
    を、個別にあるいは同時に考慮した信号制御を実現する
    機能を有する、請求項1から3のいずれかに記載の交通
    信号制御装置。
  5. 【請求項5】 信号灯色の履歴と流出先リンクの交通流
    計測装置で計測された交通量の関係より、見積もった予
    測流出量を補正する自己補正機能を有する、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の交通信号制御装置。
  6. 【請求項6】 画像感知器で計測された渋滞長あるいは
    交通流計測装置により入手される交通情報から算出した
    渋滞長により、推定した渋滞長を補正する機能を有す
    る、請求項1から5のいずれかに記載の交通信号制御装
    置。
  7. 【請求項7】 交通状況、地域特性、制御目標に応じ
    て、信号制御パラメータの評価関数における各コスト要
    素の重み係数を変更する機能を有する、請求項1から6
    のいずれかに記載の交通信号制御装置。
  8. 【請求項8】 交差点処理能力を超える交通需要が交差
    点に流入した場合に、制御目標をコスト最小化から捌け
    量の最大化に切換える、あるいは特定の方向を優先する
    優先制御に切換える機能を有する、請求項1から7のい
    ずれかに記載の交通信号制御装置。
  9. 【請求項9】 一部のリンクにおいてのみ局所的に過大
    な渋滞が発生した場合、青時間最大制約を緩和し、コス
    ト要素の1つである下流遅れの重み係数を0とすること
    により、このリンクによる処理量を促進させる機能を有
    する、請求項1から8のいずれかに記載の交通信号制御
    装置。
  10. 【請求項10】 非飽和、近飽和、過飽和の各々の交通
    状況、異常時、あるいは指令に応じて信号制御方式を切
    換える手段を有する、請求項1から9のいずれかに記載
    の交通信号制御装置。
JP31534999A 1999-11-05 1999-11-05 交通信号制御装置 Expired - Lifetime JP3399421B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31534999A JP3399421B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 交通信号制御装置
US09/704,574 US6339383B1 (en) 1999-11-05 2000-11-03 Traffic signal control apparatus optimizing signal control parameter by rolling horizon scheme

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31534999A JP3399421B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 交通信号制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001134893A JP2001134893A (ja) 2001-05-18
JP3399421B2 true JP3399421B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=18064353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31534999A Expired - Lifetime JP3399421B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 交通信号制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6339383B1 (ja)
JP (1) JP3399421B2 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10146398A1 (de) * 2001-09-20 2003-04-17 Siemens Ag System zum Steuern von Lichtsignalgebern an Kreuzungen
US6876949B2 (en) * 2002-03-08 2005-04-05 Inductive Signature Technologies, Inc. Normalization of inductive vehicle detector outputs
US7006038B2 (en) * 2002-04-05 2006-02-28 The Liberty Corporation System and method for determining optimal broadcast area of an antenna
JP3680815B2 (ja) 2002-05-13 2005-08-10 住友電気工業株式会社 交通信号制御方法
JP2004145596A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通信号制御設計装置および方法
US7688222B2 (en) * 2003-09-18 2010-03-30 Spot Devices, Inc. Methods, systems and devices related to road mounted indicators for providing visual indications to approaching traffic
US7518531B2 (en) * 2004-03-02 2009-04-14 Butzer George L Traffic control device transmitter, receiver, relay and display system
DE102005023742B4 (de) * 2005-05-17 2010-08-05 Eidgenössische Technische Hochschule (ETH) Verfahren zur Koordination von vernetzten Abfertigungsprozessen oder zur Steuerung des Transports von mobilen Einheiten innerhalb eines Netzwerkes
DE102005041066A1 (de) * 2005-08-30 2007-03-15 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Generierung von Verkehrsmanagement-Strategien
JP2007122584A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御システム、および交通信号制御システムの制御方法
US7375652B2 (en) * 2006-04-25 2008-05-20 At&T Delaware Intellectual Property, Inc. Systems and devices for assessing fines for traffic disturbances
US20070273552A1 (en) * 2006-05-24 2007-11-29 Bellsouth Intellectual Property Corporation Control of traffic flow by sensing traffic states
JP4867479B2 (ja) * 2006-06-01 2012-02-01 住友電気工業株式会社 車両減速判定システム、信号制御装置、車載装置、信号制御方法、車両減速判定方法及びコンピュータプログラム
JP4321560B2 (ja) * 2006-07-19 2009-08-26 住友電気工業株式会社 信号制御システム、信号制御装置、及び、交通信号制御機
JP4807308B2 (ja) * 2007-04-19 2011-11-02 住友電気工業株式会社 交通システム、車両および交通信号制御機
JP4983375B2 (ja) * 2007-04-27 2012-07-25 住友電気工業株式会社 交通システム、車載機、車両および交通信号制御機
JP4525740B2 (ja) * 2007-11-21 2010-08-18 オムロン株式会社 信号制御装置
US8253592B1 (en) 2007-11-26 2012-08-28 Rhythm Engineering, LLC External adaptive control systems and methods
JP2009140110A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 通信システム
JP5018600B2 (ja) * 2008-03-31 2012-09-05 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置及び方法、到着プロファイルの推定装置、並びに、コンピュータプログラム
JP5018599B2 (ja) * 2008-03-31 2012-09-05 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置及び方法、到着プロファイルの推定装置、並びに、コンピュータプログラム
JP2009258920A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御装置、到達時点情報生成装置、コンピュータプログラム及び交通信号制御方法
JP5109865B2 (ja) * 2008-08-11 2012-12-26 住友電気工業株式会社 交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、及び交通パラメータ算出方法
JP5223533B2 (ja) * 2008-08-11 2013-06-26 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置、交通パラメータ算出装置、コンピュータプログラム、交通信号制御方法、及び交通パラメータ算出方法
JP2009009610A (ja) * 2008-10-01 2009-01-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御機
ITUD20090077A1 (it) * 2009-04-17 2010-10-18 Francesco Vanossi Ditta Individuale Apparato e metodo per la segnalazione e diffusione di informazioni
AU2010202527B2 (en) * 2009-06-23 2015-07-09 Intelematics Australia Pty Ltd Method for normalising information from traffic data
GB0916204D0 (en) * 2009-09-16 2009-10-28 Road Safety Man Ltd Traffic signal control system and method
AT510247B1 (de) * 2010-07-29 2023-01-15 Dr Kuhn Andreas Verfahren zur regelung einer signalanlage
JP5789962B2 (ja) * 2010-11-25 2015-10-07 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置及び交通信号制御方法
US8374448B2 (en) * 2010-12-31 2013-02-12 Verizon Patent And Licensing, Inc. Image data optimization systems and methods
JP5703834B2 (ja) * 2011-02-25 2015-04-22 住友電気工業株式会社 信号制御判定装置、コンピュータプログラム及び信号制御適否判定方法
US8909462B2 (en) * 2011-07-07 2014-12-09 International Business Machines Corporation Context-based traffic flow control
US9014955B2 (en) 2011-07-20 2015-04-21 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Traffic evaluation device non-transitory recording medium and traffic evaluation method
JP5310802B2 (ja) * 2011-07-20 2013-10-09 住友電気工業株式会社 交通評価装置、コンピュータプログラム及び交通評価方法
JP5267621B2 (ja) * 2011-07-20 2013-08-21 住友電気工業株式会社 交通評価装置、コンピュータプログラム及び交通評価方法
JP5310807B2 (ja) * 2011-07-20 2013-10-09 住友電気工業株式会社 交通評価装置、コンピュータプログラム及び交通評価方法
WO2013011796A1 (ja) * 2011-07-20 2013-01-24 住友電気工業株式会社 交通評価装置、コンピュータプログラム及び交通評価方法
CN102280027B (zh) * 2011-07-29 2013-07-17 长安大学 交叉口半实物动态微观仿真系统及其仿真方法
US8825350B1 (en) 2011-11-22 2014-09-02 Kurt B. Robinson Systems and methods involving features of adaptive and/or autonomous traffic control
CA2859049C (en) 2011-12-16 2018-06-12 Samah EL-TANTAWY Multi-agent reinforcement learning for integrated and networked adaptive traffic signal control
CN102592465B (zh) * 2012-01-17 2014-06-11 华南理工大学 过饱和下的干道双向动态协调控制方法
JP5470664B2 (ja) * 2012-04-26 2014-04-16 住友電工システムソリューション株式会社 交通信号制御装置及びコンピュータプログラム
CN102982688B (zh) * 2012-08-23 2014-10-08 浙江浙大中控信息技术有限公司 一种基于主干道协调优先的区域交通信号控制方法
US9830813B2 (en) * 2013-06-18 2017-11-28 Carnegie Mellon University, A Pennsylvania Non-Profit Corporation Smart and scalable urban signal networks: methods and systems for adaptive traffic signal control
CN103824446A (zh) * 2013-12-13 2014-05-28 华南理工大学 一种子区多交叉口群决策控制方法
EP3084746B1 (de) * 2014-03-24 2020-01-15 Siemens Mobility GmbH Verfahren zur steuerung einer lichtsignalanlage und lichtsignalanlagen-steuerungssystem
KR101563424B1 (ko) 2014-04-21 2015-10-27 한국과학기술원 대기 행렬 증가 균등화 방법 및 시스템
JP2015212863A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置、交通信号制御方法、及びコンピュータプログラム
JP6394305B2 (ja) * 2014-11-14 2018-09-26 オムロン株式会社 滞留台数計測装置、信号制御システム、滞留台数計測方法、および滞留台数計測プログラム
JP6421580B2 (ja) 2014-12-15 2018-11-14 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置、コンピュータプログラム、及び交通信号制御方法
WO2016136616A1 (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 住友電気工業株式会社 交通指標生成装置、交通指標生成方法及びコンピュータプログラム
JP6566664B2 (ja) * 2015-03-11 2019-08-28 株式会社京三製作所 交通信号制御機
JP6566665B2 (ja) * 2015-03-11 2019-08-28 株式会社京三製作所 交通信号制御機
JP6566666B2 (ja) * 2015-03-11 2019-08-28 株式会社京三製作所 交通信号制御機
JP6553898B2 (ja) * 2015-03-11 2019-07-31 株式会社京三製作所 信号制御パラメータ設定装置及び交通信号制御機
CN104732781A (zh) * 2015-03-18 2015-06-24 青岛海信网络科技股份有限公司 一种道路交叉口显示方法及装置
JP6503611B2 (ja) * 2015-07-27 2019-04-24 住友電工システムソリューション株式会社 信号制御装置、及びコンピュータプログラム
CN106097736B (zh) * 2016-08-19 2019-05-14 华南理工大学 一种面向拥堵交叉口的双向红绿波协调控制方法
CN110494902A (zh) * 2017-02-03 2019-11-22 西门子交通有限责任公司 用于管理地理位置中的交通的系统、设备和方法
US10872526B2 (en) * 2017-09-19 2020-12-22 Continental Automotive Systems, Inc. Adaptive traffic control system and method for operating same
CN107730885B (zh) * 2017-09-21 2020-06-16 浙江大学 一种城市干道潜在排队溢出时间段确定方法
WO2019163262A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 住友電気工業株式会社 交通信号制御装置、交通信号制御方法、及びコンピュータプログラム
JP7059781B2 (ja) * 2018-04-27 2022-04-26 日本電信電話株式会社 最適化装置、最適化方法、及びプログラム
CN109191875B (zh) * 2018-09-17 2020-12-29 杭州中奥科技有限公司 信号控制方案生成方法及装置
CN109949586B (zh) * 2019-03-11 2020-05-01 华南理工大学 一种面向绿波协调控制的路段行驶速度设计方法
CN110021177B (zh) * 2019-05-06 2020-08-11 中国科学院自动化研究所 启发式随机搜索交通信号灯配时优化方法、系统
CN110264750B (zh) * 2019-06-14 2020-11-13 大连理工大学 一种基于多任务深度q网络的q值迁移的多交叉口信号灯协同控制方法
CN111275989B (zh) * 2019-12-31 2021-04-27 浙江浙大中控信息技术有限公司 拥堵报警驱动的单点信号配时优化方法
CN111243302B (zh) * 2020-02-19 2021-10-26 上海市城市建设设计研究总院(集团)有限公司 交叉口流量密度感应控制方法
CN112967502B (zh) * 2021-02-25 2022-02-11 大连东软信息学院 一种用于十字交通路口的车流控制方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2816919B2 (ja) * 1992-11-05 1998-10-27 松下電器産業株式会社 空間平均速度および交通量推定方法、地点交通信号制御方法、交通量推定・交通信号制御機制御装置
JPH06266993A (ja) 1993-03-11 1994-09-22 Hitachi Ltd 道路交通制御装置
JPH076292A (ja) 1993-06-17 1995-01-10 Toshiba Corp 信号機制御システム
US5555444A (en) * 1994-03-11 1996-09-10 Motorola, Inc. Method and apparatus for predictive operation of a communication system
US5798949A (en) * 1995-01-13 1998-08-25 Kaub; Alan Richard Traffic safety prediction model
JPH11126296A (ja) 1997-10-23 1999-05-11 Nippon Signal Co Ltd:The 交通信号制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001134893A (ja) 2001-05-18
US6339383B1 (en) 2002-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3399421B2 (ja) 交通信号制御装置
JP2007122584A (ja) 交通信号制御システム、および交通信号制御システムの制御方法
US6587778B2 (en) Generalized adaptive signal control method and system
CN111768639B (zh) 一种网联交通环境下的多交叉口信号配时系统及其方法
Bell Future directions in traffic signal control
Dell et al. REALBAND: An approach for real-time coordination of traffic flows on networks
KR101889871B1 (ko) 교차로 신호의 제어 방법 및 장치
JP2002523832A (ja) 交通進路を制御する方法と手段
US20200410855A1 (en) Collaborative distributed agent-based traffic light system and method of use
Lee et al. Group-based hierarchical adaptive traffic-signal control Part II: Implementation
JP4867479B2 (ja) 車両減速判定システム、信号制御装置、車載装置、信号制御方法、車両減速判定方法及びコンピュータプログラム
JP5255791B2 (ja) 交通信号制御装置及び交通信号制御方法
JP2000231690A (ja) 旅行時間予測装置
JP2005071292A (ja) 信号制御装置
CN107293134A (zh) 基于虚拟电子围栏的公交信号优先控制策略
JP2002245586A (ja) 交通信号制御方式
JP2005056071A (ja) 信号制御装置、および信号制御システム
CN113724509B (zh) 一种时空协同的公交优先控制方法和装置
JP2003016581A (ja) 自律分散型信号制御システム、及びその拡張方法
Maipradit et al. Adaptive traffic control algorithm based on back-pressure and q-learning
Bhat et al. Design and implementation of a dynamic intelligent traffic control system
CN117636631B (zh) 一种应急车辆交叉口的快速通行智能辅助方法及系统
CN111373454A (zh) 用于动态地控制光信号设备的方法和设备
JP2003132490A (ja) 自律分散型信号制御システム、信号制御方法、及び信号制御用プログラム
JP2001307289A (ja) 交通信号制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3399421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140221

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term